JP2005238075A - セメント系化粧板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】セメント系基板の表面に仕上げ用透明性塗料を塗布して、その基板表面色を表面に現出させる場合において、セメント系基板20の表面に存在する巣穴のような複雑な凹部28を、その透明性を損なうことなく良好に充填し、密着性、防水性、耐エフロレッセンス性等を改善する。
【解決手段】オートクレーブ養生後のセメント系基板20の表面に、硬化後の硬化体38aが透明性を有する樹脂液中に、硬化体38aの樹脂の透明性を維持する微細粒子38bが混合された下塗り透明性塗料を、またその上に仕上げ用透明性塗料をそれぞれ塗布する。
【選択図】図8

Description

本発明は、外壁材等に用いるのに好適なセメント系化粧板の製造方法に関し、特にセメント系基板の基板色を表面に現出させるのを損なうことなく、表面の防水性等を向上させる技術分野に関する。
従来から、セメント系化粧板は、住宅等建築物の主に外壁材等として使用されており、セメント類を主原料とする原料を、湿式抄造法や半乾式成形法によりマット状に成形するとともに、このマット状の成形物をエンボス型板で加圧成形して石材柄、陶磁器タイル柄、レンガ柄、塗り壁柄等の模様が転刻されたセメント系基板に形成した後、このセメント系基板の表面に、その基板色を完全に隠蔽するように着色エナメル塗料等の隠蔽性着色塗料を塗布することで、製造されている。
しかしながら、この種セメント系化粧板は、上記隠蔽性着色塗料に着色顔料や艶消し顔料等の顔料類を多く含んでいるため、施工後の経年変化によって、上記隠蔽性着色塗料の塗料層に剥離や変退色等の劣化を生じ易く、その表面外観を著しく損なうことがあった。
また、このような隠蔽性着色塗料を塗布した上記化粧板では、均一でのっぺりとした塗装仕上げ外観となるので、石材や陶磁器、レンガ等の持つ自然な風合いや素材感のある外観に形成することは困難であった。
このため、例えば特許文献1に示すように、セメント系化粧板の基板自体に着色顔料を混入して着色し、その表面に透明性樹脂塗料を塗布することにより、着色基板色を表面に現出させる方法が提案されている。
上記提案の方法によると、仕上げ用の透明性樹脂塗料には、基板色を隠蔽するような多くの顔料類を含有させる必要がないため、形成される塗料層は樹脂リッチとなって、その耐久性に優れており、塗料層に剥離や変退色等の劣化が生じ難いという利点がある。
また、仮に表面の仕上げ用透明性樹脂塗料層に部分的な損傷を生じたとしても、その損傷を基板は受けないため、この損傷部を仕上げ用透明性樹脂塗料で簡単に補修することができ、このことから、上記従来の着色隠蔽性塗料を用いたセメント系化粧板のように、化粧板ごと張り替える必要はなく、その良好な着色外観を長期に亘り維持することができる。
特開昭56―162606号公報
しかしながら、通常、上記セメント系基板は、その表面に巣穴のような複雑で細かな凹部を有しており、このような凹部が、基板の仕上げ用透明性塗料層との密着性や防水性を低下させ、或いは施工後におけるエフロレッセンス発生の原因になることがある。そして、このような問題点は、上記従来の着色エナメル塗料のような顔料類を多く含む隠蔽性塗料を塗布した場合には、隠蔽されて顕在化することがなかった。
本発明は斯かる問題点に鑑みなされたもので、その目的は、セメント系基板の表面に仕上げ用透明性塗料を塗布して、その基板表面色を表面に現出させるセメント系化粧板の製造方法において、セメント系基板の表面に存在する巣穴のような複雑な凹部を、その透明性を損なうことなく良好に充填して、基板の透明性塗料層との密着性、防水性、耐エフロレッセンス性等を改善できるようにすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、セメント系基板表面に仕上げ用透明性塗料に先立って下塗り透明性塗料を塗布し、その下塗り透明性塗料に混合した微細粒子により基板表面の複雑な凹部を充填するようにした。
具体的には、請求項1の発明のセメント系化粧板の製造方法では、オートクレーブ養生後のセメント系基板の表面に、硬化後の硬化体が透明性を有する樹脂液中に、その硬化体の樹脂の透明性を維持する微細粒子が混合されている下塗り透明性塗料を塗布し、その下塗り透明性塗料層の上に仕上げ用透明性塗料を塗布することを特徴とする。
上記の構成によると、セメント系基板の表面に順に塗布される下塗り塗料及び仕上げ用塗料が共に透明性のものであるので、そのセメント系基板の基板色を表面に現出させることができ、従来の着色エナメル塗料に較べ、自然観や素材感に優れたセメント系化粧板に形成することができる。
そして、上記下塗り透明性塗料中には、硬化後の樹脂からなる硬化体の透明性を維持する微細粒子が混合されているので、オートクレーブ養生後のセメント系基板の表面に存在する巣のような凹部内に、この微細粒子を、透明性塗料の透明性を損なうことなく十分に充填することができる。これにより、塗膜の密着性や防水性、或いは施工後における耐エフロレッセンス性を向上させ、耐久性と装飾性に優れたセメント系化粧板が得られる。
請求項2の発明では、上記微細粒子の粒径は1μm〜10μmとする。このように、微細粒子の粒径を1μm〜10μmの範囲にすると、下塗り透明性塗料を塗布して間もなくの塗料層内において、下塗り透明性塗料中の樹脂液が上記セメント系基板の巣穴のような凹部内に流れ込む際に、上記粒径の微細粒子がその流れに良好に乗って凹部内に入り込むようになり、その凹部を良好に充填することができる。微細粒子の粒径は、1μm未満であると、細かくなり過ぎて、微細粒子が巣穴のような凹部内からさらに基材中へも浸透し、該凹部への充填効果が乏しくなる一方、10μmを越えると、塗料の凹部方向への流動に乗ることができず、凹部に集中的に充填し難くなるので、1μm〜10μmの範囲にするのがよい。
請求項3の発明では、上記微細粒子は球形又は略球形のものとする。こうして、微細粒子が球形状又は略球形状であって表面に角部がない形状とすれば、上記下塗り透明性塗料の塗料層内において、樹脂液の流れに乗る微細粒子が基板表面に引っ掛かって流れを妨げることはなく、上記凹部内に微細粒子を良好に入り込ませることができ、その充填効果をさらに有効に高めることができる。
請求項4の発明では、上記微細粒子が樹脂製粒子であることとする。こうして微細粒子として樹脂製粒子を用いた場合には、微細粒子と樹脂液との比重差を0.3以内と小さくすることができるので、上記下塗り透明性塗料の塗布後間もない塗料層内において、流動中に微細粒子が沈降したり浮き上がったりすることがなく、凹部を良好に充填することができる。すなわち、微細粒子と樹脂液との比重差が0.3を越えると、微細粒子の沈降や浮き上りが生じ易くなる。
請求項5の発明では、上記微細粒子は下塗り透明性塗料中に1重量%〜30重量%の割合で混合されていることを特徴とする。このことで、下塗り透明性塗料と基板との密着や微細粒子相互の結合及び基板強化の作用を損なうことなく、凹部内に必要量の微細粒子を十分に充填させることができる。すなわち、微細粒子の下塗り透明性塗料中への混合比率が1重量%未満であると、微細粒子の充填効果が不十分となる一方、30重量%を越えると、塗料中に占める樹脂の量が少なくなって微細粒子に対するバインダー効果が低くなりすぎ、塗膜が脆弱となったり基材との密着不良が生じたりする。
請求項6の発明では、上記樹脂液は、ポリイソシアネート化合物からなる第1液と、アクリル系樹脂液からなる第2液とからなる2液性のものとし、上記微細粒子は、上記第2液に混合する。このことで、塗料の取り扱い性が良くなるとともに、セメント系基板の表面を強靭にして強化することができる。
請求項7の発明では、上記オートクレーブ養生前のセメント系基板の表面に、該基板への浸透性のある透明性樹脂シーラーを塗布することを特徴とする。このことで、オートクレーブ処理時に生じ易いエフロレッセンスを良好に防止することができる。また、上記オートクレーブ養生後に塗布する下塗り透明性塗料の効果と相俟って、セメント系基板の表面を一層良好に強化することができる。
請求項8の発明では、上記セメント系基板の少なくとも表面層を着色表面層に形成する。このことで、下塗り透明性塗料層及び仕上げ用透明性樹脂塗料層を介して、所望の色に着色された着色表面層が表面に現出した装飾性の良いセメント系化粧板に形成することができる。
請求項9の発明では、上記着色表面層に、該着色表面層とは異色の装飾用粉粒状物を散布する。このことで、着色表面層と、それとは異色の装飾用粉粒状物とが相俟って、石材柄、陶磁器タイル柄、レンガ柄等の自然感や素材感により一層優れたセメント系化粧板に形成することができる。
以上説明したように、請求項1の発明のセメント系化粧板の製造方法によると、オートクレーブ養生後のセメント系基板の表面に、硬化後の硬化体が透明性を有する樹脂液中に、その硬化体の樹脂の透明性を維持する微細粒子が混合された下塗り透明性塗料を、またその上に仕上げ用透明性塗料をそれぞれ塗布することにより、セメント系基板の基板色を表面に現出して、自然観や素材感に優れた化粧板に形成することができるるとともに、下塗り透明性塗料中に混合されている、硬化後の樹脂の透明性を損なわない微細粒子を、オートクレーブ養生後のセメント系基板の表面に存在する巣のような凹部内に透明性を損なうことなく十分に充填させて、塗膜の密着性や防水性或いは施工後における耐エフロレッセンス性を向上させることができ、よって耐久性及び装飾性に優れたセメント系化粧板を製造することができる。
請求項2の発明によると、微細粒子を粒径が1μm〜10μmの範囲のものとしたことにより、下塗り透明性塗料を塗布して間もなくの塗料層内で、下塗り透明性塗料中の樹脂液がセメント系基板の巣穴のような凹部内に流れ込む際の流れに微細粒子を良好に乗せて凹部内に入り込ませることができ、微細粒子による凹部の充填効果を良好に得ることができる。
請求項3の発明によると、微細粒子を球形状又は略球形状の角部のない形状としたことにより、上記樹脂液の流れに乗る微細粒子が基板表面に引っ掛かって流れを妨げるのを防止して、微細粒子の凹部内への充填効果をさらに高めることができる。
請求項4の発明によると、微細粒子として樹脂製粒子を用いるので、微細粒子と樹脂液との比重差を0.3以内と小さくしたことにより、上記樹脂液内での流動中に微細粒子が沈降したり浮き上がったりするのを防いで、微細粒子による凹部の充填効果をさらに高めることができる。
請求項5の発明によると、微細粒子を下塗り透明性塗料中に1重量%〜30重量%の割合で混合したことにより、下塗り透明性塗料と基板との密着や微細粒子相互の結合及び基板強化の作用を損なうことなく、凹部内に必要量の微細粒子を十分に充填させることができる。
請求項6の発明によると、樹脂液として、ポリイソシアネート化合物からなる第1液と、アクリル系樹脂液からなる第2液とからなる2液性のものを用い、そのうちの第2液に微細粒子を混合したことにより、取り扱い性の向上及びセメント系基板の表面を強化を図ることができる。
請求項7の発明によると、オートクレーブ養生前のセメント系基板の表面に、浸透性のある透明性樹脂シーラーを塗布したことにより、オートクレーブ処理時に生じ易いエフロレッセンスを良好に防止できるとともに、オートクレーブ養生後に塗布する下塗り透明性塗料の効果と相俟って、セメント系基板の表面を一層良好に強化することができる。
請求項8の発明によると、セメント系基板の少なくとも表面層を着色表面層に形成したことにより、下塗り透明性塗料層及び仕上げ用透明性樹脂塗料層を介して、所望の色に着色された着色表面層が表面に現出した装飾性の良いセメント系化粧板に形成することができる。
請求項9の発明によると、上記着色表面層にそれとは異色の装飾用粉粒状物を散布したことにより、着色表面層と装飾用粉粒状物との相乗効果により石材柄、陶磁器タイル柄、レンガ柄等の自然感、素材感に優れたセメント系化粧板に形成することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
図1〜図7は、本発明の実施形態において半乾式成形法によって成形される3層構成の木質セメント板を基板とするセメント系化粧板の製造方法の工程を示し、そのうちの図1〜図5は化粧板のオートクレーブ養生前の工程を示す。
(フォーミング工程)
上記オートクレーブ養生前の工程を説明すると、まず、図1に示すように、木質セメント板製セメント系マットのフォーミングを行う。この工程では、コンベア1に支持プレート2を載置して搬送し、この移動する支持プレート2の表面上に裏面層用半乾式成形材料4、芯層用半乾式成形材料5及び表面層用半乾式成形材料6をそれぞれ順に各々のフォーミングヘッド7,8,9から落下させて堆積させ、3層構成の木質セメント板からなるセメント系マット11(図2参照)を形成する。尚、マット11の成形は湿式抄造法によって行ってもよく、またマット11の構成は単層や2層であってもよい。
上記表面層用半乾式成形材料6は、後述するセメント系基板20の着色表面層23を形成するためのもので、セメントを主原料とする原料中に着色顔料が混入され、この着色顔料は表面層23を着色するために用いられる。このような着色表面層23に形成するための半乾式成形材料6の例を挙げると、セメントを主原料とし、これに珪石粉や珪砂粉等の珪酸質材料、木質フレークや木質パルプ等の木質材料、パーライトやシラスバルーン等の無機質発泡体、無機質顔料等の着色顔料、これにセメントの硬化促進剤、エフロレッセンス防止剤、耐水化剤等を加えたもの等がある。
また、上記裏面層用半乾式成形材料4は、セメント系基板20の裏面層21を形成するもので、上記表面層用半乾式成形材料6と同一か又はそれから着色顔料を除いたものを用いるが、これには限定されない。
さらに、上記芯層用半乾式成形材料5は、セメント系基板20の芯層22を形成するもので、上記表面層用半乾式成形材料6又は裏面層用半乾式成形材料4と同じものを用いることもできるが、通常は軽量或いは安価な材料をセメントに混合して形成される。例えば、セメントを主原料とし、これに珪石粉や珪砂粉等の珪酸質材料、木質フレーク等の木質材料、パーライトやシラスバルーン等の無機質発泡体、これに、セメントの硬化促進剤、エフロレッセンス防止剤、耐水化剤等を加えたもの等がある。
(装飾用粉粒状物の散布工程)
次に、図2に示すように、このようにして得られた3層構成の木質セメント板製セメント系マット11をコンベア13上で移動させながら、その表面に装飾用粉粒状物14を散布ヘッド15から散布する。このような装飾用粉粒状物14としては珪砂、着色珪砂、雲母、石材・陶磁器タイル・レンガ等の粉砕物等を用いることができる。この装飾用粉粒状物14は、セメント系基板20の着色表面層23とは異なる色のもので、その表面にぼかし模様や細かな粒状感を与えて、その自然感や素材感をさらに高めるために用いられる。
(エンボス工程)
次に、図3に示すように、上記装飾用粉粒状物14が散布されたセメント系マット11の表面に、石肌状表面形成用凹部17aと目地溝凹部形成用凸部17bとを有するエンボス型板17を、該凹部17a及び凸部17bがマット11表面側になるように載置して加圧圧締する。
このことで、図4に示すように、上記裏面層用半乾式成形材料4からなる裏面層21と、芯層用半乾式成形材料5からなる芯層22と、表面層用半乾式成形材料6からなる着色表面層23との3層構成で、その着色表面層23の表面に上記装飾用粉粒状物14が半埋設状態に付着した石肌状表面部25と目地溝凹部26とを有する未硬化セメント系基板20Aを形成する。
(1次養生工程)
次に、図示しないが、上記支持プレート2上に形成した未硬化セメント系基板20Aを支持プレート2と共に複数組積み重ね、例えば温度約60℃の1次養生室内で約10時間保持して1次養生し、セメントの硬化を促進させて半硬化のセメント系基板20B(図5参照)に形成する。このセメント系基板20Bの表面には、細かで巣穴のような複雑な形状の多数の凹部28(図8参照)が存在する。
(シーラー塗布工程)
この後、図5に示すように、上記1次養生後の半硬化セメント系基板20Bをコンベア30上で移動させながら、その表面に、スプレーコータ31(或いはスポンジロールコータ等でもよい)により基板20Bへの浸透性のある浸透性シーラー32を塗布する。この浸透性シーラー32は、半硬化セメント系基板20B表面の防水性等を強化し、特に、次工程のオートクレーブ養生時において、セメント系基板20Bにエフロレッセンスが生じるのを防止できるので、塗布しておくのがよい。
また、浸透性シーラー32は、その硬化後に透明性を示すことが必要であり、例えばアクリル樹脂系エマルジョン、アクリルスチレン樹脂系エマルジョン等よりなるクリア塗料、或いはカラークリア塗料を用いることができる。その塗布量は、固形分換算で6〜20g/m2程度が望ましい。
このような浸透性シーラー32の塗布によって、上記半硬化状態のセメント系基板20Bの着色表面層23の表面に透明性を有するシーラー浸透層34が形成される(図8参照)。尚、ここにおいて、上記セメント系基板20Bの表面に存在する細かで巣穴のような複雑な形状の凹部28の多くは、上記シーラー浸透層34(エマルジョン浸透層)によっては充填されないまま残る。
(オートクレーブ養生工程)
その後、図示しないが、上記シーラー浸透層34を形成した半硬化状態のセメント系基板20Bを複数枚に段積みしてオートクレーブ養生する。このオートクレーブ養生は、例えば最高到達温度が180℃未満の加熱蒸気雰囲気下で約10時間程度の条件で行う。斯かるオートクレーブ養生によって半硬化セメント系基板20Bは十分に硬化し、硬化セメント系基板20となる。
(下塗り透明性塗料の塗布工程)
次に、図6に示すように、上記オートクレーブ養生後のセメント系基板20をコンベア37上で移動させながら、その表面に、スポンジロールコータ36により下塗り透明性塗料を塗布することで、該下塗り透明性塗料からなる下塗り透明性塗料層38(図8参照)を形成する。この下塗り透明性塗料は、本発明の特徴とするものであり、硬化後に透明性を有する硬化体38aとなる樹脂液中に、その硬化体38aの樹脂の透明性を維持する(透明性を損なわない)微細粒子38b(図8参照)が混合されているものである。そして、この下塗り透明性塗料によりセメント系基板20の着色表面層23表面を覆うとともに、この表面に存在する巣穴のような細かな凹部28を上記微細粒子38bによって充填する。
上記下塗り透明性塗料はクリア塗料又はカラークリア塗料からなる。この下塗り透明性塗料に用いる樹脂液は、硬化後に透明性を示し、セメント系基板20の着色表面層23の表面を強靭にし、防水性を高めるものであればよく、その樹脂の種類は限定されない。
特に、下塗り透明性塗料を、ヘキサメチレンジイソシアネート系等のポリイソシアネート化合物からなる第1液と、アクリル系樹脂液からなる第2液との混合樹脂液とすれば、基板20の強化効果に優れているので好ましい。
そして、その場合、上記微細粒子38bはアクリル系樹脂液(第2液)の方に加えておくのが、塗装作業上好ましい。また、第2液のアクリル系樹脂液は、分子量が7万以上でガラス転移点が100℃程度の、浸透性のない主樹脂と、この主樹脂よりも分子量及びガラス転移点が共に小さく、浸透性を有する副樹脂とからなるものとすると、主樹脂による塗膜の形成と、副樹脂による基板20への浸透という異なる作用を同時に果たすことができ、基板20の表面性改善と強化、密着性向上を良好に図ることができるので好ましい。
この他に、樹脂液として、例えばラッカー型アクリル樹脂単体、湿気硬化型ウレタンプレポリマー、湿気硬化型アクリルシリコン、ラッカー型アクリルシリコン、ラッカー型フッソ樹脂単体、ポリイソシアネートとフッソ樹脂の組み合わせのもの等を用いることができる。
下塗り透明性塗料の塗布時に塗料層38内で微細粒子38bが直ぐに沈降したときには、上記セメント系基板20表面の巣穴のような細かな凹部28への均一な充填効果が得られないので好ましくない。すなわち、上記微細粒子38bとしては、樹脂液に比べて顕著に比重の高い無機質粒子よりも樹脂液に近い比重、少なくとも両者の比重差が0.3以内であるものが、上記微細粒子38bの沈降を防止する上で望ましい。
このように樹脂液との比重差が小さく、樹脂液すなわち下塗り塗料の透明性を損なわない微細粒子38bの具体例としては、メタクリル酸メチル、スチレン、i−メタクリル酸ブチル、n−メタクリル酸ブチル、ブチルアクリレート、2エチルヘキシルアクリレート、シクロヘキシルメタアクリレート等の単独モノマー或いはそれらの組み合わせから得られる樹脂製のものを用いることができる。尚、流動性は低下するが、樹脂液の粘度を高くすることにより、球形状の微粒子沈降性硫酸バリウムも用いることができる。また、これら複数種の微細粒子38b,38b同士を組み合わせて用いることもできる。
また、微細粒子38bは塗布直後の塗料層38で流動性が良いことが必要であり、その大きさは少なくとも30μm未満、好ましくは1μm〜10μmであることが、また形状は表面に角部のない球形状又は略球形状であることがそれぞれ望ましい。微細粒子38bの大きさが30μmを超えると、塗布直後の塗料層38の厚みに近くなり、流動し難く沈降した状態となるので、上記塗料層38の流動を妨げる。また、微細粒子38bが角部を有する形状であると、流動中にセメント系基板20表面に引っ掛かるので、上記塗料層38の流動を妨げ、基板20表面の巣穴のような細かな凹部28へ辿り着けず、その凹部28への充填効果が著しく低下するからである。
すなわち、この下塗り塗料を塗布したときに、まず、塗料中の樹脂液がセメント系基板20の巣穴のような複雑で細かな凹部28内に流動し、その樹脂液の流れに乗って微細粒子38bが凹部28内に流入して良好に充填されるようにしており、このような流動性を損なう微細粒子38bの大きさや形状は望ましくない。
また、塗料中に添加される微細粒子38bの添加割合は1重量%〜30重量%であることが望ましい。この添加割合が1重量%未満では、微細粒子38bによる充填効果が不十分となる一方、30重量%を超えると、塗料中に占める樹脂の量が少なくなって、微細粒子38bに対するバインダー効果が低くなりすぎ、塗料層38が脆弱となったり、基板20との密着不良が生じたりするからである。
尚、セメント系基板20表面に下塗り透明性塗料を、基板20表面の石肌状表面部25や目地溝凹部26のような凹凸に追従できるよう、スポンジロールコータ36で塗布する例を示したが、塗布の手段はこれに限るものではない。
(仕上げ用透明性塗料の塗布工程)
しかる後に、図7に示すように、セメント系基板20をコンベア43上で移動させながら、上記下塗り塗料の塗料層38上に仕上げ用透明性塗料40を塗布して仕上げ用透明性塗料層41(図8参照)を形成する。この仕上げ用透明性塗料40としては、アクリルシリコン樹脂系、フッソ樹脂系、アクリル樹脂系エマルジョンを用いることができ、エアレススプレー42(この他、スポンジロール等のロールコータでもよい)によって塗布することができる。尚、このような仕上げ用透明性塗料40は例えば2回等、複数回塗り重ねるのがよく、その塗布量は固形分換算で20g/m2〜50g/m2程度とする。この仕上げ用透明性塗料40もクリア塗料やカラークリア塗料を用いることができる。
以上により、図8及び図9に示す如きセメント系化粧板Aが得られる。このようにして得られたセメント系化粧板Aは、シーラー浸透層34、下塗り透明性塗料層38、仕上げ用透明性塗料層41を介して着色表面層23の色調と、それと異色の装飾用粉粒状物14とが表面に現出した装飾性の良い外観を呈することとなる。
本発明者は、上記実施形態の構成を有するセメント系化粧板Aに対しサンシャイン型UV試験機で促進耐候性試験を行うとともに、凍結融解試験を行った。これら試験の結果、セメント系化粧板Aは、塗膜密着性、防水性、耐エフロレッセンス性に問題がなく、また塗膜剥離や変退色も生じることはなく、耐久性に優れたものであった。
本発明は、耐久性及び装飾性に優れたセメント系化粧板を製造できるので、極めて有用で産業上の利用可能性が高い。
木質セメント板製セメント系マットのフォーミング工程を示す図である。 装飾用粉粒状物を散布する工程を示す図である。 エンボス型板により加熱加圧して未硬化セメント系基板を形成する工程を示す図である。 形成された未硬化セメント系基板を示す図である。 半硬化セメント系基板の表面に浸透性シーラーを塗布して透明性シーラー浸透層を形成する工程を示す図である。 オートクレーブ養生後のセメント系基板の表面に下塗り透明性塗料を塗布して下塗り透明性塗料層を形成する工程を示す図である。 下塗り透明性塗料層上に仕上げ用透明性塗料を塗布して仕上げ用透明性塗料層を形成する工程を示す図である。 製造されたセメント系化粧板の要部拡大断面図である。 セメント系化粧板の一部を示す平面図である。
符号の説明
A セメント系化粧板
11 セメント系マット
14 装飾用粉粒状物
20 セメント系基板
20A 未硬化セメント系基板
20B 半硬化セメント系基板
21 裏面層
22 芯層
23 着色表面層
28 凹部
34 シーラー浸透層
38 下塗り透明性塗料層
38a 硬化体
38b 微細粒子
40 仕上げ用透明性塗料
41 仕上げ用透明性塗料層

Claims (9)

  1. オートクレーブ養生後のセメント系基板の表面に、硬化後の硬化体が透明性を有する樹脂液中に、上記硬化体の樹脂の透明性を維持する微細粒子が混合されている下塗り透明性塗料を塗布し、
    上記下塗り透明性塗料層の上に仕上げ用透明性塗料を塗布することを特徴とするセメント系化粧板の製造方法。
  2. 請求項1のセメント系化粧板の製造方法において、
    微細粒子の粒径が1μm〜10μmであることを特徴とするセメント系化粧板の製造方法。
  3. 請求項1又は2のセメント系化粧板の製造方法において、
    微細粒子が球形又は略球形であることを特徴とするセメント系化粧板の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つのセメント系化粧板の製造方法において、
    微細粒子が樹脂製粒子であることを特徴とするセメント系化粧板の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つのセメント系化粧板の製造方法において、
    微細粒子が下塗り透明性塗料中に1重量%〜30重量%の割合で混合されていることを特徴とするセメント系化粧板の製造方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つのセメント系化粧板の製造方法において、
    樹脂液が、ポリイソシアネート化合物からなる第1液と、アクリル系樹脂液からなる第2液とからなる2液性のものであり、
    微細粒子は、上記第2液に混合されていることを特徴とするセメント系化粧板の製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つのセメント系化粧板の製造方法において、
    オートクレーブ養生前のセメント系基板の表面に、該基板への浸透性のある透明性樹脂シーラーを塗布することを特徴とするセメント系化粧板の製造方法。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つのセメント系化粧板の製造方法において、
    セメント系基板の少なくとも表面層が着色表面層に形成されていることを特徴とするセメント系化粧板の製造方法。
  9. 請求項8のセメント系化粧板の製造方法において、
    着色表面層に、該着色表面層とは異色の装飾用粉粒状物が散布されていることを特徴とするセメント系化粧板の製造方法。
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