JP2005233911A - 雌ねじ検査治具 - Google Patents

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俊史 森本
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Abstract

【課題】ドリルにより形成された下孔に対して芯ずれした雌ねじを検出できる雌ねじ検査治具を提供することを課題とする。
【解決手段】ワーク10に加工された雌ねじ13を検査する雌ねじ検査治具であって、雌ねじに螺合するねじ通りゲージ5の先端側に、雌ねじ13に挿入される内径確認ゲージ7を設ける。この内径確認ゲージ7の直径を、雌ねじ13の内径と略同等に設定し、かつ、雌ねじ内径確認ゲージ7はねじ通りゲージ5と同軸芯上に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、フランジ等のワークに形成された雌ねじを検査する雌ねじ検査治具に関する。
例えば、自動車のホイール用の軸受として、ホイールが取り付けられるハブと外輪とが一体化されたタイプの転がり軸受装置(ハブユニット軸受)が周知である。この種の軸受装置は、外輪の外周に、ホイールをボルト止めするための複数の雌ねじが加工されたフランジ部を一体形成した構造とされ、軸受内輪が固定軸である車軸に挿入された状態で使用される(例えば特許文献1参照)。
前記雌ねじは、以下のように加工される。すなわち、数値制御装置等の加工装置を使用して、先ず、前記フランジ部40にドリルで下孔41を加工し(図7(a)参照)、別工程でタップによりねじ加工をしている(図7(b)参照)。加工された雌ねじ44は、図6に示すような雌ねじ検査治具50で検査されている。かかる雌ねじ検査治具50は、作業者が把持する柄部51と、雄ねじ部からなるねじ通りゲージ52とから構成されたものであった。
そして、図7(c)に示す如く、前記フランジ部40に形成された雌ねじ44に、雌ねじ検査治具50のねじ通りゲージ52を螺合させ、雌ねじ44精度の確認検査を行っていた。
特開2000−177301号公報
前記従来の雌ねじ加工方法は、ドリルによる下孔加工と、タップによるねじ加工を2工程で行うため、ドリルの中心とタップの中心がずれてしまう場合がある。ドリルとタップの中心のずれは、図8(a)および(b)に示す如く、下孔41に対して雌ねじ44が芯ずれした状態となり、ねじ山高さがばらついて不均一となる。このように、ねじ山高さが不均一となるにもかかわらず、前記雌ねじ検査治具50のねじ通りゲージ52は、かかる雌ねじ44に螺合するため(図8(c)参照)、前記従来の雌ねじ検査治具50は、下孔に対して許容範囲以上に芯ずれした不良の雌ねじ44を検出できなかった。
本発明は、下孔に対して芯ずれした雌ねじを検出できる雌ねじ検査治具を提供することを課題とする。
本発明による雌ねじ検査治具は、ワークに加工された雌ねじを検査する雌ねじ検査治具であって、雌ねじに螺合するねじ通りゲージと、このねじ通りゲージの先端側に設けられかつ雌ねじに挿入される内径確認ゲージとを備え、この内径確認ゲージの直径を、雌ねじの内径と略同等に設定し、かつ、雌ねじ内径確認ゲージはねじ通りゲージと同軸芯上に設けられていることにある。
本発明の雌ねじ検査治具によれば、ドリルにより形成された下孔に対して雌ねじが芯ずれして形成された場合、ねじ通りゲージの先端に設けられた雌ねじ内径確認ゲージが、下孔から形成された雌ねじの内周面に当接するため、ねじ通りゲージが雌ねじに螺合することはない。この結果、下孔に対して雌ねじが芯ずれしているのを検出できる。
本発明の雌ねじ検査治具によれば、下孔に対して雌ねじが芯ずれして形成された場合には、雌ねじ内径確認ゲージが雌ねじの内周面に当接して、ねじ通りゲージが雌ねじに螺合するのを阻止するため、下孔に対して雌ねじが芯ずれしているのを検出できる。
本発明に係る実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の雌ねじ検査治具の正面図である。図1に示す雌ねじ検査治具1は、柄部3と、ねじ通りゲージ5と、雌ねじ内径確認ゲージ7とから構成されている。ねじ通りゲージ5は、検査用の雄ねじから構成され、柄部3の先端から一体的に連接されている。このねじ通りゲージ5は、従来と同様に、ワークに形成される雌ねじの精度を確認する部分である。
雌ねじ内径確認ゲージ7は、ねじ通りゲージ5から先端側に一体的に連接され、この雌ねじ内径確認ゲージ7、ねじ通りゲージ5および柄部3は、同一中心O上に形成されている。雌ねじ内径確認ゲージ7は円柱状を呈し、その直径D1は、雌ねじ内径確認ゲージ7を検査される雌ねじにスムーズに挿入できるように、雌ねじの内径と略同等に設定されている。
次に、前記雌ねじ検査治具1を使用して例えば、自動車用の転がり軸受装置の外輪のフランジ部等に加工された雌ねじの検査について説明する。なお、かかる場合には、フランジ部がワークに相当する。
先ず、図2に仮想線で示す如く、フランジ部10に図示省略のドリルで下孔11を加工する。その下孔11の内径をD2とする。次に、下孔11に図示省略のタップでねじ加工を行って雌ねじ13を形成する。なお、タップの谷径は、下孔11の内径D2よりも小さく設定されており、下孔11の内径D2が、雌ねじ13の内径となる。下孔11の中心(ドリルの中心)O1と雌ねじ13の中心(タップの中心)O2とが一致している場合には、図2に示す如く雌ねじ13は、全周にわたって同一形状(ねじ山高さが均等)となる。
次に、前記雌ねじ検査治具1の雌ねじ内径確認ゲージ7を、雌ねじ13内に挿入する。このとき、雌ねじ内径確認ゲージ7を雌ねじ13にスムーズに挿入することができる。さらに、雌ねじ検査治具1を回転させると、雌ねじ検査治具の中心と、雌ねじ13の中心とが一致していることから、雌ねじ内径確認ゲージ7と同軸芯上のねじ通りゲージ5が、雌ねじ13に螺合し、雌ねじ13が所定の精度を満たしているのを確認できる。
次に、仮に下孔11の中心O1と雌ねじの中心O2がずれた場合について、図4および図5を参照しながら説明する。ここで、下孔11の中心O1と雌ねじの中心O2のずれ量(偏心量)をβとする。また、雌ねじの内径となる下孔11の内径D2と、雌ねじ内径確認ゲージ7の直径D1の差の半分をαとする((D2−D1)/2=α)。
βがαよりも大きい場合、図5に示す如く雌ねじ内径確認ゲージ7が、雌ねじ13の内径面に当接して干渉するため、ねじ通りゲージ5が雌ねじ13と螺合することはなく、雌ねじ検査治具1を回転させてねじ通りゲージ5を雌ねじ13に螺進させることできず、雌ねじ13が不良であるのを検出できる。
βがαよりも小さいか、あるいはβとαが等しい場合、雌ねじ内径確認ゲージ7が、雌ねじ13の内径面に干渉することなく、ねじ通りゲージ5を、雌ねじ13に螺合できる。かかる場合には、許容誤差の範囲として、精度に影響を及ぼさない。なお、誤差を小さくするためには、αを可及的に小さくするのが好ましい。また、雌ねじ内径確認ゲージ7の直径D1が相違する複数種類の雌ねじ検査治具1を準備しておいて、許容誤差に応じて、各雌ねじ検査治具1を使用することもできる。なお、前記内径確認ゲージ7の直径D1を、下孔11の内径D2と略同等に設定するとは、αの値を検査しようとする雌ねじ13の許容誤差の範囲以下に設定することをいう。
本発明は、前記の実施の形態に限定されるものではない。例えば、自動車の転がり軸受装置としては、特開2000−71705に開示するように、外輪側を車体に固定し、内側部材にホイールをボルト止めするフランジ部を設けるものもある。かかる外輪には、車体にボルト締めするための雌ねじを有するフランジ部が設けられており、この雌ねじも本発明の雌ねじ検査治具1で検査できる。
また、本発明の雌ねじ検査治具1は、前記自動車用の転がり軸受装置以外の雌ねじの検査に採用可能である。
本発明の雌ねじ検査治具の正面図 雌ねじが形成されたフランジ部の断面図 フランジ部の雌ねじに、本発明の雌ねじ検査治具を螺合させた断面図 雌ねじが形成されたフランジ部の断面図 フランジ部の雌ねじに、本発明の雌ねじ検査治具の雌ねじ内径確認ゲージを挿入した断面図 従来の雌ねじ検査治具の正面図 従来例を示し、(a)は下孔が加工されたフランジ部の断面図、(b)は雌ねじが形成されたフランジ部の断面図、(c)はフランジ部の雌ねじに、雌ねじ検査治具の雌ねじ内径確認ゲージを挿入した断面図 従来例を示し、(a)は下孔が加工されたフランジ部の断面図、(b)は雌ねじが形成されたフランジ部の断面図、(c)はフランジ部の雌ねじに、雌ねじ検査治具の雌ねじ内径確認ゲージを挿入した断面図
符号の説明
1 雌ねじ検査治具
5 ねじ通りゲージ
7 内径確認ゲージ
10 フランジ部(ワーク)
13 雌ねじ
D1 内径確認ゲージの直径

Claims (1)

  1. ワークに加工された雌ねじを検査する雌ねじ検査治具であって、雌ねじに螺合するねじ通りゲージと、このねじ通りゲージの先端側に設けられかつ雌ねじに挿入される内径確認ゲージとを備え、この内径確認ゲージの直径を、雌ねじの内径と略同等に設定し、かつ、雌ねじ内径確認ゲージはねじ通りゲージと同軸芯上に設けられていることを特徴とする雌ねじ検査治具。

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