JP2005241310A - 外観検査装置、外観検査方法および外観検査プログラム - Google Patents

外観検査装置、外観検査方法および外観検査プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像処理を効率良く行うことができる外観検査装置の提供を課題とする。
【解決手段】本発明にかかる外観検査装置10において、演算に時間を要する画像解析処理を各PC20,30,40,50,60に分担させることにより、効率よく画像解析処理を実行させることができる。また、処理量の多いエリア画像データから先に画像解析処理を実行させることにより、各PC20,30,40,50,60における画像解析処理の完了時刻をほぼ均等にすることができる。すなわち、一方の演算PC30,40,50,60では画像解析処理の完了しているにも拘わらず、他方の演算PC30,40,50,60では画像解析処理が続行されるという、不要な待ち時間の発生を防止することができる。
【選択図】図10

Description

本発明は、外観検査装置、外観検査方法および外観検査プログラムに関し、特に、画像入力手段が入力可能な視野範囲を検査対象において移動させる外観検査装置、外観検査方法および外観検査プログラムに関する。
従来、この種の外観検査装置として、ラインカメラセンサの1回の走査により基板等の検査対象物を帯状に検出し、この帯状の検出をn回繰り返すことにより検査対象物の全面を検査する方法を行うものが知られている。
また、この方法に関して上記の帯状の検査領域を順次検出するとともに、検出した各検査領域毎に1台または複数台のパソコンを用いて複数の検査領域の画像処理を並行して行う提案がされている(例えば、特許文献1、参照。)。
かかる構成によれば、2次元の画像を撮像するTVカメラ(以下、カメラと言う。)によって検査対象物を撮影する場合のように、撮影する度にカメラを静止させる必要がなく、検査対象物を連続して撮影することが可能であった。
特開2000−356512号公報
しかしながら、上記の提案にあっては、部品などが高密度に実装された検査領域の最大仕事量を基準として各検査領域に対して同時に処理されるパソコンの台数を決定する必要があるため、結果としてシステム全体のパソコン台数を増加させるとともに、検査領域毎の仕事量が異なる場合には、パソコンの利用頻度に大きなばらつきが生じるといった課題があった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、パソコンの台数を増加させることなく、上記画像処理を各パソコンで均等な負荷の下で、効率良く行うことができる外観検査装置、外観検査方法および外観検査プログラムの提供を目的とする。
上記目的を達成するため請求項1にかかる発明は、所定の視野範囲について入力可能な画像入力手段と、検査対象における複数の検査エリア毎に上記画像入力手段の上記視野範囲を移動させる移動手段と、上記画像入力手段にて入力された画像からエリア画像データを生成するキャプチャー手段と、通信回線により接続された複数の端末毎に独立して備えられ、上記複数の検査エリア毎に生成された複数の上記エリア画像データを画像解析することにより対応する上記検査エリアについての評価を行う画像解析手段と、上記エリア画像データ毎に上記画像解析を行う上記端末を振り分ける分配手段とを備える構成としてある。
上記のように構成した請求項1の発明において、画像入力手段は所定の視野範囲について画像を入力することが可能である。そして、この視野範囲を移動手段が検査対象における複数の検査エリア毎に移動させることにより、同画像入力手段は複数の検査エリア毎に画像を入力することができる。同入力された画像に基づいてキャプチャー手段がエリア画像データを生成する。画像解析手段は、上記エリア画像データを画像解析することにより、当該エリア画像データが入力された上記検査エリアについての評価を行うことができる。また、画像解析手段は通信回線により接続された複数の端末毎に独立して備えられるため、それぞれの端末において独立して同画像解析を実行させることができる。分配手段は、上記エリア画像データ毎に上記画像解析を行う上記端末を振り分ける。すなわち、複数の端末において上記画像解析を上記エリア画像データ毎に同時に並行させて行うことができるため、上記画像解析を高速に行うことができる。
また、請求項2にかかる発明は、上記キャプチャー手段は、上記端末毎に独立して備えられ、上記分配手段は上記検査エリア毎に上記エリア画像データを生成させる上記端末を振り分ける構成としてある。
上記のように構成した請求項2の発明において、上記キャプチャー手段が上記端末毎に独立して備えられており、上記エリア画像データを生成させる上記端末が上記分配手段により振り分けられる。すなわち、上記キャプチャー手段における処理も複数の上記端末にて分散させて行うことができるため、上記エリア画像データを各端末に伝送するためのロスタイムが発生することなく、処理の負担を複数の端末に分散させることができる。従って、キャプチャー処理も同時に並行させて行うことができるため、外観検査を一層高速に行うことができる。
さらに、請求項3にかかる発明は、上記分配手段は、上記画像解析手段における上記画像解析処理の進捗度合いを取得可能であり、同進捗度合いに基づいて上記画像解析を実行させる上記端末を振り分ける構成としてある。
上記のように構成した請求項3の発明において、上記分配手段は、上記画像解析手段における上記画像解析処理の進捗度合いを取得する。そして、上記分配手段は、上記進捗度合いに基づいて上記画像解析を担当させる上記端末を振り分ける。すなわち、上記画像解析処理の進捗度合いから処理負担が少ない上記端末を判別することができるとともに、処理負担が少ない上記端末に上記画像解析を担当させることができる。従って、処理待ちの上記端末を検索し、同検索した同端末に優先的に上記画像解析を担当させることができる。上記画像解析処理の上記進捗度合いとしては、上記画像解析における実行待ちの演算数等といったソフトウェア的指標や、上記画像解析をハードウェア的に実現させるCPUやRAMの稼働率といった指標を採用することができる。また、上記進捗度合いとして上記画像解析の完了を検知するようにしても良い。
また、請求項4にかかる発明は、上記分配手段は、上記画像解析手段において上記エリア画像データ毎に必要な処理量に関する情報を取得可能であり、同エリア画像データ毎の処理量に関する情報に基づいて上記画像解析を実行させる上記端末を振り分ける構成としてある。
上記のように構成した請求項4の発明において、上記分配手段は、上記画像解析手段において上記エリア画像データ毎に必要な処理量や処理順序等に関する情報を取得する。そして、上記分配手段は、上記エリア画像データ毎に必要な処理量に関する情報に基づいて上記画像解析を担当させる上記端末を振り分ける。すなわち、検査対象における複数の上記検査エリア毎に外観が異なる場合に、上記エリア画像データ毎に必要な処理量が変動する場合がある。この場合、上記分配手段が上記エリア画像データ毎に必要な処理量に基づいて上記画像解析を担当させる上記端末を振り分けることにより、特定の上記端末に必要な処理量が多い上記エリア画像データが特定の端末に対して偏って割り振られることを防止することができる。
さらに、請求項5にかかる発明は、上記分配手段は、上記画像解析手段において上記処理量が多い上記エリア画像データから順に上記画像解析を実行させる構成としてある。
上記のように構成した請求項5の発明において、上記分配手段が上記画像解析手段における上記処理量が多い上記エリア画像データから順に上記画像解析を実行させることにより、外観検査の終了付近においては上記処理量の少ない上記エリア画像データの処理を実行させることができる。すなわち、上記処理量が多い上記エリア画像データから上記画像解析をさせることにより、早い段階で上記端末毎の処理時間をばらつかせることができる。そして、最終段階で上記処理量が少ない上記エリア画像データについて上記画像解析をさせることにより、このばらつきを緩和させることができる。すなわち、各端末の処理終了時間をほぼ均等にさせることができ、一方の上記端末が処理を実行しているにも拘わらず、他の上記端末の処理が完了しているという無駄な待ち状態を発生させなくすることができる。
また、請求項6にかかる発明は、上記移動手段は、上記画像解析手段における上記エリア画像データ毎の上記処理量に関する情報を取得可能であり、同エリア画像データ毎の上記処理量に関する情報に基づいて上記画像入力手段の上記視野範囲を移動させる構成としてある。
上記のように構成した請求項6の発明において、上記移動手段は、上記画像解析手段において上記エリア画像データ毎に必要な処理量や処理順序等に関する情報をを取得する。そして、上記移動手段は、上記エリア画像データ毎に必要な処理量に関する情報に基づいて上記画像入力手段の上記視野範囲を移動させる。すなわち、上記画像入力手段が入力した画像についての上記エリア画像データを順次上記画像解析する場合には、上記検査エリアの移動順序を制御することによって上記画像解析を行わせる上記エリア画像データの順序を制御することができる。
さらに、請求項7にかかる発明は、上記移動手段は、上記画像解析手段において上記処理量が多い上記エリア画像データに対応する上記検査エリアから順に上記視野範囲を移動させる構成としてある。
上記のように構成した請求項7の発明において、上記移動手段が上記画像解析手段における上記処理量が多い上記エリア画像データに対応する上記検査エリアから順に上記画像解析を実行させる。すなわち、上記画像入力手段が入力した画像についての上記エリア画像データを順次上記画像解析する場合には、上記処理量が多い上記エリア画像データから順に上記画像解析を実行させることができる。すなわち、上述と同様に無駄な待ち状態を発生させなくすることができる。
このように、複数の端末に画像解析を分散させる手法は必ずしも実体のある装置に限られるものではなく、請求項8に記載した発明のように方法の発明としても有効である。
また、本発明が実現される対象はソフトウェアであったりハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。その一例として、請求項9に記載した発明では外観検査プログラムとして発明を特定している。発明の思想の具現化例として外観検査装置のソフトウェアとなる場合には、かかるソフトウェアを記録した記録媒体上においても当然に存在し、利用される。むろん、その記録媒体としては、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
また、一次複製品、二次複製品などの複製段階については全く問う余地無く同等である。上記媒体とは異なるが、供給方法として通信回線を利用して行う場合であれば通信回線が伝送媒体となって本発明が利用されることになる。さらに、これらの外観検査方法および外観検査プログラムにおいて上記請求項2〜請求項7に対応した構成にすることも可能である。
以上説明したように請求項1および請求項8から請求項9の発明によれば、画像解析処理を効率よく行わせることが可能な外観検査装置、外観検査方法および外観検査プログラムを提供することができる。
請求項2の発明によれば、キャプチャー処理を効率よく行わせることにより外観検査を高速で実行することが可能な外観検査装置を提供することができる。
請求項3の発明によれば、処理待ちの端末に優先的に画像解析処理を行わせることができる。
請求項4の発明によれば、検査エリアの処理量に応じて画像解析処理を行わせる端末を振り分けることができ、より効率の良い分散処理を実現させることができる。
請求項5の発明によれば、各端末における画像解析処理の終了時刻を均一化することができる。
請求項6および請求項7の発明によれば、移動順序を制御することによって画像解析処理を行わせる順序を制御することができる。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施形態について説明する。
(1)外観検査装置のハードウェア構成:
(2)外観検査装置のソフトウェア構成:
(3)検査の流れ:
(4)変形例:
(5)まとめ:
(1)ハードウェア構成:
図1は、本発明の第一の実施形態にかかる外観検査装置の全体構成を示している。同図において、外観検査装置10は、相互にLAN回線により接続された一台のマスターコンピュータ(マスターPC)20と四台の演算コンピュータ(演算PC)30,40,50,60とから構成されている。なお、以下においてマスターPC20と演算PC30,40,50,60は単にPC20,30,40,50,60と表す場合もある。マスターPC20と各演算PC30,40,50,60とは、マスターPC20に備えられた分配器22cを介しても接続されている。マスターPC20と演算PC30,40,50,60はそれぞれディスプレイ21,31,41,51,61と接続されており、それぞれの処理状況等を視認することが可能となっている。
マスターPC20には検査ユニット22が備えられ、同検査ユニット22におけるX−Yステージ22aに検査対象物の基板をロードすることにより検査を行うことが可能となっている。X−Yステージ22a上には基板を規定した位置に載置するための位置決め機構が備えられており、基板を常に正確な位置にセットすることが可能となっている。X−Yステージ22aは、奥行き方向(Y方向)、および、幅方向(X方向)に軸を配向させた二本のボールネジを備えている。そして、これらにギアを噛合させた二個のサーボモータを駆動制御することによって、X−Yステージ22aは奥行き方向と幅方向に正確に移動することが可能となっている。
一方、カメラ22bはX−Yステージ22aから所定の高さだけ上方に備えられており、レンズを下方に向けることによりX−Yステージ22aに載置された基板を撮像することが可能となっている。カメラ22bは所定の視野範囲において静止画を撮像可能なエリアセンサである。なお、カメラ22bは焦点合わせ用の高さ方向(Z方向)に対する位置調整機構を備えているのみで、奥行き方向と幅方向に移動することはできなくされている。しかしながら、X−Yステージ22aが奥行き方向と幅方向に移動することにより基板とカメラ22bとの相対移動を行うことができるため、カメラ22bは基板の全体にわたって撮像をすることが可能となっている。
図2は、マスターPC20のハードウェア構成を示している。同図において、マスターPC20はバス20aを備えており、同バス20aにCPU23とROM24とRAM25とディスプレイ・インターフェース(I/F)21aとLAN・インターフェース(I/F)27とX−Yステージ・インターフェース(I/F)22dとカメラ・インターフェース(I/F)22eと画像キャプチャーボード22fと入力・インターフェース(I/F)26cとハードディスク(HDD)29が接続されている。CPU23は、RAM25をワークエリアとして利用しながらROM24やHDD29に記憶されたプログラムにしたがって演算を実行する。HDD29にはアプリケーション・プログラムとしてマスター用検査プログラム29aやオペレーティング・システム(O/S)29bやドライバ29c等が記憶されている。
ドライバ29cは各I/Fに接続されたディスプレイ21やX−Yステージ22aやカメラ22bや分配器22cやキーボード26aやマウス26b等の周辺機器を制御するためのモジュールを備えている。これによって、CPU23がHDD29に記憶されたプログラムにしたがって演算を実行することにより、各周辺機器を利用しつつマスター用検査プログラム29aが各種処理を実行させることが可能となっている。なお、マスター用検査プログラム29aが利用する基板設定データ29dや解析データ29eもHDD29に記憶され、マスター用検査プログラム29aを実行させる際にはこれらのデータを利用することが可能となっている。また、マスター用検査プログラム29aを実行することより、これらのデータを更新記憶させることも可能となっている。なお、基板設定データ29dは検査対象の基板の仕様に即して定義された基板仕様プログラムであり、検査の手順や検査条件や検査を行う座標情報等が記述されている。
入力I/F26cにはキーボード26aやマウス26bが接続されており、使用者の入力を受け付けることが可能となっている。ディスプレイI/F21aにはディスプレイ21が接続されており、各プログラムの指令に応じた画面表示を行うことが可能となっている。X−YステージI/F22dにはX−Yステージ22aが接続されており、マスター用検査プログラム29aにしたがってX−Yステージ22aを駆動させることが可能となっている。すなわち、X−Yステージ22aに備えられた上記サーボモータを駆動制御することにより、X−Yステージ22aを幅方向と奥行き方向へ移動させることが可能となっている。
LANI/F27には演算PC30,40,50,60がLANケーブルによって接続されており、相互にLAN通信を行うことが可能となっている。ただし、LANI/F27と演算PC30,40,50,60との間でデータの通信を行うことができれば良く、他の通信手段であっても良い。例えば、無線LANを利用するものであっても良い。むろん、LANI/F27と演算PC30,40,50,60とをLANケーブルによって接続するにあたっては、必要に応じてハブやルータといった中継装置を利用することも可能である。
カメラI/F22eにはカメラ22bが接続されており、マスター用検査プログラム29aにしたがってカメラ22bを動作させることが可能となっている。カメラI/F22eは分配器22cを介して画像キャプチャーボード22fと接続しているため、カメラ22bにて入力した画像をCPU23にて処理可能な画像データを生成する(以下、キャプチャー処理という。)ことが可能となっている。
同キャプチャー処理においては、入力した画像における座標毎に画素を割り当て、同画素をデジタル階調で表現することにより複数の画素データを生成することが可能となっている。すなわち、複数の画素データの集合により入力した画像を表現する画像データを生成させている。本実施形態においては、各画素が色情報を有するため、各画素データは色情報としてR,G,Bのチャンネル毎の階調値で表現される。また、本実施形態のカメラ22bの視野範囲は幅5cm×奥行き5cmの正方形の範囲となっており、一度の撮像で基板の一部の検査エリアについて撮像することができる。なお、一度の撮像でキャプチャーされる画像データをエリア画像データと言うものとする。
画像キャプチャーボード22fは分配器22cを介してカメラ22bに接続されているため、必ずしもカメラ22bが入力する画像をマスターPC20の画像キャプチャーボード22fがキャプチャー処理をするとは限らない。すなわち、マスター用検査プログラム29aの指令に基づいて分配器22cが入力画像を各演算PC30,40,50,60にも振り分けるため、当該振り分けられた演算PC30,40,50,60にてキャプチャー処理を行わせることも可能である。
図3は、演算PC30のハードウェア構成を示している。なお、その他の演算PC40,50,60については演算PC30と同様の構成となっているため説明を省略する。同図において、演算PC30はバス30aを備えており、同バス30aにCPU33とROM34とRAM35とディスプレイ・インターフェース(I/F)31aとLAN・インターフェース(I/F)37と画像キャプチャーボード32fとハードディスク(HDD)39が接続されている。HDD39にはアプリケーション・プログラムとして演算用検査プログラム39aやオペレーティング・システム(O/S)39bやドライバ39cや基板設定データ39dが記憶されている。
以上のように演算PC30は検査ユニット22が接続されていない点でマスターPC20と相違し、それ以外についてはほぼ同様の構成となっている。なお、演算PC30も画像キャプチャーボード32fを備えているため、マスターPC20の分配器22cにて分配入力された画像をキャプチャー処理することが可能となっている。そして、キャプチャー処理によってエリア画像データを生成することが可能となっている。
(2)ソフトウェア構成:
図4は、外観検査装置10のソフトウェア構成を示している。なお、演算PC40,50,60のソフトウェア構成は演算PC30のものと同様であるため説明は省略する。同図において、マスターPC20にて実行されるマスター用検査プログラム29aは演算用モジュール29a1とマスター用モジュール29a2とで構成されている。一方、演算PC30にて実行される演算用検査プログラム39aは演算用モジュール39a1で構成されている。O/S29bはマスター用検査プログラム29aとドライバ29cとの仲介をなし、同様にO/S39bも演算用検査プログラム39aとドライバ39cとの仲介をなしている。マスター用検査プログラム29aはHDD29におけるデータ領域に記憶された基板設定データ29dを読み出し可能であり、演算用検査プログラム39aもHDD39におけるデータ領域に記憶された基板設定データ39dを読み出し可能となっている。
演算用モジュール29a1はキャプチャー部29a1aと画像解析部29a1bと処理状況監視部29a1cとから構成されており、同様に演算用モジュール39a1はキャプチャー部39a1aと画像解析部39a1bと処理状況監視部39a1cとから構成されている。キャプチャー部29a1a,39a1aは上述したキャプチャー処理を行うモジュールであり、生成したエリア画像データを画像解析部に出力する。なお、キャプチャー処理はソフトウェアにより実行されても良いし、ハードウェア上で行なわれても良い。画像解析部29a1b,39a1bはキャプチャー部29a1a,39a1aから出力されたエリア画像データを入力し、同エリア画像データを解析する画像解析処理を実行させている。
画像解析部29a1b,39a1bが行う画像解析処理の内容は、予め基板設定データ29d,39dによって定義されている。すなわち、画像解析部29a1b,39a1bが行う画像解析処理は検査対象の基板によって変更する必要があるため、検査対象の基板に対応した基板設定データ29d,39dを読み込むことにより検査対象に即した画像解析処理を行うことが可能となっている。ここで、画像解析部29a1b,39a1bが行う画像解析処理の内容を、部品を実装するために基板のランドに印刷されたクリーム半田(以下、半田と言う。)の状態を検査する場合を例に挙げて説明する。この場合、エリア画像データの一例として、図5に示すようにクリーム半田印刷後の基板を撮像した画像データが画像解析処理の対象となる。
なお、上述のとおりカメラ22bの視野範囲は幅5cm×奥行き5cmの正方形であるため、幅5cm×奥行き5cmの検査エリアに対応する基板の部分の様子がエリア画像データとして取得される。また、カメラ22bから画像がキャプチャーされる間はX−Yステージ22aが停止しているため、エリア画像データは基板における一定の検査エリアの静止画像を示す画像データとして生成される。同図は、チップ部品やSOP(Single Output Package)などの端子数の少ない電子部品のランドが配置された場合を模式的に表しており、矩形状の枠で囲まれた部分がランドであり、同ランド内において斜線で示した部分が印刷された半田である。また、それ以外の部分はソルダーレジストを表している。エリア画像データにおいては各画素が、色を示すR,G,Bの階調値を有しているため、階調値を解析することにより各画素が半田の部分であるかを特定することができる。
そして、半田を示す画素を特定すると、基板設定データ29d,39dに記述された各ランドの座標を読み出し、上記で特定した半田の画素の座標が各ランドの座標に含まれることを検出することにより、半田の印刷に位置ずれがないことを特定することができる。また、半田を示す画素の幅や画素数を算出することにより、半田の形状や半田量の良否に関する判定を行うことができる。この他に、半田に対する高さや半田によるランド間のブリッジの有無等の判定が実行される。以上のような処理は各ランド毎に繰り返して行われる。従って、画像解析処理に要する処理時間はランド数が多くなることにより、シルク印刷部分の除去等の前処理の時間が長くなることと相まって画像解析処理に要する時間が長くなる。
また、マスターPC20の処理状況監視部29a1cは画像解析部29a1bにおける処理の進捗度合いを検出可能であり、同検出された進捗度合いをマスター用モジュール29a2の分配部29a2dに送信する。同様に、演算PC30の処理状況監視部39a1cは画像解析部39a1bにおける処理の進捗度合いを検出可能であり、同検出された進捗度合いをマスター用モジュール29a2の分配部29a2dに送信する。具体的な処理の進捗度合いとして、画像解析部29a1b,39a1bが実行待ちの演算数等を検出している。なお、処理状況監視部29a1c,39a1cは画像解析部29a1b,39a1bにおける処理の進捗度合いを画像解析部29a1b,39a1bから直接取得しても良いし、CPU23,33の稼働率やRAM25,35の使用率等から間接的に取得しても良い。また、処理状況監視部29a1c,39a1cは、進捗度合いとして画像解析部29a1b,39a1bからの画像解析処理の完了通知を検出するようにしても良い。
画像解析部29a1b,39a1bにおける画像解析処理により算出された各半田の位置ずれや形状等に関するデータは、マスター用モジュール29a2の集計部29a2cに送信される。同様に、演算PC30の画像解析部39a1bで算出された上記半田に関するデータはLANケーブルを経由して送信されることとなる。また、説明を省略した他の演算PC40,50,60も同様に各半田に関するデータを集計部29a2cに送信する。
マスター用モジュール29a2は、ステージ駆動部29a2aとカメラ制御部29a2bと集計部29a2cと分配部29a2dとから構成されている。集計部29a2cは、各演算PC30,40,50,60およびマスターPC20の画像解析部29a1b,39a1b等から出力された各半田に関するデータを取得し、集計処理を実行させる。同集計処理としては種々の態様が考えられる。例えば、単純に各部品に対してOKとNGとなった半田の位置と個数を集計するだけの場合や、上記の半田に関するデータや集計したデータの解析まで行う場合等が考えられる。いずれにしても、検査結果としての集計結果を算出し、HDD29の集計結果29eに記憶させる。さらに、集計結果29eをディスプレイ21に出力しても良いし、良否判定で不良と判定された場合には警告を発するようにしても良い。
分配部29a2dは、各演算PC30,40,50,60とマスターPC20における画像解析処理の進捗度合いを取得し、同進捗度合いに基づいて分配器22cに入力画像の出力先の演算PC30,40,50,60またはマスターPC20とを切り換えさせるとともに、同切り換えられた演算PC30,40,50,60とマスターPC20のキャプチャー部29a1a,39a1a等にキャプチャー処理を実行するように指令する。ステージ駆動部29a2aは基板設定データ29dから撮像すべき検査エリアの中心点座標を取得し、同中心座標の直上にカメラ22bが位置するようにX−Yステージ22aを駆動制御する。そして、X−Yステージ22aが停止したことを確認するとカメラ制御部29a2bはカメラ22bに画像の入力を行わせる。
(3)検査の流れ:
図6は、検査処理の流れを示している。同図において、マスターPC20と演算PC30,40,50,60のそれぞれにおける処理の流れを示している。なお、図7に示すパターン形成後の基板80を検査対象として検査を行う処理を一例として説明する。同図において、基板80は、板状に形成されておりハッチングで示すパターンエリアA−1〜A−3,B−1〜B−3,C−1〜C−3にパターン形成がされている。なお、パターンエリアA−1〜A−3,B−1〜B−3,C−1〜C−3においては実際のパターン形状の図示は省略しており、ハッチングの密度により配線密度を表現している。
すなわち、パターンエリアA−1〜A−3,B−1〜B−3,C−1〜C−3はそれぞれ面積が異なり、その配線密度も異なることを示している。また、配線密度が異なるため、パターンエリアA−1〜A−3,B−1〜B−3,C−1〜C−3が有するランド数もそれぞれ異なることとなる。ただし、パターンエリアA−1〜A−3はすべて同じパターン形状となっており、パターンエリアB−1〜B−3もすべて同じパターン形状となっている。同様に、パターンエリアC−1〜C−3もすべて同じパターン形状となっている。なお、図5において示したエリア画像データはパターンエリアC−1を撮像した後にシルク印刷等を除去した画像である。
図8は、パターンエリアA−1〜A−3,B−1〜B−3,C−1〜C−3のそれぞれが有するランド数を示している。パターンエリアA−1〜A−3とパターンエリアB−1〜B−3とパターンエリアC−1〜C−3との間でそれぞれ異なるランド数となっている。このように、ランド数が異なると上述した画像解析処理に要するタクトタイムも大幅に異なることとなる。すなわち、ランド毎や上述した半田の形状や面積等に対する算出を行わなければならないため、画像解析処理のタクトタイムはランド数に応じて増加したものとなる。なお、図8の例においてパターンエリアA−1〜A−3の画像処理のタクトタイムは4.0秒であり、パターンエリアB−1〜B−3の画像処理のタクトタイムは2.0秒であり、パターンエリアC−1〜C−3の画像処理のタクトタイムは1.0秒となっている。
図6に示す検査処理において、まずマスターPC20は検査プログラムS105にて基板種の選択入力を受け付ける。なお、この時点でマスターPC20ではマスター用検査プログラム29aが起動しており、演算PC30,40,50,60では演算用検査プログラム39aが起動している。基板種の選択においては検査対象となる基板80の形式や型番等を選択することが可能となっている。これにより、検査対象の基板80を特定し、当該基板80に対応した基板設定データ29dを特定することが可能となる。ステップS110では、当該基板80に対応した基板設定データ29dを特定するとともに、同特定した基板設定データ29dを演算PC30,40,50,60のそれぞれに送信する。
ステップS115では演算PC30,40,50,60がそれぞれ送信された基板設定データ29dを受信し、それぞれのHDD29等に基板設定データ39d等として記憶させる。なお、演算PC30,40,50,60が予め各種基板の基板設定データを記憶しており、ステップS105における基板種の選択に応じて対応する基板設定データを読み出すようにしても良い。
ステップS115で演算PC30,40,50,60が基板設定データ29dを受信すると、演算PC30,40,50,60は特に処理を実行しない待機状態となる。ステップS120では、マスターPC20がX−Yステージ22aを駆動させることにより、基板80をロードする。ステップS125においてはマスターPC20が基準点補正を行う。基準点補正においては、X−Yステージ22aに載置された基板80上における基準点の実際の座標を測定することにより、X−Yステージ22aに対する基板80の載置ずれ量を特定している。ここで、同載置ずれ量を特定しておくことにより、後述の処理において基板設定データ29dに記述された各座標値を利用する際に、同ずれ量によって各座標値を補正しつつ処理を行うことができる。すなわち、X−Yステージ22aにおける基板80の載置位置のばらつきの影響を受けなくすることができる。なお、ステップS120における基準点補正においてカメラ22bの焦点調整も行うようにしても良い。
ステップS130では、X−Yステージ22aを移動させることにより、所定の位置に基板80とカメラ22bとを相対移動させ、その後、停止させる。X−Yステージ22aを移動させるにあたっては、CPU23は基板設定データ29dを参照することにより、ステージ駆動部29a2aに移動先を指定する。図8は基板設定データ29dを示している。同図において、図7に示すように検査対象の基板80上に形成される各検査エリアR1〜R9についての情報が記憶されている。検査エリアR1〜R9毎に当該検査エリアR1〜R9の中心点O1〜O9の座標値が記憶されており、当該検査エリアR1〜R9に含まれる設計上のランド数も記憶されている。さらに、当該検査エリアR1〜R9に含まれる設計上のランド座標も記憶されている。
ステージ駆動部29a2aが基板設定データ29dに基づいて移動先を決定
するにあたっては、ステージ駆動部29a2aは撮像が完了していない検査エリアR1〜R9であって、ランド数の合計が大きいものを検索し、同検索された検査エリアR1〜R9の中心点O1〜O9上にカメラ22bが位置するようにX−Yステージ22aを移動させる。初めの段階では図7に示す中心点O1上にカメラ22bの中心が位置するように移動されるものとする。また、中心点O1の座標値に上記ずれ量を補正することにより、常に実際の基板80における点O1上にカメラ22bの中心を位置させることが可能となっている。また、上述のとおりカメラ22bの視野範囲は幅5cm×奥行き5cmであるため、検査エリアR1は中心点O1を中心とした幅5cm×奥行き5cmの範囲となっている。
ステップS135ではマスターPC20が待機中のマスターPC20および演算PC30,40,50,60を検索する。ここで、待機中とはそれぞれのPC20,30,40,50,60において画像解析処理が実行されていないことを意味する。分配部29a2dが各PC20,30,40,50,60の処理状況監視部29a1c,39a1cから各PC20,30,40,50,60における処理の進捗度合いの入力を受け付けているため、マスターPC20は同進捗度合いから待機中のPC20,30,40,50,60を検索することが可能となっている。すなわち、画像解析部29a1b,39a1b等が実行待ちの演算を有していないことをもって、そのPC20,30,40,50,60が待機中であることを認識することができる。なお、初めの段階ではマスターPC20および各演算PC30,40,50,60において画像解析処理が実行されていないため、全てのPC20,30,40,50,60が待機中であると判断される。
ステップS135にて分配部29a2dが待機中のPC20,30,40,50,60を特定すると、分配部29a2dは同特定したPC20,30,40,50,60に対して画像が入力されるように分配器22cを切り換えるとともに、当該PC20,30,40,50,60に対してキャプチャ−処理の実行指示を送信する。すると、当該PC20,30,40,50,60におけるキャプチャー部29a1a,39a1a等がステップS150にてキャプチャー処理を実行することにより、カメラ22bが位置する検査エリアR1〜R9を撮像することができる。初めの段階では、カメラ22bは検査エリアR1に位置しているため、検査エリアR1についてのエリア画像データが生成される。初めの段階において全てのPC20,30,40,50,60が待機中であるため、どのPC20,30,40,50,60に分配器22cを切り換えても良いが、本実施形態においてはマスターPC20に切り換えるものとする。
一方、キャプチャー処理が完了すると同キャプチャー処理を行ったPC20,30,40,50,60はステップS160にてマスターPC20対して完了通知を送信し、ステップS155にてマスターPC20は同完了通知を受信する。ステップS165においては同完了通知を受信したマスターPC20が全検査エリアについてのキャプチャーが完了したかどうかを判定する。基板設定データ29dには当該基板80についてキャプチャー撮像すべき検査エリアが中心座標値として記述されているため、撮像すべき検査エリアの撮像が完了したかどうかを判断することが可能である。なお、キャプチャー処理に必要な時間は0.2秒であるとして以下説明する。また、カメラ22bは静止画を撮像するため、キャプチャー処理を行う0.2秒間はX−Yステージ22aを停止させておく必要がある。
図7に示す例では、基板80上に撮像すべきパターンエリアA−1〜A−3,B−1〜B−3,C−1〜C−3は9エリア存在しており、それぞれのパターンエリアA−1〜A−3,B−1〜B−3,C−1〜C−3に対応した検査エリアR1〜R9について撮像することにより基板80の検査が一通り完了する。なお、本実施形態においては説明の簡略化のため各検査エリアR1〜R9にパターンエリアA−1〜A−3,B−1〜B−3,C−1〜C−3が一個ずつ含まれるものを例示したが、検査エリアが複数のパターンエリアを跨いでいても良いし、単一の検査エリアに複数のパターンエリアが含まれるものであっても良い。むろん、基板が複数のパターンエリアに分割されている必要もない。
ステップS165において、初めの段階では検査エリアR1しか撮像が完了していないため、ステップS130に戻って次の検査エリアR2の中心点O2の座標上にカメラ22bが位置するようにX−Yステージ22aを移動させる。すなわち、既に撮像が完了している検査エリアR1を除く他の検査エリアR2〜R9のうち最もランド数の合計が大きいものが検査エリアR2,R3であると特定し、そのうち検査エリアR2の中心点O2の座標上にカメラ22bが位置するようにX−Yステージ22aを移動させる。本実施形態においてはステップS130を繰り返すことにより、検査エリアR1→R2→R3・・・→R8→R9の順にX−Yステージ22aを移動させることとなる。ただし、検査エリアR1〜R3においては全てランド数が同じであるため、これらにおいてはどの順で移動しても良い。検査エリアR4〜R6、検査エリアR7〜R9についても同様である。
一方、キャプチャー処理が完了したPC20,30,40,50,60のいずれかでは、キャプチャー処理にて生成したエリア画像データの解析を開始する。この画像解析処理は上述のとおり演算に時間を要するため、画像解析処理を行っている間にX−Yステージ22aを次の検査エリアR2〜R9に移動させることができる。すなわち、X−Yステージ22aを移動させるための演算処理に必要な時間と、X−Yステージ22aを物理的に移動させるために必要な時間は画像解析処理と比較して短いため、いずれかのPC20,30,40,50,60で画像解析処理を行っている間にX−Yステージ22aの移動を完了させることができる。なお、本実施形態においては、X−Yステージ22aを移動させるための処理に必要な時間と、X−Yステージ22aを物理的に移動させるために必要な時間とを合わせた時間が0.2秒であるとして説明する。ただし、エリア画像データに含まれるランド数が極めて少ない場合にはX−Yステージ22aの移動を完了する際に、画像解析処理が完了していることもある。
なお、ステップS165の演算処理やステップS130におけるX−Yステージ22aを移動させるための演算処理はごく簡単な演算であるため、マスターPC20の画像解析部29a1bが画像解析処理を実行する間に、CPU23やRAM25にステップS165やステップS130の演算処理を割り込ませても同画像解析処理のタクトタイムにほとんど影響が出ることはない。むろん、他の演算PC30,40,50,60においてはX−Yステージ22aを移動させるための演算処理が実行されることはないため、X−Yステージ22aの移動が画像解析処理のタクトタイムに影響を与えることはない。
このように、いずれかのPC20,30,40,50,60で画像解析処理を行っている間に、ステップS165とステップS130とを完了させ、さらにステップS135を実行させることができる。図7に示す例では、初めにパターンエリアA−1についての画像解析処理をマスターPC20の画像解析部29a1bが実行するため、キャプチャー処理を行い、さらに画像解析処理を完了させるためのタクトタイムは4.2秒である(0.2+4.0=4.2秒,また、ステップS155,S160,S165の演算時間はごく僅かであるため無視して差し支えない。)。これに対して、マスターPC20がX−Yステージ22aを移動させる時間は0.2秒であるため、ステップS135が実行される時点で画像解析部29a1bにおける画像解析処理は大半が完了していない。
従って、処理状況監視部29a1cにおいては画像解析部29a1bが実行待ちの演算を有していることを検出し、分配部29a2dにこの進捗度合いが通知される。一方、その他の演算PC30,40,50,60では画像解析処理を実行していないため、分配部29a2dには実行待ちの演算がないということが通知される。従って、二度目に行われるステップS135においては演算PC30,40,50,60が待機中であると判断され、ステップS145では演算PC30,40,50,60のいずれかに分配器22cが切り換えられ、キャプチャー処理の指示が出されることとなる。
待機中の演算PC30,40,50,60においてはCPU35等やRAM25等が演算処理等によって占有されていないため、ステップS150ではすぐにキャプチャー処理を実行し、ステップS170では画像解析処理を実行することができる。なお、ステップS135における処理はごく簡単な処理であるため、マスターPC20の画像解析部29a1bが画像解析処理を実行する間に、CPU23やRAM25にステップS135の処理を割り込ませても同画像解析処理のタクトタイムにほとんど影響が出ることはない。
図7に示す例では、撮像すべき検査エリアR1〜R9が9エリアあるため、以上の処理が九度繰り返されることとなる。図10は、そのとき各PC20,30,40,50,60およびX−Yステージ22aで行われる処理のタイミングチャートを示している。まず、X−Yステージ22aは原点から0.2秒かけてカメラ22bを検査エリアR1に移動させ、マスターPC20はステップS135を実行させる。なお、ステップS135における処理は簡単であるため処理時間は考慮しないものとする。ステップS135においてマスターPC20にキャプチャー処理と画像解析処理が割り振られると、マスターPC20はキャプチャー処理を実行する。一方、キャプチャー処理が実行される0.2秒の間には、X−Yステージ22aは停止している。
マスターPC20においてキャプチャー処理が完了すると、検査エリアR1から0.2秒かけてカメラ22bが検査エリアR2に位置するようにX−Yステージ22aを移動させる。そして、マスターPC20は、再びステップS135にて待機中のPC20,30,40,50,60を検索し、同待機中のPC20,30,40,50,60にキャプチャー処理と画像解析処理を割り振っている。この時点で、演算PC30,40,50,60において画像解析処理が実行されていない。従って、ここでは演算PC30にキャプチャー処理と画像解析処理を割り振っている。演算PC30にて0.2秒間のキャプチャー処理が完了すると、検査エリアR2から0.2秒かけてカメラ22bが検査エリアR3に位置するようにX−Yステージ22aを移動させる。そして、その時点で再びステップS135を実行させ、演算PC40にキャプチャー処理と画像解析処理が割り振っている。以下同様の処理が繰り返されるため説明は省略する。
このように、ステップS135において待機中の各PC20,30,40,50,60にキャプチャー処理と画像解析処理とを割り振ることが可能となっている。従って、特定のPC20,30,40,50,60に演算処理が集中してしまうことを防止することができる。また、同様の理由によりPC20,30,40,50,60に処理をほぼ均等に割り振ることができ、PC20,30,40,50,60において処理待ちの時間を抑制することができる。これにより、検査処理の効率を向上させることができる。本実施形態では、全検査エリアについて画像解析処理を完了させるまでの時間と、X−Yステージ22aの動作、および、キャプチャー処理に必要な時間とをほぼ同様とすることが可能となっている。
なお、各PC20,30,40,50,60において画像解析処理が完了する度にステップS170にて解析結果データがマスターPC20の集計部29a2cに送信される。そして、ステップS165にて全検査エリアR1〜R9についてのキャプチャー処理の完了が確認されると、マスターPC20の集計部29a2cは上記集計処理をステップS175にて実行させる。これにより、基板80全体にわたる検査結果をディスプレイ21に表示させ、HDD29に集計結果29eとして記憶させることができる。
(4)変形例:
本発明において最も処理時間を要する画像解析処理を複数のPC20,30,40,50,60に割り振れば良く、キャプチャー処理を全てマスターPC20に担当させるようにしても良い。その場合、分配器22cは不要となり、マスターPC20にてキャプチャーしたエリア画像データを一度HDD29に記憶させ、同記憶したエリア画像データを順次マスターPC20および演算PC30,40,50,60にLAN経由で転送させる。同転送したマスターPC20または演算PC30,40,50,60にて画像解析処理が実行されることとなる。
図11は、本変形例にかかる外観検査装置10のソフトウェア構成を示している。なお、演算PC40,50,60のソフトウェア構成は演算PC30のものと同様であるため説明は省略する。マスターPC20における演算用モジュール29a1にはキャプチャー部29a1aのみが備えられており、演算PC30における演算用モジュール39a1には画像解析部39a1bと処理状況監視部39a1cとが備えられている。すなわち、マスターPC20がキャプチャー処理を担当し、演算PC30が画像解析処理を担当する。マスターPC20におけるマスター用モジュール29a2は前実施形態と同様である。
マスターPC20におけるデータ領域にはエリア画像データ29fが記憶できるようになっている。同データ領域に記憶されたエリア画像データ29fは分配部29a2dの指令によりLAN経由で演算PC30の画像解析部39a1bに転送することが可能となっている。本変形例においてはエリア画像データ29fの転送先を演算PC30,40,50,60のいずれかに切り換えることにより、画像解析処理を実行させる演算PC30,40,50,60を割り振っている。なお、これ以外の各モジュールの機能については前実施形態と同様であるため説明を省略する。ハードウェア構成については、図示を省略するが、分配器22cにより各PC20,30,40,50,60が接続されていない点で前実施形態と相違する。そのため、画像キャプチャーボードはマスターPC20にのみ備えられている。これ以外の構成については前実施形態と同様であるため説明を省略する。
図12は、本変形例にかかる検査処理の流れを示している。同図において、前実施形態と同様にマスターPC20および演算PC30,40,50,60はステップS205〜S230まで実行させる。ステップS235においてはマスターPC20が自らのキャプチャー部29a1aにおいてキャプチャー処理を実行させる。そして、ステップS240では、同キャプチャー処理において生成されたエリア画像データをHDD29にエリア画像データ29fとして記憶させる。ステップS245においては待機中の演算PC30,40,50,60を検索する。この検索の結果、待機中の演算PC30,40,50,60がある場合には、ステップS260にて同待機中の演算PC30,40,50,60にHDD29に記憶されているエリア画像データ29fであって未送信のものを送信する。
待機中の演算PC30,40,50,60がない場合、または、エリア画像データ29fを送信した後には、ステップS275にて全検査エリアR1〜R9の撮像が完了したかどうかを判定する。全検査エリアR1〜R9の撮像が完了していない場合にはステップS230に戻って以降の処理を再び実行させる。一方、全検査エリアR1〜R9の撮像が完了した場合には、ステップS280にて全検査エリアR1〜R9のエリア画像データ29fの転送が完了したかどうかを判定する。そして、全検査エリアR1〜R9のエリア画像データ29fの転送が完了していない場合には、ステップS245に戻って再びエリア画像データ29fを転送可能な演算PC30,40,50,60を検索する。全検査エリアR1〜R9のエリア画像データ29fの転送が完了した場合には、ステップS290にて各演算PC30,40,50,60から転送される解析結果データを受信し、集計処理を実行させる。
一方、演算PC30,40,50,60はステップS265にてエリア画像データ29fを受信すると、ステップS270にて同エリア画像データ29fについての画像解析処理を実行する。そして、エリア画像データ29fについての画像解析処理が完了すると、ステップS285にて解析結果データをLAN経由にてマスターPC20に送信する。同送信が完了すると画像解析部39a1bにおける実行待ち演算数は0となり再びステップS250にて待機状態となる。
以上説明した検査処理を実行することにより図7に示す基板80を検査した場合のタイミングチャートを図13において示している。同図において、ステップS245にて待機中の演算PC30,40,50,60の検索が行われるタイミングを示している。なお、前実施形態と同様に検査エリアR1〜R9の順でX−Yステージ22aが移動するものとする。また、エリア画像データ29fはデータ量が多いため、ステップS260における転送に0.6秒必要となっているものとする。ステップS245は、ステップS240とステップS260の間で行われるため、この0.6秒間に行われるものとする。ステップS245,S255における演算は簡単であるため、ステップS245,S255のための処理時間は考慮しなくても良い。
5回目にステップS245が実行されるタイミングにおいては、待機中の演算PC30,40,50,60が存在しないため、ステップS260は実行されずエリア画像データ29fの記憶のみが行われている。その後、ステップS245が実行されるタイミングにおいては、いずれかの演算PC30,40,50,60が待機中となっているため、順次エリア画像データ29fを転送することが可能となっている。エリア画像データ29fを選択するにあたっては、分配部29a2dが基板設定データ29dを参照し、未送信のエリア画像データ29fのうち対応する検査エリアR1〜R9に含まれるランド数の合計が多いものを選択している。
そして、検査エリアR9をキャプチャーした後にステップS260にてエリア画像データ29fを転送した時点で全ての検査エリアR1〜R9について撮像が完了することとなるため、その時点でステップS280が実行される。ステップS280において全てのエリア画像データ29fが転送されてないと、ステップS245以降が再び実行される。従って、待機中の演算PC30,40,50,60が再び検索され、同検索された演算PC30,40,50,60にエリア画像データ29fを転送する。ステップS245,S255のための処理時間は考慮しなくても良いため、図13に示すように連続してエリア画像データ29fを転送することができる。これにより、全ての検査エリアR1〜R9についてのエリア画像データ29fについての画像解析処理を各演算PC30,40,50,60に分散させて実行させることができる。本変形例によれば、分配器22cや演算PC30,40,50,60毎に画像キャプチャーボードを設ける必要がないため、装置の製造コストを低減させることができる。
前実施形態および本変形例においてはランド数が多く画像解析処理に多くの時間を要する検査エリアR1〜R9をステージ駆動部29a2aが検索し、同検索した検査エリアR1〜R9から検査を実行させている。また、変形例においてはランド数が多く画像解析処理に多くの時間を要する検査エリアR1〜R9を分配部29a2dが検索して、同検索した検査エリアR1〜R9に対応した未送信のエリア画像データ29fから画像解析処理を実行させている。このようにすることにより、図10および図13に示すように各PC20,30,40,50,60における処理量をほぼ均一化させることができる。画像解析処理時間の短いものによって各PC20,30,40,50,60で不均一な処理量を平坦化させることができるからである。すなわち、全PC20,30,40,50,60において処理が偏ることなく、全PC20,30,40,50,60においてほぼ同時に画像解析処理を完了させることができる。従って、無駄なく効率の良い画像解析処理を実行させることが可能となっている。
一方、変形例の構成においてタクト時間の平均化を考慮しないでランド数が少なく画像解析処理に多くの時間を要しない検査エリアから検査を実行させると、図14に示すようなタイミングチャートとなる。同図において、各演算PC30,40,50,60における画像解析処理時間が平坦化されることはなく、演算PC30,40,50,60毎に画像解析処理の完了時間がまちまちである。従って、一方の演算PC30,40,50,60では画像解析処理の完了しているにも拘わらず、他方の演算PC30,40,50,60では画像解析処理が続行されることとなり、不要な待ち時間を発生させている。これにより、図14においては図13のものよりも画像解析処理の完了までの時間が多く必要となるとともに、演算PC30,40,50,60の負荷(稼働率)に偏りが生じることとなっている。
なお、前実施形態においてはキャプチャー処理したエリア画像データを記憶させることなく、順次画像解析処理を実行させている。従って、X−Yステージ22aが移動する検査エリアの順に対応するエリア画像データの画像解析処理を行わせることができる。また、X−Yステージ22aの移動順は基板設定データ29dに記憶された各検査エリアR1〜R9に含まれるランド数の合計に基づいている。すなわち、基板設定データ29dを参照することにより、ランド数が多く画像解析処理の処理量が多いエリア画像データに対応する検査エリアR1〜R9から順にX−Yステージ22aにおけるカメラ22bの視野範囲を移動させている。
すなわち、本発明にいう移動手段が画像解析処理の処理量を取得し、画像解析処理の処理量が多いエリア画像データに対応する検査エリアから順にX−Yステージ22aを移動させていると言うことができる。同様に変形例においては分配部29a2dが画像解析処理の処理量が多いエリア画像データから順に画像解析処理を実行させていると言うことができる。従って、本発明にいう分配手段が画像解析処理の処理量を取得し、画像解析処理の処理量が多いエリア画像データから順に画像解析処理を実行させているとも言うことができる。特に、本発明のようなエリアセンサを用いることにより、予め該当する検査エリア毎の処理量を基板の設計データから把握しておくことは容易であり、予め検査エリア毎の処理量を求め処理順序のデータとして記憶させるようにしても良い。
なお、以上において検査エリアの色情報を取得可能なエリアセンサを一例に挙げて説明したが、他のエリアセンサを本発明に適用することも勿論可能である。すなわち、エリアセンサとしては、検査エリアにおける座標毎に階調値で表現可能な何らかの情報を入力することができれば良い。従って、可視光以外にX線を用いたエリアセンサを使用することも可能である。また、レーザー光等を使用し、干渉縞を検出することにより検査対象の形状を特定するものであってもよい。
また、検査対象としてはクリーム半田印刷後の基板に限られるものではなく、パターン形成後の基板や、各種部品をマウントした後の実装基板であっても良い。さらに、検査対象は基板に限られず他のものであっても良い。すなわち、検査対象において複数の検査エリアを形成することができれば、本発明は適用可能である。
(5)まとめ:
以上説明したように、本発明にかかる外観検査装置10において、演算に時間を要する画像解析処理を各PC20,30,40,50,60に分担させることにより、効率よく画像解析処理を実行させることができる。また、処理量の多いエリア画像データから先に画像解析処理を実行させることにより、各PC20,30,40,50,60における画像解析処理の完了時刻をほぼ均等にすることができる。すなわち、一方の演算PC30,40,50,60では画像解析処理の完了しているにも拘わらず、他方の演算PC30,40,50,60では画像解析処理が続行されるという、不要な待ち時間の発生を防止することができる。
本発明にかかる外観検査装置の概略構成図である。 マスターコンピュータのハードウェア構成図である。 演算コンピュータのハードウェア構成図である。 外観検査装置のソフトウェア構成図である。 エリア画像データの一例を示す模式図である。 検査処理の流れを示すフローチャートである。 基板の平面図である。 基板のパターンデザインを示す表である。 基板設定データを示す表である。 検査処理のタイミングチャートである。 変形例にかかる外観検査装置のソフトウェア構成図である。 変形例にかかる検査処理の流れを示すフローチャートである。 変形例にかかる検査処理のタイミングチャートである。 従来例にかかる検査処理のタイミングチャートである。
符号の説明
10…外観検査装置
20…マスターコンピュータ(PC)
30,40,50,60…演算コンピュータ(PC)
20a,30a…バス
21,31,41,51,61…ディスプレイ
22…検査ユニット
22a…X−Yステージ
22b…カメラ
22c…分配器
22f,32f…画像キャプチャーボード
23,33…CPU
24,34…ROM
25,35…RAM
26a…キーボード
26b…マウス
27,37…LAN・インターフェース(I/F)
29,39…HDD
29a…マスター用検査プログラム
29a1,39a1…演算用モジュール
29a1a,39a1a…キャプチャー部
29a1b,39a1b…画像解析部
29a1c,39a1c…処理状況監視部
29a2…マスター用モジュール
29a2a…ステージ駆動部
29a2b…カメラ制御部
29a2c…集計部
29a2d…分配部
29c,39c…ドライバ
29d,39d…基板設定データ
29e…集計結果
29f…エリア画像データ
39a…演算用検査プログラム
39a1c…処理状況監視部
80…基板
A−1〜A−3,B−1〜B−3,C−1〜C−3…パターンエリア
R1〜R9…検査エリア

Claims (9)

  1. 所定の視野範囲について入力可能な画像入力手段と、
    検査対象における複数の検査エリア毎に上記画像入力手段の上記視野範囲を移動させる移動手段と、
    上記画像入力手段にて入力された画像からエリア画像データを生成するキャプチャー手段と、
    通信回線により接続された複数の端末毎に独立して備えられ、上記複数の検査エリア毎に生成された複数の上記エリア画像データを画像解析することにより対応する上記検査エリアについての評価を行う画像解析手段と、
    上記エリア画像データ毎に上記画像解析を行う上記端末を振り分ける分配手段とを備えることを特徴とする外観検査装置。
  2. 上記キャプチャー手段は、上記端末毎に独立して備えられ、上記分配手段は上記検査エリア毎に上記エリア画像データを生成させる上記端末を振り分けることを特徴とする請求項1に記載の外観検査装置。
  3. 上記分配手段は、上記画像解析手段における上記画像解析処理の進捗度合いを取得可能であり、同進捗度合いに基づいて上記画像解析を担当させる上記端末を振り分けることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の外観検査装置。
  4. 上記分配手段は、上記画像解析手段において上記エリア画像データ毎に必要な処理量に関する情報を取得可能であり、同エリア画像データ毎の処理量に関する情報に基づいて上記画像解析を実行させる上記端末を振り分けることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の外観検査装置。
  5. 上記分配手段は、上記画像解析手段において上記処理量が多い上記エリア画像データから順に上記画像解析を実行させることを特徴とする請求項4に記載の外観検査装置。
  6. 上記移動手段は、上記画像解析手段における上記エリア画像データ毎の上記処理量に関する情報を取得可能であり、同エリア画像データ毎の上記処理量に関する情報に基づいて上記画像入力手段の上記視野範囲を移動させることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の外観検査装置。
  7. 上記移動手段は、上記画像解析手段において上記処理量が多い上記エリア画像データに対応する上記検査エリアから順に上記視野範囲を移動させることを特徴とする請求項6に記載の外観検査装置。
  8. 所定の視野範囲について入力可能な画像入力工程と、
    検査対象における複数の検査エリア毎に上記画像入力工程の上記視野範囲を移動させる移動工程と、
    上記画像入力工程にて入力された画像からエリア画像データを生成するキャプチャー工程と、
    通信回線により接続された複数の端末毎に独立して実行され、上記複数の検査エリア毎に生成された複数の上記エリア画像データを画像解析することにより対応する上記検査エリアについての評価を行う画像解析工程と、
    複数の上記エリア画像データ毎に上記画像解析を行う上記端末を振り分ける分配工程とを備えることを特徴とする外観検査方法。
  9. 所定の視野範囲について入力可能な画像入力機能と、
    検査対象における複数の検査エリア毎に上記画像入力機能の上記視野範囲を移動させる移動機能と、
    上記画像入力機能にて入力された画像からエリア画像データを生成するキャプチャー機能と、
    通信回線により接続された複数の端末毎に独立して実行され、上記複数の検査エリア毎に生成された複数の上記エリア画像データを画像解析することにより対応する上記検査エリアについての評価を行う画像解析機能と、
    複数の上記エリア画像データ毎に上記画像解析を行う上記端末を振り分ける分配機能とをコンピュータに実行させることを特徴とする外観検査プログラム。
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