JP7105141B2 - 配管継手の位置決め構造 - Google Patents

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Description

本発明は、壁材に設けられた貫通孔内に挿通して配置される配管継手を備え、貫通孔に対する配管継手の位置決めを行う配管継手の位置決め構造に関する。
従来より、浴室などの天井に取り付けられるシャワー装置が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載のシャワー装置は、散水板ユニットと、散水板ユニットに対して給水する給水ユニットと、シャワー装置を天井に固定するための天井固定ユニットとを備えている。散水板ユニットは、散水板と、散水板の上面に設けられる天井固定パッキンとを有している。こうしたシャワー装置を天井に固定する際には、まず、散水板ユニットに接続された状態の給水ユニットを、天井に設けられた貫通孔に下方から挿通する。続いて、天井固定パッキンを天井の下面に当接させた状態で、天井の上方から、天井固定ユニットの円環状の座面を天井の上面に当接させることで天井固定ユニットを給水ユニットに固定する。このようにして、天井固定パッキンと天井固定ユニットの座面とで天井を挟持することにより、シャワー装置が天井に固定される。
特開2016-87221号公報
ところで、天井に設けられる貫通孔の直径は、給水ユニットを容易に挿通できるように、余裕をもって大きく設定される。そのため、特許文献1に記載のシャワー装置の場合、同装置を天井に取り付ける際に、天井の貫通孔に対する給水ユニットの位置決め作業が煩雑になるといった問題が生じる。
本発明の目的は、配管継手の壁材に対する位置決めの作業性を向上させることのできる配管継手の位置決め構造を提供することにある。
上記目的を達成するための配管継手の位置決め構造は、壁材に設けられた貫通孔内に挿通して配置される配管継手を備え、前記貫通孔に対する前記配管継手の位置決めを行う配管継手の位置決め構造であって、前記配管継手が挿通される挿通孔を有する本体部と、前記壁材の壁面に当接される当接部と、前記貫通孔の内周面に当接されることで前記壁材の面方向における変位が規制される規制部と、を有するステーを備える。
同構成によれば、ステーの当接部が壁材の壁面に当接された状態において、ステーの規制部が壁材の貫通孔の内周面に当接されることで、壁材の面方向における規制部の変位が規制されるようになる。また、ステーの本体部の挿通孔には配管継手が挿通される。このため、貫通孔内に配管継手が直接挿通される構成に比べて、貫通孔に対する配管継手の位置決めを容易に行うことができる。したがって、配管継手の壁材に対する位置決めの作業性を向上させることができる。
上記配管継手の位置決め構造において、前記当接部は、前記壁材の面方向において前記貫通孔を挟んで一対設けられており、前記本体部は、一対の前記当接部の間に設けられており、前記規制部は、前記本体部のうち一対の前記当接部の並び方向と直交する方向の両側にそれぞれ一対設けられていることが好ましい。
同構成によれば、当接部が壁材の面方向において貫通孔を挟んで一対設けられているため、壁材に対してステーを安定して当接させることができる。
また、上記構成によれば、規制部が、本体部のうち一対の当接部の並び方向と直交する方向の両側にそれぞれ設けられている。このため、貫通孔の内周面の4箇所で規制部を当接させることが可能となる。これにより、壁材の面方向における規制部の変位を適切に規制することができる。
上記配管継手の位置決め構造において、前記ステーは、金属板材をプレス加工することにより形成されており、一対の前記当接部と前記本体部との間には、前記壁材から離間する側に向けて一対の前記当接部からそれぞれ折り曲げられた一対の立壁部が設けられており、一対の前記規制部は、前記壁材に近接する側に向けて前記本体部からそれぞれ折り曲げられていることが好ましい。
同構成によれば、1枚の金属板材をプレス加工することによって、ステーを容易に形成することができる。
また、上記構成によれば、ステーの本体部が壁材から離間することとなるため、貫通孔内に配置される他の部材が本体部に干渉することを抑制できる。したがって、ステーが邪魔になることを抑制しつつ、貫通孔に対する配管継手の位置決めを行うことができる。
上記配管継手の位置決め構造において、前記壁材は、天井であり、前記配管継手の外周面には、前記本体部の上面のうち前記挿通孔の周縁部に当接可能な鍔部が設けられていることが好ましい。
同構成によれば、配管継手に設けられた鍔部がステーの本体部の上面に当接されることで、配管継手の落下が規制されるようになる。このため、作業者は、配管継手を常に把持する必要がなくなる。したがって、作業性を向上させることができる。
上記配管継手の位置決め構造において、前記挿通孔は、前記鍔部の挿通を許容する断面積を有する許容部と、前記許容部に連なって形成され、前記鍔部の挿通を阻止する断面積を有する阻止部とを有していることが好ましい。
同構成によれば、施工に際して、配管継手をステーの挿通孔の許容部に対して下方から容易に挿通することができる。また、その状態において、配管継手を天井の面方向に沿って挿通孔の阻止部内にスライドさせることで、配管継手の鍔部をステーの本体部の上面に容易に当接させることができる。
上記配管継手の位置決め構造において、前記鍔部を第1鍔部とするとき、前記配管継手の外周面には、前記本体部の下面に当接される第2鍔部と、前記本体部を挟んで前記第2鍔部とは反対側に設けられた雄ねじ部とが設けられており、前記雄ねじ部には、前記第2鍔部と共に前記本体部を挟持するナットが螺合されていることが好ましい。
同構成によれば、ステーの本体部が第2鍔部とナットとによって挟持されることで、ステーに対して配管継手が固定される。したがって、ステーに対して配管継手を容易に固定することができる。
上記配管継手の位置決め構造において、前記壁材は、天井であり、前記配管継手は、湯水を供給する配管と、前記天井の下面に配置される散水ユニットとを接続するものであることが好ましい。
同構成によれば、散水ユニットに接続される配管継手の位置決めの作業性を向上させることができる。
本発明によれば、配管継手の壁材に対する位置決めの作業性を向上させることができる。
配管継手の位置決め構造が適用されたシャワー装置の取付構造の一実施形態について、シャワー装置を天井の上方から見た斜視図。 シャワー装置の構成部品を互いに離間して示す分解斜視図。 ステーの斜視図。 ステーの平面図。 散水板ユニットに接続された配管継手をステーの挿通孔の許容部に挿通した状態を示す平面図。 散水板ユニットに接続された配管継手をステーの挿通孔の阻止部へスライドさせた状態を示す平面図。 図6の7-7線に沿った断面図。 図7に対応する断面図であって、配管継手にナット及び配管が取り付けられている状態を示す断面図。
以下、図1~図8を参照して、配管継手の位置決め構造が適用された天井シャワー装置の取付構造の一実施形態について説明する。なお、以降において、天井シャワー装置(以下、シャワー装置10)内における湯水の流れ方向の上流側及び下流側を単に上流側及び下流側と称することがある。
図1及び図2に示すように、シャワー装置10は、湯水を供給する配管20、天井90に設けられた円形状の貫通孔91内に挿通して配置されるとともに配管20の下流側端部に接続される配管継手30、及び天井90の下面(下側の壁面)に配置されるとともに配管継手30の下流側端部に接続される散水板ユニット40を備えている。また、シャワー装置10は、貫通孔91に対する配管継手30の位置決めを行うステー50と、ステー50に対して配管継手30を固定するナット60とを備えている。
<配管20>
配管20は、天井90の上方において天井90の壁面に沿って延在するとともに、その下流側において下方に向かって屈曲して延在している。配管20の下流側端部には、配管継手30の上流側端部に挿入して接続される接続部21が設けられている。接続部21の外周面には、接続部21の外周面と配管継手30の内周面との間をシールするシールリング33が装着されている。
<配管継手30>
図2、図7及び図8に示すように、配管継手30は、円筒状をなす継手本体部31を有している。
継手本体部31の上流側端部には、配管20の接続部21が接続される接続口32が形成されている。
継手本体部31の下流側端部には、外周側に向かって突出する円板状のフランジ34が形成されている。フランジ34には、複数(本実施形態では6つ)のねじ孔34aが形成されている。
継手本体部31の外周面には、上流側から順に、雄ねじ部35、第1鍔部36、及び第2鍔部37が互いに間隔をおいて設けられている。
<散水板ユニット40>
図1、図2、図7及び図8に示すように、散水板ユニット40は、多数の散水ノズル(図示略)が形成された平面視円形状の散水板41を備えている。散水板41の上面と天井90の下面との間には、環状のパッキン(図示略)が設けられる。配管継手30のフランジ34のねじ孔34aにねじ70を挿通し、同ねじ70を散水板ユニット40に螺合することによって、散水板ユニット40に配管継手30が接続される。
<ステー50>
図1~図4に示すように、ステー50は、配管継手30が挿通される挿通孔52を有する本体部51と、天井90の上面(上側の壁面)に当接される一対の当接部53と、貫通孔91の内周面に当接されることで天井90の面方向における変位が規制される一対の規制部54とを備えている。
一対の当接部53は、いずれも平面視略長方形状をなしており、それらの長手方向が互いに平行となるように天井90の面方向において貫通孔91を挟んで設けられている。各当接部53の長手方向の両側には、ねじ孔53aがそれぞれ形成されている。
本体部51は、一対の当接部53の間に設けられており、平面視略長方形状をなしている。
一対の当接部53と本体部51との間には、天井90の上面から離間する側(上側)に向けて一対の当接部53からそれぞれ折り曲げられた一対の立壁部55が設けられている。各立壁部55は、互いに同一の大きさを有する側面視長方形状をなしている。各当接部53と各立壁部55との間及び各立壁部55と本体部51との間は、それぞれ略90度にて折り曲げられている。これにより、本体部51と各当接部53とは平行をなしている。
また、一対の規制部54は、本体部51のうち一対の当接部53の並び方向(図4の左右方向)と直交する方向(図4の上下方向)の両側にそれぞれ設けられている。各規制部54は、互いに同一の大きさを有する側面視長方形状をなしており、天井90に近接する側(下側)に向けて本体部51からそれぞれ折り曲げられており、当接部53よりも下方へ突出している。
挿通孔52は、第1半径r1の円弧形状の内周面を有し、配管継手30の第1鍔部36の挿通を許容する断面積を有する許容部52aと、許容部52aに連なって形成され、第1半径r1よりも小さい第2半径r2の円弧状の内周面を有し、配管継手30の第1鍔部36の挿通を阻止する断面積を有する阻止部52bとを有している。ここでの断面積は、挿通孔52の軸線方向に直交する断面積である。
本実施形態のステー50は、ステンレス鋼板などの金属板材をプレス加工することにより形成されている。
図1、図3及び図4に示すように、各当接部53のねじ孔53aにねじ71を挿通し、同ねじ71を天井90に締結することによって、天井90に対してステー50が固定されている。
なお、図3及び図4に示すように、各当接部53のうち立壁部55との連結部分の両側には、プレス成形の際の割れなどを回避するための逃がし部56が形成されている。また、本体部51のうち各規制部54との連結部分の両側には、同様の目的から、逃がし部57が形成されている。
<ナット60>
図2及び図8に示すように、ナット60の一端側には、工具が係合可能な断面略六角形をなす外周面を有する係合部61が設けられている。係合部61の内周面には、雌ねじ部62が設けられている。また、ナット60の他端側には、係合部61の内径よりも大きな内径を有し、配管継手30の第1鍔部36を収容可能な円筒状の収容部63が設けられている。
配管継手30の雄ねじ部35に対して上方からナット60の雌ねじ部62が螺合されることで、ナット60の他端面(下端面)と配管継手30の第2鍔部37とによってステー50の本体部51が挟持されている。これにより、ステー50に対して配管継手30が固定されている。
次に、シャワー装置10の施工手順について説明する。
シャワー装置10の施工に際しては、まず、天井90の貫通孔91に対して上方から、ステー50の各規制部54を挿入し、各当接部53を天井90の上面に当接させる。このとき、各規制部54の両端が貫通孔91の内周面の4箇所に当接される。このことにより、天井90の面方向におけるステー50の変位が規制されるようになる。このようにして貫通孔91に対して位置決めされた状態のステー50を、ねじ71により天井90に対して固定する(図5参照)。
続いて、図5に示すように、散水板ユニット40に接続された状態の配管継手30を、天井90の下方から、貫通孔91及びステー50の挿通孔52の許容部52aに第1鍔部36が通過するまで挿通する。この状態において、図6に示すように、散水板ユニット40を天井90の面方向に沿って配管継手30が挿通孔52の阻止部52b内に位置するまでスライドさせる。この状態において、作業者が散水板ユニット40から手を離すと、図7に示すように、第1鍔部36の下面が、ステー50の本体部51の上面、詳しくは阻止部52bの周縁部に当接される。このため、散水板ユニット40がステー50に仮保持されることとなる。なお、このとき、天井90の下面と散水板ユニット40の上面との間には、隙間が生じている。
続いて、図8に示すように、配管継手30の雄ねじ部35にナット60の雌ねじ部62を螺合させ、ナット60を締め付けていく。このことによって、配管継手30及び散水板ユニット40が上方へ変位する。そして、ナット60の下端面がステー50の本体部51の上面に当接するとともに、継手本体部31の第2鍔部37の上面がステー50の本体部51の下面に当接する。すなわち、ナット60と第2鍔部37とでステー50の本体部51が挟持される。これにより、ステー50に対して配管継手30(散水板ユニット40)が固定される。このとき、天井90の下面に対して散水板ユニット40のパッキン(図示)が当接される。
続いて、図1に示すように、継手本体部31の接続口32に、配管20の接続部21を接続する。なお、継手本体部31の上流側端部の外周面には、継手本体部31を配管20の接続部21に対して締め付けるクランプ80が取り付けられる。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
(1)天井90に設けられた貫通孔91内に挿通して配置される配管継手30の位置決め構造は、配管継手30が挿通される挿通孔52を有する本体部51と、天井90の上面に当接される当接部53と、貫通孔91の内周面に当接されることで天井90の面方向における変位が規制される規制部54とを有するステー50を備えている。
こうした構成によれば、ステー50の当接部53が天井90に当接された状態において、ステー50の規制部54が天井90の貫通孔91の内周面に当接されることで、天井90の面方向における規制部54の変位が規制されるようになる。また、ステー50の本体部51の挿通孔52には配管継手30が挿通される。このため、貫通孔91内に配管継手30が直接挿通される構成に比べて、貫通孔91に対する配管継手30の位置決めを容易に行うことができる。したがって、配管継手30の天井90に対する位置決めの作業性を向上させることができる。
(2)当接部53は、天井90の面方向において貫通孔91を挟んで一対設けられており、本体部51は、一対の当接部53の間に設けられており、規制部54は、本体部51のうち一対の当接部53の並び方向と直交する方向の両側にそれぞれ一対設けられている。
こうした構成によれば、当接部53が天井90の面方向において貫通孔91を挟んで一対設けられているため、天井90に対してステー50を安定して当接させることができる。
また、上記構成によれば、規制部54が、本体部51のうち一対の当接部53の並び方向と直交する方向の両側にそれぞれ一対設けられている。このため、貫通孔91の内周面の4箇所で規制部54を当接させることが可能となる。これにより、天井90の面方向における規制部54の変位を適切に規制することができる。
(3)ステー50は、ステンレス鋼板をプレス加工することにより形成されており、一対の当接部53と本体部51との間には、天井から離間する側に向けて一対の当接部53からそれぞれ折り曲げられた一対の立壁部55が設けられており、一対の規制部54は、天井90に近接する側に向けて本体部51からそれぞれ折り曲げられている。
こうした構成によれば、1枚のステンレス鋼板をプレス加工することによって、ステー50を容易に形成することができる。
また、上記構成によれば、ステー50の本体部51が天井90から離間することとなるため、貫通孔91内に配置される他の部材が本体部51に干渉することを抑制できる。したがって、ステー50が邪魔になることを抑制しつつ、貫通孔91に対する配管継手30の位置決めを行うことができる。
(4)壁材は、天井90であり、配管継手30の外周面には、本体部51の上面のうち挿通孔52の周縁部に当接可能な第1鍔部36が設けられている。
こうした構成によれば、配管継手30に設けられた第1鍔部36がステー50の本体部51の上面に当接されることで、配管継手30の落下が規制されるようになる。このため、作業者は、配管継手30を常に把持する必要がなくなる。したがって、作業性を向上させることができる。
(5)挿通孔52は、第1鍔部36の挿通を許容する断面積を有する許容部52aと、許容部52aに連なって形成され、第1鍔部36の挿通を阻止する断面積を有する阻止部52bとを有している。
こうした構成によれば、配管継手30の施工に際して、配管継手30をステー50の挿通孔52の許容部52aに対して下方から挿通し、続いて、配管継手30を天井90の面方向に沿って挿通孔52の阻止部52b内にスライドさせることで、配管継手30の第1鍔部36をステー50の本体部51の上面に当接させることができる。
(6)配管継手30の外周面には、本体部51の下面に当接される第2鍔部37と、本体部51を挟んで第2鍔部37とは反対側に設けられた雄ねじ部35とが設けられており、雄ねじ部35には、第2鍔部37と共に本体部51を挟持するナット60が螺合されている。
こうした構成によれば、本体部51が第2鍔部37とナット60とで挟持される。このため、天井90の面方向におけるステー50の変位を一層規制することができる。
(7)配管継手30は、湯水を供給する配管20と、天井90の下面に配置される散水板ユニット40とを接続するものである。
こうした構成によれば、天井90に設けられた貫通孔91に対する配管継手30の位置決めの作業性を向上させることができる。
上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・散水ユニットは、上記実施形態において例示した散水板ユニット40に限定されず、スプリンクラー装置など他の散水ユニットとして具体化することもできる。
・ステー50はプレス加工されたものに限定されず、鋳造されたものであってもよい。また、ステー50を硬質樹脂材料によって形成することもできる。
・挿通孔52(許容部52a及び阻止部52b)の形状を適宜変更することができる。例えば、許容部52aを本体部51の長手方向(図4の上下方向)の端部(同図の上端)及び規制部54まで延長し、本体部51及び規制部54が切り欠かれた形状としてもよい。また、許容部52aに代えて、阻止部52bを本体部51の長手方向(図4の上下方向)の端部(同図の上端)まで延長し、本体部51の同端部(規制部54を含む)部分が切り欠かれた形状としてもよい。この場合、貫通孔91の内周面と本体部51との間に十分な空間を確保することで、散水板ユニット40に接続された状態の配管継手30を、天井90の下方から、貫通孔91の内周面と本体部51との間の上記空間に対し、第1鍔部36が通過するまで挿通することができる。そして、散水板ユニット40を天井90の面方向に沿って配管継手30が挿通孔52の阻止部52b内に位置するまでスライドさせればよい。
・配管継手30のフランジ34を省略し、散水板ユニット40に対して螺入される雄ねじ部を設けるようにしてもよい。また、第2鍔部37及びナット60を省略し、第1鍔部36と、天井90の下方から配管継手30に螺合されるナットとによって、ステー50の本体部51を挟持するようにしてもよい。
・立壁部55を省略し、一対の当接部53と本体部51とを同一平面上に形成することもできる。
・上記実施形態では、規制部54の両端がそれぞれ貫通孔91の内周面に当接する構成について例示した。これに代えて、例えば、貫通孔91の内周面に当接する箇所の分だけ規制部を互いに独立して設けることもできる。また、規制部は、貫通孔91の内周面の形状に対応した円環状をなすものであってもよい。
・当接部53の数は2つに限定されず、3つ以上であってもよいし、1つであってもよい。
・上記実施形態において、各規制部54の両端を貫通孔91の内周面に当接させることにより、天井90の面方向におけるステー50の変位を規制したが、ステー50を裏返して立壁部55の両端を規制部として適用することもできる。このとき、当接部53を基準とする立壁部55の突出高さと、当接部53を基準とする規制部54の突出高さとが互いに異なることが好ましい。一般的に、貫通孔に対して入り込む規制部の長さが長い程、天井の面方向においてステー50が変位し難くなる。ここで、規制部54よりも立壁部55の当接部53を基準とする突出高さが大きい場合、厚さの大きい天井の貫通孔に対しては、当接部53を基準とする突出高さの大きい立壁部55を挿入する、すなわちステー50を裏返して使用することによって、天井の面方向においてステー50が変位し難くなる。一方で、厚さの小さい天井の貫通孔に対して、規制部54よりも当接部53を基準とする突出高さの大きい立壁部55を挿入する、すなわちステー50を裏返して使用すると、立壁部55の突出端が天井の下面から突出するおそれがある。このような場合、厚さの小さい天井の貫通孔に対しては、当接部53を基準とする突出高さの小さい規制部54を挿入すれば、天井下面からの規制部54の突出が抑制されるとともに天井の面方向におけるステー50の変位が規制される。したがって、上記構成によれば、一つのステー50の表裏を使い分けることによって、異なる厚さの天井に対して対応することができる。
・天井以外の壁材の貫通孔に対して、本発明を適用することもできる。
10…シャワー装置、20…配管、21…接続部、30…配管継手、31…継手本体部、32…接続口、33…シールリング、34…フランジ、34a…ねじ孔、35…雄ねじ部、36…第1鍔部、37…第2鍔部、40…散水板ユニット(散水ユニット)、41…散水板、50…ステー、51…本体部、52…挿通孔、52a…許容部、52b…阻止部、53…当接部、53a…ねじ孔、54…規制部、55…立壁部、56,57…逃がし部、60…ナット、61…係合部、62…雌ねじ部、63…収容部、70,71…ねじ、80…クランプ、90…天井、91…貫通孔。

Claims (7)

  1. 壁材に設けられた貫通孔内に挿通して配置される配管継手を備え、前記貫通孔に対する前記配管継手の位置決めを行う配管継手の位置決め構造であって、
    前記配管継手が挿通される挿通孔を有する本体部と、
    前記壁材の壁面に当接される当接部と、
    前記貫通孔の内周面に当接されることで前記壁材の面方向における変位が規制される規制部と、
    を有するステーを備える、
    配管継手の位置決め構造。
  2. 前記当接部は、前記壁材の面方向において前記貫通孔を挟んで一対設けられており、
    前記本体部は、一対の前記当接部の間に設けられており、
    前記規制部は、前記本体部のうち一対の前記当接部の並び方向と直交する方向の両側にそれぞれ一対設けられている、
    請求項1に記載の配管継手の位置決め構造。
  3. 前記ステーは、金属板材をプレス加工することにより形成されており、
    一対の前記当接部と前記本体部との間には、前記壁材から離間する側に向けて一対の前記当接部からそれぞれ折り曲げられた一対の立壁部が設けられており、
    一対の前記規制部は、前記壁材に近接する側に向けて前記本体部からそれぞれ折り曲げられている、
    請求項2に記載の配管継手の位置決め構造。
  4. 前記壁材は、天井であり、
    前記配管継手の外周面には、前記本体部の上面のうち前記挿通孔の周縁部に当接可能な鍔部が設けられている、
    請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の配管継手の位置決め構造。
  5. 前記挿通孔は、前記鍔部の挿通を許容する断面積を有する許容部と、前記許容部に連なって形成され、前記鍔部の挿通を阻止する断面積を有する阻止部とを有している、
    請求項4に記載の配管継手の位置決め構造。
  6. 前記鍔部を第1鍔部とするとき、
    前記配管継手の外周面には、前記本体部の下面に当接される第2鍔部と、前記本体部を挟んで前記第2鍔部とは反対側に設けられた雄ねじ部とが設けられており、
    前記雄ねじ部には、前記第2鍔部と共に前記本体部を挟持するナットが螺合されている、
    請求項4または請求項5に記載の配管継手の位置決め構造。
  7. 前記壁材は、天井であり、
    前記配管継手は、湯水を供給する配管と、前記天井の下面に配置される散水ユニットとを接続するものである、
    請求項1~請求項6のいずれか一項に記載の配管継手の位置決め構造。
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