JP2000259323A - 入力信号制御回路 - Google Patents

入力信号制御回路

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JP2000259323A
JP2000259323A JP11058355A JP5835599A JP2000259323A JP 2000259323 A JP2000259323 A JP 2000259323A JP 11058355 A JP11058355 A JP 11058355A JP 5835599 A JP5835599 A JP 5835599A JP 2000259323 A JP2000259323 A JP 2000259323A
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input signal
interrupt
input
circuit
signal
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JP11058355A
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Yasukazu Watanabe
能一 渡辺
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】LSI等に搭載される汎用入力ポートの制御に
おいて、対応する入力信号の種類に応じたプログラマブ
ルな入力制御を可能にする入力信号制御回路を提供す
る。 【解決手段】入力信号の種類に応じて、CPU30より
入力信号のサンプリングクロックの周期をクロック選択
回路24に設定する。また 、入力信号のレベルの変化
に応じた割り込みを発生するか否かを割り込み選択回路
25に設定する。その後、 クロック選択回路24より
出力されるサンプリングクロックにて、入力信号を、入
力信号サンプリング回路22にて 同期化、及びチャタ
リング除去を行い、割り込み選択回路4に設定された情
報と、入力信号サンプリング回路22 からの入力信号
サンプリング後の情報とを用いて、割り込み制御回路2
3により割り込み用のトリガ信号を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力信号制御回
路、特にLSI(大規模集積回路)に組込まれる汎用入
力信号の制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の入力信号制御回路は、例えば特開
平8―22352号公報に開示されている。例えば、入
力信号がキー入力信号である処理装置は、図8に示す如
き構成である。
【0003】例えばテンキーシステムからのキー入力信
号を、2段のフリップフロップを用いるチャタリング除
去手段103と、キー入力信号保持手段105に入力す
る。チャタリング除去手段103の出力は、割り込み信
号作成手段104を介して割り込み信号をマイクロコン
ピュータ106に入力する。キー入力信号保持手段10
5の出力は、キー入力信号変換手段109を構成する変
換テーブル107、マイコン読み取りレジスタ108を
介してマイクロコンピュータ106に入力される。
【0004】各キーに対応するキー入力信号は、チャタ
リング除去手段103に入り、全てのキー入力信号のO
R(論理和)がとられる。このORの出力は、チャタリ
ングを除去する為にチャタリング周期より長い周期のク
ロックでラッチされる。これにより、チャタリングのな
いキー入力信号が得られる。通常、キー入力時には数m
s程度のチャタリング期間が存在する。この入力信号を
10ms程度の周期のクロックでラッチすることによ
り、チャタリングが除去可能である。但し、1段のフリ
ップフロップ(FF)ではノイズを誤検出する可能性が
あるので、FFを2段とし、両方の出力がH(ハイ)と
なったときに正規のキー入力があったと判断して次の処
理に移行する。
【0005】次に、チャタリング除去手段103でチャ
タリングが除去され、正規のキー入力信号であると判断
された信号は、割り込み信号作成手段104に入力され
る。この割り込み信号作成手段104は、SR(セット
リセット)―FFと2個のD―FFで構成される。チャ
タリング除去手段103の1段目及び2段目のD―FF
の出力のAND(論理積)及びNORをとった信号を各
々SR―FFのS及びR入力端に入力する。即ち、キー
入力信号があった場合にSR―FFはHを出力し、キー
入力信号がなくなるとL(ロー)になる。このSR―F
Fの出力を2段のD―FFに入力して、この信号の立上
がりを検出してマイクロコンピュータ106へ割り込み
信号として入力する。
【0006】上述した構成及び動作により、チャタリン
グノイズを除去したキー入力信号を生成してマイクロコ
ンピュータ又はCPUへの割り込み信号を生成してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】各種の装置に使用され
るスイッチ入力又はその他の外部入力等の汎用入力ポー
トの制御回路にあっては、装置の仕様に特化して、その
入力対象に適応した制御機能が必要になるのが一般的で
ある。例えば、ディジタルカメラの外部スイッチ入力ポ
ート等に関しては、チャタリングノイズによる不正割り
込みを極力防止する為の機能、その入力ポートのレベル
変化(L→H又はH→L)に応じて割り込みを発生させ
る機能、更に同じ外部スイッチ入力でも、ある動作モー
ド時にはスイッチ入力により誤動作しないように、割り
込みマスク(無効化)する機能、また周辺LSIからの
入力信号を接続する場合には、その信号をLSI内部の
システムクロックでサンプリング(標本化)し同期化し
ておく機能等の種々の要求が発生する。
【0008】現在、ディジタルカメラ、携帯電話、PD
A等のコントローラチップ等は全て単一チップ化されて
おり、それを不特定多数の装置用としてLSIを設計す
る場合がある。その際に、従来回路構成では、キー入力
という1つの特定入力制御機能に特化している為に、他
の入力に十分対応できないという問題があった。
【0009】また、上述した従来のチャタリング除去手
段では、2段のFFで構成されており、その1段目のF
Fの出力を使用して割り込み信号作成手段のSR―FF
の制御を行っている。この構成では、非同期入力である
キー入力信号が完全に同期化されない為に、1段目のF
F出力が中間電位(H、Lレベルの中間)となる場合が
あり、割り込み信号作成手段のSR―FF制御に支障を
生じるという問題があった。
【0010】本発明の目的は、LSIに組込可能な汎用
入力ポートに関し、多様化するニーズ又は使用を満足
し、種々の入力信号の仕様に応じて機能選択が可能な汎
用の入力信号制御回路を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明による入力信号制御回路は、次のような特徴
的な構成を採用している。
【0012】(1)選択可能な周期のサンプリングクロ
ックを生成するクロック選択回路と、入力信号を前記サ
ンプリングクロックによりサンプリングしてリードデー
タを得る入力信号サンプリング回路と、割り込み選択レ
ジスタを含み、highレベル割り込みマスク信号及び
lowレベル割り込みマスク信号を生成する割り込み選
択回路と、該割り込み選択回路からの前記割り込みマス
ク信号及び前記入力信号サンプリング回路の出力を受け
て、割り込みトリガ信号を生成する割り込み制御回路と
を備える入力信号制御回路。
【0013】(2)前記クロック選択回路は、分周制御
レジスタを含み、前記割り込み選択回路の前記割り込み
選択レジスタと共に外部のCPU等から書き込みデータ
が入力可能とする上記(1)の入力信号制御回路。
【0014】(3)LSI内にその一部として形成する
上記(1)の入力信号制御回路。
【0015】(4)前記LSI内に、その複数の入力ポ
ートに入力される複数の入力信号に対応して複数個設け
られる上記(3)の入力信号制御回路。
【0016】(5)前記LSIには、各々前記入力信号
サンプリング回路からのリードデータ及び前記割り込み
制御回路からの割り込みトリガ信号を入力し、CPUに
出力するリード制御部及び割り込み制御部を有する上記
(3)又は(4)の入力信号制御回路。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明による入力信号制御
回路の好適実施形態例を添付する図1乃至図7を参照し
て詳細に説明する。
【0018】先ず、図1を参照して、本発明による入力
信号制御回路の好適実施形態例のブロック図を説明す
る。LSI10は、n個の入力信号制御回路20a〜2
0n(総称して20という)を有する。これら各入力制
御回路20は、入力ポート21a〜21n(総称して2
1という)を介して各々入力信号が入力されるよう構成
している。各入力信号制御回路20は、入力信号サンプ
リング回路22、割り込み制御回路23、クロック選択
回路24及び割り込み選択回路25を含んでいる。ま
た、LSI10は、各入力信号制御回路20の出力を入
力とするリード制御部26及び割り込み制御部27を有
する。更に具体的には、入力信号制御回路20の入力信
号サンプリング回路22からのリード(読み出し)デー
タがリード制御部26に入力され、割り込み制御回路2
3からの割り込みトリガ信号が割り込み制御部27に入
力される。
【0019】LSI10とは別に(即ちLSI10の外
部に)、CPU(中央処理ユニット)30が設けられて
いる。このCPU30とLSI10とは、バス31を介
して相互に接続されている。
【0020】次に、本発明の対象である入力信号制御回
路20を中心に少し詳細に説明する。クロック選択回路
24は、内部にCPU30から分周比が設定可能なレジ
スタと分周回路(図示せず)を含み、システムクロック
と分周クロックをレジスタ設定により選択し、入力信号
のサンプリングクロックとして入力信号サンプリング回
路22に出力する。割り込み選択回路25は、CPU3
0からの設定により、入力ポート21からの入力信号の
変化レベル(H→L、L→H)により、それぞれ割り込
みの可否を制御する為のレジスタ(図示せず)を内部に
搭載し、割り込み信号を割り込み制御回路23に出力す
る。
【0021】入力信号サンプリング回路22は、上述し
たクロック選択回路24より出力されるサンプリングク
ロックにより、入力ポート21より入力される入力信号
のチャタリング除去及び同期化を行い、リード制御部2
6を介してCPU30に対するリードデータ、割り込み
制御を行う為に入力信号の変化レベル認識する為の信号
を出力する。割り込み制御回路23は、入力信号サンプ
リング回路22より出力されるH、Lそれぞれの変化レ
ベル認識信号と、割り込み選択回路25より出力される
H、Lレベルそれぞれの変化における割り込みマスク信
号により、割り込み信号生成用の割り込みトリガ信号を
割り込み制御部27へ出力する。
【0022】図2は、図1の入力信号サンプリング回路
22の詳細ブロック図である。D―FF22a、22b
及び22c、ANDゲート22d及びNORゲート22
eより構成される。即ち、この入力信号サンプリング回
路22は、入力ポートから入力される入力信号を、クロ
ック選択回路24より出力されるサンプリングクロック
にてサンプリング(標本化)する3段のシフトレジスタ
となっている。ANDゲート22d及びNORゲート2
2eは、各々入力信号の同期化又はチャタリング除去後
のH及びLレベル変化の認識を行うものである。
【0023】次に、図3は、図1の割り込み制御回路2
3の詳細構成図である。ANDゲート23a、23b及
び23f、ORゲート23c、D―FF23d、23e
より構成される。ANDゲート23a、23bは、入力
信号サンプリング回路22からのH及びLレベル変化の
認識信号と割り込み選択回路25からの割り込みマスク
信号よりの割り込みマスク及び許可を行う。ORゲート
23c、D―FF23d、23eおよびANDゲート2
3fは、ANDゲート23a、23bの出力状態により
システムクロック1サイクル幅の割り込みトリガ信号を
生成する回路である。
【0024】図4は、図1のクロック選択回路24の詳
細説明図であり、図4(A)は構成図、図4(B)は図
4(A)中の分周制御レジスタの書式(フォーマット)
例である。クロック選択回路24は、分周制御レジスタ
24a、D―FF24b、24e、ORゲート24c、
分周カウンタ24d及びセレクタ24fより構成され
る。分周制御レジスタ24aは、CPU30からライト
EN(イネーブル)信号を受け、イネーブルされると、
CPU30からのCPUライトデータを書き込み可能で
ある。これにより、出力するサンプリングクロックのシ
ステムクロックに対する分周比を決定する。
【0025】D―FF24b、ORゲート24c、分周
カウンタ24d及びD―FF24eは、分周制御レジス
タ24aで設定された分周情報により分周クロックを生
成する回路である。分周カウンタ24dは、バイナリ
(2進)カウンタで構成される。セレクタ24fは、分
周制御レジスタ24aからの情報により生成された分周
クロックかシステムクロックか一方を選択して、サンプ
リングクロックとして入力信号サンプリング回路22へ
出力する。
【0026】図5は、図1の割り込み制御回路25の詳
細を示し、(A)は構成図、(B)は割り込み選択レジ
スタの書込例である。この割り込み制御回路25は、C
PU30から書き込み可能な割り込み選択レジスタ25
aにより構成される。この割り込み選択レジスタ25a
は、入力信号のレベル変化により、それぞれ割り込みの
許可の可否を決定する為の情報を設定するレジスタであ
る。
【0027】次に、本発明による入力信号制御回路20
の動作を説明する。尚、各回路の信号の有効極性は、特
に説明なき場合は全てHレベルを有効とする。
【0028】先ず、1つの入力信号制御回路20につい
て、入力信号の種類によりサンプリングクロックの分周
比と割り込み生成の可否の設定をCPU30により行
う。例えば、入力信号がキー入力等のチャタリングを含
む信号であれば、チャタリング期間を考慮して、サンプ
リング期間を大きくとる分周比を設定する。また、入力
信号が他のLSI等からの制御信号である場合にはシス
テムクロックを選択するようにする。サンプリングクロ
ックの周期設定は、図1のクロック選択回路24におい
て下記の如く実行される。
【0029】図4に示すクロック選択回路24の分周制
御レジスタ24aの書式は、図4(B)の如く定められ
ている。この分周制御レジスタ24aは、例えば16ビ
ット構成であり、最下位ビット(0乗)は、サンプリン
グクロックとして、分周クロック又はシステムクロック
のいずれかを出力するかを選択する為の分周フラグであ
る。残りの15ビットで分周比を設定する。ここで、分
周比設定値の例として、システムクロックの2分周を出
力する為には16進で「FFFF」を設定する。3分周
であれば「FFFD」となる。
【0030】この構成で最大分周の設定「0001」で
は、システムクロックの1/32767に設定可能であ
る。また、システムクロックをサンプリングクロックと
して選択する場合には、上述した如く、分周制御レジス
タ24aの最下位ビットに「0」を設定すると他のビッ
トは任意の値でよい。初期状態は、16進で「000
0」となっている。
【0031】次に、サンプリングクロック生成動作を説
明する。先ず、CPU30により図1のクロック選択回
路24に対して希望する分周比を設定する。設定動作
は、図4の分周制御レジスタ24aに対してCPU30
からのライトデータと、LSI10内部の制御回路から
システムクロックの1サイクル幅のライトEN信号とが
入力される。このライトEN信号が有効のとき、CPU
ライトデータをシステムクロックによりラッチする。次
に、FF24bで1サイクルシフトされたライトEN信
号により分周制御レジスタ24aに設定された分周比が
分周カウンタ24dにロードされる。この分周カウンタ
24dは、分周制御レジスタ24aと同様に15ビット
のバイナリカウンタで構成されている。
【0032】分周制御レジスタ24aに設定された分周
フラグが「1」の場合、分周カウンタ24dのカウント
ENが有効になるので、ロードされた次のサイクルから
システムクロックに同期してカウントアップする。分周
カウンタ24dからキャリー(CRY)信号が出力さ
れ、その信号をD―FF24eでシフトした出力が分周
クロックとなる。このD―FF24eでシフトした出力
が分周クロックとなる。このD―FF24eの出力によ
り、再度分周カウンタ24dに分周制御レジスタ24a
の値がロードされ、以下同様にカウントアップを行い、
キャリー出力を繰り返す。このようにして、サンプリン
グクロックを生成する。
【0033】図6は、システムクロックに対して、3分
周のサンプリングクロックを生成する場合の各部のタイ
ミングチャートを示す。図6において、(a)はシステ
ムクロック、(b)はCPU30からのライト(書き込
み)データ、(c)は分周制御レジスタ24a及びD―
FF24bへのライトEN信号である。(d)はD―F
F24bの出力、(e)は分周カウンタ24dへのロー
ド入力、(f)は分周カウンタ24dのカウンタEN入
力、(g)は分周カウンタ24dのカウンタ値である。
(h)は分周カウンタ24dのキャリー出力、(i)は
D―FF24eの出力、(j)はサンプリングクロック
である。
【0034】図6(g)に示す分周カウンタ24dのカ
ウント値が示す如く、CPU30からライトデータとし
て「7FFE」を入力すると、システムクロック毎に
「7FFE」から「7FFF」、「0000」、「7F
FFE」を反復するので、3クロック毎に「7FFF」
となりキャリー出力(図6(h)参照)を出力し、サン
プリングクロックが出力される。このサンプリングクロ
ック(図6(j)参照)は、システムクロックの3個毎
に出力されるので3分周されることとなる。
【0035】次に、入力信号の変化(H→L、L→H)
に対して割り込みを生成するか否かの設定を図1の割り
込み選択回路25に対して行う。この割り込み選択回路
25は、図5に示す如く割り込み選択レジスタ25aか
ら構成される。割り込み選択レジスタ25aの書式は図
5(B)の如く2ビットであり、初期値は「1」で割り
込みマスク状態である。ここで、入力信号がLからHレ
ベルになったときのみ割り込みを発生させる場合は、h
ighレベルマスクビットのみに「0」を設定する。ま
た、HからLレベルになったときのみ割り込みを発生さ
せる場合には、Lレベルビットのみに「0」を設定す
る。どちらの変化時にも割り込みを発生させる場合に、
両ビットに「0」を設定する。また、割り込みを発生さ
せずにCPUリード可能な入力ポートとして使用する場
合には初期値の「1」のままでよい。
【0036】割り込み選択レジスタ25aの設定動作
は、上述したサンプリングクロックの生成時の分周制御
レジスタ24aと同様にCPU30より行う。設定後
は、割り込み選択回路25より、それぞれHレベル割り
込みマスク信号、Lレベル割り込みマスク信号として出
力される。以上のように、入力信号レベルにより割り込
み生成の設定を行う。
【0037】次に、入力信号のサンプリング動作及び割
り込みトリガ生成動作を説明する。図1の入力信号サン
プリング回路22に入力された信号は、図2のD―FF
22a、22bにより、図1のクロック選択回路24よ
り出力されるサンプリングクロックでチャタリング除去
及び同期化処理を行う。これにより、D―FF22bの
出力は中間電位の存在しない波形整形した出力となる。
このD―FF22bの出力は、そのままCPUリード可
能なリードデータとして入力信号サンプリング回路22
から出力される。また、D―FF22bの出力は、D―
FF22cによりサンプリングクロックでシフトされ
る。ここで、D―FF22b、22cの出力を用いて、
両出力が「1」の場合(即ち、ANDゲート22dの出
力が「1」の場合)、Hレベル認識信号として、また両
出力が「0」の場合(即ちNORゲート22eの出力が
「1」)、Lレベル認識信号として入力信号サンプリン
グ回路23にて各レベル変化に対応した割り込みトリガ
信号が生成される。
【0038】割り込みトリガ信号生成について説明す
る。図1の割り込み制御回路23において、割り込み選
択回路25からのH、Lレベル割り込みマスク信号と、
入力信号サンプリング回路22からのH、Lレベル認識
信号により生成される。先ず動作例として、割り込み選
択回路25においてH、Lレベルとも割り込み許可が設
定されているものとする(割り込み制御レジスタ25a
は、2ビット共に「0」である)。この場合、図1の入
力信号サンプリング回路22から出力されたHレベル認
識信号が有効となると、図3のANDゲート23aに入
力される。ここで、割り込み選択回路25からのHレベ
ル割り込みマスク信号は無効(「0」)であるので、A
NDゲート23aの出力は「1」となり、ORゲート2
3cを通してD―FF23dに伝えられる。D―FF2
3d、23e及びANDゲート23fの割り込みトリガ
信号生成回路により、入力信号サンプリング回路22か
ら出力されたHレベル認識信号の前縁微分がとられ、A
NDゲート23dよりシステムクロック1サイクル幅の
割り込みトリガ信号が生成される。同様に、Lレベル認
識信号についても、同じしくみにて割り込みトリガ信号
が生成される。
【0039】また、割り込み選択回路25にて各レベル
の割り込みマスクがされている場合(対応ビットに
「1」が設定されている)には、図3のANDゲート2
3a、23bの出力は、それぞれH、Lレベル割り込み
マスク信号により「0」出力に固定されているので、以
降の割り込みトリガ生成回路が動作しない為に割り込み
トリガ信号は生成されない。割り込み制御回路23によ
り生成された割り込みトリガ信号は、LSI10内部の
全ての割り込み処理を行っている割り込み制御部27に
て処理され、CPU30に対して割り込みを通知する。
また、入力信号のリードデータも、割り込み処理と同様
に、LSI10内部のリード制御部26において、その
他のリードデータと共にCPU30からのデータ読み込
み処理が行われる。
【0040】図7は、入力信号サンプリング回路22の
各部動作タイミングチャートを示す。図7(a)は、サ
ンプリングクロックであり、(b)は入力ポート21か
ら入力される入力信号である。(c)は、D―FF22
bの出力であり、(d)はD―FF22cの出力であ
る。(e)及び(f)は、各々Hレベル及びLレベル認
識信号である。入力信号(b)にチャタリングノイズが
含まれていても、これを効果的に除去可能である。
【0041】以上、本発明による入力信号制御回路の好
適実施形態例の構成及び動作を詳述した。しかし、本発
明は単にこの好適実施形態例のみに限定されるべきでは
なく、本発明の要旨を逸脱することなく種々の変形変更
が可能であることが当業者には容易に理解できよう。
【0042】
【発明の効果】上述の説明から理解される如く、本発明
の入力信号制御回路によると以下の如き従来技術にない
種々の効果が得られる。
【0043】先ず第1に、LSI等に搭載される入力ポ
ートの制御の種類により使用者側で自由にCPUから設
定可能である。この為に、ディジタルカメラ、携帯電
話、PDA等に使用可能な汎用の1チップコントローラ
を開発する際に、不特定多数のユーザの仕様又は種々の
用途に適用可能とすることができる。その理由は、入力
信号の種類によってサンプリングクロック周期及び入力
信号のレベル変化に対して割り込み生成の可否をCPU
等により任意に設定可能であるからである。
【0044】第2に、入力信号がキー入力の如きチャタ
リングを含むものであった場合に、チャタリングによる
誤動作のない制御が可能である。その理由は、入力信号
サンプリング回路が、任意周期のサンプリングクロック
を用い、2段のFFにより同期化した後の信号を用いて
割り込み制御等を行っている為である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による入力信号制御回路をLSIに応用
した好適実施形態例のブロック図である。
【図2】図1に示す入力信号制御回路を構成する入力信
号サンプリング回路の詳細ブロック図である。
【図3】図1に示す入力信号制御回路を構成する割り込
み制御回路の詳細ブロック図である。
【図4】図1に示す入力信号制御回路を構成するクロッ
ク選択回路の詳細ブロック図(A)と、その分周制御レ
ジスタの書式図(B)である。
【図5】図1に示す入力信号制御回路を構成する割り込
み選択回路の詳細構成図を示し、(A)はそのブロック
構成図、(B)はその割り込み選択レジスタの書式を示
す図である。
【図6】図5に示す割り込み選択回路の動作タイミング
チャートである。
【図7】図2に示す入力信号サンプリング回路の動作を
説明するためのタイミングチャートである。
【図8】従来のキー入力回路のブロック図である。
【符号の説明】
10 LSI 20 入力信号制御回路 21 入力ポート 22 入力信号サンプリング回路 23 割り込み制御回路 24 クロック選択回路 25 割り込み選択回路 26 リード制御部 27 割り込み制御部 30 CPU

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】選択可能な周期のサンプリングクロックを
    生成するクロック選択回路と、入力信号を前記サンプリ
    ングクロックによりサンプリングしてリードデータを得
    る入力信号サンプリング回路と、割り込み選択レジスタ
    を含み、highレベル割り込みマスク信号及びlow
    レベル割り込みマスク信号を生成する割り込み選択回路
    と、該割り込み選択回路からの前記割り込みマスク信号
    及び前記入力信号サンプリング回路の出力を受けて、割
    り込みトリガ信号を生成する割り込み制御回路とを備え
    ることを特徴とする入力信号制御回路。
  2. 【請求項2】前記クロック選択回路は、分周制御レジス
    タを含み、前記割り込み選択回路の前記割り込み選択レ
    ジスタと共に外部のCPU等から書き込みデータが入力
    可能とすることを特徴とする請求項1に記載の入力信号
    制御回路。
  3. 【請求項3】LSI内にその一部として形成することを
    特徴とする請求項1に記載の入力信号制御回路。
  4. 【請求項4】前記LSI内に、その複数の入力ポートに
    入力される複数の入力信号に対応して複数個設けられる
    ことを特徴とする請求項3に記載の入力信号制御回路。
  5. 【請求項5】前記LSIには、各々前記入力信号サンプ
    リング回路からのリードデータ及び前記割り込み制御回
    路からの割り込みトリガ信号を入力し、CPUに出力す
    るリード制御部及び割り込み制御部を有することを特徴
    とする請求項3又は4に記載の入力信号制御回路。
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