JP2005235108A - 帳票印刷制御装置及び帳票印刷制御システム - Google Patents

帳票印刷制御装置及び帳票印刷制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】 帳票用出力データを効率よく作成する。
【解決手段】 出力データ作成PC16では、印刷データに含まれる印字データを印字データの各ページ毎の区切りを示す区切データに応じて分割して複数のスプールデータ作成部46各々へ分配し、複数のスプールデータ作成部46各々で互いに並列して分割出力データを作成する。作成された分割出力データは、対応する分割印字データの印字データ上の位置となるように配置された後に結合されて、出力データとして画像形成装置へ出力される。このため、分割出力データの作成処理を各ページ毎に分割して並列的に処理することができるので、出力データ作成時間を短縮することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、帳票印刷制御装置及び帳票印刷制御システムに係り、特に、帳票印刷時のフォーマットを表す帳票テンプレートデータに印字データを合成した帳票出力用データを画像形成装置へ出力する帳票印刷制御装置及び帳票印刷制御システムに関する。
従来より、定型書式の帳票画像を印刷用紙へ印刷する画像形成装置が知られている。このような画像形成装置では、罫線や、画像、及び文字等の、各帳票のフォーマットを示すデータを帳票テンプレートデータとして予め登録し、帳票テンプレートデータに文字や画像等の印字データを合成した画像形成装置の固有言語の帳票出力用データに基づく帳票画像を、印刷用紙へ印刷する帳票印刷が知られている。
帳票出力用データに基づく帳票画像を印刷する画像形成装置では、多量の印字データに基づく帳票画像を高速に印刷する高速印刷が行われるようになっている。この画像形成装置における印刷処理の高速化に伴い、印刷の実行が指示されてから画像形成装置における印刷処理が開始されるまでの時間短縮が求められている。
帳票印刷では、印刷実行がなされてから帳票画像が印刷用紙へ印刷されるまでの時間を短縮するために、画像形成装置と別体として設けられたパーソナルコンピュータで帳票出力用データを作成し、作成した帳票出力用データを、ネットワークに接続された複数の画像形成装置から処理能力に余力のある画像形成装置を選択し出力する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平06−183106号公報 (第1頁、図1)
帳票出力用データの作成には、帳票テンプレートデータに合成する印字データを全て読取り、順次帳票テンプレートデータに合成して画像形成装置の固有データの帳票出力用データを作成する。画像形成装置の印刷処理の高速化に伴う大量印刷処理により、印字データの個数が増加し、帳票テンプレートデータに合成する印字データの総量が大きくなるに伴って、画像形成装置において高速に実行される画像形成処理に対する帳票出力用データの作成時間が問題となる場合があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、帳票出力用データを効率良く作成することができる帳票印刷制御装置及び帳票印刷制御システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の帳票印刷制御装置は、印刷時のフォーマットを表す帳票テンプレートデータに、印字データを合成した帳票出力用データを画像形成装置へ出力する帳票印刷制御装置において、前記帳票テンプレートデータと、複数の前記印字データからなる印刷データと、を記憶する記憶手段と、前記帳票テンプレートデータによる帳票に収容可能な印字データの個数を入力する入力手段と、前記入力手段で入力された印字データの個数から前記印刷データの区切り位置を求める演算手段と、前記帳票テンプレートデータに、収容可能な印字データを合成すると共に前記画像形成装置の固有データに変換する複数の変換手段と、前記変換手段の各々で前記合成及び変換の処理を並列処理させるために、前記印刷データに含まれる印字データでかつ前記演算手段で求めた前記印刷データの区切り位置までの単位で印字データを順次読み取ると共に、前記複数の変換手段の各々へ順次出力しかつ、前記複数の変換手段の各々の処理結果を収集すると共に収集した処理結果を前記印刷データの並び順に配置して前記帳票出力用データとして前記画像形成装置へ出力する制御手段と、を備えている。
帳票印刷を行う画像形成装置では、帳票出力用データに基づいて帳票印刷処理を実行する。帳票出力用データは、帳票印刷を実行可能な固有データであって、帳票印刷時の予め定められた罫線、文字、画像等からなるフォーマットを示す帳票テンプレートデータに、1または複数の印字データを合成することによって作成される。印字データは、帳票テンプレートデータに合成する項目のデータであって、一例には、帳票毎に可変の文字や画像等のデータがある。
記憶手段は、帳票テンプレートデータと、印刷データとを記憶する。印刷データは、複数の印字データを含んで構成されている。入力手段は、帳票テンプレートデータの帳票に収容可能な印字データの個数を入力するためのものである。帳票には、予め定められた個数の印字データを収容することができ、入力手段によって入力された個数の印字データを帳票テンプレートデータに合成する。入力手段は、例えば、予め記憶された帳票テンプレートデータに収容可能な印字データの個数情報の読取りや、外部から入力された個数情報を把握することによって、印字データの個数を入力する。
入力手段によって印字データの個数が入力されると、演算手段は、入力された印字データの個数に応じて、印刷データを区切るための区切り位置を求める。印刷データは、区切り位置によって、帳票テンプレートデータに収容可能な単位に区切られる。制御手段は、記憶手段に記憶された印刷データに含まれる複数の印字データから、演算手段によって求められた区切り位置によって区切られる単位毎の印字データを順次読み取る。区切り位置までの単位で読み取った印字データは、複数の変換手段各々に順次出力される。このため、印刷データは、区切り位置毎に分割され、分割された区切り位置までの単位の印字データは、複数の変換手段に分配される。
変換手段は、記憶手段に記憶された帳票テンプレートデータを読み取り、読み取った帳票テンプレートデータに、入力手段によって入力された個数の印字データを合成すると共に、画像形成装置の固有データに変換するためのものである。複数の変換手段各々では、制御手段によって読み取られた区切り位置単位の印字データが入力されると、合成及び変換の処理を行う。このため、制御手段が、複数の変換手段へ区切り位置までの単位の印字データを順次分配して出力すると、複数の変換手段による合成及び変換処理の少なくとも一部が互いに並列して実行される。すなわち、印刷データに含まれる複数の印字データは、区切り位置の単位で分割され、分割された単位毎に複数の変換手段によって並列処理される。制御手段は、更に、各変換手段において処理された処理結果を収集する。処理結果とは、変換手段において、帳票テンプレートデータに区切り位置までの単位の印刷データを合成するとともに固有データに変換したものである。処理結果の収集とは、複数の変換手段各々によって作成された、複数の区切り位置までの単位の印刷データについて合成及び変換処理を行うことによって得られたデータを収集するものである。制御手段は、収集した各処理結果を、各処理結果に対応する印字データの印刷データ上の並び順と同一となるように配置して、帳票出力用データとして画像形成装置へ出力する。処理結果を印刷データの並び順に配置するので、制御手段によって出力される帳票出力用データは、印刷データに含まれる複数の印字データを、分割することなく、1つの変換手段で帳票テンプレートデータに合成するとともに、固有データに変換した帳票出力データと同一のものとして扱うことができる。画像形成装置では、帳票出力用データが入力されると、入力された帳票出力用データに基づいて帳票印刷が実行される。
このように、帳票テンプレートデータに印字データを合成するとともに画像形成装置の固有データに変換して帳票出力用データを作成する処理において、印刷データに含まれる複数の印字データを、帳票テンプレートデータに収容可能な印字データの単位毎に順次読み取って、複数の変換手段に順次分配し、複数の変換手段において合成及び作成処理を並列して行う。このため、帳票出力用データの作成を並列処理することができるので、効率よく帳票出力用データを作成することができる。
前記入力手段は、前記印刷データに埋め込まれた個数情報を読み取り、読み取った個数情報を前記印字データの個数として入力することができる。
印刷データには、帳票テンプレートデータの帳票に収納可能な印字データの個数を示す個数情報を予め埋め込む。個数情報は、帳票テンプレートデータに収容可能な印字データの個数を示す情報であり、入力手段は、印刷データに埋め込まれた個数情報を読み取ることによって、収容可能な印字データの個数を入力することができる。このため、効率よく印字データの個数を入力することができる。
前記記憶手段は、複数の帳票テンプレートデータを記憶し、前記入力手段は、複数の帳票テンプレートデータのうち1つの帳票テンプレートデータを指定することができる。
記憶手段は、印字データを合成する対象となるうる帳票テンプレートデータを複数記憶する。複数の帳票テンプレートデータは、例えば、異なるフォーマットの帳票テンプレートデータを含んで構成される。入力手段は、記憶手段に記憶された複数の帳票テンプレートデータから、印字データを合成する1つの帳票テンプレートデータ指定し、指定した帳票テンプレートデータに収容可能な印字データの個数を入力する。入力手段による1つの帳票テンプレートデータの指定は、記憶手段に記憶された複数の帳票テンプレートデータの内、予め定められた1つの帳票テンプレートデータの指定や、外部からの指定によって、行われる。このように、記憶手段に複数の帳票テンプレートを記憶し、複数の帳票テンプレートデータの内の1つの帳票テンプレートデータを、印字データを合成する帳票テンプレートとして指定し、収容可能な印字データの個数を入力することができるので、印字データを合成する帳票テンプレートデータを任意に指定することができるとともに、容易に変更することができる。
前記記憶手段は、外部で作成された帳票テンプレートデータ及び印刷データの少なくとも一方を受信する受信手段を備え、受信したデータを記憶することができる。
帳票テンプレートデータ及び印刷データに含まれる印字データは、変更される場合がある。そこで、受信手段が、外部で作成された帳票テンプレートデータ及び印刷データの双方またはいずれか一方を受信し、受信したデータを記憶する。受信手段がデータを受信すると、記憶手段に記憶された帳票テンプレートデータ及び印刷データの少なくとも一方が更新される。このため、記憶手段に記憶された帳票テンプレートデータ及び印刷データを、更新することができるので、印刷データに含まれる印字データ及び帳票テンプレートデータの変更に対応することができる。
本発明の帳票印刷制御システムは、印刷時のフォーマットを表す帳票テンプレートデータに、印字データを合成した帳票出力用データを画像形成装置へ出力する帳票印刷制御システムにおいて、前記帳票テンプレートデータを記憶する記憶手段と、複数の前記印字データからなる印刷データを送信する送信手段と、複数の前記印字データからなる印刷データを受信する受信手段と、前記帳票用出力データを前記帳票テンプレートデータによる帳票に収容可能な印字データの個数を入力する入力手段と、前記入力手段で入力された印字データの個数から前記印刷データの区切り位置を求める演算手段と、前記帳票テンプレートデータに、収容可能な印字データを合成すると共に前記画像形成装置の固有データに変換する複数の変換手段と、前記変換手段の各々で前記合成及び変換の処理を並列処理させるために、前記受信手段により受信した印刷データに含まれる印字データでかつ前記演算手段で求めた前記印刷データの区切り位置までの単位で印字データを順次読み取ると共に、前記複数の変換手段の各々へ順次出力しかつ、前記複数の変換手段の各々の処理結果を収集すると共に収集した処理結果を前記印刷データの並び順に配置して前記帳票出力用データとして前記画像形成装置へ出力する制御手段と、を備えている。
本発明の帳票印刷制御システムは、送信手段を備えており、複数の印字データからなる印刷データを受信手段へ送信する。受信手段が、印刷データを受信すると、制御手段は、受信した印刷データに含まれる印字データを、区切り位置までの単位で読み取り、複数の変換手段の各々へ順次出力する。区切り位置は、演算手段によって求められる。演算手段は、入力手段で入力された印字データの個数から、印刷データを区切るための区切り位置を求める。変換手段では、制御手段から入力された印字データを、帳票テンプレートデータに合成して画像形成装置の固有データに変換する。制御手段から複数の変換手段へ、区切り位置までの単位の印字データを順次分配して出力すると、複数の変換手段による合成及び変換処理の少なくとも一部が並列して実行される。制御手段は、複数の変換手段各々の処理結果を収集し、収集した処理結果を印刷データの並び順に配置した帳票出力用データを、画像形成装置へ出力する。
このように、印刷データを送信する送信手段と、送信手段から印刷データを受信する受信手段を含むシステムを構成することで、変換手段の合成及び変換の処理を並列処理するシステムを提供することができる。
以上説明したように、本発明によれば、印刷データに含まれる印字データを、帳票テンプレートデータに合成可能な印字データの個数に応じて分割し、複数の変換手段によって合成処理を並列して行うことができるので、印字データと帳票テンプレートデータを合成して帳票出力用データを作成する作成処理を効率よく行うことができる、という効果が得られる。
本発明の印刷データ生成装置に係る実施の形態の一例を図面に基づき説明する。
本実施の形態は、通信回線に接続可能なネットワークシステム(以下、プリンタシステムという)に、本発明を適用したものである。
図1には、本実施の形態に係るプリンタシステム10の構成を模式的に示した。プリンタ18は、通信回線としてのネットワーク12に接続されている。ネットワーク12には、パーソナル・コンピュータ(以下PCという)14、及び出力データ作成PC16が接続されている。これらのプリンタ18、PC14、及び出力データ作成PC16は、互いにネットワーク12を介して相互通信によりデータやコマンドの授受が可能な構成となっている。
なお、プリンタ18、PC14、及び出力データ作成PC16は、本実施の形態では、各々1台ずつとして説明するが、本発明は、これに限定されるものではなく複数台で構成してもよい。また、本実施の形態では、PC14、及び出力データ作成PC16は、各々別体として設けられる場合を説明するが、1つの装置として構成するようにしてもよい。また、PC14、及び出力データ作成PC16をプリンタ18と一体的に設けるようにしてもよい。
PC14は、印刷データを作成するためのものであり、また、作成した印刷データをネットワーク12を介して出力データ作成PC16へ送信するときにユーザが操作するためのものである。印刷データとは、詳細を後述するが、プリンタ18で帳票の画像(以下、帳票という)を印刷用紙へ印刷するときの、各ページ毎に可変の文字や画像等を示す印字データを含むデータである。印字データの一例には、図2(A)に示すような、テキスト形式の印字データ20がある。なお、印字データ20のデータ形式には、CSVデータ形式、XML形式等がある。また、印刷データは、図2(A)に示すような文字データに限られるものではなく、図形やイメージ等であってもよい。
出力データ作成PC16は、帳票のレイアウトを示す、罫線、画像、及び文字等の固定的なレイアウトを示すテンプレートデータを予め複数記憶している。出力データ作成PC16は、主に、PC14から印刷データを受信するとともに、受信した印刷データに含まれる印字データを対応するテンプレートデータに合成するとともに、プリンタ14の固有言語であるプリンタ言語の出力データを作成するためのものである(詳細後述)。プリンタ言語は、帳票を印刷するプリンタで利用可能なプリンタ言語であって、一例には、PostScript、PCL、LIPS等がある。
例えば、出力データ作成PC16は、図2(B)に示すテンプレートデータ22を予め記憶しており、このテンプレートデータ22に、図2(A)に示す印字データ20を合成することによって、図2(C)に示す出力データ24を作成する。
プリンタ18は、通常の印刷機能を備えており、受信した出力データに応じた帳票画像を印刷用紙へ出力するためのものである。本実施の形態では、プリンタ18は、複数頁の帳票画像を印刷用紙へ大量印刷するためのものであり、複数頁の印刷データによる出力データに基づく帳票画像を印刷用紙へ高速印刷処理可能な構成となっている。
ここで、本実施の形態のプリンタシステム10における、帳票印刷のプロセスについて概要を説明する。図1に示すように、PC14で印刷データが作成されると、作成された印刷データは、出力データ生成PC16へ送信される(プロセス1)。出力データ作成PC16では、印刷データを受信すると、受信した印刷データを予め記憶したテンプレートデータに合成することによって、出力データを作成する(プロセス2)。作成された出力データは、プリンタ18へ送信される(プロセス3)。プリンタ14では出力データを受信すると、出力データに基づく帳票画像を印刷用紙へ形成することによって、帳票印刷を実行する。
次に、PC14、出力データ作成PC16、及びプリンタ18の概略構成について説明する。
なお、PC14及びプリンタ18については概要を説明し、本発明に関する出力データ作成PC16について詳細に説明する。
PC14は、図示を省略した制御部、記憶部、通信部、入力部、及び表示部から構成されている。上記各構成は制御部に接続されており、互いにデータやコマンドの授受が可能な構成となっている。制御部は、主に印刷に関する処理を実施する機能部である。記憶部は、各種処理ルーチン及び各種データ等を記憶するためのものである。通信部は、PC14をネットワーク12に接続して出力データ作成PC16との間で印刷データを含む各種データやコマンドの授受を可能とするためのインターフェース機能部である。入力部は、当該PCで指示入力するためのものであり、一例としてキーボードやマウス等がある。表示部は、各種設定画面等を表示するためのものである。
プリンタ18は、マイクロコンピュータを含んで構成されており、図示を省略した装置を制御するための制御部、各種データを記憶するための記憶部、ネットワーク12を介して出力データ作成PC16と出力データ及び各種データを入出力する通信部、各種データを入力するためのキーボード等の入力部、及び画像形成部から構成されている。上記各構成は制御部に接続されており、互いにデータやコマンドの授受が可能な構成となっている。図示を省略した画像形成部には、印刷用紙に画像を形成するための公知の機器が含まれており、当該機器としては、例えは、帯電装置によって帯電させられる感光体ドラム、この感光体ドラムに露光した静電潜像を現像する現像器、感光体ドラム表面に形成された静電潜像を給紙部から供給された印刷用紙に転写する転写部、及び印刷用紙に転写された画像を印刷用紙に定着させる定着装置等がある。なお、PC14、及びプリンタ18は、一般的な構成であるため、詳細な説明を省略する。
次に、出力データ作成PC16の主要構成について図3を用いて概要を説明する。出力データ作成PC16は、CPU、ROM、及びRAMからなる図示を省略したマイクロコンピュータを含んで構成されており、機能的分類では、I/Oポート30、印刷データ受信部32、データ解析部34、テンプレート格納部40、データ処理部42、スプール部50、及び出力データ送信部52が含まれている。上記I/Oポート30、印刷データ受信部32、データ解析部34、テンプレート格納部40、データ処理部42、スプール部50、及び出力データ送信部52は、図示を省略したマイクロコンピュータにデータやコマンドの授受可能に接続されている。
I/Oポート30は、出力データ作成PC16をネットワーク12に接続して、PC14、及びプリンタ18との間で、印刷データ、及び出力データを含む各種データやコマンドの授受を可能とするためのインターフェース機能部である。印刷データ受信部32は、PC14からネットワーク12を介して印刷データを受信するためのものである。
ここで、本実施の形態のPC14で作成される印刷データには、印字データと、印字データを合成するテンプレートデータを識別するためのテンプレート識別情報が含まれて構成されるものとする。また、印字データには、印字データをテンプレートデータに合成するときの、各ページ毎の区切りを示す区切データが含まれた構成であるものとして説明する。例えば、図4(A)に示す印字データ26の模式図に示すように、複数ページ分のデータから構成される印字データ26に、印字データ26の各ページ(例えば、分割印字データ26A、分割印字データ26B、及び分割印字データ26C)の区切りを示す改ページ記号(以下区切データという)27を含んだ構成となっている。
なお、本実施の形態では、テンプレート格納部40には、複数の異なるレイアウトのテンプレートデータが予め格納されているものとし、印刷データにはテンプレート識別情報が含まれる構成である場合を説明するが、このような形態に限られるものではない、例えば、PC14から印刷データとテンプレート識別情報とを別体として受信するようにしてもよい。また、テンプレート格納部40に、予め定められた1種類のテンプレートデータを格納するものとし、常に同一のテンプレートデータに印字データを合成するものとしてもよい。この場合、印刷データにテンプレート識別情報を含まない構成としてもよい。
データ解析部34は、印刷データ受信部32で受信された印刷データを解析するためのものである。データ解析部34は、印字データ読込部36、区切データ読込部38、及びテンプレート識別情報読込部39を含んで構成されている。印字データ読込部36は、印刷データに含まれる印字データを読み込むためのものである。区切データ読込部38は、印字データに含まれる区切データを読み込むためのものである。例えば、区切データ読込部38は、図4(A)の印字データ26に含まれる区切データ27を読み込む。テンプレート識別情報読込部39は、印刷データに含まれるテンプレート識別情報を読み込むためのものである。テンプレート格納部40は、複数のレイアウトの異なるレイアウトデータを予め格納するためのものである。
各印字データ読込部36、区切データ読込部38、及びテンプレート識別情報読込部39で読み込まれた印字データ26、及び区切データ27は、データ処理部42へ出力される。また、テンプレート格納部40では、テンプレート識別情報読取部39からテンプレート識別情報を入力され、入力されたテンプレート識別情報に応じたテンプレートデータをデータ処理部42へ出力する。
データ処理部42は、データ解析部34、及びテンプレート格納部40各々から入力された、印字データ、区切データ、及びテンプレートデータから、プリンタ18のプリンタ言語の出力データを作成するためのものである。
ここで、従来、印字データを解析し、対応するテンプレートデータと合成してプリンタ18のプリンタ言語の出力データを作成する場合、図4(C)に示すように、印字データ26に記述されたデータを例えば、1行づつ前段から順に後段に向かって読取る(展開する)とともに、対応するテンプレートデータに合成する。そして、例えば、最終行のデータが印字データ26の25000行に記述されるものとすると、最終行の25000行まで順に、先頭行から各行毎にテキストデータを読取ってテンプレートデータに合成することによって出力データを作成していた。このように、前段から順に最終段に向かって1行づつ印字データを順に読取り、対応するテンプレートデータに合成することによって出力データを作成すると、印字データから出力データを作成するに要する処理時間(出力データ作成時間)が、高速に帳票印刷可能なプリンタ18の処理能力に比べて長いという問題があった。また、出力データ作成時間は、印字データの量が多量となるに伴って長くなり、結果的に、PC14から出力データ作成PC16へ印刷データが送信されてから、プリンタ18において帳票印刷が開始されるまでの時間がプリンタ18の処理能力に比べて長くなり、出力データ作成処理における性能が問題となる場合があった。
そこで、データ処理部42は、分割印字データ読込部45、複数のスプールデータ作成部46、マルチプロセス制御部44、メモリ部47、及び結合部48を含んで構成されている。
分割印字データ読込部45は、印字データ26を、印字データ26の前段から順に区切データまで読取ることによって、1ページ分の印字データである分割印字データを読取るためのものである。マルチプロセス制御部44は、分割印字データ読込部45による分割印字データの読込タイミングを制御するとともに、複数のスプールデータ作成部46各々を所定のタイミングで(詳細後述)分割出力データの作成を行うように制御するためのものである。
スプールデータ作成部46は、分割印字データと、テンプレートデータとを合成するとともにプリンタ18のプリンタ言語に変換することによって分割出力データを作成するためのものである。スプールデータ作成部46は、データ処理部42に複数含まれており、各スプールデータ作成部46は、マルチプロセス制御部44の制御によって起動制御される。マルチプロセス制御部44は、分割印字データ読込部45による分割印字データの読込、及び複数の各スプールデータ作成部46の分割出力データ作成タイミングを制御するためのものである。メモリ部47は、複数の各スプールデータ作成部46で作成された各分割出力データを格納するためのものである。結合部48は、各スプールデータ作成部46で作成された分割出力データを結合して出力データを作成するためのものである。
なお、上記テンプレート格納部40及びデータ解析部34は、本発明の帳票印刷制御装置の記憶手段に相当し、区切データ読込部38が、入力手段及び演算手段に相当し、スプールデータ作成部46が変換手段に相当する。また、データ処理部42及び出力データ送信部52が、制御手段に相当する。また、印刷データ受信部32は、本発明の受信手段に相当する。
図5には、マルチプロセス制御部44の制御による、分割印字データ読込部45及びスプールデータ作成部46の処理の実行タイミングを示すタイムチャートを示した。なお、本実施の形態では、図3に示すように、複数のスプールデータ作成部46として、スプールデータ作成部46A、スプールデータ作成部46B、及びスプールデータ作成部46Cの3つが起動するものとして説明する。
図5及び図4(B)に示すように、時間t1から時間t2の間で、分割印字データ読込部45で印字データ26から1ページ分の分割印字データ26A(区切データ27から区切データ27間の印刷データ)が読取られると(プロセス40)、時間t2からスプールデータ作成部46Aによる分割出力データ作成処理が実行される(プロセス42)。
更に、プロセス40において分割印字データ読込部45による1ページ分の分割印字データ26A読取りが終了(時間t2)すると、分割印字データ読込部45は、次の分割印字データ26Bを読取る(プロセス44)。更にプロセス44で分割印字データ26Bが読取られると、時間t3からスプールデータ作成部46Bによる分割出力データ作成処理が実行される(プロセス46)。同様に、プロセス44において分割印字データ読込部45による1ページ分の分割印字データ26B読取りが終了(時間t3)すると、分割印字データ読込部45は、次の分割印字データ26Cを読取る(プロセス48)。更にプロセス48で分割印字データ26Cが読取られると、時間t4からスプールデータ作成部46Cによる分割出力データ作成処理が実行される。
このように、印字データから分割印字データを読取り、読み取った分割印字データを順次複数のスプールデータ作成部に分配し、各スプールデータ作成部で行われる分割出力データ作成処理の少なくとも一部を互いに並列して実行することができる。このため、分割出力データ作成処理を並列的に実行することができるようになっている。
なお、本実施の形態では、分割印字データ読込部45による分割印字データ読込終了時間と、次の分割印字データ読込開始時間とは、一致するものとして説明するが、複数のスプールデータ作成部46による各処理が互いに一部重複して並列的に実行されるようにすればよく、分割印字データ読込終了時間と、次の分割印字データ読込開始時間とは必ずしも一致しなくてもよい。例えば、分割印字データの読込終了から所定時間経過した後に。次の分割印字データの読込が開始されるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、複数のスプールデータ作成部46として、3つのスプールデータ作成部46A、46B、及び46Cが起動するものとして説明したが、このような形態に限られるものではない。スプールデータ作成部46の起動数は、CPUの負荷状況によって自動的に変更可能に制御されるようにしてもよく、また、予め、「4多重で動作する」等のように、起動するスプールデータ作成部46の数を設定するようにしてもよい。また、この起動数は、出力データ作成PC16の図示を省略した入力部のユーザによる操作入力によって、変更されるようにしてもよい。
スプール部50は、結合部48の分割出力データの結合により作成された出力データをスプールするためのものである。出力データ送信部52は、スプール部50にスプールされた出力データを、ネットワーク12を介してプリンタ18へ送信するためのものである。
次に、上記実施の形態の作用を図面を参照して説明する。図6には、出力データ作成PC16で実行される処理ルーチンを示した。なお、本実施の形態では、複数のスプールデータ作成部46は、出力データ作成PC16の起動(電源投入)とともに、起動するものとして説明する。
出力データ作成PC16では、図示を省略した電源スイッチによって電源が投入されると、所定時間毎に図6に示す処理ルーチンが実行され、ステップ100へ進む。
ステップ100では、印刷データを受信するまで否定判断を繰り返し、肯定されるとステップ101へ進み、受信した印刷データを図示を省略したメモリに格納する。ステップ100の判断は、ネットワーク12を介した印刷データの受信を判別することによって判断可能である。
次にステップ102では、印刷データに含まれる印字データの把握処理が実行される。次にステップ103では、図示を省略したメモリに記憶された印刷データに含まれるテンプレートデータを識別するためのテンプレート識別情報を把握する。次のステップ104において、上記ステップ103で把握したテンプレート識別情報に対応するテンプレートデータをテンプレート格納部40から把握する。上記ステップ103及びステップ104の処理によって、印字データを合成するテンプレートデータが把握される。
次にステップ106では、印字データに含まれるページ毎の区切りを示す区切データを把握する把握処理が実行される。
次にステップ108では、マルチプロセス起動処理が実行される。ステップ108の処理は、データ処理部42に含まれる複数のスプールデータ作成部46を、分割出力データを作成可能な処理待状態となるように起動するための指示信号を各スプールデータ作成部46(46A、46B、46C)へ出力するものである。
次にステップ110では、分割印字データ読取り処理が実行される。ステップ110の処理は、上記ステップ102で把握した印字データの最前段から、上記ステップ106で把握した区切データまでの分割印字データを読取るものである。詳細には、例えば、図4(A)に示すように、本実施の形態では、印字データ26の先頭ページの先頭データの前に区切データが挿入されるとともに、各ページの末尾データの後に各々区切データが挿入されているものとすると、ステップ110では、印字データ26の最前段の区切データから次の区切データまでの分割印字データ26Aが読取られる。
次にステップ111では、データ処理部42の複数のスプールデータ作成部46から、分割印字データ入力待ち中のスプールデータ作成部46の内の1つを把握する。
次にステップ112では、シーケンス番号「C」に1を設定する。ステップ112の処理は、印字データ中の分割印字データの位置を設定するためのものである。
次にステップ113では、上記ステップ110で読取った分割印字データ及び上記ステップ112で設定したシーケンス番号を、上記ステップ111で把握したスプールデータ作成部46へ出力する。ステップ113の処理によって、分割印字データと対応するシーケンス番号が、処理待ち中のスプールデータ作成部46に出力される。
スプールデータ作成部46では、後述する図7に示す処理ルーチンが実行されて(詳細後述)、分割出力データが作成され、作成された分割出力データは、メモリ部47へ格納される。
次にステップ114では、上記ステップ102で把握した印字データの最終ページの分割印字データまで読取が終了したか否かを判断する。ステップ114の判断は、印字データに未読込の分割印字データが含まれているか否かを判別することによって可能である。例えば、分割印字データの読込を行う毎に、読込終了位置を設定するようにし、設定した読込終了位置が印字データの最下段であることを判別することによって、最終ページの分割印字データまで読取りが終了したと判断するようにすればよい。
ステップ114で否定され、最終ページではない場合には、ステップ116へ進み、次の分割印字データ読込処理が実行される。ステップ114の処理は、前回分割印字データを読取った読込終了位置の後段の(次の)分割印字データを読込むものである。ステップ116の処理は、例えば、分割印字データの読込を行う毎に、読込終了位置を設定するようにし、この読込終了位置から後段の区切データまでの分割印字データを読み込む事によって可能である。例えば、ステップ116の処理によって、図4(A)に示す、区切データ27から区切データ27間の分割印字データ26Bが、印字データ26から読取られる。
次にステップ117では、上記ステップ111と略同様に、データ処理部42の複数のスプールデータ作成部46から、分割印字データ入力待ち中のスプールデータ作成部46の内の1つを把握する。
次にステップ118では、シーケンス番号のカウントアップ処理が実行される。具体的には、シーケンス番号として設定された値に「1」を加算した値を、新たなシーケンス番号「C」として設定するものである。ステップ118の処理によって、上記ステップ116で読取った分割印字データの印字データ中の順序や位置を示す情報がシーケンス番号として設定される。
次のステップ119では、上記ステップ116で読取った分割印字データ及び上記ステップ118で設定したシーケンス番号を、上記ステップ117で把握したスプールデータ作成部46へ出力した後に、上記ステップ114へ戻る。スプールデータ作成部46では、後述する図7に示す処理ルーチンが実行されて(詳細後述)、分割出力データが作成され、メモリ部47へ格納される。
なお、上記ステップ111及びステップ117の処理において、データ処理部42の全てのスプールデータ作成部46が分割出力データ作成中であり、分割印字データ入力待ち中のスプールデータ作成部46が把握出来ない場合には、所定時間経過するまで、分割印字データ入力待ち中のスプールデータ作成部46把握処理を実行するようにすればよい。なお、所定時間経過してもスプールデータ作成部46が把握できない場合には、図示を省略した表示部に、所定時間以上経過しても処理待ちスプールデータ作成部46が把握できないことを示すエラー情報を表示した後に、本ルーチンを終了すればよい。
一方、上記ステップ114で肯定されると、ステップ120へ進み、出力データ作成処理が実行される。ステップ120の処理は、メモリ部47に格納された分割印字データを、該分割印字データに対応するシーケンス番号に応じて並び替えるとともに結合することによって、出力データを作成する。
ステップ120の処理によって、印刷データをページ毎に分割した分割印字データから作成された分割出力データを結合して出力データを得ることができるので、印刷データをテンプレートデータと合成するとともにプリンタ18のプリンタ言語に変換した出力データを得ることができる。
上記ステップ120で作成された出力データは、次のステップ122においてスプール部50にスプールされる。更に、次のステップ124において、スプール部50にスプールされた出力データは、プリンタ18へと送信される。
次にステップ126では、上記ステップ108で起動した複数のスプールデータ作成部46を停止した後に、本ルーチンを終了する。ステップ126の処理は、各スプールデータ作成部46へ終了指示信号を出力するものである。
次に、各スプールデータ作成部46で実行される処理ルーチンについて、図7を用いて説明する。
各スプールデータ作成部46では、所定時間毎に図7に示す処理ルーチンが実行されて、ステップ200へ進む。ステップ200では、起動指示を受信するまで否定判断を繰り返し、受信するとステップ202へ進む。ステップ200の判断は、起動指示を示す信号受信を判別することによって判断可能である。
ステップ202では、分割印字データ及びシーケンス番号が入力されたか否かを判断し、肯定されると、入力された分割印字データを、上記ステップ104で把握したテンプレートデータに合成するとともに、プリンタ18のプリンタ言語の分割出力データを作成する。
次にステップ206では、作成した分割出力データを、上記ステップ202で入力されたシーケンス番号に対応付けてメモリ部47へ格納した後に、ステップ202へ戻る。
一方、ステップ202で否定されると、ステップ208へ進み、終了指示信号を受信したか否かを判断し、否定されると、上記ステップ202へ戻り分割印字データ入力待ち状態となり、肯定されると、本ルーチンを終了する。
以上説明したように、本実施の形態の出力データ作成PC16では、印刷データに含まれる印字データを印字データの各ページ毎の区切りを示す区切データに応じて分割し、分割した分割印字データを複数のスプールデータ作成部46各々で並列的に処理することによって、分割出力データを作成する。作成された分割出力データは、印字データによる出力データとなるように、結合される。
このため、図5に示すように、分割印字データの読取り及び分割出力データの作成処理を各ページ毎に分割して並列的に処理することができるので、出力データ作成時間を短縮することができる。
なお、本実施の形態では、スプール部50には、プリンタ14のプリンタ言語の出力データを格納するものとして説明したが、このような形態に限られるものではない。例えば、スプール部50に格納する出力データの形式は、PDF形式などの汎用的なデータ形式(以下、代表してPDF形式という)であってもよい。この場合、スプール部50に格納されたプリンタ言語の出力データを、PDF形式に変換するようにすればよい。また、スプールデータ作成部46における分割出力データ作成時に、プリンタ言語ではなく、PDF形式の分割出力データを作成するようにすればよい。この場合、更に、スプール部50に格納された出力データを、プリンタ18に出力するとともに、その他のネットワーク12に接続された図示を省略したPCに送信するようにしてもよい。
このようにすれば、出力データを、プリンタ18のみではなく、ネットワーク12に接続された様々なPC等の装置で使用可能となるように作成することができる。また、容易にネットワーク12に接続された他の装置で表示可能なデータとして、出力データを格納することができる。
また、本実施の形態では、出力データ作成PC16の起動とともに、データ処理部42に含まれる全ての複数のスプールデータ作成部46が起動するものとして説明するが、このような形態に限られるものではない。例えば、上記ステップ111及びステップ117の処理に替えて、複数のスプールデータ作成部46の内、未起動のスプールデータ作成部46を把握するとともに、把握したスプールデータ作成部を起動するようにすればよい。更に、スプールデータ作成部46において、上記ステップ206の作成した分割出力データをメモリ部47に格納する格納処理を行った後に、処理を実行したスプールデータ作成部46を停止した後に図7に示す処理ルーチンを終了するようにすればよい。この場合、ステップ208の処理は行わないものとすればよい。
このようにすれば、必要なスプールデータ作成部46のみを起動することができ、CPUの負荷を軽減することができる。
なお、本実施の形態では、印刷データには、各ページ毎の区切りを示す区切データが含まれるものとして説明したが、このような形態に限られるものではなく、印刷データ中に区切データを含まない構成も可能である。この場合、例えば、図6の処理ルーチンにおいて、ステップ106の区切データ把握処理を実行せずにステップ104からステップ108へ進み、マルチプロセス起動処理を実行すると、ステップ110の分割印字データ読取り処理を実行せずに、ステップ111及びステップ112の処理を実行して分割印字データ読取処理実行待ちのスプールデータ作成部46を把握し、ステップ113でシーケンス番号をセットした後に、ステップ113の処理に替えて、先頭ページの分割出力データ作成処理を実行するようにすればよい。
先頭ページの分割出力データ作成処理は、印刷データを先頭行から読取って順次対応するテンプレートデータに合成するとともにプリンタ言語に展開し、1ページ分のテンプレートデータへの合成終了時に、処理した印刷データの1ページ当たりの行数を把握することによって、区切データの位置を把握するようにすればよい。そして、ステップ116では、この把握した1ページ当たりの行数に応じて分割印字データ読取処理を実行するようにすればよい。
このようにすれば、印刷データ中に予めページ毎の区切りを示す区切データを含まない印刷データについても、対応することが可能となる。
また、この区切データは、予め出力データ作成PC16側に記憶するようにしてもよく、また、印刷データとともに、PC14から受信するようにしてもよい。
本実施の形態に係るプリンタシステムの概要を示す模式図である。 (A)は、帳票印刷における印刷データを示す模式図であり、(B)は、印刷データを合成するテンプレートデータを示す模式図であり、(C)は、印刷データとテンプレートデータを合成した出力データを示す模式図である。 本実施の形態に係るプリンタシステムにおける出力データ作成PCの主要構成を示す機能ブロック図である。 (A)は、区切データを含む印刷データを示す模式図であり、(B)は、分割印字データを示す模式図であり、(C)は、従来の印刷データの展開を示す模式図である。 印刷データの読込及び分割出力データ作成処理について、複数のスプールデータ作成部による並列処理を模式的に示すタイムチャートである。 出力データ作成PCで実行される処理を示すフローチャートである。 複数のスプールデータ作成部各々で実行される処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 プリンタシステム
16 出力データ作成PC
18 プリンタ
34 データ解析部
36 印字データ読込部
38 区切データ読込部
46 スプールデータ作成部
48 結合部

Claims (5)

  1. 印刷時のフォーマットを表す帳票テンプレートデータに、印字データを合成した帳票出力用データを画像形成装置へ出力する帳票印刷制御装置において、
    前記帳票テンプレートデータと、複数の前記印字データからなる印刷データと、を記憶する記憶手段と、
    前記帳票テンプレートデータによる帳票に収容可能な印字データの個数を入力する入力手段と、
    前記入力手段で入力された印字データの個数から前記印刷データの区切り位置を求める演算手段と、
    前記帳票テンプレートデータに、収容可能な印字データを合成すると共に前記画像形成装置の固有データに変換する複数の変換手段と、
    前記変換手段の各々で前記合成及び変換の処理を並列処理させるために、前記印刷データに含まれる印字データでかつ前記演算手段で求めた前記印刷データの区切り位置までの単位で印字データを順次読み取ると共に、前記複数の変換手段の各々へ順次出力しかつ、前記複数の変換手段の各々の処理結果を収集すると共に収集した処理結果を前記印刷データの並び順に配置して前記帳票出力用データとして前記画像形成装置へ出力する制御手段と、
    を備えた帳票印刷制御装置。
  2. 前記入力手段は、前記印刷データに埋め込まれた個数情報を読み取り、読み取った個数情報を前記印字データの個数として入力することを特徴とする請求項1に記載の帳票印刷制御装置。
  3. 前記記憶手段は、複数の帳票テンプレートデータを記憶し、前記入力手段は、複数の帳票テンプレートデータのうち1つの帳票テンプレートデータを指定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の帳票印刷制御装置。
  4. 前記記憶手段は、外部で作成された帳票テンプレートデータ及び印刷データの少なくとも一方を受信する受信手段を備え、受信したデータを記憶することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の帳票印刷制御装置。
  5. 印刷時のフォーマットを表す帳票テンプレートデータに、印字データを合成した帳票出力用データを画像形成装置へ出力する帳票印刷制御システムにおいて、
    前記帳票テンプレートデータを記憶する記憶手段と、
    複数の前記印字データからなる印刷データを送信する送信手段と、
    複数の前記印字データからなる印刷データを受信する受信手段と、
    前記帳票用出力データを前記帳票テンプレートデータによる帳票に収容可能な印字データの個数を入力する入力手段と、
    前記入力手段で入力された印字データの個数から前記印刷データの区切り位置を求める演算手段と、
    前記帳票テンプレートデータに、収容可能な印字データを合成すると共に前記画像形成装置の固有データに変換する複数の変換手段と、
    前記変換手段の各々で前記合成及び変換の処理を並列処理させるために、前記受信手段により受信した印刷データに含まれる印字データでかつ前記演算手段で求めた前記印刷データの区切り位置までの単位で印字データを順次読み取ると共に、前記複数の変換手段の各々へ順次出力しかつ、前記複数の変換手段の各々の処理結果を収集すると共に収集した処理結果を前記印刷データの並び順に配置して前記帳票出力用データとして前記画像形成装置へ出力する制御手段と、
    を備えた帳票印刷制御システム。
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