JP2005238723A - 印刷装置及び印刷版 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スキージの任意の領域における振動の強度の相違を抑制せしめ、印刷媒体の吐出量を印刷面に対して均一化し、印刷ムラの発生を抑制する印刷装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係る印刷装置50は、スキージ51と振動手段52との間に、スキージヘッド53を備え、スキージヘッド53の振動手段52側に、振動手段52による振動波の伝播方向を拡散する拡散層53aを有する。このような印刷装置50は、振動手段52により発生した振動波が拡散層53aに伝播し、拡散層53aにて振動波が拡散されるため、振動手段52のスキージ51への投影領域のみならず、投影領域より広範囲の領域に振動波が伝播する。従って、印刷版80のスキージ面に供給する印刷媒体である蛍光体ペースト58の吐出量を印刷面に対して均一化し、印刷ムラの発生を抑制することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、印刷装置及び印刷版に関し、特に、プラズマディスプレイパネル(PDP)等の隔壁で囲まれた空間内に蛍光体ペーストを転写するために好適な印刷装置及び印刷版に関する。
図8は一般的な面放電AC型PDPの要部斜視図である。PDP1は、可視光領域(380nm〜770nm)における透過率が優れたガラス等をベースとする前面基板10と背面基板20とを対向配置し、前面基板10及び背面基板20の対向面の周縁部を封止することによって生じた封止空間にXe−Ne、Xe−He等の放電媒体を封入した自己発光型の薄型表示パネルである。
前面基板10の背面基板20対向面には、第1方向Xに延びる一対の面放電用の表示電極11a,11bが所定ピッチで形成されており、さらに、表示電極11a,11bを被覆してAC駆動用の誘電体層12、及びMgOからなる保護層13が順次形成されている。また、表示電極11a,11bは、一般的に、ITOのような透明電極14と、Cr,Cu、もしくは、厚膜Ag等のような金属電極材料からなるバス電極15とで構成される。バス電極15は、ライン抵抗を下げるとともに、パネル外部に設けた外部回路から透明電極14に電圧を供給する機能を与えられており、一方の端部が前面基板10の周縁部まで、すなわち前面基板10の一方向の端縁部に導出されている。保護層13は、誘電体層12へのイオン衝撃を防止するとともに、放電のための2次電子を放出する等重要な役割を果たしている。
一方、背面基板20の前面基板10対向面には、帯状又はメッシュ状の隔壁が形成され、例えば帯状の場合、第1方向Xと直交する第2方向Yに延びる多数の隔壁21が所定ピッチで形成されている。そして、隔壁間の溝内の底面に隔壁21に平行に形成されたアドレス放電用のアドレス電極22と、アドレス電極22を被覆する誘電体層23と、隔壁21の側面及び誘電体層23の表面にカラー表示用のR,G,Bの3色の蛍光体層24a,24b,24cとが順次形成されている。封止空間の内、隣り合う隔壁21で仕切られた空間が放電空間となる。なお、アドレス電極22は、Cr,Cu等の薄膜電極、又は厚膜Ag等のような金属電極材料で構成され、パネル外部に設けた外部回路から電圧を供給する機能を与えられており、背面基板20の周縁部まで配置されている。
表示電極11a,11bとアドレス電極22との交点によって区画される領域が画素単位の表示領域となり、一方の表示電極11a(または11b)とアドレス電極22との間に電圧を印加して表示書き込みのためのアドレス放電を選択的に発生し、引き続いて一対の表示電極11a,11b間に電圧を印加して前記アドレス放電の生じたセルに表示維持のための放電を発生させ、この放電によって放電媒体中のXeと衝突して真空紫外光を放出する。真空紫外光は背面基板20に設けた蛍光体層24a,24b,24cにて可視光に励起され、可視光を外部へ射出する。
隔壁間の溝内に蛍光体層を形成する手法としては、スクリーン印刷法による方法が一般的であり、金属メッシュ上に塗布された感光性樹脂(乳剤)に所望のパターンを形成し、蛍光体ペーストを吐出させたい部分の乳剤を除去した印刷版を介して、スキージを滑動(スキージング)させることにより蛍光体ペーストを隔壁間の溝内に転写させた後、蛍光体ペーストの溶剤を蒸発させて所望の形状に形成させる。また、蛍光体ペーストの組成条件、及び印刷時の印刷条件(スキージのセット角度)により、蛍光体ペーストの吐出状況や乾燥形状を制御する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、隔壁間の溝内に蛍光体層を形成する際に、放電セル(放電部)対応のドット状の開口部を有する印刷版を用いたスクリーン印刷法を適用した場合、開口部の開口面積自体が小さく、かつ、その開口部に金属メッシュが存在するため、蛍光体ペーストの吐出量が不足したり、金属メッシュに目詰まりが生じ易い。よって、すべての開口部から均一かつ適正量の蛍光体ペーストを吐出させることが困難となり、基板内における蛍光体ペーストの吐出量の分布にばらつきが発生したり、異なるバッチ(ロット)間における吐出量の分布にばらつきが発生するという問題があった。場合によっては、開口部から蛍光体ペーストが吐出されず、隔壁間の溝内に蛍光体層が形成されないドット欠落が発生するという問題があった。PDPの放電セル構造は、セルを個々に区画するような格子状の隔壁で囲まれた封鎖空間でセルを構成する構造が主流になりつつあり、封鎖された放電セル内にのみ蛍光体層を形成する技術の向上が望まれている。
ところで、開口部へ印刷ペーストを充填した後、超音波振動子による振動を、スキージを介して印刷版に与え、印刷版を被印刷物から離隔することにより、開口部に充填された印刷ペーストを、開口部の内面から離脱させ被印刷物に転写する印刷装置が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特許文献2に開示されている印刷装置を用いて、放電セル内に蛍光体ペーストを印刷した場合、蛍光体ペーストの自重及びスキージングによる吐出圧力に加えて、開口部への蛍光体ペーストの充填後、超音波振動子による振動をスキージに与え、振動をスキージから印刷版へ伝播させることによって、蛍光体ペーストの吐出を促進することができる。
特開平5−299019号公報 特開平8−300612号公報
しかしながら、超音波振動子による振動をスキージに与えた場合であっても、スキージの超音波振動子との接続領域と、それ以外の領域とでは、超音波振動子から伝播する振動の強度が相違するために、蛍光体ペーストの吐出量が印刷面に対して不均一になるという虞があった。つまり、蛍光体ペーストの吐出は促進されるが、超音波振動子の印刷版に対する配置状況によって印刷ムラが生じる虞があった。また、振動が基板又はステージ等に不必要に伝搬してしまうと、印刷位置精度が悪化してしまう原因になる。
また、振動が印刷版に伝播されるため、印刷版の振動によって被印刷物にダメージを与える虞があった。例えばPDPの格子状隔壁を有する背面基板に蛍光体ペーストを転写する場合には、背面基板に設けた隔壁に振動が伝播することにより、振動によるダメージを受けて欠損する虞があった。隔壁は隣り合う画素を区画する役目をしているため、隔壁が欠損することにより、隣り合う画素からも放電光が射出されてしまい、解像度の低下、色再現性の低下が生じる虞があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、超音波振動子等の振動手段による振動波の伝播方向を拡散させることにより、スキージの任意の領域における振動波の強度の相違を抑制せしめ、印刷媒体の吐出量を印刷面に対して均一化し、印刷ムラの発生を抑制する印刷装置の提供を目的とする。
また本発明は、振動を減衰する弾性体を被印刷物の対向面に備えることにより、弾性体が緩衝材となって被印刷物へのダメージを低減させる印刷版の提供を目的とする。
第1発明に係る印刷装置は、スキージと該スキージを振動させる振動手段とを備え、被印刷物に対向した一又は複数の開口部を有する印刷版を介して、前記スキージを滑動かつ振動させることにより、印刷媒体を前記開口部から吐出させて前記被印刷物に転写する印刷装置において、前記スキージを前記振動手段に固定する固定部を備え、該固定部は、前記振動手段による振動波の伝播方向を拡散する拡散層を有することを特徴とする。
第1発明にあっては、振動手段による振動波の伝播方向を拡散する拡散層を有し、スキージを振動手段に固定する固定部を備えることにより、スキージの広範囲な領域に振動波が拡散される。よって、スキージの任意の領域における振動波の強度の相違を抑制せしめ、印刷媒体の吐出量を印刷面に対して均一化し、印刷ムラの発生を抑制する。また、スキージの滑動と振動手段の振動とを同期させるようにすれば、スキージが印刷版の開口部を通過する時点で、印刷媒体の吐出が促進され、吐出確率及び吐出分布の均一性が更に向上する。
第2発明に係る印刷装置は、第1発明において、前記振動波の前記スキージ以外への伝播を防止すべく、前記振動手段と前記スキージとの接合部を除く、前記振動手段の周囲に防振手段を備えることを特徴とする。
第2発明にあっては、振動手段の周囲に防振手段を備えることにより、振動手段による振動波がスキージ以外の部分へ伝播するのを抑制する。よって、印刷時の印刷版と被印刷物とのアライメント精度が振動によって低下することを抑制でき、印刷媒体の転写位置の精度が向上する。
第3発明に係る印刷装置は、第1発明又は第2発明において、前記拡散層の厚みは、該拡散層における振動波の波長の1/4程度又は1/4以下であることを特徴とする。
第3発明にあっては、拡散層の界面では音響インピーダンスが相違するため、振動手段による振動波が反射され、振動波の伝播が抑制されるので、拡散層の厚みを、層内における振動波の波長の1/4程度又は1/4以下にすることにより、振動波の反射と層内における吸収とを抑制する。
第4発明に係る印刷装置は、第1発明乃至第3発明のいずれかにおいて、前記固定部は、該固定部の界面における振動波の反射を緩衝する緩衝層を有することを特徴とする。
第4発明にあっては、固定部が、ゴム、エポキシ樹脂などの緩衝層を有することにより、振動波を固定部の緩衝層へ伝播させ、緩衝層にて振動波の減衰を調整して、固定部の側面で生じる振動波の反射を抑制する。よって、固定部の側面で生じる振動波の反射を抑制することにより、共振現象の発生を抑制することができる。
第5発明に係る印刷装置は、第1発明乃至第4発明のいずれかにおいて、前記振動手段は複数からなり、各振動手段の離隔距離は、前記固定部における振動波の波長の1/4の整数倍であることを特徴とする。
第5発明にあっては、振動手段が複数からなる場合、振動手段の振動周波数(以下、周波数という)と、固定部における振動波の伝播速度とにより決定される振動波の波長の1/4の整数倍間隔ごとに振動手段を配置すると、各振動手段による振動が共振し易くなる。この条件は、振動波が定常的な共振状態になった場合における理論的なものであり、実際の印刷装置にあってはスキージの全長が有限であり、スキージの両端部における共振状態が異なる場合があるため、印刷状況、より具体的には印刷時における印刷媒体の吐出状況を考慮して調整を行うことが好ましい。
第6発明に係る印刷装置は、第1発明乃至第5発明のいずれかにおいて、前記振動手段による振動波の強度を調整する手段を備えることを特徴とする。
第6発明にあっては、振動手段による振動波の強度を調整する手段により、被印刷物の形状及び印刷媒体の物理的特性に応じて振動波の強度を調整する。例えば、複数の振動手段から構成される印刷装置では、各振動手段の振動波の強度を個別に調整することにより、スキージに伝播する振動波の強度分布の均一性が向上する。
第7発明に係る印刷装置は、第1発明乃至第6発明のいずれかにおいて、前記スキージは、該スキージの硬度を調節することにより、前記被印刷物に伝播する振動波の強度が調整されていることを特徴とする。
第7発明にあっては、スキージの硬度を調節して、振動手段による振動波を印刷版及び被印刷物へ効率良くかつ均一に伝播させる。例えば、振動手段から伝播する振動波の強度を強くしたい場合には、硬度の高い材質からなるスキージを用い、逆に、伝播する振動波の均一性を重視する場合、及びスキージの接触面積より広範囲に振動波を伝播させたい場合には、振動波の伝播方向が拡散し易いように、硬度の低い材質からなるスキージを用いて印刷する。
第8発明に係る印刷版は、被印刷物に対向する第1面とスキージが滑動する第2面との間を貫通する一又は複数の開口部を有する印刷版において、前記第1面に振動を減衰する弾性体を備えることを特徴とする。
第8発明にあっては、振動を減衰する弾性体を被印刷物の対向面に備えることにより、弾性体が緩衝材となって被印刷物へのダメージが低減する。よって、例えば隔壁等の構造物が存在する基板上に印刷媒体を印刷する場合に好適であり、構造物の破損を防止することができる。また、弾性体の厚みを調節することにより印刷版としての厚みを調節し、印刷媒体の吐出量を調整する。よって、印刷媒体の吐出量の設定自由度が向上する。
本発明によれば、印刷装置が、超音波振動子等の振動手段による振動波の伝播方向を拡散する拡散層を有し、スキージを振動手段に固定する固定部を備えることにより、スキージの任意の領域における振動の強度の相違を抑制せしめ、印刷媒体の吐出量を印刷面に対して均一化し、印刷ムラの発生を抑制することができる。
また本発明によれば、印刷版が、振動を減衰する弾性体を被印刷物の対向面に備えることにより、弾性体が緩衝材となって被印刷物へのダメージを低減させることができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。なお、以下の実施の形態においては、被印刷物としてPDPの背面基板を例に、隔壁で囲まれた放電セル内に印刷媒体として蛍光体ペーストを転写する形態について説明するが、被印刷物及び印刷媒体についてはこれに限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る印刷装置の一例を示す斜視図であり、図2は図1のII−II線における断面図である。実施の形態1に係る印刷装置50は、ゴム製のスキージ51と、スキージ51を振動波により振動させる振動手段52と、スキージ51と振動手段52との間にスキージヘッド53とを備えている。スキージ51の下方には、印刷版80を介して、被印刷物57であるPDPの背面基板が印刷ステージ56に載置され、開口部84を有する印刷版80のスキージ面に印刷媒体である蛍光体ペースト58が供給される。スキージヘッド53は、スキージ51を印刷装置50にマウントするための固定部として機能するため、スキージ51の交換及びメンテナンスの際の作業効率が向上する。
振動手段52は、超音波振動子52aと、超音波振動子52aによって生じた振動波の伝播方向を決定するコーン52bとから構成されており、図示しない駆動回路に接続され、所定周波数の振動波を生じさせる機能を有する。コーン52bの表面には、固定用フランジ52cが設けられ、固定用フランジ52cによってキャリッジ54に固定されている。
キャリッジ54は、一対の支持シャフト55によって支持されるとともに、支持シャフト55の長手方向に変位できるように構成されている。また、キャリッジ54は、例えば一対のプーリ間に巻掛けられたベルトに取り付けられており、一方のプーリがモータで駆動されることにより、スキージ51の印刷版80に対する位置を変位する。更に、支持シャフト55は、図示しない昇降部により鉛直方向に昇降され、印刷ステージ56に対する対向距離が制御されるように構成されている。
スキージヘッド53の側面は、一般的な超音波伝播用のコーン形状の設計指針となっているエクスポネンシャル(指数関数)型又はステップ型の形状になっており、スキージ51に伝播される振動波の振幅を増幅して、振動波の強度を調整することが可能である。
スキージヘッド53の振動手段52側(コーン52b側)には、ゴム、樹脂などの超音波伝播調節材料からなる拡散層53aが設けられている。拡散層53aは、振動手段52による振動波を拡散させ、スキージ51へ均一に伝播させる手段として機能し、振動波の伝播を減衰させ、共振成分を緩和させてバランスを調整する。振動波の周波数と振動幅とは、蛍光体ペースト58の粘度及び印刷版80の形状(開口部径、板厚)に応じて設定すればよく、例えば、蛍光体ペースト58が高粘度である場合には、振動手段52の周波数を高く、かつ振動幅を大きく設定し、蛍光体ペースト58の吐出を促進するようにする。
以上のように構成された印刷装置50においては、超音波振動子52aにより発生した振動波がコーン52bからスキージヘッド53へ伝播する。スキージヘッド53では、拡散層53aにて振動波の伝播方向が拡散されるため、振動手段52のスキージ51への投影領域のみならず、その投影領域より広範囲なスキージ51の領域に振動波が伝播する。従って、その振動波が印刷版80の広範囲の領域に伝播するため、蛍光体ペースト58の吐出量が印刷面に対して均一化され、印刷ムラの発生を抑制することができる。もちろん、スキージ51の滑動と振動手段52の振動とを同期させることにより、スキージ51が印刷版80の開口部84を通過する時点で、蛍光体ペースト58の吐出が促進されるため、吐出確率及び吐出分布の均一性を更に向上することができる。
なお、スキージヘッド53は、拡散層53aの界面にて音響インピーダンスが相違するため、振動波が反射され、その伝播が抑制される。よって、拡散層53aを厚くしすぎると層内にて振動波が吸収され、その強度が必要以上に減衰してしまうため、拡散層53aの厚みを、振動波の干渉が抑制される程度、すなわち、層内における振動波の波長λの1/4程度又は1/4以下にする。具体的には、拡散層53aが、伝播速度C=1.3km/sec、密度ρ=9.1kg/m3 、音響インピーダンスZ=ρ×C=1.2×106 N・sec/m3 の特性を有するゴム製である場合、超音波振動子52aの周波数Fが50kHzであるときには、層内における振動波の波長λ(=C/F)が26mmとなる。従って、拡散層53aの厚みを、層内における波長λの1/4(6.5mm)程度又は1/4以下、例えば5mmにする。もちろん、拡散層53aは、音響インピーダンス、厚みなどを振動手段52ごとに適宜設定してもよい。
また、拡散層53aが上述したゴム製である場合、スキージヘッド53(例えば真鍮製)との音響インピーダンスの差異が大きくなり、拡散層53aにおける振動波の減衰が大きくなる虞がある。その場合には、タングステン(伝播速度C=5.1km/sec、密度ρ=191kg/m3 )などの音響インピーダンス(Z=97.4×106 N・sec/m3 )の高い材料からなる微粒子(粒径:数十μm程度)をゴムに混錬したものを拡散層53aとして用いて、スキージヘッド53との音響インピーダンスの差異を緩和することが好ましい。
更に、複数の振動手段52を用いる場合、振動手段52の周波数Fと、スキージヘッド53における振動波の伝播速度Cとにより決定される振動波の波長λの1/4の整数倍間隔ごとに振動手段52を配置すると、各振動手段52による振動波が共振し易くなるため好ましい。例えば、スキージヘッド53が真鍮製である場合、振動手段52の発振周波数Fが50kHz、かつ、スキージヘッド53における振動波の伝播速度Cが4.5km/secであるとすると、その振動波の波長λが90mmとなるため、波長λの1/4である22.5mmごとに振動手段52を配置する。なお、上述した条件は、振動波が定常的な共振状態になった場合における理論的なものであり、実際の印刷装置にあってはスキージ51の全長が有限であり、スキージ51の両端部における共振状態が異なる場合があるため、印刷状況、より具体的には印刷時における蛍光体ペースト58の吐出状況を考慮して調整を行うことが好ましい。
更にまた、印刷装置50が4個の振動手段52を備えた例を示したが、スキージ51の形状及び材質(音響インピーダンスなどの物理特性)、並びに全体の共振状態により、振動手段52による振動波が印刷版80の領域によって相違するため、その相違を緩和すべく、振動手段52の個数及び接続形態を調整するようにしてもよい。
スキージ51に関しては、振動手段52の振動波が印刷版80及び被印刷物57に効率良くかつ均一に伝播されるように、その硬度を調節するようにすることが好ましい。例えば、振動手段52から伝播する振動波の強度を強くしたい場合には、硬度の高い材質からなるスキージを用い、必要ならば、高硬度の金属製のスキージを用いて印刷することが好ましい。逆に、伝播する振動波の均一性を重視する場合、及びスキージ51の接触面積より広範囲に振動波を伝播させたい場合には、振動波の伝播方向が拡散し易いように、硬度の低い材質、例えば、硬度60〜90のゴム等からなるスキージを用いて印刷することが好ましい。なお、金属製のスキージを用いる場合、少なくとも印刷版と接触するスキージの先端部分に、ゴム又はフッ素樹脂などの樹脂をコーティングし、印刷版の摩耗を防止することが好ましい。
また、振動手段52による振動波の強度を調整する手段を設けてもよく、被印刷物57の形状及び蛍光体ペースト58の物理的特性に応じて、振動波の強度を調整することが好ましい。更に、振動手段52による振動波の強度を個別に調整することにより、スキージ51に伝播する振動波の強度分布を均一にすることができる。
更に、図3に示すように、スキージヘッド53のスキージ51側に、それぞれの中間の音響インピーダンスを有するタングステン微粒子などをゴムに混錬した第2の拡散層53bを設けることにより、振動波の伝播効率をさらに向上することができる。一般的に、平面で相接する界面へ垂直に入射する振動波の反射率Rは、それぞれの媒質における音響インピーダンスをZ1,Z2とすると、R=(Z1−Z2)2 /(Z1+Z2)2 となる。そこで、スキージ51が音響インピーダンスZ1=1.2×106 N・sec/m3 のゴム製であり、スキージヘッド53が音響インピーダンスZ2=36×106 N・sec/m3 の真鍮製である場合、音響インピーダンスZ1及びZ2の相乗平均√(Z1×Z2)=6.6×106 N・sec/m3 近傍の値を有する材料を用いて拡散層53bを形成する。つまり、スキージヘッド53の振動手段52側及びスキージ51側の少なくとも一方に拡散層を設けることにより、振動手段52による振動波の伝播方向を拡散して、スキージ51へ振動波が均一に伝播させることができる。もちろん、拡散層53bを複数の層から構成してもよく、各層の厚みを各層内へ伝播する波長の略1/4の厚みにすることが好ましい。
更にまた、スキージヘッド53が真鍮などの金属製である場合、その側面は金属と空気とが界面を形成する。振動波は、気体(空気)に対して伝播しにくく、スキージヘッド53の側面で反射されてスキージヘッド53の内部で定在波を生じるが、振動波及び定在波の予測は極めて困難であり、その分布が著しく不均一になったり、部分的に強い共振が生じたりする虞がある。そのような場合には、図4に示すように、スキージヘッド53の側面(または全体)を、ゴム、エポキシ樹脂などでコーティング処理して緩衝層53cを形成する。これにより、スキージヘッド53の側面に、金属と樹脂との界面、樹脂と空気との界面が意図的に形成され、振動波を金属から緩衝層53cへ伝播し、緩衝層53cにて振動波の減衰を調整して、スキージヘッド53の側面で生じる振動波の反射を抑制することができる。緩衝層53cは、共振を調整するために形成するものであるため、その厚みは特に限定されるものではないが、振動波の反射を抑制すべき領域(例えばスキージヘッド53の端部)には1mm以上のコーティング処理を施しておくことが好ましい。
図5は本発明に係る印刷版の外観を示す斜視図であり、図6は本発明に係る印刷版の構造を示す要部断面図である。本発明に係る印刷版80は、図5に示すように、枠状のフレーム81に金属メッシュ82を張設し、金属メッシュ82に乳剤などの感光性樹脂83(樹脂厚:10μm)をパターニングしたものである。感光性樹脂83は、金属メッシュ82を被覆する状態で所定の位置に設けられており、感光性樹脂83が設けられていない位置が印刷版80の開口部84となる。開口部84は、例えばPDPの格子状隔壁を有する背面基板に蛍光体を形成するために用いる印刷版の場合には、格子状隔壁によって区画されるマトリックス配置のセル(例えば300μmピッチ)ごとに配置される。なお、SUS板、ニッケル板等の金属平板、アクリル板、ポリカーボネート板等のプラスチック平板等に、エッチング等によって開口部を直接的に設けた形態の印刷版であってもよいことは言うまでもない。
感光性樹脂83の印刷面側には、図6に示すように、振動手段52の振動が印刷版に伝播された場合であっても、振動を減衰するゴム又は樹脂等の弾性体85が形成されている。このように、弾性体85が印刷面に形成された印刷版80は、弾性体85が緩衝材となって被印刷物へのダメージを低減させる。特に、例えば隔壁等の構造物が存在する基板上に蛍光体ペーストを印刷する場合に好適であり、構造物の破損を防止することができる。
振動手段52による振動を減衰するには、弾性体85の硬度を低く(柔らかく)し、弾性体85の厚みを厚くすることが好ましいが、被印刷物の表面に設けられた隔壁等の構造物の段差に対して振動が十分に追従してしまうと、蛍光体ペースト58の吐出が抑制されるため、構造物の段差を考慮して弾性体85の硬度を決定するようにする。弾性体85の硬度は、少なくとも、印刷版80を構成する金属メッシュ82の硬度よりも低い条件を満たす必要がある。また、弾性体85をあまり厚くした場合、印刷位置の精度が悪化する虞があるため、弾性体85の厚みは、振動の伝播を弱める程度、例えば略10〜100μm程度であることが好ましい。
更に、弾性体85の厚みを調節することにより、印刷版80としての板厚を調節でき、印刷媒体の吐出量の設定自由度を向上することができる。なお、感光性樹脂83のスキージ面側に、テフロン(登録商標)等のフッ素樹脂を形成し、かつ、スキージの表面をフッ素樹脂でコーティングすることが好ましい。このような構成にすることによって、印刷版80及びスキージ51の接触面がともにフッ素樹脂となるため、印刷版80とスキージ51との摩擦係数が下がり、印刷版80の耐摩耗性を向上することができる。
(実施の形態2)
図7は本発明の実施の形態2に係る印刷装置の一例を示す断面図である。振動手段52が出力する振動波は、スキージへ伝播させることが目的であり、スキージ以外の部分への伝播を抑制することが好ましい。そこで、実施の形態2に係る印刷装置60は、振動手段52の周囲に防振ゴム61を配置する。その他の構成は実施の形態1と同様であるので、対応する部分には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
以上のように構成された印刷装置60においては、防振手段として機能する防振ゴム61が、振動手段52による振動波がスキージ以外の部分へ伝播することを抑制する。従って、印刷時の印刷版80と被印刷物57とのアライメント精度が振動によって低下することを抑制でき、蛍光体ペースト58の転写位置の精度を向上することができる。
なお、各実施の形態において、被印刷物としてPDPの背面基板を例に、隔壁で囲まれた放電セル内に印刷媒体として蛍光体ペーストを転写する形態について説明したが、被印刷物であるプリント配線基板の表面に、印刷媒体として抵抗体ペースト及び半田ペーストを転写し、抵抗及び半田バンプを形成する形態等、被印刷物及び印刷媒体について限定されるものではない。
本発明の実施の形態1に係る印刷装置の一例を示す斜視図である。 図1のII−II線における断面図である。 本発明の実施の形態1に係る印刷装置の他の例を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る印刷装置の他の例を示す断面図である。 本発明に係る印刷版の外観を示す斜視図である。 本発明に係る印刷版の構造を示す要部断面図である。 本発明の実施の形態2に係る印刷装置の一例を示す断面図である。 一般的な面放電AC型PDPの要部斜視図である。
符号の説明
1 PDP
10 前面基板
11a,11b 表示電極
20 背面基板
21 隔壁
22 アドレス電極
24a,24b,24c 蛍光体層
50,60 印刷装置
51 スキージ
52 振動手段
52a 超音波振動子
52b コーン
53 スキージヘッド
53a,53b 拡散層
53c 緩衝層
58 蛍光体ペースト
57 被印刷物
61 防振ゴム
80 印刷版
84 開口部
85 弾性体

Claims (8)

  1. スキージと該スキージを振動させる振動手段とを備え、被印刷物に対向した一又は複数の開口部を有する印刷版を介して、前記スキージを滑動かつ振動させることにより、印刷媒体を前記開口部から吐出させて前記被印刷物に転写する印刷装置において、
    前記スキージを前記振動手段に固定する固定部を備え、
    該固定部は、前記振動手段による振動波の伝播方向を拡散する拡散層を有すること
    を特徴とする印刷装置。
  2. 前記振動波の前記スキージ以外への伝播を防止すべく、前記振動手段と前記スキージとの接合部を除く、前記振動手段の周囲に防振手段を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記拡散層の厚みは、該拡散層における振動波の波長の1/4程度又は1/4以下であること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記固定部は、該固定部の界面における振動波の反射を緩衝する緩衝層を有すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の印刷装置。
  5. 前記振動手段は複数からなり、
    各振動手段の離隔距離は、前記固定部における振動波の波長の1/4の整数倍であること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の印刷装置。
  6. 前記振動手段による振動波の強度を調整する手段を備えること
    を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の印刷装置。
  7. 前記スキージは、該スキージの硬度を調節することにより、前記被印刷物に伝播する振動波の強度が調整されていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の印刷装置。
  8. 被印刷物に対向する第1面とスキージが滑動する第2面との間を貫通する一又は複数の開口部を有する印刷版において、
    前記第1面に振動を減衰する弾性体を備えること
    を特徴とする印刷版。
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