JP2005243128A - 光ディスク用ハブの接着方法およびハブの接着装置 - Google Patents

光ディスク用ハブの接着方法およびハブの接着装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ディスク中心(記録溝の中心)に対しハブを高精度に芯出しした状態で接着することが可能な光ディスク用ハブの接着装置を提供する。
【解決手段】XYテーブル10のディスク載置部12上のディスク本体101の透孔104を上方から撮像するカメラ20と、保持したハブ200を透孔104周縁部の接着剤層16に上方から押圧するアーム30と、XYテーブル10の下方にカメラ20と略同軸状に配置され、ディスク本体101の透孔104を通して、アーム30が保持するハブ200の円孔202を撮像するカメラ40と、アーム30およびXYテーブル10の駆動を制御する制御部50を備え、制御部50は、カメラ20の撮像データから求めたディスク中心と、カメラ40の撮像データから求めたハブ円孔中心が一致するように、XYテーブル10を駆動しディスク本体101を水平方向に位置決めした後、アーム30を駆動しハブ200を透孔104周縁部に接着する。画像処理で求めたディスク中心座標とハブ円孔中心座標が一致する状態(芯出し状態)を保持しつつ、ハブ200をディスク本体101に接着するので、ハブ円孔中心とディスク中心が正確に一致する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レーザーディスクやDVD(digital versatile disk)などの光ディスク用ハブの接着方法および装置に係り、特にディスク本体中央の透孔周縁部における接着剤塗布面に、円孔の形成されているハブを情報記録溝に対し芯出しして接着する方法および装置に関する。
光ディスクの中央には、再生装置のスピンドルが係合する円孔が設けられており、この円孔は、光ディスクに形成されているスパイラル状の情報記録溝に対し同芯状に設けられて、再生装置に光ディスクをセットした際に、回転軸であるスピンドルに対し記録溝の中心が偏芯しないように構成されている。即ち、光ディスクの回転中心と記録溝の中心とが偏芯していると、情報の再生時にトラッキングエラーを生じるおそれがあるので、光ディスク中央の円孔はその記録溝に対し正確な同芯状に形成されていることが望ましい。
しかし、光ディスク中央の円孔をその記録溝に対し高精度の同芯状に形成することは困難であることから、下記特許文献1に示すような光ディスク用ハブの接着方法およびハブの接着装置が提案されている。
特許文献1におけるハブの接着装置は、図9,10に示すように、ディスク2を載置できる芯出し用XYテーブル1と、載置したディスク本体2中央の円孔(透孔)3にUV硬化型接着剤4を介し移動可能に係合されたハブ5と、上方からディスク2の記録溝の外周縁領域を撮像する複数(例えば4台)のカメラ6と、カメラ6の中心と一致する位置でディスク本体2の上方において昇降動作可能に設けられて、ハブ5の中心孔5aと係合可能な芯出し軸7aを先端に備えた保持体7と、XYテーブル1および保持体7の移動をそれぞれ制御する制御回路8とを備えて構成されている。そして、制御回路8は、複数のカメラ6の撮像した撮像データからディスク中心(記録溝の中心)を検出し、カメラ6の中心にディスク中心(記録溝の中心)が一致するようにXYテーブル1を移動し、次いで保持体7を下降させように構成されており、芯出し軸7aがハブの中心孔5aに係合すると、ディスク中心(記録溝の中心)であるカメラ6の中心にハブ5の中心孔5aが一致する。特に、芯出し軸7aの先端部はテーパー形状に形成されて、芯出し軸7aの軸芯とハブの中心孔5aの中心がずれている場合には、芯出し軸7aのハブの中心孔5aへの挿入に伴って、ハブ5がディスク中心に移動する。また、光ファイバー9により上方から紫外線を照射して、ディスク本体2とハブ5間の接着剤4を硬化し、ディスク本体2とハブ5間を接着固定する。
特開平2-91869号
しかし、前記した従来技術では、撮像処理によって検出したディスク本体2の情報記録溝の中心(ディスク中心)がカメラ6の中心に設けた保持体7(芯出し軸7a)に一致するように、XYテーブル1(ディスク本体2)を移動させるが、最終的には、芯出し軸7aがハブ5の中心孔5aに係合することで、ディスク中心(記録溝の中心)であるカメラ6の中心にハブ5の中心孔5aが一致する。すなわち、芯出し軸7aがハブ5の中心孔5aに係合することで、ディスク中心(記録溝の中心)にハブ5の中心孔5aを機械的に一致するが、芯出し軸7aとハブ5の中心孔5a間には、数μmから数十μmの隙間があって、ディスク中心(記録溝の中心)とハブ5の中心孔5aの中心とを高精度に一致させる芯出しには、どうしても精度的に限界があった。
本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、その第1の目的は、ディスク中心(情報記録溝の中心)とハブの円孔中心が高精度に芯出しされた状態を保持しつつハブとディスク本体を接着できる光ディスク用ハブの接着方法を提供することであり、本発明の第2の目的は、ディスク中心(情報記録溝の中心)とハブの円孔中心が高精度に芯出しされた状態を保持しつつハブとディスク本体を接着できる光ディスク用ハブの接着装置を提供することにある。
前記第1の目的を達成するために、請求項1に係る光ディスク用ハブの接着方法においては、情報記録溝が形成された下方のディスク本体中央の透孔周縁部における接着剤塗布面に、円孔が形成されたハブを接着する際に、情報記録溝の中心であるディスク中心とハブの円孔中心とを水平方向に一致させた状態を保持しつつ上下方向に両者を付き合わせて接着する光ディスク用ハブの接着方法であって、
正対するディスク本体を第1のCCDカメラで撮像しその撮像データから検出したディスク中心と、前記第1のカメラと前記ディスク本体との間に配置されて正対するハブを前記ディスク本体の透孔を通して第2のCCDカメラで撮像しその撮像データから検出したハブ中心とが一致するように、ディスク本体または/およびハブを水平方向に移動させた後に上下方向に付き合わせるように構成したものである。
また、前記第2の目的を達成するために、請求項2に係る光ディスク用ハブの接着装置においては、情報記録溝が形成された下方のディスク本体中央の透孔周縁部における接着剤塗布面に、円孔が形成されたハブを接着する装置であって、
対向配置されたディスク中心検出用の上方の第1のCCDカメラおよび下方のハブ中心検出用の第2のCCDカメラと、前記第1のCCDカメラに正対しその中央部が開口するディスク載置部を備えたディスク本体移動機構と、前記ディスク載置部の開口部を挟んで前記第2のCCDカメラに正対するハブ保持部を備えたハブ移動機構と、前記ディスク本体移動機構およびハブ移動機構の駆動を制御する制御部とを備え、
前記制御部が、前記ディスク載置部に載置されたディスク本体を前記第1のCCDカメラが撮像することで得られた撮像データに基づいてディスク中心を検出し、前記ハブ保持部に保持されたハブを前記ディスク本体の透孔を通して前記第2のCCDカメラが撮像することで得られ撮像データに基づいてハブ円孔中心を検出するとともに、検出したディスク中心とハブ円孔中心とが一致するようにディスク本体または/およびハブを水平方向に移動させた後に上下方向に付き合わせるべく、前記ディスク本体移動機構または/およびハブ移動機構の駆動を制御するように構成した。
(作用) 第1のカメラ及び第2のカメラが撮像した撮像データを画像処理することでそれぞれ検出したディスク中心とハブの円孔中心が一致するように、ハブとディスク本体を水平方向に移動して位置決め(芯出し)た後、この位置決めされた状態を保持しつつ両者を上下方向に付き合わせて接着するように構成されているので、ディスク中心(記録溝の中心)とハブの円孔中心が正確に一致する。
また、前記第2の目的を達成するために、請求項3に係る光ディスク用ハブの接着装置においては、情報記録溝が形成された下方のディスク本体中央の透孔周縁部における接着剤塗布面に、円孔が形成されたハブを接着する装置であって、
中央部の開口するディスク載置部が設けられてXY方向に移動可能なXYテーブルと、前記ディスク載置部に載置され、その中央の透孔周縁部に接着剤が塗布されたディスク本体と、前記ディスク載置部に載置されたディスク本体の透孔周辺領域を上方から撮像するディスク中心検出用の第1のCCDカメラと、その先端のハブ保持部で懸吊保持したハブを前記ディスク本体の透孔略真上に位置決めした後に下方の透孔周縁部に上方から押し付けるハブ供給アームと、前記XYテーブルの下方に前記第1のカメラと略同軸状に配置され、前記ディスク載置部に載置されたディスク本体の透孔を通して、前記ハブ供給アームに保持されて前記透孔の略真上に位置決めされたハブの円孔周辺領域を撮像するハブ中心検出用の第2のCCDカメラと、前記ハブ供給アームおよびXYテーブルの駆動を制御する制御部とを備え、
前記制御部が、前記第1のカメラが撮像したディスク本体の記録溝またはECCバンドの撮像データを処理することで検出したディスク中心と、前記第2のカメラが撮像した前記ハブ中央の円孔の撮像データを処理することで検出したハブの円孔中心とが一致するように、前記XYテーブルを駆動して前記ディスク本体を水平方向に位置決めした後に、前記ハブ供給アームを駆動してディスク本体の透孔周縁部にハブを下降させるように構成した。
なお、ここで、ディスク本体の透孔略真上のハブ位置決め位置とは、下方の第2のカメラがディスク載置部の中央の開口部とディスク本体の透孔を通して上方のハブを撮像することのできる位置をいい、具体的には、ディスク本体の透孔を通して第2のカメラの撮像視野内となるように予め設定された所定位置をいう。
(作用)第1のカメラによりディスク本体の透孔の周縁部が上方から撮像され、制御部が、この撮像データに基づいてディスク本体のディスク中心(記録溝の中心)を検出する。この間に、ハブ供給アームが駆動してディスク本体の透孔のほぼ真上の所定位置にハブを位置決めする。次いで、ハブの円孔周縁部がディスク本体の透孔を通して第2のカメラにより下方から撮像され、制御部が、この撮像データに基づいてハブの円孔中心を検出する。さらに、制御部は、検出したハブの円孔中心と既に検出済みのディスク中心とが一致するように、XYテーブルを移動させる。これにより、上方のハブの円孔中心に対し下方のディスク本体のディスク中心が水平方向に一致した状態となる。さらに、制御部は、この状態(ハブの円孔中心とディスク本体のディスク中心とが水平方向に一致した状態)を保持したまま、ハブ供給アームを駆動しハブを下降させ、これによりディスク本体の透孔周縁部にハブが接着される。
画像処理によりそれぞれ検出したディスク中心とハブの円孔中心が水平方向に一致するようにハブとディスク本体が水平方向に移動して位置決め(芯出し)された後、この状態を保持しつつハブ供給アームによりハブが下降してディスクの透孔周縁部に接着されるので、ディスク中心(記録溝の中心)とハブの円孔中心が正確に一致する。
また、ハブの透孔略真上への位置決め範囲は、ディスク本体の透孔を通しての第2のカメラの撮像視野内であればよく、ハブの円孔中心とディスク中心とが上下方向に正確に一致することまでは要求されない。したがって、例えば実施例に示すように、ハブ移動機構(ハブ供給アーム)は、昇降動作以外に、第1のカメラの光軸と直交する方向に進退動作できるが進退方向と直交方向へは移動できない簡潔な構造で構成できる。
請求項4においては、請求項3に記載の光ディスク用ハブの接着装置において、前記ハブ供給アームによって前記ハブが前記ディスク本体の透孔周縁部に接近した所定高さに位置決めされるように構成した。
ここで、ハブが位置決めされるディスク本体の透孔に接近する所定高さとは、ハブがディスク本体の透孔の略真上であって、透孔にできるだけ接近した位置、例えば、ディスク本体の透孔周縁部の表面から0.5mm離間するように設定された位置をいう。
(作用)ハブは、ディスク本体の透孔の略真上であって透孔に接近する所定位置(位置決めされた位置)において、第2のCCDカメラにより撮像される。即ち、この位置決めされた位置は、ハブの中央円孔の中心を検出するための第2のCCDカメラによる被撮像基準位置であり、第2のCCDカメラからハブまでの距離が短い分、ハブの中央円孔の中心検出精度が高い。
また、ハブは、ディスク本体の透孔略真上の接近する位置から下降して透孔周縁部に接着されるが、ハブの下降量は僅かで、ディスク中心(記録溝の中心)とハブの円孔中心とのズレ量は無視できる。
請求項5おいては、請求項3または4に記載の光ディスク用ハブの接着装置において、前記接着剤をUV硬化型接着剤で構成し、前記XYテーブルの下方には、前記ハブとディスク本体間の接着剤層を仮硬化させる複数のUV照射用の光ファイバーを配設するように構成した。
(作用)光ファイバーをXYテーブルの上方に配設する場合は、第1のCCDカメラやハブ供給アームと干渉しないように配設する必要があって、配設位置が制約されるが、XYテーブルの下方に配設する場合は、そのような制約がない。特に、光ファイバーは可撓性をもつので、XYテーブルの下方に任意の形態に配設できる。
請求項6においては、請求項3〜5のいずれかに記載の光ディスク用ハブの接着装置において、前記ハブ供給アームに、ハブのディスク本体への押圧力を設定するロードセルを設けるように構成した。
(作用)ディスク本体毎に塗布されている接着剤層の厚さに多少のばらつきがあっても、透孔周縁部(の接着剤層)に作用するハブ押圧力はロードセルの設定値によって管理されるので、ハブを接着する際のハブとディスク本体間の接着剤層には、常に一定の押圧力(加圧力)が作用する。
請求項1に係る光ディスク用ハブの接着方法によれば、ディスク中心とハブの円孔中心を芯出しした状態を保持しつつディスク本体とハブを接着するので、ディスク中心とハブの円孔中心が正確に一致するようにハブの接着が可能となる。
請求項2に係る光ディスク用ハブの接着装置によれば、ディスク中心とハブの円孔中心を芯出しした状態を保持しつつディスク本体とハブが接着されるので、ハブの円孔中心がディスク中心に正確に一致する光ディスクを提供できる。
請求項3に係る光ディスク用ハブの接着装置によれば、上方のハブの円孔中心と下方のディスク中心(記録溝の中心)とが水平方向に正確に一致する状態を保持しつつ、ハブがディスクの透孔周縁部に接着されるので、ハブの円孔中心がディスク中心に正確に一致する光ディスクを提供できる。
また、ハブ供給アームの移動機構を簡潔に構成することで、接着装置全体の構成を簡潔にできる。
請求項4によれば、ハブは、ディスク本体の透孔上方に僅かに離間する位置から下降して、ディスク本体の透孔周縁部に接着されるので、ディスク中心とハブ中央の円孔中心とが高精度に一致する光ディスクを提供できる。
請求項5によれば、XYテーブル下方の狭いスペースに任意の形態に光ファイバーを配設できるので、装置構造が簡潔で、コンパクトとなる。
請求項6によれば、ディスク本体毎に塗布されている接着剤層の厚さに多少のばらつきがある場合であっても、ハブを接着する際のハブとディスク本体間の接着剤層にはロードセルで設定した一定の押圧力が作用するので、ハブ接着強度が一定となる光ディスクを量産できる。
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施例である光ディスク用ハブの接着装置の縦断面図、図2は、同装置の平面図、図3は同装置の縦断面図(図2に示す線III―IIIに沿う断面図)、図4はハブ接着工程の要部説明図、図5は図1〜3に示す光ディスク用ハブの接着装置によって接着一体化されたハブを有する光ディスクの縦断面図である。
図5において、光ディスク100の中央には、ディスク本体101に形成されているスパイラル状の情報記録溝102に対し正確に芯出しされた略同心状の円孔202が設けられて、再生装置に光ディスク100をセットした際に、回転軸であるスピンドルに円孔202が係合して光ディスク100の情報記録溝102が回転軸に対し偏芯しないように構成されている。なお、符号103は、情報記録溝102の半径方向内側に記録溝102と同芯状に形成されたECCリングで、記録溝102の中心であるディスク中心を検出する際の基準となるものである。
そして、光ディスク100は、ディスク本体101の情報記録溝102に対し芯出したハブ200をディスク本体101中央の透孔104周縁部に接着剤106により接着することで一体化されたもので、図1〜3には、ディスク本体101の中央の透孔104周縁部に、円孔202が形成された樹脂の一体成形品である小円盤形状のハブ200を芯出して接着するハブ接着装置が図示されている。
図1〜3において、符号10は、ベース11上の固定架台11aに設けられて、X-Y方向に移動可能なXYテーブルで、XYテーブル10の上端部には、ディスク本体101を載置できるディスク載置部12が設けられ、ディスク載置部12の中央部には、ディスク本体101の透孔104より大きい円孔12aが設けられている。ディスク載置部12には、透孔104が円孔12aに略一致するようにディスク本体101が載置され、ディスク本体101中央の透孔104周縁部には、塗布された接着剤層106(図4参照)が形成されている。符号14Xは、X方向に延びるガイドレール、符号14Yは、X方向に延びるガイドレール、符号M1は、XYテーブル10をX方向に移動させるための駆動モータである。なお、XYテーブル10をY方向に移動させるための駆動モータM2の図示は省略されている。
符号20は、XYテーブル10の上方に配置されたディスク中心検出用の第1のCCDカメラで、ディスク載置部12に載置されたディスク本体101の透孔104外側のECCバンド103を含む領域を上方から撮像し、その撮像データは、制御回路50において処理される。符号22は、XYテーブル10の上方においてカメラ20およびリング照明手段24を懸吊支持するフレーム、符号26は、カメラ20の上下方向の高さ位置を調整する調整手段である。
符号30は、吸着保持したハブ200を上方からディスク本体101の透孔102周縁部(の接着剤層106)に押し付けて接着するように動作するハブ供給アームで、前後方向(図1左右方向)及び上下方向に移動できる。即ち、ベース11の固定架台31には、水平に設けられた一対のガイドレール32に沿って前後方向(図1左右方向)スライド可能な上方に背の高い矩形フレーム状の前後スライダ33が設けられるとともに、ガイドレール32と平行に延びて駆動モータM3により回転駆動するボールネジ34bに係合するナット部材34aが、前後スライダ33の下部に連結されている。
また、前後スライダ33の前面側(図1左側)には、上下に延びるボールネジ37bとLMガイド(図示せず)が平行に設けられ、ボールネジ37bにはナット部材37aが係合し、ナット部材37aには、LMガイドに支持されて上下方向にスライド可能な上下スライダ36が一体化されている。符号38は、駆動モータM4の出力軸とボールネジ37b間に介装された、プーリ38aとベルト38bからなる動力伝達手段で、駆動モータM4の駆動により、上下スライダ36が昇降動作する。
また、上下スライダ36には、第1のカメラ20の光軸L20と直交するように前方(図1左方向)に延出するハブ供給アーム30が設けられ、ハブ供給アーム30の先端部下面には、ハブ200を吸着保持する吸着保持部30aが設けられている。吸着保持部30aの下面には、吸着基準軸L30(図2参照)周り等分複数個所に負圧吸引ポート30bが開口し、これによりハブ200は吸着保持部30aに吸着保持される。
したがって、ハブ供給アーム30に吸着保持されたハブ200は、モータM3の駆動により前後スライダ33とともに前後方向(第1のカメラ20の光軸L20と直交する方向)にスライドし、モータM4の駆動により上下スライダ36とともに上下方向に昇降動作する。
また、ハブ供給アーム30の基端部側(図1右端部側)には起歪体30cが形成され、この起歪体30cが、上下スライダ36に支持された下降位置設定用のロードセル39に連結されている。即ち、ハブ供給アーム30とともに下降したハブ200が透孔104の周縁部を押圧する力は、ロードセル39で検出されることから、このロードセル39において起歪体30cに作用する歪(ハブ200による接着剤層106の押圧力)を設定しておくことで、ハブ供給アーム30は常にロードセル39の設定値相当となるまで下降する。
詳しくは、ロードセル39は、ディスク本体101毎に塗布されている接着剤層16の厚さに多少のばらつきがあっても、透孔104周縁部(の接着剤層106)に作用するハブ押圧力はロードセル39の設定値によって管理されるので、ハブ200を接着する際のハブ200と透孔104周縁部間の接着剤層106には、常に一定の加圧力が作用するように構成されている。
符号40は、XYテーブル10の下方配置されたハブ中心検出用の第2のCCDカメラ40で、その光軸L40は、第1のカメラ20の光軸L20と略同軸状に配置されている。第2のCCDカメラ40は、ディスク載置部12に載置されたディスク本体101の透孔104を通して、ハブ供給アーム30に吸着保持されて透孔104の真上に位置決めされたハブ200の円孔202周辺領域を撮像し、その撮像データは、制御回路50において処理される。符号42は、ベース11の下方においてカメラ40を支持するフレーム、符号46は、カメラ20の上下方向の高さ位置を調整する調整手段である。符号48は、XYテーブル10の下方にXYテーブル10と干渉しないように配設されて、ハブ200とディスク本体101の透孔104周縁部間のUV硬化型接着剤106を仮硬化させる複数のUV照射用の光ファイバーで、ハブ200とディスク本体101周縁部間においてリング状に延在する接着剤層106には、下方から周方向等分3箇所にUV照射される。
制御回路50は、第1の工程において、第1のカメラ20が撮像したディスク本体101のECCバンド103の撮像データを撮像処理することでディスク中心(記録溝の中心)を検出する。さらに、制御回路50は、ハブ供給アーム30がハブ200を吸着保持して、ディスク本体101の透孔の略真上であって透孔104に接近した所定位置まで導入する動作(駆動モータM3,M4の駆動)を制御する。
また、制御回路50は、第2の工程において、第2のカメラ40が撮像したハブ中央の円孔202の撮像データを処理することでハブ200の円孔中心を検出し、このハブ200の円孔中心に既に検出してあるディスク中心が一致するようにXYテーブル10の移動(駆動モータM1,M2の駆動)を制御する。さらに、制御回路50は、ハブ200を下方の透孔104の周縁部に接着させるべく、ハブ供給アーム30を下降(駆動モータM4の駆動)を制御する。
即ち、制御回路50は、駆動モータM1,M2,M3,M4の駆動等を制御するとともに、CCDカメラ20,40により撮像された撮像データに基づいて所定の演算等を実行する。より詳しくは、制御回路50は、駆動モータM1,M2,M3,M4の駆動制御やハブ供給アーム30の吸着保持部30aの負圧吸引ポート30bへの負圧の供給・停止を制御する駆動制御部52、照明手段24およびUV照射手段(光ファイバー)48の照射を制御する照射制御部54、並びにCCDカメラ20,40で撮像された撮像データに基づき所定の演算処理や判定処理を実行する画像処理部56などを備えて構成されている。
次に、本実施例に示すハブの接着装置を用いてディスク本体101にハブ200を芯出しして接着する工程を、制御部50の動作とともに説明する。
図4において、第1の工程では、図示しない移載アームによって、中央の透孔104周縁部に接着剤層16を塗布したディスク本体101がXYテーブル10のディスク載置部12に移載されると、XYテーブル10上方の第1のCCDカメラ20が、ディスク本体101の透孔104周辺領域を上方から撮像する。第1のカメラ20が撮像したECCバンド103の撮像データは、制御回路50の画像処理部56で処理されて、ディスク中心P1(x1,y1)が求められる。一方、ハブ供給アーム30は、XYテーブル10(ディスク載置部12)の上方から後退(図1,2,3において右方向に移動)した位置にあって、その吸着保持部30aには、図示しないハブセッターによって切り出されたハブ200が吸着保持された形態となっている。そして、第1のカメラ20によりディスク本体101(の透孔104)の撮像が終了すると、駆動制御部52は、駆動モータM3,M4の駆動を制御し、吸着保持部30aに保持するハブ200をディスク本体101(の透孔104)に接近する所定位置に位置決めする。即ち、前後スライダ33(ハブ供給アーム30)が予め入力設定されている所定距離だけ前進して、ハブ200が光軸L20近傍位置(図1参照)となり、引き続きハブ供給アーム30が下降して、ハブ200の上面(吸着保持部30a底面)がディスク載置面F12からHmmだけ上方に離間する(接着剤層106とハブ200間に例えば0.5mmの隙間が形成される)位置(図1仮想線位置参照)となる。これにより、ハブ200は、図4(a)に示すように、ディスク本体101の透孔104略真上の接近した位置に位置決めされる。
このように、第1の工程により、ハブ200の透孔104の上方への位置決めが終了すると、第2の工程では、XYテーブル10下方の第2のCCDカメラ40により、ディスク本体101の透孔104を通して、透孔104の略真上に接近して位置決めされているハブ200の円孔202周辺領域を撮像する。第2のカメラ40が撮像したハブ200の円孔202周辺領域の撮像データは、制御回路50の画像処理部56で処理されて、円孔202中心P2(x2,y2)が求められる。そして、駆動制御部52では、第1の工程で求めたディスク中心P1(x1,y1)が円孔202中心P2(x2,y2)と水平方向に一致するように、駆動モータM1,M2の駆動(XYテーブル10の移動)を制御する。これにより、図4(b)に示すように、ディスク本体101が水平に移動し、その円孔202中心P1が上方のハブ200の円孔中心P2と水平方向に一致する(芯出しされる)。
さらに、駆動制御部52は、駆動モータM4を駆動し、ハブ供給アーム30(ハブ200)をロードセル39の設定圧相当位置まで下降させる。これにより、ハブ200はディスク本体101の透孔104周縁部に芯出しされた状態で接着され、次いで、照射制御部54が光ファイバー48をして接着剤層106にUV照射させ、これにより接着剤層106が仮硬化する。その後、ディスク本体101にハブ200を接着一体化した光ディスク100をディスク載置部12から取り出し、UV照射により接着剤層106を本硬化させることで、図5に示す光ディスク100が出来上がる。
このように本実施例では、特に以下の理由から、ハブ200の円孔中心P2がディスク中心(情報記録溝102の中心)P1に正確に一致する光ディスクが提供される。
即ち、第1の工程で、ハブ200はディスク本体101の透孔104の真上であってディスク本体101に接近する所定高さ(接着剤層から例えば0.5mm離間する位置)に位置決めされた後、ハブ200の中央円孔204の中心を検出するため第2のCCDカメラ40により撮像されるが、CCDカメラ40からハブ200までの距離は短く、ハブ200の中央円孔202の中心検出精度が高い。
また、ハブ200は、第2の工程終了後、第1の工程で位置決めされた位置(ディスク本体101の透孔104の略真上であって透孔104に接近する位置)から下降して透孔104周縁部に接着されるが、ハブ200の下降量は僅かで、ディスク中心(記録溝の中心)とハブ200の円孔204中心とのズレ量を無視できる。
なお前記した実施例では、制御回路50は、第1のカメラ20が撮像したディスク本体101のECCバンド103の撮像データからディスク中心を検出するように構成されているが、制御回路50は、第1のカメラ20が撮像したディスク本体101の情報記録溝102内周縁の撮像データからディスク中心を検出するように構成してもよい。
図6は、前記したハブ接着装置が組み込まれるとともに、同ハブ接着装置で製造した光ディスク二枚を貼り合わせた構造の光ディスク(図8参照)を製造するライン全体の平面図である。
光ディスク製造ラインは、前記したハブ接着装置の実施例を備えたハブ接着工程60と、ハブ接着工程60により接着一体化された光ディスク同士2枚を貼り合わせるディスク貼り合わせ工程70とを備えて構成されている。、
ハブ接着工程60では、インレットテーブル61に積層状態で収容されているディスク本体101が移載アーム62により一枚ずつ取り出されて、ハブ接着テーブル63のディスク載置部に移載される。ハブ接着テーブル63には、周方向に等間隔に複数のディスク載置部が設けられており、ハブ接着テーブル63の中央から放射状に延出する移載アーム64が隣接するディスク載置部にディスク本体101を順次移載する。符号65は、ディスク本体101の透孔104周縁部に接着剤106を塗布するディスペンサで、接着剤106が塗布されたディスク本体101は、ハブ接着装置におけるXYテーブル10のディスク載置部12に移載される。
ハブ接着装置を備えたハブ接着ステージ63aでは、ハブ200を吸着保持したハブ供給アーム30が後退した位置に待機している。ハブ供給アーム30へのハブ200の供給は、ハブセッター66により行われる。即ち、ハブセッター66がハブ供給アーム30の吸着保持部30aの真下にハブ200を切り出し、ハブ供給アーム30が下降してハブ200を吸着保持する。
そして、ハブ接着ステージのディスク載置部(XYテーブル10のディスク載置部12)にディスク本体101が移載されると、ハブ接着装置によって、ディスク本体の透孔略真上の接近した位置にハブを位置決めするという第1の工程と、ハブの円孔中心にディスク中心が一致する芯出し状態を保持しつつハブをディスク本体の透孔周縁部の接着剤層に押圧するという第2の工程が遂行されて、ディスク本体101の透孔104周縁部にハブ200が接着される。さらに、光ファイバ48によるUV照射により接着剤層106を仮硬化することで、ディスク本体101にハブ200が接着一体化される。
ハブ接着ステージ63aにおいてハブ200を接着一体化したディスク本体101(光ディスク100)は、隣接するUV照射ステージ63bに移載され、下方からUV照射されて接着剤層106が本硬化することで、ハブ接着工程60が終する。そして、検査ステージ63cにおいて、良品と不良品が判別され、移載アーム68により、不良品は不良品ステージ63d,63eに移載され、良品だけがディスク貼り合わせ工程70に移載される。
ディスク貼り合わせ工程70では、光ディスク100が間歇搬送されるが、搬送途中で、反転機構71によってハブが下にくるように反転され、ハブを下にした状態で移送される。そして、スクリーンプリントステージ72を通過することで、UV硬化型接着剤が塗布形成され、UV照射ステージ73を通過することで、接着剤の粘度が高められて、ボンディングステージ74に移送される。ボンディングステージ74では、先行する光ディスクと後続の光ディスクが接着剤塗布面同士を付き合わせることで貼り合わされ、次いでサブプレスステージ77,エージングステージ78を経て、良品だけが選別されて良品ステージ79に集積状態に供給される。符号79aは、不良品ステージである。
ボンディングステージ74では、先行する光ディスクを上下反転し、後続の光ディスクと貼り合わせるが、先行する光ディスクの接着剤層と後続の光ディスクの接着剤層との間には時間差による温度差(先行する側の光ディスクの接着剤層の温度の方が低い)が生じ、接着剤層に温度差のある二枚の光ディスクを貼り合わせると、貼り合わせた光ディスクに反りが発生するおそれがある。
そこで、本実施例におけるボンディングステージ74では、図7(a),(b)に示すように、先行の光ディスク100Aがボンディングステージ74内に移載されてくると、光ディスク100Aを持ち上げてその接着剤層116を上方のヒータ76に接近させた形態にして、後続の光ディスク100Bが移載されてくるまで光ディスク100Aの接着剤層116を暖めておき、後続の光ディスク100Bがボンディングステージ内に移載されてくると、上方で待機している光ディスク100Aを反転するとともに、下方の光ディスク100Bを持ち上げて上方の光ディスク100Aに押し付けることで、先行の光ディスク100Aと後続の光ディスク100Bの貼り合わせが行われる。即ち、先行の光ディスク100Aと後続の光ディスク100Bは、それぞれの接着剤層116,116に温度差が生じていない状態(それぞれの接着剤層116,116における温度が略同じ状態)で密着することとなって、二枚の光ディスク100A、100Bを貼り合わせて構成した光ディスク(図8参照)に反りが発生しない。
このように、本実施例に示すハブの接着装置によれば、ハブの円孔が情報記録溝に対し高精度に芯出しされた光ディスクを提供できるので、現在注目されているGaN系青紫色半導体レーザ用等の高情報量光ディスクの量産に特に有効である。
なお、前記した実施例では、ディスク本体移動機構がXY方向に移動可能なXYテーブル10で構成され、ハブ移動機構が上下方向および進退方向に移動可能なハブ供給アーム30で構成されて、ディスク中心とハブ円孔中心とを水平方向に一致させる際に、ディスク本体移動機構(XYテーブル10)を駆動してハブに対しディスク本体を平行移動させるように構成されているが、ハブ移動機構を例えばXYZ方向に移動可能なロボットのアームで構成し、ディスク本体に対しハブを平行移動させるように構成してもよい。
さらに、ディスク本体移動機構(XYテーブル10)を上下方向に昇降動作可能に構成し、上方のハブに対しディスク本体を持ち上げて、ハブを接着するように構成してもよいし、ハブ移動機構およびディスク本体移動機構の双方を上下方向に移動させて、ハブを接着するように構成してもよい。
また、前記した実施例における小円盤形状のハブ200は、樹脂の一体成形品で構成されていたが、光ディスクを再生装置にセットする際に磁気で吸着保持できるように、金属製円盤をインサートした樹脂の一体成形品で構成されたものであってもよい。
本発明の一実施例である光ディスク用ハブの接着装置の縦断面図である。 同装置の平面図である。 同装置の縦断面図(図2に示す線III―IIIに沿う断面図)である。 ハブ接着工程の要部説明図である。 同装置によって接着一体化されたハブを有する光ディスクの縦断面図である。 第1の実施例であるハブ接着装置が組み込まれるとともに、同ハブ接着装置で製造した光ディスク二枚を貼り合わせた光ディスクを製造するライン全体の平面図である。 同光ディスク製造ラインの要部である貼り合わせ工程の説明図である。 二枚の光ディスクを貼り合わせて構成した両面二層の情報記録溝をもつ光ディスクの縦断面図である。 従来の光ディスク用ハブの接着装置の縦断面図である。 従来の光ディスク用ハブの接着装置によって接着一体化された光ディスクの縦断面図である。
符号の説明
10 XYテーブル、
12 ディスク載置部
12a ディスク載置部の中央円孔
M1 XYテーブル(X方向)駆動モータ
M2 XYテーブル(Y方向)駆動モータ
20 ディスク中心検出用の第1のCCDカメラ
30 ハブ供給アーム
30a 吸着保持部
30b 負圧吸引ポート
39 ハブ供給アームの下降位置設定用のロードセル
M3 ハブ供給アーム前後走行用駆動モータ
33 前後スライダ
34b ボールネジ
M4 ハブ供給アーム昇降用駆動モータ
36 上下スライダ
37a ナット部材
37b ボールネジ
40 ハブ中心検出用の第2のCCDカメラ
48 UV照射用の光ファイバー
50 制御回路
52 駆動制御部
54 照射制御部
56 画像処理部
100 光ディスク
101 ディスク本体
102 情報記録溝
103 ECCバンド
104 ディスク本体中央の透孔
106 接着剤(層)
200 ハブ
202 ハブの円孔
P1 ディスク中心
P2 ハブの円孔中心
H ハブの位置決め高さ

Claims (6)

  1. 情報記録溝が形成された下方のディスク本体中央の透孔周縁部における接着剤塗布面に、円孔が形成されたハブを接着する際に、情報記録溝の中心であるディスク中心とハブの円孔中心とを水平方向に一致させた状態を保持しつつ上下方向に両者を付き合わせて接着する光ディスク用ハブの接着方法であって、
    正対するディスク本体を第1のCCDカメラで撮像しその撮像データから検出したディスク中心と、前記第1のカメラと前記ディスク本体との間に配置されて正対するハブを前記ディスク本体の透孔を通して第2のCCDカメラで撮像しその撮像データから検出したハブ中心とが一致するように、ディスク本体または/およびハブを水平方向に移動させた後に上下方向に付き合わせることを特徴とする光ディスク用ハブの接着方法。
  2. 情報記録溝が形成された下方のディスク本体中央の透孔周縁部における接着剤塗布面に、円孔が形成されたハブを接着する装置であって、
    対向配置されたディスク中心検出用の上方の第1のCCDカメラおよび下方のハブ中心検出用の第2のCCDカメラと、
    前記第1のCCDカメラに正対しその中央部が開口するディスク載置部を備えたディスク本体移動機構と、
    前記ディスク載置部の開口部を挟んで前記第2のCCDカメラに正対するハブ保持部を備えたハブ移動機構と、
    前記ディスク本体移動機構およびハブ移動機構の駆動を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記ディスク載置部に載置されたディスク本体を前記第1のCCDカメラが撮像することで得られた撮像データに基づいてディスク中心を検出し、前記ハブ保持部に保持されたハブを前記ディスク本体の透孔を通して前記第2のCCDカメラが撮像することで得られ撮像データに基づいてハブ円孔中心を検出するとともに、検出したディスク中心とハブ円孔中心とが一致するようにディスク本体または/およびハブを水平方向に移動させた後に上下方向に付き合わせるべく、前記ディスク本体移動機構または/およびハブ移動機構の駆動を制御することを特徴とする光ディスク用ハブの接着装置。
  3. 情報記録溝が形成された下方のディスク本体中央の透孔周縁部における接着剤塗布面に、円孔が形成されたハブを接着する装置であって、
    中央部の開口するディスク載置部が設けられてXY方向に移動可能なXYテーブルと、
    前記ディスク載置部に載置され、その中央の透孔周縁部に接着剤が塗布されたディスク本体と、
    前記ディスク載置部に載置されたディスク本体の透孔周辺領域を上方から撮像するディスク中心検出用の第1のCCDカメラと、
    その先端のハブ保持部で懸吊保持したハブを前記ディスク本体の透孔略真上に位置決めした後に下方の透孔周縁部に上方から押し付けるハブ供給アームと、
    前記XYテーブルの下方に前記第1のカメラと略同軸状に配置され、前記ディスク載置部に載置されたディスク本体の透孔を通して、前記ハブ供給アームに保持されて前記透孔の略真上に位置決めされたハブの円孔周辺領域を撮像するハブ中心検出用の第2のCCDカメラと、
    前記ハブ供給アームおよびXYテーブルの駆動を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記第1のカメラが撮像したディスク本体の記録溝またはECCバンドの撮像データを処理することで検出したディスク中心と、前記第2のカメラが撮像した前記ハブ中央の円孔の撮像データを処理することで検出したハブの円孔中心とが一致するように、前記XYテーブルを駆動して前記ディスク本体を水平方向に位置決めした後に、前記ハブ供給アームを駆動してディスク本体の透孔周縁部にハブを下降させることを特徴とする光ディスク用ハブの接着装置。
  4. 前記ハブは、前記ハブ供給アームによって前記ディスク本体の透孔周縁部に接近した所定高さに位置決めされることを特徴とする請求項3に記載の光ディスク用ハブの接着装置。
  5. 前記接着剤は、UV硬化型接着剤で、前記XYテーブルの下方には、前記ハブとディスク本体間の接着剤層を仮硬化させる複数のUV照射用の光ファイバーが配設されたことを特徴とする請求項3または4に記載の光ディスク用ハブの接着装置。
  6. 前記ハブ供給アームには、ハブのディスク本体への押圧力を設定するロードセルが設けられたことを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の光ディスク用ハブの接着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104236584A (zh) * 2014-03-24 2014-12-24 昆山万像光电有限公司 一种多ccd影像校正系统及其方法

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