JP3590740B2 - 箱詰め装置 - Google Patents

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喜世志 吉見
厚 糸川
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハンバーガーに使われる冷凍ハンバーグ(通称、パティという。)等の円盤体の箱詰め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パティ(円盤体)は、一般にハンバーグ製造メーカで肉をミンチしプレス機にかけて所定大きさの円盤体とし、次いで、冷凍処理を施した後、箱詰め出荷されていく。
ここで、従来の箱詰め装置としては、例えば米国特許第5,069,019号公報技術がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報技術には次のような問題があった。コンベアに乗って運ばれてくる冷凍処理後の円盤体の下に、スピンドルの回転によって該スピンドルに固着したアームが入り込み該円盤体を支えて移送し、その後、箱内への箱詰め段階で、アームを水平移動して解除しているため、アームが円盤体の下へ入り込む際や円盤体から離脱する際に円盤体を傷めやすかった。冷凍ハンバーグ等の円盤体は金属製品に比べ軟らかく、円盤体すなわち食材に接しながらのアームの水平移動では食材への擦りキズができやすかった。
また、コンベアに乗って運ばれてくる円盤体を、逐一取り上げて箱の所へ運び箱詰めを行っていたため、その移送手段の往復動が頻繁になり該移送手段が故障し易くなっていた。
【0004】
本発明は、上記問題点を解決するもので、食材のような円盤体であってもその品質を維持しながら確実な箱詰めを実行し、さらに効率的にして故障の少ない箱詰め装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく、請求項1に記載の本発明の要旨は、コンベアの端から自然落下して受板へ受け取られていく円体を所定段数に積み上げた積み重ね品にする段積み手段(10)と、
上面が平らでこの上に円盤体を一列に並べることのできる受けバーと、該受けバーの両サイドで円盤体の約直径分だけ離したスペースをあけて起立配設される案内ガイドと、を備える移載部 ( 20 ) と、
前記受板上から前記受けバー上へ移動させた前記積み重ね品が所定列並ぶようズラしていく移載手段 ( 30 ) と、
可動板を前後左右に可動自在とする移送手段 ( 40 ) と、
筒状の棒本体に軸部材が挿着される垂直棒と、前記可動板に固着される主エアシリンダ及び従エアシリンダと、該縦シリンダのロッドが下方に伸びその先端で水平に配されて固着されるスライド板と、主シリンダのロッドが下方に伸びスライド板に設けたバカ孔を貫通し前記スライド板の下方で水平に配されて固着される基板と、を備え、前記垂直棒の棒本体が所定間隔あけて前記基板に固着される一方、軸部材はその上端が前記スライド板に結合されるようにし、さらに該軸部材の下部に形成した凹みに爪体の後頭部を嵌入して、該後頭部が軸部材の下降により下向き姿態にあった爪体を軸を支点に回動させて、爪を持ち上げ開口から該爪を水平に突出す水平姿態とし得る保持手段 ( 50 ) と、を具備し、
該保持手段に係る垂直棒の爪で所定列並ぶ前記積み重ね品を下から受け支えて移送し箱内に詰めるようにしたことを特徴とする箱詰め装置にある。ここで、「円盤体」には4隅の角がとれた盤体を含み、小判形,オーバル形のアールのある盤体の他、6角形,8角形等の多角形を含む。本発明による同様の作用,効果を奏するからである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る箱詰め装置の実施形態を詳述する。図1〜図13は、本発明の箱詰め装置の一形態で、図1はその全体正面概図、図2〜図4は図1の要部拡大視図、図5,図6は移載部周りの平面図、図7は保持手段の正面図、図8は移送手段の平面図、図9は図7のIV−IV線矢視図、図10は図7の状態からエアシリンダのロッドが伸び可動板が下がって爪が水平姿態になった保持手段の正面図、図11,図12は垂直棒の下部断面図、図13は図7のXI−XI線矢視図を示す。
本発明の箱詰め装置は、検出手段3と、段積み手段10と、移載部20と、移載手段30と、箱詰め手段たる移送手段40と保持手段50と、箱供給手段60とを具備する。ここで、箱詰めされるものは円盤体1で、ハンバーガーに使われる冷凍ハンバーグとする。
【0007】
検出手段3は、円盤体1が通過するのをカウントする検出器で、ここでは光センサ3が用いられている。ハンバーグ製造メーカで肉をミンチしプレス機にかけて所定大きさの円盤体1とし、冷凍処理を施した冷凍ハンバーグ(円盤体1)がコンベア8に乗って段積み手段10の方(図1の矢印方向)へと運ばれる。このコンベア8上方に光センサ3を設けてコンベア8上の円盤体1の通過を検出する。
【0008】
段積み手段10は、コンベア8の進行端に設けられ、送り機構15と支柱14と受板13とエアシリンダ11とガイド板12とを備える。
コンベア端の下方にあるフレーム柱9eに送り機構たるレベル制御用サーボユニット15が取着され、該サーボユニットの可動体15aが垂直上下方向にレベル制御される。可動体15aに支柱14を起立するようにして固着し、該支柱14の上端に円盤体1より若干小さめの受板13を水平配置する。また、コンベア8端の下方にあるフレーム梁9fにエアシリンダ11を配置し、該エアシリンダからサポートを出し、該サポートに案内筒17を取付ける。案内筒17はコンベア8端から自然落下していく円盤体1を前記受板13へ導くものである。案内筒17は、上面開口を大きくしてコンベア8端から自然落下する円盤体1を拾い、且つ、下面開口をほぼ円盤体1大きさとして受板13上へ円盤体1をうまく水平載置する。
コンベア8に乗って運ばれて来る円盤体1がコンベア8の端から自然落下して受板13へ受け取られていくが、この円盤体1の通過枚数を前記光センサ3が検知する。光センサ3の検知情報によりサーボユニット15が作動して可動体15aすなわち受板13を円盤体1の厚み分だけ降下させ、該円盤体1を所定段数(ここでは24段)積み上げた積み重ね品2までもっていく。
前記エアシリンダ11のロッド11aには円盤体1の外周に沿わせたガード板12が固着される。受板13へ受け取られていく円盤体1の枚数が増えるにしたがい該受板13が降下するが、ガード板12はこの高く積み上げられていく積み重ね品2を崩れ防止から守る。と同時に、ガード板12の高さを積み重ね品2より高くしてエアシリンダ11の作動によりロッド11aを前進させ、ガード板12で受板13上の積み重ね品2全体を移載部20(受けバー23)へ移動させる役割を担う。尚、符号16は支柱16を挿通保持するブッシュを示す。
【0009】
移載部20は横架バー22と受けバー23と案内ガイド24を備える。
フレーム9の梁9gから支柱21を立設し、その上端に横架バー22が配置される。そして、横架バー22上に受けバー23が取着される。受けバー23は、上面が平らで、この上に円盤体1を一列に10個連接して並べることのできる長さがある。該受けバー23と前記支柱14と前記エアシリンダ11のロッド11aは平面視で一直線に並び(図5)、且つ、光センサ3の情報で送り機構15を作動させて円盤体1を24段積み上げ、積み重ね品2とした際の受板13と受けバー23との高さは同じにする(図3)。
案内ガイド24,25は、縦が積み重ね品2より少し高めで、横が円盤体1の直径分の5倍ほどの長さの板片である。二つの案内ガイド24,25は後述の軸棒34が通り抜けれる間隔をあけて、受けバー23に沿って直列配置される。そして、案内ガイド24,25が受けバー23の両サイドで円盤体1の約直径分だけ離したスペースεをあけて起立配設される。両案内ガイド24,25の段積み手段10側はその間口を広げ(図6)、積み重ね品2を受け取り易くする。符号26は案内ガイド24の下方に張り出す舌片で、垂直棒51の下降し過ぎを制止する。符号27は段積み手段10側と反対側の受けバー23端部に立設させた起立バーで(図4)、積み重ね品2の受け支え用(崩れ防止)になっている。
【0010】
移載手段30は、図4のごとく、エアシリンダ11の作動により受板13上から受けバー23上へ移動させた積み重ね品2が所定列(ここでは5列)並ぶよう順次右方向へズラしていくものである。ここではロッドレスシリンダ31と板片33とエアチャック35と軸棒34とを備える。
ロッドレスシリンダ31は、前記受けバー23の長手方向に沿ってベースフレーム9h上に設ける。ロッドレスシリンダ31はマグネットでシリンダ本体につながった可動体32が指令を受けてシリンダ本体上を移動する。該ロッドレスシリンダの可動体32にラックピニオン式エアシリンダと呼ばれる公知のエアチャック35を取付ける。該エアチャック35の両脇の可動軸35aに一対の板片33が固着される。該板片33にそれぞれ軸棒34を立設し、該軸棒34がエアチャック35の閉起動で案内ガイド24と受けバー23との間の空間εに配置され、エアチャック35の開起動で、軸棒34が案内ガイド24の外側に出るように開く(図6)。軸棒34の上端については積み重ね品2の上面以上とする。
そうして、シーケンス制御指令により、軸棒34は、当初図6の341の位置でスタンバイし、エアシリンダ11の作動により受けバー23上に積み重ね品2を受取る。その後も受けバー23上に積み重ね品2a〜2eを次々と受け取れるよう、エアシリンダ11の作動に先立ち、341→342→343→344→345の所に移動し、積み重ね品2a〜2eを受けバー23上に5列並ぶようにする。その後、エアチャック35を開起動にし、軸棒34は345の位置から346へと開き、案内ガイド24の外側に出る。次いで、346→347の段積み手段10のある前位置近くに戻った後、エアチャック35を閉起動にし、該軸棒34は348の前位置で最前列の積み重ね品2のある所にくる。そして、軸棒34を348の位置から349へ一気に動かすことにより、前側案内ガイド24内に在った5列の積み重ね品2a〜2eを後側案内ガイド25内へと移送する。図6の積み重ね品2a〜2eは図3の2f〜2jの積み重ね品の位置に移る。そうして、軸棒34は当初の341の位置に戻る構成である。
【0011】
移送手段40は箱詰め手段の保持手段50に固着する可動板41aを前後左右に可動自在とするものである。移送手段40は、可動板41aと可動枠41bとサーボユニット42とロッドレスシリンダ44とを備える。
ロッドレスシリンダ44は、シリンダ本体44aが案内ガイド25の上方のフレーム梁9a上に受けバー23の長手方向(図8の左右方向)に合せこれと平行に取着される。該ロッドレスシリンダ44の可動体44bは取付片45を介して可動枠41bに連結する。可動枠41bの上面にはレール47が前後方向(図8の紙面上下方向)に敷かれ、該レール上で前後に自在移動できる可動体41aを載置する。可動枠41bの一端部には水平板41b1が張り出し、該水平板にサーボユニット42を取付ける。該サーボユニットに係るモータ駆動により、プーリ,歯付きベルトを介してレール47に平行に配したボールネジ42aが回動し、該ボールネジに螺合するナット42bが前後方向(図8の紙面上下方向)に動く。該ナット42bと可動板41aとは取付片43で結合しており、可動板41aが前後に追動する。また、前記ロッドレスシリンダ44の作動により可動枠41bすなわち可動板41aは左右(図8の左右方向)へ可動自在となっている。
【0012】
ここで、前記ロッドレスシリンダ44で可動板41a(可動体44b)を左右へ可動自在とするのは、可動板41aに固着した保持手段50で保持した積み重ね品2を移載部20から箱5内へ移送できるようにするためである。また、サーボユニット42で可動板41aを前後に可動自在とするのは、案内ガイド25内に収納された積み重ね品2の箇所へ保持手段50を移動させるためである。本実施形態では、図2においてコンベア8の幅方向で冷凍ハンバーグたる円盤体1が6つ並んで送り込まれる。このため、これに対応すべく図2の紙面垂直方向には、光センサ3,段積み手段10,移載部20,移載手段30の図示したものが6基分並んでいる。6基のうち3基を一台の箱詰め手段でまかなうかたちで2台の箱詰め手段が設けられている。そこで、図2の3基のうちのいずれの移載部20にある積み重ね品2でも取りにいけるよう可動板41aを前後方向(図1の紙面垂直方向)に可動自在とする。
【0013】
保持手段50は、垂直棒51,52と主エアシリンダ53と従エアシリンダ54とスライド板56と基板57とを備える。
主従エアシリンダ53,54が前記可動板41aに固着される。従エアシリンダ54のロッド54aは下方に伸び水平に配したスライド板56にその先端を固着する。2つの主エアシリンダ53のロッド53aも下方に伸びるが、その先端はスライド板56に設けたバカ孔65aを貫通し、スライド板56下方で水平に配した方形枠の基板57に固着する(図7)。
【0014】
垂直棒51,52は文字通り垂直に起立させた棒状体で、複数設けられ、その棒本体51a,52aを基板57に所定間隔あけて固着する。筒状の棒本体51aには軸部材51bが挿着され、該軸部材51bの上端はスライド板56に螺着結合とする。
ここでは、5つの積み重ね品2を一度に移載部20から箱5内へ運べるよう、全部で12本の垂直棒51,52を基板周囲に固着する。4隅の4本の垂直棒51はここから爪51d1が一つ出る形態とし、その他の垂直棒52はここから爪52d1が二つ出る形態とする。
垂直棒51,52は、受けバー23上にある5列並ぶ積み重ね品2に対し、その上方から降下して前記爪51d1,52d1を水平姿態に切替えることにより該積み重ね品2の下面に当接させ得る構成にある。
具体的には、垂直棒51では図11のごとく軸部材51bの下部に設けたピン51cを爪体51dの係合穴51d2に挿入させ、該ピン51cが軸部材51bの下降により下向き姿態にあった爪体51dを軸51eを支点に回動させて、爪51d1を持ち上げ開口Oから該爪51d1(図の鎖線)を水平に突出す水平姿態とするものである。水平姿態になった爪51d1はピン51cの係合穴51d2への挿入維持により保持される。また、垂直棒52では図12のごとく軸部材52bの下部に形成した凹み52b2に爪体51dの後頭部52d5を嵌入して、該後頭部が軸部材52bの下降により下向き姿態にあった爪体52dを軸52eを支点に回動させて、爪52d1を持ち上げ開口Oから該爪52d1(図の鎖線)を水平に突出す水平姿態とする。水平姿態になった爪52d1は、軸部材52bの太径部の下面52b4が後頭部52d5の上動を阻止することにより、水平保持される。爪51d1,52d1が水平姿態になったとき、全ての爪51d1,52d1は図13のごとく内方に向うよう突出し、5列並ぶ各積み重ね品2にほぼ90°間隔で4つの爪51d1が出て、該積み重ね品2を下から受け支え得る。各積み重ね品2を支える4つの爪52d1(51d1)は受けバー23を跨いで対角線交差状とする。そのため、垂直棒51,52が円盤体1の4隅のアール部分と案内ガイド25との隙間くぐって案内ガイド25の下に入り、爪51d1,52d1で積み重ね品2を下から受け支えることができる。斯る状態で積み重ね品2を箱5内へ移送し、その後、従エアシリンダ54を作動させスライド板56を持ち上げることにより(図7)、スライド板56と基板57との間隔はh2から元のh1へ戻る。軸部材51b,52bを上動させ爪51d1,52d1を下向き姿態にする。こうした構成により箱5詰めできるようになっている。
【0015】
箱供給手段60にはコンベア61と昇降機62が設置されている。コンベアに乗って昇降機62の台の上に箱5が乗り、昇降機62は箱底が受けバー23の高さレベルに一致する所まで持ち上げることができる。このレベルに箱5が在るとき、水平バー63に吊設させる仕切板64の主部が箱5内に入り込む。本実施形態の箱5は、図1において5列並んだ積み重ね品2を紙面横方向にそのまま並べて配することができる長さがあり、また、奥行き方向に5列並んだ積み重ね品2を3組配することができる大きさになっている。そのため、仕切板64が2つ吊設される。さらに、ここでは二つの仕切板64にエアシリンダ(図示せず)を連結し、最初は仕切板64を中央寄りにして両側の所に積み重ね品2を詰め、その後、仕切板64を開けて中央部に積み重ね品2を詰め込み、箱5内へ積み重ね品2を詰め易くしている。
【0016】
次に、本箱詰め装置の動作を説明する。コンベア8は6レーンあるごときの幅があり、円盤体1がその幅に6つ並ぶ状態で(時に円盤体1の移送に歯抜け有り)、コンベア8に運ばれる。コンベア8上を円盤体1が案内筒17の方向へ進んで自然落下し受板13上に載るが、コンベア8上を通過する円盤体1を光センサ3が検出する(図1)。そして、光センサ3の検出情報に基づきサーボユニット15を作動させ、円盤体1の厚み分だけ降下させる。そうして、円盤体1が24段積み上げられて積み重ね品2になると、受板13が受けバー23のレベルに一致する(図3)。
図3の紙面垂直方向には受板13が並んでいるが、このように24段積み上げられた積み重ね品2が出来たら、次に、その受板13に対応ラインナップされているエアシリンダ11が作動する。なお、本実施形態では基本的に前記光センサ3のカウント情報に基づきシーケンス制御で各手段10〜60が動作していく。エアシリンダ11が作動してロッド11aが伸び、ガード板12で受板13上にある積み重ね品2を受けバー23上へ移動させる。このとき、図4のごとく軸棒34は341で待機している。軸棒34が移動に伴なう積み重ね品2の崩れを阻止する。エアシリンダ11は、所定時間経過後、ロッド11aを収縮させガード板12を元の位置(図2の位置)に戻す。
【0017】
次に、またコンベア8に円盤体1が運ばれて受板13上に載り、サーボユニットで円盤体1の厚み分だけ降下していき積み重ね品2を形成したら、エアシリンダ11が作動し、積み重ね品2を受板13から受けバー23上へと移動させる。このときは、軸棒34は342で待機し、積み重ね品2の崩れ防止を図りながら受けバー23上への安定移動を確保する。その後も、ロッドレスシリンダ31が作動し、積み重ね品2を受板13から受けバー23上へ移動させるにあたっては、343,344,345と軸体を待機させて、受けバー23上への積み重ね品2a〜2eの安定移動を図る。
【0018】
こうして、案内ガイド25内に5列の積み重ね品2a〜2eが移載された所で、エアチャック35が開起動し、軸棒34が345から346の位置に動き、続いて、347の前位置に戻り、エアチャック35が閉起動し348の所で一番後に受けバー23上へ移送した積み重ね品2に当接する。引き続き、軸棒34が348から349へと動き、案内ガイド24内に在った5列の積み重ね品2を案内ガイド25内へと移動させる。
【0019】
続いて、案内ガイド25内に5列の積み重ね品2を認識して、移送手段40のサーボユニット42が作動し可動板41aが前後方向(図1の紙面垂直方向)に動き、保持手段50を5列の積み重ね品2の上方へもっていく。次に、主エアシリンダ53が作動し、爪51d1,52d1は棒本体51aに沿う下向き姿態にした状態とし、爪51d1,52d1の位置が積み重ね品2の最下段の円盤体1より下までくるよう垂直棒51,52を降下させる。円盤体1は平面視円形であり、その4隅のアール部分と案内ガイド25との隙間空間に垂直棒51,52を降していくことができる。
【0020】
その後、従シリンダ54を作動させて爪51d1,52d1を水平姿態に起こす(図10)。この動作により、基板57がロッド53aに固定されているため、スライド板56と基板57との間隔が図7のh1から図11のh2に縮まる。そして、主エアシリンダ53を作動させ垂直棒51,52を所定高さまで上動させる。この上動で、爪51d1,52d1が積み重ね品2を下から受け支えるようにして積み重ね品下面に当接して積み重ね品2を持ち上げることになる(図10)。図10では積み重ね品2を1つ描くが、各爪51d1,52d1により5列の積み重ね品2が一度に持ち上げられる。そして、ロッドレスシリンダ44の可動体44bが動いて垂直棒51,52(保持手段50)と一緒に5列の積み重ね品2を箱5の上方へ持っていく。
【0021】
しかる後、再び主エアシリンダ53が作動し箱5の上方へいき、そこで、垂直棒51,52を降下させ、爪51d1,52d1の箇所を箱5内の底近くに到達させる。その後、従エアシリンダ54のロッド54aを収縮させて爪51d1,52d1を下向き姿態にする。該爪は下方に向けて開くようになり、積み重ね品2がゆっくりと箱5内に詰められる。所定時間経過、光センサ3のカウント情報が消去され、移送手段40が保持手段50を初期位置へ戻す。
箱供給手段60では当初は二つの仕切板64を中央に寄せて箱5の両側へ交互に積み重ね品2を詰め、最後に二つの仕切板64を広げて中央に積み重ね品2を詰める。その後、昇降機62が箱5を下降させ、こうした出来上った所望の箱詰め製品はコンベア61によって集荷場所へと運ばれる。なお、仕切板64は水平バー63に吊設保持されており、昇降機62による箱5の下降で箱5から取外されていく。
【0022】
このように構成した箱詰め装置は、爪51d1,52d1が積み重ね品2を下から受け支えるようにして積み重ね品2下面へ下からあてがうので、積み重ね品2に擦りキズをつけない。そして、箱5内に積み重ね品2を箱詰め,収納後に爪51d1,52d1を積み重ね品2から取外すときも、爪51d1,52d1は下方に向けて開くため、積み重ね品2に外力を加えることなく解除可能となり、冷凍ハンバーグ食材等の比較的柔かな円盤体1にあっても品質をそのまま維持して箱詰め作業を可能にする。
また、円盤体1は段積み手段10を設けて所定段数(24段)に積み上げた積み重ね品2にして、これをまとめた形で移送手段40で箱5内へ運ぶので、移送手段40の動きが少なくなり、効率的で且つ故障も少なくなる。
さらに、エアシリンダ11及び移載部20,移載手段30を設けることによって、複数列(5列)の積み重ね品2を一度に箱詰めできるので、より移送手段40の動きが少なくなり、高効率的で且つ故障も一層少なくメンテナンスフリーに近づけることができる。
【0023】
尚、本発明においては、前記実施形態に示すものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々変更できる。段積み手段10,移載部20,移載手段30,移送手段40,保持手段50等の大きさ,形状、個数等は用途に合わせて適宜選択できる。
【0024】
【発明の効果】
以上のごとく、本発明の箱詰め装置は、食材のような比較的軟らかな円盤体にあってもこれを傷つけることなく確実な箱詰めを実行し、さらに効率的にして故障を少なくできるなど多大な効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の箱詰め装置の一形態で、その全体正面概図である。
【図2】図1の要部拡大視図である。
【図3】図1の要部拡大視図である。
【図4】図1の要部拡大視図である。
【図5】移載部周りの平面図である。
【図6】移載部周りの平面図である。
【図7】保持手段の正面図である。
【図8】移送手段の平面図である。
【図9】図7のIV−IV線矢視図である。
【図10】図7の状態からエアシリンダのロッドが伸び可動板が下がって爪が水平姿態になった保持手段の正面図である。
【図11】垂直棒の下部断面図である。
【図12】垂直棒の下部断面図である。
【図13】図7のXI−XI線矢視図である。
【符号の説明】
1 円盤体
2 積み重ね品
3 光センサ(検出手段)
5 箱
8 コンベア
10 段積み手段
13 受板
20 移載部
23 受けバー
24 案内ガイド
30 移載部
40 移動手段
41a 可動板
50 保持手段
51 , 52 垂直棒
51a , 52a 棒本体
51b , 52b 軸部材
51d , 52d 爪体
51d , 52d
52b 凹み
52d 後頭部
52e 軸
56 スライド板
57 基板
ε スペース

Claims (1)

  1. コンベアの端から自然落下して受板へ受け取られていく円体を所定段数に積み上げた積み重ね品にする段積み手段(10)と、
    上面が平らでこの上に円盤体を一列に並べることのできる受けバーと、該受けバーの両サイドで円盤体の約直径分だけ離したスペースをあけて起立配設される案内ガイドと、を備える移載部 ( 20 ) と、
    前記受板上から前記受けバー上へ移動させた前記積み重ね品が所定列並ぶようズラしていく移載手段 ( 30 ) と、
    可動板を前後左右に可動自在とする移送手段 ( 40 ) と、
    筒状の棒本体に軸部材が挿着される垂直棒と、前記可動板に固着される主エアシリンダ及び従エアシリンダと、該縦シリンダのロッドが下方に伸びその先端で水平に配されて固着されるスライド板と、主シリンダのロッドが下方に伸びスライド板に設けたバカ孔を貫通し前記スライド板の下方で水平に配されて固着される基板と、を備え、前記垂直棒の棒本体が所定間隔あけて前記基板に固着される一方、軸部材はその上端が前記スライド板に結合されるようにし、さらに該軸部材の下部に形成した凹みに爪体の後頭部を嵌入して、該後頭部が軸部材の下降により下向き姿態にあった爪体を軸を支点に回動させて、爪を持ち上げ開口から該爪を水平に突出す水平姿態とし得る保持手段 ( 50 ) と、を具備し、
    該保持手段に係る垂直棒の爪で所定列並ぶ前記積み重ね品を下から受け支えて移送し箱内に詰めるようにしたことを特徴とする箱詰め装置。
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