JP2005237519A - 車両用シートのシートクッション - Google Patents

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Shoji Chikatsuji
尚司 近辻
Muneyuki Iwatsuki
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Abstract

【課題】 パン型構造の合成樹脂製シートクッションのフレームにおいて、そのクッション性が着座者の体重によって調節できるようにすることである。
【解決手段】 パン型構造の合成樹脂製フレームAをバネ特性を有する上段フレーム1と、この上段フレーム1に対してバネ定数が異なる下段フレーム2とから構成されていることを特徴とする。
【選択図】 図2























Description

本発明は自動車などの車両用シートのシートクッション、詳しくは、パン型構造の合成樹脂製フレームを使用したシートクッションに関する。
従来のパン型構造の合成樹脂製フレームを使用した自動車用シートのシートクッションとして、例えば、特開2000ー41782号公報に開示されているように、弾性変形特性を有する合成樹脂をプレス成形してその底部にスリットを設けたものがある。
特開2000ー41782号公報
以上の合成樹脂製フレームを使用したものは、フレーム自体が弾性変形するため、このフレーム上に載置する発泡体製パッドの厚みを薄く形成できる利点がある。
しかし、フレームのばね定数が一定であるから、例えば、体重が重い着座者が着座した場合、或いは体重が軽い着座者が着座した場合に、各々フレームの撓み量が異なりクッション性を調節できない不具合があった。
そこで、本発明は従来の合成樹脂製フレームを使用したシートクッションの不具合を解消すると共に振動伝達率を低く抑えられるシートクッションを提供することを目的とする。
以上の目的を達成するための本発明に係るシートクッションは、発泡体製パッドと、このパッドを支持するパン型構造の合成樹脂製フレームとを有する車両用シートのシートクッションにおいて、前記フレームはバネ特性を有する上段フレームと、この上段フレームに対してバネ定数が異なる下段フレームとからなる構成である。
以上の構成により、フレームを構成する上段フレームと下段フレームの各々のバネ定数、形状等を設定することにより、車両、着座者に応じてシートクッションの撓み量を調節できる。
また、前記上段フレーム、下段フレームの双方又はいずれか一方を上下方向に移動調節可能に取付けることにより、上段フレーム、下段フレームの双方又はいずれか一方を相互に接近又は離反させることにより、着座者の体重に応じたクッション性を確保できる。
更に、前記上段フレーム、下段フレームの双方又はいずれか一方の着座部をその左右に有するサイド部に対して低剛性に成形することにより、フレームのサイド部の保形性を保持しつつ、着座部のクッション性を調節できる。
本発明によれば、着座時におけるフレームの撓み量を確保できるし、シートクッションの振動伝達率を全域で低く抑えることができる。
また、フレームを構成する上段フレーム、下段フレームを相互に接近、若しくは、離反させることにより、着座者の体重に応じたクッション性が得られる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1から図3は本発明の第1実施例を示し、図1、図2はフレームAを構成する上段フレーム1を上下方向に移動調節できるようにしたものであり、図3は下段フレーム2を上下方向に移動調節可能に取付けたものである。
フレームAはいずれも合成樹脂でプレス成形したバネ特性を有する上段フレーム1と、この上段フレーム1の下方に配設し上段フレーム1に対してバネ定数と形状が異なる下段フレーム2とから構成されている。
そして、上段フレーム1は図1に示すように、シートクッションの平面形状と略同一のパン型に成形され、その左右には隆起状のサイド部12、12が設けてあり、このサイド部12、12間に凹窪状に着座部10、11が形成されている。
着座部10、11は、サイド部12に対して板厚を薄くするなど低剛性に形成され、更に、着座部10、11の中央部10はその周縁部11、11に対して低剛性に成形してバネ特性を有するようにしている。
また、着座部10、11には多数の通孔1A…を開孔して、バネ特性を更に発揮している。
この上段フレーム1はそのサイド部12、12が、スライドレール3のアッパーレール30と一体のブラケット3A、3Aを跨ぐように配設され、外壁部12A、12Aは支持片41Aを介してブラケット3A、3Aに取付けられ、操作ノブ40を回動操作することにより、上下方向に移動できるように設けてある。図中41は操作ノブ40の回転力を他方の支持片41Aに伝達させる連結ロッドである。
以上の上段フレーム1上に、発泡体製パッド5が載置され、このパッド5は表皮材(不図示)に被包されてシートクッションを形成する。
上段フレーム1の下方に配設する下段フレーム2は、図1鎖線に示すように、帯状のプレートで上段フレーム1の前後方向の中央に対応する位置に設けて、その左右両端部21A、21Aを、ブラケット3A、3Aに一体に締結している。
この下段フレーム2の中央部20には前後方向に長い貫通孔2Aが開孔すると共に中央部20の左右に有する側部21、21に対して板厚を薄くするなど、低剛性に形成して、中央部20のバネ特性を向上させている。
図3は上段フレーム1と共に下段フレーム2をブラケット3Aに固定し、下段フレーム2の側部21、21を回転軸42に設けたスライド片43、43により、上下方向に移動調節できるようにしたものである。
この下段フレーム2の側部21、21の上、下動によって中央部20を上段フレーム1に対して接近させたり、離反したりすることができる。
なお、図3において、図中80は上段フレーム1をブラケット3A、3Aに、下段フレーム2と共に固定する取付片を示す。
以上に示すものは、上段フレーム1又は下段フレーム2のいずれか一方を上下方向に移動可能に取付けているが、上段フレーム及び下段フレーム2を共に上下方向に移動調節できるようにするも任意である。
斯様に、上段フレーム1、下段フレーム2のいずれか一方、又は双方を上下方向に移動可能に取付けることにより、着座者の体重に応じてフレームAの撓み量を調節できる。即ち、例えば、上段フレーム1を上方に移動させることにより、体重の重い着座者に対応できる。
そして、下段フレーム2を上方に移動させることにより、体重の軽い着座者に対応できる。
従って、体重が重い又は軽い着座者であっても、着座時の上段フレーム1と下段フレーム2との間隔を一定に調節でき、着座時に上段フレーム1が下段フレーム2に接合して着座者の荷重を受ける。
そのため、着座者の体重によらず、振動伝達率を低く抑えることができ、有害とされている6HZ時の振動伝達率が小さいシートクッションを提供できる。
図4は本発明の他の実施例を示し、斯る実施例は上段フレーム1と下段フレーム2とを一体に連結した場合を示す。即ち、上段フレーム1と下段フレーム2とをサブアセンブリした場合を示し、この状態で前記取付ブラケット3A、3Aに固定される。
この上段フレーム1は下段フレーム2に対して低剛性に形成し、着座者の尻部形状や座圧分布等を考慮して座り心地が良好になるようにしている。
なお、上段フレーム1、下段フレーム2は前記実施例と同様に、上段フレーム1においては着座部10、11の中央部10を周縁部11に対して低剛性で、サイド部12、12を高剛性に、また、下段フレーム2においても、中央部20に貫通孔2Aを開孔し側部21、21に対して低剛性に形成している。図中81は上段フレーム1と下段フレーム2とを一体に連結する連結片を示す。
図4の状態より、着座者7が座込みすると、図5に示すように、上段フレーム1が下段フレーム2に接合する。
そして、着座時及び低HZ時には図6に示すように上段フレーム1の着座部10、11が下段フレーム2の剛性の高い側部21、21に接合する。これにより、ストロークが安定しフレームAの撓みが抑制される。
また、高HZ時には図7に示すように、上段フレーム1と下段フレーム2の中央部10、20が共に撓み始めてバネ感が発生する。
図8は前記各実施例における上段フレーム1と下段フレーム2とからなるフレームAの伝達率と振動数とを表示した表であり、図中MはS形ばねなどの金属製線フレーム、Cは金属製のパン構造のフレーム、Pは本発明に係る前記フレームAを示す。
斯る表より明らかなように、本発明に係るフレームAを使用したものは、従来の金属製線フレームM、金属製パン構造のフレームCに比べ、低周波から高周波の全域で振動伝達率を低く抑えることができる。
従って、座り心地が良好で、乗り物酔いを防止できるシートクッションを提供できる。
本発明の要部の斜視図である。 図1のIIーII線断面図である。 フレームの他の実施例を示す断面図である。 他の実施例を示す断面図である。 図4に示すシートクッションの座込時の断面図である。 低HZ時の断面図である。 高HZ時の断面図である。 本発明に係るフレームと従来品のフレームとを比較した表である。
符号の説明
A…パン型構造の合成樹脂製フレーム、1…上段フレーム、2…下段フレーム

Claims (3)

  1. 発泡体製パッドと、このパッドを支持するパン型構造の合成樹脂製フレームとを有する車両用シートのシートクッションにおいて、
    前記フレームはバネ特性を有する上段フレームと、この上段フレームに対してバネ定数が異なる下段フレームとからなる車両用シートのシートクッション。
  2. 前記上段フレーム、下段フレームの双方又はいずれか一方を上下方向に移動調節可能に取付けてなる請求項1記載の車両用シートのシートクッション。
  3. 前記上段フレーム、下段フレームの双方又はいずれか一方の着座部をその左右に有するサイド部に対して低剛性に成形してなる請求項1記載の車両用シートのシートクッション。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010089640A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Toyo Seat Co Ltd 車両用シートのシートクッション
JP2011178370A (ja) * 2010-03-04 2011-09-15 Tachi S Co Ltd 車両用シートのシートクッション
EP2463141A1 (en) 2010-12-07 2012-06-13 Tachi-S Co., Ltd. Seat cushion of vehicle seat
US8678505B2 (en) 2010-12-21 2014-03-25 Tachi-S Co., Ltd. Seat cushion of vehicle seat
JP2018135074A (ja) * 2017-02-23 2018-08-30 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート

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