JP2005234212A - 電気光学装置、その駆動回路および電子機器 - Google Patents

電気光学装置、その駆動回路および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 横電界に起因した表示品位の低下や表示領域の各部における表示品位の不均一
性を抑制する。
【解決手段】 走査線駆動回路5は、複数の転送開始パルスDYを並行してシフトするこ
とにより複数の出力端子511の各々から順次に転送パルスYSiを出力するシフトレジ
スタ51と、走査信号Yiを転送パルスYSiに基づいて出力する複数の単位回路531が
シフトレジスタ51の各出力端子511に対応して配列された走査信号出力回路53とを
有する。各単位回路531は、出力端子511から転送パルスYSiが供給されている期
間のうち、第1イネーブル信号線551または第2イネーブル信号線552を介して供給
されるイネーブル信号ENB1またはENB2がアクティブレベルとなる期間において走査
信号Yiをアクティブレベルとする。第1のイネーブル信号線551の静電容量と第2の
イネーブル信号線552の静電容量とは略等しい。
【選択図】 図4

Description

本発明は、液晶などの電気光学物質を用いて種々の画像を表示する技術に関する。
電気光学物質に印加される電圧の極性を交互に反転させる駆動方式(いわゆる交流駆動
方式)が、特に電気光学物質として液晶を用いた電気光学装置において広く採用されてい
る。この交流駆動方式には、垂直走査期間ごとに極性を反転させるフレーム反転方式、共
通の走査線に接続された1行分の画素ごと(あるいは共通のデータ線に接続された1列分
の画素ごと)に極性を反転させるライン反転方式、行方向および列方向に隣接する画素ご
とに極性を反転させるドット反転方式がある。このうちライン反転方式やドット反転方式
においては、相互に隣接する画素電極の各々に逆極性の電位が印加されるから、これらの
画素電極間に横電界が発生して液晶の配向方向に影響を与え(ディスクリネーション)、
ひいては光抜けなど表示品位の低下が引き起こされる可能性がある。これに対し、フレー
ム反転方式によれば各画素電極間に横電界は発生しないから、ディスクリネーションに起
因した表示品位の低下が抑制されるという利点がある。
しかしながら、フレーム反転方式においては、例えば表示領域の上部から下部に向けて
各走査線を選択する構成とした場合に、表示領域の上部と下部とで表示品位が不均一にな
るという問題が生じ得る。詳述すると以下の通りである。フレーム反転方式においては、
データ線を介して画素電極に供給されて当該画素電極に保持される画像信号の極性がフレ
ームごとに反転される。したがって、表示領域の上部にある画素電極においては、ある極
性の画像信号が保持されてから次のフレームに切り替わるまでの期間にわたり(すなわち
画素電極が画像信号を保持する期間のほとんどにわたり)、当該画素電極に保持された画
像信号と同極性の画像信号がデータ線に印加される。これに対し、表示領域の下部にある
画素電極においては、ある極性の画像信号が保持された直後にフレームが切り替わってデ
ータ線に印加される画像信号の極性が反転されるから、画素電極が画像信号を保持する期
間のほとんどにわたって当該画像信号とは逆極性の画像信号がデータ線に印加されること
となる。このように、フレーム反転方式においては、各画素電極に印加される電圧と各デ
ータ線に印加される電圧との差異が表示領域の上部にある画素電極と下部にある画素電極
とで相違し、この相違に起因して表示ムラが引き起こされるのである。
特許文献1には、この問題を解決するための駆動方式が開示されている。この駆動方式
においては、各水平走査期間が第1期間と第2期間とに区分され、第1期間においては、
走査線を選択したうえでデータ線を介して各画素電極に画像信号が供給される一方、第2
期間においては、走査線を選択することなく各データ線に対して直前の第1期間における
画像信号とは逆極性の画像信号が供給される。この構成によれば、各画素電極への印加電
圧と各データ線に印加される電圧との差異を表示領域の上部と下部とで略等しくすること
ができるから表示ムラは回避される。
特開平5−313608号(段落0008、0026および図4)
しかしながら、この文献に開示された構成のもとでは、実際に画素電極に対して画像信
号を供給できる期間が水平走査期間の一部の期間である第1期間に限られるため、画素電
極に対して画像信号を充分に書き込むことができないという問題が生じ得る。本発明は、
このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、横電界に起因した表示品位の
低下や表示領域の各部における表示品位の不均一性を抑制しつつ、画像信号の書き込み期
間を充分に確保することにある。
この課題を解決するために、本発明に係る電気光学装置の駆動回路は、複数の走査線と
複数のデータ線との各交差に対応して配置された複数の画素電極を備え、選択された走査
線に対応する画素電極に対して所定時間ごとに極性反転された画像信号がデータ線を介し
て供給される電気光学装置を駆動する回路において、走査線を選択するための走査信号を
各々が出力する複数の単位回路を有する走査信号出力回路と、複数の単位回路のうち第1
グループに属する単位回路の各々に対して第1の転送パルスを順次に出力する一方、第1
グループとは異なる第2グループに属する単位回路の各々に対して第1の転送パルスと同
相の第2の転送パルスを順次に出力する転送パルス出力回路と、画像信号の極性反転に同
期してアクティブレベル/非アクティブレベルのレベル反転が発生する第1のイネーブル
信号を、第1グループに属する各単位回路に供給するための第1のイネーブル信号線と、
第1のイネーブル信号線と略等しい静電容量を有し、第1のイネーブル信号が非アクティ
ブレベルとなる期間にアクティブレベルとなる第2のイネーブル信号を、第2グループに
属する各単位回路に供給するための第2のイネーブル信号線とを具備し、第1グループに
属する各単位回路は、第1の転送パルスが供給されている期間のうち第1のイネーブル信
号がアクティブレベルとなる期間においてアクティブレベルとなる走査信号を出力し、第
2グループに属する各単位回路は、第2の転送パルスが供給されている期間のうち第2の
イネーブル信号がアクティブレベルとなる期間においてアクティブレベルとなる走査信号
を出力することを特徴とする。
なお、本発明においては、第1のイネーブル信号線および第2のイネーブル信号線のみ
が構成要素として列挙されているが、その他のイネーブル信号線が設けられた構成を排除
する趣旨ではない。すなわち、3本以上のイネーブル信号線が設けられた構成においては
、これらのなかから選択された2本のイネーブル信号線がそれぞれ第1のイネーブル信号
線および第2のイネーブル信号線に相当する。したがって、複数の単位回路が3以上のグ
ループに区分されたうえでグループごとにイネーブル信号線が設けられた構成であっても
、これらのグループのうち2つのグループをそれぞれ本発明における第1グループおよび
第2グループとして捉えたうえで、第1グループに属する各単位回路に第1のイネーブル
信号を供給するための配線を第1のイネーブル信号線、第2グループに属する各単位回路
に第2のイネーブル信号を供給するための配線を第2のイネーブル信号線として把握すれ
ば本発明の範囲に含まれる。ただし、以下では説明の便宜のために、第1のイネーブル信
号線および第2のイネーブル信号線という2本のイネーブル信号線に特に着目して説明し
、これにより3本以上のイネーブル信号線が設けられた構成の説明も兼ねるものとする。
本発明においては、アクティブレベルとなる期間が相互に重複しない第1のイネーブル
信号および第2のイネーブル信号がそれぞれ第1グループおよび第2グループの各単位回
路に供給される一方、第1グループに属する各単位回路は、第1の転送パルスが供給され
ている期間のうち第1のイネーブル信号がアクティブレベルとなる期間においてアクティ
ブレベル(走査線を選択するレベル)となる走査信号を出力し、第2グループに属する各
単位回路は、第2の転送パルスが供給されている期間のうち第2のイネーブル信号がアク
ティブレベルとなる期間においてアクティブレベルとなる走査信号を出力する。したがっ
て、第1グループに属する単位回路に接続された各走査線と、第2グループに属する単位
回路に接続された各走査線とが、第1グループと第2グループとで交互に選択される。一
方、各データ線を介して画素電極に供給される画像信号は、ライン反転方式の場合と同様
に所定時間(例えば水平走査期間)ごとに極性が反転される。この構成によれば、複数の
画素電極が配列された表示領域は、ある極性の画像信号が書き込まれた画素電極の属する
領域とこれとは逆極性の画像信号が書き込まれた画素電極の属する領域とに区分され、各
々の領域が垂直走査方向に順次に移動していくこととなる。すなわち、ある広がりをもっ
た領域に属する複数の画素電極に対して同極性の画像信号が書き込まれるから、相互に隣
接する各走査線や各画素電極同士の間でライン反転方式やドット反転方式のように横電界
が発生する事態は抑えられる。その一方、データ線に供給される画像信号はライン反転方
式やドット反転方式のように所定時間ごとに極性が反転されるから、各画素電極に印加さ
れる電圧と各データ線に印加される電圧との差異が表示領域の上部と下部とで相違するこ
とはない。したがって、本発明によれば、フレーム反転方式のように表示領域の各部で表
示品位が不均一となる事態は回避される。さらに、本発明においては、直前に印加された
画像信号とは逆極性の画像信号を各データ線に供給する期間(すなわち特許文献1に開示
された「第2期間」)を、各画素電極に対して画像信号が書き込まれる期間とは別個に確
保する必要がないから、画像信号が書き込まれる期間を充分に確保することができる。
ところで、本発明における各単位回路はイネーブル信号(第1のイネーブル信号または
第2のイネーブル信号)に基づいて走査信号を生成する。そして、各走査線を各グループ
ごとに順番に選択するために、特定の方向に配列された複数の単位回路のうち第1グルー
プに属する各単位回路に第1のイネーブル信号線を介して第1のイネーブル信号が供給さ
れる一方、第2グループに属する各単位回路に第2のイネーブル信号線を介して第2のイ
ネーブル信号が供給される。この構成において、第1のイネーブル信号線と第2のイネー
ブル信号線とで電気的特性(特に、時定数を定める静電容量や抵抗値)が相違していると
、第1グループの各単位回路に入力される第1のイネーブル信号と第2グループの各単位
回路に入力される第2のイネーブル信号とで信号歪み(波形の鈍りや遅延)の程度が異な
る場合が生じ得る。この場合には、各単位回路から出力される走査信号の波形が第1グル
ープと第2グループとで異なり、この結果、表示領域のうち第1グループに対応した走査
線が属する領域と第2グループに対応した走査線が属する領域とで表示品位に相違が生じ
得る。このような表示の不均一性を解消するために、本発明においては、第1のイネーブ
ル信号線の静電容量と第2のイネーブル信号線の静電容量が略同一とされている。この構
成によれば、各イネーブル信号線においてイネーブル信号に信号歪みが生じたとしても、
その程度は第1のイネーブル信号線と第2のイネーブル信号線とで略均一化される。した
がって、本発明によれば、各イネーブル信号の信号歪みの相違に起因した表示品位の不均
一性を抑制することができる。
各イネーブル信号線の静電容量を均一化するための態様としては、例えば以下の各態様
が採用され得る。以下の各態様やこれらを適宜に組み合わせた態様によっても上述した効
果が得られる。
まず、第1のイネーブル信号線および第2のイネーブル信号線の各々が、複数の単位回
路のうちその配列の一端に位置する単位回路から他端に位置する単位回路まで当該複数の
単位回路に沿って延在する部分を有し、かつ、第1のイネーブル信号線の配線長と第2の
イネーブル信号線の配線長とが略等しくされた態様が採用され得る。この態様によれば、
各イネーブル信号線の端部を単位回路の配列方向の一方の側に集約させることができると
いう利点がある。なお、この態様の具体例は図4に示され、第1実施形態として後述され
る。
また、第1のイネーブル信号線に一端が接続された第1の容量素子と、第2のイネーブ
ル信号線に一端が接続された第2の容量素子とが設けられ、第1の容量素子および第2の
容量素子の各々の静電容量が、第1のイネーブル信号線の静電容量と第2のイネーブル信
号線の静電容量とが略等しくなるように選定された態様が採用され得る。この態様によれ
ば、容量素子の静電容量を適宜に選定することにより各イネーブル信号線の静電容量を精
度よく一致させることができる。なお、この態様の具体例は図7に示され、第1実施形態
の第1変形例として後述される。あるいは、第1のイネーブル信号線および第2のイネー
ブル信号線の一方に一端が接続された容量素子が設けられ、容量素子の静電容量が、第1
のイネーブル信号線の静電容量と第2のイネーブル信号線の静電容量とが略等しくなるよ
うに選定された態様も採用され得る。この態様によっても各イネーブル信号線の静電容量
を精度よく一致させることができ、加えて、双方のイネーブル信号に容量素子が設けられ
た構成と比較して構成の簡素化が図られる。なお、この態様の具体例は図8に示され、第
1実施形態の第1変形例として後述される。
さらに、転送パルス出力回路および走査信号出力回路を備える第1の走査線駆動回路と
、第1の走査線駆動回路と共通の構成を有するとともに複数の走査線に対して第1の走査
線駆動回路とは反対側に配置された第2の走査線駆動回路とを含む構成にあっては、第1
のイネーブル信号線および第2のイネーブル信号線の各々が、第1の走査線駆動回路に含
まれる複数の単位回路の配列方向に沿って延在する第1の部分(図9に示される部分55
3に対応する)と、第2の走査線駆動回路に含まれる複数の単位回路の配列方向に沿って
延在する第2の部分(図9に示されある部分554に対応する)と、第1の部分と第2の
部分とを連結する連結部分(図9に示される部分555に対応する)とを連設してなり、
かつ、第1のイネーブル信号線と第2のイネーブル信号線とは配線長が略等しい態様が採
用され得る。このように走査線駆動回路が走査線の両側に設けられた態様によれば、走査
線の一方のみに走査線駆動回路が設けられた構成と比較して、走査信号の波形歪みや遅延
に起因した表示ムラが抑制される。この態様の具体例は図9に示され、第1実施形態の第
2変形例として後述される。
他の態様において、複数の単位回路は、その配列の中央部を境界として一方の側に配置
された各単位回路が第1グループに区分されるとともに他方の側に配置された各単位回路
が第2グループに区分され、第1のイネーブル信号線は、境界の近傍から一方の側に延在
して第1グループの各単位回路に接続される一方、第2のイネーブル信号線は、境界の近
傍から他方の側に延在して第2グループの単位回路に接続され、かつ、第1のイネーブル
信号線と第2のイネーブル信号線とは配線長が略等しい。この態様によれば、各イネーブ
ル信号線の配線長を簡易な構成により略一致させることができる。この態様の具体例は図
10に示され、第1実施形態の第3変形例として後述される。
また、入力信号に基づいて第1のイネーブル信号を出力する第1の出力回路と、入力信
号に基づいて第2のイネーブル信号を出力する第2の出力回路とを備え、第1のイネーブ
ル信号線は第1の出力回路に接続される一方、第2のイネーブル信号線は第2の出力回路
に接続され、第1のイネーブル信号線と第2のイネーブル信号線とは、各出力回路に接続
された端部から他端までの配線長が略等しい態様も採用され得る。この態様において各イ
ネーブル信号線が形成される基板(実施形態における素子基板41)上に各出力回路を配
置すれば、外部からイネーブル信号が入力される構成と比較して、各イネーブル信号の信
号歪みが抑制される。なお、この態様の具体例は図11に示され、第1実施形態の第4変
形例として後述される。
さらに他の態様において、第1のイネーブル信号線および第2のイネーブル信号線の各
々の配線幅は、第1のイネーブル信号線の静電容量と第2のイネーブル信号線の静電容量
とが略等しくなるように選定される。この態様によれば、簡易な構成により各イネーブル
信号線の静電容量を略一致させることができる。この態様の具体例は第1実施形態の第5
変形例として後述される。
なお、これらの各態様によって各イネーブル信号線の静電容量を略一致させるのに加え
て、各イネーブル信号線の抵抗値が略一致された態様も望ましい。この態様によれば、第
1のイネーブル信号線の信号歪みの程度と第2のイネーブル信号線の信号歪みの程度とを
精度よく一致させることができるから、イネーブル信号の波形の相違に起因した表示ムラ
が有効に抑えられる。
上述した課題を解決するために、本発明に係る駆動回路は、複数の走査線と複数のデー
タ線との各交差に対応して配置された複数の画素電極を備え、選択された走査線に対応す
る画素電極に対して所定時間ごとに極性反転された画像信号がデータ線を介して供給され
る電気光学装置を駆動する回路において、走査線を選択するための走査信号を各々が出力
する複数の単位回路を有する走査信号出力回路と、複数の単位回路のうち第1グループに
属する単位回路の各々に対して第1の転送パルスを順次に出力する一方、第1グループと
は異なる第2グループに属する単位回路の各々に対して第1の転送パルスと同相の第2の
転送パルスを順次に出力する転送パルス出力回路と、画像信号の極性反転に同期してアク
ティブレベル/非アクティブレベルのレベル反転が発生する第1のイネーブル信号を、第
1グループに属する各単位回路に供給するための第1のイネーブル信号線と、第1のイネ
ーブル信号線と略等しい抵抗値を有し、第1のイネーブル信号が非アクティブレベルとな
る期間にアクティブレベルとなる第2のイネーブル信号を、第2グループに属する各単位
回路に供給するための第2のイネーブル信号線とを具備し、第1グループに属する各単位
回路は、第1の転送パルスが供給されている期間のうち第1のイネーブル信号がアクティ
ブレベルとなる期間においてアクティブレベルとなる走査信号を出力し、第2グループに
属する各単位回路は、第2の転送パルスが供給されている期間のうち第2のイネーブル信
号がアクティブレベルとなる期間においてアクティブレベルとなる走査信号を出力するこ
とを特徴とする。この構成の具体例は、第2実施形態として後述される。この構成によれ
ば、各イネーブル信号線の抵抗値が均一化されているから、各イネーブル信号に生じる波
形歪みの程度の相違に起因した表示ムラが抑制される。
具体的には、第1のイネーブル信号線および第2のイネーブル信号線の各々の配線幅お
よび配線長は、第1のイネーブル信号線の抵抗値と第2のイネーブル信号線の抵抗値とが
略等しくなるように選定される。この態様によれば、各イネーブル信号線の電気的特性を
簡易な構成によって均一化することができる。また、他の態様においては、第1のイネー
ブル信号線および第2のイネーブル信号線のうち少なくとも一部(実施形態における配線
抵抗調整部583)を構成する導電性材料が、第1のイネーブル信号線および第2のイネ
ーブル信号線の抵抗値が略等しくなるように選定される。この態様によれば、導電性材料
の種類や量を適宜に選定することにより、各イネーブル信号線の抵抗値を精度よく一致さ
せることができる。
本発明は、以上に説明した駆動回路を備えた電気光学装置としても特定される。すなわ
ち、この電気光学装置は、複数の走査線と、走査線と交差する複数のデータ線と、複数の
走査線と複数のデータ線との各交差に対応して配置された複数の画素電極と、本発明に係
る駆動回路を有する走査線駆動回路と、走査線駆動回路によって選択された走査線に対応
する画素電極に対して単位時間ごとに極性反転される画像信号を各データ線から供給する
データ線駆動回路とを具備する。この電気光学装置によれば、本発明に係る駆動回路につ
いて上述したのと同様の作用効果が得られる。なお、本発明に係る電気光学装置は、各種
の電子機器の表示装置として採用され得る。
図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。以下では、液晶を電気光学物質と
して用いた液晶装置に本発明が適用された形態を例示するが、本発明の適用され得る範囲
をこれに限定する趣旨ではない。また、以下に示す各図においては、各構成要素を図面上
で認識され得る程度の大きさとするため、各構成要素の寸法や比率を実際のものとは適宜
に異ならせてある。
<A:第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る液晶装置の電気的な構成を示すブロック図である
。同図に示されるように、液晶装置100は、制御回路1と、画像処理回路2と、液晶パ
ネル4とを有する。このうち制御回路1は、液晶装置100が搭載される電子機器のCP
U(Central Processing Unit)など各種の上位装置から供給される制御信号(例えば、
垂直同期信号や水平同期信号)に基づいて、液晶装置100の各部を制御するための信号
を生成する回路である。
画像処理回路2は、上位装置から供給される画像信号Vを液晶パネル4への供給に適し
た信号に処理するための回路である。さらに詳述すると、画像処理回路2は、上位装置か
ら供給される画像信号Vをデジタルからアナログに変換し、この画像信号Vの極性を適宜
に反転させるとともに電圧レベルを増幅して出力する。極性の反転とは、特定の電位(例
えば後述する対向電極421に印加されるコモン電位LCcom)を基準として、画像信号
Vの極性を正極性および負極性の一方から他方に交互に切り替える処理である。本実施形
態においては、画像信号Vの極性が水平走査期間ごとに反転される場合を想定する。
一方、液晶パネル4は、面状に配列された複数の画素によって種々の画像を表示する機
器である。ここで、図2は、液晶パネル4の外観構成を示す斜視図であり、図3は図2に
おけるIII−III線からみた断面図である。これらの図に示されるように、液晶パネル4は
、略長方形の枠状に成型されたシール材45を介して相互に対向するように配置された素
子基板41と対向基板42とを有する。電気光学物質たる液晶46は、素子基板41およ
び対向基板42とシール材45とによって囲まれた空間に封止されている。素子基板41
のうち液晶46と対向する板面上には、シール材45のX方向に延びる一辺に沿ってデー
タ線駆動回路6が形成されている。一方、シール材45のうちY方向に延在する2辺に沿
った領域にはそれぞれ走査線駆動回路5が形成されており、X方向に延在する走査線41
1(図1参照)が両側から駆動されるようになっている。もっとも、走査線411に供給
される走査信号の遅延や歪みが問題にならないのであれば、ひとつの走査線駆動回路5の
みが配置された構成も採用され得る。また、素子基板41のうちデータ線駆動回路6に近
接する縁辺41bの近傍には複数の接続端子7が形成されている。上述した制御回路1や
画像処理回路2から出力された信号は、各接続端子7を介して液晶パネル4に入力される
図3に示されるように、対向基板42のうち液晶46と対向する板面上には、その略全
域にわたって対向電極421が設けられている。この対向電極421は、対向基板42の
四隅のうち少なくとも1箇所に設けられた導通材(図示略)を介して素子基板41の接続
端子7と電気的に接続される。対向電極421には接続端子7および導通材を介してコモ
ン電位LCcomが印加される。
次に、図1を参照して、素子基板41に設けられた各構成要素の電気的な構成を説明す
る。なお、図1においては、液晶パネル4のうち対向基板42および対向電極421の図
示が省略されている。同図に示されるように、素子基板41のうち画像の表示に供される
表示領域41aには、X方向(行方向)に延在して走査線駆動回路5に接続された2m本
の走査線411と、Y方向(列方向)に延在してデータ線駆動回路6に接続されたn本の
データ線412とが形成されている(mおよびnは自然数)。複数の走査線411と複数
のデータ線412との各交差には画素電極413が設けられている。したがって、複数の
画素電極413は、X方向およびY方向にわたって2m行×n列のマトリクス状に配列す
る。図1ないし図3に示されるように、各画素電極413は液晶46を挟んで対向電極4
21と対向する略矩形状の電極である。この構成のもと、画素電極413と対向電極42
1と両電極により挟まれた液晶46とからなる液晶容量が表示画像の最小単位たる画素と
して機能する。各画素電極413は、走査線411とデータ線412とが交差する箇所に
設けられた薄膜トランジスタ(以下「TFT(Thin Film Transistor)素子」という)4
14に接続されている。具体的には、TFT素子414のゲート電極が走査線411に接
続され、ソース電極がデータ線412に接続され、ドレイン電極が画素電極413に接続
されている。また、素子基板41上には、液晶容量のリークを防止するための蓄積容量4
16が画素ごとに形成されている。この蓄積容量416の一端は画素電極413に接続さ
れ、他端は一定の電位(ここではコモン電位LCcomとする)が印加される容量線417
に接続されている。
走査線駆動回路5は、2m本の走査線411の各々を順次に選択する回路である。さら
に詳述すると、走査線駆動回路5は、各走査線411に供給される走査信号Y1、Y2、…
、Y2mの何れかを択一的にアクティブレベル(Hレベル)とする。走査信号Yj(jは1
≦j≦2mを満たす自然数)がアクティブレベルに遷移すると、図1における上から数え
て第j行目の走査線411が選択され、その走査線411に接続された1行分のTFT素
子414が一斉にオン状態となる。なお、走査線駆動回路5の詳細な構成や各走査線41
1が選択される順番については後述する。一方、データ線駆動回路6は、各走査線411
が選択される水平走査期間ごとに、画像処理回路2から入力される画像信号Vをn本のデ
ータ線412に対して並列に出力する回路である。本実施形態におけるデータ線駆動回路
6は、画像処理回路2から供給される画像信号Vをn本のデータ線412の各々に対して
順次に出力する。もっとも、計n本のデータ線412を複数本ごとに異なるグループに区
分しておき、これらのグループに属するデータ線412を単位として、画像処理回路2に
より相展開された画像信号Vが出力される構成も採用され得る。
次に、図4を参照して、走査線駆動回路5の具体的な構成を説明する。なお、図1に示
される2つの走査線駆動回路5は各構成要素がY軸に関して左右対称に配置されている点
を除いて同様の構成となっている。したがって、ここでは図1における左側の走査線駆動
回路5の構成のみを説明する。
同図に示されるように、走査線駆動回路5は、走査線411の総本数に相当する2m個
の転送段を有するシフトレジスタ51と、シフトレジスタ51の後段に設けられた走査信
号出力回路53とを有する。このうちシフトレジスタ51は、制御回路1から供給される
転送開始パルスDYを、同じく制御回路1から供給されるシフトクロック信号CLYに同
期して順次にシフトし、2m個の出力端子511の各々から転送パルスYS1、YS2、…
、YS2mとして順次に出力する回路(本発明における「転送パルス出力回路」に相当する
)である。シフトクロック信号CLYは、垂直走査の基準となるクロック信号であり、図
5に示されるように、ひとつの水平走査期間(1H)の2倍の時間長に相当する周期を有
するクロック信号である。一方、転送開始パルスDYは、2m本の総ての走査線411を
2回ずつ選択するための期間(以下「フレーム期間」という)Tf内の異なるタイミング
に立ち上がるパルスである。フレーム期間Tfは、ひとつの転送開始パルスDYが入力さ
れて第1段目の出力端子511から転送パルスYS1が出力されてから、この転送開始パ
ルスDYが順次にシフトされて第2m段目の出力端子511から転送パルスYS2mが出力
され終わるまでの期間である。したがって、ひとつの転送開始パルスDYが順次にシフト
されて第2m段目の出力端子511から転送パルスYS2mが出力される前に別の転送開始
パルスDYがシフトレジスタ51に入力されて各転送開始パルスDYが並行にシフトされ
ることとなる。本実施形態においては、フレーム期間Tfを時間軸上において2等分した
各期間の最初のタイミングにおいて転送開始パルスDYがシフトレジスタ51に入力され
る。したがって、図5に示されるように、シフトレジスタ51の2m個の出力端子511
のうち第i段目の出力端子と第(m+i)段目の出力端子とから、相互に同相の転送パル
スYSiおよびYSm+iがそれぞれ同時に出力される。例えば、第1段目の出力端子511
と第(m+1)段目の出力端子511とからそれぞれ転送パルスYS1およびYSm+1が出
力され、次に第2段目の出力端子511と第(m+2)段目の出力端子511とからそれ
ぞれ転送パルスYS2およびYSm+2が出力されるといった具合である。
一方、走査信号出力回路53は、シフトレジスタ51から出力された転送パルスYS1
、YS2、…、YS2mに基づいて走査信号Y1、Y2、…、Y2mを出力する回路であり、各
出力端子511に対応してY方向に配列された2m個の単位回路531を有する。これら
の単位回路531の各々は、シフトレジスタ51の各出力端子511と各走査線411と
の間に介挿されている。各単位回路531は、シフトレジスタ51のうち対応する出力端
子511に接続されたNAND回路531aと、このNAND回路531aの出力端子に
接続されたインバータ531bとを有する。第i段目の単位回路531に含まれるインバ
ータ531bの出力端子には第i行目の走査線411が接続されている。
ここで、2m個の単位回路531は、第1段目の単位回路531から第m段目の単位回
路531までの第1グループG1と、第(m+1)段目の単位回路531から第2m段目
の単位回路531までの第2グループG2とに区分される。このうち第1グループG1に属
するm個の単位回路531の各々には、第1イネーブル信号線551aを介してイネーブ
ル信号ENB1が入力される。一方、第2グループG2に属するm個の単位回路531の各
々には、第2イネーブル信号線552aを介してイネーブル信号ENB2が入力される。
イネーブル信号ENB1およびENB2は、画像信号Vの極性反転に同期してレベル変動す
る信号である。図5に示されるように、本実施形態におけるイネーブル信号ENB1およ
びENB2は、ひとつの水平走査期間(1H)に相当する時間長よりも僅かに短い期間に
わたってアクティブレベル(Hレベル)を維持する。さらに、イネーブル信号ENB1お
よびENB2は、水平走査期間ごとに交互にアクティブレベルとなる。例えば、図5に示
されるように、フレーム期間Tfのうち第1番目の水平走査期間にイネーブル信号ENB1
がアクティブレベルになる場合を想定すると、これに続く第2番目の水平走査期間にイネ
ーブル信号ENB2がアクティブレベルとなり(イネーブル信号ENB1は非アクティブレ
ベル)、第3番目の水平走査期間にイネーブル信号ENB1がアクティブレベルとなる(
イネーブル信号ENB2は非アクティブレベル)。このように、イネーブル信号ENB1が
アクティブレベルとなる期間とイネーブル信号ENB2がアクティブレベルとなる期間と
は重複しない。なお、以下では、イネーブル信号ENB1とイネーブル信号ENB2とを特
に区別する必要がない場合には単に「イネーブル信号ENB」と表記する。同様に、第1
イネーブル信号線551aと第2イネーブル信号線552aとを特に区別する必要がない
場合には単に「イネーブル信号線55」と表記する。
各単位回路531においては、このようなイネーブル信号ENBと転送パルスYSiと
がNAND回路531aに入力され、その出力信号がインバータ531bによって反転さ
れる。したがって、転送パルスYSiとイネーブル信号ENBとの論理積が各単位回路5
31のインバータ531bから走査信号Yiとして出力される。すなわち、各走査信号Yi
は、転送パルスYSiが入力されている期間のうち供給されるイネーブル信号ENBがア
クティブレベルとなる期間においてアクティブレベルとなる。この結果、ひとつのフレー
ム期間Tfにおいては、2m本の走査線411のうち第1グループG1の単位回路531に
接続されたm本の走査線411(第1行目から第m行目までの走査線411)の何れかと
、第2グループG2の単位回路531に接続されたm本の走査線411(第(m+1)行
目から第2m行目までの走査線411)の何れかとが交互に選択されることとなる。より
具体的には、図5に示されるように、Y1→Ym+1→Y2→Ym+2→…→Ym→Y2mという順
番で各走査信号Yiが順次にアクティブレベルとなって各走査線411が選択される。
一方、上述したようにデータ線駆動回路6から出力される画像信号Vの極性は水平走査
期間ごとに反転される。したがって、各画素電極413に書き込まれる画像信号Vの極性
は時間の経過とともに図6に示されるように変化する。なお、図6においては、第j列目
のデータ線412に接続されたm個の画素電極413に書き込まれる画像信号Vの極性が
横軸を時間軸として水平走査期間ごとに図示されるとともに、第j列のうち選択される走
査線411に接続された画素電極413に相当する部分に横向きの矢印が付記されている
。また、図6の左端に示された水平走査期間h0においては、第1行目から第m行目まで
の画素電極413に対して正極性(+)の画像信号Vが書き込まれ、第(m+1)行目か
ら第2m行目までの画素電極413に対して負極性(−)の画像信号Vが書き込まれてい
るものとする。同図に示されるように、水平走査期間h1においては、第1行目の走査線
411が選択され、これに接続された画素電極413に対して負極性の画像信号Vが書き
込まれる。続いて、水平走査期間h2においては、第(m+1)行目の走査線が選択され
、これに接続された画素電極413に対して正極性の画像信号Vが書き込まれる。さらに
、続く水平走査期間h3においては、第2行目の走査線411が選択され、これに接続さ
れた画素電極413に対して負極性の画像信号Vが書き込まれる。このような動作が順次
に繰り返される結果、図6に示されるように、正極性の画像信号Vが書き込まれる画素電
極413が分布する領域(あるいは負極性の画像信号Vが書き込まれる画素電極413が
分布する領域)は、時間の経過とともにY軸の正方向に移動していくことになる。
以上の駆動方法によれば、相互に隣接する画素電極413の各々に逆極性の画像信号V
が書き込まれる箇所は、正極性の画像信号Vが書き込まれる画素電極413が分布する領
域と負極性の画像信号が書き込まれる画素電極413が分布する領域との境界部分(例え
ば図6の水平走査期間h0においては第m行と第(m+1)行との境界部分)のみとなる
。したがって、ライン反転方式やドット反転方式が採用された構成と比較して、液晶46
に対する横電界の印加が抑制される。さらに、データ線412に供給される画像信号Vは
水平走査期間ごとに極性反転されるから、各画素電極413に印加される電圧と各データ
線412に印加される電圧との関係が画素電極413の位置によって異なることはない。
したがって、表示領域41aの全域にわたって均一な表示品位が実現される。加えて、本
実施形態においては、各水平走査期間にてデータ線に印加された画像信号Vとは逆極性の
電圧を走査線が選択されていないときに各データ線に印加する期間(すなわち特許文献1
に開示された「第2期間」)を確保する必要がないから、各画素電極413に対して画像
信号Vが書き込まれる期間を充分に確保することができる。
ところで、上述したように各走査信号Yiはイネーブル信号ENB1およびENB2の何
れか一方に基づいて生成される。したがって、第1イネーブル信号線551aの電気的特
性と第2イネーブル信号線552aの電気的特性とが相違していると、第1グループG1
の単位回路531から出力された走査信号Yiの波形と第2グループG2の単位回路531
から出力された走査信号Yiの波形とが異なり、この相違に起因して表示領域41aの各
箇所(例えば表示領域41aのうち第1グループG1に対応する上半分の領域と第2グル
ープG2に対応する下半分の領域)で表示品位が不均一となり得る。この問題を解消する
ために、本実施形態においては、第1イネーブル信号線551aの電気的特性と第2イネ
ーブル信号線552aの電気的特性とが略等しくなるように各イネーブル信号線55が形
成されている。詳述すると以下の通りである。
図4に示されるように、第1イネーブル信号線551aおよび第2イネーブル信号線5
52aは配線幅が略等しく、各々が接続端子7から複数の単位回路531の配列に沿って
Y方向に延在する。このうち第1イネーブル信号線551aは、第1段目から第m段目ま
での単位回路531(すなわち第1グループG1に属する単位回路531)に接続される
配線であるため、接続端子7から第2m段目ないし第2段目の各単位回路531の近傍を
経由して端部が第1段目の単位回路531の近傍の地点Aまで到達するように延在する。
一方、第2イネーブル信号線552aは、第m段目から第2m段目までの単位回路531
に接続される配線であるため、単位回路531にイネーブル信号ENB2を供給するとい
う観点のみからすれば、接続端子7から第2m段目ないし第(m+2)段目の各単位回路
531の近傍を経由して端部が第(m+1)段目の単位回路531の近傍の地点Bまで至
るように延在すれば足りる。しかしながら、このように第1イネーブル信号線551aお
よび第2イネーブル信号線552aの配線長が相違すると各イネーブル信号線55に発生
する寄生容量に差異が生じ、これに起因してイネーブル信号ENB1とイネーブル信号E
NB2とで信号歪みの程度が相違し得る。そこで、本実施形態においては、第1イネーブ
ル信号線551aだけでなく第2イネーブル信号線552aも端部が第1段目の単位回路
531の近傍の地点Aまで到達するように形成されている。さらに詳述すると、第1イネ
ーブル信号線551aおよび第2イネーブル信号線552aは、ともに配線長がLとなっ
て相互に略等しくなる。この構成によれば、各イネーブル信号線55に発生する寄生容量
を近似させる(理想的には一致させる)ことができるから、第1グループG1の単位回路
531から出力される走査信号Yiの波形と第2グループG2の単位回路531から出力さ
れる走査信号Yiの波形とを略一致させることができる。したがって、本実施形態によれ
ば、各イネーブル信号ENBの信号歪みの相違に起因した表示品位の不均一性が解消され
る。
なお、ここでは各イネーブル信号線55の配線長が略等しくされた構成を例示したが、
第1イネーブル信号線551aおよび第2イネーブル信号線552aの静電容量を略等し
くするための構成としては以下の各変形例に係る態様も採用され得る。また、第1実施形
態や以下の各変形例に係る態様を適宜に組み合わせることによって第1イネーブル信号線
551aの静電容量と第2イネーブル信号線552aの静電容量とを略一致させる構成と
してもよい。
<A−1:第1変形例>
第1イネーブル信号線551aおよび第2イネーブル信号線552aの少なくとも一方
に容量素子を接続することによって各イネーブル信号線の容量を均等化する態様も採用さ
れ得る。本態様においては、図7および図8に示されるように、第1イネーブル信号線5
51bは第1段目の単位回路531の近傍の地点Aまで延在するのに対し、第2グループ
G2に属する単位回路531に接続される第2イネーブル信号線552bは、接続端子7
から第m段目の単位回路531の単位回路531の近傍の地点Bまで延在する。上述した
ように、この構成のもとでは、第2イネーブル信号線552bの静電容量が第1イネーブ
ル信号線551bの静電容量よりも小さくなる。そこで、本態様においては、図7に示さ
れるように、第1イネーブル信号線551bおよび第2イネーブル信号線552bに対し
てそれぞれ容量素子561および562の一端が接続される。第2イネーブル信号線55
2bに接続された容量素子562は、第1イネーブル信号線551bに接続された容量素
子561よりも静電容量が大きい。より具体的には、容量素子562を含めた第2イネー
ブル信号線552bの静電容量と容量素子561を含めた第1イネーブル信号線551b
の静電容量とが略等しくなるように、各容量素子561および561の静電容量が定めら
れる。あるいは、図8に示されるように、配線自体の静電容量が小さい第2イネーブル信
号線552bのみに静電容量562を設けてもよい。この場合にも、第1イネーブル信号
線551bの静電容量と、容量素子562を含めた第2イネーブル信号線552bの静電
容量とが略等しくなるように、容量素子562の静電容量が選定される。この構成によっ
ても上記第1実施形態と同様の効果が得られる。なお、容量素子561および562は、
液晶パネル4を構成する他の要素、例えば各蓄積容量416の電極と共通の工程にて形成
され得る。すなわち、素子基板41の全面を覆うように設けられた導電膜をパターニング
することによって、蓄積容量416の電極と各容量素子561および562が一括的に形
成される。この製造方法によれば、容量素子561および562を他の構成要素とは別個
の工程にて形成する場合と比較して、製造工程の簡素化や製造コストの低減が図られる。
<A−2:第2変形例>
上記第1実施形態においては、第1イネーブル信号線551aと第2イネーブル信号線
552aとが走査線駆動回路5ごとに独立して設けられた構成を例示したが、複数の走査
線駆動回路5において各イネーブル信号線55が共用される構成も採用される。すなわち
、図9に例示される第1イネーブル信号線551cおよび第2イネーブル信号線552c
の各々は、図9における左側の走査線駆動回路5に含まれる複数の単位回路531の配列
に沿ってY方向に延在する部分553と、右側の走査線駆動回路5に含まれる複数の単位
回路531の配列に沿ってY方向に延在する部分554と、素子基板41のうち接続端子
7が配列された縁辺41bと対向する縁辺41cに沿って延在して部分553と部分55
4とを連結する部分555とを一体に形成してなる。第1イネーブル信号線551cと第
2イネーブル信号線552cとは配線長(接続端子7から部分554の端部554aまで
の長さ)が略等しい。この構成によっても、上記第1実施形態と同様の効果が得られる。
<A−3:第3変形例>
上記第1実施形態においては、第1イネーブル信号線551aおよび第2イネーブル信
号線552aの双方が素子基板41の縁辺41bに沿って配列された接続端子7に連結さ
れた構成を例示したが、各イネーブル信号線55と接続端子7との位置関係はこれに限ら
れない。例えば、図10に示されるように、第1イネーブル信号線551dが、素子基板
41の一方の縁辺41cに設けられた接続端子7aから第1グループG1の各単位回路5
31に沿って第m段目の単位回路531の近傍の地点B1まで延在する一方、第2イネー
ブル信号線552dが、素子基板41の他方の縁辺41bに設けられた接続端子7bから
第2グループG2の各単位回路531に沿って第(m+1)段目の単位回路531の近傍
の地点B2まで延在する構成も採用され得る。この構成においても、第1イネーブル信号
線551dの配線長L1と第2イネーブル信号線552dの配線長L2とを略等しくするこ
とにより上記第1実施形態と同様の効果が得られる。
<A−4:第4変形例>
上記第1実施形態においては、各イネーブル信号線55が接続端子7に連結された構成
を例示したが、図11に示されるように、素子基板41上に設けられたレベルシフタ57
(57aおよび57b)の出力端子に接続された構成も採用され得る。レベルシフタ57
aおよび57bは、それぞれ接続端子7aおよび7bを介して制御回路1から入力された
論理レベルの信号の電圧振幅を増大させることにより各イネーブル信号ENBとして出力
する回路である。図11の構成においては、イネーブル信号ENB1を出力するレベルシ
フタ57aが素子基板41の縁辺41c側に配置される一方、イネーブル信号ENB2を
出力するレベルシフタ57bが縁辺41b側に設けられる。そして、第1イネーブル信号
線551eはレベルシフタ57aの出力端子に接続され、第2イネーブル信号線552e
はレベルシフタ57bの出力端子に接続される。この構成においても、第1イネーブル信
号線551eの配線長L1(すなわちレベルシフタ57aの出力端子に接続された端部か
ら他方の端部までの長さ)と、第2イネーブル信号線552eの配線長L2とを略等しく
すれば、上記第1実施形態と同様の効果が得られる。なお、本態様のようにレベルシフタ
57を設けた構成においては、接続端子7aおよび7bからレベルシフタ57までの配線
581の態様は不問である。すなわち、図11に示されるように素子基板41の縁辺41
bおよび41cの各々に配置された接続端子7aおよび7bからそれぞれレベルシフタ5
7aおよび57bの入力端子に至るように配線581が設けられた構成としてもよいし、
素子基板41のひとつの縁辺41bに設けられた接続端子7(図7および図8参照)から
各レベルシフタ57の入力端子に至るように配線が引き廻された構成としてもよい。この
ように、各イネーブル信号線55がイネーブル信号ENBを生成する回路(ここではレベ
ルシフタ57)に対して直接に接続された構成のもとでは、この回路の出力端子に接続さ
れた端部から他方の端部までの配線長(図11に示される長さL1およびL2)が各イネー
ブル信号線55において略等しい構成であれば足り、その回路の前段に設けられた配線5
81の態様は不問である。すなわち、本発明における「イネーブル信号線」とは、実際に
単位回路531に入力される形態のイネーブル信号ENBが供給される配線という意味で
あり、例えば図11に示される配線581(イネーブル信号ENBを生成する前段階の信
号が入力される配線)は本発明にいう「イネーブル信号線」に含まれない。
また、図11においては各走査線駆動回路5ごとに独立したレベルシフタ57が設けら
れた構成を例示したが、これらの走査線駆動回路5によってひとつのレベルシフタ57が
共用される構成も採用され得る。すなわち、図12に示されるように、素子基板41の縁
辺41cに沿った領域のうちX方向の中央部にレベルシフタ57が設けられる一方、左側
の走査線駆動回路5にイネーブル信号ENB1およびENB2を供給するための第1イネー
ブル信号線551fおよび第2イネーブル信号線552fと、右側の走査線駆動回路5に
イネーブル信号ENB1およびENB2を供給するための第1イネーブル信号線551fお
よび第2イネーブル信号線552fとが、このレベルシフタ57に対して共通に接続され
た構成としてもよい。この構成にあっても、第1イネーブル信号線551fおよび第2イ
ネーブル信号線552fの配線長(すなわちレベルシフタ57の出力端子に接続された端
部から他方の端部までの長さ)を略同一とすれば上記第1実施形態と同様の効果が得られ
る。
<A−5:第5変形例>
上記第1実施形態および各変形例においては、第1イネーブル信号線551(551a
、551b、551c、551d、551eまたは551f)および第2イネーブル信号
線552(552a、552b、552c、552d、552eまたは552f)の配線
長を適宜に選定することによって静電容量を略一致させる構成を例示したが、第1イネー
ブル信号線551の静電容量と第2イネーブル信号線552の静電容量とが略一致するよ
うに各イネーブル信号線55の配線幅が選定された構成も採用され得る。この態様におい
ては、第1イネーブル信号線551と第2イネーブル信号線552との配線長の同一性は
問題とならない。
<B:第2実施形態>
上記第1実施形態においては、各イネーブル信号線55の静電容量を略一致させる構成
を例示した。これに対し、本実施形態においては、各イネーブル信号線55の抵抗値が略
一致するように各イネーブル信号線55が形成されている。なお、本実施形態に係る液晶
装置100の構成要素のうち上記第1実施形態と同様の役割を担う部分については共通の
符号を付してその説明を適宜に省略する。
図13に示されるように、第1イネーブル信号線551gおよび第2イネーブル信号線
552gは、それぞれ配線自体の抵抗R1およびR2を有する。ここで、第1イネーブル信
号線551gは第2イネーブル信号線552gよりも長い。したがって、各イネーブル信
号線55の配線幅が同一であるとすれば、第1イネーブル信号線551gの抵抗R1は第
2イネーブル信号線552gの抵抗R2よりも大きい。このように各イネーブル信号線5
5の抵抗値が相違すると、イネーブル信号ENB1に生じる波形鈍りの程度とイネーブル
信号ENB2に生じる波形鈍りの程度とに差異が生じ、この結果として第1グループG1の
単位回路531から出力される走査信号Yiの波形と第2グループG2の単位回路531か
ら出力される走査信号Yiの波形とが相違し得る。このため、本実施形態においては、抵
抗R1と抵抗R2とが略一致するように、第1イネーブル信号線551gおよび第2イネー
ブル信号線552gの各々の配線幅が選定されている。より具体的には、第1イネーブル
信号線551gは第2イネーブル信号線551gよりも幅広の配線となっている。この構
成によれば、第1イネーブル信号ENB1に対して抵抗R1により与えられる影響(特に信
号波形の鈍り)と第2イネーブル信号ENB2に対して抵抗R2により与えられる影響とが
均一化されるから、各走査信号Yiの波形の相違を抑制することができる。したがって、
本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様に、表示領域41aの各箇所ごとに表示
品位の相違が生じる事態は抑制される。なお、ここでは第1イネーブル信号線551gお
よび第2イネーブル信号線552gの配線幅を選定することにより各イネーブル信号線5
5の抵抗を略一致させる構成を例示したが、これらの配線長を図7や図8に示したように
略同一とすることによって各イネーブル信号線55の抵抗を均一化させる構成も採用され
得る。
また、各イネーブル信号線55のうち特定の部分を他の部分とは抵抗率が異なる導電性
材料により形成することによって各イネーブル信号線55の抵抗値を均一化してもよい。
例えばいま、図13の例と同様に、第1イネーブル信号線551gが第2イネーブル信号
線552gよりも長い場合を想定する。この場合、図14に斜線を付して示すように、第
1イネーブル信号線551gおよび第2イネーブル信号線551gのうち特定の部分(以
下「配線抵抗調整部」という)583が他の部分とは抵抗率が異なる導電性材料によって
形成された構成も採用され得る。この構成において、各配線抵抗調整部583は、この配
線抵抗調整部583を含む各イネーブル信号線55の抵抗R1およびR2が略一致するよう
な抵抗率を有する導電性材料によって形成される。あるいは、第1イネーブル信号線55
1gおよび第2イネーブル信号線552gの何れか一方のみに配線抵抗調整部583を設
け、これにより各イネーブル信号線55の抵抗R1およびR2を略一致させる構成としても
よい。なお、配線抵抗調整部583は、液晶パネル4の他の構成要素と共通の工程にて形
成され得る。例えば、半導体層がポリシリコンにより形成された画素スイッチング用のT
FT素子414(あるいは走査線駆動回路5やデータ線駆動回路6を構成するTFT素子
)を有する液晶パネル4においては、この半導体層と共通の材料(したがってポリシリコ
ン)によって各配線抵抗調整部583が形成される。すなわち、素子基板41の全面を覆
うように設けられたポリシリコン層をパターニングすることによって、薄膜トランジスタ
の半導体層と各配線抵抗調整部583とが一括的に形成される。この製造方法によれば、
配線抵抗調整部583を他の構成要素とは別個の工程にて形成する場合と比較して、製造
工程の簡素化や製造コストの低減が図られる。なお、ここでは各イネーブル信号線55の
一部のみが別個の導電性材料によって形成された構成を例示したが、各イネーブル信号線
55が、その全長にわたり、相互に異なる導電性材料によって形成された構成も採用され
得る。
<C:変形例>
上記各実施形態に対しては種々の変形が加えられ得る。具体的な変形の態様を挙げれば
以下の通りである。
(1)上記各実施形態に示した態様のなかから任意に選択された2以上の態様を組み合わ
せてもよい。例えば、上記第1実施形態およびその変形例に示した構成と上記第2実施形
態に示した構成とを組み合わせることにより、第1イネーブル信号線551(551a、
551b、551c、551d、551e、551fまたは551g)と第2イネーブル
信号線552(552a、552b、552c、552d、552e、552fまたは5
52g)とで静電容量と抵抗値の双方が略一致する構成としてもよい。このように、本発
明においては、第1イネーブル信号線551と第2イネーブル信号線552とが略等しい
電気的特性(特に時定数)を有していれば足り、この作用を実現するための具体的な構成
の如何は不問である。ここで、「静電容量や抵抗値などの電気的特性が略等しい」とは、
各イネーブル信号線55の電気的特性が完全に一致している場合に限られない。すなわち
、各イネーブル信号線55の電気的特性が僅かに相違している場合であっても、この相違
に起因した表示品位の不均一性が観察者に認識されない程度であれば、その電気的特性は
「略等しい」と言える。
(2)上記各実施形態においてはシフトレジスタ51を単一の回路として説明したが、複
数の単位回路531を区分したグループごとに別個のシフトレジスタが設けられた構成も
採用され得る。この構成においては、各シフトレジスタに対して異なるタイミングで転送
開始パルスDYを入力することにより、図5と同様の転送パルスYS1ないしYS2mが出
力されることとなる。このように、本発明における「転送パルス出力回路」は、第1グル
ープG1に属する各単位回路531(第1段目から第m段目までの各単位回路531)に
対して転送パルスYSiを順番に出力する一方、これと並行して、第2グループG2に属す
る各単位回路531(第(m+1)段目から第2m段目までの各単位回路531)に対し
て転送パルスYSiと略同相の転送パルスYSi+mを順番に出力する回路であれば足り、そ
の回路の具体的な態様の如何は不問である。
(3)上記各実施形態および各変形例においては2m個の単位回路531を2つのグルー
プG1およびG2に区分した構成を例示したが、より多数のグループに区分した構成も採用
され得る。例えば、4m個の単位回路531をm個ごとに4つのグループG1、G2、G3
およびG4に区分する場合には、各グループの単位回路531ごとに異なるイネーブル信
号線55が接続され、アクティブレベルとなる期間が相互に重複しない4種類のイネーブ
ル信号ENBがこれらのイネーブル信号線55に対してそれぞれ供給される。一方、フレ
ーム期間Tfの異なるタイミングにおいて4個の転送開始パルスDYがシフトレジスタに
入力されて各々が並列にシフトされる。この構成によれば、各グループG1ないしG4の単
位回路531に接続されたm本の走査線411の各々がグループごとに順番に選択される
こととなる。すなわち、図15に示されるように、各走査信号Yiは、Y1(第1グループ
G1の第1行目)→Ym+1(第2グループG2の第1行目)→Y2m+1(第3グループG3の第
1行目)→Y3m+1(第4グループG4の第1行目)→Y2(第1グループG1の第2行目)
→…→Ym(第1グループG1の第m行目)→Y2m(第2グループG2の第m行目)→Y3m
(第3グループG3の第m行目)→Y4m(第4グループG4の第m行目)という順番で順次
にアクティブレベルとなって各走査線411が選択される。これに並行して画像信号Vの
極性は1水平走査期間ごとに反転されるから、上記第1実施形態と同様に正極性の画像信
号Vが書き込まれる領域と負極性の画像信号Vが書き込まれる領域とは時間の経過ととも
にY軸の正方向に移動していく。
このように、本発明における複数の単位回路の区分数は任意であり、したがってイネー
ブル信号ENBの数やこれを伝送するためのイネーブル信号線の本数も任意である。そし
て、単位回路の区分数を問わず、複数種類のイネーブル信号のなかから選択された2つの
イネーブル信号が、本発明における「第1のイネーブル信号」および「第2のイネーブル
信号」にそれぞれ相当する。
(4)本発明は、液晶以外の電気光学物質を用いた電気光学装置にも適用され得る。すな
わち、電流や電圧といった電気的エネルギを輝度や透過率の変化といった光学的な作用に
変換する電気光学物質を用いた複数の画素を有する装置であれば本発明が適用され得る。
例えば、有機EL(Electro Luminescent)や発光ポリマーなどのOLED(Organic Lig
ht Emitting Diode)素子を電気光学物質として用いた表示装置や、着色された液体と当
該液体に分散された白色の粒子とを含むマイクロカプセルを電気光学物質として用いた電
気泳動表示装置、極性が相違する領域ごとに異なる色に塗り分けられたツイストボールを
電気光学物質として用いたツイストボールディスプレイ、黒色トナーを電気光学物質とし
て用いたトナーディスプレイ、あるいはヘリウムやネオンなどの高圧ガスを電気光学物質
として用いたプラズマディスプレイパネルなど各種の電気光学装置に本発明が適用され得
る。
<D:電子機器>
次に、本発明に係る電気光学装置を有する電子機器について説明する。
図16は、本発明に係る電気光学装置(ここでは上記実施形態に係る液晶装置100)
をライトバルブとして用いたプロジェクタの構成を示す平面図である。同図に示されるよ
うに、プロジェクタ(投影型表示装置)2100は、ハロゲンランプなどの白色光源から
なるランプユニット2102を有する。このランプユニット2102から出射した投射光
は、3枚のミラー2104および2枚のダイクロイックミラー2108によって赤色(R
)、緑色(G)および青色(B)の3原色に対応する波長の光に分離され、各色に対応す
るライトバルブ100R、100Gおよび100Bにそれぞれ導かれる。なお、青色に対
応する光は、他色に対応する光と比較して光路が長いので、その損失を防ぐためにリレー
レンズ系2121を介してライトバルブ100Bに導かれる。リレーレンズ系2121は
、入射レンズ2122、リレーレンズ2123および出射レンズ2124からなる。
ここで、ライトバルブ100R、100Gおよび100Bは上記実施形態に係る液晶装
置100と同様の構成を有し、図示しない画像信号処理回路から供給される赤色、緑色お
よび青色の各色に対応する画像信号によって各々が駆動される。これらのライトバルブ1
00R、100Gおよび100Bによって変調された光は、ダイクロイックプリズム21
12に異なる方向から入射する。そして、このダイクロイックプリズム2112において
、赤色および青色の光は90度だけ屈折させられる一方、緑色の光は直進する。この構成
のもと、各色の画像を合成したカラー画像が投射レンズ2114によってスクリーン21
20に投射される。
なお、本発明に係る電気光学装置が利用され得る電子機器としては、図16に示される
プロジェクタのほかにも、可搬型のパーソナルコンピュータ、液晶テレビ、ビューファイ
ンダ型(またはモニタ直視型)のビデオレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、
電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タ
ッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。
本発明の第1実施形態に係る液晶装置の全体構成を示すブロック図である。 同液晶装置のうち液晶パネルの外観構成を示す斜視図である。 図2におけるIII−III線からみた断面図である。 同液晶パネルのうち走査線駆動回路の構成を示すブロック図である。 走査線駆動回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。 各画素電極に印加される画像信号の極性の変化を示す図である。 同実施形態の第1変形例に係る走査線駆動回路の構成を示すブロック図である。 同実施形態の第1変形例に係る走査線駆動回路の構成を示すブロック図である。 同実施形態の第2変形例に係る液晶パネルの構成を示すブロック図である。 同実施形態の第3変形例に係る走査線駆動回路の構成を示すブロック図である。 同実施形態の第4変形例に係る走査線駆動回路の構成を示すブロック図である。 同実施形態の第5変形例に係る液晶パネルの構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る液晶装置のうち走査線駆動回路の構成を示すブロック図である。 同実施形態の変形例に係る走査線駆動回路の構成を示すブロック図である。 変形例において各画素電極に印加される画像信号の極性の変化を示す図である。 本発明に係る電子機器の一例たるプロジェクタの構成を示す図である。
符号の説明
100……液晶装置、1……制御回路、2……画像処理回路、4……液晶パネル、41…
…素子基板、411……走査線、412……データ線、413……画素電極、414……
TFT素子、416……蓄積容量、417……容量線、42……対向基板、421……対
向電極、45……シール材、46……液晶、5……走査線駆動回路、51……シフトレジ
スタ(転送パルス出力回路)、511……シフトレジスタの出力端子、53……走査信号
出力回路、531……単位回路、G1……第1グループ、G2……第2グループ、551
a,551b,551c,551d,551e,551f,551g……第1イネーブル
信号線、552a,552b,552c,552d,552e,552f,552g……
第2イネーブル信号線、561,562……容量素子、57,57a,57b……レベル
シフタ(第1の出力回路、第2の出力回路)、583……配線抵抗調整部、6……データ
線駆動回路、7,7a,7b……接続端子。

Claims (14)

  1. 複数の走査線と複数のデータ線との各交差に対応して配置された複数の画素電極を備え
    、選択された走査線に対応する画素電極に対して所定時間ごとに極性反転された画像信号
    が前記データ線を介して供給される電気光学装置を駆動する回路において、
    前記走査線を選択するための走査信号を各々が出力する複数の単位回路を有する走査信
    号出力回路と、
    前記複数の単位回路のうち第1グループに属する単位回路の各々に対して第1の転送パ
    ルスを順次に出力する一方、前記第1グループとは異なる第2グループに属する単位回路
    の各々に対して前記第1の転送パルスと同相の第2の転送パルスを順次に出力する転送パ
    ルス出力回路と、
    前記画像信号の極性反転に同期してアクティブレベル/非アクティブレベルのレベル反
    転が発生する第1のイネーブル信号を、前記第1グループに属する各単位回路に供給する
    ための第1のイネーブル信号線と、
    前記第1のイネーブル信号線と略等しい静電容量を有し、前記第1のイネーブル信号が
    非アクティブレベルとなる期間にアクティブレベルとなる第2のイネーブル信号を、前記
    第2グループに属する各単位回路に供給するための第2のイネーブル信号線とを具備し、
    前記第1グループに属する各単位回路は、前記第1の転送パルスが供給されている期間
    のうち前記第1のイネーブル信号がアクティブレベルとなる期間においてアクティブレベ
    ルとなる走査信号を出力し、前記第2グループに属する各単位回路は、前記第2の転送パ
    ルスが供給されている期間のうち前記第2のイネーブル信号がアクティブレベルとなる期
    間においてアクティブレベルとなる走査信号を出力する
    ことを特徴とする電気光学装置の駆動回路。
  2. 前記第1のイネーブル信号線および前記第2のイネーブル信号線の各々は、前記複数の
    単位回路のうちその配列の一端に位置する単位回路から他端に位置する単位回路まで当該
    複数の単位回路に沿って延在する部分を有し、かつ、前記第1のイネーブル信号線と前記
    第2のイネーブル信号線とは配線長が略等しい
    ことを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  3. 前記第1のイネーブル信号線に一端が接続された第1の容量素子と、前記第2のイネー
    ブル信号線に一端が接続された第2の容量素子とを具備し、前記第1の容量素子および前
    記第2の容量素子の各々の静電容量は、前記第1のイネーブル信号線の静電容量と前記第
    2のイネーブル信号線の静電容量とが略等しくなるように選定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  4. 前記第1のイネーブル信号線および前記第2のイネーブル信号線の一方に一端が接続さ
    れた容量素子を具備し、前記容量素子の静電容量は、前記第1のイネーブル信号線の静電
    容量と前記第2のイネーブル信号線の静電容量とが略等しくなるように選定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  5. 前記転送パルス出力回路および前記走査信号出力回路を備える第1の走査線駆動回路と
    、前記第1の走査線駆動回路と共通の構成を有するとともに前記複数の走査線に対して前
    記第1の走査線駆動回路とは反対側に配置された第2の走査線駆動回路とを含み、前記第
    1のイネーブル信号線および前記第2のイネーブル信号線の各々は、前記第1の走査線駆
    動回路に含まれる複数の単位回路の配列方向に沿って延在する第1の部分と、前記第2の
    走査線駆動回路に含まれる複数の単位回路の配列方向に沿って延在する第2の部分と、前
    記第1の部分と前記第2の部分とを連結する連結部分とを連設してなり、かつ、前記第1
    のイネーブル信号線と前記第2のイネーブル信号線とは配線長が略等しい
    ことを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  6. 前記複数の単位回路は、その配列の中央部を境界として一方の側に配置された各単位回
    路が前記第1グループに区分されるとともに他方の側に配置された各単位回路が前記第2
    グループに区分され、
    前記第1のイネーブル信号線は、前記境界の近傍から前記一方の側に延在して前記第1
    グループの各単位回路に接続される一方、前記第2のイネーブル信号線は、前記境界の近
    傍から前記他方の側に延在して前記第2グループの単位回路に接続され、かつ、前記第1
    のイネーブル信号線と前記第2のイネーブル信号線とは配線長が略等しい
    ことを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  7. 入力信号に基づいて前記第1のイネーブル信号を出力する第1の出力回路と、
    入力信号に基づいて前記第2のイネーブル信号を出力する第2の出力回路とを備え、
    前記第1のイネーブル信号線は前記第1の出力回路に接続される一方、前記第2のイネ
    ーブル信号線は前記第2の出力回路に接続され、前記第1のイネーブル信号線と前記第2
    のイネーブル信号線とは、前記各出力回路に接続された端部から他端までの配線長が略等
    しい
    ことを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  8. 前記第1のイネーブル信号線および前記第2のイネーブル信号線の各々の配線幅は、前
    記第1のイネーブル信号線の静電容量と前記第2のイネーブル信号線の静電容量とが略等
    しくなるように選定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  9. 前記第1のイネーブル信号線と前記第2のイネーブル信号線とは抵抗値が略等しい
    ことを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  10. 複数の走査線と複数のデータ線との各交差に対応して配置された複数の画素電極を備え
    、選択された走査線に対応する画素電極に対して所定時間ごとに極性反転された画像信号
    が前記データ線を介して供給される電気光学装置を駆動する回路において、
    前記走査線を選択するための走査信号を各々が出力する複数の単位回路を有する走査信
    号出力回路と、
    前記複数の単位回路のうち第1グループに属する単位回路の各々に対して第1の転送パ
    ルスを順次に出力する一方、前記第1グループとは異なる第2グループに属する単位回路
    の各々に対して前記第1の転送パルスと同相の第2の転送パルスを順次に出力する転送パ
    ルス出力回路と、
    前記画像信号の極性反転に同期してアクティブレベル/非アクティブレベルのレベル反
    転が発生する第1のイネーブル信号を、前記第1グループに属する各単位回路に供給する
    ための第1のイネーブル信号線と、
    前記第1のイネーブル信号線と略等しい抵抗値を有し、前記第1のイネーブル信号が非
    アクティブレベルとなる期間にアクティブレベルとなる第2のイネーブル信号を、前記第
    2グループに属する各単位回路に供給するための第2のイネーブル信号線とを具備し、
    前記第1グループに属する各単位回路は、前記第1の転送パルスが供給されている期間
    のうち前記第1のイネーブル信号がアクティブレベルとなる期間においてアクティブレベ
    ルとなる走査信号を出力し、前記第2グループに属する各単位回路は、前記第2の転送パ
    ルスが供給されている期間のうち前記第2のイネーブル信号がアクティブレベルとなる期
    間においてアクティブレベルとなる走査信号を出力する
    ことを特徴とする電気光学装置の駆動回路。
  11. 前記第1のイネーブル信号線および前記第2のイネーブル信号線の各々の配線幅および
    配線長は、前記第1のイネーブル信号線の抵抗値と前記第2のイネーブル信号線の抵抗値
    とが略等しくなるように選定されている
    ことを特徴とする請求項9または10に記載の駆動回路。
  12. 前記第1のイネーブル信号線および前記第2のイネーブル信号線のうち少なくとも一部
    を構成する導電性材料は、前記第1のイネーブル信号線および前記第2のイネーブル信号
    線の抵抗値が略等しくなるように選定されている
    ことを特徴とする請求項9または10に記載の駆動回路。
  13. 複数の走査線と、
    前記走査線と交差する複数のデータ線と、
    前記複数の走査線と前記複数のデータ線との各交差に対応して配置された複数の画素電
    極と、
    請求項1から12の何れかに記載の駆動回路を有する走査線駆動回路と、
    前記走査線駆動回路によって選択された走査線に対応する画素電極に対して単位時間ご
    とに極性反転される画像信号を前記各データ線から供給するデータ線駆動回路と
    を具備する電気光学装置。
  14. 請求項13に記載の電気光学装置を表示装置として備える電子機器。
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