JP2005239298A - 食品トレイ分離装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】トレイ集積体からの食品トレイの取出しを効率的に行う。
【解決手段】分離部材35を最下段の食品トレイ5と該最下段の上方に位置する食品トレイのフランジ5c間に進入して最下段の食品トレイを分離する。第1連結手段47,53によりトレイ支持部材61を互いに近づく位置及び遠ざかる位置の間で移動させる。第2連結手段27,31により分離部材35を分離位置及び離間位置の間で移動させる。作動部材39,41により、トレイ支持部材と同期して分離部材を分離位置へ移動させる。
【選択図】図6
【解決手段】分離部材35を最下段の食品トレイ5と該最下段の上方に位置する食品トレイのフランジ5c間に進入して最下段の食品トレイを分離する。第1連結手段47,53によりトレイ支持部材61を互いに近づく位置及び遠ざかる位置の間で移動させる。第2連結手段27,31により分離部材35を分離位置及び離間位置の間で移動させる。作動部材39,41により、トレイ支持部材と同期して分離部材を分離位置へ移動させる。
【選択図】図6
Description
本発明は、合成樹脂シート材からなる多数の食品トレイが集積されたトレイ集積体から食品トレイを一枚づつ分離して順次取出す食品トレイ分離装置に関する。
合成樹脂製シート材から成形された食品トレイに食材を盛付けて各種弁当類や食材(以下、食材と称する)を包装している。上記食品トレイは食材が盛付けられる凹所を有するように、例えばブロー成形により、少なくとも起立壁上部の周縁にはフランジを有するように成型されている。そして該食品トレイに食材を盛付ける際には、多数の食品トレイが集積されたトレイ集積体から食品トレイを順次分離してトレイ搬送装置上に取出した後に盛付け場所へ搬入して行っている。
そしてこの作業は、多くの場合、作業者がトレイ集積体から食品トレイを分離してコンベヤー上に並べているが、トレイ集積体における食品トレイ相互間に空気がなく、互いに密着し合っているため、分離するのに手間がかかり、非効率的であると共に不衛生であった。
トレイ集積体からの食品トレイの分離取出し作業を効率化及び省力化するため、例えば特許文献1に示す包装用トレイの分離方法が提案されている。即ち、ばねの付勢により突出するように係止爪を少なくとも四個備え、一番下側に積み重ねた包装用トレイのフランジ部の左右の上部と下部を係止し、空気吸引ノズルの包装用トレイの底部を吸着する作動と手前に引いて分離する作動との間に、空気吸引ノズルにより包装用トレイ積層体を押し戻して引いて押し戻す作動を入れることにより係止爪で包装用トレイのフランジ部へ引き剥がし作用を二回以上与えて最下層の包装用トレイを分離している。
しかし、上記分離方法にあっては、1個のトレイの分離動作毎に空気吸引ノズルを少なくとも2回以上、往復動作させる必要があり、分離作業に時間がかかって作業効率が悪かった。特に、食品トレイに食材を充填包装する作業にあっては、高速度で充填作業を行う必要があり、充填作業速度に対してトレイの分離作業速度が追従できなかった。
また、係止爪により最下層に位置するトレイのフランジの上部と下部とを係止する構成であるため、構造が複雑化していた。特に、トレイを変更した場合にあっては、係止爪をセットし直す必要があり、各種類トレイの変更に迅速に対応できなかった。
特開平7−149431号公報
解決しようとする問題点は、トレイ集積体の食品トレイ相互が密着し合って食品トレイを取出す際に手間と時間がかかる点にある。
本発明は、起立壁上部の周縁にフランジを有した多数の食品トレイを集積したトレイ集積体から食品トレイを順次分離して取出す食品トレイ分離装置において、相対して移動可能に支持されてトレイ集積体の最下段に位置する食品トレイの側方を支持する少なくとも一対のトレイ支持部材と、相対して移動可能に支持され、トレイ集積体の最下段に位置する食品トレイと該最下段の上方に位置する食品トレイのフランジ間に進入して最下段に位置する食品トレイを他の食品トレイから分離する少なくとも一対の分離部材と、相対する少なくとも一対のトレイ支持部材に連結されて互いに近づく位置及び遠ざかる位置の間で移動させる第1連結手段と、相対する少なくとも一対の分離部材に連結されて互いに最下段に位置する食品トレイと上方に位置する食品トレイのフランジ間に進入する分離位置及びトレイ集積体から離間した離間位置の間で移動させる第2連結手段と、第1及び第2連結手段に連結され、互いに近づく位置に移動したトレイ支持部材を遠ざかる位置へ移動させるのとほぼ同期して離間位置の分離部材を分離位置へ移動させる作動部材とを備えたことを特徴とする。
本発明は、トレイ集積体の最下段に位置する食品トレイを分離して取出す際にトレイ支持部材による食品トレイの支持を解除するのとほぼ同期したタイミングで分離部材を最下段の食品トレイとこれの上方の食品トレイの相互間に進入させることにより食品トレイ相互を確実に分離して取出すことができる。トレイ集積体からの食品トレイの取出しを短時間で、かつ効率的に行うことができる。
本発明は、トレイ支持部材による食品トレイの支持を解除するのとほぼ同期したタイミングで分離部材を最下段の食品トレイとこれの上方の食品トレイの相互間に進入させる。
以下に実施例を示す図に従って本発明を説明する。
図1〜図5において、食品トレイ分離装置1は、例えばベルトコンベヤ等のトレイ搬送装置3の搬送面上方に位置するように配置され、多数の食品トレイ5が多段集積されたトレイ集積体7から最下段に位置する食品トレイ5を順次分離してトレイ搬送装置3上に移載させる。
図1〜図5において、食品トレイ分離装置1は、例えばベルトコンベヤ等のトレイ搬送装置3の搬送面上方に位置するように配置され、多数の食品トレイ5が多段集積されたトレイ集積体7から最下段に位置する食品トレイ5を順次分離してトレイ搬送装置3上に移載させる。
食品トレイ5としては、例えば図5に示すようにPP、PET樹脂等の合成樹脂シート材を、少なくとも中央部に1箇所以上の盛付け用の凹所5a及び起立壁5bの上部周縁に水平方向へ延出するフランジ5cを有するように成形され、凹所5a内に弁当等の各種調理材や各種食材が盛付けられる。
食品トレイ分離装置1の本体9には一対の取付フレーム10・11の一方端部がトレイ搬送装置3の搬送面上方にて食品トレイ5の短幅に応じた間隔をおいて搬送直交方向へ延出するように取付けられている。上記一対の取付フレーム10・11における前部及び後部には起立フレーム13・15が図示する左右方向にて相対するように立設され、これら起立フレーム13・15は囲まれる空間内に投入されたトレイ集積体7を上下方向へ摺接案内してストックする。
相対する各一対の起立フレーム13・15間の取付フレーム10・11には図示する前後方向に所定の間隔をおいて相対する各一対の軸支板17・19がトレイ搬送装置3の搬送方向に対して位置調整可能にそれぞれ設けられ、これら軸支板17・19はそれぞれの起立フレーム13・15に対し、トレイ搬送装置3の搬送直交方向に軸線を有した固定軸21・23により固定されている。
各軸支板17・19の内面には第2連結手段の一部を構成する第3リンクアーム27・29の基端部が、回転可能に軸支された軸27a・29aに固定されている。また、各軸支板17・19の内面には第2連結手段の一部を構成する第4リンクアーム31・33の基端部が、上記軸27a・29aよりトレイ集積体7側に位置する軸31a・33aに揺動可能に軸支されている。
そして各第3及び第4リンクアーム27・29、31・33の先端部には分離部材35・37が揺動可能に軸支されている。該分離部材35・37は一腕部35a・37a及び先端側には断面楔形をした分離爪35b・37bを有した二腕部35c・37cからなるほぼL字形で、各腕部35a・37a、35c・37cの基端側であるコーナ部には上記第3リンクアーム27・29の先端部が軸27b・29bにより揺動可能に支持されている。また、分離部材35・37の二腕部35c・37cには上記した第4リンクアーム31・33の先端部が軸31b・33bにより揺動可能に支持されている。
各一対の軸支板17・19上部には取付フレーム43・45が回動可能に軸支され、これら取付フレーム43・45には作動部材を構成するシリンダー39・41が固定されている。そして各シリンダー39・41のロッド39a・41aは、分離部材35・37の二腕部35c・37cに対し、軸35d・37dにより揺動可能に軸支されている。
各軸支板17・19の外側へ突出する軸27a・29aには第1連結手段の一部を構成する第1リンクアーム47・49の基端部が固定され、これら第1リンクアーム47・49の先端部には第1連結手段の一部を構成する第2リンクアーム51・53の基端部が軸51a・53aにより揺動可能に支持されている。
そして各第2リンクアーム51・53の先端部には軸59a・61aを中心に揺動可能に支持されたトレイ支持部材59・61が軸59b・61bにより揺動可能に支持されている。該トレイ支持部材59・61は先端部にトレイ集積体7の最下段に位置する食品トレイ5のフランジ5c下面を前後側にてそれぞれ支承する支持部59c・61cを有した一腕部59d・61d及び二椀部59e・61eを有し、該二椀部59e・61eが上記した軸59a・61aにより揺動可能に軸支されている。
次に、トレイ集積体7から食品トレイ5を分離して取出す作用を説明する。
先ず、待機状態においては、シリンダー39・41はそのロッド39a・41aが伸張するように作動されている。 このとき、各トレイ支持部材59・61は互いに近づく位置に揺動し、その支持部59c・61cがほぼ水平状態になっている。また、分離部材35・37は互いに遠ざかる離間位置に揺動している。この状態にて起立フレーム13・15により囲まれた空間内に対し、トレイ集積体7を上方から投入し、支持部59c・61cにより最下段に位置する食品トレイ5をフランジ5c下面にて支持させる(図6参照)。
先ず、待機状態においては、シリンダー39・41はそのロッド39a・41aが伸張するように作動されている。 このとき、各トレイ支持部材59・61は互いに近づく位置に揺動し、その支持部59c・61cがほぼ水平状態になっている。また、分離部材35・37は互いに遠ざかる離間位置に揺動している。この状態にて起立フレーム13・15により囲まれた空間内に対し、トレイ集積体7を上方から投入し、支持部59c・61cにより最下段に位置する食品トレイ5をフランジ5c下面にて支持させる(図6参照)。
次に、上記状態にて各シリンダー39・41を、そのロッド39a・41aが縮小する方向へ作動させると、分離部材35・37は軸27a・29aを中心に揺動する第3リンクアーム27・29及び軸31a・33aを中心に揺動する第4リンクアーム31・33により分離爪35b・37bを互いに近づく方向で、斜め上方へ移動して最下段に位置する食品トレイ5とこれの上方に位置する食品トレイ5の各フランジ5c間に進入させて最下段に位置する食品トレイ5に対して残りのトレイ集積体7を若干上方へ持ち上げる(図7参照)。
この持上げ作用は、断面楔形に形成された分離爪35b・37bにおけるテーパ面との摺接作用及び斜め上方への移動作用によりもたらされる。上記した持上げ作用により最下段に位置する食品トレイ5とこれより上方の食品トレイ5の間に空気を流入させることにより相互を分離可能にする。
一方、この分離作用とほぼ同期したタイミングで最下段に位置する食品トレイ5のフランジ5c下面を支持していたトレイ支持部材59・61を互いに遠ざかる方向へ揺動させることにより最下段に位置する食品トレイ5の支持を解除してトレイ搬送装置3上に自重落下させる。分離部材35・37の揺動とほぼ同期したタイミングでトレイ支持部材59・61を揺動させる作用は、以下のとおりである。
即ち、第3リンクアーム27・29の基端部が固定されて軸支板17・19に回転可能に支持された軸27a・29aに第1リンクアーム47・49の基端部が固定されているため、分離部材35・37の揺動に伴って回転する軸27a・29aにより第1リンクアーム47・49をほぼ同期して揺動させることになる。
これにより第1リンクアーム47・49に第2リンクアーム51・53を介して連結されたトレイ支持部材59・61を互いに遠ざかる方向へ揺動させて支持部59c・61cによる食品トレイ5の支持を解除させる。このとき、トレイ支持部材59・61は軸59a・61aを中心に揺動するため、支持部59c・61cが下方向で、かつ互いに遠ざかる方向へ移動して食品トレイ5の支持状態を急激に解除させる(図8参照)。
上記した分離部材35・37による分離作用及びトレイ支持部材59・61による食品トレイ5の支持解除作用によりトレイ集積体7の最下段から取出された食品トレイ5はトレイ搬送装置3上に自重落下して移載された後に所定の食材盛付け箇所へ搬送される。
トレイ集積体7の最下段から食品トレイ5を分離して取出した後にシリンダー39・41を、そのロッド39a・41aが伸張するように作動して分離部材35・37を互いに遠ざかる位置へ揺動させるのとほぼ同期してトレイ支持部材59・61を互いに近づく位置へ揺動してトレイ集積体7の最下段に位置する食品トレイ5を支持させる。
本実施例は、トレイ集積体7の最下段に位置する食品トレイ5を支持するトレイ支持部材59・61を互いに遠ざかる方向へ揺動するのとほぼ同期したタイミングで分離部材35・37を互いに近づく方向へ揺動して最下段の食品トレイ5とこれの上方の食品トレイ5におけるフランジ5c相互間に分離爪35b・37bを進入させて食品トレイ5相互間に空気を流入させることによりトレイ集積体7における他の食品トレイ5から最下段の食品トレイ5を分離して取出すことができ、トレイ集積体7から食品トレイ5を分離して取出す作業を効率的で、かつ衛生的に行うことができる。
実施例1は、食品トレイ5のフランジ5cが水平方向へ延出した後に垂下する形状であるため、分離部材35・37を互いに近づく方向で、上方へ移動するように揺動させる構成としたが、フランジ5cの形状によっては少なくとも分離部材を直線的に往復移動させる構成であってもよく、その例を実施例2として示す。尚、実施例1と同一の構成に付いては、実施例1に示す符号を付して詳細な説明を省略する。
図9及び図10において、食品トレイ分離装置91における各一対の起立フレーム13・15間には相対する一対の支持板93・95が設けられ、各一対の支持板93・95の内面及び外面には水平方向へ延出するガイド部93a・95a、93b・95bが食品トレイ5における底面とフランジ5cの高さに応じた高低差を設けて形成されている。
そして内側に位置するガイド部93a・95aには先端部に分離爪97a・99aを有した分離部材97・99が水平方向へ移動可能に支持されている。上記分離爪97a・99aは上面及び下面にテーパ面を有した断面が楔形に形成されている。また、分離部材97・99の両端部下面には第2連結手段の一部を構成するラックギャ97b・99bが設けられている。
一方、外側に位置するガイド部93b・95bには先端部に支持部101a・103aを有したトレイ支持部材101・103が水平方向へ移動可能に支持され、各トレイ支持部材101・103の両端部上面には第1連結手段の一部を構成するラックギャ101a・103aが設けられている。そして分離部材97・99及びトレイ支持部材101・103間に位置する支持板93・95には回転軸105・107が回転可能に支持され、該回転軸105・107には電動モータ、エアーモータ或いはクランクアームに連結されたシリンダー等の作動部材としての回転駆動部材109・111が連結されている。図は回転駆動部材109・111として電動モータを使用した例を示す。
また、回転軸105・107には分離部材97・99のラックギャ97b・99b及びトレイ支持部材101・103のラックギャ101a・103aの双方に噛合って第1及び第2連結手段の一部を構成する歯車113a・115a、113b・115bが固定され、回転軸105・107の回転に伴って分離部材97・99及びトレイ支持部材101・103を互い違いの方向へ移動させる。尚、待機状態としては、分離部材97・99は互いに遠ざかった位置に、またトレイ支持部材101・103が互いに近づく位置になるように設定されている。
次に、トレイ集積体7から最下段に位置する食品トレイ5を分離して取出す作用を説明する。
待機状態においては、各トレイ支持部材101・103は互いに近づく位置に、また分離部材97・99は互いに遠ざかる離間位置に移動している。この状態にて起立フレーム13・15により囲まれた空間内に対して上方から投入されたトレイ集積体7は、最下段に位置する食品トレイ5のフランジ5cの下面が支持部101a・103aに支持されている(図11参照)。
待機状態においては、各トレイ支持部材101・103は互いに近づく位置に、また分離部材97・99は互いに遠ざかる離間位置に移動している。この状態にて起立フレーム13・15により囲まれた空間内に対して上方から投入されたトレイ集積体7は、最下段に位置する食品トレイ5のフランジ5cの下面が支持部101a・103aに支持されている(図11参照)。
次に、上記状態にて回転駆動部材109・111を駆動して回転軸105・107を所定の方向へ回転させると、分離部材97・99は回転する歯車113a・115aに噛合うラックギャ97b・99bにより互いに近づく方向へ移動して分離爪97a・99aをトレイ集積体7における最下段に位置する食品トレイ5とこれの上方に位置する食品トレイ5におけるフランジ5cの相互間に進入させる。このとき、最下段より上方に位置するトレイ集積体7はフランジ5c相互間に進入する分離爪97a・99aのテーパ面により若干押し上げられることにより最下段に位置する食品トレイ5との間に隙間を形成して空気の流入を図り、相互を分離可能にさせる。(図12参照)
また、トレイ支持部材101・103はそのラックギャ101a・103aが回転する歯車113b・115bに噛合っているため、分離部材97・99の移動とほぼ同期して互いに遠ざかる方向へ移動してトレイ集積体7における最下段に位置する食品トレイ5の支持を解除し、最下段に位置する食品トレイ5を自重落下させる(図12参照)。
本実施例は、トレイ集積体7の最下段に位置する食品トレイ5を支持するトレイ支持部材101・103を互いに遠ざかる方向へ移動させるのとほぼ同期したタイミングで分離部材97・99を互いに近づく方向へ移動して最下段の食品トレイ5とこれの上方の食品トレイ5におけるフランジ5c相互間に分離爪97a・99aを進入させて食品トレイ5相互間に空気を流入させることによりトレイ集積体7における他の食品トレイ5から最下段の食品トレイ5を分離して取出すことができ、トレイ集積体7から食品トレイ5を分離して取出す作業を効率的で、かつ衛生的に行うことができる。
本発明は、以下のように変更実施することができる。
1.実施例1においては、シリンダー39・41を作動して分離部材35・37及びトレイ支持部材59・61をほぼ同期して互いに反対方向へ揺動させる構成としたが、第1及び第3リンクアームの基端部が固定される軸27a・29aに電動モータやエアーモータ等の回転駆動部材を連結して各軸27a・29aを回転させることによりシリンダーを作動して分離部材及びトレイ支持部材をほぼ同期して互いに反対方向へ揺動させる構成としてもよい。
1.実施例1においては、シリンダー39・41を作動して分離部材35・37及びトレイ支持部材59・61をほぼ同期して互いに反対方向へ揺動させる構成としたが、第1及び第3リンクアームの基端部が固定される軸27a・29aに電動モータやエアーモータ等の回転駆動部材を連結して各軸27a・29aを回転させることによりシリンダーを作動して分離部材及びトレイ支持部材をほぼ同期して互いに反対方向へ揺動させる構成としてもよい。
この場合にあっては、各軸27a・29aを個別に回転させるために2個の回転駆動部材を使用する構成の他に、1個の回転駆動部材を使用して相対する各軸27a・29aを互いに反対方向へ回転するように回転駆動部材の回転軸と各軸27a・29aをベルトや歯車等で連結した構成であってもよい。
2.実施例2においては、分離部材97・99及びトレイ支持部材101・103をほぼ平行に直線的に移動させる構成としたが、食品トレイ5におけるフランジ5cの形状によっては分離部材97・99及びトレイ支持部材101・103相互を、食品トレイ5相互の分離位置及び支持位置に応じた角度を設けて直線的に移動させる構成であってもよい。
1 食品トレイ分離装置
5 食品トレイ
5c フランジ
7 トレイ集積体
27・29 第2連結手段の一部を構成する第3リンクアーム
31・33 第2連結手段の一部を構成する第4リンクアーム
35・37 分離部材
35a・37a 分離爪
39・41 作動部材としてのシリンダー
47・49 第1連結手段の一部を構成する第1リンクアーム
51・53 第1連結手段の一部を構成する第2リンクアーム
59・61 トレイ支持部材
5 食品トレイ
5c フランジ
7 トレイ集積体
27・29 第2連結手段の一部を構成する第3リンクアーム
31・33 第2連結手段の一部を構成する第4リンクアーム
35・37 分離部材
35a・37a 分離爪
39・41 作動部材としてのシリンダー
47・49 第1連結手段の一部を構成する第1リンクアーム
51・53 第1連結手段の一部を構成する第2リンクアーム
59・61 トレイ支持部材
Claims (11)
- 起立壁上部の周縁にフランジを有した多数の食品トレイを集積したトレイ集積体から食品トレイを順次分離して取出す食品トレイ分離装置において、相対して移動可能に支持されてトレイ集積体の最下段に位置する食品トレイの側方を支持する少なくとも一対のトレイ支持部材と、相対して移動可能に支持され、トレイ集積体の最下段に位置する食品トレイと該最下段の上方に位置する食品トレイのフランジ間に進入して最下段に位置する食品トレイを他の食品トレイから分離する少なくとも一対の分離部材と、相対する少なくとも一対のトレイ支持部材に連結されて互いに近づく位置及び遠ざかる位置の間で移動させる第1連結手段と、相対する少なくとも一対の分離部材に連結されて互いに最下段に位置する食品トレイと上方に位置する食品トレイのフランジ間に進入する分離位置及びトレイ集積体から離間した離間位置の間で移動させる第2連結手段と、第1及び第2連結手段に連結され、互いに近づく位置に移動したトレイ支持部材を遠ざかる位置へ移動させるのとほぼ同期して離間位置の分離部材を分離位置へ移動させる作動部材とを備えた食品トレイ分離装置。
- 請求項1において、トレイ支持部材及び分離部材は、互いに近づく位置と遠ざかる位置との間で揺動する食品トレイ分離装置。
- 請求項1において、トレイ支持部材及び分離部材は、互いに近づく位置と遠ざかる位置との間でほほ直線移動する食品トレイ分離装置。
- 請求項1において、互いに近づく位置に移動したトレイ支持部材上にトレイ集積体を支持した状態で作動部材を作動してトレイ支持部材を互いに遠ざかる位置へ移動させるのとほほ同期したタイミングで分離部材を離間位置から分離位置へ移動してトレイ集積体の最下段に位置する食品トレイを分離可能にする食品トレイ分離装置。
- 請求項2の第1及び第2連結手段は、基端部が作動部材の作動により所定の方向へ回転する回転軸に固定されたアームを介してトレイ支持部材及び分離部材にそれぞれ連結されたリンク機構からなる食品トレイ分離装置。
- 請求項5において、第1連結手段のリンク機構は基端部が回転軸に固定された第1アームの先端部に軸支された第2アームの先端部を、揺動可能に支持されたトレイ支持部材に軸支してなると共に第2連結手段のリンク機構は基端部が回転軸に固定された第3アームの先端部に基端部側が軸支された分離部材の食品トレイ側に基端部が回転軸より食品トレイ側に位置する軸に軸支された第4アームの先端部を軸支してなる食品トレイ分離装置。
- 請求項5又は6において、第1アーム及び第3アームの基端部は単一の回転軸に固定されてなる食品トレイ分離装置。
- 請求項5又は6において、作動部材は回転軸を所定の方向へ回転させる回転駆動部材からなる食品トレイ分離装置。
- 請求項5又は6において、分離部材は第3アームの軸支位置から分離部と反対側へ延出する腕部を有したほぼL字形に形成されると共に作動部材はロッドが分離部材の腕部に軸支された往復作動部材からなる食品トレイ分離装置。
- 請求項2において、トレイ支持部材は互いに近づく位置から遠ざかる位置へ揺動する際に支持部を下方に向かって揺動させると共に分離部材は互いに離間位置から分離位置へ揺動する際に分離部材を上方に向かって揺動させる食品トレイ分離装置。
- 請求項3の第1及び第2連結手段は、回転軸に固定された歯車における半径方向各端部を分離部材及びトレイ支持部材に設けられた板歯車に噛合わせ、回転軸の回転に伴って分離部材及びトレイ支持部材を異なる方向へ直線的に移動可能とした食品トレイ分離装置。
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JP (1) | JP2005239298A (ja) |
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CN109748221A (zh) * | 2019-01-28 | 2019-05-14 | 北京沄汇智能科技有限公司 | 容器换盖设备 |
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CN113940214A (zh) * | 2021-09-26 | 2022-01-18 | 中国水稻研究所 | 一种具有强制分盘功能的育秧盘供盘装置 |
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2004
- 2004-02-24 JP JP2004047885A patent/JP2005239298A/ja active Pending
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