JP2003253559A - 抗菌性を有する繊維構造物 - Google Patents

抗菌性を有する繊維構造物

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Mitsuo Sobashima
光郎 傍島
Kazuhiko Harada
一彦 原田
Tomiko Shiji
富子 志治
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Nisshinbo Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人体に対して安全性が高く、環境への負担が
少なく、しかも、長期間にわたり洗濯耐久性があり、優
れた抗菌性を有する繊維構造物を提供する。 【解決手段】 ローズマリー精油又はロズマリン酸から
なる天然系抗菌剤を含有することを特徴とする抗菌性を
有する繊維構造物、又はローズマリー精油又はロズマリ
ン酸からなる天然系抗菌剤を、パッド/ドライ法又は染
色機を用いる浸漬法により、繊維材料へ付与することを
特徴とする抗菌性を有する繊維構造物の加工方法を提供
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯耐久性に優
れ、かつ抗菌性を有する繊維構造物に関し、さらに詳し
くは、ローズマリー精油又はロズマリン酸からなる天然
系抗菌剤を繊維に付与することにより、抗菌性を有する
繊維構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から抗菌性を付与した繊維構造物
は、各種衣料、裏地、寝装製品、インテリア製品などに
広く利用されている。これらの繊維構造物は、抗菌性に
優れているばかりでなく、各種の工夫により家庭におけ
る洗濯耐久性も、かなりのレベルになっている。また、
近年、メチシリン耐性黄色ブドウ状球菌(MRSA)に
よる病院内感染が問題となっている。この対策として、
カバー、カーペット、カーテンなどに抗菌性を付与する
必要がある。しかし、これらの病院用繊維構造物は、通
常60〜85℃の工業洗濯を多数繰り返されるため、従
来技術では十分な洗濯耐久性を有するものは、ほとんど
得られていないという問題がある。そのため、例えば、
特開2001−131870号公報では、特定のピリジ
ン系抗菌剤を含有する、洗濯耐久性に優れた抗菌性及び
防臭性を有する繊維構造物が提案され、また、特開20
01−329463号公報では、特定の金属塩で前処理
を行ったセルロース系繊維に、茶葉抽出物のカテキン類
を含む液を接触させて、茶葉抽出物を繊維上に固定化し
た繊維製品類の抗菌加工方法が提案されている。
【0003】ところで、従来から、繊維の抗菌処理に
は、銀、銅、あるいは亜鉛などの金属を用いた無機系抗
菌剤を合成繊維の紡糸段階で練り込む方法や、第四級ア
ンモニウム塩などの有機系抗菌剤をスプレーあるいはパ
ディング処理して付与する後加工の方法がとられてき
た。前者の場合、洗濯耐久性という面では優れている
が、布などの製品には加工できない。また、紡糸段階で
口金面に抗菌剤が結晶として析出するため、糸切れ、融
着などが発生し、生産性は著しく低下する。さらに、抗
菌剤が糸の中に均一に分散するため、多量に練り込む必
要があり、コストは高くなるという問題があった。さら
に、金属を用いた無機系抗菌剤の中でも、銀を用いたも
のは、人体に対しても無害で殺菌力もあるが、塩素或い
は光や熱に弱いとの欠点がある。一方、後者の有機系抗
菌剤を用いた場合は、布などの製品に抗菌加工ができる
という利点はあるものの、抗菌性の洗濯耐久性という面
では劣っていた。また、抗菌性のみの加工であるため
に、着用の際の汗臭などの消臭という面からは性能が劣
っていた。さらに、有機系抗菌剤として、トリクロサ
ン、クロロヘキシジン等も知られているが、人体に対す
る安全性から、繊維製品には使用し難いという問題があ
る。
【0004】上記以外に、繊維製品の抗菌加工には、界
面活性剤系、アルコール系、フェノール系、ビグアナイ
ド系、アニリド系、イミダゾール・チアゾール系、イソ
チアゾロン系、ニトリル系、フッ素系、有機金属系、無
機金属系、天然物系の化学物質が、抗菌剤として用いら
れている。通常、これらの抗菌剤と、ウレタン樹脂とを
含む混合液を繊維製品に含浸させ、乾燥させることによ
り繊維製品に抗菌性を付与させている。中でも、天然物
有機系抗菌剤として、キトサン、カテキン、ヒノキチオ
ール、カラシ、サワビ精油、緑茶抽出物(ポリフェノー
ル、カテキン等)などが知られている。これらの薬剤
は、人体に対して安全性が高く、環境への負担が少な
い。しかし、このような従来の抗菌加工を施された繊維
製品の場合は、比較的少ない洗濯回数で抗菌剤が繊維製
品から脱離し、その結果、比較的短時間のうちに抗菌効
果が減少してしまう問題がある。従って、人体に対して
安全性が高く、環境への負担が少なく、しかも、長期間
にわたり抗菌作用効果を発揮する、すなわち、洗濯耐久
性があり、優れた抗菌性を有する繊維製品が求められて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、人体
に対して安全性が高く、環境への負担が少なく、しか
も、長期間にわたり洗濯耐久性があり、優れた抗菌性を
有する繊維構造物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記従来
技術の問題点を克服するために鋭意研究した結果、天然
ハーブの一種であるローズマリーから抽出したロズマリ
ン酸を用いて、生地に付与することにより、繊維に抗菌
性能を付与し、その性能、効果が持続することを見出し
た。本発明は、これらの知見に基づいて完成するに至っ
たものである。
【0007】すなわち、本発明の第1の発明によれば、
ローズマリー精油又はロズマリン酸からなる天然系抗菌
剤を含有することを特徴とする抗菌性を有する繊維構造
物が提供される。
【0008】また、本発明の第2の発明によれば、第1
の発明において、天然系抗菌剤の含有量は、繊維材料1
00重量部に対して、0.1〜20重量部であることを
特徴とする抗菌性を有する繊維構造物が提供される。さ
らに、本発明の第3の発明によれば、第1又は2の発明
において、天然系抗菌剤の含有状態が、繊維材料に付着
又は吸尽されていることを特徴とする抗菌性を有する繊
維構造物が提供される。
【0009】本発明の第4の発明によれば、第1の発明
において、さらに、樹脂加工剤を併用すること特徴とす
る抗菌性を有する繊維構造物が提供される。また、本発
明の第5の発明によれば、第4の発明において、樹脂加
工剤は、アクリル系樹脂又はポリウレタン系樹脂の少な
くとも一種であることを特徴とする抗菌性を有する繊維
構造物が提供される。さらに、本発明の第6の発明によ
れば、第4又は5の発明において、樹脂加工剤の併用量
は、繊維材料100重量部に対して、0.01〜10重
量部であることを特徴とする抗菌性を有する繊維構造物
が提供される。
【0010】本発明の第7の発明によれば、第1又は2
の発明において、繊維材料は、糸、織編物又は不織布か
ら選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする抗菌
性を有する繊維構造物が提供される。
【0011】本発明は、上記した如く、ローズマリー精
油又はロズマリン酸からなる天然系抗菌剤を含有するこ
とを特徴とする抗菌性を有する繊維構造物に係わるもの
であるが、その好ましい態様としては、次のものが包含
される。
【0012】(1)第1の発明において、ローズマリー
精油又はロズマリン酸は、ローズマリーの葉から抽出し
たものであることを特徴とする抗菌性を有する繊維構造
物。 (2)第7の発明において、繊維材料の素材が、セルロ
ース系繊維、天然繊維、半合成繊維、合成繊維、又はこ
れらの繊維を二種以上組合せた混紡繊維であることを特
徴とする抗菌性を有する繊維構造物。 (3)ローズマリー精油又はロズマリン酸からなる天然
系抗菌剤を、パッド/ドライ法又は染色機を用いる浸漬
法により、繊維材料へ付与することを特徴とする第1〜
7のいずれかの発明の抗菌性を有する繊維構造物の加工
方法。 (4)上記(3)において、繊維材料への付与方法は、
パッド/ドライ法であることを特徴とする抗菌性を有す
る繊維構造物の加工方法。 (5)第1〜7のいずれかの発明の抗菌性を有する繊維
構造物を用いてなるスポーツ用衣服、ユニフォーム、肌
着、靴下、人工芝、カーペット、介護用衣服、毛布、シ
ーツ、寝装製品、シャツ又はタオル。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明の抗菌性を有する繊維構造物は、ローズマ
リー精油又はロズマリン酸からなる天然系抗菌剤を含有
することに、最大の特徴がある。
【0014】1.天然系抗菌剤 本発明においては、天然系抗菌剤として、ローズマリー
精油又はロズマリン酸を用いる。ローズマリー精油(ロ
ーズマリーエキス、ロズマリン油とも称される)の主成
分は、ロズマリン酸であり、ローズマリー精油とロズマ
リン酸は、通常、天然ハーブの一種であるローズマリー
(別名、マンネンロウとも称される)の葉又は花から、
抽出によって得られる。また、ロズマリン酸は、サルビ
アや赤紫蘇などのシソ科植物から得られたものであって
も、用いることができる。
【0015】ロズマリン酸は、古代から抗炎症作用、抗
酸化作用、抗アレルギー作用、鎮痛作用、皮膚の色素沈
着抑制作用を有しているものとして知られている。ま
た、優れた強壮作用と刺激作用に加え、活力を増進させ
る効果もあり、ハーブオイルとして食用に使用されてい
る。本発明においては、ロズマリン酸を、このような生
薬や健康食品ではなく、天然系抗菌剤として用いるとこ
ろに特徴がある。本発明において初めて、ロズマリン酸
を繊維構造物に含有させたところ、抗菌作用を有し、天
然系抗菌剤として有用であることを見出したものであ
る。
【0016】本発明の抗菌性を有する繊維構造物におい
て、ローズマリー精油又はロズマリン酸からなる天然系
抗菌剤の含有量は、繊維材料100重量部に対して、
0.1〜20重量部が好ましい。含有量が0.1重量部
未満であると、抗菌性の効果がなく、一方、20重量部
を超えても、含有量に見合う効果が発揮されない。
【0017】2.繊維 本発明の抗菌性を有する繊維構造物において、用いられ
る繊維材料は、特に限定されないが、好ましくは、糸、
織編物、不織布などが挙げられる。また、その繊維素材
としても、特に限定されないが、好ましくは、綿、麻、
キュプラ等のセルロース系繊維、羊毛等の天然繊維、ビ
スコース、レーヨン等の半合成繊維、ポリエステル、ナ
イロン等の合成繊維、或いはこれらの繊維を二種以上組
合せた混紡繊維等が挙げられる。繊維材料及びその繊維
素材は、本発明の抗菌性を有する繊維構造物の用途に応
じて、適宜、選択される。
【0018】3.抗菌加工方法 本発明において、ローズマリー精油又はロズマリン酸か
らなる天然系抗菌剤を繊維へ含有させ或いは付与させ、
抗菌性を有する繊維構造物を得ることができる抗菌加工
方法としては、抗菌剤を含む液を繊維製品に含浸させ、
乾燥させることによる。この際、樹脂加工剤を併用する
のが、耐久性の面から好ましい。具体的な方法として
は、パッド/ドライ法や、液流染色機、ドラム染色機を
用いた浸漬法などが挙げられる。作業性やコストの面で
テンターを用いたパット/ドライ法が好ましい。このよ
うにして、天然系抗菌剤が繊維に含有され、その形態
は、天然系抗菌剤が繊維に対して強固に付着又は吸尽す
る。また、抗菌剤を繊維の紡糸段階で練り込む方法や、
抗菌剤をスプレー処理して付与する後加工の方法でもよ
い。
【0019】パッド/ドライ法とは、繊維に、薬剤又は
加工剤を付与するパッド(パッダー)、すなわち布を薬
剤に浸漬し均一に絞る工程と、次に乾燥を行う工程とを
実施する方法である。一般に、これらの工程を備えた樹
脂加工機を用いて行うことができる。絞り率は50〜1
50%、乾燥条件は100〜140℃で30秒〜3分が
好ましい。
【0020】また、優れた洗濯耐久性を得るために、天
然系抗菌剤を繊維へ付与する際に、樹脂加工剤(加工薬
剤)として、例えば、アクリル系樹脂、ポリウレタン系
樹脂等を併用することが好ましい。また、風合調整を行
うために、柔軟剤を併用してもよい。その際、樹脂加工
剤の使用量は、繊維材料100重量部に対して、0.0
1〜10重量部であり、好ましくは、0.01〜5重量
部である。尚、洗濯耐久性を得るには、上記のパッド/
ドライ法に加えて、さらに、ベーキング、すなわち加工
薬剤を熱反応させる工程を行ってもよい。その加工薬剤
の反応は、140〜180℃で30秒〜10分程度、好
ましくは、150〜170℃で1〜5分程度行われる。
【0021】4.繊維構造物 本発明の抗菌性を有する繊維構造物は、長期間にわたり
繊維に抗菌性能を付与し、洗濯耐久性にも優れている。
また、抗菌性に基づくと思われる防臭性にも優れてい
る。天然系抗菌剤として用いられるローズマリー精油と
ロズマリン酸は、殆ど無色のため、繊維の加工変色が殆
どなく、また、堅牢度に対する影響もない。さらに、ロ
ーズマリー精油とロズマリン酸は、食用品・医薬などに
も使用されていることから、それらを含有した繊維構造
物は、人体に対して安全性が高く、肌に優しいといえ
る。したがって、上記の性能を持つ抗菌性を有する繊維
構造物は、種々の用途の繊維製品に用いることができ、
例えば、スポーツ用衣服、ユニフォーム、肌着、靴下、
人工芝、カーペット、介護用衣服、毛布、シーツ、寝装
製品、シャツ、タオルなどに用いることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明について実施例及び比較例を挙
げて、さらに詳細に説明するが、本発明は、これらの実
施例に特に限定されるものではない。
【0023】[実施例1]試料繊維として、綿100%
の40番平織物(経糸密度131本/インチ、緯糸密度
71本/インチ)を用い、これを常法で漂白し、−34
℃で10秒間液体アンモニア含浸処理し、その後液体ア
ンモニアを加熱蒸発除去した。次に、この平織物を、通
常の条件で、天然系抗菌剤としてロズマリン酸、すなわ
ち商品名が長瀬カラーケミカル株式会社販売の「マモレ
ックRUH−21(ロズマリン酸2重量%含有)」を3
重量%と、樹脂加工剤としてアクリル・ウレタン複合化
樹脂、すなわち商品名が大日本インキ株式会社製造の
「ボンコートR3020(樹脂20重量%含有)」を1
重量%含有する水を溶媒とする加工液の処方を用いて、
テンターを用いたパッド/ドライ加工を行った。絞り率
は65%、乾燥条件は130℃で60秒であった。この
ようにして、抗菌加工を行った繊維構造物を得た。
【0024】抗菌加工を行った繊維構造物の新品(加工
上り)と、洗濯10回後について、抗菌性試験を実施し
た。その評価結果を表1に示す。また、その評価試験方
法は、次のとおりである。 (1)試験菌:Staphylococcus aur
eus ATCC 6538P を使用。 (2)評価試験方法: 抗菌性試験:統一試験方法マニュアルに準拠。 洗濯方法:JIS L 0217 (洗剤はJAFE
T標準洗剤を使用)。
【0025】[比較例1]比較例として、試料繊維とし
て無加工試料である標準白布(綿)を用い、抗菌加工を
行わない原布で実施例1と同様に、抗菌性試験を実施し
た。その評価結果を表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】上記の実施例と比較例の結果(表1)か
ら、本発明の抗菌加工を行った繊維構造物は、洗濯前は
勿論、洗濯を10回繰り返しても、生菌数が僅かで、抗
菌効果に優れることが明らかになった。一方、本発明に
係る抗菌加工を施していない未処理の無加工試料繊維
は、生菌数が多く、抗菌効果が見られない。これらの結
果から、本発明に係る抗菌加工を施した繊維構造物は、
言い替えると抗菌性を有する繊維構造物は、繊維に抗菌
性能を付与し、その抗菌効果が繰り返し洗濯を行っても
持続すること、すなわち、洗濯耐久性にも優れているこ
とが明らかになった。
【0028】
【発明の効果】本発明の抗菌性を有する繊維構造物は、
ローズマリー精油又はロズマリン酸からなる天然系抗菌
剤を含有することにより、人体に対して安全性が高く、
環境への負担が少なく、しかも、長期間にわたり洗濯耐
久性があり、優れた抗菌性を有するとともに防臭性をも
有するという顕著な効果を奏する。したがって、抗菌性
及び防臭性が必要な各種用途の繊維製品に用いることが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06M 15/564 D06M 15/564 (72)発明者 志治 富子 愛知県岡崎市美合町字入込45 日清紡績株 式会社美合工場内 Fターム(参考) 4H011 AA02 BA01 BB22 BC19 DA07 DC10 DG03 DG05 DH02 DH05 DH10 4L033 AA01 AA04 AB01 AB04 AC10 AC15 BA00 CA18 CA50

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローズマリー精油又はロズマリン酸から
    なる天然系抗菌剤を含有することを特徴とする抗菌性を
    有する繊維構造物。
  2. 【請求項2】 天然系抗菌剤の含有量は、繊維材料10
    0重量部に対して、0.1〜20重量部であることを特
    徴とする請求項1に記載の抗菌性を有する繊維構造物。
  3. 【請求項3】 天然系抗菌剤の含有状態が、繊維材料に
    付着又は吸尽されていることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の抗菌性を有する繊維構造物。
  4. 【請求項4】 さらに、樹脂加工剤を併用すること特徴
    とする請求項1に記載の抗菌性を有する繊維構造物。
  5. 【請求項5】 樹脂加工剤は、アクリル系樹脂又はポリ
    ウレタン系樹脂の少なくとも一種であることを特徴とす
    る請求項4に記載の抗菌性を有する繊維構造物。
  6. 【請求項6】 樹脂加工剤の併用量は、繊維材料100
    重量部に対して、0.01〜10重量部であることを特
    徴とする請求項4又は5に記載の抗菌性を有する繊維構
    造物。
  7. 【請求項7】 繊維材料は、糸、織編物又は不織布から
    選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の抗菌性を有する繊維構造物。
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