JP2005240475A - 立ち上げ管の配管構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 確実に止水でき、立ち上げ管の上端部の位置に狂いがあっても配管作業を容易にでき、施工後も壁裏の漏水箇所の確認を簡単にでき、万一漏水しても壁裏を濡らすことがないようにする。
【解決手段】 壁1の裏側に管2を立ち上げ、この管2の上端にエルボ3を壁1に先端部を向けて接続する。エルボ3の先端部に対応する壁1の位置に切欠窓4を形成し、この切欠窓4を閉塞する蓋5を介して管2を室内に引き込む。外周面に雄ネジ部7aを有するアダプター7を、貫通孔8に通して、且つ雄ネジ部7aを室内に配置させてエルボ3の先端部に接続する。アダプター7の雄ネジ部7aに室内側からナット11を螺合する。ナット11とフランジ部3aとで蓋5を水密状に挟み付ける。蓋5を伸縮状に形成して貫通孔8の位置をエルボ3の先端部の位置に合わせて微調整自在に形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、立ち上げ管の配管構造に関し、更に詳しくは例えばユニットバスの壁裏に配管した湯水用の管を、室内側に引き込むときの配管構造に関するものである。
従来この種の構造としては、例えば特許文献1記載されているものがある。この従来構造は、壁パネルに所定寸法の開口を形成し、パネル本体の裏側に、複数の配管継手を取り付けた配管固定具を配置すると共に、浴室側に配管継手の継手部を覗かせる穴を形成した開口部カバーを配置し、配管固定具と開口部カバーを壁パネルを挟んで固定しているものである。
従来、ユニットバス等における湯水用の配管設備は、この従来例にもみられるように、壁裏に複数の管(例えば給水管、給湯管、給湯器やボイラーに接続した追焚き用の出入管)が配管されるのが通例である。そしてこの複数の管に継手を接続し、この継手を、壁にあけた切欠窓(開口部)の蓋(カバー)を介して浴室内に引き込み、浴室側の配管と接続しているものである。
特開2003−268820号公報
而してこの種の壁裏配管は、ユニットバスの施工前に水道工事業者によって行なわれるが、管が立ち上げられる場合、その全ての管の上端部を正確に位置決めしづらいことから、上端部は、向きや、前後、左右の位置に狂いがあることが通例である。
従って従来は、立ち上げ管の上端部の継手に蓋の貫通孔を通し、蓋を壁に固定する作業が不便で、この種の作業に手間暇がかかる、という問題点があった。また従来は、立ち上げ管の接続作業や止水作業が立ち上げ管の種類や配管径に左右されたから、止水性能が作業者の熟練度におうところが大きく、常に同じレベルでの止水性能を確保しにくかった。また従来は、蓋を、一旦、壁に固定すると、継手等のネジ込み箇所の確認を簡単にできなかったから、ユニットバスのメンテナンス性能の低下を招く、という問題があり、また壁裏の継手の箇所が漏水すると、水が外に漏れ出て壁裏を濡らす、という問題点があった。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑み、提案されたものである。
従って本発明の解決しようとする技術的課題は、立ち上げ管の配管径等に左右されることなく確実に止水でき、上端部の位置に狂いがあっても配管作業を容易に且つ確実にでき、施工後も壁裏の漏水箇所の確認を簡単にでき、万一漏水しても浴室側に水を導いて壁裏を濡らすことがないよう形成した立ち上げ管の配管構造を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、次のような技術的手段を採る。
即ち本発明は、図1等に示されるように、壁1の裏側に湯水用の管2が立ち上げられ、この立ち上げ管2の上端にエルボ3が壁1に先端部を向けて接続され、このエルボ3の先端部に対応する壁1の位置に切欠窓4が形成され、この切欠窓4を閉塞する蓋5を介して上記の立ち上げ管2が室内に引き込まれている立ち上げ管の配管構造であって、外周面に雄ネジ部7aを有するアダプター7が、上記の蓋5に形成されている貫通孔8に通されて、且つ雄ネジ部7aを室内に配置させて上記のエルボ3の先端部に接続され、このアダプター7の雄ネジ部7aに室内側からナット11が螺合され、このナット11とエルボ3のフランジ部3aとで上記の蓋5が水密状に挟み付けられ、蓋5が伸縮状に形成されて貫通孔8の位置をエルボ3の先端部の位置に合わせて微調整自在に形成されていることを特徴とする(請求項1)。
本発明の場合、アダプター7は、その前端に室内側の配管が接続されるものであり、このアダプター7が通される貫通孔8の位置の止水は、蓋5を挟んでナット11とエルボ3のフランジ部3aとの間に、平座金9やパッキン10等を適宜介在させることで実現される。蓋5の材質は、可撓性や軟質性の例えばゴム材や合成樹脂材等が好ましい。本発明の場合、蓋5の伸縮性は、後述するような蛇腹状部5aで、構造的機械的に実現したり、或いは蓋5を形成する例えばゴム材等の材料自体の性質を活かして実現される。
この場合本発明は、アダプター7が雄ネジ部7aを有するのに代え、図10に示されるように、外周面にフランジ71が形成され、このフランジ71に軸心に沿って延びるネジ込み孔72がフランジ71の周方向に等間隔をあけて複数貫通され、このネジ込み孔72に室内側から止めネジ15がネジ込まれ、この止めネジ15で蓋5がエルボ3のフランジ部3aに水密状に固定されているのでも良い(請求項2)。
この場合も、止めネジ15によって、ナット11の場合と同様、アダプター7と蓋5との間の漏水を防止できるからである。
また本発明は、ナット11又は止めネジ15の締付力が加わる貫通孔8の周辺の蓋5の部位5bと、壁1に接する蓋5の周辺部5cとが、他の部位5dより硬質状に形成されたり(請求項3)、他の部位5dより厚く形成されているのでも良い(請求項4)。
なぜならこれによると、止水箇所5b、5cの強度が増し、大きな締付力が加わっても変形しにくくなり、水密性を一層向上できるからである。
また請求項1乃至4の何れかに記載の本発明は、蓋5が、貫通孔8を囲繞する蛇腹状部5aを備えて伸縮自在に形成されているのが好ましい(請求項5)。
なぜならこれによると、貫通孔8の位置を前後、左右、上下にバランス良く動かすことができ、配管操作が容易になり、無理なく蓋5を壁1に取り付けて切欠窓4を閉塞できるからである。
また請求項1乃至5の何れかに記載の本発明は、蓋5の周辺部5cに、蓋5と外形が同じ枠状の蓋押さえ12が室内側からあてがわれ、この蓋押さえ12で蓋5が壁1に固定されているのが好ましい(請求項6)。
なぜならこれによると、蓋5の周辺部5cを壁1に均一に密着させることができ、蓋5と壁1との水密性を一層向上できるからである。
本発明は、このようにエルボのフランジ部を止水箇所として利用し、アダプターの雄ネジ部にナットを室内側から締め付けることにより、止水するものである。従ってこれによれば、立ち上げ管の様々な配管種類や配管径に左右されることなく、確実な止水処理が可能となり、止水性能を向上できる。
また本発明は、蓋を伸縮状に形成して貫通孔の位置を微調整自在に形成しているものである。従ってこれによれば、立ち上げ管に接続したエルボの先端部の位置に、前後、上下、左右、或いは向きに多少狂いがあっても(図5の点線状態参照)、柔軟に追従して対応でき、配管作業を容易にできる。
また本発明は、蓋が伸縮状に形成されているため、ナットで蓋を締め付けた後でも、めくることができる。従ってこれによれば、施工中のユニットバスの漏水検査時に、ネジ込み箇所を目視及び手を触れて確認でき、この種の検査作業を容易且つ高性能にできる。また施工後も、ネジ込み箇所の目視や手を触れての確認が可能であるから、これによればユニットバスのメンテナンス性能を向上させることができる。
また本発明は、例えばアダプターのネジ込み不良で、エルボとの接続箇所から万一漏水しても、ナットが蓋を介してエルボのフランジ部にしっかり締まってさえいれば、蓋の貫通孔の箇所から、上記の漏水を外に漏れ出させることがない。従ってこれによれば、ユニットバスの室内側に、上記の漏水を導いて防水パンから排水できるから、ユニットバスの漏水防止性能を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
本発明の配管構造は、図1等に示されるように、壁1の裏側に湯水用の管2が立ち上げられ、この立ち上げ管2の上端にエルボ3が壁1に先端部を向けて接続されている。そしてこのエルボ3の先端部に対応する壁1の位置に、この実施形態では横に長い状態で長方形の切欠窓4が開口され、この切欠窓4を閉塞する蓋5を介して上記の立ち上げ管2が室内に引き込まれている。なお6は防水パンであり、壁1はこの防水パン6の壁載せ部6aに載せられて垂直状に設けられている。
7は、外周面に雄ネジ部7aを有するアダプタ―である。このアダプター7は、上記の蓋5に形成されている貫通孔8に通されて、且つ雄ネジ部7aを室内に配置させて上記のエルボ3の先端部に接続されている。このアダプター7の後端部は、エルボ3にネジ込むことができるよう雄ネジ状に形成され、雄ネジ部7aの後側の円筒位置は、平座金9やパッキン10がアダプター7の軸方向に移動可能に、これらの部品の内径より径が若干小さい状態に形成されている。またアダプター7の雄ネジ部7aの前側にはスパナ等を係合するための六角部7bが形成され、この六角部7bの前方のアダプター7の前端の位置に、室内側の配管が水密状に接続されるものである。
11は、アダプター7の雄ネジ部7aに室内側から螺合された六角ナットである。このナット11は、雌ネジの長さが長くなるよう幅厚状に形成され、アダプター7をエルボ3の先端部にネジ込む際、ネジ込み量に違いがあっても柔軟に対応できるよう形成されている。
上記の蓋5は、ナット11を締め付けることにより、このナット11とエルボ3のフランジ部3aとで水密状に挟み付けられ、また蓋押さえ12で壁1に螺子13で水密状に固定される。これによりユニットバスの内外が、止水されるものである。この実施形態では、蓋5とエルボ3のフランジ部3aとの間に、上記の平座金9と、この平座金9でエルボ3のフランジ部3aに押し付けられるパッキン10とが設けられている。また蓋5とナット11との間には、ナット11を締め込んで蓋5を押さえ込む際のとも回りを防止するための滑らし板14が設けられている。
また蓋5は、伸縮状に形成されて貫通孔8の位置を微調整自在に形成されている。蓋5は、具体的には、例えばゴム、エラストマー、軟質性の塩化ビニル樹脂等の軟質材料で、且つ貫通孔8を囲繞する蛇腹状部5aを備えて伸縮自在に形成されている。貫通孔8は、この実施形態では図3、図5に示されるように、蓋5の縦方向の真中に横方向にわたって、左側から給湯管用、給水管用、追焚きの出水管用、追焚きの入水管用と、計4個形成されている。蛇腹状部5aは、この実施形態では図3に示されるように、各貫通孔8と同心円に形成された円形状部5a1と、左側の2個の貫通孔8と、右側の2個の貫通孔8とを個別に囲繞する長円状部5a2と、更に左右方向の4個の貫通孔8の全体を囲繞するよう左右方向に長く延ばされた大長円状部5a3とで形成され、上下、左右、前後へバランス良く動かすことが可能になるよう形成されている。
ナット11の締付力が加わる貫通孔8の周辺の蓋5の部位5bと、蓋5の周辺部5cは、この実施形態では他の部位5dより硬質状に且つ厚く形成されている。従って貫通孔8の位置を動かしたときの伸縮動作は、蛇腹状部5aと、その周囲の湾曲可能な薄肉状の他の部位5dとで吸収され、肉厚の平面板状の止水箇所5b、5cは貫通孔8の微調整動作に影響を受けないよう形成されている。なお蓋5の外周部分には、蓋押さえ12の外周部が嵌まり込むよう、室内側に返されて断面直角状の返し5eが形成されている。5fは、周辺部5cに、適宜の間隔をあけて形成されているネジ孔である。
上記の蓋押さえ12は、図4に示されるように、外形が蓋5と同じ長方形状に形成されると共に、蓋5より寸法が幾分小さい枠状に形成されている。そして周辺には、蓋5のネジ孔5fと対応する位置に、ネジ通し孔12aが形成され、また外周部分は強度保持のため立ち上がり12bが形成されている。この蓋押さえ12は、図1等に示されるように、蓋5の周辺部5cに室内側からあてがわれ、螺子13で壁1に蓋5と一緒に固定されている。蓋5は、この蓋押さえ12により、壁1に取り付けられる際に引張られても、周辺部5cによれ等が生じることなく固定されるものである。
次に本発明の配管作業手順を、図2に従って説明する。
先ず湯水用の管2が、設備業者によって壁1の裏側に立ち上げられ、その上端にエルボ3が取り付けられる(図2A参照)。この状態でユニットバス工事が行なわれる。ユニットバスの施工の際は、先ず作業者は防水パン6を設置する。次にアダプター7の後端から、平座金9とパッキン10を嵌挿し、このアダプター7の雄ネジ状の後端部をエルボ3にネジ込み、アダプター7をエルボ3の先端部に接続する(図2B参照)。次に作業者は、壁1を防水パン6の壁載せ部6aに垂直に設置する。そしてアダプター7の前端から蓋5の貫通孔8を嵌挿し、蓋5をアダプター7にセットする(図2C参照)。そして作業者は、アダプター7の前端から滑らし板14を嵌挿し、次にナット11を室内側から雄ネジ部7aにネジ込み、蓋5をエルボ3のフランジ部3aに押し付け、この箇所を水密状に固定する(図2D参照)。そしてその後、作業者は、蓋押さえ12を蓋5の周辺部5cにあてがって、螺子13で蓋5を壁1に固定して蓋5と壁1との隙間を止水する(図1の状態参照)。
以上の処において、上記の切欠窓4は、側壁パネルや腰板パネル等の壁1に開口形成されるのが通例であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば防水パン6の立ち上がり壁に形成されるのでも良い。
また上記の実施形態では、給湯管用、給水管用、追焚きの出水管用、追焚きの入水管用を一つの蓋5に貫通させているが、本発明は、例えば給湯管用と給水管用、追焚きの出水管用と追焚きの入水管用を各々一つの蓋5に貫通させるなど、管2の種類ごと切欠窓4を壁1に適宜形成しても良い。この場合は、配管バリエーションに柔軟に対応できる、という利点がある。
また本発明の場合、上記の蓋5は、貫通孔8の位置をエルボ3の先端部の位置に合わせて前後左右上下に動かして微調整できるよう形成されているのであれば、例えばゴム板やゴムシート、軟質性の合成樹脂シートを撓ませた状態で伸縮自在に形成されているのでも良い。また上例では、貫通孔8の周辺の部位5bと、周辺部5cとが硬質状に且つ厚く形成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの止水箇所5b、5cが単に厚く形成されているので良い。
また上記のアダプター7は、図7に示されるように、上記の雄ネジ部7aに、つかみ代となる平面部7cが反対位置に形成され、上記の六角部7bが省略されているのでも良い。またこのアダプター7は、図8に示されるように、例えば雄ネジ部7aが前端まで延長され、室内側の配管が前端に螺合可能に形成されるのでも良く、その仕様は任意である。
また本発明の場合、貫通孔8の位置の止水は、例えば図9に示されるように、ナット11と蓋5との間に平座金9を設け、蓋5とエルボ3のフランジ部3aとを直に接触させて密着させることにより行なうのでも良い。
また本発明の場合、アダプター7は雄ネジ部7aを有するのに代え、図10に示されるように形成されているのでも良い。上例と同一箇所には同一の符号を付す。即ちこの実施形態のアダプター7は、外周面にフランジ71が形成され、このフランジ71に軸心に沿って延びるネジ込み孔72がフランジ71の周方向に等間隔をあけて複数貫通されている。この本発明では、ネジ込み孔72に室内側から止めネジ15がネジ込まれ、この止めネジ15で蓋5がエルボ3のフランジ部3aに圧着され、止水されるものである。この実施形態の場合、上記のネジ込み孔72は、フランジ71に周方向に90度づつあけて計4個形成されている。また蓋5を挟んで平座金9が前後一対状に設けられている。そして後側の平座金9とエルボ3のフランジ部3aとの間に、パッキン10が設けられている。この本発明の場合は、止めネジ15を室内側から締め込むことにより、上例のナット11の場合と同様、貫通孔8の位置の漏水が防止される。
本発明の配管構造の好適な一実施形態を示す要部縦断面図である。 同上配管構造の作業手順を示し、A〜Dとも要部断面図である。 Aは蓋の正面図、BはAのB−B線断面図、CはAのC−C線断面図である。 Aはカバーの正面図、BはAのB−B線断面図である。 本発明構造の一部を切欠した要部正面図である。 アダプターを示し、Aは正面図、Bは一部を切欠した側面図、CはBのC−C線断面図である。 アダプターの他の実施形態を示し、Aは正面図、Bは一部を切欠した側面図、CはBのC−C線断面図である。 本発明構造の他の実施形態を示す要部縦断面図である。 本発明構造の他の実施形態を示す要部縦断面図である。 本発明構造の他の実施形態を示し、Aは縦断面図、Bはアダプターの斜視図である。
符号の説明
1 壁
2 湯水用の立ち上げ管
3 エルボ
3a フランジ部
4 切欠窓
5 蓋
6 防水パン
7 アダプター
7a 雄ネジ部
8 貫通孔
11 ナット

Claims (6)

  1. 壁の裏側に湯水用の管が立ち上げられ、この立ち上げ管の上端にエルボが壁に先端部を向けて接続され、このエルボの先端部に対応する壁の位置に切欠窓が形成され、この切欠窓を閉塞する蓋を介して上記の立ち上げ管が室内に引き込まれている立ち上げ管の配管構造であって、外周面に雄ネジ部を有するアダプタ―が、上記の蓋に形成されている貫通孔に通されて、且つ雄ネジ部を室内に配置させて上記のエルボの先端部に接続され、このアダプターの雄ネジ部に室内側からナットが螺合され、このナットとエルボのフランジ部とで上記の蓋が水密状に挟み付けられ、蓋が伸縮状に形成されて貫通孔の位置をエルボの先端部の位置に合わせて微調整自在に形成されていることを特徴とする立ち上げ管の配管構造。
  2. 請求項1記載の立ち上げ管の配管構造であって、アダプターが雄ネジ部を有するのに代え、外周面にフランジが形成され、このフランジに軸心に沿って延びるネジ込み孔がフランジの周方向に等間隔をあけて複数貫通され、このネジ込み孔に室内側から止めネジがネジ込まれ、この止めネジで蓋がエルボのフランジ部に水密状に固定されていることを特徴とする立ち上げ管の配管構造。
  3. 請求項1又は2記載の立ち上げ管の配管構造であって、ナット又は止めネジの締付力が加わる貫通孔の周辺の蓋の部位と、壁に接する蓋の周辺部とが、他の部位より硬質状に形成されていることを特徴とする立ち上げ管の配管構造。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の立ち上げ管の配管構造であって、ナット又は止めネジの締付力が加わる貫通孔の周辺の蓋の部位と、壁に接する蓋の周辺部とが、他の部位より厚く形成されていることを特徴とする立ち上げ管の配管構造。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の立ち上げ管の配管構造であって、蓋が、貫通孔を囲繞する蛇腹状部を備えて伸縮自在に形成されていることを特徴とする立ち上げ管の配管構造。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の立ち上げ管の配管構造であって、蓋の周辺部に、蓋と外形が同じ枠状の蓋押さえが室内側からあてがわれ、この蓋押さえで蓋が壁に固定されていることを特徴とする立ち上げ管の配管構造。
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