JP2005239621A - 酸性染毛用毛髪処理剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 式(1)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種を含有する酸性染毛用毛髪処理剤:
【化1】
(式中、R1は炭素数4〜10の直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水素基を示し、そしてR2は水素原子又は水酸基を示すか、R1とR2は一緒になって炭素数4〜8の脂環式炭化水素基を形成してもよい。)、酸性染毛料組成物による染色の前に又は染色と同時に前記酸性染毛用毛髪処理剤で毛髪を処理する染毛方法、及び酸性染料と前記酸性染毛用毛髪処理剤とを含む酸性染毛料。
【選択図】 なし
Description
そこで、酸性染料を毛髪に浸透させる剤として、ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール等の芳香族アルコール系有機溶剤を含有する酸性染毛料が知られている(例えば特許文献1及び2)。しかし、ベンジルアルコール等の芳香族アルコールは、染料を浸透させるには良好であるが、染色する際に皮膚を着色してしまうなどの問題がある。
そのほか、染毛を行う前に頭髪に塗布して染毛性や堅牢性を向上させる酸性染毛料用前処理剤が知られている。例えば、特許文献3に、少なくとも一種類の有機溶剤と、少なくとも1種類の有機酸又は無機酸を含み、pHが1〜5でかつ酸度が1〜20規定である処理剤が開示されている。しかしながら、この前処理剤の場合、含有されている有機溶剤によって頭髪の脱脂が起こり、又、皮膚に付着した際の安全性の点で問題が生じる恐れがある。特許文献4には、少なくとも1種類の有機酸又は無機酸を3.0%以上含む水溶液であり、当該酸の一部がフリーな酸として残った状態で存在し、残りの部分については塩の状態で存在しており、pH値が2.0〜6.0である処理剤が開示されている。しかしながら、実施例に挙げられている有機酸を用いても染毛性、堅牢性は十分でなく、さらに効果の高い処理剤が望まれている。
本発明はまた、前記酸性染毛用毛髪処理剤を、酸性染料を含有する組成物と共に毛髪に塗布して染色処理を行う染毛方法を提供するものである。
更に本発明は、酸性染料と前記酸性染毛用毛髪処理剤とを含有する酸性染毛料を提供するものである。
該酸性染毛料中の化合物(1)の含有量は、好ましくは0.2〜10.0質量%、より好ましくは0.5〜10.0質量%、更に好ましくは0.8〜7.0質量%である。
本発明の酸性染毛料中に含有される酸性染料としては、人体に対して有害な作用を示さない医薬品、医薬部外品および化粧品の着色に使用することが許可されている「医薬品等に使用する事の出来るタール色を定める省令」に掲示されている法定色素を使用することができ、例えば黒401号、橙205号、紫401号が挙げられる。その配合量は酸性染毛料の0.001〜2.0質量%が好ましく、0.01〜1.0質量%が更に好ましい。
表1に示す配合組成の酸性染毛料を製造し、各染毛料1gを白い山羊毛(1g)のトレスに均一に塗布した後、30℃で15分間放置した。その後水洗し、シャンプーで2回洗浄し、リンス処理を1回行った後、乾燥させた。このトレスについて、20名の評価者により山羊毛への染毛性を評価し、以下の基準で判定した。
山羊毛への染色性の判定基準
◎:山羊毛への染色性が良いと評価した者が80%以上。
○:山羊毛への染色性が良いと評価した者が50〜80%未満。
△:山羊毛への染色性が良いと評価した者が20〜50%未満。
×:山羊毛への染色性が良いと評価した者が20%未満。
更に、このトレスについてシャンプー、リンス処理を合計20回施し、乾燥させた。このトレスについて、20名の評価者によりシャンプー堅牢性を評価し、以下の基準で判定した。
シャンプー堅牢性の判定基準
◎:シャンプー堅牢性が良いと評価した者が80%以上。
○:シャンプー堅牢性が良いと評価した者が50〜80%未満。
△:シャンプー堅牢性が良いと評価した者が20〜50%未満。
×:シャンプー堅牢性が良いと評価した者が20%未満。
表2に示す配合組成の酸性染毛用毛髪処理剤を製造し、各処理剤1gを1gのヤギ毛束に塗布し、40℃で30分間放置した。その後水洗し、乾燥させた。その後、表3に示す毛髪用酸性染毛剤1gを塗布し、30℃で15分間放置した。その後水洗し、シャンプーで2回洗浄し、リンス処理を1回行った後、乾燥させた。更にこのヤギ毛束についてシャンプー、リンス処理を合計20回施し、乾燥させた。山羊毛への染色性及びシャンプー堅牢性を、実施例1と同様に評価した。その結果を表2に示す。
Claims (7)
- 式(1)で表される化合物を0.2〜10質量%含有する請求項1記載の酸性染毛用毛髪処理剤。
- pHが2.0〜6.0である請求項1又は2に記載の酸性染毛用毛髪処理剤。
- 式(1)で表される化合物が2−ヒドロキシ−n−カプリル酸、2−ヒドロキシ−n−カプロン酸、ヘキサン酸、又はシクロヘキサンカルボン酸である請求項1〜3のいずれか1項に記載の酸性染毛用毛髪処理剤。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の酸性染毛用毛髪処理剤で毛髪を処理した後、酸性染料を含有する酸性染毛料組成物で染色処理を行う染毛方法。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の酸性染毛用毛髪処理剤を、酸性染料を含有する組成物と共に毛髪に塗布して染色処理を行う染毛方法。
- 酸性染料と、請求項1〜4のいずれか1項に記載の酸性染毛用毛髪処理剤とを含有する酸性染毛料。
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JP2004050861A JP2005239621A (ja) | 2004-02-26 | 2004-02-26 | 酸性染毛用毛髪処理剤 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010502721A (ja) * | 2006-09-13 | 2010-01-28 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 有機溶媒で毛髪を前処理するプロセス |
JP2019534851A (ja) * | 2016-09-30 | 2019-12-05 | インノスペック リミテッドInnospec Limited | カルボン酸のアミン塩を使用することによる、染色された材料からの色落ちの軽減 |
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2004
- 2004-02-26 JP JP2004050861A patent/JP2005239621A/ja active Pending
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