JP2005236787A - デジタルノイズ除去装置 - Google Patents

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愼太郎 木下
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Abstract

【課題】 高速インターフェース部に適用でき、かつ、過渡状態でも正常な出力信号を出力することのできるデジタルノイズ除去装置を提供する。
【解決手段】 デジタルノイズ除去装置100は、FF1(1)〜1(n)(nは6以上の整数)から構成されるシフトレジスタと、それぞれがFF1(1)〜1(n)のうちの3個のFFに接続され、その3個のFFからの出力信号の論理値の一致を判定する一致判定回路M1(1)〜M1(m)(mは3以上の整数)と、一致判定回路M1(1)〜M1(m)に接続され、一致判定回路M1(1)〜M1(m)からの各出力信号の論理値の多数決を行なう多数決回路V1とを備える。
【選択図】 図5

Description

本発明は、高速通信が要求されるインターフェースにおいて利用することが可能なデジタルノイズ除去装置に関する。
従来、入力信号のノイズを除去する場合、図1に示されるデジタルノイズ除去装置1000のように、シフトレジスタ内の各フリップフロップ(以下、本明細書中ではフリップフロップをFFと略す)2(1)〜2(n)における出力信号の値であるHighまたはLowが一致するかどうか、または、多数決で判定することによってノイズを除去している。以下に、図1のデジタルノイズ除去装置1000の具体的な動作を説明する。
まず、図1に示されるデジタルノイズ除去装置1000では、入力信号が入力端子inからn段のFFからなるシフトレジスタの1段目のFF2(1)へ入力される。次に、FF2(1)の出力信号S2(1)が、FF2(2)へと入力される。このようなシフトを、シフトレジスタ内のFF2(2)以降FF2(n)まで行なう。このとき、各FFの出力信号S2(1)から出力信号S2(n)までの信号は全て回路M2に入力される。回路M2の出力は、出力端子outへと出力される。出力信号S2(1)〜S2(n)が入力された回路M2は、HighまたはLowを判定し、その判定結果を出力端子outへ出力する。
回路M2は、判定基準が出力信号の値の一致である場合には、出力信号S2(1)〜S2(n)までの全ての信号がHighになった場合にHighを出力端子outへ出力し、全ての信号がLowになった場合にLowを出力端子outへ出力する。
また、回路M2の判定基準が多数決である場合には、出力信号S2(1)〜S2(n)までの信号の値の中で、Highの方が多ければHighを出力端子outへ出力し、Lowの方が多ければLowを出力端子outへ出力する。
以上のようにデジタルノイズ除去装置1000が動作することにより、FFに供給されているクロックの周期にシフトレジスタ内のFFの個数nを掛けた期間よりも幅が短いノイズが除去され、そのノイズが除去された出力信号が出力端子outから出力される。
特開平5−145380号公報(第5頁、第2図)。
しかしながら、上記従来のデジタルノイズ除去装置1000では、正常な出力信号が得られなかったり、ノイズ除去を満足にできないことがある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、高速インターフェース部に適用でき、かつ、過渡状態でも正常な出力信号を出力することのできるデジタルノイズ除去装置を提供することを目的とする。
本発明のデジタルノイズ除去装置は、直列に接続された複数のフリップフロップの各出力端子が接続され、上記複数のフリップフロップの各出力信号の論理値の一致を判定する3個以上の一致判定回路と、上記3個以上の一致判定回路に接続され、上記3個以上の一致判定回路からの各出力信号の論理値の多数決を行なう多数決回路とを備え、上記複数のフリップフロップのそれぞれは直列に接続され、シフトレジスタを構成している。
本発明のデジタルノイズ除去装置では、回路M2が一致判定回路である場合のデジタルノイズ除去装置1000よりもレスポンスが早く、且つ、回路M2が多数決回路である場合のデジタルノイズ除去装置1000で見られた過渡状態のノイズの影響を受けない。このため、本発明のデジタルノイズ除去装置は、高速インターフェース部のデジタルノイズ除去装置として適用することができる。
上記3個以上の一致判定回路と上記多数決回路との間に介在して接続され、上記多数決回路に接続される上記3個以上の一致判定回路の接続段数を、制御信号によって設定する制御回路をさらに備えることが好ましい。
このことによって、一致判定を行なうフリップフロップの段数を制御信号で設定することができるデジタルノイズ除去装置を提供することができる。
転送レートを設定することができるレジスタと、上記レジスタに上記転送レートを設定するためのマイコンとをさらに備え、上記レジスタは、上記転送レートの設定に応じた信号を生成し、当該信号を上記制御回路に制御信号として入力する構成としてもよい。
上記複数のフリップフロップへの入力信号の転送レートを検出し、上記転送レートに応じた信号を生成し、上記制御回路への制御信号として入力する転送レート検出器をさらに備える構成としてもよい。
本発明によれば、高速インターフェース部に適用でき、かつ、過渡状態でも正常な出力信号を出力することのできるデジタルノイズ除去装置を提供することができる。
上記「従来の技術」欄に記載のように、従来のデジタルノイズ除去装置1000では、正常な出力信号が得られない、ノイズ除去を満足にできない等の不具合が生じることがある。そこで、本発明者らは、従来のデジタルノイズ除去装置1000における不具合の原因を考察した。以下にその考察を図1および図2を参照しながら説明する。なお、図2は、デジタルノイズ除去装置1000が15段のFFにより構成されている場合におけるタイミングチャートであり、図2中に示すCLK、in、S2(1)〜S2(15)との記載は、FFに供給されているクロック信号CLK、入力信号in、および各FFにおける出力信号S2(1)〜S2(15)の波形を示す。
従来のデジタルノイズ除去装置1000では、回路M2が一致判定回路である場合、n段(ここでは15段)全てのFFの出力がHighまたはLowに定まらなければ、出力が確定しない。つまり、入力信号に対するデジタルノイズ除去装置1000の出力が、FFに供給されているクロックの周期にシフトレジスタ内のFFの個数n(ここでは15)を掛けた期間だけ遅れる。
図2に示すように、入力信号inのLowからHighへ遷移した直後のノイズN1は、クロックCLKの立ち上がり時に入力されているため、パルスP1として後段のFFへとシフトされている。回路M2が一致判定回路である場合、S2(1)〜S2(15)までの全ての出力の一致判定を行なっているため、図3の表1に示すように、入力信号inがLowからHighに遷移してから、回路M2の出力(デジタルノイズ除去装置1000の出力)がLowからHighに遷移するまでに、クロックCLKの17クロック分を要する。つまり、17クロック分だけ遅延している。このように、回路M2が一致判定回路である従来のデジタルノイズ除去装置1000では、ノイズN1に起因して発生したパルスP1が伝播して出力されることはないが、入力に対する出力のレスポンスが遅い。このため、高速インターフェース部のデジタルノイズ除去装置にはあまり適していない。
また、従来のデジタルノイズ除去装置1000で、回路M2が、2クロックおきの出力信号S2(2)、S2(4)、S2(6)、S2(8)、S2(10)、S2(12)およびS2(14)の多数決を行なう多数決回路である場合、図4の表2のように、ノイズN1の影響を受けてしまい、デジタルノイズ除去装置1000の出力から、10クロック目にパルスP1が出力されてしまう。
このように、従来の多数決回路のみ、または、一致判定回路のみを有するデジタルノイズ除去装置1000では、ノイズの除去を満足できないことがある。
本発明は、以上の考察に基づいて本発明者らによってなされたものである。以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図5は、本発明の実施形態1に係るデジタルノイズ除去装置の回路構成を表す図である。
図5に示すように、本実施形態のデジタルノイズ除去装置100は、FF1(1)〜1(n)(nは6以上の整数)から構成されるシフトレジスタと、それぞれがFF1(1)〜1(n)のうちの3個のFFに接続され、その3個のFFからの出力信号の論理値の一致を判定する一致判定回路M1(1)〜M1(m)(mは3以上の整数)と、一致判定回路M1(1)〜M1(m)に接続され、一致判定回路M1(1)〜M1(m)からの各出力信号の論理値の多数決を行なう多数決回路V1とを備える。
入力端子inからノイズを含んだ信号が入力されると、FF1(1)から順に信号がシフトされ、FF1(n)まで信号が伝播する。このとき、図5に示すように、例えば、一致判定回路M1(1)への入力として、FF1(1)、FF1(2)、FF1(3)のそれぞれの出力信号S1(1)、出力信号S1(2)、出力信号S1(3)が入力される。
一致判定回路M1(1)は、一致判定を実施し、3信号ともHighならばHighを出力信号T1(1)へ出力し、3信号ともLowならばLowを出力信号T1(1)へ出力する。一致しない場合には、出力信号は一致判定前に出力しているレベルを保持する。
同様にして、一致判定回路M1(m−q)への入力として、FF1(n−k−1)、FF1(n−k)、FF1(n−k+1)のそれぞれの出力信号S1(n−k−1)、出力信号S1(n−k)、出力信号S1(n−k+1)が入力され、一致判定を実施する。なお、ここでkは、6<k<nを満たす整数、qは1<q<mを満たす整数である。
一致判定回路M1(1)〜M1(m)は、それぞれ一致判定を実施し、それぞれの出力信号T1(1)から出力信号T1(m)を多数決回路V1へと入力する。多数決回路V1では、入力信号である出力信号T1(1)から出力信号T1(m)から、多数決により、High出力信号よりもLow出力信号の方が多ければLowを出力端子outへ出力し、Low出力信号よりもHigh出力信号の方が多ければHighを出力端子outへと出力する。
本実施形態によれば、入力に対する出力のレスポンスが従来のデジタルノイズ除去装置に比べて早い。このことを、図5、図6、図7および図8を参照しながら説明する。図6のタイミングチャートは、デジタルノイズ除去装置100が15段のFF1(1)〜FF1(15)により構成されている場合における、FFに供給されているクロックCLKと入力信号in、および、図5のデジタルノイズ除去装置100の各FFにおける出力信号S1(1)〜S1(15)の波形を示している。
多数決回路V1は、出力信号T1(1)〜T1(5)を入力とし、出力信号outを出力する。出力信号S1(1)〜S1(15)が図6のようになった場合、出力信号T1(1)〜T1(5)、および、出力信号outは、図7に示す表3の通りになる。表3に示すように、本実施形態のデジタルノイズ除去装置100は、入力信号inがHighからLowに遷移してからノイズ除去装置の出力がHighからLowに遷移するまでのクロックCLKの遅延時間は12クロックとなっており、ノイズN1に起因して発生したパルスP1が伝播して出力されることもない。
図8は、表1〜表3の結果を総合して、回路M2が一致判定回路または多数決回路を備える従来のデジタルノイズ除去装置1000の出力信号outと、本実施形態のデジタルノイズ除去装置100の出力信号outとを比較して表したタイミングチャートである。
図8によれば、本実施形態のデジタルノイズ除去装置100では、回路M2が一致判定回路である場合のデジタルノイズ除去装置1000よりもレスポンスが早く、且つ、回路M2が多数決回路である場合のデジタルノイズ除去装置1000で見られた過渡状態のノイズの影響を受けないということがわかる。
以上のことから、本実施形態のデジタルノイズ除去装置100は、高速インターフェース部のデジタルノイズ除去装置として適用することができる。また、多数決回路V1への入力が、数段のFF毎にグループ化されたFF出力の一致判定結果の信号であるため、過渡状態におけるノイズを除去することもできる。
なお、本実施形態では、一致判定回路M1(1)〜M1(m)のそれぞれがFF1(1)〜1(n)のうちの3個のFFに接続される構成としているが、これに限定されない。2個以上のFFに接続される構成であれば、上述の通り、レスポンスが早く、且つ、過渡状態のノイズを確実に除去するデジタルノイズ除去装置とすることができる。
(実施形態2)
図9は、本発明の実施形態2に係るデジタルノイズ除去装置の回路構成を表す図であり、図10(a)〜(c)は、実施形態2に係るデジタルノイズ除去装置を構成する各回路の構成を表す図である。
図9に示すように、本実施形態のデジタルノイズ除去装置200は、m個の回路MM(1)〜MM(m)(mは3以上の整数)と、回路MM(1)〜MM(m)の各出力端子に接続された段数制御回路MCと、段数制御回路MCに接続され、回路MM(1)〜MM(m)からの各出力信号の論理値の多数決を行なう多数決回路V3とを備える。
つまり、上記実施形態1のデジタルノイズ除去装置100において、各一致判定回路M1(1)〜M1(m)と多数決回路V1との間に介在して接続され、多数決回路V1に接続される一致判定回路M1(1)〜M1(m)の接続段数を、制御信号によって設定する制御回路をさらに追加した構成と同じ構成となっている。
次に、回路MM(1)〜MM(m)のそれぞれについて説明する。なお、ここでは各回路MM(1)〜MM(m)は同じ構成を有するので、回路MM(1)〜MM(m)のうちの1つを回路MMとして代表的に表すものとする。回路MMは、いずれも図10(a)に示すように、FF3(1)〜FF3(p)(pは2以上の整数)から構成されるシフトレジスタと、それぞれがFF3(1)〜FF3(p)に接続され、FF3(1)〜FF3(p)からの出力信号の論理値の一致を判定する一致判定回路M3とを備える。
次に、段数制御回路MCについて説明する。段数制御回路MCは、図9に示すように、制御信号入力端子cを有し、回路MMと多数決回路V3との接続数を、制御信号入力端子cからの制御信号によって設定する。
例えば、4つの入力端子を備える段数制御回路MCは、図10(b)に示すように、3つの回路MS30、MS31およびMS32と、2つのセレクタSL30およびSL31から構成されている。回路MS30およびMS31は、いずれも2つの出力端子のうちの一方が回路MS32の入力端子に接続され、残りの一方がセレクタSL30およびSL31の入力端子に接続されている。また、制御信号入力端子c1およびc2を備えており、制御信号入力端子c1からの制御信号が回路MS31と回路MS30とに入力される。制御信号入力端子c2からの制御信号は、回路MS32と、セレクタSL31と、セレクタSL30とに入力される。回路MS32は、2つの出力端子がいずれも2つに分岐しており、分岐の一方は端子out2およびout4に接続されており、もう一方はそれぞれセレクタSL30およびSL31の入力端子に接続されている。セレクタSL30およびSL31の各出力端子は、それぞれ端子out1およびout3に接続されている。
次に、回路MS30、MS31およびMS32について説明する。なお、ここでは各回路MS30、MS31およびMS32は同じ構成を有するので、回路MS30、MS31およびMS32のうちの1つを回路MSとして代表的に表すものとする。
回路MSは、図10(c)に示すように、2つの入力端子を備え、一致判定回路M30と、2つのセレクタSL301およびSL302から構成されている。一致判定回路M30は、入力端子in1とin2とに接続されており、出力端子は分岐してそれぞれセレクタSL301およびSL302の入力端子に接続されている。また、セレクタSL301およびSL302は、それぞれ直接入力端子in1とin2とにも接続されており、出力端子はそれぞれ端子out1およびout2に接続されている。
図9に示すように、まず、入力端子inから入力するノイズを含んだ信号は、回路MM (1)へ入力される。回路MMでは、sinからの入力信号をFF3(1)から順に信号がシフトされ、FF3(p)まで信号が伝播する。
続いて、一致判定回路M3への入力として、FF3(1)〜FF3(p)のそれぞれの出力信号S3(1)〜S3(p)が入力され、一致判定を実施し、全ての入力信号がHighならばHighを出力端子foutへ出力し、全ての信号がLowならばLowを出力端子foutへ出力する。一致しない場合には、出力信号は一致判定前に出力しているレベルを保持する。出力端子soutへは、入力端子sinからシフトされてきたFF3(p)の出力信号S3(p)が出力される。
次に、一致判定がMM (1)からMM(m)まで実施されると、それぞれの出力信号FO (1)〜FO(m)が段数制御回路MCへと入力される。
次に、段数制御回路MCを構成する回路のうち、回路MSの動作について説明する。
段数制御回路MSは、次のように動作する。まず、図10(c)に示すように、入力端子in1とin2とからの入力信号を一致判定回路M30へと入力して、一致判定を行ない、信号S30を出力する。セレクタSL301では、入力端子in1からの入力信号と一致回路M30から出力された信号S30を制御端子cからの制御信号により選択する。制御端子cからの制御信号が0の場合は、入力端子in1からの入力信号を出力端子out1へ出力し、制御端子cからの制御信号が1の場合は、信号S30を出力端子out1へ出力する。セレクタSL302では、入力端子in2からの入力信号と一致回路M30から出力された信号S30を制御端子cからの制御信号により選択する。制御端子cからの制御信号が0の場合は、入力端子in2からの入力信号を出力端子out2へ出力し、制御端子cからの制御信号が1の場合は、信号S30を出力端子out2へ出力する。
段数制御回路MCは、次のように動作する。入力端子in1と入力端子in2からの入力信号と制御端子c1からの制御信号とが回路MS30へと入力されると、信号O300と信号O301とを出力する。同様に、入力端子in3と入力端子in4からの入力信号と制御端子c1からの制御信号とが回路MS31へと入力されると、信号O310と信号O311を出力する。
回路MS32は、信号O301、信号O311、および制御端子c2からの制御信号が入力されると、信号O320と信号O321とを出力する。セレクタSL30では、信号O300と信号S320とを制御端子c2からの制御信号により選択する。制御端子c2からの制御信号が0の場合は、信号O300を出力端子out1へ出力し、制御端子c2からの制御信号が1の場合は、信号S320を出力端子out1へ出力する。同様に、セレクタSL31では、信号O310と信号S321とを制御端子c2からの制御信号により選択する。制御端子c2からの制御信号が0の場合は、信号O310を出力端子out3へ出力し、制御端子c2からの制御信号が1の場合は、信号S321を出力端子out3へ出力する。
出力端子out2と出力端子out4には、それぞれ、信号O320と信号O321とが出力される。段数制御回路MCは、出力信号FO (1)〜FO(m)までが入力され、制御端子cからの制御信号によって、一致判定を行なう段数を制御し、その結果を出力信号T3(1)〜T3(j)(jはm以下の整数)を出力する。つまり、回路MM(1)〜MM(m)からの各出力信号FO (1)〜FO(m)のうちのいくつかを、出力信号T3(1)〜T3(j)として出力する。
多数決回路V3では、入力信号である出力信号T3(1)〜T3(j)から、多数決により、High出力信号よりもLow出力信号の方が多ければLowを出力端子out3へ出力し、Low出力信号よりもHigh出力信号の方が多ければHighを出力端子out3へと出力する。
上述の実施形態1では、多数決回路V1に接続される一致判定回路M(1)〜M1(m)の個数が固定であり、一致判定回路M(1)〜M1(m)を介して多数決回路V1に接続されるFFの段数も固定(n段)である。
しかし本実施形態によれば、段数制御回路MCを備えることによって、回路MM(1)〜MM(m)の各一致判定回路M3と多数決回路V3との接続数を可変とすることができる。すなわち、多数決回路V3に接続されるFFの段数をp段〜(p×m)段の間で可変とすることができる。つまり、本実施形態によれば、一致判定を行なうFFの段数を制御信号で設定することができるデジタルノイズ除去装置を提供することができる。
このように本実施形態のデジタルノイズ除去回路200では、一致判定を行なうFFの段数を制御信号で設定することができる。このため、例えば、入力信号の転送レートに応じて一致判定を行なうFFの段数を制御することも可能となる。
(実施形態3)
図11は、本発明の実施形態3に係るデジタルノイズ除去装置の回路構成を表す図である。
図11に示すように、本実施形態のデジタルノイズ除去装置300は、入力端子in、出力端子out、制御信号入力端子cおよび出力端子doutを備えるデジタルノイズ除去部350と、制御信号入力端子cに制御信号を入力する転送レート設定レジスタ402と、転送レートを設定するための信号を出力するマイコン403とを備える。特に、本実施形態のデジタルノイズ除去部350は、上記実施形態2のデジタルノイズ除去装置と全く同じ回路構成を有する。
マイコン403から転送レートを設定するための信号S403が出力されると、転送レート設定レジスタ402へと入力される。転送レート設定レジスタ402からは、デジタルノイズ除去部350を制御するための信号S402が出力され、制御信号入力端子cへと入力される。デジタルノイズ除去部350では、制御信号S402によって、設定された転送レートに適した一致判定を行なうFFの段数が設定される。これにより、入力端子inから入力された信号からノイズが除去され、出力端子outへと出力される。出力端子doutからは、デジタルノイズ除去部350内にあるシフトレジスタでシフトされた信号が出力される。
本実施形態によれば、マイコン403が設定するインターフェースの転送レートから制御信号を生成し、一致判定を行なうFFの段数を、適用するインターフェースの転送レートに応じて設定できるデジタルノイズ除去装置を提供することができる。
(実施形態4)
図12は、本発明の実施形態4に係るデジタルノイズ除去装置の回路構成を表す図である。
図12に示すように、本実施形態のデジタルノイズ除去装置400は、入力端子in、出力端子out、制御信号入力端子cおよび出力端子doutを備えるデジタルノイズ除去部350と、転送レート検出部502とを備える。転送レート検出部502は、入力端子inおよび制御信号入力端子cに接続され、入力端子inに入力された信号から転送レートを検出し、転送レートに応じたデジタルノイズ除去部350の制御信号S502を生成する。特に、本実施形態のデジタルノイズ除去部350は、上記実施形態2のデジタルノイズ除去装置と全く同じ回路構成を有する。
入力端子inに信号が入力されると、この信号は転送レート検出器502にも入力される。転送レート検出器502は、入力された信号からインターフェースの転送レートを検出し、この転送レートに対応したデジタルノイズ除去部350の制御信号S502を生成し、制御信号入力端子cに入力する。デジタルノイズ除去装置350では、制御信号入力端子cから入力された信号S502によって、設定された転送レートに適した一致判定を行なうFFの段数が設定される。これにより、入力端子inから入力された信号からノイズが除去され、出力端子outへと出力される。出力端子doutからは、デジタルノイズ除去部350内にあるシフトレジスタでシフトされた信号が出力される。
本実施形態によれば、インターフェースの転送レートを自動的に検出することができ、一致判定を行なうFFの段数を、適用するインターフェースの転送レートに応じて設定できるデジタルノイズ除去装置を提供することができる。
(その他の実施形態)
図13は、上記実施形態2で説明したデジタルノイズ除去装置200をデジタルTV用システムLSIのI2Cインターフェース回路に組み込んだ場合を示す図である。
図13において、デジタルTV用システムLSI601のI2Cインターフェース回路602内には、上記実施形態2で説明したデジタルノイズ除去装置200を2つ備え付けてあり、それぞれにはクロック信号線603およびデータ信号線604が接続されている。クロック信号線603とデータ信号線604のそれぞれの他方には、外部デバイス605および606がつながっている。
本実施形態に示すように構成すれば、デジタルTV用LSI601内のI2Cインターフェース回路602を高速に動作させても、誤動作することなく、I2C通信を実現することが可能となる。
以上説明したように、本発明は、高速通信が要求されるインターフェース部でのノイズ除去について有用である。
図1は、従来のデジタルノイズ除去装置の回路構成を表す図である。 図2は、図1のデジタルノイズ除去装置が15段のフリップフロップにより構成されている場合におけるタイミングチャートである。 図3は、従来のデジタルノイズ除去装置におけるクロック毎の各フリップフロップの出力信号と、デジタルノイズ除去装置の出力信号との論理値を一覧にした表1を示す。 図4は、従来のデジタルノイズ除去装置におけるクロック毎の各フリップフロップの出力信号と、デジタルノイズ除去装置の出力信号との論理値を一覧にした表2を示す。 図5は、本発明の実施形態1に係るデジタルノイズ除去装置の回路構成を表す図である。 図6は、本発明の実施形態1に係るデジタルノイズ除去装置における、各フリップフロップに供給されているクロックCLKと入力信号in、および、各フリップフロップの出力信号S1(1)〜S1(15)の波形を示すタイミングチャートである。 図4は、本発明の実施形態1に係るデジタルノイズ除去装置におけるクロック毎の各フリップフロップの出力信号と、各一致判定回路の出力信号と、デジタルノイズ除去装置の出力信号との論理値を一覧にした表3を示す。 図8は、表1〜表3の結果を総合して、従来のデジタルノイズ除去装置1000の出力信号outと、本発明の実施形態1に係るデジタルノイズ除去装置100の出力信号outとを比較して表したタイミングチャートである。 図9は、本発明の実施形態2に係るデジタルノイズ除去装置の回路構成を表す図である。 図10(a)〜(c)は、本発明の実施形態2に係るデジタルノイズ除去装置を構成する各回路の構成を表す図である。 図11は、本発明の実施形態3に係るデジタルノイズ除去装置の回路構成を表す図である。 図12は、本発明の実施形態4に係るデジタルノイズ除去装置の回路構成を表す図である。 図13は、本発明の実施形態2に係るデジタルノイズ除去装置をデジタルTV用システムLSIのI2Cインターフェース回路に組み込んだ場合を示す図である。
符号の説明
100、200、1000 デジタルノイズ除去装置
350 デジタルノイズ除去部
FF1(1)〜FF1(n)、FF2(1)〜FF2(n) フリップフロップ
FF3(1)〜FF3(p) フリップフロップ
M1(1)〜M1(m) 一致判定回路
V1、V3 多数決回路
M2 回路
M3、M30 一致判定回路
SL30、SL31、SL301、SL302 セレクタ
MS30、MS31、MS32 回路
MM (1)〜MM (m) 回路
MC 段数制御回路
402 転送レート設定レジスタ
403 マイコン
502 転送レート検出器
601 デジタルTV用システムLSI
602 I2Cインターフェース回路
603 I2Cインターフェースのクロック信号線
604 I2Cインターフェースのデータ信号線
605 I2Cインターフェースにつながる外部デバイス
606 I2Cインターフェースにつながる外部デバイス

Claims (4)

  1. 直列に接続された複数のフリップフロップの各出力端子が接続され、上記複数のフリップフロップの各出力信号の論理値の一致を判定する3個以上の一致判定回路と、
    上記3個以上の一致判定回路に接続され、上記3個以上の一致判定回路からの各出力信号の論理値の多数決を行なう多数決回路とを備え、
    上記複数のフリップフロップのそれぞれは直列に接続され、シフトレジスタを構成しているデジタルノイズ除去装置。
  2. 請求項1に記載のデジタルノイズ除去装置において、
    上記3個以上の一致判定回路と上記多数決回路との間に介在して接続され、上記多数決回路に接続される上記3個以上の一致判定回路の接続段数を、制御信号によって設定する制御回路をさらに備えるデジタルノイズ除去装置。
  3. 請求項2に記載のデジタルノイズ除去装置において、
    転送レートを設定することができるレジスタと、
    上記レジスタに上記転送レートを設定するためのマイコンをさらに備え、
    上記レジスタは、上記転送レートの設定に応じた信号を生成し、当該信号を上記制御回路に制御信号として入力する、デジタルノイズ除去装置。
  4. 請求項2に記載のデジタルノイズ除去装置において、
    上記複数のフリップフロップへの入力信号の転送レートを検出し、上記転送レートに応じた信号を生成し、上記制御回路への制御信号として入力する転送レート検出器をさらに備える、デジタルノイズ除去装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012142736A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk ノイズ除去方法及びノイズ除去装置

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