JP3222178U - 抗菌・抗ウィルス性と消臭効果のある繊維製品と寝具。 - Google Patents

Abstract

【課題】抗菌・抗ウィルス性作用と消臭効果を発揮する繊維製品を提供する。【解決手段】金属酸化物の微粒子を高温高圧で混ぜ込む、あるいは、高温高圧で練り込んだ布１や糸から作られる繊維製品であって、洗濯回数を増やしても、長期間、抗菌、殺菌作用の効果と消臭の効果を高める。【選択図】図１

Description

本考案は、組成分である金属酸化物を、熱と圧力により練り込んだり、染め込んだりすることから、バクテリア、ウィルスを死滅させ、抗菌・抗ウィルス効果と消臭効果をもたらす布や糸やフィルムからできる製品に関するものである。

従来、薬剤を洗濯物に付着することで、抗菌、殺菌作用を有する寝具や衣類が開発されている。

特許公開 平６−２１２５６２ 特許公開 ２０１３−０９９９１９

金属酸化物の微粒子を布や糸やフィルムに混ぜると、抗菌、殺菌作用を有するため、家庭や病院や高齢者介護施設における感染症の拡大を防止する。効果を持続させるために、高温高圧で樹脂加工するので、どこに菌が付着していても優れた抗菌機能を発揮し、金属酸化物を樹脂加工することで、さらに効果を長期間維持する繊維製品や寝具を提供することを課題とする。

本考案は、繊維や糸の中に金属酸化物の微粒子を練り込んだり、染め込む。銀や銅やチタンや亜鉛などの金属酸化物のうち、性能、価格、副作用を考えると、中でも、亜鉛を用いることが、ほかに比較して最も有効である。

本考案は、糸に金属酸化物の微粒子を高温高圧で有効成分を染め込んだり、練り込んだりする。

金属酸化物の微粒子を高温高圧で染色工程の際に糸やフィルムに染め込んだり、練り込むことにより、抗菌・抗ウィルス効果と消臭効果を長期間もたせた商品にする。

金属酸化物の微粒子を染め込んだ布の図。 金属酸化物の微粒子を練り込んだ糸の図。 金属酸化物の微粒子を練り込んだフィルムの図。

図１に、本考案の実施形態を例示する。
図１は、金属酸化物の微粒子を吸着した繊維であり、これから作られる繊維製品は、繰り返し洗濯しても抗菌を維持し、長期間の使用に耐え得る抗菌・抗ウィルス性と消臭効果の特徴を持つ織物である。
図２は、金属酸化物の微粒子を練り込んだ糸であり、繊維素の内部まで浸透するので、抗菌・抗ウィルス性と消臭効果を持続的に発揮できる糸である。
図３は、金属酸化物を練りこんだフィルムであり、こちらも抗菌・抗ウィルス性と消臭効果を長期間発揮する。

１ 布
２ 高温高圧で染め込んだ金属酸化物の微粒子
３ 金属酸化物の微粒子を練り込んだ糸
４ 金属酸化物の微粒子を練り込んだフィルム

Claims (3)

1. 糸や布に金属酸化物を付着させ、その上に樹脂加工を施す、又は金属酸化物を混入した樹脂を糸や布に含浸させ、その糸や布を高温高圧に晒すことにより洗濯堅牢度を高めた繊維製品。
2. 合成繊維に金属酸化物を高温高圧で練り込んだ抗菌 抗ウイルス及び消臭効果が長期間に亘って持続する糸やフィルムから作られる繊維製品。
3. 糸や布を染色する際に、金属酸化物入り染料で高温高圧染色を行うことにより、抗菌・抗ウィルス及び消臭効果を長期間維持できる繊維製品。

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