JP2005234536A - コーティング組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】
マイクロエレクトロニックウェハおよび他の電子デバイスの製造において、オーバーコートされたフォトレジスト層とともに用いられる下層反射防止コーティング組成物(ARC)として有用な組成物を提供する。
【解決手段】
3官能以上の多価アミン化合物、又は、複素環を有するアミン化合物と、無水物および/または無水物誘導体を含む物質の生成物で、好ましくはアミン成分が過剰である成分を含む組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、アミンならびに無水物および/または無水物誘導体を含む物質の生成物である成分を含有する組成物に関する。本発明のコーティング組成物は、マイクロエレクトロニックウェハおよび他の電子デバイスの製造において、オーバーコートされたフォトレジスト層とともに用いられる下層反射防止コーティング組成物(ARC)として特に有用である。
フォトレジストは、イメージを基体に転写するために用いられる感光性フィルムである。フォトレジストのコーティング層は基体上に形成され、フォトレジスト層はついでフォトマスクを介して活性化放射線源で露光される。フォトマスクは活性化放射線を通す領域と活性化放射線を通さない他の領域を有する。活性化放射線で露光することによりフォトレジストコーティングの光誘起または化学的変換が起こり、これによりフォトマスクのパターンがフォトレジストでコートされた基体に移される。露光後、フォトレジストは、基体の選択的加工を可能とするレリーフイメージを得るために現像される。
フォトレジストはポジ型またはネガ型のいずれかが可能ある。ほとんどのネガ型フォトレジストについては、活性化放射線に露光されたこれらのコーティング層部分が、フォトレジスト組成物の光活性化合物と重合可能な試薬との反応により、重合または架橋される。最終的に、露光されたコーティング部分は露光されていない部分よりも現像液に溶解しにくくなる。ポジ型フォトレジストについては、露光された部分は現像液にさらに溶解するようになるが、露光されていない部分は比較的現像液に溶解しにくいままである。フォトレジスト組成物は、Deforest、Photoresist Materials and Processes、McGraw Hill Book Company、New York、第2章、1975およびMoreau、Semiconductor Lithography、Principles、Practices and Materials、Plenum Press、New York、第2および4章に記載されている。
フォトレジストの主要な用途は、その目的が、半導体製造にあり、高度にポリッシュされた半導体スライス、たとえばシリコンまたはガリウムヒ素を、回路機能を果たす、好ましくはミクロンまたはミクロン以下のジオメトリーである、電子導通パス(electron conducting paths)の複雑なマトリックスに転換することである。適切なフォトレジスト処理は、この目的を成し遂げるための鍵である。さまざまなフォトレジスト処理の工程間には、強い相互依存があるとは言え、露光は、高い分解能を持ったフォトレジストイメージを達成するための最も重要な工程の一つである。
フォトレジストを露光するために用いられる活性化放射線の反射は、しばしばフォトレジスト層においてパターン化されたイメージの解像度を制限する。基体/フォトレジスト界面からの放射線の反射は、フォトレジストにおいて放射線強度の場所によるばらつきをもたらす可能性があり、その結果、現像されるフォトレジストの線幅が均一ではなくなる。放射線は、また、基体/フォトレジスト界面から露光が意図されないフォトレジストの領域中へ散乱する可能性があり、これによっても線幅がばらつくこととなる。散乱および反射の量は、典型的には領域ごとに異なり、その結果さらに線幅が不均一になる。基体の形態におけるばらつきもまた、解像度を制限する問題の原因となり得る。
反射された放射線の問題を軽減するために用いられる一方法は、基体表面とフォトレジストコーティング層との間に挿入される放射線吸収層の使用である。たとえば、国際特許出願、国際公開番号第WO90/03598号、欧州特許出願、公開番号第EP0639941A1号および米国特許第4,910,122号、第4,370,405号、第4,362,809号、および第5,939,236号を参照せよ。かかる層は、また、反射防止層または反射防止組成物とも称されている。すべてShipley Companyに帰属し、非常に有用な反射防止組成物を開示する、米国特許第6,602,652号;第6,528,235号;第6,316,165号;第6,190,839号;第5,939,236号;第5,886,102号;第5,851,738号;および第5,851,730号も参照せよ。
現行の有機物反射防止コーティング組成物は多くの用途に非常に有効であるが、特定の加工要件を満足するためには、特定の反射防止組成物を有することが望ましいことが多い。たとえば、オーバーコートされたフォトレジストのない(たとえば、ポジ型レジストに関しては、露光されたレジスト領域がアルカリ性水性現像液により除去されている)、架橋された反射防止層をプラズマエッチャント(plasma etchant)以外の手段により除去することが望ましい場合がある。米国特許第5,635,333号;米国特許公開番号2003/0166828号;および米国特許公開番号2003/0129531号を参照せよ。かかるアプローチは、さらなる処理工程を回避する可能性および底部反射防止コーティング層のプラズマエッチャントによる除去に関連したピットフォールを回避する可能性を与える。プラズマエッチングに関する問題に対処する試みを報告している米国特許公開番号2003/0032298号を参照せよ。
国際公開第WO90/03598号パンフレット 欧州特許出願公開番号第0639941号明細書 米国特許第4,910,122号明細書 米国特許第4,370,405号明細書 米国特許第4,362,809号明細書 米国特許第5,939,236号明細書 米国特許第6,602,652号明細書 米国特許第6,528,235号明細書 米国特許第6,316,165号明細書 米国特許第6,190,839号明細書 米国特許第5,939,236号明細書 米国特許第5,886,102号明細書 米国特許第5,851,738号明細書 米国特許第5,851,730号明細書 米国特許第5,635,333号明細書 米国特許公開番号2003/0166828号明細書 米国特許公開番号2003/0129531号明細書 米国特許公開番号2003/0032298号明細書 Deforest、Photoresist Materials and Processes、McGraw Hill Book Company、New York、第2章、1975 Moreau、Semiconductor Lithography、Principles、Practices and Materials、Plenum Press、New York、第2および4章
マイクロエレクトロニックウェハの製造において、下層反射防止コーティング層として用いることができる新規組成物が望まれている。下層反射防止コーティング層として用いることができ、水性のフォトレジスト現像液で除去することがきる新規組成物を有することが特に望まれている。
本発明者らは、アミン反応生成物を含み、オーバーコートされたフォトレジスト層の下層反射防止コーティング層として特に有用な新規コーティング組成物を見いだした。
また特に、本発明の、好ましい処理がされた(たとえば熱硬化)コーティング組成物は、オーバーコートされたフォトレジスト層の現像に用いられる水性アルカリ現像液により除去されて、下層の表面を露出させることができる。これにより、さらなる処理工程の削減および下層コーティング層を除去するためのプラズマエッチャント(plasma etchant)の使用に関して必要とされる費用の削減をはじめとする、多くの注目に値する利点がもたらされる。
さらに詳細には、第一の態様において、本発明は、1以上のアミンと1以上の無水物または無水物誘導体とを包含する物質の混合生成物である成分(本明細書においては「反応成分」と称する場合もある)を含有する組成物を提供する。好ましいアミン試薬は、i)3以上のアミン部分および/またはii)1以上の複素環基を有する化合物を包含する。1以上の複素環基を有する好ましいアミン化合物は、少なくとも1つの環窒素を有する複素環を有する化合物を包含する。好ましい無水物試薬は、二無水物、および複数の無水物部分を有する他の試薬、ならびにエステル化無水物基などの誘導化無水物基を有する化合物を包含する。
本発明のコーティング組成物の反応成分は、1つの化学的な構成要素、または物質の混合物、すなわち、1以上のアミンならびに1以上の無水物化合物および/または無水物誘導体化合物の生成物の複数の別個の混合物を包含することができる。従って、本明細書においてコーティング組成物の「反応成分」とは、別個の物質のかかる混合物を包含するものと理解される。
本明細書において述べるように、「無水物誘導体」は、無水物へ官能基化することができる部分を含有する基または化合物を包含し、たとえば、1)無水物へ官能基化することができる2つの酸(−COOH)基;2)無水物へ官能基化することができる2つのエステル基、および/または、3)無水物へ官能基化することができる酸およびエステルを有する化合物が挙げられる。具体例としては、フタル酸、イソフタル酸およびその対応するエステル、たとえば、C(COO)(COOC1−12アルキル)、C(COOC1−12アルキル)などを有する化合物または基が挙げられる。
本発明の組成物において用いられる好ましい反応成分としては、本発明の組成物の熱処理前に比較的低分子量を有する物質が挙げられ、たとえば、好ましくは反応成分は2,000ダルトン未満、より好ましくは約1,800、1,500、1,000、800または500ダルトン以下の分子量を有する。
しかしながら、高分子量の物質も、また、多くの用途について有用であり、約2,000ダルトン以上、たとえば、4,000、5,000、6,000、8,000、10,000および12,000ダルトン以上の分子量を有する物質を含む反応成分などが挙げられる。
また、特に好ましい反応成分は、本発明の組成物の熱処理前には実質的に非ポリマー物質であり、たとえば、当該好ましい反応成分は、共有結合している、2つ、3つ、4つまたは5つより多い同じ種類の化学単位を含有しない(好ましくは、まさに1つ、2つまたは3つ、すなわちモノマー、ダイマーまたはトリマーのみ)。したがって、反応成分がアミンおよび無水物を含む物質の混合物または反応生成物である場合において、当該好ましい実質的に非ポリマーの反応成分は、共有結合された、1つ、2つ、3つ、4つまたは5つ以下の、それぞれがアミンと無水物との反応により形成される独立した単位を含み、さらに好ましくは、まさに1つ、2つまたは3つの当該独立した単位を含む。
特に好ましい反応成分は、また、本発明のコーティング組成物の少なくとも熱処理前においては、ポリマー塩をも包含する。このようなポリマー塩は、前記の実質的に非ポリマー物質でありうる。すなわち、ポリマー塩は、共有結合された、同じ種類の化学単位(たとえば、アミンと無水物または無水物誘導体との反応により形成される単位)を実質的な数(>5)含有しないが、イオン性、非共有結合性相互作用(すなわち塩として)により結合した複数の繰り返し化学単位を含有する。
本発明のコーティング組成物は、反応成分に加えて、任意に1以上の他の物質を含有することができる。たとえば、本発明のコーティング組成物は発色団を含む追加の成分を含有することができ、これは、オーバーコートされたレジスト層を露光するために使用され反射してレジスト層に戻る望ましくない放射線を、吸収することができる。このような発色団は様々な組成物成分、たとえば反応成分それ自体として存在することができ、あるいは、たとえば、主鎖成分としてもしくはペンダント基としての発色団を有しうる添加樹脂、および/または、1以上の発色部分を含有する添加小分子(たとえば、約1000または500未満のMW)などの発色団を含むことができる追加の成分として存在することができる。。
本発明のコーティング組成物中に含めるために一般に好ましい発色団、特に反射防止用途に用いられる発色団は、単環および多環芳香族基のいずれをも包含し、たとえば任意に置換されたフェニル、任意に置換されたナフチル、任意に置換されたアントラセニル、任意に置換されたフェナントラセニル、任意に置換されたキノリニルなどを包含する。特に好ましい発色団は、オーバーコートされたレジスト層を露光するために用いられる放射線によって変わり得る。さらに具体的には、オーバーコートされたレジストを248nmで露光するためには、任意に置換されたアントラセンおよび任意に置換されたナフチルが、反射防止組成物の好ましい発色団である。オーバーコートされたレジストを193nmで露光するためには、任意に置換されたフェニルおよび任意に置換されたナフチルが特に好ましい発色団である。
前記のように、反応成分それ自体が反射防止特性を提供することができ、アミン、無水物または無水物誘導体が用いられて、芳香族基、たとえば炭素環式アリール、たとえばフェニル、アントラセン、ナフチルなど、または複素芳香族、たとえばピリジニルなどを含む反応成分を形成する場合は特にである。
加えて、反応成分と異なる物質として、コーティング組成物は、組成物のコーティング層をたとえば熱または活性化放射線処理することにより架橋するか、あるいは硬化する(1以上の他の組成物成分の分子量増加に関与する)物質を任意に含むことができる。好ましい架橋成分は、メラミンまたはベンゾグアナミン化合物または樹脂などのアミン含有物質を含む。
本発明のコーティング組成物は、また、施用された組成物コーティング層の熱処理中に、組成物成分の反応を促進するため、任意に酸または酸発生剤化合物を含むことができる。熱酸発生剤化合物(すなわち、熱処理により酸を生成することができる化合物)が一般に好ましい。
かかる酸または酸発生剤化合物に加えて、コーティング組成物は任意に1以上のフォト酸発生剤化合物、すなわちオーバーコートされたフォトレジスト層を露光するために用いられる放射線による処理により酸を発生する1以上の化合物を含むことができる。
フォト酸発生剤化合物のこのような使用により、下層コーティング組成物上にフォトレジスト層を施用する前に、フォト酸発生剤化合物から酸は放出されることはない。施用されたレジスト層をパターン化された活性化放射線で露光すると、コーティング組成物のフォト酸発生剤化合物から酸が放出され、さらにレジスト/コーティング組成物における、レジストからコーティング組成物中へ拡散することができるフォト酸を補強することにより、コーティング組成物層上にパターン化されたレジストイメージの解像度を向上させることができる。コーティング組成物層における1以上のフォト酸発生剤化合物のこのような使用によりコーティング組成物はフォトイメージ可能にはならない。
しかしながら、本発明の組成物が1以上のかかる任意の成分を含まない場合でも、よい結果が得られうることが見出された。すなわち、反応成分を含むが、1以上の、1)添加された架橋成分、2)添加された酸または酸発生剤化合物(特に熱酸発生剤)、および/または3)オーバーコートされたフォトレジストのレリーフイメージの解像度を向上させるためのフォト酸発生剤を含有しないコーティング組成物により、反射防止層としての良好な結果が得られる。
別個の架橋剤を含有しない本発明のこのような組成物において、組成物コーティング層の熱硬化中、反応成分の物質は分子量を増大させる反応をすることができる。
いずれにしても、オーバーコートされたフォトレジストを有する反射防止層としての使用に関して、組成物層上にフォトレジスト組成物層を施用する前に、好ましくは本発明の組成物の層を熱処理する(たとえば、組成物成分の分子量を増大させるために)。
さらに詳細には、コーティング組成物は溶媒成分中における、反応成分と前記のような1以上の任意の成分の混合物により提供することができる。溶媒成分は好適には、1以上の有機溶媒、たとえば1以上のアルコール溶媒、たとえば乳酸エチル、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート(1−メトキシ−2−プロパノールアセテート)、プロピレングリコールメチルエーテル(1−メトキシー2−プロパノール)、メチル−2−ヒドロキシイソブチレート等、および/またはさらにもう一つ、非ヒドロキシ溶媒、たとえばエチルエトキシプロピオネート等が挙げられる。
コーティング組成物を次いでスピンコーティングなどにより、マイクロエレクトロニック半導体ウェハなどの基体に施用する(すなわち、スピン・オン組成物)。溶媒キャリアは、真空ホットプレート上でたとえば110℃〜140℃に加熱することにより除去することができる。乾燥した組成物コーティング層は、次いでたとえば180℃、200℃または250℃以上で1または2分以上加熱することにより熱処理することができる。
たとえば、ポリマー塩を包含する実質的に非ポリマーである物質を包含する前記の反応成分は、熱硬化中に、ポリアミド酸を形成、ならびにポリアミドを形成するためのポリアミド酸のイミド化、を含むさらなる反応を受けうることが見いだされた。
様々なフォトレジストを、本発明のコーティング組成物と組み合わせて(すなわちオーバーコートされて)使用することができる。本発明の反射防止組成物とともに使用するために好ましいフォトレジストは、化学増幅レジストであり、特に1以上のフォト酸発生剤化合物およびある樹脂成分(当該樹脂成分は、光により発生した酸の存在下で脱ブロック化または開裂反応を受ける単位、たとえばフォト酸レイビル(photoacid-labile)エステル、アセタール、ケタールまたはエーテル単位、を含有する)を含有するポジ型フォトレジストである。活性化放射線で露光すると架橋する(すなわち硬化する)レジストなどのネガ型フォトレジストもまた、本発明のコーティング組成物とともに用いることができる。本発明のコーティング組成物とともに用いられる好ましいフォトレジストは、たとえば、300nm未満または260nm未満(たとえば約248nm)の波長を有する放射線、または約200nm未満または約170nm未満(たとえば約193nmまたは157nm)の波長を有する放射線などの比較的短い波長の放射線でイメージ化することができる。
本発明はさらに、フォトレジストレリーフイメージを形成するための方法、および本発明の反射防止組成物単独で、またはフォトレジスト組成物との組み合わせによりコートされた基体(たとえばマイクロエレクトロニックウェハ基体)を含む新規製造品を形成するための方法も提供する。
前記のように、処理された(好ましくは分子量増加を誘発するための熱処理)コーティング組成物層を、オーバーコートされたフォトレジスト層を現像するために用いられる同じ水性アルカリ現像液で除去することができる。すなわち、露光されたフォトレジスト層および下にある硬化したコーティング組成物の両方を、露光中にフォトマスクにより規定される領域において水性アルカリ現像液で1工程で除去することができる。
したがって、さらに詳細には、本発明の好ましい方法は以下を含むことができる:
1.前記のような反応成分を含む組成物のコーティング層の施用。
組成物コーティング層はマイクロエレクトロニックウェハを包含する様々な基体上に施用することができる;
2.熱処理等による、施用された組成物の硬化。
硬化は、組成物層を、たとえば乳酸エチル、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート、2−ヘプタノンなどのフォトレジストキャスティング溶媒に実質的に不溶とすることができる。また、このような硬化の結果として前記の反応成分の分子量を増大させ、たとえばポリアミド酸および/またはポリイミドを形成させる。
3.硬化した下層の組成物コーティング層の上へのフォトレジストの組成物コーティング層の施用。
施用されたフォトレジスト層は、活性化放射線、たとえば300nm未満(たとえば248nm)、または200nm未満(たとえば193nmまたは157nm)の波長を有する放射線などの活性化放射線で典型的にはフォトマスクを介して露光され、レジスト層においてパターン化されたイメージを形成する。露光されたフォトレジストを必要に応じて熱処理して、潜像を強調または形成することができる。
4.露光されたフォトレジスト層は、次いで、たとえば水性アルカリ現像液などの現像液で処理される。
現像液は、レジスト層中に規定されたイメージを除去することができる(ポジ型レジストの場合、露光された領域が除去され;ネガ型レジストの場合、露光されていない領域が除去される)。好ましい方法においては、水性アルカリ現像液はさらに、現像液により除去されたフォトレジスト層領域の下にある、その領域における硬化したコーティング組成物もまた除去する。
好ましい一態様において、本発明の下層コーティング組成物は、たとえば300nm以下および200nm以下の波長(たとえば248nmまたは193nm)でイメージ化することができるような、ネガ型フォトレジストと組み合わせて用いられる。300nm以下(たとえば248nm)でのイメージングについて好ましいネガ型フォトレジストは、フェノール系樹脂、フォト酸発生剤化合物およびアミン系架橋剤、たとえばメラミン樹脂を含む。このような好ましいネガ型フォトレジストは、たとえば米国特許第5,514,520号;第5,340,696号および第5,210,000号;および欧州特許出願公開番号EP0462391号に開示されている。200nm以下(たとえば193nm)でのイメージ化に用いられる好ましいネガ型フォトレジストは、実質的に芳香族基、特にフェニルまたは他の芳香族置換基を含有する樹脂を含まない。200nm以下(たとえば193nm)のイメージ化に好ましいネガ型フォトレジストは、国際出願、国際公開番号第WO/0377028号に開示されている。
他の好ましい態様において、本発明の下層コーティング組成物を、ポジ型フォトレジストと組み合わせて使用し、たとえば300nm以下および200nm以下の波長、たとえば248nm、または193nmでイメージ化することができる。化学的増幅ポジ型レジストが好ましく、これは光により発生した酸の存在下において脱ブロック化または開裂反応を起こす部分、たとえばフォト酸レイビルエステルまたはアセタール、を有する成分を含む。300nm以下、たとえば248nmのイメージングについての好ましいポジ型フォトレジストは、フェノール系単位、および酸レイビルエステルおよび/またはアセタール部分を含有するポリマー、およびフォト酸発生剤化合物を含む。200nm以下のイメージング、たとえば193nmのイメージングについての好ましいポジ型フォトレジストは、実質的に芳香族基、特にフェニルまたは他の芳香族置換基を有する樹脂を含まない。
他の態様において、本発明は、また、本発明のコーティング組成物を製造する方法、およびフォトレジストレリーフイメージを形成する方法、および、たとえば処理されたマイクロエレクトロニックウェハなどの、電子デバイスを製造する方法も包含する。
本発明のコーティング組成物を製造するための好ましい方法は、1)i)3以上のアミン部分および/またはii)1以上の複素環基(ここにおいて複素環は少なくとも1つの環窒素を有する)を有する1以上の化合物を、2)1以上の無水物化合物および/または無水物誘導体化合物と、混合することを含む。
混合された成分を、好ましくは、たとえば約40℃、50℃、60℃、70℃または80℃またはそれ以上で加熱し、混合された物質間の共有結合形成反応を促進させる。混合または反応時間は、変化させることができ、好適には、0.5〜20時間またはそれ以上とし得る。混合により製造される物質の未反応アミン基をさらに反応させ、所望の場合、一無水物化合物、たとえば一つの無水物基を有し、約250ダルトン以下の分子量を有する化合物、たとえば、無水フタル酸または無水トリメリト酸などとの反応により、イミドを形成させることができる。このようにして得られた反応成分を、マイクロエレクトロニックウェハ基体などの基体上にコーティングするために、1以上の溶媒中に配合することができる。
他の態様において、本発明は、また、本明細書に記載するコーティング組成物の成分として有用な新規物質も含む。好ましい物質は、本明細書に記載する反応成分、特に実質的に非ポリマー性の反応成分を包含する。
本発明の他の態様を以下に開示する。
前記のように、本発明者らは、オーバーコートされるフォトレジスト層とともに用いる特に有用な新規有機コーティング組成物を提供する。本発明の好ましいコーティング組成物はスピンコーティングにより施用することができ(スピン・オン組成物)、溶媒組成物として処方することができる。本発明のコーティング組成物は、オーバーコートされたフォトレジストの反射防止組成物として特に有用である。
前記のように、第一の態様において、アミン化合物ならびに、無水物化合物または無水物誘導体化合物を含む物質の混合により提供することができる反応成分を含有する有機コーティング組成物が提供される。
1以上のアミン化合物ならびに1以上の無水物化合物および/または無水誘導体化合物に加えて、他の物質をアミン化合物ならびに無水物化合物または無水物誘導体と混合して、本発明のコーティング組成物の反応成分を提供することができる。たとえば、アルコール(第一および第二アルコールを包含する)およびエステルを含む混合溶媒をアミンまたは無水物化合物と反応させて、反応成分の物質を提供することができる。好適には、たとえばアルコール溶媒をはじめとする、反応溶媒を含めて、2、3、4、5または6以上の異なる物質を混合して、反応成分を含む物質が形成される。
さらに、このような別個の試薬(たとえば、アミン、無水物および/または無水誘導体、溶媒、他の反応性物質など)が混合生成物として反応成分を提供する、という記載は、試薬はともに混合され、共有結合を破壊するかまたは共有結合を形成する相互作用を含むかどうかにかかわらず、典型的にはある点において反応するが、別個の試薬は未反応であって、かつ反応成分の物質を構成することも可能であることを意味している。しかしながら、混合物中の別個の試薬全体の一部またはかなりの部分(たとえば、少なくとも、溶媒を含まず約5、10、20、30、40、50、60、70、80または90重量%)が、混合物中の他の試薬の何れかと反応しない場合でも、一般に、少なくとも一部のイオン結合または共有結合を形成するかまたは共有結合を破壊する相互作用が1以上の別個の試薬間において起こり、反応成分を形成する。
さらに、別個の試薬(たとえば、アミン、無水物および/または無水物誘導体、溶媒、他の反応性物質など)の混合物を、試薬の混合(反応)生成物の精製をせずに、コーティング組成物の反応成分として処方することができる。したがって、たとえば試薬の混合物を直接コーティング組成物の1以上のコーティング溶媒と処方することができ、反応溶媒はキャスティング溶媒の成分となる。しかしながら、所望の場合には、本発明のコーティング組成物を製造するために処方前に反応成分を単離するか、あるいは精製する(たとえば、分別、クロマトグラフィーによる)ことができる。
反応成分を形成するために用いられる好ましいアミン化合物は、複数のアミン部分、特に複数の第一または第二アミン基を有する化合物を包含する。一般に好ましいアミン化合物は、少なくとも2、3、4または5の第一または第二アミン基、さらに好ましくは少なくとも2、3、4または5の第一アミン基を有する。アミン化合物は芳香族または非芳香族とすることができる。好ましいアミン化合物は、1以上の芳香族部分、たとえば1以上の任意に置換された炭素環式アリール基、たとえば1以上の、任意に置換されたフェニル、任意に置換されたナフチルおよび/または任意に置換されたアントラセニルを含む化合物を包含する。
本発明のコーティング組成物の反応化合物を形成するためのさらなる好ましいアミン化合物は、1以上の窒素環メンバーを有する複素環式アミン、好ましくは1以上の第一または第二アミノ基(たとえば、アミノ(すなわち−NHまたはC1−12アミノアルキル))を環置換基として有する複素環式アミンである。さらに詳細には、好ましい窒素複素環類は、1以上のピラジン部分、ピリダジン部分、ピリミジン部分、ピリジン部分、ベンゾチアゾール(2,1,3−ベンゾチアゾールを含む)部分などを含む試薬を包含し、好ましくはたとえばC1−12アミノアルキルをはじめとする第一または第二アミン基である1以上の環置換基を有する。
本発明のコーティング組成物の反応化合物を形成するために有用な特に好ましいアミン化合物は、以下のものを包含する(場合によっては、化合物名が化合物構造のすぐ下に記載されている)。また、好ましいアミン化合物は以下の実施例においても開示されている:
Figure 2005234536
Figure 2005234536
Figure 2005234536
反応成分を形成するために用いられる好ましい無水物および無水物誘導体化合物は、複数の無水物部分、特に2または3の無水物部分を有する化合物を含む。無水物および無水物誘導体化合物は芳香族であっても、非芳香族であってもよい。好ましい無水物および無水物誘導体化合物は1以上の芳香族部分、たとえば1以上の任意に置換された炭素環式アリール基、たとえば1以上の任意に置換されたフェニル、任意に置換されたナフチルおよび/または任意に置換されたアントラセニルを有する化合物を包含する。
前記のように、無水物誘導体は、無水物に官能基化することができる部分を有する、これらの基または化合物を包含する。
本発明のコーティング組成物の反応化合物を形成するために有用な特に好ましい無水物化合物は、次のものを包含し、ここにおいて場合によっては化合物名は化合物構造のすぐ下に記載されている。好ましい無水物化合物は以下の実施例においても開示されている。
Figure 2005234536
Figure 2005234536
前記のように、本発明の組成物の反射防止特性を向上させるためには、1以上の芳香族基を含む反応化合物を形成するために反応するアミン化合物ならびに無水物または無水物誘導体化合物の少なくとも一つが一般に好ましい。このような芳香族基は、有効な発色団としての働きをすることができ、オーバーコートされたフォトレジスト層中へ戻る露光放射線の望ましくない反射を吸収し、防止する。
反応成分を形成するために特に好ましい物質としては、ベンゾフェノン−3,3’,4,4’−テトラカルボン酸二無水物が挙げられる。反応成分を形成するために用いられるさらなる好ましい無水物としては、4,4’−オキシジフタル酸無水物、無水フタル酸および無水トリメリト酸が挙げられる。反応成分を形成するために用いられる特に好ましい多官能性アミンとしては、3,3’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、および2,4,6−トリアミノピリミジンが挙げられる。また、1以上の第一または第二アルコール、好ましくは1以上の第二アルコール、たとえばプロピレングリコールメチルエーテルアセテート(1−メトキシ−2−プロパノールアセテート)、プロピレングリコールメチルエーテル(1−メトキシ−2−プロパノール)などをはじめとするグルコール、を含むかまたはこれらからなる反応成分を形成するために混合溶媒を用いることも好ましい。
好ましい反応成分は、また、1)多官能性無水物化合物(すなわち、一つの化合物上に2以上の無水物基)、2)一官能性無水物化合物(すなわち、化合物は合計で1個の無水物基を有する)、および3)アミン、特に多官能性アミン(すなわち、一つの化合物上に2以上のアミン化合物を有する)の混合生成物である化合物を包含する。好ましい多官能性無水物化合物としては、ベンゾフェノン−3,3’,4,4’−テトラカルボン酸二無水物、および4,4’−オキシジフタル酸無水物が挙げられる。好ましい一官能性無水物化合物としては、約400ダルトン以下、さらに好ましくは約250ダルトン以下の分子量を有する化合物が挙げられ、たとえば無水フタル酸および無水トリメリト酸が挙げられる。前記のように、一官能性無水物は、末端アミン基をキャップすることができ、たとえばイミド基の形成によりキャップすることができる。好ましいアミン化合物としては、3,3’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、および2,4,6−トリアミノピリミジンが挙げられる。
本発明の反応化合物は、様々な方法により調製することができる。たとえば、前記のアミン化合物ならびに無水物化合物または無水物誘導体化合物は、1以上の有機溶媒中で混合することができ、反応を促進するために加熱しながら撹拌することができる。好適な反応温度は、40℃以上からたとえば還流温度までであり、時間はアミンと無水物試薬の反応を促進するために十分な時間、たとえば1、2、10、24または48時間とする。様々な有機反応溶媒を使用することができ、アルコールが一般に好ましい。好適なアルコール溶媒は、たとえばプロピレングリコールメチルエーテルなどのグリコールである。第一および第二アルコール溶媒は第三アルコール溶媒と比較して、アミン/無水物/無水物誘導体化合物とより反応しやすい場合がある。
さらに、アミンと無水物試薬を反応のはじめに全部混合するのではなく、反応の過程にわたって一方の試薬を他方の試薬に添加することができる。たとえば、反応容器に有機溶媒中アミン試薬を装填し、反応の過程にわたって無水物試薬を数回に分けて添加することができる。
複数のアミン基を有する1以上の化合物と、複数の無水物基を有する1以上の化合物との反応により、末端アミン部分を有する反応生成物を提供することができることも見出されている。かかるアミン基は、たとえばオーバーコートされたレジスト層において光により生成された酸と複合化することにより、潜在的にリソグラフィー性能を具備することができる。
したがって、かかる末端アミン基の反応は、レジストのフォト酸と反応しないか、あるいはリソグラフィー性能に悪影響を及ぼすことのない反応性のより低い官能基、を形成するために望まれうることが見出されている。たとえば、末端アミン基のこのような「キャッピング」は、一無水物化合物の使用により達成することができ、末端イミド基が形成される。一無水物化合物は、好適にはアミン化合物ならびに複数の無水物基または誘導化無水物基を有する化合物との反応の開始時に、反応混合物中に存在させておくこともでき、または一無水物は反応の間に反応混合物に添加することもできる。
特に好ましい合成法は以下の実施例において記載する。
また、反応化合物を調製するためにアルコール溶媒を使用すると、反応化合物中にアルコールが組み入れられうることも見出されている。これはプロトンNMRをはじめとする様々な分析法により示されている。
前記のように、前記の反応条件下において、エステル化基(たとえば、アルコール溶媒によりエステル化される無水物)をはじめとする別個の物質、および様々な中間反応生成物、の混合物を含む反応組成物が容易に製造されうることも見出されている。たとえば、プロトンNMRをはじめとする様々な分析法は、実施例33により最初に製造される物質が以下の別個の化合物、および化合物の非共有結合ポリマー塩を含みうることを示している:
Figure 2005234536
以下の実施例に示すように、物質のかかる混合物を含む当該反応組成物は、本発明のコーティング組成物として有用に処方することができ、マイクロエレクトリックウェハまたは他の基体上のクオリティーコーティング層として施用することができることが見出された。
さらに、任意の理論に拘束されるものではないが、かかる組成物コーティング層は、処理する間にベークされるので(すなわち、オーバーコーティングレジスト層を施用する前の熱硬化)、これらの様々な分子種間に脱エステル化反応が起こり、ポリアミド酸が形成され、その結果として分子量が増大するものと考えられる。熱硬化が進行するにつれ、ポリアミド酸の少なくとも一部がイミド化してポリイミドを得ることができるものと考えられる。いずれにしても、かかる反応成分のコーティング層の熱処理は、反応成分の1以上の物質の分子量を増大させることができる。
前記のように、反射防止用途に用いられるコーティング組成物はまた、好適には、反応成分とは別個の発色団単位を含有する物質を含むことができる。たとえば、コーティング組成物は芳香族基、たとえば炭素環式アリールまたは複素芳香族基(たとえばフェニル、アントラセン、ナフチルなどの単位)を含有する、ポリマーまたは非ポリマー化合物を含むことができる。しかしながら、反応成分がコーティング組成物の発色団単位を提供するのが好ましいことが多い。
前記のように、本発明の好ましい反射防止コーティング組成物を、たとえば熱および/または放射線処理により、硬化(分子量増加)させることができる。たとえば、前記のように、本発明のコーティング組成物は、組成物の1以上の他の成分と架橋することができる別個の架橋成分を含有することができる。したがって、かかるコーティング組成物は別個の成分として:反応成分、架橋剤、および任意成分である酸または熱酸発生剤化合物を含有することができる。
組成物コーティング層の硬化中の架橋を触媒または促進するために、イオン性ならびに実質的に中性の熱酸発生剤、たとえばアンモニウムアレンスルホン酸塩を包含する様々な熱酸発生剤化合物を本発明のコーティング組成物において使用することができる。使用する場合には、1以上の熱酸発生剤は、好適にはコーティング組成物中に組成物の全乾燥成分(溶媒キャリアを除く全ての成分)の約0.1〜10重量%、さらに好ましくは全乾燥成分の約2重量%の濃度において存在することができる。
前記のように、本発明のコーティング組成物は、好適には液体スピン・オン組成物として処方され、1以上のブレンドされた溶媒を含有する。好適な溶媒としては、たとえば、ラクテート、たとえば乳酸エチルまたは酢酸メチル;アセテート、たとえば酢酸アミル;アニソール;1以上のグリコールエーテル、たとえば2−メトキシエチルエーテル(ジグリム)、エチレングリコールモノメチルエーテル、およびプロピレングリコールモノメチルエーテル;エーテルおよびヒドロキシル部分の両方を有する溶媒、たとえばメチル−2−ヒドロキシイソブチレート、メトキシブタノール、エトキシブタノール、メトキシプロパノール、およびエトキシプロパノール;エステル、たとえばメチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ならびに他の溶媒、たとえば二塩基性エステル、プロピレンカーボネートおよびガンマ−ブチロラクトン;ケトン、たとえばヘプタノン(特に2−ヘプタノン)およびシクロヘキサノンなどが挙げられる。
本発明の液体コーティング組成物を製造するために、コーティング組成物の成分を適当な溶媒、たとえば1以上の乳酸エチル、プロピレングリコールメチルエステルアセテート、および/またはメチル−2−ヒドロキシイソブチレート中に溶解させる。溶媒中の乾燥成分の好ましい濃度は、施用方法などのいくつかの因子に依存する。一般に、コーティング組成物の固形分含量は、コーティング組成物の合計重量の約0.5重量%〜20重量%までで変化し、好ましくは、固形分含量はコーティング組成物の約2重量%〜10重量%までで変化する。
前記のようなポジ型およびネガ型フォト酸発生組成物をはじめとする様々なフォトレジスト組成物を本発明のコーティング組成物とともに使用することができる。本発明のコーティング組成物とともに用いられるフォトレジストは典型的には、樹脂および光活性成分(典型的にはフォト酸発生剤化合物)を含む。好ましくは、フォトレジスト樹脂バインダーは、イメージ化されたレジスト組成物にアルカリ性の水性の現像を可能とする官能基を有する。
前記のように、本発明のコーティング組成物とともに使用される特に好ましいフォトレジストには、化学増幅レジストが含まれ、これには、レジスト層において光活性化された酸が1以上の組成物成分の脱保護型反応を誘発し、これによりレジストコーティング層の露光領域と未露光領域間に溶解度の差が生じる、ポジ型化学増幅レジスト組成物が含まれる。多くの化学増幅レジスト組成物が、たとえば米国特許第4,968,581号;第4,883,740号;第4,810,613号;第4,491,628号;および第5,492,793号に記載されている(これらは全て化学的に増幅されたポジ型レジストの製造および使用の教示について本明細書の一部として参照される)。
本発明のコーティング組成物は、また、極性官能基、たとえばヒドロキシルまたはカルボキシレートを含む樹脂バインダーを含有するものをはじめとする他のポジ型レジストとともに使用することができ、該樹脂はレジストを水性アルカリ溶液で現像可能にするために十分な量でレジスト組成物において用いられる。一般に好ましいレジスト樹脂は、フェノール樹脂であり、該フェノール樹脂には、当該技術分野においてノボラック樹脂として知られるフェノールアルデヒド縮合物、アルケニルフェノールのホモおよびコポリマー、およびN−ヒドロキシフェニル−マレイミドのホモおよびコポリマーが含まれる。
本発明の下層コーティング組成物とともに用いられる好ましいポジ型フォトレジストは、イメージ化に有効な量のフォト酸発生剤化合物および次の群から選択される1以上の樹脂を含有する:
1)248nmでのイメージ化に特に好適な化学的に増幅されたポジ型レジストを提供することができる酸レイビル基を含有するフェノール系樹脂。
この種類の特に好ましい樹脂は:i)ビニルフェノールおよびアルキルアクリレートの重合された単位を含有するポリマー(ここにおいて重合されたアルキルアクリレート単位はフォト酸の存在下で脱ブロック化反応を受け得る)を包含する。フォト酸誘発性の脱ブロック化反応を受け得るアルキルアクリレートの例としては、たとえば、t−ブチルアクリレート、t−ブチルメタクリレート、メチルアダマンチルアクリレート、メチルアダマンチルメタクリレートが含まれ、およびフォト酸誘発性反応を受け得る他の非環式アルキルおよび脂環式アクリレート、たとえば米国特許第6,042,997号および第5,492,793号(本明細書の一部として参照される)のポリマーが挙げられる。ii)ビニルフェノール、任意に置換されたビニルフェニル(ヒドロキシルまたはカルボキシ環置換基を含有しない)(たとえばスチレン)、およびアルキルアクリレート(たとえば上記i)ポリマーに関して記載された脱ブロック化基)の重合単位を含有するポリマー、たとえば、本明細書の一部として参照される米国特許第6,042,997号において記載されたポリマー。ならびにiii)フォト酸と反応するアセタールまたはケタール部分を含む繰り返し単位、および任意に芳香族繰り返し単位、たとえばフェニルまたはフェノール基を含むポリマー、かかるポリマーは米国特許第5,929,176号および第6,090,526号(本発明の一部として参照される)に記載されている。
2)193nmなどの200nm以下の波長でのイメージ化に特に好適な化学的増幅ポジ型レジストを提供することができる、フェニルまたは他の芳香族基を実質的または完全に含まない樹脂。
この種類の特に好ましい樹脂としては:i)任意に置換されたノルボルネンなどの非芳香族環状オレフィン(環内二重結合)の重合単位を含有するポリマー、たとえば米国特許第5,843,624号および第6,048,664号(本発明の一部として参照される)に記載されているポリマー;ii)アルキルアクリレート単位、たとえばt−ブチルアクリレート、t−ブチルメタクリレート、メチルアダマンチルアクリレート、メチルアダマンチルメタクリレート、および他の非環式アルキルおよび脂環式アクリレートを含有するポリマー;かかるポリマーは米国特許第6,057,083号、欧州特許出願公開第EP01008913A1号および欧州特許出願公開第EP00930542A1号、および米国特許出願公開番号第09/143462号(全て本発明の一部として参照される)に記載されている;ならびにiii)重合した無水物単位、特に重合した無水マレイン酸および/または無水イタコン酸単位を含有するポリマー、たとえば欧州特許出願公開第EP01008913A1号および米国特許第6,048,662号(どちらも本発明の一部として参照される)に記載されているものなどである。
3)複素原子、特に酸素および/または硫黄を含有する繰り返し単位(無水物以外、すなわち該単位はケト環原子を含有しない)を含有し、好ましくは実質的または完全に芳香族単位を含まない樹脂。
好ましくは、複素脂環式単位は樹脂主鎖に縮合し、さらに好ましいのは樹脂が、ノルボルネン基の重合により得られるような縮合炭素脂環式単位および/または無水マレイン酸または無水イタコン酸の重合により得られるような無水物単位を含むものである。かかる樹脂は、PCT/US01/14914号および米国特許第6,306,554号に開示されている。
4)たとえばテトラフルオロエチレン、フッ素化芳香族基、たとえばフルオロスチレン化合物などの重合により得られうるようなフッ素置換を含有する樹脂(フルオロポリマー)。かかる樹脂の例は、たとえばPCT/US99/21912号に開示されている。
本発明のコーティング組成物は、好ましくはネガ型フォトレジスト組成物とともに用いられる。
本発明のコーティング組成物とともに用いられる好ましいネガ型レジスト組成物は、フォト酸に曝露されて硬化する、架橋する、硬くなる、あるいはフォト酸に曝露されていないフォトレジスト層の領域と比較して水性アルカリ性現像液に対して比較的低い溶解性である、物質の混合物を含む。
特に好ましいネガ型レジスト組成物は、248nmでのイメージ化についてはフェノール系樹脂をはじめとする樹脂、もしくは200nm以下でのイメージ化については実質的に非芳香族系の樹脂、架橋成分、およびたとえば1以上のフォト酸発生剤化合物をはじめとする光活性成分、を含む。かかる好ましいネガ型組成物およびその使用は、欧州特許出願第0164248号および第0232972号および米国特許第5,128,232号(Thackerayら)において開示されている。樹脂バインダー成分として用いられる好ましいフェノール系樹脂としては、引用公開特許文献に開示されているようなノボラックおよびポリ(ビニルフェノール)が含まれる。ネガ型レジストについての好ましい架橋剤としては、メラミンをはじめとするアミン系物質、グリコールウリル(glycouril)、ベンゾグアナミン系物質および尿素系物質が含まれる。メラミン−ホルムアルデヒド樹脂が一般に最も好ましい。かかる架橋剤は、たとえば、American CyanamidによりCymel 300、301および303の商品名で販売されているメラミン樹脂として、商業的に入手可能である。グリコールウリル樹脂は、American CyanamidによりCymel 1170、1171、1172およびPowderlink 1174の商品名で販売され、尿素系樹脂は、Beetle 60、65および80の商品名で販売され、ベンゾグアナミン樹脂はCymel 1123および1125の商品名で販売されている。
本発明のコーティング組成物を覆ってまたはその上にコートされるポジ型またはネガ型フォトレジストにおいて使用される好適なフォト酸発生剤はイミドスルホネートであり、たとえば、以下の式の化合物である:
Figure 2005234536
式中、Rはカンファー、アダマンタン、アルキル(たとえば、C1−12アルキル)およびペルフルオロアルキル、たとえばペルフルオロ(C1−12アルキル)、特にペルフルオロオクタンスルホネート、ペルフルオロノナンスルホネートなどである。特に好ましいPAGは、N−[(ペルフルオロオクタンスルホニル)オキシ]−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミドである。
スルホネート化合物、特にスルホネート塩もまた、本発明のコーティング組成物をオーバーコートする樹脂に好適なPAGである。193nmおよび248nmでのイメージ化のための2種の好適な薬剤は、次のPAG1および2である:
Figure 2005234536
かかるスルホネート化合物は、上記PAG1の合成を詳細に記載する欧州特許出願番号第96118111.2号(公開番号第0783136号)に開示されているようにして調製することができる。
前記カンファースルホネート基以外のアニオンと複合化する前記の2つのヨードニウム化合物もまた好適である。特に、好ましいアニオンとしては、式RSO を有するものが含まれ、式中、Rはアダマンタン、アルキル(たとえば、C1−12アルキル)およびペルフルオロアルキル、たとえばペルフルオロ(C1−12アルキル)、特にペルフルオロオクタンスルホネート、ペルフルオロブタンスルホネートなどである。
他の公知フォト酸発生剤化合物もまた、本発明のレジストにおいて使用することができ、たとえば米国特許第4,442,197号、第4,603,101号、および第4,624,912号に開示されているものをはじめとする他のオニウム塩、ならびにたとえば米国特許第5,128,232号(Thackerayら)におけるようなハロゲン化光活性化合物などの、非イオン性有機光活性化合物などが挙げられる。本発明のコーティング組成物とともに使用されるフォトレジストにおいて用いられるさらなる好適なフォト酸発生剤としては、スルホン化エステルおよびスルホニルオキシケトンを包含するスルホネートフォト酸発生剤が含まれる。ベンゾイントシレート、t−ブチルフェニルアルファ−(p−トルエンスルホニルオキシ)アセテートおよびt−ブチルアルファ(p−トルエンスルホニルオキシ)−アセテートをはじめとする好適なスルホネートPAGの開示についてはJ.of Photopolymer Science and Technology,4(3):337−340(1991)を参照せよ。好ましいスルホネートPAGは米国特許第5,344,742号(Sintaら)にも開示されている。
本発明の下層コーティング組成物とともに使用されるフォトレジストは他の物質も含むことができる。
本発明のコーティング組成物にオーバーコートされるフォトレジストの好ましい任意の添加剤は、現像されたレジストレリーフイメージの解像度を強調することができる添加塩基、特にテトラブチルアンモニウムヒドロキシド(TBAH)、またはテトラブチルアンモニウムラクテートである。193nmでイメージ化されるレジストについては、好ましい添加塩基はヒンダードアミンであり、たとえばジアザビシクロウンデセンまたはジアザビシクロノネンである。添加塩基は、好適には比較的少量で用いられ、たとえば、合計固形分に対して約0.03〜5重量%で用いられる。
他の任意のフォトレジスト添加剤としては、化学線およびコントラスト色素、ストリエーション防止剤(anti−striation agent)、可塑剤、速度向上剤などが含まれる。かかる任意の添加剤は、典型的には、たとえばレジストの乾燥成分の合計重量の約5〜50重量%などの比較的高濃度で存在し得るフィラーおよび色素を除き、フォトレジスト組成物において低濃度で存在する。
「任意に置換された」様々な置換基および物質(反応成分および反応成分を形成する試薬、樹脂、低分子化合物、酸発生物質などを包含する)は好適には1以上の利用可能な位置で、たとえばハロゲン(F、Cl、Br、I);ニトロ;ヒドロキシ;アミノ;アルキル、たとえばC1−8アルキル;アルケニル、たとえばC2−8アルケニル;アルキルアミノ、たとえばC1−8アルキルアミノ;炭素環式アリール、たとえばフェニル、ナフチル、アントラセニルなどにより置換することができる。
前記のように、使用に際して、スピンコーティングなどの様々な方法のいずれかにより、本発明のコーティング組成物がコーティング層として基体に施用される。コーティング組成物は一般に約0.02から5μmの間の乾燥層厚で基体上に施用され、好ましくは約0.04から0.20μmの間の乾燥層厚で基体上に施用される。基体は好適にはフォトレジストを含むプロセスにおいて用いられる任意の基体である。たとえば、基体は、珪素、二酸化珪素またはアルミニウム−酸化アルミニウムマイクロエレクトロニックウェハとすることができる。ヒ化ガリウム、炭化珪素、セラミック、石英、または銅基体もまた使用することができる。液晶ディスプレーまたは他のフラットパネルディスプレー用途の基体も好適に用いられ、たとえばガラス基体、インジウムスズ酸化物でコートされた基体などが挙げられる。光学および光電子デバイス(たとえば導波路)のための基体もまた使用することができる。
前記のように、好ましくは、施用されたコーティング層は、組成物成分の分子量増加を誘発するために、フォトレジスト組成物が組成物層上に施用される前に、処理(たとえば熱処理)される。熱処理条件は、コーティング組成物の成分によって変えることができ、コーティング組成物が酸または酸供給源、たとえば熱酸発生剤を含有する場合は特にである。好適な熱処理の硬化条件は、約140℃〜250℃で約0.5〜30分の範囲であり得る。好ましくは、熱硬化条件は、好ましくはコーティング組成物コーティング層をオーバーコートされたフォトレジスト組成物の溶媒キャリアに対して実質的に不溶として、コーティング層のなんらかの顕著なインターミキシング(すなわち、本発明の下層組成物とオーバーコートされたレジスト層)を回避するが、しかし、アルカリ性水性フォトレジスト現像溶液に対しては下層組成物コーティング層が不溶(または少なくとも効果がない、または溶解速度が非常に遅い)となることはない。
コーティング組成物層の処理後、フォトレジストがコーティング組成物の表面上に施用される。底部コーティング組成物の施用と同様に、オーバーコートされるフォトレジストを任意の標準的な手段により施用することができ、たとえばスピニング、ディッピング、メニスカスまたはローラーコーティングによる方法が挙げられる。施用後、フォトレジストコーティング層は典型的には加熱により乾燥され、好ましくはレジスト層が不粘着性になるまで溶媒が除去される。
レジスト層を次いで従来方法でマスクを介して活性化放射線によりイメージ化する。露光エネルギーは、レジスト系の光活性成分を有効に活性化して、レジストコーティング層にパターン化されたイメージを生成するために十分なエネルギーである。典型的には、露光エネルギーは約3〜300mJ/cmの範囲であり、用いられる露光ツールおよび特定のレジストおよびレジスト処理に一部依存する。コーティング層の露光および未露光領域間の溶解度の差を作るまたは強調することを所望する場合には、露光されたレジスト層を露光後ベークに付すことができる。たとえば、ネガ型酸硬化フォトレジストは典型的には酸により促進される架橋反応を誘発するために露光後の加熱を必要とし、多くの化学的増幅ポジ型レジストでは、酸により促進される脱保護反応を誘発するために露光後の加熱を必要とする。典型的には、露光後のベーク条件は、約50℃以上の温度、さらに詳細には約50℃から約160℃の範囲の温度を含む。
露光されたレジストコーティング層は、次いで、好ましくは水性塩基性現像液、たとえばテトラブチルアンモニウムヒドロキシド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、珪酸ナトリウム、メタ珪酸ナトリウム、水性アンモニアなどにより例示されるアルカリで現像される。現像は、現像の結果、現像液により除去されるレジスト層領域の下にある部分の下層コーティング組成物層もまた現像液により除去される以外は、一般に当該分野で承認された手順にしたがう。好ましくは、(たとえば、スピン乾燥および/または水ですすぐことにより)、下層コーティング層においてレジスト層から転写されたイメージの現像が一旦完了したら、現像は停止されて、過度の望ましくない下層の除去、たとえば、レジスト層を後に保持しておくことが困難になるような組成物コーティング層の除去を回避する。下層コーティング組成物層の不十分な現像または過度の現像のいずれをも回避する最適な現像時間は、任意の特定のレジスト系、下層組成物、現像液組成物および現像条件に関して実験的に容易に決定することができる。たとえば現像は前記のように、停止前に様々な時間行うことができ、現像されたイメージを走査型電子顕微鏡写真(SEM)などで評価して、過度の現像または不十分な現像が起こらない現像時間または時間範囲を決定することができる。
現像後、酸硬化フォトレジストの最終ベークは約100℃〜約150℃の温度で数分間行い、現像された露光コーティング層領域をさらに硬化させることが多い。
現像した基体を、次いで、フォトレジストおよび下層コーティング組成物層のない、その基体上の領域を選択的に処理することができ、たとえば、当該技術分野においてよく知られた手順にしたがって、フォトレジストのない基体領域を化学的エッチングし、またはメッキすることができる。好適なエッチング剤には、フッ化水素酸エッチング液およびプラズマガスエッチ、たとえば酸素プラズマエッチが含まれる。注目すべきは、下層組成物層のプラズマ除去の追加の工程は、除去が前記のようにフォトレジスト層現像と同じ工程で行われる場合には必要ないことである。
本明細書において記載した文書はその全体が本発明の一部として参照される。
以下の非制限的な実施例は本発明を説明するものである。実施例において記載される様々な表、表中に記載される略号は表の後に定義する。
実施例1〜20:分離法によるアミン/無水物の反応生成物の調製
実施例1〜6:分離法によるアミン/無水物の反応生成物(たとえばポリアミド酸(PAA))についての一般的手順:
還流凝集器を備えた250mL丸底フラスコ中に、無水物、アミン、およびN−メチルピロリドン(NMP)を添加し、混合物を72時間、室温において、窒素雰囲気下で撹拌した。この溶液にm−キシレンを添加し、混合物を8時間、特定の温度で撹拌した。室温に冷却後、溶液を水で沈殿させ、濾過した。ポリアミド酸を次いで50℃で24時間真空乾燥した。
一般法により、アミンおよび無水物を反応させて、実施例1〜6のそれぞれについて以下の表1に示す反応生成物を得た:
Figure 2005234536
6FDA=2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン二無水物
s−BPDA=3,3’−4,4’−ビフェニルカルボン酸二無水物
BTDA=ベンゾフェノン−3,3’,4,4’−テトラカルボン酸二無水物
TAP=2,4,6−トリアミノピリミジン
BG=ベンゾグアナミン:2,4−ジアミノ−6−フェニル−1,3,5−トリアジン
実施例7〜20:分離法により合成されたアミン/無水物の反応生成物の熱処理(たとえばポリアミド酸(PAA)の熱イミド化)についての一般的手順:
乾燥PAAサンプルを24時間真空下、特定の温度で硬化させた。熱硬化後、結果として得られるポリイミドの溶解度をバイアル中で試験し、光学特性を偏光解析器により薄膜で測定した。
一般的手順により、アミン/無水物の反応生成物を反応させて、実施例7〜20のそれぞれについて以下の表2に示す反応生成物を得た:
Figure 2005234536
Figure 2005234536
TMAH=テトラメチルアンモニウムヒドロキシド
THF=テトラヒドロフラン
PGME:プロピレングリコールメチルエーテル
DMF=ジメチルホルムアミド
DMAc=ジメチルアセトアミド
実施例21〜46:ワンポット法によるアミン/無水物の反応生成物(たとえばポリアミド酸(PAA))についての一般的手順:
250mLのねじ口ガラス瓶中にアミンおよび溶媒を添加し、混合物を1時間撹拌した。この溶液に二無水物(50%、25%、および25%、別々に)を添加し、各二無水物添加後に混合物を1時間撹拌した。反応混合物を次いでさらに24時間撹拌し、溶液を0.2μmシリンジフィルターを通して濾過した。
一般的手順により、アミンおよび無水物を反応させて、実施例21〜46のそれぞれについて以下の表3に示す反応生成物を得た。
Figure 2005234536
Figure 2005234536
HBM=メチル−2−ヒドロキシイソブチレート
PA=無水フタル酸
TMA=1,2,4−ベンゼントリカルボン酸無水物
PMDA=ピロメリト酸二無水物
DPSDA=3,3’,4,4’−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物
BODA=ビシクロ[2.2.2]オクト−7−エン−2,3,5,6−テトラカルボン酸二無水物
CPDA=1,2,3,4−シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物
DAP=2,6−ジアミノピリジン
DAPM=2,4−ジアミノピリミジン
DAHP=2,4−ジアミノ−6−ヒドロキシ−ピリミジン
BAHF=2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン
DAMT=2,4−ジアミノ−6−メチル−1,3,5−トリアジン
実施例47〜48:アミン/無水物の反応生成物の光学特性
いくつかのポリマーの光学特性を偏光解析器により薄膜において測定した。
Figure 2005234536
実施例49〜55:メチル−2−ヒドロキシイソブチレート(HBM)溶媒を用いた反応成分の合成
メチル−2−ヒドロキシイソブチレート(HBM)溶媒中で調製されたTAP系物質についての一般的手順:
250mLのねじ口ガラス瓶中にアミンおよび溶媒を添加し、完全に溶解するまで混合物を1時間撹拌した。この溶液に二無水物(50%、25%、および25%、別々に)を添加し、各二無水物の添加後、混合物を1時間撹拌した。反応混合物を次いでさらに24時間撹拌し、溶液を0.2μmフィルターを通して濾過した。
Figure 2005234536
BTDA=ベンゾフェノン−3,3’,4,4’−テトラカルボン酸二無水物
TAP=2,4,6−トリアミノピリミジン
HBM=メチル−2−ヒドロキシイソブチレート
*二無水物を段階的に添加した。
**二無水物を全部一度に添加した。
実施例56〜66:さらなるポリアミド酸の合成(ワンポット法)
250mLのねじ口ガラス瓶中にアミンおよび溶媒を添加し、混合物を1時間撹拌した。溶液に二無水物(50%、25%、および25%、別々に)を添加し、混合物を各二無水物の添加後1時間撹拌した。反応混合物を次いでさらに24時間撹拌し、溶液を0.2μmシリンジフィルターを通して濾過した。
Figure 2005234536
ODPA=4,4’−オキシジフタル酸無水物CAS#1823−59−2
BTDA=3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物 CAS#2421−28−5
3,3’−DDS=3,3’−ジアミノジフェニルスルホン CAS#599−69−1
PA=無水フタル酸
TMA=無水トリメリト酸
処方物を調製し、ウェハ上にフィルムを形成するための一般手順:
実施例1〜46および56〜66の物質の約1.5〜1.7%の溶液を、追加の溶媒で希釈することにより調製した。典型的には、選択された溶媒はPGME(プロピレングリコールモノメチルエーテル)であった。場合によっては、溶媒のブレンドを希釈に用いた。希釈の目的でブレンドするために用いられる典型的な溶媒には、乳酸エチル、ヒドロキシイソ酪酸2−メチル、2−ヘプタノンおよびシクロヘキサノンが含まれる。
物質を希釈して単相均質溶液になった後、これを0.1ミクロンポアサイズのテフロン(登録商標)フィルターを通して濾過した。本発明者らは、また、ポリプロピレンおよびナイロン濾過膜も満足することができる結果をもたらすことを見いだした。
濾過された溶液を、TEL、SVG、またはGCAのいずれかにより製造された工業的に慣用となっているウェハコーティング/ベーキングトラックを用い、1000rpmから5000rpmまでの範囲の使用者が調節可能なスピン速度を用いて200mmシリコンウェハ上にスピンキャストした。コーティング後、ウェハはプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶媒を用いた慣用のエッジビード除去プロセスに付された。次いで、コートされたウェハを特定の温度で60秒間、近接ホットプレート(proximity hotplate)上でベークした。コーティングの性質および厚さを、慣用の干渉技術、たとえばThermawave Corp.により製造された装置を使用して測定した。ベーク後の典型的なコーティング厚さは35nm〜100nmの範囲であった。リソグラフィー試験の目的で、35nmのコーティング厚を選択した。これは第一反射率最小値に対応させるためである。溶解速度試験の目的で、約100nmのコーティング厚を典型的に使用した。
実施例67 0.238%TMAH中の溶解速度試験
ポリマーおよび実施例1〜46および56〜66から得られる物質のフィルムの溶解速度を2種の技術:慣用の市販のマルチチャンネル多波長ダイオードアレイ溶解速度モニター装置、または現像液との接触前後のフィルム厚における変化を現像時間で割ったものを測定する手段、のいずれかにより測定した。0.238%水性テトラメチルアンモニウムヒドロキシドを用いて21℃で溶解速度を測定した。次の表において、「DR」はオングストローム/秒で測定された溶解速度である。
Figure 2005234536
Figure 2005234536
実施例68 キャストおよびベークされたフィルムの溶媒耐性
その後のフォトレジスト施用が問題のあるインターミキシングまたは問題とされる溶媒剥離(solvent stripping)を引き起こさないためにはキャストおよびベークされたフィルムの溶媒耐性が必要である。シリコンウェハ上でキャストおよびベークされたフィルムの溶媒耐性は、次の技術により決定した:フィルム厚を測定し、次いでフィルムを溶媒中に30秒間浸漬し、次いでフィルムを空気乾燥し、その後フィル厚を再測定した。フィルム厚における変化は、従って、溶媒接触により剥離されるフィルムの量を表す。耐性に関して試験された溶媒はPGMEA(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)、PGME(プロピレングリコールモノメチルエーテル)、EL(乳酸エチル)およびGBL(ガンマ−ブチロ−ラクトン)を含んでいた。
Figure 2005234536
Figure 2005234536
実施例69:キャストおよびベークされたフィルムの水の接触角度
スピンキャストおよびベークされたフィルムがフォトレジストコーティングについて水の接触角を測定し、好適な湿潤性を有することを確認した。40度超85度未満の水接触角を望ましいと見なした。AR3はShipley Company(Marlborough,Massachusetts)により販売されているプラズマ現像可能な有機反射防止組成物である対照物質である。
Figure 2005234536
実施例70 分子量の決定
ポリスチレンスタンダードに対して、移動相としてジメチルアセトアミドを用いたゲル透過クロマトグラフィーにより分子量を決定した。
Figure 2005234536
2,4,6−トリアミノピリミジン(TAP)を用いて調製された実施例24〜41の物質は低分子量を有することが見出された。その後の研究により、アルコール、たとえばプロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME)中において、ベンゾグアナミン(BG)、2,4−ジアミノピリミジン(DAPM)、2,4−ジアミノ−6−ヒドロキシ−ピリミジン(DAHP)、および2,4−ジアミノ−6−メチル−1,3,5−トリアジン(DAMT)から調製された物質もまた、低分子量となることが示された。しかしながら、同じ物質をスピンコートすると低分子量にもかかわらず良好なフィルム品質が得られることもまた見出された。これらの物質のその後の光散乱研究により、これらの物質の平均分子量はしばしば約600ダルトン未満から約1200ダルトンまでの範囲であることが見出された。
実施例71 反射率特性の決定
市販のPROLITH2ソフトウェア(ASML Incorporated)を用いて測定された実数および虚数屈折率(n=1.96、k=0.656)を用いて反射率をモデル化した。実施例25の物質(BTDA/TAP)についての結果を以下に示す。シミュレーション結果から、この物質についてはコーティング組成物層のフィルム厚が約35nmの場合に最小になることが分かった。
実施例72〜75:リソグラフィー処理
実施例72:リソグラフィー処理
実施例25において製造された反応成分のリソグラフィー性能を次のようにして評価した。
1)プロピレングリコールメチルエーテル溶媒中、約1.7重量%の固形分の実施例25の物質の濾過溶液を、約2500rpmのスピン速度を用いて200mmシリコンウェハ上にスピンコートした。
2)このように施用されたコーティング組成物層を210℃で60秒間ベークして、プロピレングリコールメチルエーテル溶媒を除去した。
3)乾燥したコーティング組成物層の厚さは約35nmであると測定された。
4)商業的に入手可能なネガ型248nmフォトレジスト(Shipley Companyから入手可能なUVN30)を、実施例25の反応成分を有する乾燥した下層組成物上に約3000rpmでウェハ上にスピンコートした。
5)その上にフォトレジスト層を伴うウェハを120℃で60秒間ベークしてフォトレジストキャスティング溶媒を除去した。
6)乾燥したフォトレジスト層の厚さは約265nmであると決定された。
7)フォトレジストコーティング層を次いで、ASML/800フォトツールを用いてKrFレーザーからの248nmの光で段階的に露光した。
8)パターン状に露光されたフォトレジスト層を次いで120℃で90秒間ベークした。
9)該露光後のベークの後に、次いでフォトレジストフィルムおよび下層反射防止組成物層を、2.38%水性テトラメチルアンモニウムヒドロキシドを用いた標準的な30秒スプレー−パドルプロセス(spray-puddle process)を用いて現像した。
10)現像されたフォトレジストおよび下層反射防止層を次いで、水スプレーを用いて15秒間洗浄し、次いでスピン乾燥した。
実施例73:さらなるリソグラフィー処理
実施例25において製造された反応成分のリソグラフィー性能を次のようにしてさらに評価した。
1)プロピレングリコールメチルエーテル溶媒中、約1.7重量%の固形分の実施例25の物質の濾過溶液を、約2500rpmのスピン速度を用いて200mmシリコンウェハ上にスピンコートした。
2)このように施用されたコーティング組成物層を210℃で60秒間ベークした。
3)乾燥した組成物コーティング層厚は約35nmであると測定された。
4)ネガ型248nmフォトレジストを乾燥したコーティング組成物層上に約3000rpmでスピンコートした。
5)その上にフォトレジスト層を伴うウェハを120℃で60秒間ベークした。
6)乾燥したフォトレジストの厚さは約265nmであると決定された。
7)フォトレジスト層を次いで、100nm〜300nmの範囲の寸法の精細な半導体試験パターンを印刷することができるマスクレチクルを用いて、0.70NAおよび0.67部分干渉および約21mJ/cmの照射線量の設定の、ASML/800フォトツールを用いてKrFレーザーからの248nmの光により段階的に露光した。
8)パターン状に露光されたフォトレジスト層を次いで120℃で90秒間ベークした。
9)露光後ベークされたフォトレジスト層ならびに下層反射防止コーティング組成物を次いで2.38%水性テトラメチルアンモニウムヒドロキシドを用いた標準的な30秒スプレー−パドルプロセスを用いて現像した。
10)現像されたフォトレジストおよび下層反射防止層を次いで水スプレーを用いて15秒間洗浄し、次いでスピン乾燥した。
11)ウェハを次いで横断面に切断し、高電圧走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて調べた。このようにして得られたSEM画像を図1に示す。
実施例74:さらなるリソグラフィー処理
実施例25において製造された反応成分のリソグラフィー性能を次のようにしてさらに評価した。
1)プロピレングリコールメチルエーテル溶媒中、約1.7重量%の固形分に希釈された実施例25の物質の濾過溶液を、約2500rpmのスピン速度を用いて200mmシリコンウェハ上にスピンコートした。
2)このように施用された反射防止コーティング組成物層を210℃で60秒間ベークしてプロピレングリコールメチルエーテル溶媒を除去した。
3)このようにして乾燥したコーティング組成物層の厚さは約35nmであると測定された。
4)ネガ型248nmフォトレジストを、施用された組成物コーティング層上に、約3000rpmでスピンコートした。
5)その上にフォトレジスト層を伴うウェハを120℃で60秒間ベークして、フォトレジストキャスティング溶媒を除去した。
6)乾燥したフォトレジスト層の厚さは約265nmであると決定された。
7)フォトレジスト層を次いで、100nm〜300nmの範囲の寸法の精細な半導体試験パターンを印刷することができるマスクレチクルを用いて、0.70NAおよび0.67部分干渉および約21mJ/cmの照射線量の設定のASML/800フォトツールを用いてKrFレーザーからの248nmの光により段階的に露光した。
8)イメージ化されたフォトレジスト層を次いで120℃で90秒間ベークした。
9)露光後ベークされたフォトレジスト層を次いで2.38%水性テトラメチルアンモニウムヒドロキシドを用いた標準的な30秒スプレー−パドルプロセスを用いて現像した。
10)フォトレジストおよび下層反射防止層を次いで水スプレーを用いて15秒間洗浄し、次いでスピン乾燥した。
11)ウェハを次いで横断面に切断し、高電圧走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて調べた。このようにして得られたSEM画像を図2に示す。
実施例75:さらなるリソグラフィー処理
実施例66において製造された反応成分のリソグラフィー性能を次のようにしてさらに評価した。
1)メチル−2−ヒドロキシイソブチレート溶媒中、約1.7重量%の固形分に希釈された実施例66の物質の濾過溶液を、約2500rpmのスピン速度を用いて200mmシリコンウェハ上にスピンコートした。
2)このように施用されたコーティング組成物層を210℃で60秒間ベークしてメチル−2−ヒドロキシイソブチレート溶媒を除去した。
3)このようにして乾燥したコーティング組成物層の厚さは約35nmであると測定された。
4)ネガ型248nmフォトレジストを、ウェハ上の乾燥したコーティング組成物層上に約3000rpmでスピンコートした。
5)その上にフォトレジスト層を伴うウェハを120℃で60秒間ベークして溶媒を除去した。
6)このようにして乾燥したフォトレジスト層の厚さは約265nmであると決定された。
7)フォトレジスト層を次いで、100nmから300nmの範囲の寸法の精細な半導体試験パターンを印刷することができるマスクレチクルを用いて、0.70NAおよび0.67部分干渉および約21mJ/cmの照射線量の設定のASML/800フォトツールを用いてKrFレーザーからの248nmの光により段階的に露光した。
8)パターン状に露光されたフォトレジスト層を次いで120℃で90秒間ベークした。
9)露光後ベークされたフォトレジスト層ならびに下層反射防止組成物層を次いで2.38%水性テトラメチルアンモニウムヒドロキシドを用いた標準的な30秒スプレー−パドルプロセスを用いて現像した。
10)現像されたフォトレジストおよび下層反射防止層を次いで水スプレーを用いて15秒間洗浄し、次いでスピン乾燥した。
11)ウェハを次いで横断面に切断し、高電圧走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて調べた。このようにして得られたSEM画像を図3に示す。
本発明の前記載事項は単に例示的であって、請求の範囲に記載された本発明の意図または範囲から逸脱せずに変更および修正が可能であると理解される。
図1は、実施例73において製造されるフォトレジストレリーフイメージを示す。 図2は、実施例74において製造されるフォトレジストレリーフイメージを示す。 図3は、実施例75において製造されるされるフォトレジストレリーフイメージを示す。

Claims (25)

  1. i)1以上の無水物または無水物誘導体;および
    ii)1)3以上のアミン基または2)1以上の複素環部分を含有する1以上の化合物
    を含む物質の生成物を含む反応成分を含む反射防止組成物層;ならびに
    該反射防止組成物層上のフォトレジスト層
    を含む、コートされた基体。
  2. 反応成分が、3以上のアミン基を有する化合物を含む物質の反応生成物を含む請求項1記載の基体。
  3. 反応成分が、1以上の複素環部分を有する化合物を含む物質の反応生成物を含む請
    求項1記載の基体。
  4. 反応成分が、約1,500未満の分子量を有する1以上の物質を含む請求項1記載の基体。
  5. 反応成分が1以上の発色団を含む請求項1記載の基体。
  6. 無水物が、ベンゾフェノン−3,3’,4,4’−テトラカルボン酸二無水物、4,4’−オキシジフタル酸無水物、無水フタル酸および無水トリメリト酸から選択される請求項1記載の基体。
  7. アミンが2,4,6−トリアミノピリミジンである請求項1記載の基体。
  8. アミンのポリマー塩反応生成物を含む反応成分を含む反射防止組成物層;および
    該反射防止組成物層上のフォトレジスト層
    を含むコートされた基体。
  9. 反射防止組成物層がアミンならびに無水物または無水物誘導体を含む物質の実質的に非ポリマー生成物を含む請求項8記載の基体。
  10. 反応生成物がトリアミンと二無水物の生成物である請求項8記載の基体。
  11. 反応生成物が1以上の発色団を含む請求項8記載の基体。
  12. フォトレジストレリーフイメージを形成する方法であって、
    (a)i)1以上の無水物または無水物誘導体;および
    ii)1)3以上のアミン基または2)1以上の複素環部分を含む1以上の化合物
    を含む物質の反応生成物を含む反応成分(成分は試薬化合物を含む)を含む組成物のコーティング層を基体上に施用する工程;ならびに
    (b)反射防止組成物層上にフォトレジスト層を施用する工程
    を含むフォトレジストレリーフイメージを形成する方法。
  13. 工程a)のコートされた組成物を、フォトレジスト層を施用する前に熱処理する請求項12記載の方法。
  14. 施用されたフォトレジスト層をパターン化された放射線に露光し、次いで水性アルカリ現像液組成物で現像し、これにより現像液組成物が、パターン化された放射線によりフォトレジスト層において規定されるイメージを選択的に、フォトレジスト層および下にあるコーティング組成物層の両方において除去する請求項12記載の方法。
  15. (a)アミンのポリマー塩反応生成物を含む反応成分を含む反射防止組成物のコーティング層を基体上に施用する工程;
    (b)フォトレジスト層を反射防止組成物層上に施用する工程
    を含むフォトレジストレリーフイメージを形成するための方法。
  16. フォトレジスト層の施用前に工程a)のコートされた組成物を熱処理する請求項15記載の方法。
  17. 施用されたフォトレジスト層をパターン化された放射線に露光し、次いで水性アルカリ現像液組成物で現像し、これにより現像液組成物が、パターン化された放射線によりフォトレジスト層において規定されるイメージを選択的に、フォトレジスト層および下にあるコーティング組成物層の両方において除去する請求項15記載の方法。
  18. i)1以上の無水物または無水物誘導体;および
    ii)1)3以上のアミン基または2)1以上の複素環部分を含む1以上の試薬化合物
    を含む物質の反応生成物を含む反応成分を含む反射防止組成物層であって、オーバーコートされるフォトレジスト層とともに使用するための反射防止組成物層。
  19. アミンのポリマー塩反応生成物を含む反応成分を含む反射防止組成物層であって、オーバーコートされるフォトレジスト層とともに使用するための反射防止組成物層。
  20. 反応成分を含む反射防止組成物であって、当該反応成分が、
    i)ベンゾフェノン−3,3’,4,4’−テトラカルボン酸二無水物、および4,4’−オキシジフタル酸無水物から選択される1以上の化合物;
    ii)約250ダルトン以下の分子量を有する1以上の一無水物化合物;および
    iii)3,3’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、および2,4,6−トリアミノピリミジンから選択される1以上の化合物
    を含む物質の生成物を含む反応成分である、反射防止組成物。
  21. 1以上の一無水物化合物が、無水フタル酸および無水トリメリト酸から選択される請求項20記載の反射防止組成物。
  22. 1)i)3以上のアミン部分および/またはii)1以上の複素環式基(複素環は少なくとも1つの環窒素を有する)を有する1以上の化合物を、
    2)1以上の無水物化合物および/または無水物誘導体化合物
    と混合することを含む有機反射防止コーティング組成物であって、オーバーコートされるフォトレジスト層とともに使用するための有機反射防止コーティング組成物の製造方法。
  23. さらに、製造された物質のアミン基を反応させることを含む請求項22記載の方法。
  24. 一つの無水物基を有する化合物とアミン基を反応させる請求項22記載の方法。
  25. 製造された物質を1以上の有機溶媒と配合して、有機反射防止コーティング組成物を得ることをさらに含む請求項22記載の方法。
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