JP2005240190A - 機能性撚糸とその製造方法及び機能性撚糸を用いて作られた織編物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 有効成分の効果が持続し、しかも短時間で乾燥する機能性撚糸と、この機能性撚糸を使って長期間繰り返して使用しても有効成分の効果が得られる織編物を提供する。

【解決手段】 極細繊維を撚って作られ有効物質を保持してなる極細繊維糸(1)と、極細繊維糸(1)に添って配された芯糸(2)と、極細繊維糸(1)と芯糸(2)との周囲に巻き付けられた巻糸(3)とを備える。製作に際しては極細繊維糸(1)に有効物質が含まれた溶液を含浸させ、極細繊維糸(1)に芯糸(2)を添わせ、溶液が乾燥する前に極細繊維糸(1)と芯糸(2)との周りに巻糸(3)を巻き付けて撚糸とする。

【選択図】図1

Description

本発明は、糸に様々な成分を保持させた機能性撚糸とその製造方法及び、機能性撚糸を用いて作られた織編物(繊維製品)に関する。
薬剤や各種抽出物を含浸又は付着させて、何らかの機能を付加させたタオルが知られている。例えば粉末の芳香剤をタオル表面に付着させたものや、タオルに液状の抗菌剤を含浸させたものが一般的である。
しかしながら粉末を付着させる場合、使用すると付着させた粉末が脱落し直ぐに機能が失われてしまう。例えば、芳香剤の粉末を付着させていても1回の使用後には発生する香りが大幅に減少し、数回使用すれば殆ど香りを感じなくなる。
又、タオルを溶液に漬け込んで薬剤などを含浸させる場合、十分な量の溶液をタオルに保持させる必要があるが、化学繊維は吸水性に乏しく十分な量の薬液を保持させることが困難である。そのため、タオル生地として吸水性が高い綿を用いる必要がある。綿のみからなるタオル以外に、綿と化学繊維とを組み合わせて用いたタオルもあるが、いずれにせよ吸水性の高い綿を使うことが必須となる。
しかしながら綿を使用した場合、溶液が乾燥すると綿糸が天然繊維特有の締まった固い糸になり、ごわごわとした感触となってしまい、使用感がどうしても悪くなってしまう。
又、風呂での使用や洗濯の際にはタオルは湯や水に漬けられることになるが、タオルに含浸させているのが水溶性の液である場合、含浸させた溶液の有効成分が急速に湯や水に溶け出してしまう。そのため含浸させた溶液の効果を持続させることができない。
一方、タオルに含浸させているのが油性の溶液である場合は成分が溶け出しにくいが、今度は逆に有効成分が溶け出しにくいので機能を発揮させることが困難となってしまう。
更に、綿のタオルは乾きにくいため使用後に扱いづらいだけでなく、湿った状態で放置することにより雑菌やカビが繁殖する原因にもなり不衛生である。
特開平11−60424号公報
そこで本発明は、含浸させた薬剤,エッセンス等の有効成分の効果が持続し、しかも短時間で乾燥する機能性撚糸と、その製造方法、及び機能性撚糸を用い長期間繰り返して使用しても有効成分の効果が得られる織編物を提供することを課題とする。
請求項1記載の機能性撚糸は、極細繊維を撚って作られ該極細繊維間に有効物質を保持してなる極細繊維糸(1)と、該極細繊維糸(1)に添って配された芯糸(2)と、該極細繊維糸(1)と該芯糸(2)との周囲に巻き付けられた巻糸(3)とを備えたことを特徴とする。
極細繊維糸(1)は極細繊維間に有効物質を保持することができる。極細繊維糸(1)は芯糸(2)と共に周囲に巻糸(3)が巻き付けられることになるが、芯糸(2)が添えられているために、巻糸工程において極細繊維糸(1)が芯糸(2)に支えられ、極細繊維糸(1)に含まれている有効物質が飛び散ってしまうことが防止される。そして、極細繊維糸(1)の周囲には巻糸(3)が配されるため、水に濡れても極細繊維糸(1)に保持されている有効物質は徐々に染み出すこととなる。
請求項2記載の機能性撚糸は請求項1の機能性撚糸において、前記極細繊維糸と前記芯糸と前記巻糸は化学繊維よりなることを特徴とする。
撚糸を構成する全ての繊維が化学繊維であるので、濡れた後も乾燥が速く、軽量で衛生的な状態を保つことが容易となる。
請求項3記載の機能性撚糸は請求項1又は請求項2の機能性撚糸において、巻かれた巻糸(3)相互間には隙間が形成されていることを特徴とする。
極細繊維糸(1)の周囲に巻かれた巻糸(3)は、隣接する巻糸(3)との間に隙間を有している。そのため、巻糸相互間の隙間を通って極細繊維糸(1)に保持されていた有効物質が外部に染み出すことが可能となる。又、隙間の大きさを調整することにより染み出し方を調整するみとができる。
請求項4記載の機能性撚糸は請求項1〜請求項3の機能性撚糸において、巻糸(3)はマルチフィラメントの糸であることを特徴とする。
これによれば、巻糸(3)を構成する繊維の間を通って、極細繊維糸(1)に保持されていた有効物質が外部に染み出すことが可能となる。
請求項5記載の機能性撚糸は請求項1〜請求項4の機能性撚糸において、極細繊維糸に保持している有効物質は水溶性であることを特徴とする。
有効物質が水溶性であれば、タオルのように水に濡らして使用する場合に、有効物質が染み出しやすくなる。
請求項6記載の機能性撚糸は請求項1〜請求項5の機能性撚糸において、極細繊維糸に保持させる有効物質は芳香剤,消臭剤,保湿剤,防腐剤,防カビ剤,防虫剤,洗剤,除草剤,薬剤,植物抽出物,動物抽出物であることを特徴とする。
極細繊維糸に保持させる有効物質としては色々な物質を利用することができる。そのため、保持させる有効物質を選択することにより各種効果が期待でき、様々な用途に利用することが可能となる。
請求項7記載の織編物は、請求項1〜請求項6の機能性撚糸のみからなることを特徴とする。
機能性撚糸を織ること又は編むことにより様々な編物や編物を作ることができる。そして、できあがった繊維製品は機能性撚糸に保持させた有効物質による効果を得ることができる。
請求項8記載の織編物は、請求項1〜請求項6の機能性撚糸と、該機能性糸以外の化学繊維とからなることを特徴とする。
機能性撚糸と他の化学繊維とを組み合わせて織ることにより繊維製品を作ることも可能である。他の化学繊維との組み合わせをすることにより、その用途も広くなる。
請求項9記載の機能性撚糸の製造方法は、極細繊維を撚って作られた該極細繊維糸(1)に有効物質が含まれた溶液を含浸させ、該極細繊維糸(1)に芯糸(2)を添わせ、該溶液が乾燥する前に該極細繊維糸(1)と該芯糸(2)との周りに巻糸を巻き付けて撚糸とすることを特徴とする。
極細繊維の繊維間に毛細管現象になり有効物質の水溶液を保持させることができる。溶液を保持した極細繊維糸(1)に芯糸(2)を添えて巻糸(3)を巻くと、巻糸の動きが極細繊維糸(1)に伝わりにくくなり、極細繊維糸(1)に保持されている溶液が飛び散るのを抑制しつつ巻糸(3)を巻くことができる。
機能性撚糸は有効物質が少しずつ溶け出すため、長期間繰り返して使用しても有効物質の効果を得ることができる。又、この機能性撚糸を用いた織編物は有効物質の効果により機能的な繊維製品とすることができるため各種用途に広く用いることができる。
以下、本発明を好適な実施例を用いて説明する。
図1は本実施例の機能性糸の構成を説明するための図である。但し、概念図であるため各部材の寸法比は現物通りではない。
図中において(1)は極細繊維を撚り集めて加工した極細繊維糸である。極細繊維は近年ではメガネ拭き等に使用されることが多い繊維であるが、本実施例ではポリエステル65%とポリアミド系繊維%よりなる300d,1152フィラメントの極細繊維糸を使用した。
製造の際には、この極細繊維糸を有効物質の溶液に漬け、毛細管現象により極細繊維の隙間に溶液を含浸させて保持させる。
含浸させる溶液は特に限定されるものではなく、芳香剤,消臭剤,保湿剤,防腐剤,防カビ剤,防虫剤,洗剤,除草剤,薬剤,植物抽出物,動物抽出物等の有効物質の溶液が利用できる。これらの有効物質は油性でも水溶性でも紛状の物でも良いが、水溶性の有効成分の染み出し方を考慮すると、水溶性のものが特に好ましい。
有効物質として使用できるエキスは限定されず、例えばアルテア根エキス,カミツレエキス,ゴボウ根エキス,セージエキス,タイムエキス,トウキンセンカ花エキス,ホホバ葉エキス,ハツカエキス,ラベンダーエキス,ローズマリーエキス,アロエエキス,アロエベラエキス,ゴマオイル,オリーブオイル,ピーナッツオイル,スクワランオイル,ヒマワリオイル,アシタバエキス,アセンヤクエキス,イチョウエキス,ウイキョウエキス,オウバクエキス,海藻エキス,カワラヨモギエキス,クチナシエキス,クマザサエキス,ゲンノウショウコウエキス,紅茶エキス,コメヌカエキス,コンフリーエキス,サボテンエキス,サルビアエキス,サンザシエキス,ジオウエキス,シソエキス,シヤクヤクエキス,ショウキョウエキス,ショウブ根エキス,シラカバ根エキス,スギナエキス,ノコギリソウエキス,センプリエキス,ダイズエキス,茶エキス,チョウジエキス,トウガラシエキス,チンピエキス,ニンジンエキス,クロレラエキス,パセリエキス,ヤグルマギクエキス,バラエキス,ビワ葉エキス,ブドウ菜エキス,ヘチマエキス,ベニハナエキス,ガマ穂エキス,ボタンエキス,ホップエキス,クインスシードエキス,マロニエエキス,メリロートエキス,モモ葉エキス,ユキノシタエキス,ユーカリエキス,ユリエキス,ヨクイニンエキス,レモンエキス,グレープフルーツエキス,キウイエキス,ロイヤルゼリーエキス,ハチミツエキス,酵母エキス,アシタバエキス,トマトリコピン,コラーゲン,プラセンタ,ラカンカ,エキセニア,ノコギリヤシ,ガルシア,ザクロ種子,アガリスク,キチンキトサン,ビタミン,ドロマイト,アミノ酸,ケール,ダイズイソフラボン,レシチン,コンドロイチン,甜茶,ウーロン茶,バナバ茶,カキエキス,真珠末,シルクパウダー,カテキン,ギムネマ,霊芝,冬虫夏草,高架人参,竹炭,備長炭,トルマリン,カンゾウ,イラクサ,ダイオウ,ベーターカロチン,プロテイン,ハスの葉,ニガリ,セントジョーンズワート,パパイヤ酵素,ルイボスティー,黒酢,Lシステイン,ドナリエラ,ガルシニア,ペプチド,アセロラエキス,ローズヒップエキス,アイブライト,サラシア,オオムギ,クコ,サンショウ,ドタグミ,トチュウ,ナツメ,ネトル,ショウガ,デビルズクロー,チェストツリー,田七人参,クワの葉,オオムギエキス等が利用できる。
本実施例では30%程度の溶液に極細繊維糸(1)を浸したが、使用するエキスの種類や粘度,糖度により極細繊維間に保持しやすい濃度に調整すると良い。尚、当然のことであるが、極細繊維糸(1)に保持される溶液の量は極細繊維糸(1)の径を太くすると多くなり、細くすると少なくなる。したがって、極細繊維糸(1)の径は用途や使用期間を考慮して適宜定めると良い。
この極細繊維糸(1)に芯糸(2)を添わせる。本実施例では芯糸としてはポリエステル900d,192フィラメントの糸を用いた。そして、極細繊維糸(1)と芯糸(2)との周りを巻糸(3)で巻いて撚糸とする。巻糸(3)を巻くのは極細繊維糸(1)に含ませた溶液が乾燥する前に行うのが好ましい。乾燥前に巻糸(3)を巻くようにすると、極細繊維糸(1)に溶液を保持させてから巻糸(3)を巻くまでの工程を一連の作業として行うことができるので効率的に製作することができる。又、溶液による色むらも生じにくくなる。
巻糸(3)を巻く際に極細繊維糸(1)に保持させている溶液の粘度や糖度により巻き付けにくくなることがある。そのため、溶液の種類や濃度は巻糸(3)の巻き付けやすさをも考慮して調整しておくと良い。
巻糸(3)としてはポリアミド系繊維の30d,10フィラメントの糸を用いた。芯糸(2)の役割は巻糸(3)を巻く際に極細繊維糸(1)に保持されている液が失われにくい用にするために用いている。
巻糸を巻くのは高速で行われるため、芯糸(2)を使用しない場合には巻糸(3)を巻く回転が極細繊維糸に伝わり、極細繊維糸(1)が回転運動をして遠心力によって極細繊維糸(1)に保持されている溶液が飛び散り、極細繊維間に浸透させた液の多くが失われてしまう。
しかしながら極細繊維糸(1)に芯糸(2)を添わせると、巻糸(3)を巻くの動きが極細繊維糸(1)伝わりにくく、極細繊維糸(1)の動きが抑制されるために溶液を保持しやすくなる。又、芯糸(2)を沿わせていると極細繊維糸(1)を溶液から引き上げた際に溶液が垂れにくくなるという効果も得られる。したがって、極細繊維糸(1)に芯糸(2)を添わせることが極細繊維糸(1)に十分な量の溶液を保持させるポイントとなる。
本実施例では巻糸(3)は1mにつき2500回巻き付けるようにした。単純計算すると巻き付ける巻糸(3)の間隔は0.4mmとなる。そして巻糸(3)の径は0.3mm程度であるので、隣接する巻糸(3)相互間には0.1mmの隙間が生じることとなる。
極細繊維糸(1)が保持している有効物質は、この巻糸(3)相互間の隙間からゆっくりと染み出すことができる。又、巻糸(3)自体もマルチフィラメント糸であるため、この繊維間を通しても少しずつ有効成分が染み出す。
したがって、巻糸(3)の種類や巻き間隔を適当に調整することによって、保持させた有効成分の染み出し方を調整することができる。
綿糸と異なり、極細繊維糸(1)は各繊維が吸水性を有するのではなく繊維間に液を保持しているので乾燥しても固く締まることがなく、柔軟性を維持することができる。又、有色のエキスを使用しても綿に比べて染まりにくいので、白地の織編物に使用することも可能である。
尚、真空乾燥すると糸に巻癖がつきやすい傾向があり、巻癖が付くと織編物を作る際に不都合となることもあるので、できれば自然乾燥にする方が好ましい。
本実施例は実施例1の機能性撚糸を用いて製作した織編物についての実施例である。機能性撚糸は織物にも編物にも利用することができる。本実施例では織編物としてタオルを例にとって説明する。機能性撚糸のみを用いた織編物としても良いが、他の化学繊維と組み合わせて製作しても良い。
タオルは風呂で使用することや、濡れた手や身体を拭くことに用いられる。したがって、湯や水と接触することが多い。水に濡れると、機能性撚糸の極細繊維糸(1)に保持されている有効成分が溶けて染み出す。有効成分は巻糸(3)の間又は巻糸(3)自体の繊維間から染み出してくる。
したがって、タオルを使用すると有効成分が使用者に付着し、使用している有効成分に由来した効果、例えば保湿,除菌,芳香等の効果を発揮する。
化学繊維は綿に比べて強度が大きく軽いので丈夫で使い易い。又、吸湿性が少ないため使用後に干しておけば乾燥が速く、カビや雑菌の繁殖を抑制できるので衛生的である。又、極細繊維糸(1)に保持させる有効成分にカテキンのような除菌効果のあるエキスを使用とすると更に衛生的である。
家庭用の洗濯機で10回洗濯を行ったが、10回の洗濯後の使用でも有効成分が溶け出してくることが確認できた。洗濯中は当然水に触れることになり有効成分も溶け出すことになるが、綿のタオルのように一度に多量に有効成分が溶け出してしまうようなことはない。有効成分は少しずつ染み出すために、長期間繰り返し使用しても有効成分による効果を得ることができる。
尚、本実施例では織編物としてタオルを例に取って説明したが、本発明の織編物はタオルに限定されるものではなく、衣類,身の回り品,家庭用品,日用雑貨,農林水産用品,アウトドア用品,衛生品等、殆どの繊維製品に利用することが可能である。
衣類や身の回り品としては例えば、シャツ,パンツ,靴下,足袋等の下着や、帽子,上着,コート,セーター,マフラー,ワイシャツ,寝巻き,エプロン,スカーフ,手袋,ネクタイ,布おしめ,ズック靴,靴の中敷き,スポーツウエアが考えられる。
又、家庭用品や日用雑貨としては例えば、布団,布団カバー,布団袋,シーツ,枕カバー,カーテン,クッション,座布団,膝掛け,ハンカチ,鞄,スリッパ,椅子カバー,テーブルカバー,布巾,モップ,布たわし,流し台用マット,浴室用マット,洗面台用マット,便所用マット,便座カバー,あかすり,風呂敷,雑巾,靴磨き布,メガネ拭き,衣類袋,サポーター,バンダナ,ゴルフクラブヘッドのカバー,敷物,傘,網戸の網,等が考えられる。
同様に農林水産用品としては例えば、除草シート,肥料シート,病害虫防除シート,防虫網,濾過布等、アウトドア用品としては、テント,ヨットの帆,ハンモック,ロープ,寝袋等,衛生品としてはマスク,絆創膏,包帯,眼帯,デンタルフロス,ペット用シーツ等が考えられる。水中で用いる漁網などにも用いることができるため、腐食や貝類の付着を防止可能な漁網なども製作することも可能である。
機能性撚糸の用途は広く、各種分野で利用可能である。又、保持させる有効成分となる薬剤,エキス等などは1種類でも良いが、複数種類を組み合わせて用いることも可能である。
実施例の機能性糸を概念的に示した図。
符号の説明
1 極細繊維糸
2 芯糸
3 巻糸

Claims (9)

  1. 極細繊維を撚って作られ該極細繊維間に有効物質を保持してなる極細繊維糸と、
    該極細繊維糸に添って配された芯糸と、該極細繊維糸と該芯糸との周囲に巻き付けられた
    巻糸とを備えた
    ことを特徴とする機能性撚糸。
  2. 前記極細繊維糸と前記芯糸と前記巻糸は化学繊維よりなることを特徴とする請求項1記載の機能性撚糸。
  3. 巻かれた巻糸相互間には隙間が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の機能性撚糸。
  4. 巻糸はマルチフィラメントの糸であることを特徴とする請求項1,請求項2又は請求項3記載の機能性撚糸。
  5. 極細繊維糸に保持している有効物質は水溶性であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかの請求項に記載の機能性撚糸。
  6. 極細繊維糸に保持させる有効物質は芳香剤,消臭剤,保湿剤,防腐剤,防カビ剤,防虫剤,洗剤,除草剤,薬剤,植物抽出物,動物抽出物であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかの請求項に記載の機能性撚糸。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかの請求項に記載の機能性撚糸のみからなる織編物。
  8. 請求項1から請求項6のいずれかの請求項に記載の機能性撚糸と、該機能性糸以外の化学繊維とからなる織編物。
  9. 極細繊維を撚って作られた該極細繊維糸に有効物質が含まれた溶液を含浸させ、該極細繊維糸に芯糸を添わせ、該溶液が乾燥する前に該極細繊維糸と該芯糸との周りに巻糸を巻き付けて撚糸とすることを特徴とする機能性撚糸の製造方法。
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