JP2007068578A - X線検出器保持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】X線検出器を互いに直交する3軸6方向のいずれにも移動可能で、かつ検出面を垂直または水平のどちらの状態でも保持できる検出器保持装置について、移動方向を指示する押ボタンが3軸6方向のそれぞれに固定的に対応するように構成し、刻印等により押ボタンへの表示を行うと、操作者は直感的対応によって方向を指示することができず、常に各押ボタンごとに固定された方向を意識しなければならないため使い難い装置になる。
【解決手段】移動方向を指示する各押ボタンに対応してそれぞれの移動方向を表示する表示器を設け、検出面が垂直水平のいずれかにより移動方向の表示内容を自動的に変更するとともに、表示内容に対応した方向に検出器を移動させるように検出器保持装置を自動制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】移動方向を指示する各押ボタンに対応してそれぞれの移動方向を表示する表示器を設け、検出面が垂直水平のいずれかにより移動方向の表示内容を自動的に変更するとともに、表示内容に対応した方向に検出器を移動させるように検出器保持装置を自動制御する。
【選択図】 図1
Description
本発明は診断用のX線透視撮影システムに関する。
X線管装置を保持するX線管保持装置と組み合わせて使用され、X線管装置から照射され被検者を透過したX線を検出し電気信号に変換するX線検出器を保持するX線検出器保持装置については、例えば図7に示すような立位の撮影にも臥位の透視撮影にも使用可能な装置が考えられる。なお図8および図9はそれぞれ図7に例示する検出器保持装置の操作パネルを示す図および制御ブロック図である。
図7の例ではX線検出器である例えばフラットパネル型検出器等の検出器3は検出器保持装置2のX線入射面がX線吸収の少ない樹脂等で構成された検出器保持枠2Aの中に挿入され固定されている。検出器保持枠2Aに固定して取り付けられた操作パネル10の垂直水平切替スイッチ10G(図8)が押されると、操作パネル10に内蔵され、例えばマイクロコンピュータや記憶装置等により構成される検出器保持装置制御部10Pは、アーム2Bに内蔵され、検出器保持枠2Aがそれぞれ垂直または水平のとき動作するように設置された、例えばマイクロスイッチ等からなる垂直検出部2Nまたは水平検出部2P(図9)により検出器保持枠2Aが垂直または水平のどちらの状態かを識別し、垂直(図7の実線表示の状態)のときは水平(図7の破線表示の状態)になるように、水平のときは垂直になるように、アーム2Bに内蔵された保持枠回転駆動部2Lに指示を出し、同じくアーム2Bに内蔵された保持枠回転機構2Mを駆動して検出器保持枠2Aをアーム2Bの中心軸のまわりに回転させる。これらの検出部、回転駆動部、回転機構の機械的構成は本発明とは特に関係ないのでこれ以上の説明は省略する。
検出器保持装置2は検出器3を垂直または水平のどちらかに保持した状態で、図7にX、Y、Z軸として示す互いに直交する3軸6方向のいずれにも移動させることができる。すなわちX軸方向の移動のためにアーム2Bは伸縮可能に構成され、検出器保持装置制御部10Pからの指示により動作するX軸駆動部2EおよびX軸駆動部2Eにより駆動されるアーム伸縮機構2Fがアーム2Bに内蔵されている。またY軸方向の移動のためにアーム2Bは上下動可能に支柱2Cに保持され、検出器保持装置制御部10Pからの指示により動作するY軸駆動部2GおよびY軸駆動部2Gにより駆動されるアーム上下動機構2Hが支柱2Cに内蔵されている。さらにZ軸方向の移動のために支柱2Cを支える基台2Dは床面に敷設されたレール4に沿って走行可能に設置され、検出器保持装置制御部10Pからの指示により動作するZ軸駆動部2JおよびZ軸駆動部2Jにより駆動される支柱走行機構2Kが基台2Dに内蔵されている。これらの各駆動部および各機構の機械的構成は本発明とは特に関係ないのでこれ以上の説明は省略する。
なお検出器3から電気信号として出力されるX線画像情報はアーム2B、支柱2Cおよび基台2D内を通って配線されたケーブル(図示しない)により、別途設置された画像処理装置(図示しない)に入力され、必要な画像処理を施されてモニタ装置(図示しない)に表示されるが、これらについても本発明とは特に関係ないので説明は省略する。
このような検出器保持装置2において、検出器3が垂直または水平のどちらに保持された状態でも、操作パネル10に設けられた押ボタンスイッチ10Aまたは10Bが押されると検出器保持装置制御部10PがX軸駆動部2Eおよびアーム伸縮機構2Fによりアーム2Bを短縮または伸長させ、押ボタンスイッチ10Cまたは10Dが押されるとY軸駆動部2Gおよびアーム上下動機構2Hによりアーム2Bを上昇または下降させ、押ボタンスイッチ10Eまたは10Fが押されるとZ軸駆動部2Jおよび支柱走行機構2Kにより支柱2Cをレール4に沿う2方向のいずれかに移動させるように構成すると次の「発明が解決しようとする課題」の項で述べる問題が発生する。これに類似した課題を解決するものとしては特許文献1があげられる。
特開平5−91993号公報
「背景技術」の項で述べた、検出面を垂直または水平のどちらの状態でも保持することができ、かつ検出器を互いに直交する3軸6方向に移動させることが可能な検出器保持装置について、検出器の移動を指示する操作パネルの6個の押ボタンが3軸6方向のそれぞれに固定的に対応するように回路および装置の制御プログラム等を構成し、刻印等により押ボタンに移動方向の表示を行うと、操作者は検出面が垂直または水平のいずれの場合にも常に各押ボタンに固定された移動方向を認識して操作しなければならないため使い難い装置になる。本発明はこの問題を解決し、操作者がより直感的に方向を指示することができるX線検出器保持装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は上記の目的を達成するために、X線管に対向して配置され、前記X線管から照射され被検者を透過したX線を検出するX線検出器を、検出面が垂直または水平のいずれの状態にも保持可能な検出器保持手段と、前記検出器保持手段により保持された前記X線検出器を互いに直交する3軸6方向に移動させる検出器移動手段と、前記X線検出器を3軸6方向のいずれに移動させるかを入力する入力手段と、前記入力手段からの入力により前記検出器移動手段に前記X線検出器の移動方向を出力し移動を指示する制御手段と、前記検出面が垂直または水平に保持されていることを検出する垂直水平検出手段を有するX線検出器保持装置において、前記入力手段からの入力により前記制御手段が前記X線検出器を移動制御する方向を表示する移動方向表示手段を前記入力手段のすべてまたは一部に対応して設けるとともに、前記検出面が垂直および水平のそれぞれの場合について前記入力手段からの入力に対応する前記X線検出器の移動方向の情報を記憶する記憶手段を設け、前記制御手段が前記垂直水平検出手段により前記検出面が垂直または水平のどちらの状態かを判断し、前記記憶手段の情報に基づいて、前記移動方向表示手段に移動方向を出力するとともに、前記入力手段からの入力に対して前記X線検出器の移動方向を前記検出器移動手段に出力するX線検出器保持装置を提供する。
請求項2の発明は上記の目的を達成するために、入力手段がX線検出器をその検出面と平行な面上で互いに直交する2軸4方向のいずれに移動させるかを入力する第一の入力手段と、前記検出面に直交する1軸2方向のいずれに移動させるかを入力する第二の入力手段とから構成され、前記第一の入力手段と第二の入力手段がそれぞれ区分して配置される請求項1記載のX線検出器保持装置を提供する。
本発明によって、検出面を垂直または水平のどちらの状態でも保持することができ、かつ検出器を互いに直交する3軸6方向のいずれにも移動させることができる検出器保持装置について、検出面が垂直または水平のどちらであっても、検出器の移動方向を指示するそれぞれの押ボタンと移動方向の関係を操作者が直感的に理解でき操作が容易なX線検出器保持装置を提供することができる。
請求項2の発明を示す形態が発明を実施するための最良の形態なので、以下請求項2の発明の実施例について説明する。
図1および図2に本発明の検出器保持装置の操作パネルおよび制御ブロック図を示す。本発明の検出器保持装置2の操作パネル1は図7に示す操作パネル10の代わりに検出器保持枠2Aに固定して取り付けられ、そのパネル面には移動方向を指示する6個の押ボタンスイッチ1A、1B、1C、1D、1E、1Fおよびそれぞれの押ボタンスイッチに対応して文字、数字あるいは図形等を表示できる、例えば発光ダイオード表示器等からなる6個の表示器1H、1J、1K、1L、1M、1Nが設けられている。また垂直水平切替スイッチ1Gは背景技術の項で述べた垂直水平切替スイッチ10Gと同じ機能を有している。すなわち垂直水平切替スイッチ1Gが押されるごとに、操作パネル1に内蔵され例えばマイクロコンピュータや記憶装置等により構成される検出器保持装置制御部1Pは、検出器保持枠2Aが垂直のときは水平になるように、水平のときは垂直になるように、検出器保持枠2Aをアーム2Bの中心軸のまわりに回転させる。なお保持枠回転駆動部2L、保持枠回転機構2M、垂直検出部2Nおよび水平検出部2Pの機能については背景技術の項で述べた通りなのでここでは説明を省略する。
図3には検出面が垂直および水平のそれぞれの場合について、押ボタンスイッチ1A、1B、1C、1D、1E、1Fのそれぞれに対応する表示器1H、1J、1K、1L、1M、1Nの表示内容およびそれぞれの押ボタンスイッチが押されたときの検出器保持装置2の動作を表形式で記載している。これらの関係は検出器保持装置制御部1Pを構成するROM等の記憶装置にあらかじめ記憶されている。
以下図4および図5を用いて立位撮影および臥位の透視撮影のときの検出器3の移動の操作を中心に説明する。なお図4および図5において図1または図7と同じ符号で示される部品あるいはユニットは図1または図7と同じなのでそれらについての説明は省略する。
図4(a)は立位撮影時の検出器保持装置2、検出器3、操作パネル1、被検者6およびX線管装置5の配置の関係を示すものであり、図4(b)は検出器保持装置2、検出器3および操作パネル1を被検者6の側から見た図に検出器3が移動可能な3軸6方向を記入したものであり、図4(c)はこのときの操作パネル1の表示器1H、1J、1K、1L、1M、1Nの表示例を示す図である。なお図4(a)においてX線管装置5を保持するX線管保持装置は省略している。
図4(a)に示すような立位撮影時に操作パネル1の押ボタンスイッチ1Aまたは1Cが押されると、操作パネル1に内蔵された検出器保持装置制御部1Pは自身の記憶装置に記憶されている図3に示す情報に従いY軸駆動部2Gおよびアーム上下動機構2Hによってアーム2Bを上昇または下降させる。同様に押ボタンスイッチ1Bまたは1Dが押されると検出器保持装置制御部1PはX軸駆動部2Eおよびアーム伸縮機構2Fによってアーム2Bを短縮または伸長させる。これらの動作による検出器3の移動は検出器3が現在置かれている面上で行われるので、検出器保持装置制御部1Pは表示器1H、1J、1K、および1Lに図4(c)に示すように互いに直交する2軸4方向のいずれかの方向を指す矢印を表示することにより、移動方向を操作者に直感的に示すことができる。一方押ボタンスイッチ1Eまたは1Fが押されると検出器保持装置制御部1PはZ軸駆動部2Jおよび支柱走行機構2Kによって支柱2Cをレール4に沿う2方向のいずれかに移動させる。この動作による検出器3の移動は検出面と垂直な方向に行われ、操作者から見たとき検出器3は前進または後退する。そのため移動方向をパネル上に単純に矢印等により表示するのは困難なので、表示器1Mおよび1Nにはそれぞれ「前進」および「後退」の文字が表示される。これら6個の表示器1H、1J、1K、1L、1M、1Nには検出器3が垂直に配置されたときから水平に変更されるまで上記の内容が表示される。
図5(a)は臥位撮影時の検出器保持装置2、検出器3、操作パネル1、被検者6、寝台7およびX線管装置5の配置の関係を示すものであり、図5(b)は検出器保持装置2、検出器3および操作パネル1を被検者6の側から見た図に検出器3が移動可能な3軸6方向を記入したものであり、図5(c)はこのときの操作パネル1の表示器1H、1J、1K、1L、1M、1Nの表示例を示す図である。なお図5(a)においてX線管装置5を保持するX線管保持装置は省略している。
図5(a)に示すような臥位撮影時に操作パネル1の押ボタンスイッチ1Aまたは1Cが押されると検出器保持装置制御部1Pは自身の記憶装置に記憶されている図3に示す情報に従いZ軸駆動部2Jおよび支柱走行機構2Kによって支柱2Cをレール4に沿って被検者6の頭側または足側に移動させる。同様に押ボタンスイッチ1Bまたは1Dが押されると検出器保持装置制御部1PはX軸駆動部2Eおよびアーム伸縮機構2Fによってアーム2Bを短縮または伸長させる。これらの動作による検出器3の移動は検出器3が現在置かれている面上で行われるので、検出器保持装置制御部1Pは表示器1H、1J、1K、および1Lに図5(c)に示すように互いに直交する2軸4方向のいずれかの方向を指す矢印を表示することにより、移動方向を操作者に直感的に示すことができる。一方押ボタンスイッチ1Eまたは1Fが押されると検出器保持装置制御部1PはY軸駆動部2Gおよびアーム上下動機構2Hによって支柱2Cを上昇または下降させる。これらの動作による検出器3の移動は検出面と垂直な方向に行われ、操作者から見たとき検出器3は上昇または下降する。そのため移動方向をパネル上に単純に矢印等により表示するのは困難なので、表示器1Mおよび1Nにはそれぞれ「上昇」および「下降」の文字が表示される。これら6個の表示器1H、1J、1K、1L、1M、1Nには検出器3が水平に配置されたときから垂直に変更されるまで上記の内容が表示される。
上記のような構成により検出面が垂直または水平のどちらであっても、検出器3を現在置かれている面上で互いに直交する2軸4方向のいずれかに移動させる場合、押ボタンスイッチ1A、1B、1C、1Dのいずれかを、それらに対応した表示器1H、1J、1K、1Lに表示された矢印の方向により直感的に選択することができ、また検出面に直交する1軸2方向のいずれかに移動させる場合、押ボタンスイッチ1E、1Fのいずれかを、それらに対応した表示器1M、1Nに表示された文字により直感的に選択することができる。
上記の例では操作パネル1が検出器保持枠2Aに取り付けられた場合について説明したが、操作パネル1が検出器保持装置2とは独立して別の位置に設置されている場合や、操作パネル1をX線管保持装置等の操作パネルと統合した操作パネル上に配置した場合にも本発明を適用することができる。
上記の例の場合表示器1H、1J、1K、1Lについては検出器3が垂直に配置されても、水平に配置されても同じ内容が表示されるので、これら4個の表示器を省略して押ボタンスイッチに移動方向を示す矢印等を刻印してもよい。
上記の例では表示器1H、1J、1K、1Lに方向を示す矢印を表示したが、文字を用いて移動方向を示してもよい。また表示器1Mおよび1Nには検出面が垂直の場合それぞれ「前進」および「後退」、検出面が水平の場合それぞれ「上昇」および「下降」の文字を表示したが、特にこれらにこだわるものではなく操作者にとって理解しやすい表現であればよい。
また移動方向を指示する6個の押ボタンスイッチ1A、1B、1C、1D、1E、1Fおよび表示器1H、1J、1K、1L、1M、1Nの配置についても図1の配置に限定するものではなく操作者にとって操作しやすい配置であればよい。
図6は一般撮影装置と透視撮影台の両用に使用できるシステムの一実施形態を示す図である。検出器保持装置11は図7の検出器保持装置2と同様の機能を有し、寝台12はシステムが透視撮影台として動作するときは水平に保持され、立位撮影を行う一般撮影装置として動作するときは垂直に保持されて壁側に退避する。X線管保持装置13はいずれの場合も検出器保持装置11に保持された検出器3に対向する位置にX線管装置5を配置することができる。このようなシステムによってもX線管装置5、被検者および検出器3を図4(a)あるいは図5(a)に示す配置にすることができるが、このようなシステムにおいても検出器保持装置11およびその構成品である操作パネル1について本発明を適用することができる。
本発明は診断用のX線透視撮影システムに関する。
1:操作パネル
1A〜1F:押ボタンスイッチ
1G:垂直水平切替スイッチ
1H〜1N:表示器
1P:検出器保持装置制御部
2:検出器保持装置
2A:検出器保持枠
2B:アーム
2C:支柱
2D:基台
2E:X軸駆動部
2F:アーム伸縮機構
2G:Y軸駆動部
2H:アーム上下動機構
2J:Z軸駆動部
2K:支柱走行機構
2L:保持枠回転駆動部
2M:保持枠回転機構
2N:垂直検出部
2P:水平検出部
3:検出器
4:レール
5:X線管装置
6:被検者
7:寝台
10:操作パネル
10A〜10F:押ボタンスイッチ
10G:垂直水平切替スイッチ
10P:検出器保持装置制御部
11:検出器保持装置
12:寝台
13:X線管保持装置
1A〜1F:押ボタンスイッチ
1G:垂直水平切替スイッチ
1H〜1N:表示器
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2:検出器保持装置
2A:検出器保持枠
2B:アーム
2C:支柱
2D:基台
2E:X軸駆動部
2F:アーム伸縮機構
2G:Y軸駆動部
2H:アーム上下動機構
2J:Z軸駆動部
2K:支柱走行機構
2L:保持枠回転駆動部
2M:保持枠回転機構
2N:垂直検出部
2P:水平検出部
3:検出器
4:レール
5:X線管装置
6:被検者
7:寝台
10:操作パネル
10A〜10F:押ボタンスイッチ
10G:垂直水平切替スイッチ
10P:検出器保持装置制御部
11:検出器保持装置
12:寝台
13:X線管保持装置
Claims (2)
- X線管に対向して配置され、前記X線管から照射され被検者を透過したX線を検出するX線検出器を、検出面が垂直または水平のいずれの状態にも保持可能な検出器保持手段と、前記検出器保持手段により保持された前記X線検出器を互いに直交する3軸6方向に移動させる検出器移動手段と、前記X線検出器を3軸6方向のいずれに移動させるかを入力する入力手段と、前記入力手段からの入力により前記検出器移動手段に前記X線検出器の移動方向を出力し移動を指示する制御手段と、前記検出面が垂直または水平に保持されていることを検出する垂直水平検出手段を有するX線検出器保持装置において、前記入力手段からの入力により前記制御手段が前記X線検出器を移動制御する方向を表示する移動方向表示手段を前記入力手段のすべてまたは一部に対応して設けるとともに、前記検出面が垂直および水平のそれぞれの場合について前記入力手段からの入力に対応する前記X線検出器の移動方向の情報を記憶する記憶手段を設け、前記制御手段が前記垂直水平検出手段により前記検出面が垂直または水平のどちらの状態かを判断し、前記記憶手段の情報に基づいて、前記移動方向表示手段に移動方向を出力するとともに、前記入力手段からの入力に対して前記X線検出器の移動方向を前記検出器移動手段に出力することを特徴とするX線検出器保持装置。
- 入力手段がX線検出器をその検出面と平行な面上で互いに直交する2軸4方向のいずれに移動させるかを入力する第一の入力手段と、前記検出面に直交する1軸2方向のいずれに移動させるかを入力する第二の入力手段とから構成され、前記第一の入力手段と第二の入力手段がそれぞれ区分して配置されることを特徴とする請求項1記載のX線検出器保持装置。
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