JP2005240699A - スクロール圧縮機 - Google Patents

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正章 徳田
Tetsuzo Ukai
徹三 鵜飼
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Abstract

【課題】焼き付きにくい特性等を有するスクロール圧縮機を提供すること。
【解決手段】旋回スクロール13は、ラップ13bとそれ以外の部分に分けられる。そして、ラップ13b以外の端板の重心52と端板中心51とを結ぶ線を旋回スクロール13の端板に平行な平面に投射したものをy軸とし、端板中心51を通ってy軸に直角な線をx軸としてデカルト座標系を考えたときに、前記平面に投射したラップ13bのみの重心53の位置が第三象限または第四象限に属するように調整できれば、それらの重心のうち、y軸方向成分が相殺され、結局旋回スクロール13の合成重心54が端板中心51に近づくことになる。この発明では、旋回スクロール13における歯間底部13fの段差13hの位置を渦巻きに沿った方向で変えることにより、ラップを除いた端板の重心52位置を変え、相対的にラップの重心が上記のように第三象限または第四象限に属するようにする。
【選択図】 図7


Description

本発明は、空気調和装置や冷凍装置などに具備されるスクロール圧縮機に関し、更に詳しくは、高速回転に適したスクロール圧縮機に関する。
一般に、スクロール圧縮機は、端板の表面に渦巻き状の壁体を立設した固定スクロールと、端板の表面に固定スクロールの壁体と実質的に同一形状の渦巻き状の壁体を立設した旋回スクロールとを有している。そして、固定スクロールと旋回スクロールとの各端板の側面を向き合わせ、互いの壁対を組み合わせて配置する。この状態で固定スクロールに対して旋回スクロールを自転を防止しつつ公転旋回運動させ、各壁体間に形成した圧縮室の容積を漸次減少させることによってスクロール圧縮機は当該圧縮室内の流体を圧縮する。
フロントケースと旋回スクロールの端板とは複数のピンとリングで係合される。具体的には、旋回スクロールの端板に周方向で90度おきに4本のピンが挿嵌され、当該ピンがフロントケースの4つのリング内にそれぞれ遊挿される。これによって旋回スクロールの旋回運動に伴う自転が防止される(たとえば、特許文献1)。
特開昭58−030494号公報
しかしながら、近年、空気調和装置や冷凍装置の効率化の要請や大きさのコンパクト化の要請がますます強くなってきている。したがって、当該スクロール圧縮機の性能向上や大きさのコンパクトが望まれる。性能向上の要請に関しては、スクロール圧縮機のさらなる高速回転化もその一つだが、従来よりもスクロール圧縮機を高速回転させると、上記ピンとリングとの過度摺動により、ピンとリングが焼き付いてしまうという問題点があった。焼き付くか否かは主に縦軸に面圧(P)、横軸に摺動速度(V)をとったP−V線図によって評価されるが、許容されるピンとリングとの間の面圧および摺動速度は負の傾きをもつ一次直線の関係(面圧を上げるには摺動速度を下げなければならず、摺動速度を上げるには面圧を下げなくてはならない関係)にあり、PV値が焼き付きの限界間際にある従来技術のままでは、面圧又は回転速度を上げることができなかった。また、ラップの巻き数を増やすことにより圧縮効率を高めたスクロール圧縮機は、同一押し退け量でラップの巻数を減らしたスクロール圧縮機に対し、構造上両スクロールを軸方向に短く設計することが難しかった。
そこで、本発明は上記に鑑みてなされたものであって、ピンにかかる面圧を左右する旋回スクロールの遠心力mrv2に着目し、これらを小さくする工夫を加え、さらに、固定スクロールの効率および強度を維持しつつ軸方向長さを短くすることにより、焼き付きにくくコンパクトなスクロール圧縮機を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、請求項1に係るスクロール圧縮機は、渦巻き状のラップが立設される端板の表側中央部における歯間底高さが、当該中央部よりも渦巻き方向で外側の当該歯間底高さよりも歯間における段差を境として相対的に大きい固定スクロールを備えるスクロール圧縮機において、前記歯間底高さが大きくなっている前記中央部の歯間底の外郭部を囲むように立設される前記ラップの位置に相当する前記端板の裏側位置に、前記ラップ厚さよりも大きい厚さのリブが立設され、前記リブと前記端板裏側隅部に突設される取り付けボルト用の座面とが連設され、前記リブよりも半径方向外側であって、前記座面以外の部分の端板厚さが前記リブの半径方向内側位置にある前記端板の厚さよりも相対的に小さくなるようにしたものである。
前記中央部の歯間底高さが大きくなっている部分の外郭を囲むように立設される前記ラップは、ガス圧縮行程における当該中央部の高い圧力により外側方向に大きな力を受ける。そのようなラップの位置の裏側にあたる位置に、前記ラップ厚さよりも大きい厚さのリブが立設されると、ラップが裏側から補強される。そして、前記リブと前記端板裏側に突設される取り付けボルト用の座面とが連設されることにより、リブ自体の強度が上がる。これらの補強構造により、前記リブよりも半径方向外側であって、前記座面以外の部分の端板厚さをリブ半径方向内側位置の端板厚さよりも相対的に薄肉化でき、その分吐出キャビティの容量が増える。
また、請求項2に係るスクロール圧縮機は、渦巻き状のラップが立設される端板の表側中央部における歯間底高さが、当該中央部よりも渦巻き方向で外側の当該歯間底高さよりも歯間における段差を境として相対的に大きい旋回スクロールを備えるスクロール圧縮機において、前記旋回スクロールの前記端板に平行な平面に投射した前記ラップ以外の前記端板の重心と前記端板の中心とを結ぶ線をy軸とし、前記端板中心を通って前記y軸に直角な線をx軸としてデカルト座標系としたときに、前記平面に投射した前記ラップのみの重心の位置が第三象限または第四象限に属するように前記歯間底高さの大きい部分の容積が決定されるようにしたものである。
この発明によれば、ラップ以外の端板重心とラップの重心との合成重心位置が端板中心に近づき、結局、旋回スクロール全体の重心位置を端板中心に近づけることができ、モーメントの減少によって自転防止ピンにかかる面圧を減少させることができる。これにより、旋回スクロールの高速化に対応可能となる。なお、ラップ以外の端板の重心とは、文字通り旋回スクロールのラップ以外の部分、すなわち端板単体と歯間底高さが大きい部分とを合わせた部分の重心である。
また、請求項3に係るスクロール圧縮機は、渦巻き状のラップが立設される端板の表側中央部における歯間底高さが、当該中央部よりも渦巻き方向で外側の当該歯間底高さよりも歯間における段差を境として相対的に大きい旋回スクロールを備えるスクロール圧縮機において、前記端板の裏側に一定領域の肉抜き部を有し、前記端板に平行な平面に投射した前記旋回スクロールの重心と前記端板の中心とを結ぶ線をy軸とし、前記端板の中心を通って前記y軸に直角な線をx軸としてデカルト座標系としたときに、前記肉抜き部の領域が第一象限または第二象限に属するように前記肉抜き部の領域の大きさが決定されるようにしたものである。
この発明によれば、旋回スクロールの重心の端板中心からのずれが肉抜き部によって減少するので、モーメントの減少によって自転防止ピンにかかる面圧を減少させることができる。これにより、旋回スクロールの高速化に対応可能となる。なお、旋回スクロールの重心とはラップ、歯間底部および端板の重心を合成したものである。
また、請求項4に係るスクロール圧縮機は、前記スクロール圧縮機において、前記肉抜き部は、2つ以上の領域からなり、それぞれの部分の間にはリブを形成すると共に、前記リブは、自転防止ピン支持部および前記旋回スクロールの中心を通る方向に立設されるようにしたものである。
旋回スクロールが、フロントケースといわゆるピンーリング式自転防止機構で係合し、公転旋回運動中の当該旋回スクロールの自転が防止されるタイプである場合、旋回スクロールの端板裏側には自転防止ピン支持部が設けられる。当該自動防止ピン支持部は自動防止ピンを支持するという重要な役割を果たすものであるから、当該部分の強度は確実に維持されなければならない。この発明では、肉抜き部が当該支持部付近の強度を落とさないように、リブが当該支持部に形成される。また、旋回スクロールの中心、すなわち端板の中心も同様の目的によりリブで強度が維持される。
また、請求項5に係るスクロール圧縮機は、前記スクロール圧縮機において、前記肉抜き部は、前記端板の半径方向外側にいくに従って幅が大きくなるようにしたものである。
半径方向外側の肉を多く抜く(ぬすむ)ことによって、前記旋回スクロールの重心位置の端板中心からのずれを補正しやすくなる。
また、請求項6に係るスクロール圧縮機は、前記スクロール圧縮機において、前記端板の縁部に形成される前記肉抜き部の端板厚さは、前記ラップの厚さよりも大きいようにしたものである。
前記旋回スクロールの重心位置によっては、前記端板の縁部にも肉抜き部が形成され得るが、そのときの当該肉抜き部における端板厚さが、前記ラップの厚さよりも大きいことで、旋回スクロールが破損するという万一の事態の際にも、ラップよりも先に端板が破損するのを防止する。
本発明にかかるスクロール圧縮機によれば、圧縮機の強度や効率を維持しつつ肉抜き部により両スクロールを軽量化し、また旋回スクロールの重心位置を操作することにより旋回スクロールで発生する遠心力mrv2を小さくできる。このため、旋回スクロールとフロントケースとをピン−リングで係合する方式の自転防止機構におけるピンにかかる面圧を小さくすることができ、ピンとリングの摺動部分の焼き付きを防止し、高速化しても信頼性の高いスクロール圧縮機を構築できる。また、肉抜きによる材料コスト削減も可能となる。
以下に、本発明にかかるスクロール圧縮機の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明に係るスクロール圧縮機の構成を示す断面図である。既述したように、スクロール圧縮機1は、ハウジングにボルトで固定された固定スクロール2に対して旋回スクロール3が自転を防止しつつ公転旋回運動することにより冷媒等を圧縮するものである。旋回スクロール3の後ろ側(図面下側)では、フロントケース6がハウジングに固定される。フロントケース6と旋回スクロール3とが接触する概円環状の面にはリング穴4が設けられる。
旋回スクロール3の上記接触面には自転防止ピン支持部を有し、ピン5が挿嵌され、残りは突出する。リング穴4の数だけある当該ピン5の突出部は、それぞれフロントケース6のリング穴4に遊挿される。フロントケース6の内側中心部には、クランク9やバランスウェイト8が格納されるクランク室が設けられる。
図2は、固定スクロールおよび旋回スクロールを示す斜視図である。ここでは、両スクロールの表側(ラップ立設側)の構成を示すために端板12aは簡略化した図としている。図に示すように固定スクロール12の端板12aには、ラップ12bを立設した表面に、段差12hを境としてラップ12bの渦方向に沿って中心部側で高く外終端で低くなる歯間底部12fを備えている。また、旋回スクロール13側の端板13aも端板12aと同様に、ラップ13bを立設した表面に、段差13hを境としてラップ13bの渦方向に沿って中心部側で高く外終端側で低くなる歯間底部13fを備えている。各段差12h、13hは、それぞれラップ12b、13bの渦巻き中心を基準として、各ラップ12b、13bの内終端から同様に進んだ位置に設けてある。
端板12aの表面は、段差12hを形成したことにより、ラップ12bの間に形成した三日月状の圧縮室は、中心部よりに設けた底の浅い歯間底部12fと外終端よりに設けた底の深い歯間底部12gの2つの部位に分けられる。隣り合う歯間底部12f、12g間には、段差12hを構成し、前記歯間底部12f、12gを繋いで垂直に切り立つ連結壁面としている。端板13aの表面も端板12aと同様に、段差13hが形成してあることにより、ラップ13bの間に形成した三日月状の圧縮室は、中心部よりに設けた底の浅い歯間底部13fと外終端よりに設けた底の深い底面13gの2つの部位に分けられる。隣り合う歯間底部13f、13g間には、段差13hを構成し、前記歯間底部13f、13gをつないで垂直に切り立つ連結壁面としている。
図3は、固定スクロールを示す正面図である。上述したように、固定スクロール12の端板12aには、段差12hを境として歯間底高さが大きい歯間底部12fと小さい歯間底部12gとがある。そして、当該歯間底部12fの外郭部を囲むように立設されるラップ12bの形状は、太線で描いた概曲玉形状12iとなる。なお、中央部の穴25は、固定スクロール12に対して旋回スクロール13が旋回運動をすることによって圧縮されたガスが吐出される吐出穴である。
図4は、固定スクロールの裏面を示す背面図である。当該裏面には、表面のラップ12bの厚さよりも大きい厚さのリブ39が立設される。このリブ39は、表面で歯間底高さが大きくなっている中央部の歯間底部12fの外郭部を囲むように立設されるラップ12bの位置に相当する端板の裏側位置に立設されている。具体的には、リブ39は、当該歯間底部12fを囲むように立設されるラップ12b(12i)の外側面に沿って立設される。そして、リブ39と端板隅部に突設される取り付けボルト用の座面31、32、33、34とが連設される。リブ39よりも半径方向外側であって、座面31、32、33、34以外の部分42、43、44、45の端板厚さは、リブ39の半径方向内側位置にある部分41の端板厚さよりも相対的に小さくしてある。
前記中央部の歯間底高さが大きくなっている部分12fの外郭を囲むように立設されるラップ12bは、ガス圧縮行程における当該中央部の高い圧力により外側方向に大きな力を受ける。そのようなラップ12bの位置の裏側にあたる位置に、ラップ12bの厚さよりも大きい厚さのリブ39が立設されると、ラップ12bが裏側から補強される。そして、リブ39と取り付けボルト用の座面31、32、33、34とが連設されることにより、ハウジング組み付け時の固定スクロールの強度が上がる。
これらの補強構造により、リブ39よりも半径方向外側であって、前記座面31、32、33、34以外の部分42、43、44、45の端板厚さをリブ39の半径方向内側位置41の端板厚さよりも相対的に薄肉化でき、これによって固定スクロール2がハウジングに固定されたときに形成される吐出キャビティ10の容量が増える。吐出キャビティ10の容量が増えると、吐出弁の動きに連動して発生する吐出ガスの脈動が吐出キャビティ10の容量が小さい時に比べて低減される。
リブ39のさらに具体的な構成としては、リブ39の高さは、吐出穴25から吐出される圧縮ガスをハウジング(図示省略)との間で遮断しないような高さ9にすることが必要である。また、ハウジングに固定される温度センサー26に吐出ガスを導くための誘導壁40を上記リブ39の内側に設けておくと吐出ガスの温度を検出するのに適した固定スクロールを構築できる。また、リブ39は、座面31、32、33、34のボルト穴35、36、37、38よりも半径方向内側部分に連設されるのが好ましい。このようにすると、リブ39の剛性が上がり、表側のラップ12bが受ける外側方向の力に対しても裏側からの補強効果が上がる。
図5は、旋回スクロールの旋回運動と重心との関係を示す概念図である。旋回スクロール13は、端板中心51とは偏心した位置に駆動中心56があり、当該端板中心51は、当該駆動中心56を中心として360度の駆動奇跡を描きながら旋回運動を繰り返す。旋回スクロール13は、歯底高さが大きい歯間底部13fとラップ13bと端板13とから構成されるが、ラップ13bは端板13に対して中央に位置するものではなく、その形状も点対象図形でもない。さらに歯間底部13fの形状も手伝って、それらの重心を合成した旋回スクロール重心55は、端板13の端板中心とは離れた地点に位置する。
このため、旋回運動の駆動中心56から当該旋回スクロール重心55までの距離rは、端板中心51から駆動中心56までの旋回半径58よりも一般に大きくなるときがある。図6は、旋回スクロールが図5の状態から180度旋回公転したときの状態を示す概念図である。図5の状態から180度旋回公転したときの旋回スクロール13は、旋回スクロール重心が上記旋回半径58よりも小さくなる。このように、旋回スクロール重心の位置が端板中心から離れていると、旋回スクロール13を旋回駆動させるときのモーメントが繰り返し上下することになる。旋回スクロール13がフロントケース(図示省略)とピン−リング係合する方式の場合は、上記上下するモーメントの大きさがピンの面圧を上げてしまう原因の一つである。
図7は、旋回スクロールの重心と端板中心との関係を示す概念図である。旋回スクロール13は、ラップ13bとそれ以外の部分(端板13と歯間底部13f)に分けられる。そして、ラップ13b以外の端板の重心52と端板中心51とを結ぶ線を旋回スクロール13の端板に平行な平面に投射したものをy軸とし、端板中心51を通ってy軸に直角な線をx軸としてデカルト座標系を考えたときに、前記平面に投射したラップ13bのみの重心53の位置が第三象限または第四象限に属するように調整できれば、それら2つを合わせたときの重心はy軸方向成分に相殺される方向にずれると共に、質量が増えることもあってX軸方向にもラップ13bのみの重心53よりも小さくなる方向にずれる。したがって、結局旋回スクロール13の合成重心54は端板中心51に近づくことになる。
そこで、この発明では、旋回スクロール13における歯間底部13fの段差13hの位置を渦巻きに沿った方向で変えることにより、ラップを除いた端板の重心52位置を変え、相対的にラップの重心が上記のように第三象限または第四象限に属するようにする。このようにすれば、ラップ13b以外の端板重心52とラップ13bの重心との合成重心位置が端板中心51に近づき、結局、旋回スクロール13全体の重心位置を端板中心51に近づけることができ、モーメントの減少によって自転防止ピンにかかる面圧を減少させることができる。これにより、旋回スクロールの高速化に対応可能となる。
図8は、旋回スクロールの裏面を示す背面図である。端板3の裏側には一定領域の肉抜き部62、63が設けられる。そして、図7と同様に端板3に平行な平面に投射した旋回スクロールの重心55と端板中心51とを結ぶ線をy軸とし、端板中心51を通ってy軸に直角な線をx軸としてデカルト座標系としたときに、前記肉抜き部62、63の領域または肉抜きによって除かれる容積に端板材料が満たされていると過程したときの当該部分の重心が第一象限または第二象限に属するように前記肉抜き部の領域の大きさが決定される。なお、当該デカルト座標は、端板中心51に対する旋回スクロール重心の方向をy軸の正方向とする。したがって、図の場合の第一象限、第二象限は、端板の下半分の領域ということになる。
このようにすれば、旋回スクロール3の重心の端板中心51からのずれが肉抜き部によって減少するので、モーメントの減少によって自転防止ピンにかかる面圧を減少させることができる。これにより、旋回スクロールの高速化に対応可能となる。なお、ここでの旋回スクロール3の重心とはラップ13b、歯間底部13fおよび端板13の重心を合成したものである。
上記肉抜き部62、63は、領域を広くとるために、2つ以上の領域とすることが好ましい。そして、2つ以上の領域とした場合は、それぞれの部分の間にはリブ64を形成するようにするとよい。さらに、リブ64は、自転防止ピン支持部Sのうち、近隣のもの及び旋回スクロール3の端板中心51を通る方向に立設されることが好ましい。
旋回スクロール3が、フロントケースといわゆるピンーリング式自転防止機構で係合し、公転旋回運動中の当該旋回スクロールの自転が防止されるタイプである場合、旋回スクロール3の端板裏側には穴等の自転防止ピン支持部Sが設けられる。当該自動防止ピン支持部Sは自動防止ピンを支持するという重要な役割を果たすものであるから、当該部分の強度は確実に維持されなければならない。この発明では、肉抜き部62、63が当該支持部付近の強度を落とさないように、リブ64が当該支持部に形成される。また、旋回スクロール3の中心、すなわち端板中心51も同様の目的によりリブ64で強度が維持される。
また、肉抜き部62、63は、図示したように旋回スクロール3の半径方向外側にいくに従って幅が大きくなるように形成されることが好ましい。このように肉抜き部62、63を形成すると、旋回スクロールの重心位置を変化させやすくなる。ただし、この場合であってもリブ64を形成するように肉抜きすることが好ましい。さらに、旋回スクロール3の縁部に肉抜き部69、70を形成する場合、当該肉抜き部69、70の端板厚さは、ラップ13bの厚さよりも大きくしておくことが好ましい。旋回スクロールの重心位置によっては、端板の縁部にも肉抜き部69、70が形成され得るが、そのときの当該肉抜き部69、70における端板厚さが、ラップ13bの厚さよりも大きいことで、旋回スクロール3が破損するという万一の事態の際にも、ラップ13bよりも先に端板が破損するのを防止する。
同図では、旋回スクロール3の四隅に半円形状の肉抜き部65、66、67、68が設けられているが、これはピンやねじといった図示しないフロントケースと旋回スクロール3との摺動面に貼付されるスラストプレートの固定に用いられるピンやねじとの干渉を防止するためと、肉抜きとを兼ねたものである。この場合であっても、肉抜き部全体としては、肉抜き部分の重心が上記第一象限または第二象限に属するようにしておく。
これまで説明したように、本発明にかかるスクロール圧縮機によれば、圧縮機の強度や効率を維持しつつ肉抜き部により両スクロールを軽量化し、また旋回スクロールの重心位置を操作することにより、遠心力mrv2を小さくできる。具体的には、肉抜きによる軽量化によってmを小さくでき、重心位置操作によって、rを小さくできる。このため、旋回スクロールとフロントケースとをピン−リングで係合する自転防止機構におけるピンにかかる面圧を小さくすることができ、ピンとリングの摺動部分の焼き付きを防止し、高速化しても信頼性の高いスクロール圧縮機を構築できる。
上記ピンにかかる面圧と摺動速度の関係であるP−V線図でいえば、ピンにかかる面圧が下がることにより、Pが負の方向にシフトして、限界P−V線よりも内側で高速化に余裕のあるスクロール圧縮機を構築できる。また、旋回スクロールの肉抜きは材料コスト削減にもつながる。
以上は、固定スクロールの薄肉化と、旋回スクロールの重心位置変更および肉取りによってスクロール圧縮機の高速回転化を指向させた発明であるが、上記ピンとリングにおけるリング穴に円滑な潤滑を施すことによっても高速回転化を可能にすることができる技術も発明者は見いだすに至った。以下それを説明する。
図9は、フロントケースの内側端面を示す外観図である。同図は、図1のA方向から見たときの図である。図に示すように、フロントケース6の端面74には周方向に90度おきに4つのリング穴4が設けられる。それぞれのリング穴4にはリング75が圧入若しくは遊嵌され、当該リング75の内側に旋回スクロール側からのピン76が遊挿される。なお、当該リング穴4を設ける数は本発明において問題とはならず、理論的には2つ以上設置することにより自転防止が可能となる。
旋回スクロールは、ピン76がリング穴4のリング75内に遊挿されることでフロントケースと係合し、クランク9によって公転旋回するときの自転が防止される。このときピン76は、リング75内に沿って旋回スクロールの公転方向と同一方向に回転する。クランク室10にはフロントケースの外部から外部潤滑油供給通路80を通って潤滑油が供給される。また、クランク室の潤滑油は、外部潤滑油排出通路85を通ってフロントケースの外部へ排出される。
フロントケースの端面74には、クランク室10から各リング穴4内までを連通する潤滑油供給通路(溝)86、87、88、89が設けられる。また、当該端面74には、各リング穴4内からクランク室10までを連通する潤滑油排出通路81、82、83、84も設けられる。
図10は、潤滑油供給通路とリング穴と構造を示す断面図である。リング穴4は、リング75の高さからスラストプレート厚さを減じた長さ以上の深さの深座ぐり部105を有し、これより深い部分の径はリング75の内径よりも大きく、かつリング75の外形よりも小さいようにする。これにより、リング75は深座ぐり部105の段差に据わる。そして、リング75よりも下にできる油溜まり106を通って潤滑油供給通路87からの潤滑油が流入する。また、潤滑油排出通路96にもリング75内から当該油溜まり106を通った潤滑油が排出される。
油溜まり106は、リング穴4内の潤滑油を保持する役目も果たす。特に旋回スクロールが低速回転のときでもリング穴4内が枯渇することなく、適度な潤滑油を保持できるという利点がある。ピン76の長さについては、リング75の高さと同じとしてもよいし、穴の底に触れない限りリング75の高さ以上としてもよい。ピン76の長さをリング75の高さ以上にすると、リング穴4の下部にできる油だまり106にある潤滑油を回転撹拌する作用が生まれる。これにより、油だまり106の潤滑油が安易に排出されるのを防止し、リング内の潤滑に寄与させることができる。
図9に戻って、潤滑油供給通路86、87、88、89は、クランク9及びバランスウェイト77によってかき回される潤滑油の慣性力を逃がす方向で、かつ前記リング75に向かう方向で前記クランク室と前記リング穴4内とを連通する。潤滑油は、クランク9およびバランスウェイト77が回転することによって当該回転と同方向(図では反時計回り方向)に慣性力をもつようになる。したがって、潤滑油の慣性力を逃がす方向とは、フロントケースの端面74の内周壁に直角となる方向Nよりも回転方向に傾く方向71ということになる。潤滑油供給通路86、87、88、89は、当該逃げる方向であれば直線状に限らず曲線状にして設けてもよい。なお、ここでの慣性力とは、慣性が生じる方向の力という意味であり、物理学上の慣性力とは異なる。
上記のように潤滑油供給通路86、87、88、89を設けるとクランク室10で慣性力をもった潤滑油がスムーズに当該潤滑油供給通路86、87、88、89に流れ込むようになる。最もスムーズに流れるようにするには、潤滑油供給通路86、87、88、89を、リング75からクランク室10の内周円79への接線に沿って設けるとよい。クランク室10を出た潤滑油の慣性力は接線方向に向くからである。
図11は、潤滑油供給通路を示す外観図である。上述したように、潤滑油供給通路86、87、88、89は、リング75からクランク室10の内周円79への接線に沿って設けるとよいが、リング75の中心91から内周円79への接線90に沿わせる場合のみならず、リング75の端部から当該内周円79への接線92に沿わせてもよいし、反対側の端部から当該内周円79への接線93に沿わせるようにしてもよい。なお、この場合であっても潤滑油供給通路86、87、88、89は、直線状に限らず曲線状にして設けてもよい。
図9に戻って、潤滑油排出通路81、82、83、84は、すべてリング穴4内と前記クランク室10とを連通するように設けられる。これにより、クランク室10からリング穴4内、リング穴4内からクランク室10という潤滑油の循環が成立する。しかもその循環はスクロール圧縮機本来の動作によって実現可能となる。また、スクロールによる圧縮過程で最も負荷が大きくなる方向Dから離れた地点において、潤滑油を供給、排出することによって、当該方向Dのフロントケース壁面ひいてはリング穴4の剛性を確保できるという利点もある。なお、潤滑油排出通路81、82、83、84の断面積を潤滑油供給通路よりも小さく採ると、リング穴4の底部の油溜まりに潤滑油が適当に溜まりやすくなり旋回スクロールの低速回転時でもリング75に適切な潤滑を施せる。
このように、本発明にかかるスクロール圧縮機によれば、リング内に潤滑油が効率よく循環し、円滑な潤滑がなされるので、ピンとリングの摺動部分の信頼性が向上し、従来のミスト潤滑に頼っていた状態よりも焼き付きにくくなる。これにより、さらなる高速化に適したスクロール圧縮機を構築できる。
図12は、本発明の変形例を示す外観図である。この例では、潤滑油排出通路95、96、97、98が、すべてリング穴4内から前記フロントケース外部に連通するように設けられる点が特徴である。このようにしても、円滑な潤滑が可能になると共に、スクロールによる圧縮過程で最も負荷が大きくなる方向Dから離れた地点から潤滑油を排出することによって、当該方向Dのフロントケース壁面ひいてはリング穴4の剛性を確保できる。潤滑油が潤滑油排出通路95、96、97、98からフロントケース外部へ排出されると、クランク室10の潤滑油は減っていく傾向にあるが、足りなくなる分は排出される潤滑油の量に応じて、または定期的に外部潤滑油供給通路から補うようにすればよい。
図13は、本発明の別の変形例を示す外観図である。この例では、潤滑油排出通路96、101がリング75内とフロントケース外部とを、潤滑油排出通路99、100がリング75内とクランク室10とを連通するように設けられる点が特徴である。一般に、スクロール圧縮機は空気調和装置等の一部として配置される上下方向の向きが決まっている。したがって、フロントケースもある一定方向が重力方向となることが決まる。
この例では、重力が下向きとなる場合を示している。潤滑油排出通路96、101を上向きにしておき、その他の潤滑油排出通路99、100を水平方向にすれば、リング75内に溜まる潤滑油が重力作用によって余計に排出されるのを防止できる。つまり、すべての潤滑油排出通路96、99、100、101が水平方向よりも上向きで、リング穴4内からクランク室10またはフロントケース外部までを連通するように設計すれば、重力による潤滑油の余計な排出が防止される。
潤滑油排出通路96、99、100、101を上記のようにしても、円滑な潤滑が可能になると共に、スクロールによる圧縮過程で最も負荷が大きくなる方向Dから離れた地点から潤滑油を排出することによって、当該方向Dのフロントケース壁面ひいてはリング穴4の剛性を確保できる。この場合、上記の例よりは、クランク室10の潤滑油が減っていく傾向が小さいが、足りなくなる分は定期的、または排出される潤滑油の量に応じて外部潤滑油供給通路から補うようにすればよい点は同様である。
以上のように、本発明にかかるスクロール圧縮機は、空気調和装置や冷凍装置の一部として具備されるもので、今後も高速回転化が予想される当該スクロール圧縮機の生産、使用等にかかるものである。
本発明に係るスクロール圧縮機の構成を示す断面図である。 固定スクロールおよび旋回スクロールを示す斜視図である。 固定スクロールを示す正面図である。 固定スクロールの裏面を示す背面図である。 旋回スクロールの旋回運動と重心との関係を示す概念図である。 旋回スクロールが180度旋回公転したときの状態を示す概念図である。 旋回スクロールの重心と端板中心との関係を示す概念図である。 旋回スクロールの裏面を示す背面図である。 フロントケースの内側端面を示す外観図である。 潤滑油供給通路とリング穴と構造を示す断面図である。 潤滑油供給通路を示す外観図である。 本発明の変形例を示す外観図である。 本発明の別の変形例を示す外観図である。
符号の説明
1 スクロール圧縮機
2 固定スクロール
3 旋回スクロール
3 端板
4 リング穴
5 ピン
6 フロントケース
8 バランスウェイト
9 クランク
10 吐出キャビティ
12 固定スクロール
12a、13a 端板
12b、13b ラップ
12f、13f 歯間底部
12h、13h 段差
13 旋回スクロール
25 吐出穴
26 温度センサー
31 座面
39 ラップ
39、64 リブ
51 端板中心
52 端板重心
55 旋回スクロール重心
56 駆動中心
58 旋回半径
74 端面
79 内周円
80 外部潤滑油供給通路
81〜84、95〜101 潤滑油排出通路
85 外部潤滑油排出通路
86〜89 潤滑油供給通路

Claims (6)

  1. 渦巻き状のラップが立設される端板の表側中央部における歯間底高さが、当該中央部よりも渦巻き方向で外側の当該歯間底高さよりも歯間における段差を境として相対的に大きい固定スクロールを備えるスクロール圧縮機において、
    前記歯間底高さが大きくなっている前記中央部の歯間底の外郭部を囲むように立設される前記ラップの位置に相当する前記端板の裏側位置に、前記ラップ厚さよりも大きい厚さのリブが立設され、前記リブと前記端板裏側隅部に突設される取り付けボルト用の座面とが連設され、前記リブよりも半径方向外側であって、前記座面以外の部分の端板厚さが前記リブの半径方向内側位置にある前記端板の厚さよりも相対的に小さいことを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 渦巻き状のラップが立設される端板の表側中央部における歯間底高さが、当該中央部よりも渦巻き方向で外側の当該歯間底高さよりも歯間における段差を境として相対的に大きい旋回スクロールを備えるスクロール圧縮機において、
    前記旋回スクロールの前記端板に平行な平面に投射した前記ラップ以外の前記端板の重心と前記端板の中心とを結ぶ線をy軸とし、前記端板中心を通って前記y軸に直角な線をx軸としてデカルト座標系としたときに、前記平面に投射した前記ラップのみの重心の位置が第三象限または第四象限に属するように前記歯間底高さの大きい部分の容積が決定されることを特徴とするスクロール圧縮機。
  3. 渦巻き状のラップが立設される端板の表側中央部における歯間底高さが、当該中央部よりも渦巻き方向で外側の当該歯間底高さよりも歯間における段差を境として相対的に大きい旋回スクロールを備えるスクロール圧縮機において、
    前記端板の裏側に一定領域の肉抜き部を有し、前記端板に平行な平面に投射した前記旋回スクロールの重心と前記端板の中心とを結ぶ線をy軸とし、前記端板の中心を通って前記y軸に直角な線をx軸としてデカルト座標系としたときに、前記肉抜き部の領域が第一象限または第二象限に属するように前記肉抜き部の領域の大きさが決定されることを特徴とするスクロール圧縮機。
  4. 前記肉抜き部は、2つ以上の領域からなり、それぞれの部分の間にはリブを形成すると共に、前記リブは、自転防止ピン支持部および前記旋回スクロールの中心を通る方向に立設されることを特徴とする請求項3に記載のスクロール圧縮機。
  5. 前記肉抜き部は、前記端板の半径方向外側にいくに従って幅が大きくなることを特徴とする請求項3または4に記載のスクロール圧縮機。
  6. 前記端板の縁部に形成される前記肉抜き部の端板厚さは、前記ラップの厚さよりも大きいことを特徴とする請求項3〜5のいずれか一つに記載のスクロール圧縮機。
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