JP7105141B2 - 配管継手の位置決め構造 - Google Patents
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Description
また、上記構成によれば、規制部が、本体部のうち一対の当接部の並び方向と直交する方向の両側にそれぞれ設けられている。このため、貫通孔の内周面の4箇所で規制部を当接させることが可能となる。これにより、壁材の面方向における規制部の変位を適切に規制することができる。
また、上記構成によれば、ステーの本体部が壁材から離間することとなるため、貫通孔内に配置される他の部材が本体部に干渉することを抑制できる。したがって、ステーが邪魔になることを抑制しつつ、貫通孔に対する配管継手の位置決めを行うことができる。
配管20は、天井90の上方において天井90の壁面に沿って延在するとともに、その下流側において下方に向かって屈曲して延在している。配管20の下流側端部には、配管継手30の上流側端部に挿入して接続される接続部21が設けられている。接続部21の外周面には、接続部21の外周面と配管継手30の内周面との間をシールするシールリング33が装着されている。
図2、図7及び図8に示すように、配管継手30は、円筒状をなす継手本体部31を有している。
継手本体部31の下流側端部には、外周側に向かって突出する円板状のフランジ34が形成されている。フランジ34には、複数(本実施形態では6つ)のねじ孔34aが形成されている。
<散水板ユニット40>
図1、図2、図7及び図8に示すように、散水板ユニット40は、多数の散水ノズル(図示略)が形成された平面視円形状の散水板41を備えている。散水板41の上面と天井90の下面との間には、環状のパッキン(図示略)が設けられる。配管継手30のフランジ34のねじ孔34aにねじ70を挿通し、同ねじ70を散水板ユニット40に螺合することによって、散水板ユニット40に配管継手30が接続される。
図1~図4に示すように、ステー50は、配管継手30が挿通される挿通孔52を有する本体部51と、天井90の上面(上側の壁面)に当接される一対の当接部53と、貫通孔91の内周面に当接されることで天井90の面方向における変位が規制される一対の規制部54とを備えている。
一対の当接部53と本体部51との間には、天井90の上面から離間する側(上側)に向けて一対の当接部53からそれぞれ折り曲げられた一対の立壁部55が設けられている。各立壁部55は、互いに同一の大きさを有する側面視長方形状をなしている。各当接部53と各立壁部55との間及び各立壁部55と本体部51との間は、それぞれ略90度にて折り曲げられている。これにより、本体部51と各当接部53とは平行をなしている。
図1、図3及び図4に示すように、各当接部53のねじ孔53aにねじ71を挿通し、同ねじ71を天井90に締結することによって、天井90に対してステー50が固定されている。
図2及び図8に示すように、ナット60の一端側には、工具が係合可能な断面略六角形をなす外周面を有する係合部61が設けられている。係合部61の内周面には、雌ねじ部62が設けられている。また、ナット60の他端側には、係合部61の内径よりも大きな内径を有し、配管継手30の第1鍔部36を収容可能な円筒状の収容部63が設けられている。
シャワー装置10の施工に際しては、まず、天井90の貫通孔91に対して上方から、ステー50の各規制部54を挿入し、各当接部53を天井90の上面に当接させる。このとき、各規制部54の両端が貫通孔91の内周面の4箇所に当接される。このことにより、天井90の面方向におけるステー50の変位が規制されるようになる。このようにして貫通孔91に対して位置決めされた状態のステー50を、ねじ71により天井90に対して固定する(図5参照)。
(1)天井90に設けられた貫通孔91内に挿通して配置される配管継手30の位置決め構造は、配管継手30が挿通される挿通孔52を有する本体部51と、天井90の上面に当接される当接部53と、貫通孔91の内周面に当接されることで天井90の面方向における変位が規制される規制部54とを有するステー50を備えている。
また、上記構成によれば、ステー50の本体部51が天井90から離間することとなるため、貫通孔91内に配置される他の部材が本体部51に干渉することを抑制できる。したがって、ステー50が邪魔になることを抑制しつつ、貫通孔91に対する配管継手30の位置決めを行うことができる。
こうした構成によれば、配管継手30に設けられた第1鍔部36がステー50の本体部51の上面に当接されることで、配管継手30の落下が規制されるようになる。このため、作業者は、配管継手30を常に把持する必要がなくなる。したがって、作業性を向上させることができる。
(7)配管継手30は、湯水を供給する配管20と、天井90の下面に配置される散水板ユニット40とを接続するものである。
上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・ステー50はプレス加工されたものに限定されず、鋳造されたものであってもよい。また、ステー50を硬質樹脂材料によって形成することもできる。
・上記実施形態では、規制部54の両端がそれぞれ貫通孔91の内周面に当接する構成について例示した。これに代えて、例えば、貫通孔91の内周面に当接する箇所の分だけ規制部を互いに独立して設けることもできる。また、規制部は、貫通孔91の内周面の形状に対応した円環状をなすものであってもよい。
・上記実施形態において、各規制部54の両端を貫通孔91の内周面に当接させることにより、天井90の面方向におけるステー50の変位を規制したが、ステー50を裏返して立壁部55の両端を規制部として適用することもできる。このとき、当接部53を基準とする立壁部55の突出高さと、当接部53を基準とする規制部54の突出高さとが互いに異なることが好ましい。一般的に、貫通孔に対して入り込む規制部の長さが長い程、天井の面方向においてステー50が変位し難くなる。ここで、規制部54よりも立壁部55の当接部53を基準とする突出高さが大きい場合、厚さの大きい天井の貫通孔に対しては、当接部53を基準とする突出高さの大きい立壁部55を挿入する、すなわちステー50を裏返して使用することによって、天井の面方向においてステー50が変位し難くなる。一方で、厚さの小さい天井の貫通孔に対して、規制部54よりも当接部53を基準とする突出高さの大きい立壁部55を挿入する、すなわちステー50を裏返して使用すると、立壁部55の突出端が天井の下面から突出するおそれがある。このような場合、厚さの小さい天井の貫通孔に対しては、当接部53を基準とする突出高さの小さい規制部54を挿入すれば、天井下面からの規制部54の突出が抑制されるとともに天井の面方向におけるステー50の変位が規制される。したがって、上記構成によれば、一つのステー50の表裏を使い分けることによって、異なる厚さの天井に対して対応することができる。
Claims (7)
- 壁材に設けられた貫通孔内に挿通して配置される配管継手を備え、前記貫通孔に対する前記配管継手の位置決めを行う配管継手の位置決め構造であって、
前記配管継手が挿通される挿通孔を有する本体部と、
前記壁材の壁面に当接される当接部と、
前記貫通孔の内周面に当接されることで前記壁材の面方向における変位が規制される規制部と、
を有するステーを備える、
配管継手の位置決め構造。 - 前記当接部は、前記壁材の面方向において前記貫通孔を挟んで一対設けられており、
前記本体部は、一対の前記当接部の間に設けられており、
前記規制部は、前記本体部のうち一対の前記当接部の並び方向と直交する方向の両側にそれぞれ一対設けられている、
請求項1に記載の配管継手の位置決め構造。 - 前記ステーは、金属板材をプレス加工することにより形成されており、
一対の前記当接部と前記本体部との間には、前記壁材から離間する側に向けて一対の前記当接部からそれぞれ折り曲げられた一対の立壁部が設けられており、
一対の前記規制部は、前記壁材に近接する側に向けて前記本体部からそれぞれ折り曲げられている、
請求項2に記載の配管継手の位置決め構造。 - 前記壁材は、天井であり、
前記配管継手の外周面には、前記本体部の上面のうち前記挿通孔の周縁部に当接可能な鍔部が設けられている、
請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の配管継手の位置決め構造。 - 前記挿通孔は、前記鍔部の挿通を許容する断面積を有する許容部と、前記許容部に連なって形成され、前記鍔部の挿通を阻止する断面積を有する阻止部とを有している、
請求項4に記載の配管継手の位置決め構造。 - 前記鍔部を第1鍔部とするとき、
前記配管継手の外周面には、前記本体部の下面に当接される第2鍔部と、前記本体部を挟んで前記第2鍔部とは反対側に設けられた雄ねじ部とが設けられており、
前記雄ねじ部には、前記第2鍔部と共に前記本体部を挟持するナットが螺合されている、
請求項4または請求項5に記載の配管継手の位置決め構造。 - 前記壁材は、天井であり、
前記配管継手は、湯水を供給する配管と、前記天井の下面に配置される散水ユニットとを接続するものである、
請求項1~請求項6のいずれか一項に記載の配管継手の位置決め構造。
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