JP2005238434A - カッティングプロッタによるフィルムのカス分割線カット方法 - Google Patents

カッティングプロッタによるフィルムのカス分割線カット方法 Download PDF

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Abstract

【課題】カットフィルム外側のフィルムカスにカス分割線をカットする方法を提供する。
【解決手段】カットフィルムの形状データに基づいて、そのカットフィルム30の外側周囲を囲むカット枠線データを作成して、記憶回路112に記憶させる。次いで、それらのデータに基づいて、フィルムカス40を複数に分割するカス分割線データを作成して、記憶回路112に記憶させる。次いで、それらのデータを用いて、カットフィルム30、カット枠線50、カス分割線42を、ディスプレイ1120上に図形表示させる。そして、記憶回路112に記憶させたカス分割線データを必要に応じて修正した後、それらのデータに基づき、カッティングプロッタを駆動させて、フィルム20にカットフィルム30とカット枠線50とフィルムカス40を複数に分割するカス分割線42とをカットする。
【選択図】図1

Description

本発明は、カッティングプロッタを用いて、絵図又は/及び文字形状にカットしたカットフィルム外側に存在するフィルムカスに、該フィルムカスを複数に分割するためのカス分割線をカットする、カッティングプロッタによるフィルムのカス分割線カット方法(以下、カス分割線カット方法という)に関する。
店舗のガラス窓、看板、案内板等に貼着される広告用などの絵図又は/及び文字形状をしたカットフィルムは、カッティングプロッタを用いて、形成されることが多い。カットフィルムは、厚手の台紙上に弱い接着剤を用いて剥離可能に貼着されたカラーマーキングフィルムと呼ばれる合成樹脂製等のフィルムが、カッティングプロッタにより、絵図又は/及び文字形状にカットされて、形成される。その際には、カッティングプロッタのヘッドを台紙上に貼着されたフィルム上方を、フィルム表面とほぼ平行なX―Y方向に相対的に移動させて、そのヘッドに装着されたカッタにより、フィルムに絵図又は/及び文字形状をしたカットフィルムをカットしている。このようにして、フィルムから所定の絵図又は/及び文字形状にカットされたカットフィルムは、そのカットフィルム外側に存在するフィルムカスが、台紙上から剥離されて、除去された状態で、即ち、カットフィルムのみが台紙上に残された状態で、流通ルートに供給されたり、市販されたりするのが、一般である。
特開平07−291522号公報
ところで、上記のようにして、フィルムから所定の絵図又は/及び文字形状にカットされたカットフィルムを残して、そのカットフィルム外側に存在するフィルムカスを、台紙上から剥離して、除去する作業は、多大な手数と時間を要し、絵図又は/及び文字形状にカットされたカットフィルムの形成作業の容易化、迅速化を図る際のネックとなっていた。
具体的には、その絵図又は/及び文字形状にカットされたカットフィルムに鋭いエッジ部や小径の点や丸印等の小断片箇所が存在すると、それらのエッジ部や小断片箇所外側のフィルムカスを台紙上から剥ぎ取った際に、それらのエッジ部や小断片箇所がフィルムカスと一緒に台紙上から剥ぎ取られてしまった。そのために、そのフィルムカスと一緒に剥ぎ取られたカットフィルムのエッジ部や小断片箇所を、その後に、フィルムカスから分離して取り出し、台紙上の元の位置に、多大な手数と時間をかけて、貼着し直さなければならなかった。また、そのフィルムカスと一緒に剥ぎ取られた小断片箇所は、台紙上の元の位置に正確に貼着し直すことが困難となって、その台紙上に残すカットフィルムの形状が狂ったり、その点や丸印等の小断片箇所が、フィルムカスと共に廃棄されて、紛失してしまうことが、しばしばあった。
そこで、本発明者らは、鋭意研究の結果、このような課題を解消するためには、そのカッティングプロッタにより絵図又は/及び文字形状にカットされたカットフィルム外側に存在するフィルムカスに、該フィルムカスを複数に分割するカス分割線をカットすれば、そのカス分割線により複数に分割された各フィルムカスを、その内側に連なって存在するカットフィルムを伴わずに、そのカットフィルムから容易かつ的確に分離させて、台紙上から剥ぎ取ることが可能となることに、想到した。また、その際には、そのカス分割線の内端を、絵図又は/及び文字形状にカットされたカットフィルムのエッジ部や文字の点や丸印等の小断片箇所の輪郭線に連ねた状態とすれば、それらのカットフィルムのエッジ部や小断片箇所が、カス分割線により複数に分割されたフィルムカスと共に、台紙上から剥ぎ取られるのを、確実に防ぐことができることに、想到した。
また、フィルムカスを複数に分割するカス分割線を、フィルムに絵図又は/及び文字形状をしたカットフィルムをカットするのに用いるカッティングプロッタと同じプロッタを用いて、そのカットフィルム外側に存在するフィルムカスにカットすれば、そのフィルムカスにカス分割線を手作業により形成する場合に比べて、そのカス分割線の形成作業を大幅に簡易化、迅速化できると共に、そのカス分割線の内端が、カットフィルムの輪郭線を横切って、カットフィルム内側に食い込んで、カットフィルムの体裁を損ねてしまうことを的確に防げることに、想到した。
そして、このような発想に基づいて、フィルムに絵図又は/及び文字形状をしたカットフィルムをカットするのに用いるカッティングプロッタと同じプロッタにより、そのカットフィルム外側に存在するフィルムカスに、該フィルムカスをカットフィルムから容易かつ的確に分離可能とするための、フィルムカスを複数に分割するカス分割線をカットする方法を開発した。
即ち、本発明は、台紙上に剥離可能に貼着されたフィルムに絵図又は/及び文字形状をしたカットフィルムをカットするのに用いるカッティングプロッタと同じプロッタにより、フィルムカスをカットフィルムから容易かつ的確に分離させて台紙上から剥ぎ取ることが可能なように、そのフィルムカスを複数に分割するカス分割線を、カットフィルム内側に食い込ませずに、フィルムカスに手数をかけずに容易かつ迅速にカットできる、カス分割線カット方法を提供することを、目的としている。
このような目的を達成するために、本発明のカス分割線形成は、
台紙上に剥離可能に貼着されたフィルムにカッティングプロッタを用いて絵図又は/及び文字形状にカットしたカットフィルム外側に存在するフィルムカスを、カットフィルムを残して、台紙上から剥離可能とするために、前記フィルムカスを複数に分割するカス分割線を、前記カットフィルムをカットするのに用いるカッティングプロッタと同じプロッタによりフィルムカスにカットするカス分割線カット方法であって、次のa〜eのステップを含むことを特徴としている。
a.前記カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの記憶回路に入力して記憶させた、前記絵図又は/及び文字形状にカットするカットフィルムの形状データに基づいて、そのカットフィルムの外側周囲を連続して枠状に囲むカット枠線データを、前記カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの電子回路により作成させて、そのカット枠線データをホストコンピュータの記憶回路に記憶させるステップ。
b.前記ホストコンピュータの記憶回路に記憶させた絵図又は/及び文字形状にカットするカットフィルムの形状データ及びカット枠線データに基づいて、前記カット枠線内側のカットフィルム外側部分に存在するフィルムカスを複数に分割するカス分割線データを、前記カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの電子回路により作成させて、そのカス分割線データをホストコンピュータの記憶回路に記憶させるステップ。
c.前記ホストコンピュータの記憶回路に記憶させた、絵図又は/及び文字形状にカットするカットフィルムの形状データ、カット枠線データ及びカス分割線データを用いて、絵図又は/及び文字形状にカットするカットフィルム、そのカットフィルムの外側周囲を連続して囲むカット枠線、そのカット枠線内側のカットフィルム外側部分に存在するフィルムカス、及びそのフィルムカスを複数に分割するカス分割線を、ディスプレイ上に図形表示させるステップ。
d.前記ディスプレイ上に図形表示させたフィルムカスを複数に分割するカス分割線をチェックし、必要に応じて、前記ホストコンピュータをマニュアル操作して、そのホストコンピュータの記憶回路に記憶された前記カス分割線データを修正することにより、前記ディスプレイ上に図形表示される、フィルムカスを複数に分割するカス分割線の一部を削除したり、そのフィルムカスの一部にカス分割線を追加したりするステップ。
e.前記ホストコンピュータの記憶回路に記憶させた、カットフィルムの形状データ、カット枠線データ、及びチェック済のカス分割線データであって、必要に応じて修正したカス分割線データに基づき、前記カッティングプロッタを用いて、台紙上に剥離可能に貼着されたフィルムに絵図又は/及び文字形状をしたカットフィルムをカットすると共に、そのカットフィルム外側に存在するフィルムカスに、該フィルムカスを複数に分割するカス分割線をカットするステップ。
このカス分割線カット方法においては、そのaのステップにおいて、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの記憶回路に予め入力して記憶させた、所定の絵図又は/及び文字形状にカットするカットフィルムの形状データに基づいて、そのカットフィルムの外側周囲を方形枠状又は円形枠状等の枠状に連続して囲むカット枠線データを、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの電子回路により作成させることができる。そして、そのカット枠線データを、ホストコンピュータの記憶回路に記憶させることができる。
次いで、そのbのステップにおいて、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータに予め入力して記憶させた所定の絵図又は/及び文字形状にカットするカットフィルムの形状データ、及びaのステップにおいて、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの記憶回路に記憶させたカット枠線データに基づいて、カット枠線内側のカットフィルム外側部分に存在するフィルムカスを複数に分割するカス分割線データを、カットフィルムをカットするのに用いるカッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの電子回路により作成させることができる。そして、そのカス分割線データを、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの記憶回路に記憶させることができる。
次いで、そのcのステップにおいて、カットフィルムをカットするのに用いるカッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの記憶回路に予め入力して記憶させた、所定の絵図又は/及び文字形状にカットするカットフィルムの形状データ、aのステップにおいて、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの記憶回路に記憶させたカット枠線データ、bのステップにおいて、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの記憶回路に記憶させたカス分割線データを用いて、所定の絵図又は/及び文字形状にカットするカットフィルム、そのカットフィルムの周囲を連続して囲むカット枠線、そのカット枠線内側のカットフィルム外側部分に存在するフィルムカス、及びそのフィルムカスを複数に分割するカス分割線を、ディスプレイ上に図形表示させることができる。
そして、そのdのステップにおいて、前記ディスプレイ上に図形表示させたフィルムカスを複数に分割するカス分割線をチェックできる。そして、必要に応じて、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータをマニュアル操作して、そのホストコンピュータの記憶回路に記憶させた前記カス分割線データを修正することにより、そのカット枠線内側のカットフィルム外側部分に存在するフィルムカスを、カットフィルムから容易かつ的確に分離して、台紙上から剥ぎ取り易いように、前記ディスプレイ上に図形表示されるフィルムカスを複数に分割するカス分割線の一部を削除したり、前記ディスプレイ上に図形表示されるフィルムカスの一部にカス分割線を新たに追加したりできる。
その後、そのeのステップにおいて、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの記憶回路に予め入力して記憶させたカットフィルムの形状データ、aのステップにおいて、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの記憶回路に記憶させたカット枠線データ、bのステップにおいて、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの記憶回路に記憶させたカス分割線データであって、dのステップにおいて、必要に応じて修正したカス分割線データに基づき、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータによりカッティングプロッタを駆動させて、台紙上に剥離可能に貼着されたフィルムに所定の絵図又は/及び文字形状をしたカットフィルムとその外側周囲を連続して枠状に囲むカット枠線とをカットできる。それと共に、そのカット枠線内側のカットフィルム外側部分に存在するフィルムカスに、該フィルムカスを複数に分割するカス分割線であって、そのカットフィルム外側に存在するフィルムカスを、カットフィルムから容易かつ的確に分離して、台紙上から容易かつ的確に剥ぎ取り易くするためのカス分割線を、その内端をカットフィルム内側に食い込ませずに、手数をかけずに容易かつ迅速にカットできる。
本発明のカス分割線カット方法においては、前記bのステップにおいて、前記フィルムにカットするカットフィルムの輪郭線に内角が所定角度以下又は/及び所定角度以上のエッジ部が存在する場合には、それらのカットフィルムのエッジ部と該エッジ部に最も近いカット枠線部分とを直線で繋ぐカス分割線データを、前記カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの電子回路により作成させ、前記フィルムにカットするカットフィルムに1つ以上の所定面積以下の小断片箇所が存在する場合には、それらの小断片箇所の輪郭線と該小断片箇所の輪郭線に最も近いカット枠線部分とを直線で繋ぐカス分割線データを、前記カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの電子回路により作成させ、前記フィルムにカットするカットフィルムの輪郭線に所定距離以上に亙って前記内角が所定角度以下又は/及び所定角度以上のエッジ部が存在しない輪郭線部分が存在する場合には、それらのエッジ部が存在しないカットフィルムの輪郭線部分の所定距離毎の部位と、該部位に最も近いカット枠線部分とを直線で繋ぐカス分割線データを、前記カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの電子回路により作成させて、それらのカス分割線データをホストコンピュータの記憶回路に記憶させると良い。
そうした場合には、カットフィルムの輪郭線に外側に鋭く突出する内角が所定角度以下のエッジ部又は/及び内側に鋭く食い込む内角が所定角度以上のエッジ部が存在したり、カットフィルムに1つ以上の所定面積以下の小断片箇所が存在したりしていても、それらのカットフィルムのエッジ部又は/及び小断片箇所の輪郭線と、それらのエッジ部又は/及び小断片箇所の輪郭線に最も近いカット枠線部分とを直線で繋ぐカス分割線であって、eのステップにおいて、カッティングプロッタによりフィルムカスにカットするカス分割線を用いて、それらのカットフィルムのエッジ部又は/及び小断片箇所の外側に存在するフィルムカスを、それらのカットフィルムのエッジ部又は/及び小断片箇所から容易かつ的確に分離させて、台紙上から剥ぎ取ることができる。また、カットフィルムの輪郭線に所定距離以上に亙って内角が所定角度以下又は/及び所定角度以上のエッジ部が存在しない輪郭線部分が存在していても、それらのエッジ部が存在しないカットフィルムの輪郭線部分の所定距離毎の部位と、該部位に最も近いカット枠線部分とを直線で繋ぐカス分割線であって、eのステップにおいて、カッティングプロッタによりフィルムカスにカットするカス分割線を用いて、それらのエッジ部が存在しないカットフィルムの輪郭線部分の外側に存在するフィルムカスを、それらのエッジ部が存在しないカットフィルムの輪郭線部分から容易かつ的確に分離させて、台紙上から剥ぎ取ることができる。そして、それらのカットフィルムのエッジ部、小断片箇所又は/及びエッジ部が存在しないカットフィルムの輪郭線部分が、カットフィルムから円滑かつ容易に分離されずに、フィルムカスに連なった状態で、フィルムカスと共に、台紙上から剥ぎ取られてしまうのを、確実に防ぐことが可能となる。
また、上記のようにして、カットフィルムのエッジ部と該エッジ部に最も近いカット枠線部分とを直線で繋ぐカス分割線データ、小断片箇所の輪郭線と該小断片箇所の輪郭線に最も近いカット枠線部分とを直線で繋ぐカス分割線データ、又は/及びエッジ部が存在しないカットフィルムの輪郭線部分の所定距離毎の部位と、該部位に最も近いカット枠線部分とを直線で繋ぐカス分割線データを、ホストコンピュータの電子回路により作成させて、記憶回路に記憶させる場合には、カットフィルムのエッジ部と該エッジ部に最も近いカット枠線部分とを直線で繋ぐカス分割線データを作成する際の、エッジ部の内角の最大角度又は/及び最小角度、小断片箇所の輪郭線と該小断片箇所の輪郭線に最も近いカット枠線部分とを直線で繋ぐカス分割線データを作成する際の、小断片箇所の最大面積、又は/及び内角が所定角度以下又は/及び所定角度以上のエッジ部が存在しないカットフィルムの輪郭線部分の所定距離毎の部位と、該部位に最も近いカット枠線部分とを直線で繋ぐカス分割線データを作成する際の、それらのエッジ部が存在しないカットフィルムの輪郭線部分の所定距離毎の部位間の距離を、フィルムにカットするカットフィルムの形状に合わせて、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータに設定されたエッジ部角度比較データ、小断片箇所面積比較データ又は/及び距離比較データを改変して、大小に調整すると良い。
そうした場合には、カットフィルムの内角が所定角度以下又は/及び所定角度以上のエッジ部と該エッジ部に最も近いカット枠線部分とを直線で繋ぐカス分割線データを作成する際の、そのエッジ部の内角の最大角度又は/及び最小角度を、フィルムにカットするカットフィルムの形状に合わせて、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータに設定されたエッジ部角度比較データを改変して、大小に設定し直すことができる。また、小断片箇所の輪郭線と該小断片箇所の輪郭線に最も近いカット枠線部分とを直線で繋ぐカス分割線データを作成する際の、その小断片箇所の最大面積を、フィルムにカットするカットフィルムの形状に合わせて、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータに設定された小断片箇所面積比較データを改変して、大小に設定し直すことができる。さらに、内角が所定角度以下又は/及び所定角度以上のエッジ部が存在しないカットフィルムの輪郭線部分の所定距離毎の部位と、該部位に最も近いカット枠線部分とを直線で繋ぐカス分割線データを作成する際の、それらのエッジ部が存在しないカットフィルムの輪郭線部分の所定距離毎の部位間の距離を、フィルムにカットするカットフィルムの形状に合わせて、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータに設定された距離比較データを改変して、大小に設定し直すことができる。そして、それらの設定し直されたエッジ部角度比較データ、小断片箇所面積比較データ又は/及び距離比較データに基づいて、カッティングプロッタによりフィルムカスにカットされるカス分割線を用いて、それらのカットフィルムのエッジ部、小断片箇所又は/及びエッジ部が存在しないカットフィルムの輪郭線部分の外側に存在するフィルムカスを、それらのカットフィルムのエッジ部、小断片箇所又は/及びエッジ部が存在しないカットフィルムの輪郭線部分から容易かつ的確に分離させて、台紙上から剥ぎ取ることができる。
以上、説明したように、本発明のカス分割線カット方法によれば、カッティングプロッタによりカットする絵図又は/及び文字形状をしたカットフィルムに、外側又は内側に突出する鋭いエッジ部又は/及び小断片箇所が存在したり、鋭いエッジ部が所定距離以上に亙って存在しないカットフィルムの輪郭線部分等が存在していても、それらのカットフィルムの鋭いエッジ部、小断片箇所又は/及び鋭いエッジ部の存在しないカットフィルムの輪郭線部分等の外側に存在するフィルムカスを、カットフィルムから容易かつ的確に分離して、台紙上から容易かつ的確に剥ぎ取り易くするためのカス分割線を、その内端をカットフィルム内側に食い込ませずに、カットフィルムをカットするのに用いるカッティングプロッタと同じプロッタにより、フィルムカスに手数をかけずに容易かつ迅速にカットすることが可能となる。
次に、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
図1ないし図4は本発明のカス分割線カット方法の好適な実施の形態を示し、図1ないし図4はその説明図である。以下に、このカス分割線カット方法を説明する。
このカス分割線カット方法は、図1に示したような、厚手の台紙10上に弱い接着剤層を介して剥離可能に貼着されたカラーマーキングフィルムと呼ばれる合成樹脂製などのフィルム20に、カッティングプロッタ100を用いて所定の絵図又は/及び文字形状(図1では、Aの文字形状としている)にカットしたカットフィルム30外側に存在するフィルムカス40を、カットフィルム30から容易かつ的確に分離させて、台紙10上から剥ぎ取ることを可能とするために、図3に示したように、そのカットフィルム30外側に存在するフィルムカス40を複数に分割するカス分割線42を、カットフィルム30をカットするのに用いるカッティングプロッタと同じプロッタ100によりフィルムカス40にカットするための、カス分割線カット方法であって、次のa〜eのステップを含むことを特徴としている。
即ち、図1ないし図4に示したカス分割線カット方法においては、aのステップにおいて、カットフィルム30をカットするのに用いるカッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータ110の記憶回路112に予め入力して記憶させた、所定の絵図又は/及び文字形状(図1〜図4では、Aの文字形状としている)にカットするカットフィルム30の形状データに基づいて、図2に示したような、そのカットフィルム30の外側周囲を所定間隔あけて方形枠状又は円形枠状等の枠状(図2では、方形枠状としている)に連続して囲むカット枠線50のデータを、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの電子回路114により自動的に又は一部マニュアル操作を含めて半自動的に作成させている。そして、そのカット枠線データを、ホストコンピュータの記憶回路112に記憶させている。
次いで、bのステップにおいて、ホストコンピュータの記憶回路112に予め入力して記憶させた所定の絵図又は/及び文字形状にカットするカットフィルム30の形状データ、及びaのステップにおいて、前記ホストコンピュータの記憶回路112に記憶させたカット枠線データに基づいて、前記カット枠線50内側のカットフィルム30外側部分に存在するフィルムカス40を複数に分割するカス分割線42のデータを、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの電子回路114により自動的に又は一部マニュアル操作を含めて半自動的に作成させている。そして、そのカス分割線データをホストコンピュータの記憶回路112に記憶させている。
次いで、cのステップにおいて、ホストコンピュータの記憶回路112に記憶させた、所定の絵図又は/及び文字形状にカットするカットフィルム30の形状データ、カット枠線データ、及びカス分割線データを用いて、所定の絵図又は/及び文字形状にカットするカットフィルム30、そのカットフィルム30の外側周囲を連続して枠状に囲むカット枠線50、そのカット枠線50内側のカットフィルム30外側部分に存在するフィルムカス40、及びそのフィルムカス40を複数に分割するカス分割線42を、ディスプレイ120上に図形表示させている。
そして、dのステップにおいて、そのディスプレイ120上に図形表示させたフィルムカス40を複数に分割するカス分割線42をチェックし、必要に応じて、ホストコンピュータ110をマニュアル操作して、そのホストコンピュータの記憶回路112に記憶されたカス分割線データを修正している。そして、ディスプレイ120上に図形表示される、フィルムカス40を複数に分割するカス分割線42の一部を削除したり、そのフィルムカス40の一部にカス分割線42を新たに追加したりしている。
その後、eのステップにおいて、ホストコンピュータの記憶回路112に記憶させた、カットフィルム30の形状データ、カット枠線データ、及びdのステップにおいて、チェックしたカス分割線データであって、必要に応じて修正したカス分割線データに基づき、カッティングプロッタ100を用いて、台紙10上に剥離可能に貼着されたフィルム20に所定の絵図又は/及び文字形状をしたカットフィルム30とそのカットフィルム30外側周囲を連続して枠状に囲むカット枠線50とをカットしている。それと共に、そのカット枠線50内側のカットフィルム30外側部分に存在するフィルムカス40に、該フィルムカスを複数に分割するカス分割線42をカットしている。
図1ないし図4に示したカス分割線カット方法は、以上のa〜eのステップからなっていて、このカス分割線カット方法においては、そのaのステップにおいて、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータ110の記憶回路112に予め入力して記憶させた、所定の絵図又は/及び文字形状にカットするカットフィルム30の形状データに基づいて、図2に示したような、そのカットフィルム30の外側周囲を所定間隔あけて方形枠状又は円形枠状等(図2では、方形枠状としている)の枠状に連続して囲むカット枠線50のデータを、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータ110の電子回路114により自動的に又は一部マニュアル操作を含めて半自動的に作成させることができる。そして、そのカット枠線データを、ホストコンピュータの記憶回路112に記憶させることができる。
次いで、そのbのステップにおいて、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの記憶回路112に予め入力して記憶させた所定の絵図又は/及び文字形状にカットするカットフィルム30の形状データ、及びaのステップにおいて、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの記憶回路112に記憶させたカット枠線データに基づいて、図3に示したような、カット枠線50内側のカットフィルム30外側部分に存在するフィルムカス40を複数に分割するカス分割線42のデータを、カットフィルム30をカットするのに用いるカッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの電子回路114により自動的に又は一部マニュアル操作を含めて半自動的に作成させることができる。そして、そのカス分割線データを、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの記憶回路112に記憶させることができる。
次いで、そのcのステップにおいて、カットフィルム30をカットするのに用いるカッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの記憶回路112に予め入力して記憶させた、所定の絵図又は/及び文字形状にカットするカットフィルム30の形状データ、aのステップにおいて、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの記憶回路112に記憶させたカット枠線データ、及びbのステップにおいて、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの記憶回路112に記憶させたカス分割線データを用いて、所定の絵図又は/及び文字形状にカットするカットフィルム30、そのカットフィルム30の周囲を連続して枠状に囲むカット枠線50、そのカット枠線50内側のカットフィルム30外側部分に存在するフィルムカス40、及びそのフィルムカス40を複数に分割するカス分割線42を、ディスプレイ120上に図形表示させることができる。
そして、そのdのステップにおいて、そのディスプレイ120上に図形表示させたフィルムカス40を複数に分割するカス分割線42をチェックできる。そして、必要に応じて、ホストコンピュータ110を、キーボード、マウス等を用いて、マニュアル操作して、そのホストコンピュータの記憶回路112に記憶させたカス分割線データを修正することにより、そのカット枠線50内側のカットフィルム30外側部分に存在するフィルムカス40を、カットフィルム30から容易かつ的確に分離して、台紙10上から剥ぎ取り易いように、ディスプレイ120上に図形表示されるフィルムカス40を複数に分割するカス分割線42の一部を削除したり、ディスプレイ120上に図形表示されるフィルムカス40の一部にカス分割線42を新たに追加したりできる。
その後、そのeのステップにおいて、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの記憶回路112に予め入力して記憶させた、カットフィルム30の形状データ、aのステップにおいて、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの記憶回路112に記憶させたカット枠線データ、及びbのステップにおいて、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの記憶回路112に記憶させたカス分割線データであって、dのステップにおいて、必要に応じて修正したカス分割線データに基づき、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータ110によりカッティングプロッタ100を駆動させて、台紙10上に貼着されたフィルム20に所定の絵図又は/及び文字形状をしたカットフィルム30とそのカットフィルム30外側周囲を連続して枠状に囲むカット枠線50とを自動的にカットできる。それと共に、そのカット枠線50内側のカットフィルム30外側部分に存在するフィルムカス40に、該フィルムカスを複数に分割するカス分割線42であって、そのカットフィルム30外側のフィルムカス40を、カットフィルム30から容易かつ的確に分離して、台紙10上から容易かつ的確に剥ぎ取り易くするためのカス分割線42を、その内端をカットフィルム30の内側に食い込ませずに、手数をかけずに容易かつ迅速に自動的にカットできる。具体的には、図1に示したように、カッティングプロッタのヘッド102を、台紙10上に貼着されたフィルム20上方を、フィルム20表面とほぼ平行なX−Y方向に相対的に移動させて、そのヘッド102に装着されたカッタ104により、フィルム20に、所定の絵図又は/及び文字形状をしたカットフィルム30をカットしたり、そのカットフィルム30の外側周囲を連続して囲むカット枠線50をカットしたり、そのカット枠線50内側のカットフィルム30外側部分に存在するフィルムカス40に、該フィルムカスを複数に分割するカス分割線42をカットしたりできる。
このようにして、カット枠線50内側のカットフィルム30外側部分に存在するフィルムカス40にカス分割線42をカットすれば、そのカス分割線42により複数に分割されたフィルムカス40のそれぞれを、その内側に連なるカットフィルム30から容易かつ的確に分離させて、台紙10上から剥ぎ取ることが可能となる。そして、図4に示したような、絵図又は/及び文字形状をしたカットフィルム30のみを台紙10上に残した状態の、流通ルートに供給したり、市販したりする、所定の絵図又は/及び文字形状をしたカットフィルム30を提供可能となる。
なお、カット枠線50外側のフィルム20部分は、台紙10上から剥離せずに、カットフィルム30と共に、カットフィルム30の外側周囲の台紙10上に残したままの状態で、流通ルートに供給したり、市販したりすることも、可能である。
このカス分割線カット方法においては、前記bのステップにおいて、図3や図5に示したように、カットフィルムの輪郭線36に内角が80度以下等の所定角度以下又は/及び110度以上等の所定角度以上のエッジ部32が存在する場合には、それらのエッジ部32と該エッジ部最も近いカット枠線部分52とを直線で繋ぐカス分割線42のデータを、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの電子回路114により作成させると良い。また、図5に示したように、カットフィルム30に1つ以上の所定面積以下の小断片箇所33が存在する場合には、それらの小断片箇所の輪郭線34と該小断片箇所の輪郭線34に最も近いカット枠線部分52とを直線で繋ぐカス分割線42のデータを、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの電子回路114により作成させると良い。また、図5に示したように、カットフィルムの輪郭線36に所定距離以上に亙って内角が所定角度以下又は/及び所定角度以上のエッジ部32が存在しない輪郭線36部分が存在する場合には、それらのエッジ部32が存在しないカットフィルムの輪郭線36部分の所定距離毎の部位38と、該部位に最も近いカット枠線部分52とを直線で繋ぐカス分割線42のデータを、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの電子回路114により作成させると良い。そして、それらのカス分割線データを、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの記憶回路112に記憶させると良い。
そして、それらのカットフィルムのエッジ部32又は/及び小断片箇所の輪郭線34と、該エッジ部又は/及び小断片箇所の輪郭線34に最も近いカット枠線部分52とを直線で繋ぐカス分割線42であって、eのステップにおいて、カッティングプロッタ100によりフィルムカス40にカットするカス分割線42を用いて、それらのカットフィルムのエッジ部32又は/及び小断片箇所33外側に存在するフィルムカス40を、それらのカットフィルムのエッジ部32又は/及び小断片箇所33から容易かつ的確に分離させて、台紙10上から剥ぎ取ることができるようにすると良い。また、内角が所定角度以下又は/及び所定角度以上のエッジ部32が存在しないカットフィルムの輪郭線36部分の所定距離毎の部位38と、該部位に最も近いカット枠線部分52とを直線で繋ぐカス分割線42であって、eのステップにおいて、カッティングプロッタ100によりフィルムカス40にカットするカス分割線42を用いて、それらのエッジ部32が存在しないカットフィルムの輪郭線36部分の外側に存在するフィルムカス40を、それらのエッジ部32が存在しないカットフィルムの輪郭線36部分から容易かつ的確に分離させて、台紙10上から剥ぎ取ることができるようにすると良い。そして、それらのカットフィルムのエッジ部32、小断片箇所33又は/及びエッジ部32が存在しないカットフィルムの輪郭線36部分が、フィルムカス40から円滑かつ容易に分離されずに、フィルムカス40に連なった状態で、フィルムカス40と共に、台紙10上から剥ぎ取られてしまうのを、確実に防ぐことができるようにすると良い。そして、それらのフィルムカス40と共に台紙10上から剥ぎ取られたカットフィルムのエッジ部32や小径の点や丸印等の小断片箇所33を、フィルムカス40から分離して取り出して、台紙10上の元の位置に、多大な手数と時間をかけて、貼着し直す必要をなくすと良い。また、そのフィルムカス40と一緒に剥ぎ取られたカットフィルムの点や丸印等の小断片箇所33が、フィルムカス40と共に廃棄されて、紛失するのを、防ぐと良い。
また、そうした場合には、内角が所定角度以下又は/及び所定角度以上のエッジ部32と該エッジ部に最も近いカット枠線50部分とを直線で繋ぐカス分割線データを作成する際の、エッジ部32の内角の最大角度又は/及び最小角度、小断片箇所の輪郭線34と該小断片箇所の輪郭線に最も近いカット枠線50部分とを直線で繋ぐカス分割線データを作成する際の、小断片箇所33の最大面積、又は/及び内角が所定角度以下又は/及び所定角度以上のエッジ部32が存在しないカットフィルムの輪郭線36部分の所定距離毎の部位38と、該部位に最も近いカット枠線50部分とを直線で繋ぐカス分割線データを作成する際の、それらのエッジ部32が存在しないカットフィルムの輪郭線36部分の所定距離毎の部位38間の距離を、フィルム20にカットするカットフィルム30の形状に合わせて、カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータ110に設定されたエッジ部角度比較データ、小断片箇所面積比較データ又は/及び距離比較データを改変して、大小に調整すると良い。
そして、カットフィルムの輪郭線36に外側に鋭く突出する内角が所定角度以下のエッジ部32又は/及び内側に鋭く食い込む内角が所定角度以上のエッジ部32が存在したり、カットフィルム30に1つ以上の所定面積以下の小断片箇所33が存在が存在したりしていても、それらのカットフィルムのエッジ部32又は/及び小断片箇所の輪郭線34と、それらのエッジ部32又は/及び小断片箇所の輪郭線34に最も近いカット枠線50部分とを直線で繋ぐカス分割線42であって、eのステップにおいて、カッティングプロッタによりフィルムカス40にカットするカス分割線42を用いて、それらのカットフィルムのエッジ部32又は/及び小断片箇所33の外側に存在するフィルムカス40を、それらのカットフィルムのエッジ部32又は/及び小断片箇所33から容易かつ的確に分離させて、台紙10上から剥ぎ取ることができるようにすると良い。また、カットフィルム30の輪郭線に所定距離以上に亙って内角が所定角度以下又は/及び所定角度以上のエッジ部32が存在しない輪郭線36部分が存在していても、それらのエッジ部32が存在しないカットフィルムの輪郭線36部分の所定距離毎の部位38と、該部位に最も近いカット枠線50部分とを直線で繋ぐカス分割線42であって、eのステップにおいて、カッティングプロッタによりフィルムカス40にカットするカス分割線42を用いて、それらのエッジ部32が存在しないカットフィルムの輪郭線36部分の外側に存在するフィルムカス40を、それらのエッジ部32が存在しないカットフィルムの輪郭線36部分から容易かつ的確に分離させて、台紙10上から剥ぎ取ることができるようにすると良い。そして、それらのカットフィルムのエッジ部32、小断片箇所33又は/及びエッジ部32が存在しないカットフィルムの輪郭線36部分が、カットフィルム40から円滑かつ容易に分離されずに、フィルムカス40に連なった状態で、フィルムカス40と共に、台紙上から剥ぎ取られてしまうのを、確実に防ぐことができるようにすると良い。
図3や図5に示した説明図では、フィルムカス40を複数に分割するカス分割線42を、いずれも直線状としているが、本発明のカス分割線カット方法においては、そのカス分割線42を曲線状とすることも可能であり、そうした場合にも、その曲線状をしたカス分割線42を用いて、フィルムカス40を、その内側のカットフィルム30から円滑かつ容易に分離させて、台紙10上から剥ぎることが可能となる。
本発明のカス分割線カット方法は、カッティングプロッタを用いて、店舗のガラス窓、看板、案内板等に貼着される広告用などの絵図又は/及び文字形状にカットされたカットフィルム外側に存在するフィルムカスを、カットフィルムから容易かつ的確に分離させて、台紙上から剥ぎ取り易くするために、そのフィルムカスを複数に分割するための分割カット線を、絵図又は/及び文字形状をしたカットフィルムをカットするのに用いるカッティングプロッタと同じプロッタにより、自動的に又は一部マニュアル操作を含めて半自動的にカットするのに、有効利用可能である。
本発明のカス分割線カット方法の説明図である。 本発明のカス分割線カット方法の説明図である。 本発明のカス分割線カット方法の説明図である。 本発明のカス分割線カット方法の説明図である。 本発明のカス分割線カット方法の説明図である。
符号の説明
10 台紙
20 フィルム
30 カットフィルム
32 カットフィルムのエッジ部
33 カットフィルムの小断片箇所
34 小断片箇所の輪郭線
36 カットフィルムの輪郭線
40 フィルムカス
42 カス分割線
50 カット枠線
100 カッティングプロッタ
102 ヘッド
104 カッタ
110 ホストコンピュータ
112 記憶回路
114 電子回路
120 ディスプレイ

Claims (3)

  1. 台紙上に剥離可能に貼着されたフィルムにカッティングプロッタを用いて絵図又は/及び文字形状にカットしたカットフィルム外側に存在するフィルムカスを、カットフィルムを残して、前記台紙上から剥ぎ取り可能とするために、前記フィルムカスを複数に分割するカス分割線を前記カッティングプロッタによりフィルムカスにカットするカス分割線カット方法であって、次のa〜eのステップを含むことを特徴とするカッティングプロッタによるフィルムのカス分割線カット方法。
    a.前記カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの記憶回路に入力して記憶させた、前記絵図又は/及び文字形状にカットするカットフィルムの形状データに基づいて、そのカットフィルムの外側周囲を連続して枠状に囲むカット枠線のデータを、前記カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの電子回路により作成させて、そのカット枠線データをホストコンピュータの記憶回路に記憶させるステップ。
    b.前記ホストコンピュータの記憶回路に記憶させた絵図又は/及び文字形状にカットするカットフィルムの形状データ及びカット枠線データに基づいて、前記カット枠線内側のカットフィルム外側部分に存在するフィルムカスを複数に分割するカス分割線データを、前記カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの電子回路により作成させて、そのカス分割線データをホストコンピュータの記憶回路に記憶させるステップ。
    c.前記ホストコンピュータの記憶回路に記憶させた、絵図又は/及び文字形状にカットするカットフィルムの形状データ、カット枠線データ及びカス分割線データを用いて、絵図又は/及び文字形状にカットするカットフィルム、そのカットフィルムの外側周囲を連続して囲むカット枠線、そのカット枠線内側のカットフィルム外側部分に存在するフィルムカス、及びそのフィルムカスを複数に分割するカス分割線を、ディスプレイ上に図形表示させるステップ。
    d.前記ディスプレイ上に図形表示させたフィルムカスを複数に分割するカス分割線をチェックし、必要に応じて、前記ホストコンピュータをマニュアル操作して、そのホストコンピュータの記憶回路に記憶させた前記カス分割線データを修正することにより、前記ディスプレイ上に図形表示される、フィルムカスを複数に分割するカス分割線の一部を削除したり、そのフィルムカスの一部にカス分割線を追加したりするステップ。
    e.前記ホストコンピュータの記憶回路に記憶させた、カットフィルムの形状データ、カット枠線データ、及びチェック済のカス分割線データであって、必要に応じて修正したカス分割線データに基づき、前記カッティングプロッタを用いて、台紙上に剥離可能に貼着されたフィルムに絵図又は/及び文字形状をしたカットフィルム及びそのカットフィルムの外側周囲を連続して囲むカット枠線をカットすると共に、そのカット枠線内側のカットフィルム外側部分に存在するフィルムカスに、該フィルムカスを複数に分割するカス分割線をカットするステップ。
  2. 前記bのステップにおいて、前記フィルムにカットするカットフィルムの輪郭線に内角が所定角度以下又は/及び所定角度以上のエッジ部が存在する場合には、それらのエッジ部と該エッジ部に最も近いカット枠線部分とを直線で繋ぐカス分割線データを、前記カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの電子回路により作成させ、前記フィルムにカットするカットフィルムに1つ以上の所定面積以下の小断片箇所が存在する場合には、それらの小断片箇所の輪郭線と該小断片箇所の輪郭線に最も近いカット枠線部分とを直線で繋ぐカス分割線データを、前記カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの電子回路により作成させ、前記フィルムにカットするカットフィルムの輪郭線に所定距離以上に亙って前記内角が所定角度以下又は/及び所定角度以上のエッジ部が存在しない輪郭線部分が存在する場合には、それらのエッジ部が存在しないカットフィルムの輪郭線部分の所定距離毎の部位と、該部位に最も近いカット枠線部分とを直線で繋ぐカス分割線データを、前記カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータの電子回路により作成させて、それらのカス分割線データをホストコンピュータの記憶回路に記憶させることを特徴とする請求項1記載のカッティングプロッタによるフィルムのカス分割線カット方法。
  3. 前記エッジ部と該エッジ部に最も近いカット枠線部分とを直線で繋ぐカス分割線データを作成する際の、前記エッジ部の内角の最大角度又は/及び最小角度、前記小断片箇所の輪郭線と該小断片箇所の輪郭線に最も近いカット枠線部分とを直線で繋ぐカス分割線データを作成する際の、前記小断片箇所の最大面積、又は/及び前記エッジ部が存在しないカットフィルムの輪郭線部分の所定距離毎の部位と、該部位に最も近いカット枠線部分とを直線で繋ぐカス分割線データを作成する際の、前記エッジ部が存在しないカットフィルムの輪郭線部分の所定距離毎の部位間の距離を、前記フィルムにカットするカットフィルムの形状に合わせて、前記カッティングプロッタ駆動用のホストコンピュータに設定されたエッジ部角度比較データ、小断片箇所面積比較データ又は/及び距離比較データを改変して、大小に調整することを特徴とする請求項2記載のカッティングプロッタによるフィルムのカス分割線カット方法。
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