JP2005237612A - 天井走行式x線管懸垂装置 - Google Patents

天井走行式x線管懸垂装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 X線管と一体装備された操作パネルを天井懸垂軸の周りに位置を換えても、操作パネルに表示された表示方向で操作できる天井走行式X線管懸垂装置を提供する。
【解決手段】 操作パネル7のハンドル9の操作によって、X線管6を支柱4の垂直軸回りに90°回転すると、支柱4の下端に設けられた垂直軸回転位置検出器12によってその位置が検出される。その信号が制御部8に送られ操作パネル7の左右方向と前後方向の操作回路の切換が行われ、表示部11のセンタファインドモード表示の操作方向表示ランプの左右動表示と前後動表示の回路が切換えられる。操作者は操作パネル7を見て、操作スイッチ10の表示方向、及び、表示部11の操作方向表示ランプの表示方向に従って操作する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、X線管を保持するX線管懸垂装置に係わり、特に、天井などから吊設されたX線管を、操作パネルに設けられた操作スイッチとハンドルで前後左右に走行させ、上下移動させ、垂直軸回りに回動(旋回)及び水平軸回りに回転させて撮影位置にセットする天井走行式X線管懸垂装置に関する。
天井走行式のX線管懸垂装置は、天井にレールを設け、これに懸架した台車から伸縮可能な支柱を吊設し、その下端に管球保持金具を介してX線管を取り付けたもので、左右・前後走行、上下移動、及び、X線管の回動(垂直軸回り)、回転(水平軸回り)などが可能であり、左右・前後走行、上下移動、X線管の回動(垂直軸回り)、回転(水平軸回り)の位置の固定は電磁ロック式のものが使用され、さらに、X線管の回動(垂直軸回り)、回転(水平軸回り)設定には特定位置にストッパ手段による方式が用いられている。この天井走行式のX線管懸垂装置を用いれば、床に構造物が無いため、床面を有効に利用することができ、リーダ撮影台、ブッキー撮影台、X線透視撮影台等と組み合わせて診断することができる(例えば、特許文献1参照。)。
図3に、天井走行部からX線管6が懸垂され走行する天井走行式X線管懸垂装置の外形を示し、X線照射方向が床面方向に向けられ、操作パネル7面が固定レール1の方向にセットされた状態を示す。
天井走行式X線管懸垂装置は、天井に固定された固定レール1上で長手方向(X方向)に移動でき、その下部に短手方向(Y方向)に移動レール2を備え、その移動レール2上をY方向に移動できるように、キャリッジ部3が取り付けられ、X−Y方向に移動することができる。そして、下部に上下に伸縮する支柱4を備え、下端に管球保持金具5を介してコリメータ13付きのX線管6と、ハンドル9と操作スイッチ10と表示部11を設けた操作パネル7を懸垂する。
操作パネル7には、天井のキャリッジ部3の左右動フリースイッチ、前後動フリースイッチ、および支柱4の伸縮による上下動フリースッチ、及び、X線管6の水平軸及び垂直軸回転のフリースイッチなどの操作スイッチ10が設けられ、これらのスイッチを解除してから天井のキャリッジ部3の移動、及び支柱4の伸縮、または、X線管6の水平軸回転フリースイッチまたは垂直軸回転フリースイッチを操作して、X線管6を管球保持金具5を介して水平軸回りに回転でき、また、垂直軸回りに特定の角度まで回転することができる。
図4(a)に、操作部の正面図を示し、(b)に、操作パネル7に表示される表示ランプの表示模様を示す。操作パネル7は、円形状のハンドル9を備え、操作パネル7の周囲に、左右動フリースイッチ10a、前後動フリースイッチ10b、および、図3に示す支柱4の伸縮による上下動フリースイッチ10d、10c、3方向動フリースイッチ10e、10fと、X線管の水平軸回転フリースイッチ10gおよび垂直軸回転フリースイッチ10hなどが配置されている。そして、中央部上部に、センタファインドモード表示ランプ11a、操作方向表示ランプ11bと、中央下部に撮影条件、管球角度、SIDなどを表示する表示部11が設けられ、下部にセンタファインドモード選択スイッチ10i、照射野ランプスイッチ10jが設けられている。
(b)に示す表示ランプは、操作パネル7面のセンタファインドモード選択スイッチ10iをONすると、センタファインドモード表示ランプ11aが点灯する。そして、キャリッジ部3が天井レールに設けられた図3に示すメカニカルストッパ1a、またはメカニカルストッパ2aの位置に移動すると、操作方向がチェックされ、キャリッジ部3が停止し、操作パネル7の中央上部に設けられた操作方向表示ランプ11bが点灯する。
操作者がX線管6の前方に位置する操作パネル7のハンドル9を握り、操作パネル7に設けられた操作スイッチ10(左右動フリースイッチ10a、前後動フリースイッチ10b、上下動フリースイッチ10d、10c、3方向フリースイッチ10e、10f)を操作することで、X、Y、Z方向の電磁ロックが解除され、キャリッジ部3から懸垂された支柱4を、固定レール1、移動レール2上でX−Y方向に移動させ、懸垂部の支柱4を上下に伸縮することができ、X線管6を自由にX、Y、Z方向に移動させ、撮影位置にセットすることができる。そして、支柱4の垂直軸に対して管球保持金具5を介してX線管6を回動(垂直軸回転)できる機能の垂直軸回転フリースイッチ10hを操作し、特定の角度に回動し固定する。また、X線管6の取付軸を中心にして回転(水平軸回転)できる機能の水平軸回転フリースイッチ10gを操作し、X線管6を水平軸回りに回転させ固定する。上記の操作によりX線管6のX線放射口に取り付けられたコリメータ13を被検者の撮影部位に向けることができる。
特開平6−165773号公報 (第6頁、第6図)
従来の天井走行式X線管懸垂装置は以上のように構成されているが、長手動移動をX方向とし、短手動移動をY方向とすると、通常、Y方向に対して垂直に操作パネル7の前面を向けた状態を基準位置(垂直軸角度を0°)としてセンタファインドモードが設定されている。
図5に、天井走行部と操作パネル7の位置を示す。(a)はY方向に対して垂直に操作パネル7を向けた状態を、(b)はX方向に対して垂直に操作パネル7を向けた状態を示す。
長手動方向に設置された固定レール1のセンターにメカニカルストッパ1aとそれに対向して移動レール2側にメカニカルストッパ2bが設けられ、移動レール2のセンターにメカニカルストッパ2aとそれに対向してキャリッジ部3側にメカニカルストッパ3bが設けられている。キャリッジ部3を移動させX方向のセンター位置になると、メカニカルストッパ1a、2bが作動し、キャリッジ部3が停止し、図4(b)に示す操作パネル7上の操作方向表示ランプ11bの左右方向の表示ランプが点灯する。また、キャリッジ部3を移動させキャリッジ部3がY方向のセンター位置に来ると、メカニカルストッパ2a、3bが作動し、キャリッジ部3が停止し、図4(b)に示す操作パネル7上の操作方向表示ランプ11bの前後方向の表示ランプが点灯する。
しかし、図5に示す(b)のようにX方向に対して垂直に操作パネル7を向けた状態で前後に移動させると、X方向のメカニカルストッパ1a、2bが作動し装置が停止し、操作パネル7上の操作方向表示ランプ11bの左右方向の表示ランプが点灯してしまう。また、操作パネル7で左右に移動させると、Y方向のメカニカルストッパ2a、3bが作動し装置が停止し、操作パネル7上の操作方向表示ランプ11bの前後方向の表示ランプが点灯してしまう。操作者は、操作パネル7の前後方向の動きに対しては、前後方向の表示ランプが点灯し、左右方向の動きに対しては、左右方向の表示ランプが点灯すると認識しているので、表示が逆になり違和感を覚えるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、天井に設けられたレール上を水平面内で移動するキャリッジ部から伸縮自在に懸垂された支柱に、回転可能にX線管と一体となって取り付けられた操作パネルを左右と前後に操作するとき、操作パネルに表示される表示方向と操作パネルの操作方向が一致して操作できるようにした天井走行式X線管懸垂装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の天井走行式X線管懸垂装置は、天井から懸垂された支柱の下方部に管球保持金具を介して前記支柱の周囲に回動可能に取り付けられるとともにこの管球保持金具に対して水平軸を介して回転可能に取り付けられたX線管と、X線管の回動及び回転のロック解除用の操作スイッチを備えた操作パネルと、この操作パネルに取り付けられた操作用のハンドルと、その操作パネルに設けられ表示する操作方向表示ランプを備えた表示部と、操作パネルの操作スイッチを操作して支柱の動作、X線管の回動及び回転を制御する制御部とを備え、前記操作スイッチとハンドルの操作でX線管を上下・左右・前後に移動させ、支柱に対して回動操作と回転操作を行わせX線をあらゆる方向に照射できる天井走行式X線管懸垂装置において、前記支柱下方部にX線管の垂直軸回転角度位置を検出する検出器と、前記制御部に垂直軸回転角度位置検出器からの信号により操作パネルの左右動と前後動の操作を切換える手段と、前記表示部の操作方向表示ランプの左右・前後方向の表示回路を切換える手段とを設け、操作パネルの左右動・前後動の操作スイッチ及び表示部の操作方向表示ランプの表示通りの操作でX線管をセッティングできるようにしたものである。
本発明の天井走行式X線管懸垂装置は上記のように構成されており、X線管の垂直軸回転角度位置をマイクロスイッチ、フォトセンサ、ポテンショメータなどで検出する検出器を支柱下方部に設け、その検出器からの信号を基にして、基準位置0°、そこから+90°、−90°、+180°、−180°回転させた位置を認識し、操作パネルの左右動と前後動の操作を切換える手段を制御部に設け、そして、レール中央のメカニカルストッパによるセンタファインド表示の操作方向表示ランプの左右・前後方向の表示回路を切換え、操作パネルの左右動・前後動の操作スイッチ、および、表示部の操作方向表示ランプの表示通りに、左右動・前後動の操作ができるようにする。
本発明の天井走行式X線管懸垂装置は上記のように構成されており、天井に設けられたレール上を水平面内で移動するキャリッジ部から伸縮自在に懸垂された支柱の端部に検出器が設けられ、操作パネルを一体的に取り付けたX線管の垂直軸に対する回転角度位置を90°ごとに検出し、操作パネルの制御回路を自動的に切換えているので、操作パネルを水平面内でどの方向に回転させても、操作パネルに表示された操作スイッチ表示及びセンタファインドモードの操作方向表示ランプの表示どおりにX線管を左右、前後に操作することができる。従来の装置では、操作パネルを水平面内で回転させて使用しようとすると、操作者は、前後方向と左右方向の操作ボタン及びセンタファインドモードの操作方向表示ランプの表示に惑わされて、誤った操作を繰り返すことが多々あったが、本装置では操作パネルの表示通りに操作をすればよく、効率よく操作することができる。
本発明の天井走行式X線管懸垂装置は、天井走行式のX線管懸垂装置の操作パネルを垂直軸回りに回転させて配置しても、操作パネルに表示された操作方向によって操作できる装置を実現した。
図1は、本発明の天井走行式X線管懸垂装置の1実施例を示す外観図であり、図2は、本天井走行式X線管懸垂装置の動作制御系統を示す図である。
本発明の天井走行式X線管懸垂装置は、天井に設けられたレール(固定レール1、移動レール2)上を水平面内で移動(長手動、短手動)するキャリッジ部3と、そのキャリッジ部3から伸縮自在に上下動する支柱4と、その支柱4の下方部に管球保持金具5を介して支柱4の周囲に回動(旋回)可能に取り付け、かつ管球保持金具5に対して水平軸を介して回転可能に取り付けられたX線管6と、キャリッジ部3の水平面移動、支柱4の伸縮、X線管6の回動(旋回)及び回転のロック解除用の操作スイッチ10を備えるとともにハンドル9をX線管6に一体的に取り付けた操作パネル7と、その操作パネル7に設けられ中央部上部にセンタファインド表示の操作方向表示ランプ及び中央下部に撮影条件、管球角度、SIDなどを表示する液晶の表示部11と、支柱4の下部に設けられX線管6が垂直軸周りに回転した角度を検出する垂直軸回転位置検出器12と、垂直軸回転位置検出器12からの信号を受け操作パネル7の左右動方向と前後動方向の操作回路を切換え、操作スイッチ10を操作してキャリッジ部3及び支柱4の作動、X線管6の回動(旋回)及び回転を制御し、センタファインドモード設定時に図2に示す操作方向表示ランプ11bを点灯させる制御部8と、固定レール1、移動レール2、キャリッジ部3のそれぞれに図5に示すメカニカルストッパ1a、2b、2a、3bを設けキャリッジ部3のセンター位置を確認し操作方向表示ランプ11bを点灯させ操作パネルの基準位置を設定するセンタファインドモード設定機構とから構成される。
本天井走行式X線管懸垂装置は、従来の装置と異なるところは、従来の装置は、図3に示すように、X線管6を、管球保持金具5を介して、支柱4の垂直軸回りに回動(旋回)、例えば、90°回転して操作パネル7を操作すると、操作パネル7の操作スイッチ10に表示された方向(図4(a)に示す左右動フリースイッチ10a及び前後動フリースイッチ10bの表示)が、左右動方向と前後動方向が逆になり、また、表示部11の上部の操作方向表示ランプ11bの点灯表示が左右動方向と前後動方向が逆に表示される。これに対し、本天井走行式X線管懸垂装置は、支柱4下部に垂直軸回転位置検出器12を設け操作パネル7方向の位置を基準位置0°、+90°、−90°、+180°、−180°ごとに検出し、その信号によって制御部8で左右動方向と前後動方向の回路を切換えて、図4に示す左右動フリースイッチ10a及び前後動フリースイッチ10bの表示、及び、表示部11の上部の操作方向表示ランプ11bの点灯表示どおりに操作できるように構成される。操作者は、操作パネル7の表示に従って操作を行えばよい。
次に、天井走行式X線管懸垂装置の各部構成について説明する。
キャリッジ部3は、天井のX−Y方向に設けられた長手動レール(固定レール1)及び短手動レール(移動レール2)上を水平面内で移動するもので、操作パネル7の操作スイッチ10(図4に示す、左右動フリースイッチ10a、前後動フリースイッチ10b、3方向動フリースイッチ10e、10f)でロックを解除して移動させる。
支柱4は、キャリッジ部3から懸垂され、下端にX線管6を取り付け、上下に伸縮するもので、操作スイッチ10(図4に示す、上下動フリースイッチ10c、10d)でロックを解除して伸縮される。
X線管6は、支柱4の下方部に管球保持金具5を介して取り付けられ、X線放射口にコリメータ13が取付けられる。そして、ハンドル9を握り操作パネル7の操作スイッチ10(図4に示す、垂直軸回転フリースイッチ10h、水平軸回転フリースイッチ10g)でロックを解除して、支柱4の周囲に回動(旋回)でき、かつ管球保持金具5に対して水平軸を介して回転される。
操作パネル7は、操作表示記号が表示された各種の操作スイッチ10と中央に表示部11を備えるとともに、ハンドル9をX線管6に一体的に取り付け、制御部8が背後に配置されたもので、キャリッジ部3の移動及び支柱4の上下動に対するロック/解除制御用の操作スイッチ10(図4に示す、左右動フリースイッチ10a、前後動フリースイッチ10b、3方向動フリースイッチ10e、10f、上下動フリースイッチ10c、10d)と、X線管6の支柱4回りのロック/解除及び自動ロック制御用の操作スイッチ10(図4に示す、垂直軸回転フリースイッチ10h)および管球保持金具5に対する水平軸回転のロック/解除制御用の操作スイッチ10(図4に示す、水平軸回転フリースイッチ10g)が設けられている。また、コリメータ13の照準光点灯用の照射野ランプスイッチ10j及びセンタファインドモード選択スイッチ10iが下方に設けられている。
表示部11は、操作パネル7に設けられ中央部上部にセンタファインドモード表示ランプ11a、操作方向表示ランプ11b、及び中央下部に撮影条件、管球角度、SIDなどを表示する液晶部を有する。センタファインドモードは、表示部11のセンタファインドモード選択スイッチ10iをONするとセンタファインドモード表示ランプ11aが点灯し、キャリッジ部3が固定レール1上、または、移動レール2上のセンター位置に移動すると停止し、それを確認して表示部11の操作方向表示ランプ11bの左右動表示ランプ、又は前後動表示ランプが点灯し、操作者は操作した方向を確認することができる。
垂直軸回転位置検出器12は、支柱4の下部に設けられ管球保持金具5を介してX線管6が垂直軸周りに回動(旋回)した角度を検出する。角度検出にはマイクロスイッチ、フォトセンサ、ポテンショメータなどを用い、垂直軸回転位置検出器12からの信号を基にして、基準位置0°、そこから+90°、−90°、+180°、−180°回転させた位置を検出する。
制御部8は、操作パネル7の後部に配置され、操作パネル7の操作スイッチ10を操作したとき、キャリッジ部3及び支柱4の動作、X線管6の回動(旋回)及び回転のロック/解除の制御を行う機能と、垂直軸回転位置検出器12からの信号を受け操作パネル7の左右動方向と前後動方向の操作回路を切換え、操作パネル7に表示された操作表示記号通りに、操作スイッチ10を操作してキャリッジ部3及び支柱4の作動、X線管6の回動(旋回)及び回転をロック/解除制御することができるようにする。そして、センタファインドモード設定時(センタファインドモード選択スイッチ10iをON状態にした時)にセンタファインドモード表示ランプ11aを点灯させ、キャリッジ部3を天井レールのセンター位置(図5に示すメカニカルストッパ1a、2b、2a、3bの合致する位置)にした時、操作方向表示ランプ11bの左右動方向、又は前後動方向を操作パネル7の操作方向と一致させて点灯させる。
センタファインドモード設定機構は、固定レール1、移動レール2、キャリッジ部3のそれぞれに、図5に示すメカニカルストッパ1a、2b、2a、3bを設け、センタファインドモード選択スイッチ10iをON状態にすると、センタファインドモード表示ランプ11aが点灯する。この状態でセンタファインドモードが設定される。そして、キャリッジ部3を移動させて、天井レールのメカニカルストッパ1a、2b、2a、3bの合致する位置にした時、操作方向表示ランプ11bの左右動方向、又は前後動方向のランプが、操作パネル7の操作方向と一致して点灯する。これにより、操作者はキャリッジ部3のセンター位置を確認し、操作方向表示ランプ11bの点灯を確認し、操作パネル7を操作することができる。
次に、天井走行式X線管懸垂装置の動作に付いて、図1、図2、図5を参照しながら説明する。
X方向にはキャリッジ部3、移動レール2共に固定レール1上を移動し、Y方向には、キャリッジ部3が移動レール2上を移動する。そして、操作パネル7の表示部11のセンタファインドモード選択スイッチ10iをONするとセンタファインドモード表示ランプ11aが点灯し、センタファインドモードが設定される。そして、センタファインドモードにて装置をセンターの位置で停止させるためのメカニカルストッパ3b、2a、又は、メカニカルストッパ2b、1aはキャリッジ部3のY方向側、移動レール2のY方向側、又は、移動レール2のX方向側、固定レール1のX方向側のセンターの位置に配置される。
垂直軸回転位置検出機構は、ポテンショメータ等が配置され、そこで読み取った回転角度信号0°、+90°、−90°、+180°、−180°を制御部8に伝える。制御部8は、その回転角度信号に基づいて、操作パネル7の左右方向と前後方向の操作回路を切換え、センタファインドモード設定により、天井走行部のメカニカルストッパ3b、2a、又は、メカニカルストッパ2b、1aが作動した時に操作パネル7の操作方向表示ランプ11bの前後動方向の表示ランプ、又は、左右動方向の表示ランプを点灯させる。
操作パネル7が、図5(a)に示すように、Y方向に対して垂直に配置した状態、即ち操作パネル7の角度が0°、+180°、−180°の時、移動レール2のX方向のメカニカルストッパ2bが作動した場合は、操作パネル7上の操作方向表示ランプ11bの左右動方向の表示ランプが点灯し、キャリッジ部3のY方向のメカニカルストッパ3bが作動した場合は、操作パネル7上の操作方向表示ランプ11bの前後動方向の表示ランプが点灯する。
操作パネル7が、図5(b)に示すように、X方向に対して垂直に配置した状態、即ち操作パネル7の角度が+90°、−90°の時、移動レール2のX方向のメカニカルストッパ2bが作動した場合は、操作パネル7上の操作方向表示ランプ11bの前後動方向の表示ランプが点灯し、キャリッジ部3のY方向のメカニカルストッパ3bが作動した場合は、操作パネル7上の操作方向表示ランプ11bの左右動方向の表示ランプが点灯する。
上記の動作により、操作パネル7の垂直軸回りの角度0°、+90°、−90°、+180°、−180°のいずれの場合も、操作パネル7上にて常に適切なセンタファインド表示が可能である。
本発明の天井走行式X線管懸垂装置の1実施例を示した図である。 本発明の天井走行式X線管懸垂装置の動作系統を示す図である。 従来の天井走行式X線管懸垂装置を説明するための図である。 天井走行式X線管懸垂装置の操作パネルを説明するための図である。 天井走行式X線管懸垂装置の操作パネルをX・Y方向に装着した図である。
符号の説明
1 固定レール
1a、2a、2b、3b メカニカルストッパ
2 移動レール
3 キャリッジ部
4 支柱
5 管球保持金具
6 X線管
7 操作パネル
8 制御部
9 ハンドル
10 操作スイッチ
10a 左右動フリースイッチ
10b 前後動フリースイッチ
10c、10d 上下動フリースイッチ
10e、10f 3方向動フリースイッチ
10g 水平軸回転フリースイッチ
10h 垂直軸回転フリースイッチ
10i センタファインドモード選択スイッチ
10j 照射野ランプスイッチ
11 表示部
11a センタファインドモード表示ランプ
11b 操作方向表示ランプ
12 垂直軸回転位置検出器
13 コリメータ

Claims (1)

  1. 天井から懸垂された支柱の下方部に管球保持金具を介して前記支柱の周囲に回動可能に取り付けられるとともにこの管球保持金具に対して水平軸を介して回転可能に取り付けられたX線管と、X線管の回動及び回転のロック解除用の操作スイッチを備えた操作パネルと、この操作パネルに取り付けられた操作用のハンドルと、その操作パネルに設けられ表示する操作方向表示ランプを備えた表示部と、操作パネルの操作スイッチを操作して支柱の動作、X線管の回動及び回転を制御する制御部とを備え、前記操作スイッチとハンドルの操作でX線管を上下・左右・前後に移動させ、支柱に対して回動操作と回転操作を行わせX線をあらゆる方向に照射できる天井走行式X線管懸垂装置において、前記支柱下方部にX線管の垂直軸回転角度位置を検出する検出器と、前記制御部に垂直軸回転角度位置検出器からの信号により操作パネルの左右動と前後動の操作を切換える手段と、前記表示部の操作方向表示ランプの左右・前後方向の表示回路を切換える手段とを設け、操作パネルの左右動・前後動の操作スイッチ及び表示部の操作方向表示ランプの表示通りの操作でX線管をセッティングできるようにしたことを特徴とする天井走行式X線管懸垂装置。
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