JP2005238246A - 切断装置及び切断方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】異種材料からなる部材を切断する際に、ばりの発生、回転刃の短寿命化、効率の低下、及び環境に与える負荷の増大が生じる点である。
【解決手段】成形体13を切断する切断装置に、成形体13が有する異種材料を各々切断する目的に適した波長を有するレーザ光基本波3とレーザ光第2高調波4とを発生させるレーザ光発生手段5と、成形体13に対してレーザ光9を照射する照射手段12と、成形体13が固定される吸着台18と、成形体13と照射手段12とを相対的に移動させる移動手段とを備える。成形体13は、基板14と、基板14の複数の領域15に各々装着されたチップ16と、チップ16を一括して樹脂封止する封止樹脂17とを有し、基板14を照射手段12に対向させて固定されている。レーザ光第2高調波4により基板14を照射してこれを切断した後に、レーザ光基本波3により封止樹脂17を照射する。
【選択図】図1

Description

本発明は、異種材料から構成される部材にレーザ光を照射してその部材を切断する、切断装置及び切断方法に関するものである。
従来、異種材料から構成される部材、例えば、プリント基板やリードフレーム等の基板と基板上に形成された封止樹脂とからなる部材、すなわち成形体を切断する場合には、ダイヤモンドブレード等の回転刃を使用している。これらの基板のうちプリント基板は、ガラスクロスにエポキシ樹脂を含浸させた基材を使用して、その表面に銅箔からなるパターンと絶縁性樹脂からなるソルダーレジストとが形成されたガラスエポキシ基板が代表的なものである。それ以外に、基板には、ポリイミド等のプラスチックフィルム、金属、セラミックス等を基材とするものがある。また、リードフレームは、Cu系やFe系等の金属材料から構成される。これらの基板には、LSI等のチップ状素子(以下適宜「チップ」という。)が装着される領域が、格子状に設けられている。そして、各領域にチップが装着され、チップと基板との電極同士が電気的に接続された後に、例えば、トランスファモールド法によって基板上に封止樹脂を形成して、チップを一括して樹脂封止する。これらの工程によって、基板上の複数のチップが一括して樹脂封止された成形体が完成する。その後に、回転刃を使用して、その刃先に冷却水を供給しながら、各領域の境界に沿って成形体を切断する。これにより、各領域に対応する個片からなる電子部品の最終製品、すなわちパッケージが完成する(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上述した従来の技術によれば、基板と封止樹脂という異種材料からなる成形体を切断することに起因して、次のような問題が発生する。第1に、同じ切断条件で成形体を切断した場合には、切断面にばりが発生しやすくなり、あるいは回転刃の寿命が短くなる。この問題は、基板として金属材料からなるリードフレームを使用した場合に顕著である。特に、Cu系のリードフレームを使用した場合には、切断速度を遅くする必要があるとともに、回転刃の摩耗が激しくなるのでその寿命が更に短くなる。第2に、これらの問題を回避するために切断の対象によって切断条件を変更する場合には、切断時間が長くなる。したがって、成形体の切断を効率化することが困難になる。第3に、回転刃が有するダイヤモンド等の砥粒が、切断作業を行うにつれて摩耗し、又は脱落するので、回転刃を交換する必要がある。そして、基板の大型化、ひいては成形体の大型化に伴い、この頻度は高くなっている。これにより、成形体の切断を効率化することが困難になる。第4に、回転刃による切断では冷却水を使用するので廃液の処理が必要になるとともに、摩耗した回転刃が廃棄物になる。これらにより、環境に与える負荷が大きくなるという問題がある。
特開2000−12578号公報(第4頁−第5頁、図4−図6)
本発明が解決しようとする課題は、異種材料からなる部材を切断する場合に、ばりの発生、回転刃の短寿命化、効率の低下、及び環境に与える負荷の増大が生じる点である。
上述の課題を解決するために、本発明に係る切断装置は、異種材料からなる部材(13)にレーザ光(9)を照射することにより部材(13)を切断する切断装置であって、部材(13)に含まれる材料を各々切断する目的に適した1又は複数の波長を有するレーザ光(3,4,23,28)を発生させるレーザ光発生手段(5,29)と、部材(13)に対して1又は複数の波長を有するレーザ光(3,4,23,28)を照射する照射手段(12)と、部材(13)が固定される固定手段(18)と、部材(13)と照射手段(12)とを相対的に移動させる移動手段(20)とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る切断装置は、上述の切断装置において、部材(13)は、基板(14)と、基板(14)に設けられている複数の領域(15)に各々装着されたチップ状素子(16)と、チップ状素子(16)を一括して樹脂封止する封止樹脂(17)とを有しており、部材(13)は照射手段(12)と基板(14)とが対向するようにして固定されており、1又は複数の波長を有するレーザ光(3,4,23,28)のうち封止樹脂(17)を切断する目的に適した第1の波長を有するレーザ光(3,23)によって封止樹脂(17)が照射され、1又は複数の波長を有するレーザ光(3,4,23,28)のうち基板(14)を切断する目的に適した第2の波長を有するレーザ光(4,28)によって基板(14)が照射されるとともに、第1の波長と第2の波長とは同一であること、又は、第2の波長は第1の波長よりも短いことを特徴とする。
また、本発明に係る切断装置は、上述の切断装置において、第2の波長を有するレーザ光(4,28)は第1の波長を有するレーザ光(3,23)の高次高調波からなることを特徴とする。
また、本発明に係る切断装置は、上述の切断装置において、固定手段(18)を高い周波数によって微小振動させる振動手段(19)を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る切断方法は、異種材料からなる部材(13)に対して照射手段(12)を使用してレーザ光(9)を照射することにより部材(13)を切断する切断方法であって、部材(13)を固定する工程と、部材(13)と照射手段(12)とを相対的に移動させる工程と、部材(13)に含まれる材料を各々切断する目的に適した1又は複数の波長を有するレーザ光(3,4,23,28)を部材(13)に照射して部材(13)を切断する工程とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る切断方法は、上述の切断方法において、部材(13)は、基板(14)と、基板(14)に設けられている複数の領域(15)に各々装着されたチップ状素子(16)と、チップ状素子(16)を一括して樹脂封止する封止樹脂(17)とを有しており、固定する工程では、照射手段(12)と基板(14)とが対向するようにして部材(13)を固定し、切断する工程では、1又は複数の波長を有するレーザ光(3,4,23,28)のうち封止樹脂(17)を切断する目的に適した第1の波長を有するレーザ光(3,23)と基板(14)を切断する目的に適した第2の波長を有するレーザ光(4,28)とを使用して、第2の波長を有するレーザ光(4,28)によって基板(14)を照射した後に第1の波長を有するレーザ光(3,23)によって封止樹脂(17)を照射するとともに、第1の波長と第2の波長とは同一であること、又は、第2の波長は第1の波長よりも短いことを特徴とする。
また、本発明に係る切断方法は、上述の切断方法において、第2の波長を有するレーザ光(4,28)は第1の波長を有するレーザ光(3,23)の高次高調波からなることを特徴とする。
また、本発明に係る切断方法は、上述の切断方法において、固定手段(18)を高い周波数によって微小振動させる工程を備えることを特徴とする。
本発明によれば、異種材料からなる部材(13)にレーザ光(9)を照射することにより部材(13)を切断する切断装置に、部材(13)に含まれる材料を各々切断する目的に適した1又は複数の波長を有するレーザ光(3,4,23,28)を発生させるレーザ光発生手段(5,29)と、部材(13)に対して1又は複数の波長を有するレーザ光(3,4,23,28)を照射する照射手段(12)とを備える。そして、照射手段(12)と部材(13)とが相対的に移動しながら、1又は複数の波長を有するレーザ光(3,4,23,28)のうち材料に適した波長を有するレーザ光がその部材(13)に照射されることにより、部材(13)が切断される。したがって、それぞれの材料に適した波長を有するレーザ光が部材(13)に照射されるので、被切断部において、溶融した物質からなる付着物、すなわち、ドロスに起因するばりの発生が防止される。また、回転刃等のツールを使用しない切断が可能になるので、ツールの短寿命化という問題が解消されるとともに、切断の効率化が可能になる。また、冷却水を使用せず、回転刃のような廃棄物を生じないので、環境に与える負荷が低減される。また、レーザ光(3,4,23,28)を適当に照射することにより、ツールを使用する場合とは異なり、部材(13)が曲線状に切断されること、又はこれにミシン目状等に貫通孔が形成されることが可能になる。
また、本発明によれば、基板(14)と、基板(14)に設けられている複数の領域(15)に各々装着されたチップ状素子(16)と、チップ状素子(16)を一括して樹脂封止する封止樹脂(17)とを有する部材(13)に、レーザ光(9)が照射される。この場合において、封止樹脂(17)を切断する目的に適した第1の波長を有するレーザ光(3,23)によって封止樹脂(17)が照射され、基板(14)を切断する目的に適した第2の波長を有するレーザ光(4,28)によって基板(14)が照射される。これにより、基板(14)と封止樹脂(17)とが、それらを切断する目的にそれぞれ適した波長を有するレーザ光(9)によって照射される。したがって、上述の場合と同様に、部材(13)が切断される際に、被切断部において、ドロスに起因するばりの発生が防止される。また、回転刃等のツールを使用しない切断が可能になるので、ツールの短寿命化という問題が解消されるとともに、切断の効率化が可能になる。また、冷却水を使用せず、回転刃のような廃棄物を生じないので、環境に与える負荷が低減される。また、ツールを使用する場合とは異なり、基板(14)及び封止樹脂(17)が曲線状に切断されること、又はこれらにミシン目状等に貫通孔が形成されることが可能になる。
また、本発明によれば、第2の波長を有するレーザ光(4,28)は第1の波長を有するレーザ光(3,23)の高次高調波からなる。したがって、切断装置に必要な発振器としては、第1の波長を有するレーザ光(3,23)を発生させるための1個の発振器(22)を準備するだけで足りるので、切断装置の簡素化が可能になる。
また、本発明によれば、振動手段(19)を使用することにより、切断対象である部材(13)が固定された固定手段(18)が、高い周波数によって微小振動する。これにより、レーザ光(9)が照射された部分において、部材(13)が溶融して生成された物質が除去されやすくなる。したがって、被切断部において溶融した物質からなる付着物、すなわち、ドロスの発生が防止される。
異種材料からなる部材(13)にレーザ光(9)を照射することによって部材(13)を切断する切断装置に、部材(13)に含まれる材料を各々切断する目的に適した1又は複数の波長を有するレーザ光(3,4,23,28)を発生させるレーザ光発生手段(5,29)と、部材(13)に対して1又は複数の波長を有するレーザ光(3,4,23,28)を照射する照射手段(12)と、部材(13)が固定される固定手段(18)と、部材(13)と照射手段(12)とを相対的に移動させる移動手段(20)とを備える。そして、部材(13)は、基板(14)と、基板(14)に設けられている複数の領域(15)に各々装着されたチップ状素子(16)と、チップ状素子(16)を一括して樹脂封止する封止樹脂(17)とを有しており、その部材(13)は照射手段(12)と基板(14)とが対向するようにして固定されている。また、基板(14)を切断する目的に適した第2の波長を有するレーザ光(4,28)によって基板(14)を照射した後に、封止樹脂(17)を切断する目的に適した第1の波長を有するレーザ光(3,23)によって封止樹脂(17)を照射する。また、第2の波長を有するレーザ光(4,28)は第1の波長を有するレーザ光(3,23)の第2高調波から構成されている。
本発明に係る切断装置及び切断方法の実施例1を、図1を参照して説明する。図1は、本実施例に係る切断装置の概略を示す正面図である。以下に示されるいずれの図についても、わかりやすくするために適宜誇張して描かれている。また、以下の説明では、切断対象として、Cu製のリードフレームからなる基板と、その基板に設けられている複数の領域に各々装着されたLSI等のチップと、それらのチップを一括して樹脂封止する封止樹脂とを有する成形体を例に挙げて説明する。
図1に示されているように、本実施例に係る切断装置には、第1の発振器1と第2の発振器2とが設けられている。第1の発振器1は、1.064μmの波長を有するYAGレーザ光のレーザ光基本波3を発生させる、パルスYAGレーザ発振器である。第2の発振器2は、0.532μmの波長を有するYAGレーザ光のレーザ光第2高調波4を発生させる、QスイッチYAGレーザ発振器である。第1の発振器1と第2の発振器2とは、併せてレーザ光発生手段5を構成する。ベンディングミラー6は、第1の発振器1により発振されたレーザ光基本波3を図の下方に反射させるミラーである。ダイクロイックミラー7は、ベンディングミラー6によって反射されたレーザ光基本波3を図の下方に透過させるとともに、第2の発振器2によって発振されたレーザ光第2高調波4を図の下方に反射させるミラーである。ここで、レーザ光基本波3とレーザ光第2高調波4とについては、必要に応じて、いずれか一方を発振させることができ、また、双方を同時に発振させることもできる。集光レンズ8は、図の上方からレーザ光基本波3又はレーザ光第2高調波4のうちの一方が照射された場合にはそのレーザ光を集光し、双方が照射された場合にはそれらのレーザ光を集光して、集光されたレーザ光9を図の下方に照射するレンズである。アシストガスノズルと呼ばれるノズル10は、その内部にアシストガス11が供給され、図の下方に向かってノズル10の先端からアシストガス11が噴射されるとともにレーザ光9が照射されるノズルである。アシストガス11は、例えば、高圧の酸素ガス、窒素ガス、アルゴンガス、高圧空気等からなり、配管によってノズル10に供給される気体である。ベンディングミラー6とダイクロイックミラー7と集光レンズ8とノズル10とは、併せて照射手段12を構成する。
また、図1に示されているように、成形体13は、Cu製のリードフレームからなる基板14と、その基板14における複数の領域15に各々装着されたLSI等のチップ16と、それらのチップ16を一括して樹脂封止するエポキシ樹脂等からなる封止樹脂17とを有する。言い換えれば、成形体13は、異種材料から構成される切断対象物である。この成形体13は、照射手段12と基板14とが対向するようにして、固定手段である吸着台18に吸着され固定されている。超音波振動テーブル19は、振動機構(図示なし)を有し、吸着台18を振動させる振動手段である。この振動機構は、必要に応じて、高い周波数によって超音波振動テーブル19を、ひいては吸着台18を微小振動させる。この場合の周波数は超音波領域であることが好ましく、振動方向はZ方向(垂直方向)であることが好ましい。ステージ20は、駆動機構(図示なし)を使用して、吸着台18と超音波振動テーブル19とを一体として、図のX方向とY方向(図の手前−奥の方向)とZ方向とに移動させる移動手段である。ダイシングライン21は、成形体13における各領域15の境界に設けられた、仮想的な切断線である。また、図示されていないが、切断対象物である成形体13におけるレーザ光9が照射される部分の近傍に、吸引口を設けておくことが好ましい。
本実施例に係る切断装置について、図1を参照してその動作を説明する。まず、照射手段12と基板14とが対向するようにして、切断対象物である成形体13を、吸着により吸着台18に固定する。その後に、ステージ20をX−Y方向に移動させて、ダイシングライン21とノズル10とを位置合わせする。すなわち、ノズル10の真下にダイシングライン21が位置するようにして、位置合わせする。更に、照射されるレーザ光9が成形体13における切断対象になる部分に対して焦点が合う位置まで、ステージ20をZ方向に移動させて、位置合わせする。
次に、ノズル10にアシストガス11を供給した状態で、ステージ20によって成形体13をX方向又はY方向に移動させながら、第2の発振器2によってYAGレーザ光のレーザ光第2高調波4を発生させる。このことにより、レーザ光第2高調波4は、ダイクロイックミラー7によって反射され、集光レンズ8によって集光されて、成形体13に照射される。したがって、基板14の底面(図では上面)に対して、ノズル10の先端からアシストガス11を噴射するとともに、集光され0.532μmの波長を有するレーザ光第2高調波4からなるレーザ光9を照射することになる。ここで、0.532μmの波長を有するレーザ光第2高調波4は、Cuに対する吸収性が優れているので、Cu製のリードフレームからなる基板14を切断する目的に適している。ここまでの動作により、成形体13のうち基板14は、ダイシングライン21において、X方向又はY方向に沿って切断される。この場合において、超音波振動テーブル19を使用して、超音波領域の振動数によってZ方向に吸着台18と成形体13とを一体的に振動させることが好ましい。この高速な微小振動によって、基板14が切断される際に発生する溶融物が図の上方向に除去されるので、溶融した物質が他の部分に付着して形成された付着物、すなわち、スパッタの発生が防止される。また、吸引口(図示なし)を設けた場合には、溶融物が吸引されて容易に除去されるので、スパッタの発生がいっそう効果的に防止される。
次に、引き続き、ノズル10にアシストガス11を供給する。その状態で、ステージ20によって成形体13を、既に基板14が切断されているダイシングライン21に沿って移動させながら、第1の発振器1によってYAGレーザ光のレーザ光基本波3を発生させる。このことにより、レーザ光基本波3は、ベンディングミラー6によって反射され、ダイクロイックミラー7を透過し、集光レンズ8によって集光されて、成形体13に照射される。したがって、封止樹脂17の底面(図では上面)に対して、ノズル10の先端からアシストガス11を噴射するとともに、集光され1.064μmの波長を有するレーザ光基本波3からなるレーザ光9を照射する。ここで、1.064μmの波長を有するレーザ光基本波3は、0.532μmの波長を有するレーザ光第2高調波4に比較して、Cuに対する吸収性では劣っているが、高出力が得られる点では優れている。したがって、レーザ光基本波3は、例えば、エポキシ樹脂等の材料からなる封止樹脂17を切断する目的に適している。ここまでの動作により、成形体13のうち封止樹脂17は、ダイシングライン21において、X方向又はY方向に沿って切断される。この場合においても、ドロスを防止するために、超音波振動テーブル19を使用して超音波領域の振動数によってZ方向に吸着台18と成形体13とを一体的に振動させるとともに、吸引口(図示なし)を設けておくことが好ましい。更に、吸引口を設けることによって、スパッタの発生を防止することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、Cuに対する吸収性が優れ0.532μmの波長を有するレーザ光第2高調波4を使用して基板14を切断した後に、高出力が得られ1.064μmの波長を有するレーザ光基本波3を使用して封止樹脂17を切断する。したがって、回転刃等のツールや冷却水を使用することなく、ばりの発生が防止されるとともに、切断のツールレス化と効率化とが可能になる。また、成形体13に印加された高速な微小振動と、吸引口とにより、成形体13が切断される際にドロスとスパッタとの発生が防止される。また、冷却水を使用せず、回転刃のような廃棄物を生じないので、環境に与える負荷が低減される。
なお、本実施例では、照射手段12は、レーザ光第2高調波4とレーザ光基本波3という順序で、成形体13を照射することとした。これに限らず、切断対象物を構成する各異種材料の特性によっては、照射手段12は、照射する順序を逆にしてもよく、又は、レーザ光基本波3又はレーザ光第2高調波4のうちの一方のみを照射して、その切断対象物を切断してもよい。また、各異種材料の特性によっては、レーザ光基本波3及びレーザ光第2高調波4の双方を同時に照射して、その切断対象物を切断することもできる。
本発明に係る切断装置について、その実施例2を、図2を参照して説明する。図2は、本実施例に係る切断装置の概略を示す正面図である。ここで、実施例1と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。本実施例は、1個の発振器によって発生させたレーザ光から高調波発生装置を使用してレーザ光第2高調波を生成して、それらのレーザ光を使用して部材を切断する実施例である。図2に示されているように、本実施例に係る切断装置には、発振器22が設けられている。この発振器22は、1.064μmの波長を有するYAGレーザ光のレーザ光基本波23を発生させるQスイッチYAGレーザ発振器から構成されている。ビームスプリッター24は、入射したレーザ光基本波23を透過光25と反射光26とに分割するハーフミラーである。高調波発生装置27は、非線形光学結晶から構成されており、受け取ったレーザ光、すなわち、反射光26としてのレーザ光基本波23に基づいて、そのレーザ光第2高調波28を発生させる、高次高調波発生手段である。そして、レーザ光基本波23とこれから発生させたレーザ光第2高調波28とのうち使用しない一方のレーザ光を反射して遮断する、シャッターSが設けられている。また、反射されたレーザ光を吸収するダンパ(図示なし)が、シャッターSと対になって設けられている。上述した構成要素のうち、発振器22と、ビームスプリッター24と、高調波発生装置27とは、併せてレーザ光発生手段29を構成する。
本実施例に係る切断装置について、図2を参照してその動作を説明する。本実施例においては、発振器22として、常時点灯している光源とQスイッチ素子とによってパルス発振させてレーザ光を発生させる、QスイッチYAGレーザ発振器を使用する。まず、ビームスプリッター24を使用して、レーザ光基本波23を透過光25と反射光26とに分割する。次に、高調波発生装置27を使用して、分割されたレーザ光基本波23のうち反射光26に基づいて、そのレーザ光第2高調波28を発生させる。次に、ベンディングミラー6を使用して透過光25としてのレーザ光基本波23を反射させ、又は、ダイクロイックミラー7を使用してレーザ光第2高調波28を反射させる。この場合において、透過光25の光路と反射光26から発生させたレーザ光第2高調波28の光路とをシャッターSを使用して適当に開閉することによって、1.064μmの波長を有するレーザ光基本波23、又は、0.532μmの波長を有するレーザ光第2高調波28を、成形体13に照射する。図2の場合には、レーザ光第2高調波28を照射してCuからなる基板14を切断した後に、レーザ光基本波23を照射して封止樹脂17を切断する。本実施例においては、レーザ光を照射する順序、1種類のレーザ光のみを使用してもよいこと、2種類のレーザ光を同時に照射してもよいこと、成形体13の保持、ダイシングライン21とノズル10との位置合わせ、成形体13における切断対象になる部分に対するZ方向の位置合わせ、ステージ20の移動、アシストガス11の供給、超音波振動、吸引については、実施例1と同様である。
以上説明したように、本実施例によれば、Cuに対する吸収性が優れ0.532μmの波長を有するレーザ光第2高調波28を使用して基板14を切断し、その後に、高出力が得られ1.064μmの波長を有するレーザ光基本波23を使用して封止樹脂17を切断する。したがって、実施例1と同様の効果が得られる。更に、高調波発生装置27を使用することにより、1個の発振器22を使用して、レーザ光基本波23とレーザ光第2高調波28とを発生させる。したがって、切断装置に必要な発振器としては1個の発振器22を準備するだけで足りるので、切断装置の簡素化が可能になる。
本実施例に係る切断装置の変形例について、図3を参照して説明する。図3は、図2に示された切断装置の変形例の概略を示す正面図である。図3に示されているように、本変形例においては、非線形光学結晶から構成される高調波発生装置30が設けられている。高調波発生装置30は、受け取ったレーザ光、すなわち、反射光26としてのレーザ光基本波23に基づいて、レーザ光第2高調波28と、レーザ光第3高調波31と、レーザ光第4高調波32とをそれぞれ発生させる。また、レーザ光第3高調波31を図の下方に反射させるダイクロイックミラー33と、レーザ光第4高調波32を図の下方に反射させるダイクロイックミラー34とが、それぞれ設けられている。これらのダイクロイックミラー33,34は、いずれも図の上方から照射されるレーザ光を図の下方に透過させる。そして、発振器22と、ビームスプリッター24と、高調波発生装置30とは、併せてレーザ光発生手段35を構成する。また、ベンディングミラー6とダイクロイックミラー7,33,34と集光レンズ8とノズル10とは、併せて照射手段36を構成する。なお、図2に示されたシャッターSと、シャッターSにより反射されたレーザ光を吸収するダンパとについては、いずれも図示を省略している。
本変形例によれば、透過光25としてのレーザ光基本波23と、レーザ光第2高調波28と、レーザ光第3高調波31と、レーザ光第4高調波32とからなる4種類のレーザ光のうちいずれかを、成形体13に照射することができる。また、4種類のレーザ光の一部又は全部を、成形体13に照射することもできる。また、高次高調波、すなわち、レーザ光第2高調波28と、レーザ光第3高調波31と、レーザ光第4高調波32とのうち、一部又は全部を、成形体13に照射してもよい。これらにより、成形体13,すなわち、切断対象物の特性に応じて、最適なレーザ光を使用して切断することが可能になる。したがって、部材が切断される際に、被切断部においてドロスに起因するばりの発生がいっそう効果的に防止される。また、本変形例によれば、高調波発生装置30の構成によっては、更に高次の高調波を発生させて使用することも可能である。
なお、上述の各実施例においては、レーザとして、パルスYAGレーザとQスイッチYAGレーザとの2種類を使用し、又は、QスイッチYAGレーザの1種類を使用した。これに限らず、YVOレーザ、半導体レーザ等を使用することもできる。更に、これらのレーザとCOレーザとを組み合わせて、又は、COレーザを単独で使用することも可能である。これらの場合においても、レーザ光基本波とこれから発生させた高次高調波とを組み合わせて使用することができる。
また、レーザ光9を照射する際に、切断対象物の特性に応じて、ステージ20を連続的に移動させてもよく、ステップ的に移動させてもよい。更に、レーザ光9によって照射される領域が部分的に重なるようにして、ステージ20をステップ的に移動させてもよい。この場合には、その重なり具合、すなわち、いわゆるビームオーバーラップ率を、切断対象物の特性に応じた最適な値にすることが好ましい。
また、切断対象物を構成する各異種材料の特性によっては、超音波振動テーブル19を省略することができる。また、同様に、吸引口を省略することができる。
また、照射手段12と基板14とが対向するようにして、切断対象物である成形体13を固定した。そして、レーザ光第2高調波4,28により基板14を照射して切断した後に、レーザ光基本波3,23により封止樹脂17を照射して切断した。これに限らず、照射手段12と封止樹脂17とが対向するようにして成形体13を固定し、レーザ光基本波3,23とレーザ光第2高調波4,28との順により、成形体13を照射して切断することもできる。また、切断対象物の構成によっては、1種類のレーザ光のみを使用してもよい。
また、基板とチップ状素子と封止樹脂とを有する成形体に対して本発明を適用する場合について説明した。これに限らず、成形体以外に対して本発明を適用することができる。例えば、複数の異種材料からなる部材を廃棄する際に、その部材を切断し、それぞれの異種材料に分別して廃棄する必要がある場合に、本発明を適用することができる。
また、垂直方向に異種材料が積層された成形体に対して本発明を適用する場合について説明した。これに限らず、水平方向に組み合わされた異種材料からなる部材に対して本発明を適用することができる。
また、本発明は、上述の各実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、必要に応じて、任意にかつ適宜に組み合わせ、変更し、又は選択して採用できるものである。
本発明の実施例1に係る切断装置の概略を示す正面図である。 本発明の実施例2に係る切断装置の概略を示す正面図である。 図2に示された切断装置の変形例の概略を示す正面図である。
符号の説明
1 第1の発振器
2 第2の発振器
3,23 レーザ光基本波(第1の波長を有するレーザ光,第2の波長を有するレーザ光)
4,28 レーザ光第2高調波(第1の波長を有するレーザ光,第2の波長を有するレーザ光)
5,29,35 レーザ光発生手段
6 ベンディングミラー
7,33,34 ダイクロイックミラー
8 集光レンズ
9 レーザ光
10 ノズル
11 アシストガス
12,36 照射手段
13 成形体(部材)
14 基板
15 領域
16 チップ(チップ状素子)
17 封止樹脂
18 吸着台(固定手段)
19 超音波振動テーブル(振動手段)
20 ステージ(移動手段)
21 ダイシングライン
22 発振器
23 レーザ光基本波
24 ビームスプリッター
25 透過光
26 反射光
27,30 高調波発生装置
31 レーザ光第3高調波(第1の波長を有するレーザ光,第2の波長を有するレーザ光)
32 レーザ光第4高調波(第1の波長を有するレーザ光,第2の波長を有するレーザ光)
S シャッター

Claims (8)

  1. 異種材料からなる部材にレーザ光を照射することにより前記部材を切断する切断装置であって、
    前記部材に含まれる材料を各々切断する目的に適した1又は複数の波長を有するレーザ光を発生させるレーザ光発生手段と、
    前記部材に対して前記1又は複数の波長を有するレーザ光を照射する照射手段と、
    前記部材が固定される固定手段と、
    前記部材と前記照射手段とを相対的に移動させる移動手段とを備えることを特徴とする切断装置。
  2. 請求項1に記載された切断装置において、
    前記部材は、基板と、該基板に設けられている複数の領域に各々装着されたチップ状素子と、該チップ状素子を一括して樹脂封止する封止樹脂とを有しており、
    前記部材は前記照射手段と前記基板とが対向するようにして固定されており、
    前記1又は複数の波長を有するレーザ光のうち前記封止樹脂を切断する目的に適した第1の波長を有するレーザ光によって前記封止樹脂が照射され、
    前記1又は複数の波長を有するレーザ光のうち前記基板を切断する目的に適した第2の波長を有するレーザ光によって前記基板が照射されるとともに、
    前記第1の波長と前記第2の波長とは同一であること、又は、前記第2の波長は前記第1の波長よりも短いことを特徴とする切断装置。
  3. 請求項2に記載された切断装置において、
    前記第2の波長を有するレーザ光は前記第1の波長を有するレーザ光の高次高調波からなることを特徴とする切断装置。
  4. 請求項1−3のいずれかに記載された切断装置において、
    前記固定手段を高い周波数によって微小振動させる振動手段を備えることを特徴とする切断装置。
  5. 異種材料からなる部材に対して照射手段を使用してレーザ光を照射することにより前記部材を切断する切断方法であって、
    前記部材を固定する工程と、
    前記部材と前記照射手段とを相対的に移動させる工程と、
    前記部材に含まれる材料を各々切断する目的に適した1又は複数の波長を有するレーザ光を前記部材に照射して該部材を切断する工程とを備えることを特徴とする切断方法。
  6. 請求項5に記載された切断方法において、
    前記部材は、基板と、該基板に設けられている複数の領域に各々装着されたチップ状素子と、該チップ状素子を一括して樹脂封止する封止樹脂とを有しており、
    前記固定する工程では、前記照射手段と前記基板とが対向するようにして前記部材を固定し、
    前記切断する工程では、前記1又は複数の波長を有するレーザ光のうち前記封止樹脂を切断する目的に適した第1の波長を有するレーザ光と前記基板を切断する目的に適した第2の波長を有するレーザ光とを使用して、前記第2の波長を有するレーザ光によって前記基板を照射した後に前記第1の波長を有するレーザ光によって前記封止樹脂を照射するとともに、
    前記第1の波長と前記第2の波長とは同一であること、又は、前記第2の波長は前記第1の波長よりも短いことを特徴とする切断方法。
  7. 請求項6に記載された切断方法において、
    前記第2の波長を有するレーザ光は前記第1の波長を有するレーザ光の高次高調波からなることを特徴とする切断方法。
  8. 請求項5−7のいずれかに記載された切断方法において、
    前記固定手段を高い周波数によって微小振動させる工程を備えることを特徴とする切断方法。
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