JP2005236257A - 半導体パッケージ - Google Patents
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Abstract
【課題】 半導体素子を形式を問わずパッケージ化でき、しかもパッケージ化したものをそのまま表面実装できる半導体パッケージ構造を提供する。
【解決手段】 絶縁物質製基板10の一面に形成された凹所11の底面の印刷配線16に半導体素子20をボンディングする。印刷配線16は凹所11の内面に沿って基板10の周縁部まで延びる。ここには他の基板に面接触する額縁状の平面部15が設けられており、この平面部15に端子部17が形成される。半導体素子20は、他の電子部品ととともに、印刷配線16の上でRF増幅回路、周波数選局回路、及び周波数変換回路を形成する。部品装着御後、凹所11には段部13の高さまで樹脂24が注入される。完成した半導体パッケージ1を裏返し、チューナ基板31に表面実装する。
【選択図】 図4
【解決手段】 絶縁物質製基板10の一面に形成された凹所11の底面の印刷配線16に半導体素子20をボンディングする。印刷配線16は凹所11の内面に沿って基板10の周縁部まで延びる。ここには他の基板に面接触する額縁状の平面部15が設けられており、この平面部15に端子部17が形成される。半導体素子20は、他の電子部品ととともに、印刷配線16の上でRF増幅回路、周波数選局回路、及び周波数変換回路を形成する。部品装着御後、凹所11には段部13の高さまで樹脂24が注入される。完成した半導体パッケージ1を裏返し、チューナ基板31に表面実装する。
【選択図】 図4
Description
本発明は半導体素子を基板にボンディングして封止した半導体パッケージに関する。
ICやLSIなどの半導体素子は、チップのままでは破損しやすいし、電子回路に接続するのも容易ではない。そのため半導体素子は、多くの場合、リードフレームや印刷回路基板に装着してワイヤボンディングするか、あるいはリードフレームや印刷回路基板にダイボンディングするなどしたうえで、合成樹脂やセラミックなど絶縁性物質製のパッケージ内に封止されている。半導体素子に他の素子を組み合わせ、所定の回路を形成したうえでパッケージ化することもある。このような半導体パッケージの例を特許文献1〜3に見ることができる。
特開2002−43706号公報(第3頁−第4頁、図1)
特開2002−231837号公報(第3頁−第5頁、図1)
特開平11−67963号公報(第4頁、図1)
特許文献2、3には、完成した半導体パッケージを他の回路基板に実装する手法が示されている。すなわち特許文献2に記載された半導体パッケージはリード端子を備えており、このリード端子を他の回路基板のスルーホールに挿入して他の回路基板と機械的及び電気的に接続される。特許文献3に記載された半導体パッケージはセンターパッド型の半導体素子を立体回路基板に取り付けてパッケージ化したものであり、立体基板の底面から側面にかけて形成された回路パターンを利用して他の回路基板に表面実装される。
最近の電子回路基板は、電子部品を表面実装する形式のものが殆どである。そのため、半導体パッケージは表面実装可能な形態であることが望ましい。特許文献3に記載された半導体パッケージはこの要件を満たすが、センターパッド型の半導体素子しか対象とできないという難点がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、半導体素子を形式を問わずパッケージ化でき、しかもパッケージ化したものをそのまま表面実装できる半導体パッケージ構造を提供することにある。また、パッケージ化して扱いやすくした電子チューナー部品を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために本発明は、絶縁物質製基板の一面に形成された凹所の底面の印刷配線に半導体素子をボンディングしてなる半導体パッケージにおいて、前記印刷配線は前記凹所の内面に沿って前記基板の周縁部まで延び、この周縁部に形成された外部接続用端子部に接続することを特徴としている。
この構成によると、絶縁物質製基板の一面に形成された凹所の底面の印刷配線に半導体素子をボンディングしてパッケージ化するものであり、半導体素子の形態を問わずパッケージ化できる。また印刷配線は凹所内面に沿って基板周縁部まで延び、この周縁部に形成された外部接続用端子部に接続するものであるから、半導体パッケージの完成品を裏返せば、そのまま表面実装できる形態となる。
(2)また本発明は、上記構成の半導体パッケージにおいて、前記基板の周縁部には他の基板に面接触する額縁状の平面部が設けられており、この平面部に前記端子部が形成されることを特徴としている。
この構成によると、基板周縁部には他の基板に面接触する額縁状の平面部が設けられているから、この半導体パッケージに上方から圧力がかかったとしてもその圧力は額縁状平面部に分散され、他の基板にとっても半導体パッケージ自身にとってもダメージが少ない。しかもこの平面部に外部接続用端子部が形成されるから、半田付面積を端子部に十分確保でき、接続を確実なものとすることができる。
(3)また本発明は、上記構成の半導体パッケージにおいて、前記端子部が、前記平面部をはみ出して基板の外周側面にまで回り込む形で形成されることを特徴としている。
この構成によると、端子部が、額縁状平面部をはみ出して基板の外周側面にまで回り込む形で形成されるから、半田付面積がさらに広がり、接続が一層確実なものとなる。
(4)また本発明は、上記構成の半導体パッケージにおいて、前記凹所に樹脂を注入して前記半導体素子を封止することを特徴としている。
この構成によると、凹所に樹脂を注入して半導体素子を封止するから、堅牢且つ耐腐食性の高い半導体パッケージを得ることができる。
(5)また本発明は、上記構成の半導体パッケージにおいて、前記凹所内に、樹脂注入の目安となる標識部が形成されることを特徴としている。
この構成によると、凹所内に樹脂注入の目安となる標識部があるので、樹脂を過不足なく注入することができる。
(6)また本発明は、上記構成の半導体パッケージにおいて、前記凹所の反対側にあたる基板面に凹所を形成し、前者の凹所を第1凹所、後者の凹所を第2凹所とし、第2凹所の底面にも印刷配線を形成するとともに、第2凹所の印刷配線は、基板に設けたスルーホールを通じて前記外部接続用端子部に接続することを特徴としている。
この構成によると、基板の両面とも配線部として利用することにより、半導体パッケージの単位投影面積当たりの回路要素密度を増すことができる。言い換えれば狭い面積の中に多数の素子や部品を配置することが可能になり、基板の小型化、ひいてはその基板を搭載する電子機器の小型化に貢献する。
(7)また本発明は、上記構成の半導体パッケージにおいて、前記第2凹所の印刷配線に半導体素子をボンディングすることを特徴としている。
この構成によると、基板の両面とも半導体素子の配置に利用することにより、半導体パッケージの単位投影面積当たりの半導体素子密度を増すことができる。言い換えれば狭い面積の中に多数の半導体素子を配置することが可能になり、基板の小型化、ひいてはその基板を搭載する電子機器の小型化に貢献する。
(8)また本発明は、上記構成の半導体パッケージにおいて、前記第1凹所及び第2凹所に樹脂を注入して前記半導体素子を封止することを特徴としている。
この構成によると、第1凹所と第2凹所に樹脂を注入して半導体素子を封止するから、堅牢且つ耐腐食性の高い半導体パッケージを得ることができる。
(9)また本発明は、上記構成の半導体パッケージにおいて、前記第1凹所及び第2凹所内に、樹脂注入の目安となる標識部が形成されることを特徴としている。
この構成によると、第1凹所と第2凹所は各々内部に樹脂注入の目安となる標識部を有するので、それぞれの凹所に樹脂を過不足なく注入することができる。
(10)また本発明は、上記構成の半導体パッケージにおいて、前記基板表面には、前記端子部を回避した箇所にメッキが施されることを特徴としている。
この構成によると、基板表面には、外部接続用端子部を回避した箇所にメッキが施されており、別部品を用いることなく電磁シールドを行うことができる。
(11)また本発明は、上記構成の半導体パッケージにおいて、前記基板表面には、前記端子部を回避した箇所に金属製の蓋がかぶせられることを特徴としている。
この構成によると、半導体パッケージの電磁シールド態勢を万全のものとすることができる。
(12)また本発明は、上記構成の半導体パッケージにおいて、前記基板の1箇所の角部には他の角部にない特異形状を持たせることを特徴としている。
この構成によると、基板の1箇所の角部には他の角部にない特異形状を持たせるから、この角部を目印に、半導体パッケージを正しい向きで装着できる。
(13)また本発明は、上記構成の半導体パッケージにおいて、前記印刷配線上に、前記半導体素子を構成要素の一とする回路が形成されることを特徴としている。
この構成によると、印刷配線上に、ボンディングした半導体素子を構成要素の一とする回路が形成されるから、半導体素子単独では達成できない機能を一つの半導体パッケージで実現できる。この回路はパッケージ化により保護されるので、衝撃などに強く、故障しにくい。
(14)また本発明は、上記構成の半導体パッケージにおいて、前記回路がRF増幅回路、周波数選局回路、及び周波数変換回路であることを特徴としている。
この構成によると、回路がRF増幅回路、周波数選局回路、及び周波数変換回路であり、電子チューナの回路基幹部分がパッケージ化された。これにより、電子チューナの製作が容易になり、また機構的に堅牢化できる。
(15)また本発明は、上記構成の半導体パッケージにおいて、前記回路がRF増幅回路、周波数選局回路、周波数変換回路、及び信号復調回路であることを特徴としている。
この構成によると、回路がRF増幅回路、周波数選局回路、周波数変換回路、及び信号復調回路であり、電子チューナの回路基幹部がパッケージ化された。これにより、電子チューナの製作が容易になり、また機構的に堅牢化できる。
本発明によると、絶縁物質製基板の一面に形成された凹所の底面の印刷配線に半導体素子をボンディングしてパッケージ化するから、半導体素子の形態を問わずパッケージ化できるうえ、印刷配線は凹所内面に沿って基板周縁部まで延び、この周縁部に形成された外部接続用端子部に接続するものであるから、半導体パッケージの完成品を裏返せば、そのまま表面実装できる。そして、前記凹所の反対側にあたる基板面にも凹所を形成し、基板の両面とも配線部として利用することにより、半導体パッケージの単位投影面積当たりの回路要素密度を増し、同じ回路構成を投影面積の小さい半導体パッケージで実現できる。
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。
第1実施形態を図1−図6に示す。図1は半導体パッケージの外観斜視図、図2は半導体パッケージの裏面図、図3は半導体パッケージを裏面を上にして置いた状態の垂直断面図、図4は図3の状態の半導体パッケージに樹脂を注入した状態を示す垂直断面図、図5は完成状態の半導体パッケージを他の基板に実装した状態を示す垂直断面図、図6は本発明に係る半導体パッケージを含む電子チューナの概略構成を示す正面図である。
半導体パッケージ1は基板10をベースとして組み立てられる。基板10は単なる平板状ではなく、三次元形状であることに意義を有する、いわゆる三次元基板(立体基板)と称せられるものであり、絶縁性且つ耐熱性の素材、例えば熱硬化性樹脂やセラミックなどにより形成される。基板10は偏平な直方体形状を有する。本明細書においては、他の基板への装着時、他の基板に接する側の面を「裏面」、その反対側の面を「表面」と定義する。
基板10の裏面には凹所11が形成される。凹所11は基板10の平面形状と相似の平面形状を有する浅い窪みである。凹所11の深さは一様ではなく、底面(図3の姿勢で置いたときに底となる面)の所定箇所には後述する半導体素子を着座させる浅い窪み12が形成されている。また凹所11の内周壁には、全周にわたり、凹所底面より一段高く、基板10の裏面より一段低くなった階段状の段部13が形成されている。段部13は樹脂注入の目安となる標識部として機能する。
基板10の裏面側の周縁部にはフランジ部14が形成されている。フランジ部14の裏面は、基板10の凹所11以外の箇所の裏面と面一状態で連続し、額縁状の平面部15を形成する。基板10はこの平面部15をもって他の基板に面接触する。
凹所11の内面には所定パターンの印刷配線16が施される。図2にはその一部が示されている。印刷配線16を施す領域は凹所11の内面全体である。すなわち底面をはじめとして、段部13の垂直面及び水平面、段部13と平面部15の間の垂直面まで含む。
平面部15には印刷配線16を外部に接続するための端子部17が形成される。端子部17は、平面部15の四辺を利用し、印刷配線16の接続に必要な数だけ設けられている。印刷配線16は凹所11の内面に沿って基板10の周縁部まで延び、端子部17に接続する。端子部17は平面部15をはみ出して基板10の外周側面、より具体的にはフランジ部14の外周側面にまで回り込む形になっている。なお印刷配線16も端子部17もメタライズ法で形成したうえでメッキを施したものである。
半導体パッケージ1の向きを知る手がかりとするため、基板10の1箇所の角部には他の角部にない特異形状を持たせる。本実施形態ではフランジ部14の1箇所の角部に形成した面取り部18が特異形状となっている。
基板10の表面には、端子部17を回避した箇所にメッキが施される。このメッキの目的は電磁シールドである。
上記のように形成した基板10を、図3のように、裏面を上に向けた状態で置く。そして半導体素子20を、それが割り当てられた窪み12に、ボンディングパッド21を上に向けて接着剤で固定する。そして、ボンディングパッド21と印刷配線16とを金属細線22でワイヤボンディングする。
ワイヤボンディングでなく、ダイボンディングで半導体素子20と印刷配線16との接続を行うことも可能である。この場合には印刷配線16を窪み12の中まで引き回すとともに、半導体素子20の下面には接続用の金属バンプを形成しておく。
印刷配線16には半導体素子20以外の電子部品23も実装され、半導体素子20を構成要素の一とする回路が形成される。この実施形態では、RF増幅回路、周波数選局回路、及び周波数変換回路という、電子チューナの基幹回路が形成される。これらの回路に加え、信号復調回路を形成してもよい。
半導体素子20及びその他の電子部品23の実装完了後、図4に示すように凹所11に樹脂(封止用の合成樹脂)24を注入する。樹脂24は段部13の水平面の高さまで注ぐ。ここまで注ぐと、金属細線22は完全に樹脂24の中に沈み、樹脂24によって保護される。なおかつ、樹脂24の注入をこのラインまでに留めておけば、樹脂24が基板10の底面を越えて盛り上がることがない。すなわち平面部15と他の基板との密着が樹脂24によって阻害されることがない。
樹脂注入の目安となる段部13は、本実施形態では凹所11の内周壁の全周にわたり設けたが、凹所11の四辺の中央部のみに設ける、あるいは凹所11の各隅部のみに設けるといった構成も可能である。一つの辺、あるいは一つの隅に段部13を設けただけでは、基板10が傾いて樹脂24の深さに差が生じるような場合、そのチェックが困難なので、凹所11全体にわたり樹脂24の深さを把握できるよう、四辺及び/又は四隅に配置するのが望ましい。段部13に代え、凹所11の内周壁に目印のラインを形成しておいてもよい。
樹脂24が固化すれば半導体パッケージ1の完成である。図5のように、基板10の裏面が下、表面が上になるように半導体パッケージ1を裏返せば、他の基板(ここではチューナ基板31)にそのまま表面実装することができる。部品実装機は自身の備える視覚認識機能によりフランジ部14の面取り部18を認識できるので、半導体パッケージ1が間違った向きで置かれることもない。
半導体パッケージ1をチューナ基板31の上に置いた後、半田リフローや溶融半田浴など周知の手法で端子部17とチューナ基板31上の印刷配線を半田付けする。端子部17は平面部15からフランジ部14の外周側面に回り込む形で設けられているから、平面同士のなすコーナー部に半田が溜まる。これにより半田付面積を十分に確保し、接続を確実なものとすることができる。
半導体パッケージ1をチューナ基板31に実装した後は、基板10の表面に施したメッキが電磁波を遮断する。そのため別部品を用いることなく電磁シールドを行うことができる。
図6に示すのは半導体パッケージ1を実装したチューナ基板31を主たる要素とする電子チューナ30である。チューナ基板31を枠状のシャーシアングル32に入れ、シールド板33で蓋をする。シャーシアングル32の一側面から突出した接続端子34及び取付ピン35をメイン基板36に挿入する。37は入力コネクタである。
図27に従来の電子チューナを示す。従来の電子チューナ130では、素子単体をパッケージ化した半導体パッケージ120を他の電子部品123と共にチューナ基板131に実装し、チューナ基板131上でRF増幅回路、周波数選局回路、周波数変換回路、信号復調回路などの回路を形成していた。そのためチューナ基板131を組み立てるのに多くの工数を要し、完成状態のチューナ基板131も構成が複雑になっていた。またシールド板133で蓋をするといっても、シャーシアングル132を完全に密閉することは難しく、シャーシアングル132の中に塵埃や排気ガスなどが侵入して回路に害を与えていた。
これに対し本発明に係る半導体パッケージ1を用いて組み立てられる電子チューナ30は、半導体パッケージ1を組み立てる際に回路形成が済んでいるので、組立工数を大幅に削減できる。また回路部分は半導体パッケージ1に封止されているので塵埃や排気ガスなどの影響を受けにくく、動作が安定する。チューナ基板31の構成が簡素化され、振動などに対する耐久性も向上する。
本発明の第2実施形態を図7に示す。図7は図1と同様の外観斜視図である。
第1実施形態では、基板10の向きを知る手がかりとするため、フランジ部14の1箇所の角部に面取り部18を形成していた。本実施形態では、面取り部18に代え、フランジ部14の1辺の端に平面形状半円形の窪み19を形成し、これを特異形状とする。
本発明の第3実施形態を図8に示す。図8は図2と同様の裏面図である。
第1実施形態では、半導体素子20の辺は基板10の辺と平行に配置されていた。印刷配線16の各ラインが基板10の辺と平行であればこのような配置が適切であるが、印刷配線16を常にこのように形成できる訳ではない。場合によっては基板10の辺に対しラインを斜めにせざるを得ない場合もある。そのような場合には、図8のように半導体素子20も斜めに配置することにより、配線距離の短い、無理のない配線構成とすることができる。
本発明の第4実施形態を図9−図12に示す。図9は半導体パッケージの垂直断面図、図10は図9の半導体パッケージに樹脂を注入した状態を示す垂直断面図、図11は半導体パッケージの表面図、図12は半導体パッケージの裏面図である。
第4実施形態では、基板10の表面にも凹所が形成されている。識別のため、裏面側の凹所は第1凹所11、表面側の凹所は第2凹所11aとする。
第2凹所11aの内周壁には、全周にわたり、凹所底面より一段高く、基板10の表面より一段低くなった階段状の段部13aが形成されている。段部13aは樹脂注入の目安となる標識部として機能する。
第2凹所11aの内面には所定パターンの印刷配線16aが施される。図11にはその一部が示されている。印刷配線16aを施すのは第2凹所11aの底面だけである。印刷配線16aには電子部品23が実装される。
基板10には、第1凹所11と第2凹所11aを連絡するスルーホール25が所定箇所に形成される。印刷配線16aはスルーホール25を通じて第1凹所11に入り込み、第1凹所11の中を引き回されて端子部17に接続する。印刷配線16aをこのように直接端子部17に接続する方式の他、印刷配線16のいずれかの部分に接続し、印刷配線16を経由して端子部17に接続する方式も可能である。
印刷配線16、16aに対する半導体素子20のボンディングと電子部品23の実装が完了した後、第1凹所11と第2凹所11aに樹脂を注入する。樹脂24の注入は、第1凹所11にあっては段部13の水平面の高さまで、第2凹所11aにあっては段部13aの水平面の高さまでである。
第1凹所11と第2凹所11aのそれぞれで樹脂24が固化すれば半導体パッケージ1の完成である。これまでの実施形態と同様、基板10の裏面を下にして他の基板に表面実装する。
このように基板10の表裏両面とも配線部として利用することにより、半導体パッケージ1の単位投影面積当たりの回路要素密度を増すことができる。言い換えれば狭い面積の中に多数の素子や部品を配置することが可能になり、基板の小型化、ひいてはその基板を搭載する電子機器の小型化に貢献する。
なお段部13aは、第2凹所11aの内周壁の全周に設けるのでなく、第2凹所11aの四辺の中央部のみ、あるいは凹所11の各隅部のみに設けておいてもよい。段部13aに代え、第2凹所11aの内周壁に目印のラインを形成しておいてもよい。
本発明の第5実施形態を図13−図16に示す。図13は半導体パッケージの垂直断面図、図14は図13の半導体パッケージに樹脂を注入した状態を示す垂直断面図、図15は半導体パッケージの表面図、図16は半導体パッケージの裏面図である。
第5実施形態は第4実施形態に次のような改変を加えたものである。すなわち第4実施形態では第1凹所11の中に2個の半導体素子20が配置されていたが、第5実施形態では、そのうちの1個が第2凹所11aに移され、印刷配線16aに対しワイヤボンディングされている。同一平面に2個の半導体素子20が並べる必要がなくなったので、その分基板10を第4実施形態よりも小型化できた。
このように基板10の両面とも半導体素子20の配置に利用することにより、半導体パッケージ1の単位投影面積当たりの半導体素子密度を増すことができる。言い換えれば狭い面積の中に多数の半導体素子を配置することが可能になり、基板の小型化、ひいてはその基板を搭載する電子機器の小型化に貢献する。
本発明の第6実施形態を図17−図20に示す。図17は半導体パッケージの外観斜視図、図18は半導体パッケージの垂直断面図、図19は半導体パッケージの表面図、図20は部分拡大垂直断面図である。
第4、第5実施形態の場合、第2凹所の樹脂24が固化してから、端子部17を回避する形で基板10の表面にメッキを施して電磁シールドとすることができる。第6実施形態では、メッキでなく、金属製の蓋により電磁シールドを行う。なお第6実施形態のベースとなっているのは第5実施形態の半導体パッケージ1である。
基板10の表面には、端子部17を回避した箇所に、金属製の蓋26がかぶせられる。蓋26は、その四辺の各中央部に、基板10に対する嵌合案内となる脚部26aを備えている。基板10の側には脚部26aを受け入れる凹部27が形成される。蓋26の内面四隅には垂下片26bが形成され(図18、20参照)、この垂下片26bは基板10の表面四隅に形成された接続パッド28(図19、20参照)に半田付などの手段で電気的に接続される。接続パッド28は接地ラインに接続されている。
このように金属製の蓋26を用いることにより、半導体パッケージ1の電磁シールド態勢を万全のものとすることができる。なお蓋26の1箇所の角部に他の角部にない特異形状を持たせることにより、この角部を目印に蓋26を正しい向きで装着できる。第6実施形態では蓋26の表面に、1箇所の角部にだけ円形のマーク26cを印刷し、この角部を特異形状を備えた角部としている。マーク26cは印刷でなくエンボス加工で形成することもできるし、円形の穴を打ち抜いてマーク26cとすることもできる。
ちなみに第6実施形態では、印刷配線16aの端に配線それ自体よりも幅の広いパッド29が形成され、ワイヤボンディングがやりやすくなっている。このような幅広パッドの技術は第1凹所11の印刷配線16にも応用できるし、他の実施形態の印刷配線にも応用できる。
本発明の第7実施形態を図21−図23に示す。図21は半導体パッケージの垂直断面図、図22は半導体パッケージの表面図、図23は部分拡大垂直断面図である。
第7実施形態では、接続パッド28を段部13aの水平面に形成し、それに合わせて垂下片26bの位置を変えた。この構成によれば、基板10の表面より一段と低くなった段部13aの上に垂下片26bが移るので、基板10の表面からの蓋26の持ち上がりを小さくでき、半導体パッケージ1の高さを第6実施形態よりも低くすることができる。
本発明の第8実施形態を図24−図26に示す。図24は半導体パッケージの垂直断面図、図25は半導体パッケージの表面図、図26は部分拡大垂直断面図である。
第8実施形態では、蓋26は第2凹所11aの中にはまり込む形状となっている。基板10の上に蓋26がかぶさらないので、半導体パッケージ1の高さを第7実施形態よりもさらに低くすることができる。
以上、本発明の各実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は電子機器用の半導体パッケージ全般に利用可能である。
1 半導体パッケージ
10 基板
11 凹所(第1凹所)
11a 第2凹所
13、13a 段部(標識部)
14 フランジ部
15 平面部
16、16a 印刷配線
17 端子部
18 面取り部(特異形状)
19 窪み(特異形状)
20 半導体素子
21 ボンディングパッド
22 金属細線
23 電子部品
24 樹脂
25 スルーホール
26 蓋
30 電子チューナ
31 チューナ基板
32 シャーシアングル
33 シールド板
36 メイン基板
10 基板
11 凹所(第1凹所)
11a 第2凹所
13、13a 段部(標識部)
14 フランジ部
15 平面部
16、16a 印刷配線
17 端子部
18 面取り部(特異形状)
19 窪み(特異形状)
20 半導体素子
21 ボンディングパッド
22 金属細線
23 電子部品
24 樹脂
25 スルーホール
26 蓋
30 電子チューナ
31 チューナ基板
32 シャーシアングル
33 シールド板
36 メイン基板
Claims (15)
- 絶縁物質製基板の一面に形成された凹所の底面の印刷配線に半導体素子をボンディングしてなる半導体パッケージにおいて、
前記印刷配線は前記凹所の内面に沿って前記基板の周縁部まで延び、この周縁部に形成された外部接続用端子部に接続することを特徴とする半導体パッケージ。 - 前記基板の周縁部には他の基板に面接触する額縁状の平面部が設けられており、この平面部に前記端子部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ。
- 前記端子部が、前記平面部をはみ出して基板の外周側面にまで回り込む形で形成されることを特徴とする請求項2に記載の半導体パッケージ。
- 前記凹所に樹脂を注入して前記半導体素子を封止することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体パッケージ。
- 前記凹所内に、樹脂注入の目安となる標識部が形成されることを特徴とする請求項4に記載の半導体パッケージ。
- 前記凹所の反対側にあたる基板面に凹所を形成し、前者の凹所を第1凹所、後者の凹所を第2凹所とし、第2凹所の底面にも印刷配線を形成するとともに、この第2凹所の印刷配線は、基板に設けたスルーホールを通じて前記外部接続用端子部に接続することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体パッケージ。
- 前記第2凹所の印刷配線に半導体素子をボンディングすることを特徴とする請求項6に記載の半導体パッケージ。
- 前記第1凹所及び第2凹所に樹脂を注入して前記半導体素子を封止することを特徴とする請求項7に記載の半導体パッケージ。
- 前記第1凹所及び第2凹所内に、樹脂注入の目安となる標識部が形成されることを特徴とする請求項8に記載の半導体パッケージ。
- 前記基板表面には、前記端子部を回避した箇所にメッキが施されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の半導体パッケージ。
- 前記基板表面には、前記端子部を回避した箇所に金属製の蓋がかぶせられることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の半導体パッケージ。
- 前記基板の1箇所の角部には他の角部にない特異形状を持たせることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の半導体パッケージ。
- 前記印刷配線上に、前記半導体素子を構成要素の一とする回路が形成されることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の半導体パッケージ。
- 前記回路がRF増幅回路、周波数選局回路、及び周波数変換回路であることを特徴とする請求項13に記載の半導体パッケージ。
- 前記回路がRF増幅回路、周波数選局回路、周波数変換回路、及び信号復調回路であることを特徴とする請求項13に記載の半導体パッケージ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004271060A JP2005236257A (ja) | 2004-01-23 | 2004-09-17 | 半導体パッケージ |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004015080 | 2004-01-23 | ||
JP2004271060A JP2005236257A (ja) | 2004-01-23 | 2004-09-17 | 半導体パッケージ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005236257A true JP2005236257A (ja) | 2005-09-02 |
Family
ID=35018848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004271060A Pending JP2005236257A (ja) | 2004-01-23 | 2004-09-17 | 半導体パッケージ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005236257A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020137600A1 (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-02 | 長瀬産業株式会社 | 半導体装置及びその製造方法 |
-
2004
- 2004-09-17 JP JP2004271060A patent/JP2005236257A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020137600A1 (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-02 | 長瀬産業株式会社 | 半導体装置及びその製造方法 |
JP2020109821A (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-16 | 長瀬産業株式会社 | 半導体装置及びその製造方法 |
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