JP2005238288A - 研削又は研磨屑の固形化方法及び装置 - Google Patents

研削又は研磨屑の固形化方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 制御が容易、エネルギーロスのない、バインダーが不要な、数μm〜150μmのクーラント含有研削又は研磨屑の固形化方法及び装置を提供。
【解決手段】 シリンダ1内に投入されたクーラント含有切削屑等30を、ピストン21で押し込み含有クーラントを排出し、研削屑等を固形化する固形化方法であって、ピストンはメイン油圧シリンダ51とサブ油圧シリンダ52とが取り付けられ、サブ油圧シリンダのみの押し込み力によりシリンダ内の研削屑等のクーラント含有量を減量する第一工程と、メイン油圧シリンダの押し込み力により研削屑を固形化する第二工程とで固形化するようにする。研削屑等の平均粒径が1μm以上5μm以下の場合は第一工程の送り速度を1mm/sec以上5mm/sec以下とする。第一工程後、第二工程前の切削屑等のクーラント含有率を10%以上30%以下とする。
【選択図】 図4

Description

この発明は転がり軸受の内外輪や転動体、切削工具等の水性又は油性クーラントを用いた研削又は研磨屑、さらにはアルミ鋳物等のエンジンのホーニング、クランクシャフト等の研磨で生じる微少な切削又は研磨屑等の固形化方法及び固形化されたブリケット並びに固形化装置に関する。
軸受鋼、高速度工具鋼の研削や研磨においては荒研削で平均粒径100μm程度、中仕上げ研削で平均粒径50μm程度、仕上げ研削で25μm程度、さらに研磨仕上げでは1〜5μmの粒径の研削屑や研磨屑(以下研削屑等という)が発生する。また、エンジンのシリンダ内径のホーニングやクランクシャフトの超仕上げ(フィルムラップ仕上)等でも数μmの研磨屑が発生する。これらの研削又は研磨工程の多くは水性又は油性クーラントを供給しながら行われ、研削屑等はクーラントと共にスラッジとして排出される。特許文献1においては、研削油を含有するステンレス鋼板研削屑を静置分離法あるいは遠心分離法等で大半の油分を除去し、油分約30%のスラッジをシリンダ内に挿入してピストンで圧搾し、シリンダとピストンの隙間等から油分を排出させ、見掛け比重3〜4の鋼塊とし、さらに、仮焼して油分を無くし、固形化している。
しかし、このものでは圧搾力(圧縮力)が50MPa程度であり、圧搾した後の固形化物は、必ずしも強度の強いものではなく、落下により破損する等が予想される。本発明者等の研究によれば、水性クーラント等の使用では比較的容易に固形化が可能であるが、油性の場合は水性に比べ粘度が高く、研削屑がクーラントと一緒にシリンダ隙間から排出されてしまい、必ずしも十分な固形化ができていなかったものと考える。
また、特許文献2のものは圧力と圧縮速度とを制御できるようにして、油性クーラント含有の研削スラッジを濾過した濃縮スラッジを予備プレスした後、シリンダ内に投入された研削屑等を圧縮ピストンで所定の圧力で一定時間保持したり、段階的に位置と圧力を変化させた例が開示されている。また、このものでは、φ80mm程度の研削屑等の圧縮力を40〜400MPaに段階的に上げたり、押圧速度を約4〜7cm/secの速度で作動させた例が開示されている。また、特許文献3では、一次プレスで予備圧搾し、二次プレスで固形化する例が記載されている。
一方、スラッジのプレス前の濃縮スラッジを得る手段としては、前述した種々の方式の他、ろ剤として珪藻土を用いフィルターの外面に珪藻土のプリコート層を形成させた濾過方法がある。さらに、本出願人の一人が出願した特許文献4のものでは、珪藻土に代えパルプから製造されるセルロース繊維を用いて濾過させている。かかる珪藻土、セルロース繊維を含有する研削屑については固形化されずそのまま産業廃棄物として廃棄されている。また、シリンダの組み合わせで、例えば特許文献5においては、一般にプレス装置等に多用されるキッカーシリンダ方式と呼ばれるものが使用されている。このものはサブ油圧シリンダで高速送りをして、サイクルタイムを早くしている。
特公昭52−35003号公報 特開2001−315000号公報 特開2001−300786号公報 特開2001−062215号公報 特開平9−256078号公報、図18
しかしながら、特許文献2のものでは、油性クーラントの粘性のため、固形化にあたって圧縮ピストンを制御するために、圧力を次第に上昇させたり、保持したり、微妙な制御を必要とし、電動モータとボールねじを用いた精度の高い制御が必要であるという問題があった。また、油性クーラントは粘度の低いものでも5cSt、高いもので46cStであり、このような粘度のものを常温で圧縮しても固形化が困難であり、固形化の効率を高くするためには、加熱手段を設けて粘性を水性クーラント並に引き下げる必要もあった。また、具体的な研削屑等の粒径についての記載はないが、軸受等の研削・研磨での粒径は平均で数十μm〜100μmであるが、ホーニング・超仕上げのような粒径が数μmと小さいものについてまでは記載されていない。
また、特許文献3のものでは、一次プレスと二次プレスが別のシリンダであり、予備圧搾したものを二次プレスに送る時はまだ固形化されておらず、研削屑は二次プレスに送られた時にはバラバラとなる。このため、含有クーラント量は調整できるが、空気が多く介在し、また、研削屑同士の結びつきが弱く容易に移動、変形するので、研削屑の固形化が妨げられるという問題があった。また、特許文献4に記載のような、セルロース繊維含有の研削屑の固形化については具体的な例がない。また、水性クーラントの場合であっても、クランクシャフトの超仕上げ等で発生する1〜5μmの研削屑等の場合には油性クーラントの場合と同様に固形化ができなかった。また、特許文献5のようなキッカーシリンダ方式ではかかる微妙な制御を必要とする微少研削屑又は研磨屑の固形化は困難であった。
そこで、本発明者等は、特願2003−343941号(未公開、特願2003−119548号の優先権主張出願)において、水性又は油性クーラント含有率が10%以上60%以下の切削又は研磨屑を、シリンダ内に投入し、シリンダ内径と微少隙間をもって摺動可能にされたピストンのシリンダ密閉時及び密閉後の送り速度を1mm/sec以上5mm/sec以下として、シリンダ内の空気及び記研削又は研磨屑の含有クーラントを少なくとも前記微少隙間より排出し、研削又は研磨屑を固形化する研削又は研磨屑の固形化方法を提供した。また、水性クーラントでは問題ないが、油性クーラントの場合は、研削又は研磨屑の平均粒径が5μm以下では、さらに、セルロース繊維等のバインダを必要とした。そこで、切削又は研磨屑の水性又は油性クーラント含有率が10%以上30%以下、かつ、研削又は研磨屑の平均粒径が1μm以上5μm以下であって、例えば特許文献4に記載のセルロース繊維を含むようにした研削又は研磨屑の固形化方法を提供した。しかし、セルロース繊維はリサイクルの中では不純物であり、コストもかかるという問題があった。
本発明の課題は上記問題点に鑑みて、微妙な制御が不要で、一般的な油圧駆動でも制御可能な研削又は研磨屑の固形化方法及び装置を提供することである。また、セルロース等のバインダを用いないでホーニング・超仕上げのような粒径が数μmといった水性又は油性クーラント含有研削又は研磨屑の固形化方法及び固形化装置を提供することである。
本発明者等は、種々の実験を繰り返した。その結果、含有クーラントを絞り出した状態から固形化を開始するときの圧力変化について考察したところ、固形化寸前の所定のクーラント含有量になるまでは、できる限り低圧で送り、研削屑等がある程度固まり、所定のクーラント含有量に達した後、その後加圧力を固形化に必要な圧力まで上げることにより固形化が可能なことがわかった。そして、その圧力範囲(研削屑等での)は引用文献2のような40〜400MPaの約10倍の範囲を大きく超え、20〜30倍程度のレンジが必要であることがわかった。かかる広いレンジの圧力制御には、サーボモータ等で可能であるが、高価であり、また、研削屑等を扱う環境の悪いところでは使用が困難である。一方、このレンジは一本の油圧シリンダを制御するだけでは、制御範囲も小さく、応用性に欠ける。
そこで、本発明においては、水性又は油性クーラント含有の切削又は研磨屑を、シリンダ内に投入し、前記シリンダ内径と微少隙間をもって摺動可能にされたピストンを前記シリンダに押し込むことにより前記シリンダ内の空気及び前記研削又は研磨屑の含有クーラントを少なくとも前記微少隙間より排出し、前記研削又は研磨屑を固形化する研削又は研磨屑の固形化方法であって、前記ピストンはメイン油圧シリンダと、前記ピストンを前記シリンダに押し込むための油圧シリンダの断面積が前記メイン油圧シリンダより小くされたサブ油圧シリンダが取り付けられ、前記サブ油圧シリンダのみの押し込み力により前記シリンダ内の前記研削又は研磨屑のクーラント含有量を減量する第一工程と、少なくとも前記メイン油圧シリンダの押し込み力により前記シリンダ内の前記研削又は研磨屑を固形化する第二工程と、からなる研削又は研磨屑の固形化方法を提供することにより上記課題を解決した。
即ち、ここで、本発明においては、研削屑等を圧縮するピストンをメイン油圧シリンダとメイン油圧シリンダより小さなサブ油圧シリンダとを組み合わせて駆動することにより、加圧レンジ(範囲)を大きくとるようにした。さらに、低圧制御が可能なサブ油圧シリンダのみの押し込み力によりシリンダ内の研削又は研磨屑のクーラント含有量を減量させ、これを第一工程とした。所定の圧力に達した時点で、固形化が可能なクーラント含有量、さらには構造が安定したある程度の固まりになるので、メイン油圧シリンダの押し込み力によりシリンダ内の前記研削又は研磨屑を固形化することができる。これを第二工程とした。固形化にあたって、メイン油圧シリンダで押し込むが、サブ油圧シリンダの押し込み力を加えてもよい。これにより、研削屑等の加圧制御範囲を大きくでき、研削屑等のクーラント含有量の減量と、固形化を効率良く行うことができる。その結果、微妙な制御が不要で、一般的な油圧駆動でも制御可能な研削又は研磨屑の固形化方法となった。
特許文献3においては、前述したように、一次プレス後であっても、空気が多く介在し、また、研削屑同士の結びつきが弱く容易に移動、変形するので、二次プレスでの研削屑の固形化が妨げられる。これに対して、本発明の場合は特許文献3の一次プレスと二次プレスに相当する第一工程と第二工程を一のシリンダ内で連続して行うので、空気の介在が少なく、また、ある程度研削屑同士がくっついているので容易に固形化できると考える。
なお、圧縮する前の水性又は油性クーラントの含有率が10%以下では研削屑等が互いに固着できず固形化できないばかりかピストンのバウンドやかじりを生じる。また、60%超では研削屑がクーラント内に分散してしまい固形化できないので、クーラント含有率を10%以上60%以下、より好ましくは50%前後がよい。なお、第一工程でのピストン速度は水性クーラント含有の平均粒径100μm程度の研削屑等で5〜15mm/sec程度で固形化ができる。
かかる方法によれば、水性又は油性クーラント含有の研削屑の固形化が容易となる。一方、平均粒度が数μmの場合においては、本発明者等の実験では単にピストン速度を遅くしてもバインダとしてのセルロースを必要とした。しかし、本発明者等は本発明のクーラント含有量を減量する第一工程において、さらに、ピストンの速度を1mm/sec以上5mm/sec以下の低速とすることにより、バインダーなしでも固形化が可能であることを知得した。この知得により、請求項2に記載の発明においては、前記研削屑又は研磨屑の平均粒径が1μm以上5μm以下において、前記第一工程の前記サブ油圧シリンダの送り速度を1mm/sec以上5mm/sec以下とすることにより、平均粒度が数μmのクーラント含有研削屑等の固形化を可能とした。
圧縮速度が速いと、研削屑等が固まる前に、クーラントは研削屑と分離せずに一緒になって排出されてしまう。また、シリンダ内には空気も含まれており、その量、位置も不均一であり、また、空気は圧縮され研削屑等の隙間やシリンダとピストンとの隙間から漏れ出る際に急激に膨張し、クーラントさらには研削屑を噴出させたり、又は一緒に噴出してしまうと考えられる。このピストン速度は、特許文献2に記載された数cm/secのほぼ1/10と非常に低速にされており、研削屑等のクーラントや空気との噴出が小さくなる。この場合、1mm/sec未満では時間がかかりすぎ、5mm/sec以上では研削屑等がクーラントや空気と一緒に噴出して固形化が困難となる。より好ましくは2mm/sec以上3mm/sec以下の範囲がクーラント含有率や空気の量等の条件が変化しても安定する。なお、シリンダ内をピストンが密閉する瞬間の速度が大きくても空気の噴出が激しくなるので、ピストンのシリンダ密閉時から速度を制限することが重要である。また、ピストンの密閉前速度、戻り速度は特に制限はない。早送りで送り、密閉前に減速してシリンダ密閉時に所定の速度にすればよい。これにより、セルロース等のバインダを用いないで平均粒径が1μm以上5μm以下の水性又は油性クーラント含有研削又は研磨屑の固形化できる。
また、固形化前の含有クーラントは、クーラント含有率が10%以上30%以下とするとよい。そこで、請求項3に記載の発明においては、 前記第一工程後、前記第二工程前の切削又は研磨屑の水性又は油性クーラント含有率が10%以上30%以下とした研削又は研磨屑の固形化方法とした。油性クーラントの含有率が10%以下では研削屑等が互いに固着できず固形化できないばかりかピストンのバウンドやかじりを生じる。30%超では微少研削屑がクーラント内に分散してしまい固形化できないので、クーラント含有率を10%以上30%以下とした。より好ましくは10%以上25%以下とするのが安定して固形化できる。
実験によれば、第一工程のピストンの推力は19.6〜49kN(2〜5トン)、固形化時の第二工程での推力は980kN(100トン)程度であった。推力で20〜50倍程度を必要とする。一本の油圧シリンダで圧力制御すると、例えば第一工程の圧力を7MPaとすると、第二工程では、140〜350MPaとなり、とうてい実現できない。一方、油圧装置では、14MPa〜35MPa程度の圧力が用いられ、二圧制御では、高圧と、低圧では2〜3倍程度の設定がされる。また、油圧力を高くすると装置全体の寿命、強度等に影響を与えるので14MPa〜21MPaが好ましい。また、シリンダ径は小さい方がよい。そこで、請求項4に記載の発明においては、前記メイン油圧シリンダが前記ピストンを前記シリンダの押し込むための断面積が前記サブ油圧シリンダが前記ピストンを前記シリンダの押し込むための断面積の10〜15倍が好ましい。例えば、第二工程の設定油圧力が第一工程の設定油圧力の2倍の場合は、20倍〜30倍の推力となる。また、設定圧力を低くでき、推力比を大きくすることもできる。
メイン油圧シリンダとサブ油圧シリンダは1本ずつでも良いが、バランスからみて、1本のメイン油圧シリンダを中心にして2本のサブ油圧シリンダを均等に配置するのが好ましい。そこで、請求項5の発明においては、前記メイン油圧シリンダは1本であり、前記サブ油圧シリンダは2本で一組とするようにした。この構造は前述した特許文献5に示すようなキッカーシリンダ方式に類似するが、特許文献5のものはサブ油圧シリンダで高速送りをして、サイクルタイムを早くするものである。これに対して、本発明では、戻し時には同様な働きをするが、サブ油圧シリンダでの押し時には低速・低圧で速度及び圧力制御され、低圧で研削屑等に含有されたクーラントを絞り出し、クーラント含有量を固形化に適した含有量に減量するように作用させる点で大きく異なる。これによりクーラント減量と固形化を安定してできるものとなった。
また、固形化された研削屑等(以下ブリケットという)はブリケットの外径が50mm未満ではピストンとシリンダ間の外径隙間が少なくなるので油性クーラントの排出効率が悪く、80mm超では、面圧が不足し固形化できない。なお、従来60mm程度までだったが本発明により充分な面圧が確保でき80mmの固形化が可能である。また、長さが外径の0.7倍未満では、ブリケットとして取扱いにくい。また、0.9倍超では圧縮が困難となる一方、壊れ易くなるのでブリケットの長さは外径の0.7倍以上0.9倍以下のものが好ましい。かかるブリケットを得るためには好ましい推力が必要である。そこで、請求項6に記載に発明においては、前記研削又は研削屑の固形化後の外径がφ50〜φ80、厚みが前記外径の0.7倍以上0.9倍以下の短円筒状であり、前記サブ油圧シリンダの前記ピストンを前記シリンダの押し込むための最大推力が14.7〜49kN(1.5〜5トン)、前記メインシリンダの前記ピストンを前記シリンダに押し込むための最大推力を882〜1176kN(90〜120トン)とした。これによれば、取扱が容易で、搬送や輸送中に破壊することが少ないブリケットを提供できるものとなった。また、特許文献2ではブリケットの外径φ80mm程度で面圧で360〜400MPaであり、推力換算によれば、約1764〜1960kN(180〜200トン)の出力となる。これに対して、本発明によれば、押し力は1176kN(120トン)と、より少ない推力で所望のブリケットが得られる。
かかる、固形化方法は、前述した油圧プレス装置に類似した構成により、得られる。具体的には請求項7に記載の発明においては、水性又は油性クーラント含有の切削又は研磨屑を、シリンダ内に投入し、前記シリンダ内径と微少隙間をもって摺動可能にされたピストンを前記シリンダに押し込むことにより前記シリンダ内の空気及び前記研削又は研磨屑の含有クーラントを少なくとも前記微少隙間より排出し、前記研削又は研磨屑を固形化する研削又は研磨屑の固形化装置であって、前記ピストンはメイン油圧シリンダと、前記ピストンを前記シリンダに押し込むための油圧シリンダの断面積が前記メイン油圧シリンダより小くされたサブ油圧シリンダが取り付けられ、前記サブ油圧シリンダが前記ピストンを前記シリンダに押し込み、前記シリンダ内の前記研削又は研磨屑のクーラント含有量を減量するための供給圧力を制御する圧力制御弁と、前記シリンダ内の前記研削又は研磨屑のクーラント含有量を減量するために前記サブ油圧シリンダの速度を制御する速度制御弁と、前記サブ油圧シリンダの供給圧力があらかじめ定められた所定の圧力に達したときに、前記メイン油圧シリンダが前記シリンダ内の前記研削又は研磨屑を固形化するために前記ピストンを前記シリンダの押し込めるように前記メイン油圧シリンダに油圧を供給するようにされた切換弁と、を含み、前記メイン油圧シリンダ及び前記サブ油圧シリンダを介して前記ピストンを前記シリンダに出入り可能に駆動するようにされた油圧装置と、を有する固形化装置とした。
サブ油圧シリンダに圧油を供給し、サブ油圧シリンダにより低推力、低速度でクーラントの絞り出しを行い固形化に適したクーラント含有量となる。さらに、所定圧力である程度固め構造を安定させる。所定圧力に達したことを確認して、切替弁によりメイン油圧シリンダに油圧を供給し、ピストンに高い推力を与え一気に固形化する。
また、請求項8に記載の発明においては、前記速度制御弁はサブ油圧シリンダ速度を1mm/sec以上5mm/sec以下に制御可能な速度制御弁とするのがよい。また、請求項9の発明においては、前記メイン油圧シリンダが前記ピストンを前記シリンダの押し込むための断面積が前記サブ油圧シリンダが前記ピストンを前記シリンダの押し込むための断面積の10〜15倍とした。さらに、請求項10に記載の発明おいては、前記メイン油圧シリンダは1本であり、前記サブ油圧シリンダは2本で一組とした。また、請求項11の記載の発明においては、前記研削又は研削屑の固形化後の外径がφ50〜φ80、厚みが前記外径の0.7倍以上0.9倍以下の短円筒状であり、前記サブ油圧シリンダの前記ピストンを前記シリンダに押し込むための最大推力が147〜490kN(1.5〜5トン)、前記メインシリンダの前記ピストンを前記シリンダの押し込むための最大推力が882〜1176kN(90〜120トン)とした研削又は研磨屑の固形化装置とした。
以上述べたように、本発明によれば、サブ油圧シリンダでクーラント含有量を減量する第一工程と、メイン油圧シリンダで固形化するという第二工程とを一のシリンダ内で連続して行い研削屑等の加圧制御範囲を大きくし、減量と、固形化を効率良く行うので、微妙な制御が不要で、一般的な油圧駆動でも制御可能な研削又は研磨屑の固形化方法及び装置を提供するものとなった(請求項1、7)。
また、第一工程でのサブ油圧シリンダの速度を1mm/sec以上5mm/sec以下とし、セルロース等のバインダを用いないで平均粒径が1μm以上5μm以下の固形化を可能としたので、ホーニング・超仕上げのような粒径が数μmといった水性又は油性クーラント含有研削又は研磨屑の固形化が可能となった(請求項2、8)。さらに、第一工程でのクーラント含有率を10%以上30%以下とし、安定した固形化を可能としたので、管理がし易く、連続運転も可能になった(請求項3)。さらに、メイン油圧シリンダの断面積をサブ油圧シリンダの断面積の10〜15倍とし、油圧の設定圧力を低くし、メイン油圧シリンダとサブ油圧シリンダの推力比を大きくしたので、一般的な比較的小型の油圧装置の使用圧力(14〜21MPa)・使用流量(数十Lit/min)の範囲でよく、コストが少なく、メンテナンスの容易なものとなった(請求項4、9)。また、メイン油圧シリンダを1本、サブ油圧シリンダを2本としたので、バランスもよく、製作も容易であり、また一般的なキッカーシリンダタイプのものを使用でき、設計・製作も容易である(請求項5、10)。
研削屑又は研磨屑の固形化後の外径をφ50〜φ80、厚みが外径の0.7倍以上0.9倍以下とし、クーラント含有量の減量(第一工程)での最大推力を14.7〜49kN(1.5〜5トン)、固形化時(第二工程)での最大推力を882〜1176kN(90〜120トン)とし、ブリケットを破損しにくく、また搬送を容易としたので、溶解炉等に投入が容易でリサイクルに適したブリケットを提供できるものとなった。さらに、従来より少ない推力で所望のブリケットが得られるので、装置、機械強度も小さくてよく、また、機械寿命も長くできるものとなった(請求項6、11)。
このように、本発明の研削又は研磨屑の固形化方法及び装置により、前述した水性又は油性クーラント含有研削又は研磨屑の固形化方法を実施することができ、数μm〜数百μmの水性又は油性クーラント含有研削又は研磨屑の固形化を可能とし、リサイクルを達成し、環境を保全するものとなった。
本発明の実施の形態について図を参照して説明する。図1乃至図6は本発明の実施の形態を示すシリンダ及びピストンの模式図及び動作説明図、図7は本発明に用いる油圧装置の油圧回路図である。図1に示すように、内径2がφ70mmの両端が開放されたシリンダ1が設けられている。シリンダ1の一方側にはその先端部13の外径12がシリンダの内径2と片側0.1mm(径で0.2mm)の隙間を持って嵌合できるようにされた蓋11が図示しない本体に固定されている。蓋11の先端部13の縁部15にはシリンダ内径と形成される隙間14と連通する排出孔が設けられている(図1、2)。シリンダ1は蓋方向に2本のスライド油圧シリンダ53により、一定距離前後移動可能にされ、先端部13とシリンダ1とが一定距離をもって離隔できるようにされている。シリンダ1の他方側4の上部には外部より研削又は研磨屑(以下、研削屑等という)30が投入される投入穴5が設けられている。シリンダ1の投入穴5の上部には、予備投入穴6が設けられ、予備投入穴には図示しないホッパー等から所定量の予備圧縮又は予備脱液され油性クーラント含有率が10〜60%の研削又は研磨屑30が送り込まれる(矢印34)。予備投入穴6の上部には充填油圧シリンダ54が設けられ予備投入穴の研削又は研磨屑30を投入穴からシリンダ1の内部へ送るようにされている。充填油圧シリンダ54の先端には研削屑等の押し込み機能及び投入穴5の蓋の役割を果たす抑え蓋8が取り付けられている。シリンダ1の他方の開口部4aからピストン21がシリンダ1内で移動可能にされ、ピストン外径22とシリンダ内径2との隙間24が0.1mm(片側)にされている。かかる装置は一般的な例の一つであり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態が可能であることはいうまでもない。
本発明においては、特にピストン21は台座7に取り付けられ台座には1本のメイン油圧シリンダ51のロッド51aと、2本のサブ油圧シリンダ52のロッド52aが取り付けられている。図7に示す油圧装置50により、メイン及びサブ油圧シリンダを作動させて、ピストン21を駆動するようにされている。メイン油圧シリンダ51は内径φ250mm、ロッド径φ200mm、ピストン21を押し込むための断面積(キャップ側断面積)490.8cm2である。また、サブ油圧シリンダ52は内径φ50mm、ロッド径φ25mmであり、ピストン21を押し込むための断面積(キャップ側断面積)19.6cm2×2本あり、メイン油圧シリンダのキャップ側断面積がサブ油圧シリンダのキャップ側断面積の約12.5倍とされている。
本発明の実施の形態においては、図7の油圧回路図に示すような油圧装置50を用いる。図7に示すように、油圧タンク55の油圧作動油を吸入し高圧を吐出可能にされ、最大吐出圧力7MPa、流量20Lit/minの可変ポンプ56と、最大吐出圧力21MPa、流量14Lit/minのピストンポンプ57とが設けられている。可変ポンプ56の吐出ライン56aは電磁切換弁58、流量調整弁59を介してスライド油圧シリンダ53に、電磁切換弁60、パイロットチェックバルブ61、流量調整弁61を介して充填油圧シリンダ54にそれぞれ接続されている。
電磁切換弁58のSOL2をONすれば、スライド油圧シリンダ53のロッドが縮みシリンダ1を蓋11方向に移動(前進)し、SOL3をONすれば、スライド油圧シリンダのロッドが延びシリンダ1を蓋11から遠ざける(後退)させる。電磁切換弁60のSOL4をONすれば、充填油圧シリンダ54のロッドが縮み充填油圧シリンダが上昇し、SOL5をONすれば、ロッドが延び研削又は研磨屑を送り込み、さらに投入穴5を抑え蓋8により塞ぎ、ピストン21のシリンダへの挿入時に研削屑等が戻らないようにされている。
ピストンポンプ57の吐出ライン57aには、吐出圧力を0.7〜21MPaまで電気信号で調整可能にされた電磁比例リリーフ弁63が取り付けられ、また、電気信号で通過流量を調整可能にされた電磁比例流量調整弁64が取り付けられ、ピストンポンプからの吐出圧力及び流量を調整できるようにされている。電磁比例流量調整弁64の吐出側ライン64aは、減圧弁65、電磁切換弁66を介してサブ油圧シリンダ52に接続されている。キャップ側52cに圧力スイッチ68、パイロットチェックバルブ67が設けられている。さらに、電磁比例流量調整弁64の吐出側ライン64aは、電磁切換弁69を介してメイン油圧シリンダ51のキャップ側51cに接続されている。メイン油圧シリンダ51のキャップ側には、圧力スイッチ70、圧抜き用圧力制御弁71、プレフィル弁72が接続されている。プレフィル弁72は油圧作動油をサージタンク55aからメイン油圧シリンダ51へ吸入できるようにされている。プレフィル弁72を開放するためのパイロットライン72aはサブ油圧シリンダ52のロッド側ライン52rに接続されている。
また、可変ポンプ吐出ライン56aとピストンポンプ吐出ライン57aを電磁切換弁73を介して接続されている。サブ油圧シリンダ52のキャップ側の圧力スイッチ68の設定圧は少なくとも7〜14MPaに調整可能にされており、所定圧力になると電磁切換弁69のSOL8がONとなり、メイン油圧シリンダ52のヘッド側に油圧が供給できるようにされている。また、メイン油圧シリンダ52のキャップ側の圧力スイッチ70の設定圧は少なくとも14〜21MPaに調整可能にされており、所定圧力になると固形化が完了した旨の完了信号が出力できるようにされている。電磁切換弁66のSOL6をONとするとサブ油圧シリンダ52のロッドが伸び、ピストン21を前進させる。このときプレフィル弁72を通って、サージタンク55aから作動油がメイン油圧シリンダ51に自吸される。電磁切換弁66のSOL7をONでサブ油圧シリンダ52のロッドが縮み、ピストン21を後退させる。このときプレフィル弁72がパイロットライン72aの圧力により開き、サージタンク55aへメイン油圧シリンダの作動油を排出する。電磁切換弁69のSOL8をONとするとメイン油圧シリンダ51に高圧油が供給される。
なお、減圧弁65は14MPaに設定され、サブ油圧シリンダに14MPaを超える過大な圧力をかけないようにしたものである。また、低圧側を21MPa仕様の可変ポンプとし、最大使用圧力を7MPaに抑え、高圧側を35MPa仕様の固定ピストンポンプとし、最大使用圧力を21MPaに抑えることによりポンプ寿命を確保したりしている。また、サブ油圧シリンダ52の飛び出しを防止するため、電磁比例流量調整弁64をメータインとする等している。しかし、このような減圧弁、ポンプの選定や図示したチェックバルブ、絞り、その他については、一般的な油圧回路で使用される技術や、本発明そのものとは直接には関係ない技術であるので説明を省略する。また、図7に示す油圧回路は一例を示すもので、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の油圧回路が適用できることはいうまでもない。
かかる本発明の作動は次のようなものである。図7の油圧回路を併用して図1乃至図6を参照して説明する。図1に示すように、シリンダ1は原位置では蓋11とは反対側端に位置し、ピストン21は投入穴5の一部を塞ぐ位置にされている。充填油圧シリンダ54のロッド先端8は上端にあり、予備投入穴6には所定量の研削又は研磨屑30が投入され一部がシリンダ1内に落下している。なお、投入穴5をピストン21で塞ぐ等の種々の形態があるのはいうまでもない。図1に示す状態でピストン21は原位置のまま、電磁切換弁58のSOL2をONとして、スライド油圧シリンダ53を前進(ロッドを引き込む)させ、図2に示すように、シリンダ1を蓋11方向に移動し、蓋11側に当接固定する(矢印35)。このとき、投入穴5からさらに予備投入穴6から研削屑等30がシリンダ1内に落下する。さらに、電磁切換弁60のSOL5をONし、図3に示すように、充填油圧シリンダ54を下降させ、抑え蓋8により研削屑等30をシリンダ1内に押し込む(矢印36)。所定位置で電磁切換弁60を中立にし、パイロットチェックバルブ61により位置保持させる。
次に、電磁切換弁66のSOL6をONしサブ油圧シリンダ52に圧油を供給し、ロッドを伸ばし、図4に示すように、ピストン21を蓋11側に移動させ(矢印37)、研削屑等30をシリンダ1の蓋11側へ押し込みながら、研削屑等30を圧縮し、クーラントと空気をシリンダ1と蓋11の先端部13の隙間15、シリンダ1とピストン21との隙間24から排出(矢印31)する。このとき、メイン油圧シリンダ51にはサージタンク55aからプレフィル弁を通して作動油が供給されるが、推力は生じない。また、電磁比例流量調整弁64により、サブ油圧シリンダ、即ちピストン21の移動速度が1〜15mm/secとなるように設定されている。また、電磁比例リリーフ弁63の設定圧力を14MPaであり、圧力スイッチ68の設定圧力を電磁比例リリーフ弁63の設定圧力より低い13MPaである。この場合のピストン21の出力は約49.9kN(≒5.1トン)である。なお、実際にはメイン油圧シリンダの抵抗等が減算される。また、サブ油圧シリンダ移動中のキャップ側52c圧力は6MPa程度、出力にして約22.5kN(≒2.3トン)から徐々に圧力スイッチ68の設定圧力に上がる。これにより、低速度、低出力で研削屑等のクーラントを絞り出し、研削屑等のクーラント含有量を好ましくは10〜30%より好ましくは15〜20%と減量するとともに、研削屑等どうしを密着させある程度固めるようにする。
サブ油圧シリンダ52への供給圧力が圧力スイッチ68の設定圧力を超えると、第二工程である固形化が開始される。電磁切換弁66は中立に戻るとともに、圧抜き用圧力制御弁71のSOL9、電磁切換弁69のSOL8をONし、また、電磁比例流量調整弁64を最大にし、電磁比例リリーフ弁63の設定圧力を21MPaとして、ピストンポンプ57の全ての高圧油をメイン油圧シリンダ51のキャップ側に供給し、図5に示すように、一気に研削屑を固形化する。ピストン21の最大出力は約1010kN(≒103トン)である。これにより、第一工程により、固形化に好ましい研削屑等のクーラント含有量とある程度の密着された研削屑等が短円筒状に確実に固形化される。このとき、電磁切換弁73のSOL1をONし、可変ピストン56の圧油を合流させて固形化時間を短縮することもできる。
固形化を完了すると、電磁比例リリーフ弁63の設定圧力より低い20MPaに設定された圧力スイッチ70が働き、電磁切換弁69はスプリングリターンし、圧抜き弁のSOL29がOFFとなり、圧抜きが行われる。圧抜き後に、図6に示すように、固形化を完了したピストン21の位置をそのままとして、電磁切換弁58のSOL3をONし、スライド油圧シリンダ53を後退させ、シリンダ1を蓋11から離隔し原位置に復帰させる(矢印39)と固形化したブリケット32はピストン21の先端23に押され蓋とシリンダとの間から下方に落下する(矢印40)。次に、電磁切換弁66のSOL7をONし、サブ油圧シリンダ52のロッド側に圧油を供給し後退させ、ピストン21を蓋11と反対方向に移動させ(矢印41)る。このとき、パイロットライン72aからの圧油により、プレフィル弁が開きメイン油圧シリンダ51の作動油がサージタンク55aに戻される。続いて、電磁切換弁60のSOL4をONし、充填油圧シリンダ54上昇させ、抑え蓋8を原位置に戻す(矢印42)。この動作を繰り返すことにより研削又は研磨屑30を固形化し、ブリケット32として形成する。
かかる本発明装置にて、圧力設定等は同一条件で、第一工程の送り速度を変化させて種々のクーラント含有研削又は研磨屑の固形化を実験した。まず、平均粒子径が100μmの水性クーラント含有研磨粉の固形化を行った。その結果、第一工程の送り速度が最大14.4mm/minまでの範囲で固形化が可能であった。
また、粘度46cSt(40℃)の油性クーラントを含有する平均粒径25〜100μmの研削又は研磨屑について10℃〜20℃程度の環境で実験を行った。その結果、第一次工程での圧縮速度2〜3mm/secのものが最も固形化状況がよかった。また、圧縮速度を10mm/secのものでは、流出が激しく固形化できなかった。水性クーラントに比べ油性クーラントの場合に第一工程での送り速度を小さくすることが好ましい。
さらに、高速度工具鋼のホーニング研磨で発生した粘度46cSt(40℃)の油性クーラントを含有する平均粒径1〜5μmの研削又は研磨屑を同条件で実験した。その結果、セルロース等のバインダーを使用しない状態で、第一次工程での圧縮速度1〜5mm/secの範囲で固形化が可能であった。特に、2〜3mm/secのものが最も固形化状況がよかった。また、 水性クーラントを含有する粒径1〜5μmの研削又は研磨屑の場合も同様に固形化が可能であった。なお、水性クーラントの場合も油性クーラントの場合も研削屑等の平均粒径が1〜5μmの場合は、第一次工程での圧縮速度はほぼ同様の2〜3mm/secの場合が最も最も固形化状況がよかった。なお、シリンダ内へ投入する前の研削又は研磨屑の粒子の大きさやクーラント含有率により固形化条件が大きく影響を受ける。一方、供給される研削屑等の粒度、含有率等は、研削加工の種類や大きさ、研削開始時、終了時、あるいは、固形化開始時、終了時等種々の条件で変化する。そこで、投入前に撹拌機で撹拌し、できる限り均一化するのがよい。
以上のように本発明の研削又は研磨屑の固形化方法及び装置によれば、平均粒径1〜150μmの水性又は油性クーラント含有の研削屑等の固形化をセルロース等のバインダーを使用せず、また、確実に固形化することができる。従って、サーボモータ等の高価な機器を使用せず、制御も簡単なものでよく、容易に水性又は油性クーラント含有研削又は研磨屑の固形化が可能となった。また、常温でも容易に固形化できるので、加熱装置等の付帯設備も不要であり、エネルギーロスも少ないものとなった。また、固形化した略短円筒状の研削屑又は研磨屑は溶鉱炉にいれても珪藻土のようなノロの発生がなく、溶鉱炉での熔解管理が容易となり、リサイクルに適したものとなった。特に、今までは、産業廃棄物として廃棄されていたホーニングやクランクシャフトの研磨屑等の平均粒径が1μm以上5μm以下の非常に細かい屑を研削屑又は研磨屑ブリケットとして提供するので、新たなリサイクル資源を提供するものとなった。さらに、セルロース等の必要なく資源の無駄もない。
本発明の実施の形態を示す模式図であり、原位置の状態を示す模式図である。 本発明の実施の形態を示す模式図であり、シリンダセット工程を示す模式図である。 本発明の実施の形態を示す模式図であり、研削又は研磨屑投入工程を示す模式図である。 本発明の実施の形態を示す模式図であり、サブ油圧シリンダのみの押し込み力で研削又は研磨屑の含有水性又は油性クーラントの含有量を減量する第一工程を示す模式図である。 本発明の実施の形態を示す模式図であり、研削又は研磨屑を固形化する第二工程を示す模式図である。 本発明の実施の形態を示す模式図であり、ブリケット排出工程を示す模式図である。 本発明の実施の形態を示す油圧装置の油圧回路図である。
符号の説明
1 シリンダ
2 シリンダ内径
14、24 微少隙間
21 ピストン
30 水性又は油性クーラント含有の切削又は研磨屑
32 研削又は研磨屑ブリケット
50 油圧装置
51 メイン油圧シリンダ
52 サブ油圧シリンダ
69 切換弁(電磁切換弁)
63 圧力制御弁
64 速度制御弁(電磁比例流量調整弁)

Claims (11)

  1. 水性又は油性クーラント含有の切削又は研磨屑を、シリンダ内に投入し、前記シリンダ内径と微少隙間をもって摺動可能にされたピストンを前記シリンダに押し込むことにより前記シリンダ内の空気及び前記研削又は研磨屑の含有クーラントを少なくとも前記微少隙間より排出し、前記研削又は研磨屑を固形化する研削又は研磨屑の固形化方法であって、前記ピストンはメイン油圧シリンダと、前記ピストンを前記シリンダに押し込むための油圧シリンダの断面積が前記メイン油圧シリンダより小くされたサブ油圧シリンダが取り付けられ、前記サブ油圧シリンダのみの押し込み力により前記シリンダ内の前記研削又は研磨屑のクーラント含有量を減量する第一工程と、少なくとも前記メイン油圧シリンダの押し込み力により前記シリンダ内の前記研削又は研磨屑を固形化する第二工程と、からなることを特徴とする研削又は研磨屑の固形化方法。
  2. 前記研削屑又は研磨屑の平均粒径が1μm以上5μm以下であって、前記第一工程の前記サブ油圧シリンダの送り速度を1mm/sec以上5mm/sec以下としたことを特徴とするて請求項1に記載の研削又は研磨屑の固形化方法。
  3. 前記第一工程後、前記第二工程前の切削又は研磨屑の水性又は油性クーラント含有率が10%以上30%以下とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の研削又は研磨屑の固形化方法。
  4. 前記メイン油圧シリンダが前記ピストンを前記シリンダの押し込むための断面積が前記サブ油圧シリンダが前記ピストンを前記シリンダの押し込むための断面積の10〜15倍とされていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の研削又は研磨屑の固形化方法。
  5. 前記メイン油圧シリンダは1本であり、前記サブ油圧シリンダは2本で一組とされていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の研削又は研磨屑の固形化方法。
  6. 前記研削又は研削屑の固形化後の外径がφ50〜φ80、厚みが前記外径の0.7倍以上0.9倍以下の短円筒状であり、前記サブ油圧シリンダの前記ピストンを前記シリンダに押し込むための最大推力が14.7〜49kN(1.5〜5トン)、前記メインシリンダの前記ピストンを前記シリンダに押し込むための最大推力が882〜1176kN(90〜120トン)であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の研削又は研磨屑の固形化方法。
  7. 水性又は油性クーラント含有の切削又は研磨屑を、シリンダ内に投入し、前記シリンダ内径と微少隙間をもって摺動可能にされたピストンを前記シリンダに押し込むことにより前記シリンダ内の空気及び前記研削又は研磨屑の含有クーラントを少なくとも前記微少隙間より排出し、前記研削又は研磨屑を固形化する研削又は研磨屑の固形化装置であって、前記ピストンはメイン油圧シリンダと、前記ピストンを前記シリンダに押し込むための油圧シリンダの断面積が前記メイン油圧シリンダより小くされたサブ油圧シリンダが取り付けられ、前記サブ油圧シリンダが前記ピストンを前記シリンダに押し込み、前記シリンダ内の前記研削又は研磨屑のクーラント含有量を減量するための供給圧力を制御する圧力制御弁と、前記シリンダ内の前記研削又は研磨屑のクーラント含有量を減量するために前記サブ油圧シリンダの速度を制御する速度制御弁と、前記サブ油圧シリンダの供給圧力があらかじめ定められた所定の圧力に達したときに、前記メイン油圧シリンダが前記シリンダ内の前記研削又は研磨屑を固形化するために前記ピストンを前記シリンダの押し込めるように前記メイン油圧シリンダに油圧を供給するようにされた切換弁と、を含み、前記メイン油圧シリンダ及び前記サブ油圧シリンダを介して前記ピストンを前記シリンダに出入り可能に駆動するようにされた油圧装置と、を有することを特徴とする研削又は研磨屑の固形化装置。
  8. 前記速度制御弁はサブ油圧シリンダ速度を1mm/sec以上5mm/sec以下に制御可能にされていることを特徴とする請求項7に記載の研削又は研磨屑の固形化装置。
  9. 前記メイン油圧シリンダが前記ピストンを前記シリンダの押し込むための断面積が前記サブ油圧シリンダが前記ピストンを前記シリンダの押し込むための断面積の10〜15倍とされていることを請求項7又は8に記載の研削又は研磨屑の固形化装置。
  10. 前記メイン油圧シリンダは1本であり、前記サブ油圧シリンダは2本で一組とされていることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一に記載の研削又は研磨屑の固形化装置。
  11. 前記研削又は研削屑の固形化後の外径がφ50〜φ80、厚みが前記外径の0.7倍以上0.9倍以下の短円筒状であり、前記サブ油圧シリンダの前記ピストンを前記シリンダに押し込むための最大推力が14.7〜49kN(1.5〜5トン)、前記メインシリンダの前記ピストンを前記シリンダに押し込むための最大推力が882〜1176kN(90〜120トン)であることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか一に記載の研削又は研磨屑の固形化装置。
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