JPH07233790A - スクロール流体機械の油膜潤滑軸受装置 - Google Patents

スクロール流体機械の油膜潤滑軸受装置

Info

Publication number
JPH07233790A
JPH07233790A JP2395894A JP2395894A JPH07233790A JP H07233790 A JPH07233790 A JP H07233790A JP 2395894 A JP2395894 A JP 2395894A JP 2395894 A JP2395894 A JP 2395894A JP H07233790 A JPH07233790 A JP H07233790A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
oil film
crankshaft
scroll
scroll fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2395894A
Other languages
English (en)
Inventor
Mototsugu Omori
基次 大森
Tomoaki Inoue
知昭 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2395894A priority Critical patent/JPH07233790A/ja
Publication of JPH07233790A publication Critical patent/JPH07233790A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01CROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
    • F01C21/00Component parts, details or accessories not provided for in groups F01C1/00 - F01C20/00
    • F01C21/02Arrangements of bearings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はスクロール流体機械に係り、特にその
油膜潤滑軸受装置に関するものであり、すべり軸受内に
常に適正な油膜圧力を発生させ、軸受の損傷を防止する
ことができるスクロール流体機械の油膜潤滑軸受装置を
提供することを目的としている。 【構成】クランクシャフト9を支承する旋回スクロール
3内のすべり軸受8、及び上・スクロール圧縮機のフレ
ーム10に固着された薄肉のすべり軸受8,下側すべり
軸受11,12において、軸受両端部分とその背面に対
向するフレーム10とが接触しないようにして、軸受の
両端に変形可能な張出部分を形成させ、ガス圧縮作用に
よるシャフトの傾斜に軸受両端部が追随して変形するよ
うにしたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷凍空調用などの冷媒圧
縮機,膨張機あるいは流体ポンプ等などに用いられ、か
つインバータ等で速度可変でしかもワイドレンジで運転
されるスクロール流体機械に係り、特にその油膜潤滑軸
受装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来の油膜潤滑軸受装置を備え
たスクロール流体機械の荷重の作用と軸方向圧力分布と
の関係を示すクランクシャフト部分の説明図(特開昭57
−76201号公報参照)である。クランクシャフト9はモ
ータ(表示せず)により回転駆動される。クランクシャ
フト9の回転により、旋回スクロール3は自転のない旋
回運動をする。この運動により、吸入ポート(表示せ
ず)から吸入したガスは旋回スクロール3で圧縮され、
流体の圧縮作用によるガス力がクランク部9b及びシャ
フト部9aを介して旋回スクロール3及びフレーム10
に固着されたすべり軸受50、及び上側すべり軸受5
1,下側すべり軸受52に作用する。この場合、各軸受
はクランクシャフト9に同期して回転する一定の荷重を
受ける。このため、各軸受50,51,52に給油・潤
滑するためのクランクシャフト9の表面に設けた軸方向
の給油溝40,41,42の各位置は、給油路19から
給油された油が速やかに負荷面に引き込まれるように最
大荷重の方向より90°程度の進み位置に設けられてい
る。
【0003】旋回スクロール3の流体圧縮作用による流
体力P1は、旋回スクロール3,すべり軸受8を介して
クランクシャフトのクランク部9bに作用する。このた
めクランクシャフト9は、上側のすべり軸受51と下側
のすべり軸受52の中で傾く。この結果、すべり軸受5
1には荷重P2 が、またすべり軸受52には荷重P
作用する。これらの各荷重P,P2 ,P3 はクラン
クシャフト9の回転と同期して移動する。この結果、ス
クロール3により形成される流体力P1 と、下側すべり
軸受52の軸受反力f3 は同一方向となり、これに対し
上側すべり軸受51の軸受反力f2 は逆方向となる。こ
れにより、上側すべり軸受51及び下側すべり軸受52
の給油溝41,42の位置は、上記傾きから、前記のよ
うにクランクシャフト9の回転方向に90°程度P2
びP3 より進んだ位置に設ければ良いことになる。
【0004】図13及び図14は従来の他の油膜潤滑軸
受の構造(実開平4−134924号公報)を示す。軸受材62
と軸60の間の接触面には油膜が保持され、油膜の油を
供給保持するための油溝63が軸長手方向に亘り表面に
設けられている。油溝63の背後の軸受材61には、こ
の油溝と対応する位置に油溝63の幅より寸度の大きい
開口部64が設けられている。これにより軸受材61の
軸受接触面の端部64,65の剛性を弱くすることによ
り、油溝端部65,66における急激な面圧上昇を緩和
して油膜が途切れることを防いでいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、上述(図11)のようにシャフトの傾斜に対しては
軸受への給油位置の適正化により対応しているが、シャ
フトの傾斜による軸受端部の片当たりによる軸受の損傷
に対しては配慮されておらず、インバータ等での回転数
可変制御によるワイドレンジ運転の場合のように一つの
機械で低速から高速に至る広い範囲で運転される場合に
対しては、特に油膜厚さが十分でない低速回転領域での
シャフト傾斜による軸受の片当たりの問題があった。図
12はクランクシャフト9が傾斜したときと傾斜しない
ときの軸受内の油膜圧力の計算結果の一例を示したもの
であるが、図12のように、シャフト部9bが傾斜する
と軸受の端部における軸受油膜圧力はシャフト9bが傾
斜していない場合よりも非常に大きくなる。つまり、軸
受両端部の軸受油膜厚さが軸受中央部よりも極端にうす
くなり、軸受の片当たりが生じ易くなる。このため軸受
端部が損傷を受け易くなるという問題があった。
【0006】また、他の従来技術(図13,図14)に
おいても、軸受材61に設けた開口部64は油溝63の
円周方向の端部65,66の剛性を低下させることはで
きるが、軸受の長手方向の両端部における軸の傾斜に対
しての変形は少なく、したがって軸の傾斜による軸受両
端部の面圧は大きく上昇し、片当たりが生じ易くなる。
このため軸受端部が損傷を受け易くなるという問題があ
った。
【0007】本発明は上記従来の欠点を解消するために
なされたもので、すべり軸受内に常に適正な油膜圧力を
発生させ、軸受の損傷を防止することができるスクロー
ル流体機械の油膜潤滑軸受装置を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
めに本発明では、スクロール圧縮機のフレームに固着さ
れた薄肉のすべり軸受において、この軸受の両端部分と
その背面に対向するフレームとが接触しないようにし
て、軸受の両端に変形可能な張出部分を形成させ、ガス
圧縮作用によるシャフトの傾斜に軸受両端部が追随して
変形するようにしたことを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明によれば、シャフトがガス圧縮作用によ
り傾斜した場合、それに対応して軸受の両端部にシャフ
トの傾斜に追随して変形するように変形可能な張出部分
が設けられているので、シャフトの傾斜に基づく軸受端
部の片当たりが防止でき、したがって軸受の損傷を防止
することができる。このため低速回転から高速回転の全
範囲にわたるワイドレンジ運転に対し信頼性の高いすべ
り軸受で回転軸を支承することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図10によ
り説明する。図1〜図10において、図11と同一符号
は同一または相当部分を示し、説明を省略する。また、
図2〜図10は図1の一部分を示したもので、その周辺
の詳細は図示を省略してある。
【0011】図1及び図2において、1はチャンバ、2
は固定スクロール、3は旋回スクロールであり、固定ス
クロール2と旋回スクロール3にはそれぞれ円板状の鏡
板4,5とこれに直立して形成された渦巻状のラップ
6,7とを備え、互いに対向して噛み合わせられ、これ
らは吸入ポート16及び吐出ポート18を有するチャン
バ1の内部に納められている。旋回スクロール3にはそ
の背面側に円筒薄肉状でかつ両端に張出部60,61を
有するすべり軸受8が装着されており、このすべり軸受
8はクランクシャフト9のシャフト部9aの中心に対し
て偏心しているクランク部9bが遊嵌されている。クラ
ンクシャフト9のシャフト部9aはフレーム10に装着
された円筒薄肉状でかつ両端に張出部62,63及び2
0,21を有する上側すべり軸受11及び下側すべり軸
受12によって支承されている。軸受11,12への給
油は、チャンバ1底部の油が油溜43の圧力と、フレー
ム10,細孔44及び旋回スクロール3で形成される背
圧室45の圧力との圧力差により、クランクシャフト9
内に穿設された給油路19を上昇し、給油路19に通じ
るクランクシャフト9の外表面において軸方向に設けた
給油溝47及び48により供給される。また、給油路1
9を上昇した油はクランクシャフト9の最上端へ流入
し、次いでクランク部9bの外表面に軸方向に欠設して
設けた軸受潤滑のための給油溝46に流入し、旋回スク
ロール3内のすべり軸受8を潤滑する。すべり軸受8、
及び上側すべり軸受11を潤滑した油は背圧室25に排
出される。また、上側すべり軸受11から排出された油
の一部及び下側すべり軸受12から排出された油の一部
は排油孔31を通してチャンバ1に排出される。
【0012】クランクシャフト9はモータ13により回
転駆動される。クランクシャフト9の回転により、旋回
スクロール3はオルダムリング14とオルダムキー15
により、自転のない旋回運動をする。この運動により、
吸入ポート16から吸入したガスは旋回スクロール3と
固定スクロール2との内部で圧縮され、吐出ポート18
から吐出される。この場合、流体の圧縮作用によるガス
力は旋回スクロール3,すべり軸受8及びクランクシャ
フト9のクランク部9bを介してすべり軸受11,12
に作用する。これらの力はクランクシャフト9と同期し
て回転する一定荷重である。
【0013】このような構成において、いま軸が回転し
シャフト部9aと偏心軸であるクランク部9bとからな
るクランクシャフト9が、シャフト部9aにおいてモー
タで回転駆動を受け、クランク部9bとこれにすべり軸
受8を介して固着されている旋回スクロール3が固定ス
クロール2に対し旋回運動をして吸入流体を圧縮する
と、クランクシャフト9のオーバハング上端には旋回ス
クロール3を介して流体の圧縮作用による力が加わる。
このため、その転倒モーメントによりクランクシャフト
9は前述の図11のように大きく傾き、したがってこの
クランクシャフト9を支承しているすべり軸受8,上側
すべり軸受11及び下側すべり軸受12の両端部には大
きな荷重が加わり、前述の図12の破線のような大きな
軸受油膜圧力が生ずる。しかし、軸受両端部には張出部
60〜63及び20,21があり、しかも薄肉の軸受で
あるので、加わる荷重の大きさに応じて各張出部は先端
末広がり状つまりラッパ状に径が広がるように変形する
ことができる。このため、軸受両端部はクランクシャフ
ト9の傾斜に対応して変形傾斜をするので、軸受の両端
部とクランクシャフト9との片当たりの発生を防止する
ことができる。
【0014】本発明によれば、すべり軸受の両端部に設
けた張出部により、流体圧縮時の転倒モーメントにより
生ずるクランクシャフトの傾きによる軸受両端部の片当
たりが防止でき、このため軸受両端部内における油膜圧
力生成が適正に行われ軸受の損傷を防止できるので、軸
受の信頼性を著しく高める効果が得られる。
【0015】図3は本発明の第2の実施例を下側すべり
軸受12に対し示したものである。本発明が前述した第
1の実施例と異なるところは、すべり軸受12の張出部
20,21の背面に対向するフレーム10の表面をテー
パー状に形成させかつ張出部20,21とのすきまを末
広がりにラッパ状にしたテーパー部を設けたことであ
る。この場合には、流体圧縮時の転倒モーメントにより
生ずるクランクシャフト9の傾きによる軸受張出部2
0,21に加わる大きな荷重による張出部20,21の
変形をクランクシャフト9の傾きに正しく沿うようにガ
イドすることができ、また極端に大きな変形を抑制する
ことができるので、第一の発明の効果をより高めさせ得
るという効果がある。
【0016】図4及び図5は本発明の第3の実施例を下
側すべり軸受12に対し示したものである。本発明が前
述した第1の実施例と異なるところは、すべり軸受12
の張出部20,21の軸受背面に円周方向に凹凸の溝2
4,25を設けたことである。この場合には、張出部2
0,21の剛性を低くできるので、流体圧縮時の転倒モ
ーメントにより生ずるクランクシャフト9の傾きによる
軸受張出部20,21に加わる大きな荷重による張出部
20,21の変形をクランクシャフト9の傾きに容易に
追随させることができ、第一の発明の効果をより容易に
得られるという効果がある。
【0017】図6及び図7は本発明の第4の実施例を下
側すべり軸受12に対し示したものである。本発明が前
述した第1の実施例と異なるところは、すべり軸受12
の張出部20,21に軸方向のスリット26,27を円
周方向に複数個設けたことである。この場合には、張出
部20,21の剛性を容易に低くできるので、流体圧縮
時の転倒モーメントにより生ずるクランクシャフト9の
傾きによる軸受張出部20,21に加わる大きな荷重に
よる張出部20,21の変形をクランクシャフト9の傾
きに容易に追随させることができ、第一の発明の効果を
より容易に得られるという効果がある。
【0018】図8は本発明の第5の実施例を下側すべり
軸受12に対し示したものである。本発明が前述した第
1の実施例と異なるところは、すべり軸受12の張出部
20,21の背面を先細状に変断面とした先細張出部2
8,29にしたことである。この場合には、張出部の剛
性を先端部ほど低くできるので、流体圧縮時の転倒モー
メントにより生ずるクランクシャフト9の傾きによる先
細張出部28,29に加わる大きな荷重による張出部2
8,29の変形を先端部分に特に大きくすることによ
り、軸受中央部分の長さの割合を大きくしてクランクシ
ャフト9の傾きに対する片当たりによる軸受の損傷を防
止するとともに、軸受の通常荷重に対する耐荷重性も大
きくすることができるという効果がある。
【0019】図9は本発明の第6の実施例を下側すべり
軸受12に対し示したものである。本発明が前述した第
1の実施例と異なるところは、すべり軸受12の張出部
20,21の背面を軸受中央部より薄肉にした薄肉張出
部30,31を設けたことと、薄肉張出部30,31の
背面に対向するフレーム10の表面が軸受中央部を固着
している部分と段のない同じ直径としたことである。こ
の場合には、フレーム10に段差を特に設けることなく
すべり軸受12に薄肉張出部30,31を容易に形成さ
せることができるとともに、張出部の剛性も低くできる
ので、クランクシャフト9の傾きによる薄肉張出部3
0,31の変形をクランクシャフト9の傾きに容易に追
随させることができ、第一の発明の効果をより容易に得
られるという効果がある。
【0020】図10は本発明の第7の実施例を下側すべ
り軸受12に対し示したものである。本発明が前述した
第1の実施例と異なるところは、すべり軸受12の張出
部をクランクシャフト9の傾きに対応して予め湾曲末広
がり状に加工成形した湾曲張出部32,33を設けたこ
とである。この場合には、軸受両端部がクランクシャフ
ト9の傾きに合わせた形状になっているので、クランク
シャフト9の傾きに対して湾曲張出部32,33の片当
たりの発生を防止させることができ、このため軸受両端
部内における油膜圧力生成が適正に行われ軸受の損傷を
防止できるので、軸受の信頼性を著しく高める効果が得
られる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、す
べり軸受の両端部にクランクシャフトの傾斜に対応して
傾斜し得る張出部分を形成させることができるので、ク
ランクシャフトのガス圧縮作用時に傾斜してもすべり軸
受の両端部内の油膜圧力生成が適正化され、片当たりに
よる軸受の損傷を防止することができ、このため低速回
転から高速回転の全範囲にわたるワイドレンジ運転に対
し信頼性の高いすべり軸受を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油膜潤滑軸受装置を備えたスクロール
流体機械の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1の下側すべり軸受部分を拡大して示した縦
断面図である。
【図3】本発明の油膜潤滑軸受装置の第2の実施例を下
側すべり軸受に適用した場合を示す縦断面図である。
【図4】本発明の油膜潤滑軸受装置の第3の実施例を下
側すべり軸受に適用した場合を示す縦断面図である。
【図5】図4のA−A′矢視の断面図である。
【図6】本発明の油膜潤滑軸受装置の第4の実施例を下
側すべり軸受に適用した場合を示す縦断面図である。
【図7】図6のA−A′矢視の断面図である。
【図8】本発明の油膜潤滑軸受装置の第5の実施例を下
側すべり軸受に適用した場合を示す縦断面図である。
【図9】本発明の油膜潤滑軸受装置の第6の実施例を下
側すべり軸受に適用した場合を示す縦断面図である。
【図10】本発明の油膜潤滑軸受装置の第7の実施例を
下側すべり軸受に適用した場合を示す縦断面図である。
【図11】従来の油膜潤滑軸受装置を備えたスクロール
流体機械の荷重の作用と軸方向圧力分布との関係を示す
クランクシャフト部分の説明図である。
【図12】従来の給油装置を備えた軸受について、クラ
ンクシャフトが傾斜したときと傾斜しないときの軸受内
の油膜圧力の計算結果の一例を示す説明図である。
【図13】従来の他の油潤滑軸受の構造を示す縦断面図
である。
【図14】図13の縦断側面図である。
【符号の説明】
2…固定スクロール、3…旋回スクロール、8…すべり
軸受、9…クランクシャフト、10…フレーム、11,
12…上側,下側すべり軸受、20,21…張出部、2
2,23…テーパー部、24,25…溝、26,27…
スリット、28,29…先細張出部、30,31…薄肉
張出部油溝、32,33…湾曲張出部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】渦巻状の歯を有する固定スクロールと、こ
    れに対向しかつ噛み合わされた旋回スクロールの背面に
    結合された円筒型のすべり軸受に遊嵌されたクランクシ
    ャフトのクランク部と、フレームに固着された薄肉形の
    すべり軸受で支承されたクランクシャフトのシャフト部
    と、クランクシャフトを回転駆動する駆動モータと、前
    記シャフト及びクランク部の中心部分に穿設された給油
    路を備え、クランク部の端面空間及びシャフト部の半径
    方向に設けた給油孔を通してそれぞれ給油される薄肉の
    すべり軸受において、該軸受の両端部分とそれに対向す
    るフレームとが接触しないようにして、軸受の両端に張
    出部分を形成させたことを特徴とするスクロール流体機
    械の油膜潤滑軸受装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、軸受の張出部に対向す
    るフレームの表面をテーパー状に形成させたことを特徴
    とするスクロール流体機械の油膜潤滑軸受装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、軸受の張出部の軸受背
    面に円周方向に凹凸の溝を設けたことを特徴とするスク
    ロール流体機械の油膜潤滑軸受装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、軸受の張出部に長手方
    向にスリットを設けたことを特徴とするスクロール流体
    機械の油膜潤滑軸受装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、軸受の張出部の背面を
    先細状に変断面化させたことを特徴とするスクロール流
    体機械の油膜潤滑軸受装置。
  6. 【請求項6】請求項1において、軸受の張出部の背面を
    軸受中央部より薄肉にしたことを特徴とするスクロール
    流体機械の油膜潤滑軸受装置。
  7. 【請求項7】請求項1において、軸受の張出部を湾曲末
    広がり状に成形したことを特徴とするスクロール流体機
    械の油膜潤滑軸受装置。
JP2395894A 1994-02-22 1994-02-22 スクロール流体機械の油膜潤滑軸受装置 Pending JPH07233790A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2395894A JPH07233790A (ja) 1994-02-22 1994-02-22 スクロール流体機械の油膜潤滑軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2395894A JPH07233790A (ja) 1994-02-22 1994-02-22 スクロール流体機械の油膜潤滑軸受装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07233790A true JPH07233790A (ja) 1995-09-05

Family

ID=12125063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2395894A Pending JPH07233790A (ja) 1994-02-22 1994-02-22 スクロール流体機械の油膜潤滑軸受装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07233790A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1096150A3 (en) * 1999-11-01 2002-04-03 Copeland Corporation Scroll machine
KR100882481B1 (ko) * 2007-04-25 2009-02-06 엘지전자 주식회사 스크롤 압축기의 오일 공급구조
JP2012052417A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd スクロール型圧縮機、軸受の組み立て方法
JP2012127240A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd スクロール圧縮機

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1096150A3 (en) * 1999-11-01 2002-04-03 Copeland Corporation Scroll machine
AU761919B2 (en) * 1999-11-01 2003-06-12 Emerson Climate Technologies, Inc. Conical hub bearing for scroll machine
KR100729539B1 (ko) * 1999-11-01 2007-06-18 코우프랜드코포레이션 스크롤기계용 원뿔형 허브 베어링
KR100882481B1 (ko) * 2007-04-25 2009-02-06 엘지전자 주식회사 스크롤 압축기의 오일 공급구조
JP2012052417A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd スクロール型圧縮機、軸受の組み立て方法
JP2012127240A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd スクロール圧縮機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4310960B2 (ja) スクロール型流体機械
JPH01159480A (ja) スクロール式機械
US5127809A (en) Scroll compressor with reinforcing ribs on the orbiting scroll
JPH03141884A (ja) 圧縮機
KR20020087837A (ko) 올덤 커플링을 위한 클리어런스를 가진 스크롤 압축기
US4473343A (en) Bearing device for scroll-type compressor
KR960001626B1 (ko) 스크롤유체기계의 급유장치
JPH0372840B2 (ja)
US5104302A (en) Scroll compressor including drive pin and roller assembly having sliding wedge member
JP2557533B2 (ja) 密閉型可変速スクロール圧縮機
JPH07233790A (ja) スクロール流体機械の油膜潤滑軸受装置
JP2001041162A (ja) 容積形流体機械
JP3110970B2 (ja) 軸貫通スクロール圧縮機
JP2017155718A (ja) 流体機械
JPH0712068A (ja) スクロール流体機械の軸受給油装置
JPS6256356B2 (ja)
JPH08284853A (ja) スクロール圧縮機
JP2011174407A (ja) スクロール流体機械
JPH08319959A (ja) スクロール圧縮機
JPS62126203A (ja) スクロ−ル流体機械
JP2607707B2 (ja) スクロール流体機械
JPH05231357A (ja) スクロール流体機械
JPS63268993A (ja) スクロ−ル圧縮機
JP3252687B2 (ja) スクロール圧縮機
JPH0768948B2 (ja) スクロ−ル圧縮機