JP2005233659A - アラーム時計 - Google Patents

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正雄 福田
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Abstract

【課題】複雑な機構を設けることなく、目安精度が高精度なアラーム時計を提供する。
【解決手段】内部時計1401と、秒針を輪列を介して駆動するモータ121と、時分針を駆動するモータ131と、通常モード時には、内部時計1401による時刻情報に基づいて各指針に現時刻表示を行わせる駆動信号を各モータに出力し、アラームモード時には、時針m1および分針m2をアラーム時刻表示のための指針として選択し、選択した指針を駆動する時分針用モータ131に輪列に応じた駆動信号CTL2を印加し、秒針用モータ121に、内部時計1401による時刻情報と輪列に基づいて駆動信号CTL1を印加して秒針m3に現時刻表示を行わせる制御回路14を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、設定したアラーム時刻に報知音を発音する等の報知を行うアラーム時計に関するものである。
従来、アナログ目安針によりアラーム時刻を設定し、設定したアラーム時刻に報知を行うアラーム時計が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、佐賀県に設置された標準電波送信局から周波数60kHzで送信された標準時刻電波信号や、福島県に設置された標準電波送信局から周波数40kHzで送信された標準時刻電波信号を受信し、その標準時刻電波信号に基づいて時刻修正を行うアナログ式指針を有する電波修正時計に、上述したアナログ目安針によるアラーム機能を加えたアラーム時計も知られている。
また、アナログ目安針の替わりに液晶デジタル表示装置を備え、内部メモリに設定されたアラーム時刻に報知を行うアラーム時計も知られている。
実用新案登録第2527999号公報
しかし、上述した従来のアナログ目安針によるアラーム時計は目安精度が悪い。
また、2段式目安機構を設けて目安精度を高精度化したアラーム時計が知られているが、構造が複雑になりコストがかかる。
また、上述した液晶デジタル表示を行うアラーム時計では目安精度は高いが、新たに、液晶デジタル表示装置を設ける必要があり、構造が複雑になりコストがかかる。
このため複雑な機構を設けることなく、目安精度が高精度なアラーム時計が望まれている。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複雑な機構を設けることなく、目安精度が高精度なアラーム時計を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のアラーム時計は、内部時計と、第1の指針を第1の輪列を介して駆動する第1の駆動モータと、第2の指針を第2の輪列を介して駆動する第2の駆動モータと、通常モード時には、前記内部時計による時刻情報に基づいて、前記第1の指針を駆動させる駆動信号を前記第1の駆動モータに出力し、前記第2の指針を駆動させる駆動信号を前記第2の駆動モータに印加して前記第1および第2の指針により現時刻表示を行わせ、アラームモード時には、前記第1および第2の指針のうちいずれかの指針をアラーム時刻表示のための指針として選択し、前記選択した指針を駆動する駆動モータに前記輪列に応じた駆動信号を印加して設定されたアラーム時刻を示す位置にまで駆動させ、前記選択された指針以外の指針を駆動する駆動モータに、前記内部時計による時刻情報および前記輪列に応じた駆動信号を印加して現時刻表示を行わせる制御手段とを有する。
好適には、前記制御手段は、少なくとも前記通常モード時およびアラームモード時のいずれかにおいて、少なくとも前記第1および第2の指針のいずれかの指針が文字板の目盛り位置と一致するように駆動させる駆動信号を前記輪列に基づいて前記第1および第2の駆動モータに印加する。
さらに、好適には、標準時刻電波信号を受信する標準電波受信手段を有し、前記制御手段は、前記標準電波受信手段が受信した標準時刻電波信号に基づいて前記内部時計による時刻情報を修正し、当該時刻情報に応じた駆動信号を前記第1および第2の駆動モータに印加して前記指針による表示時刻を修正する。
さらに、好適には、前記アラームモード時には、アラームモードである旨を表示するアラームモード表示手段を有する。
さらに好適には、前記制御手段は、前記内部時計による時刻情報が前記設定されたアラーム時刻となったときに報知手段にアラーム時刻となった旨を報知させる
本発明のアラーム時計によれば、制御手段は、通常モード時には、内部時計による時刻情報に基づいて、第1の指針を駆動させる駆動信号を第1の駆動モータに出力し、第2の指針を駆動させる駆動信号を第2の駆動モータに印加して第1および第2の指針により現時刻表示を行わせ、アラームモード時には、第1および第2の指針のうちいずれかの指針をアラーム時刻表示のための指針として選択し、選択した指針を駆動する駆動モータに輪列に応じた駆動信号を印加して設定されたアラーム時刻を示す位置にまで駆動させ、選択された指針以外の指針を駆動する駆動モータに、内部時計による時刻情報および輪列に応じた駆動信号を印加して現時刻表示を行わせる。
本発明によれば、複雑な機構を設けることなく、目安精度が高精度なアラーム時計を提供することができる。
第1実施形態に係るアラーム時計を採用した電波修正時計は、例えば指針として秒針、分針、および時針を有する。第1のモータは、輪列を介して秒針を駆動する。第2のモータは、第2の輪列を介して分針および時針を駆動する。
通常モード時には、第1のモータおよび第2のモータにより、秒針、分針、および時針により現時刻表示を行う。
アラームモード時には、例えば指針のうち、分針および時針にアラーム時刻表示としての機能を割り当て、残りの指針である秒針に現時刻表示としての機能を割り当てる。
そして、上記割り当てた機能に応じた駆動信号を駆動モータに印加して、指針それぞれに、割り当てた機能を実現させる。
以下、本発明に係るアラーム時計を採用した電波修正時計を説明する。
図1は本発明に係る電波修正時計の一実施形態の電気的な機能ブロック図である。図2は、図1に示した電波修正時計の構成図、図3は図2に示した電波修正時計の断面図である。
本実施形態に係る電波修正時計1は、図1,2に示すように、標準電波受信系11、スイッチ群12、発振回路13、制御回路14、ドライブ回路15、発光素子16、バッファ回路17、ドライブ回路18、アラームモード表示部19、発音部20、時計本体100、第1のモータ(秒針用モータ)121、第2のモータ(時分針用モータ)131、光検出センサ部140、手動修正系150、トランジスタQ1〜3、および抵抗素子R1〜R4,R191,R192、キャパシタC131,C132を有する。
制御回路14は本発明に係る制御手段に相当する。
標準電波受信系11は、例えば不図示の標準電波送信所から送信された標準時刻情報(時刻コードとも言う)を含む標準電波(標準時刻電波信号とも言う)を受信し、標準時刻電波信号のデコードを行い、信号S11として制御回路14に出力する。
標準電波受信系11は、例えば図1に示すように、アンテナANT、および長波受信回路(標準電波受信回路)110を有する。
長波受信回路110は、例えばアンテナANTを介して入力された標準時刻電波信号のデコードを行い、標準時刻信号を信号S11として制御回路14に出力する。詳細には長波受信回路110は、例えば不図示のRFアンプ、検波回路、波形整形回路を有し、増幅処理、検波処理、波形整形処理等を行い、処理結果の標準時刻信号を信号S11として出力する。制御回路14は信号S11を基に内部時計1401や表示時刻の修正を行う。
また、例えば長波受信回路110は、制御回路14から出力された、標準時刻電波信号の受信オン状態または受信オフ状態を制御させる制御信号CTL11に基づいて、標準時刻電波信号の受信オン状態または受信オフ状態を制御する。
なお、日本の標準電波は独立行政法人通信総合研究所(CRL)のもとで運用されており、周波数40kHzの標準電波を送信する標準電波送信所および周波数60kHzの標準電波を送信する標準電波送信所が設けられている。
標準電波受信系11で受信される標準電波は、図4(a)に示すような形態で送られてくる。
具体的には、時刻コードは1,0,Pの3種類の信号パターンからなり、1secの1信号パターン中の100%振幅期間幅によって区別され、1,0,Pはそれぞれ500ms,800ms,200msとなっている。変調方式は、最大値100%,最小値10%の振幅変調である。
そして、受信状態が良好な場合には、標準電波受信系11からは図4(b)に示すように、標準電波信号に応じたパルス信号として信号S11が、制御回路14に出力される。
この信号S11は、例えば第1のレベルに相当するハイレベルと、第2のレベルに相当するローレベルにより構成されている。制御回路14は、ハイレベル、およびローレベル、ならびに、ハイレベルからローレベルへの立下りエッジed1、およびローレベルからハイレベルへの立上がりエッジed2に基づいて受信状態の評価処理を行う。エッジed1およびエッジed2を区別しない場合には、単にエッジedという。
次に、長波標準電波の送信データについて説明する。
図5は、標準時刻電波信号の時刻コードの一例を示している。図5(a)は毎時15,45分以外のフォーマット、図5(b)は、毎時15分,45分のフォーマットを示す。
送信情報は、分・時・1月1日からの積算日となっている。
時刻データの送信は、1bit/秒で1分間を1フレームとしており、このフレーム内に前述した分・時・1月1日からの積算日の情報がBCDコードで提供されている。また送信されるデータは、0・1の他にPコードというマーカーが含まれており、このPコードは、1フレームに数カ所あり、正分(0秒)、9秒、19秒、29秒、39秒、49秒、59秒に現れる。このPコードが続けて現れるのは1フレーム中1回で59秒、0秒の時だけで、この続けて現れる位置が正分位置となる。つまり分・時データ等の時刻データはこの正分位置を基準としてフレーム中の位置が決まっているためこの正分位置の検出を行わないと時刻データを取り出すことはできない。
スイッチ群12は、例えば図1に示すように、時刻修正スイッチSW121、モード設定スイッチSW122、第1アラーム時刻修正スイッチ(up)SW123、第2アラーム時刻修正スイッチ(down)SW124、および報知音スイッチSW125を有する。
時刻修正スイッチSW121は、例えば時刻修正を行う際に操作され、操作に応じて信号S121を制御回路14に出力する。制御回路14は、時刻修正スイッチSW121から信号S121が入力されると、後述するように、標準電波受信系11で受信した標準時刻電波信号に基づいて、内部時計による時刻情報を修正し、指針の位置検出を行った後、内部時計による時刻情報を基に時刻修正処理を行う。
モード設定スイッチSW122は、通常モードとアラームモードを設定する際に操作され、例えばモード設定スイッチSW122がオフ状態の場合には通常モードを示す信号S122を、モード設定スイッチSW122がオフ状態の場合にはアラームモードを示す信号S123を制御回路14に出力する。制御回路14は、信号S122に基づいて通常モードとアラームモードを設定する。
第1アラーム時刻修正スイッチ(up)SW123は、例えばアラーム時刻を設定する際に操作され、その操作に応じた信号S123を制御回路14に出力する。制御回路14は信号S123に基づいて、例えば設定されたアラーム時刻を所定時間だけ進めてアラーム時刻を修正する。
第2アラーム時刻修正スイッチ(down)SW124は、例えばアラーム時刻を設定する際に操作され、その操作に応じた信号S124を制御回路14に出力する。制御回路14は信号S124に基づいて、例えば設定されたアラーム時刻を所定時間だけ遅らせてアラーム時刻を修正する。
報知音スイッチSW125は、例えば報知手段である発音部20から発音された、アラーム音を停止させる際に操作され、操作に応じた信号S125を制御回路14に出力する。制御回路14は信号S125に基づいて、例えばアラーム音の発音を停止する処理を行う。
発振回路13は、例えば水晶発振器CRYおよびキャパシタC131,C132により構成され、所定周波数の基本クロックを示す信号S13を制御回路14に供給する。
アラームモード表示部19は、制御回路14の制御により、例えばアラームモード時にアラームモードである旨を示す発光を行い、通常モード時には発光を行わない。
具体的には、アラームモード表示部19は、例えば図1に示すように、pnpトランジスタQ3、発光素子190、抵抗素子R191,R192を有する。
pnpトランジスタQ3のエミッタは電源電圧Vccの供給ラインに接続され、ベースは抵抗素子R191を介してドライブ信号DR3の出力ラインに接続され、コレクタは抵抗素子R192を介して発光素子190のアノードに接続され、発光素子190のカソードは基準電位GNDに接続されている。
すなわち、発光素子190は制御回路14からローレベルのドライブ信号DR3が出力されたとき発光するように制御回路14に接続されている。
発音部20は、報知手段であり、例えば制御回路14の制御により、内部時計1401が計時する時刻情報がアラーム時刻の場合に、アラーム時刻であることを示す報知、例えば発音を行う。具体的には発音部20は不図示の発音回路やスピーカ等により構成されている。
報知はアラーム音による発音に限られるものではなく、例えば制御回路14の制御により、発光素子による発光や、からくり装置によるからくり動作や、振動装置による振動によりアラーム時刻である旨を報知してもよい。
制御回路14は、例えば内部時計1401、およびメモリ1402を有する。
内部時計1401は、例えば年情報カウンタ、月情報カウンタ、日情報カウンタ、曜情報カウンタ、時情報を計時する時カウンタ、分情報を計時する分カウンタ、および秒情報を計時する秒カウンタ等を含む。
メモリ1402は、例えば、制御回路14のワークスペースとして用いられる。例えば、メモリ1402はRAM(Random access memory)等で構成される。
制御回路14は、例えば通常モード時には、内部時計1401による時刻情報に基づいて、秒針を第1の距離単位毎に回転移動させる駆動パルス信号CTL1を秒針用モータ121に出力し、時針および分針を第2の距離単位毎に回転移動させる駆動パルス信号CTL2を時分針用モータ131に印加して、指針である時針、分針、秒針により現時刻表示を行わせる。
また、制御回路14は、アラームモード時には、秒針、分針、時針のうち、いずれかの指針をアラーム時刻表示のための指針(目安針)として選択する。
具体的には、アラームモード時には、本実施形態では2個の駆動モータで3個の指針を駆動しているので、アラーム時刻を表示駆動させるための機能と、現時刻を表示させるための機能を、2つの駆動モータおよび3個の指針のいずれかに割り当てる。
本実施形態では、例えばアラームモード時には、時分針用モータ131、時針、および分針にアラーム時刻を表示させるための機能を割り当て、秒針用モータ121および秒針に現時刻、例えば時表示を行わせるための機能を割り当てる。
制御回路14は、例えばアラーム時刻を表示させるための機能として選択した、時針および分針を駆動する時分針用モータ131に、その輪列の回転比に応じた駆動信号を印加して、設定されたアラーム時刻を示す位置にまで駆動させる。
また、制御回路14は、現時刻を表示させるための機能が割り当てられた秒針を駆動する秒針用モータ121に、当該秒針を駆動する輪列の回転比と、内部時計1401による時刻情報に基づいて駆動信号を印加して現時刻表示(時表示)を行わせる。
図6(A),(B)は、図1に示した電波修正時計の正面図である。図6(A)は、通常モード時の指針による現時刻表示を示す図、図6(B)は、アラームモード時の指針によるアラーム時刻表示と現時刻表示を示す図である。
本実施形態に係る電波修正時計は、例えば図6(A)に示すように、筐体部200の中央部に文字板201、時針m1、分針m2、および秒針m3が設けられている。
文字板201には、例えば本実施形態では図6(A)に示すように、第1目盛り211、および第2目盛り212が形成されている。本実施形態では第1目盛り211の内側に第2目盛り212が形成されている。
第1目盛り211は、例えば図6(A)に示すように、360度を60等分した角度、具体的には6度毎に目盛りが形成されている。また、図6(A)に示すように、上から右回りに、30度毎(5目盛り毎)に数字1〜12が形成されている。
第1目盛り211は、通常モード時に、時針m1、分針m2、および秒針m3により指示された位置が、現時刻を示すように目盛りが形成されている。第1目盛り211において、時針m1は5目盛りを1時間として、分針m2は1目盛りを1分として、秒針m3は1目盛りを1秒として、現時刻を表示する。例えば通常モード時の図6(A)では10時7分30秒を示す。
本実施形態ではアラームモード時には、時針m1および分針m2がアラーム時刻を示し、秒針m3が現時刻表示(時表示)を行う。
詳細には、図6(B)に示すように、秒針m3が第1目盛り211を指し示した位置が現時刻(時表示)である。例えば図6(B)では、秒針m3はアラームモード時には、第1目盛り211で現時刻が略10時30分である旨を示す。
また、時針m1および分針m2が、第1目盛り211を指し示した位置がアラーム時刻である。図6(B)ではアラーム時刻が5時30分である旨を表示する。
第2目盛り212は、例えば図6(A)に示すように、360度を72等分した角度、具体的には、5度毎に目盛りが形成されている。本実施形態では第2目盛り212を設けずに使用しなくてもよいが、例えば第2目盛り212を設けて、アラームモード時の秒針m3による現時刻表示(時表示)の目盛りとして用いてもよい。
また、制御回路14は、アラームモード時には、図6(B)に示すように発光素子190が発光してアラームモードである旨を示し、通常モード時には、図6(A)に示すように、発光素子190を発光させない。
制御回路14は、通常モード時に、例えば秒針用モータ121に、1秒間に6パルスの駆動信号CTL1を印加して、秒針m3を第1目盛り211において1秒分だけ駆動するような輪列構成の場合、つまり360パルスで秒針m3が1周するような輪列構成の場合に、アラームモード時には、2分間に1パルスの駆動信号CTL1を秒針用モータ121に印加すると、12時間で1周するように秒針m3が駆動する。
こうすることにより、制御回路14は、通常モード時でもアラームモード時でも、文字板210の第1目盛り211に一致する位置に指針を駆動させることができる。
つまり、制御回路14は、各モード時に各指針に割り当てた機能に応じて、文字板210の第1目盛り211に一致するように駆動を行わせる駆動信号を各駆動モータに印加する。
本実施形態では制御回路14は、秒の指標に対して、各指針(連動する指針は高速側)の1秒分の送り量の駆動パルスの内のパルス数は、6の整数倍であることが好ましい。
また例えば、前述したアラームモード時に秒針m3が現時刻表示(時表示)、時針m1および分針m2がアラーム時刻表示した形態とは逆にして、後述する秒針m3がアラーム表示、時針が現時刻表示を行う場合に、通常モード時には秒針、分針、および時針の送りの際には、秒の駆動パルス信号として6パルス、アラームモード時には駆動パルス信号として5パルスを印加することで、文字板210の第1目盛り211および第2目盛り212に合わせて指針を駆動することができる。
また、制御回路14は、各モータに印加する駆動パルス信号内のパルス数として、各モードで印加するパルス数の倍数となるように設定されていることが好ましい。また、上述したパルス数の駆動信号により駆動モータが駆動して各指針が第1目盛り目盛り211および第2目盛り212に合うように、各輪列の回転比や輪列構成が決定される。
また、制御回路14は、内部時計1401が計時する標準時刻情報(時刻情報ともいう)に基づいて、予め設定された時刻(設定時刻)に時刻修正動作を行う。
制御回路14は、長波受信回路110から出力された信号S11を基に、例えば信号の立ち上がりを検出し、その立ち上がり時間を毎正時(00分00秒)とする。この際、内部時計1401では標準時刻電波信号に基づいて時刻情報として年情報、月情報、日情報、時情報、分情報、秒情報が計時されており、制御回路14は時報情報を基に秒情報を修正する。
また、制御回路14は、標準時刻電波信号の受信状態が良好であると判別した場合には、アンテナANTを介して長波受信回路110が受信した標準時刻電波信号を基に、内部時計1401が計時する時刻情報を修正し、内部時計1401が計時する時刻情報を基に、秒針駆動系120および時分針駆動系130を駆動して、指針による表示時刻を修正する。
以下、より詳細に制御回路14の時刻修正に係る機能を説明する。制御回路14は、例えば初期状態、および時刻修正スイッチSW121が操作された場合には、指針車の原点検出処理を行い、内部時計1401で計時される時刻情報に応じた駆動信号CTL1およびCTL2を出力して、指針による時刻表示を行う。
制御回路14は、指針の位置検出処理は、時分針車および秒針車の位相合わせ処理、秒針の原点検索処理、時分針の原点検索処理を行い、各指針車の位置を検出した後、所定時刻に指針を設定する。
位相合わせ処理は、例えば、時分針車に設けられた透光部と、秒針車に設けられた透光部とを、発光素子142から出力された光が貫通するような位置にまで、時分針車および秒針車を駆動する。
秒針の原点検索処理は、発光素子142から出力された光が、秒針車に設けられた遮光部および透光部により、受光素子144に受光される、光のオンオフパターンに基づいて原点が検索される。
時分針の原点検索処理は、後述するように、発光素子142から出力された光が、時分針車に設けられた遮光部および透光部により、受光素子144に受光される、光のオンオフパターンに基づいて位置が検索される。
制御回路14は、所定の時間、例えば本実施形態では8秒間の標準時刻電波信号のサンプリング(例えば32Hz)を行い、そのサンプリングの結果に基づいて受信状態を判定する。詳細には、制御回路14は、例えば標準電波受信系11から入力される信号S11のサンプリング(例えば32Hz)を行い、エッジedを検出し、そのエッジedの有無や数に基いて受信状態を判定する。
制御回路14は、その設定された受信周波数で受信された標準電波時刻信号に基いて、時刻化が可能である場合には、発振回路13による基本クロックに基づいて内部時計1401の各種カウンタのカウント制御を行う。
制御回路14は、受信状態が基準範囲にない場合には、制御信号CTL1を出力せずに、ドライブ信号DR1をドライブ回路15に出力して、発光素子16を発光させてユーザに標準電波信号がほとんど受信できない旨を報知させる。
また、制御回路14は、電波受信系11で受信した標準時刻電波信号に基づいて、内部時計1401の各種時刻カウンタで計時されている計時時刻と標準時刻情報とを比較し、誤差が生じている場合には、その誤差に応じて時刻カウンタを修正し、その修正に応じてモータ131に制御信号CTL2として、修正のためのパルス信号Pを入力して早送り駆動等を行い、指針による時刻表示の修正を行う。
次に、電波修正時計のムーブメントおよび指針位置検出系の具体的な構成について、図2,3、図7〜図16に関連付けて説明する。
時計本体100は、図2,3に示すように、互いに対向して接続されて輪郭を形成する第2ケースとしての下ケース111および第1ケースとしての上ケース112と、この下ケース111および上ケース112で形成される空間内のほぼ中央部において下ケース111と連結した状態で配置される中板113とを備えており、空間内の下ケース111、中板113、上ケース112の所定の位置に対して、第1駆動系(秒針駆動系)120、第2駆動系(時分針駆動系)130、光検出センサ140、手動修正系150等が固定あるいは軸支されている。
第1駆動系120は、図2に示すように、略コ字状のステータ121a、このステータ121aの一方側の脚片に巻回された駆動コイル121b、このステータ121aの他方の磁極間において回動自在に配置されたロータ121cにより構成された秒針用モータ121と、ロータ121cのピニオン121dに大径歯車122aが噛合した第1伝達歯車(第1検出用歯車)としての第1の5番車122と、この第1の5番車122の小径歯車122bに噛合した第2検出用歯車(第1指針車)としての秒針車123とにより構成されている。
ここで、秒針用モータ121は、ステータ121aが中板113に載置して固定され、ロータ121cが中板113と上ケース112とに軸支されており、制御回路14の出力制御信号CTL1に基づいて、その回転方向、回転角度、および回転速度が制御される。
第1の5番車122は、大径歯車122aの歯数が60個、小径歯車122bの歯数が15個に形成され、中板113および上ケース112に回動自在に軸支され、その大径歯車122aが秒針用モータ121のロータ121c(ピニオン121d)と噛合して、ロータ121cの回転速度を所定速度に減速させる。この第1の5番車122には、図7,9に示すように、秒針車123と重なる領域において周方向に等間隔(中心角α1が120°)で配置された3個の円形状をなす透孔122cが形成されている。この透孔122cは、光検出センサ140の検出光を通過させるだけでなく、少なくともその1つは、第1の5番車122を組付ける際の位置決め孔(度決め孔)として用いられるものである。
秒針車123は、大径歯車123aの歯数が60個に形成され、その軸部の一端が上ケース112に軸支され、中板113を下ケース111側に貫通したその他端側には秒針軸123bが圧入されており、この秒針軸123bは、後述する分針パイプ134pの内側に挿通されて、その先端に秒針が取り付けられている。この秒針車123には、図7,10に示すように、回転により第1の5番車122と重なる領域において周方向に等間隔(中心角α2が30°)で配置された11個の円形状をなす透孔123cと、一箇所だけピッチの異なる位置決め遮光部123d(透孔123cと透孔123cとの中心角が60°)とが形成されている。そして、上記第1の5番車122の透孔122cが位置決め遮光部123dに対向した後に最初に透孔123cと対向する時に、秒針が正時を指すように構成されている。
透孔123cは、光検出センサ140の検出光を通過させるだけでなく、少なくともその1つは、秒針車123を組付ける際の位置決め孔(度決め孔)として用いられるものである。
また、これらの透孔123cの内側には、周方向に長尺で回転軸方向に突出する円弧状の付勢ばね123eが、切り欠き孔123fにより画定されている。この円弧状付勢ばね123eは、秒針車123をその回転軸方向に付勢するものである。
ここで、位置決め遮光部123dは、周方向において切り欠き孔123fから離れた位置、すなわち、2つの切り欠き孔123fが途切れて離れた領域に形成されている。したがって、切り欠き孔123fと位置決め遮光部123dとの距離を十分確保できるため、位置決め遮光部123dの領域において検出光が切り欠き孔123fに回り込むようなことはなく、確実にこの位置決め遮光部123dで検出光を遮ることができる。すなわち、検出光の回り込みによる誤検出を生じ易い切り欠き孔123fを設けた領域から離れた位置に位置決め遮光部123dが形成されていることから、この位置決め遮光部123dを秒針車122の回転角度位置の位置決めに用いることで、確実な位置決めを行うことができる。
秒針車123においては、図10に示すように、複数(11個)の透孔123cを設ける代わりに、図11に示すように、位置決め遮光部123dと径方向において対向する位置にある透孔123cのみを残して、その他の透孔123cをそれぞれ切り欠き孔123gと一体的に開けてもよい。これによれば、検出光の通過を許容する部分において、検出光の通過をより一層確実なものとし、また、秒針車123を形成する材料の無駄を低減することができる。
第2駆動系130は、図2,3、および図8に示すように、略コ字状のステータ131a、このステータ131aの一方側の脚片に巻回された駆動コイル131b、このステータ131aの他方の磁極間において回動自在に配置されたロータ131cにより構成された時分針用モータ131とロータ131cのピニオン131dに大径歯車132aが噛合した中間歯車としての第2の5番車132と、この第2の5番車132の小径歯車132bに大径歯車133aが噛合した第2伝達歯車(第3検出用歯車)としての3番車133と、この3番車133の小径歯車133bに大径歯車134aが噛合した第4検出用歯車(第2指針車)としての分針車134と、この分針車134の小径歯車134bに大径歯車135aが噛合した中間歯車としての日の裏車135と、この日の裏車135の小径歯車135bに噛合した第5検出用歯車(第2指針車)としての時針車136とにより構成されている。
ここで、時分針用モータ131は、ステータ131aが中板113に載置して固定され、ロータ131cが中板113と上ケース112とに軸支されており、制御回路14の出力制御信号に基づいて、その回転方向、回転角度、および回転速度が制御される。
第2の5番車132は、大径歯車132aの歯数が60個、小径歯車132bの歯数が15個に形成され、中板113および上ケース112に軸支され、その大径歯車132aが時分針用モータ131のロータ131c(ピニオン131d)と噛合して、ロータ131cの回転速度を所定速度に減速させる。なお、この第2の5番車132としては、前述の第1の5番車122を流用、すなわち、透孔122cが設けられたものを用いてもよい。これにより、部品の共用化が行え製品のコストを低減することができる。
3番車133は、大径歯車133aの歯数が60個、小径歯車133bの歯数が10個に形成され、軸部の一端が上ケース112に軸支され、他端側が中板113を貫通した状態で回動自在に配設されており、第2の5番車132の回転を減速して分針車134に伝達する。また、3番車133には、図12に示すように、回転により秒針車123および第1の5番車122と重なる領域において周方向に等間隔(中心角α3が36°)で配置された10個の円形状をなす透孔133cが形成されている。この透孔133cは、光検出センサ140の検出光を通過させるだけでなく、少なくともその1つは、3番車133を組付ける際の位置決め孔(度決め孔)として用いられるものである。
分針車134は、大径歯車134aの歯数が60個、小径歯車134bの歯数が14個に形成され、その中央部には小径歯車134bが一体的に形成された分針パイプ134pが、側面視にて略T字形状をなすように形成されている。そして、分針パイプ134pの一端部が中板113に回動自在に軸支され、他端側の軸部は後述する時針車136の時針パイプ136pの内部に回動自在に挿通されている。また、分針パイプ134pは、下ケース111を貫通して時計の文字盤側に突出しており、その先端には分針が取り付けられている。
また、分針車134には、図13に示すように、回転により秒針車123,第1の5番車122,3番車133と重なる領域において周方向に長尺な3個の円弧状透孔134c,134d,134eが形成されている。これら円弧状透孔134cと円弧状透孔134dとは、中心角α5で30°隔てて形成され、円弧状透孔134dと円弧状透孔134eとは、中心角α6で30°隔てて形成され、また、円弧状透孔134eと円弧状透孔134cとは、中心角α7で60°隔てて形成されている。すなわち、円弧状透孔134eと円弧状透孔134cとの間に、最も幅の広い遮光部Aが形成され、円弧状透孔134cと円弧状透孔134dとの間および円弧状透孔134dと円弧状透孔134eとの間に、上記遮光部Aよりも幅狭の遮光部Bが形成されている。
また、円弧状透孔134cは、一端側の円形部134c1と、他端側から伸びる幅広円弧部134c2と、両者を連結する幅狭円弧部134c3とにより形成されている。この幅狭円弧部134c3により画定される円形部134c1は、検出光を通過させるだけでなく、分針車134を組み付ける際の位置決め孔(度決め孔)として用いられるものである。
時針車136は、大型歯車136aの歯数が40個に形成され、その中央部に円筒状の時針パイプ136pが一体的に取り付けられており、この時針パイプ136pの内部に前述の分針パイプ134pが挿通されている。そして、時針パイプ136pは、下ケース111に形成された軸受け孔111aに挿通されて回動自在に軸支されており、また、その先端側は下ケース111を貫通して時計の文字盤側に突出しており、その先端には時針が取り付けられている。
また、時針車136には、図14に示すように、回転により秒針車123,第1の5番車122,3番車133,分針車134と重なる領域において周方向に長尺な3個の円弧状透孔136c,136d,136eが形成されている。これら円弧状透孔136cと円弧状透孔136dとは、中心角α8で45°隔てて形成され、円弧状透孔136dと円弧状透孔136eとは、中心角α9で60°隔てて形成され、また、円弧状透孔136eと円弧状透孔136cとは、中心角α10で30°隔てて形成されており、更に、円弧状透孔136c,136d,136eの長さは、中心角β1+β2,β3,β4がそれぞれ75°,60°,90°となるように設定されている。すなわち、円弧状透孔136eと円弧状透孔136cとの間に、最も幅の狭い遮光部Cが形成され、円弧状透孔136cと円弧状透孔136dとの間に、遮光部Cよりも幅の広い遮光部Dが形成され、円弧状透孔136dと円弧状透孔136eとの間に、遮光部Dよりも幅の広い遮光部Eが形成されている。
また、円弧状透孔136cは、一端側から中心角β1で7.5°のところに位置する円形部136c1と、他端側から伸びる幅広円弧部136c2と、両者を連結すると共に円形部136c1の両側に位置する幅狭円弧部136c3とにより形成されている。この幅狭円弧部136c3により画定される円形部136c1は、検出光を通過させるだけでなく、時針車136を組み付ける際の位置決め孔(度決め孔)として用いられるものである。
日の裏車135は、大径歯車135aの歯数が42個、小径歯車135bの歯数が10個に形成され、下ケース111に形成された突部111bに対して回動自在に軸支されており、大径歯車135aが分針パイプ134pに形成された小径歯車134bに噛合し、また、小径歯車135bが時針車136(136a)に噛合して、分針車134の回転を減速して時針車136に伝達する。
光検出センサ140は、図3に示すように、上ケース112の壁面に固定された回路基板141に取付けられた発光ダイオードからなる発光素子142と、この発光素子142に対向するように、下ケース111の壁面に固定された回路基板143に取付けられたフォトトランジスタからなる受光素子144とにより形成されている。
そして、発光素子142のアノードは一端がpnpトランジスタQ2のコレクタに接続されたドライブ回路18における抵抗素子R4の他端に接続され、カソードは、接地されると共に、受光素子144のエミッタに接続されている。
受光素子144のコレクタは、制御回路14に接続されている。この制御回路14との接続ラインは、検出信号DT1の制御回路14への出力ラインとなっている。
ドライブ回路18のトランジスタQ2のエミッタは電源電圧Vccの供給ラインに接続され、ベースは抵抗素子R3を介してドライブ信号DR2の出力ラインに接続されている。
すなわち、発光素子142は、制御回路14からローレベルのドライブ信号DR2が出力されたとき発光するようにドライブ回路18に接続されている。
また、図3に示すように、平面視にて第1の5番車122、秒針車123、3番車133、分針車134、時針車136の全てが同時に重なる位置に配置されている。そして、第1の5番車122の透孔122c、3番車133の透孔133c、秒針車123の透孔123c、分針車134の透孔134c(134d、134e)、時針車136の透孔136c(136d、136e)が重なり合った時に、発光素子142から発せられた検出光が受光素子144により受光されて、秒針、分針、時針が正時等の位置を指していることを出力するようになっている。
更に、発光素子142は、上ケース112の外側に開口するように形成された第1配置部としての取付け凹部112c内に配置されており、この取付け凹部112cの底面には、所定径の円形貫通孔112dが開けられている。この円形貫通孔112dは、発光素子142から発せられる検出光が末広がり状に広がる性質があるため、その広がった部分の光を遮断して収束された光のみを通過させて誤検出を防止できるようにするものである。
同様に、受光素子144は、下ケース111の外側に開口するように形成された第2配置部としての取付け凹部111c内に配置されており、この取付け凹部111cの底面には、所定径の円形貫通孔111dが開けられている。この円形貫通孔111dは、発光素子142から発せられ、上記透孔を通過してきた光のみをできるだけ通過させて誤検出を防止できるようにするものである。
第1の5番車122、3番車133、秒針車123、分針車134、時針車136を取付ける場合は、所定の位置決めピンが、下ケース111の円形貫通孔111d、位置決めとして用いられるそれぞれの透孔、および上ケース112の円形貫通孔112dを貫くように、順次に組付ける。そして、上ケース112および下ケース111を接合して一体化した後、位置決めピンを引き抜いて、貫通孔112dが位置する取付け凹部112cに発光素子142を取付け、また、貫通孔111dが位置する取付け凹部112cに受光素子144を取付ける。
これにより、貫通孔112dおよび111dは完全に塞がれ、上ケース112および下ケース111により画定される内部空間に外部の光が侵入するのを防止できる。したがって、外部の光が侵入することによる誤検出を防止できると共に、組付け時の位置決め孔と光検出用の透孔とを兼用していることから、これらの孔を別々に設ける場合に比べて装置の集約化、小型化を行うことができる。
手動修正系150は、図2および図3に示すように、上述の分針車134の小径歯車134bおよび時針車136の大径歯車136aに噛合する日の裏車135と、この日の裏車135の大径歯車135aに噛合する歯車151aを有する手動修正軸151とにより構成されている。この手動修正軸151は、上ケース112の外側に位置付けられて利用者が直接指を触れることのできる頭部151bと、この頭部151bから伸びて上ケース112に形成された開口112eを貫挿し下ケース111に形成された突部111eに対して軸支された柱状部151cとからなり、この柱状部151cの下方領域に歯車151aが形成されている。
手動修正軸151は、分針車134と同位相で回転するように構成されており、上述の第2駆動系130により分針車134が駆動されているときには日の裏車135を介して分針車134と同位相で回転すると共に、第2駆動系130の非作動時には、頭部151bを指で回転させることにより、指針位置を手動修正できるようになっている。
上記のように、秒針車123の秒針軸123bが分針車134の分針パイプ134pに挿通され、分針車134の分針パイプ134pが時針車136の時針パイプ136pに挿通されていることから、秒針車123と、分針車134と、時針車136とは、それぞれの回転中心軸が共通しており、また、時刻表示の際に、秒針が60秒間に1回転、分針が60分間に1回転、時針が12時間に1回転するように駆動される。
分針車134の分針パイプ134pの先端部および時針車136の時針パイプ136pの先端部には、図15に示すように、径方向に所定幅をなして伸びる位置決めのための第1指標としての溝134gおよび第2指標としての溝136gが形成されている。そして、これらの溝134gおよび溝136gが、一直線に並んだとき所定の時刻例えば12時00分を指すように設定されている。
このような位置決め指標を設けたことにより、分針車134および時針車136を下ケース111および上ケース112により囲繞して覆ってしまった後においても、溝134gおよび136gが一直線に並んでいれば予め設定された概略の時刻を指していることが分かるため、その状態を基に分針および時針を容易に取り付けることができ、その他の位置合わせおよび位置確認工程が不要になり、製造ラインおよび検査ラインでの製造時間および検査時間を短縮することができる。なお、位置決め指標としては、上記の溝に限るものではなく、ポッチ等のマークでもよい。
図16は、図1に示した電波修正時計の指針位置検出処理の動作を示すフローチャートである。
制御回路14は、指針駆動系を駆動して基準位置検出手段の検出処理に基づいて指針車の基準位置を検出した後、標準電波受信系11のアンテナANTおよび長波受信回路110で受信した標準時刻電波信号に基づいて内部時計1401の計時時刻を修正し、内部時計1401の計時時刻に基づいて指針車の指針位置を設定する。
図16を参照しながら指針位置検出処理を説明する。
制御回路14から時分用パルス信号出力パターンがセットされ(ST101)、ドライブ信号DR2がドライブ回路18にローレベルで出力される。これにより、トランジスタQ2がオンし、発光素子142、すなわち発光ダイオードから検出光が発せられる。
続いて、制御回路14から制御信号CTL1が出力されて秒針用モータ121がパルス駆動され(ST102)、受光素子144すなわちフォトトランジスタがオンし、検出信号DT1がハイレベル(電源電圧Vccレベル)からローレベルに切り換わったか否かの判別が行われる(ST103)。
ここで、フォトトランジスタからの検出信号DT1がハイレベルのままに保持されている場合には、ステップ駆動を行うためにパルス数を加算する度に、フォトトランジスタからの検出信号DT1がハイレベル(電源電圧Vccレベル)からローレベルに切り換わったか否かの判別が行われる(ST104〜ST106)。
そして、パルス数が9に達してもフォトトランジスタからの検出信号DT1出力がハイレベル(電源電圧Vccレベル)からローレベルに切り換わらない場合には、時分針用モータ131が1ステップ(パルス)駆動され(ST107)、その後再び秒針用モータ121がステップ駆動され(ST102)て、秒針車123が回転駆動される。
一方、ステップST103において、フォトトランジスタによる検出信号DT1がハイレベルからローレベルに切り換わったと判別されると、秒針車123が早送りされ(ST108)、制御回路14に予め記憶された出力パターンとの比較が行われる(ST109)。
比較の結果、得られた出力パターンと記憶された出力パターンとが適合しない場合は、ステップST108に戻り、再び秒針車123が早送りされる。
一方、得られた出力パターンと記憶された出力パターンとが適合した場合には、その時点(5ステップ目でもフォトトランジスタにより検出信号DT1のレベルがローレベルに切り換わらない場合において次にフォトトランジスタの出力がローレベルに切り換わった時点)で、制御信号CTL1の出力が停止されて、秒針車123の回路駆動が停止される。そして、秒針車123が帰零位置で停止する(ST110)。このとき、秒針は所定時刻例えば正時(0秒)の位置に修正され、秒針の原点検索処理が終了する。
続いて、制御回路14から制御信号CTL2が出力されて時分針用モータ131のみが所定の出力周波数でパルス駆動されて分針車134が早送りされる(ST111)。
そして、フォトトランジスタからの出力パターンと制御回路14に予め記憶された出力パターンとの比較が行われる(ST112)。
比較の結果、得られた出力パターンと記憶された出力パターンとが適合しない場合は、ステップST111の処理に戻り、再び分針車134が早送りされる。
一方、ステップST112の比較の結果、得られた出力パターンと記憶された出力パターンとが適合した場合は、その時点で、制御信号CTL2の出力が停止され、時分針用モータ131が停止されて、分針車134および時針車136の駆動が停止される(ST113)。
ここで、出力パターンと予め記憶された出力パターンとの比較による時分針車の位置検出処理は、3種類のパターンのいずれかに合わせることにより行われる。
図17は、図1に示した電波修正時計の検出光の出力パターンを説明するための図である。
すなわち、分針車134によるフォトトランジスタの出力パターンは、図17(a)に示すように、遮光部が作用するオフの幅として、2つの幅狭のB部と1つの幅広のA部とが交互に現れるようなパターンとなり、また、時針車136によるフォトトランジスタの出力パターンは、図17(b)に示すように、遮光部が作用するオフの幅が3種類のD部、E部、C部が所定間隔をおいて交互に現れるようなパターンとなり、両者を合成した出力パターンは、図17(c)に示すように、D部,B部およびA部が組み合わされたパターンと、E部,B部およびA部が組み合わされたパターンと、C部,B部およびA部が組み合わされたパターンの3種類が所定の間隔をおいて現れるパターンとなる。
なお、図17に示すパターンのうちオンとなるパターンの部分は、実際には3番車133の遮光部によりオフとなる部分があるので、歯抜け状のパターンとなっている。
また、例えば分針車134および時針車136の基準位置として、図17に示すように、0時00分、4時00分、および8時00分の位置に設定されている。
D部,B部およびA部の組み合わせからなるパターンが確認されたときを例えば4時00分、E部,B部およびA部の組み合わせからなるパターンが確認されたときをたとえば8時00分、C部,B部およびA部の組み合わせからなるパターンが確認されたときを、たとえば12時00分として予め設定しておけば、これらのパターンのいずれかを検出したときに、時分針用モータ131を停止させることで、分針車134および時針車136すなわち分針および時針を所定の時刻に時刻修正することができる。
そして、時分針用モータ131を停止させた後、制御回路14によるドライブ信号DR2がハイレベルに切り換えられる。
これにより、ドライブ回路18のトランジスタQ2がオフし、発光ダイオードの発光が停止され(ST114)、時刻修正動作を終了する。
また、剣付けモードの際に、時分針車の原点検索処理が短くなるような出荷位置TS、本実施形態では10時30分に設定する場合を図17を参照しながら説明する。
例えばユーザが外部電源201を投入すると、制御回路14は、位相合わせ処理、秒針原点検索処理、分針原点検索処理、および時刻合わせ処理を行う。出荷位置TSとして10時30分に設定した場合、図17に示したように、出荷位置TSから秒針車および時分針車を駆動させて検出光を貫通させた後、時分針を止めて秒針原点検索を行う。その後時分針車を回転させて、光センサ部140でC部を検出することで、略12時の位置であることを検出し、B部およびA部を検出した時点で停止させることにより、時分針が所定の基準位置12時00分に設定される。
例えば、この10時30分の位置は、時分針車を基準位置に設定する際に原点検索処理を行う際に、参照される必要最小限必要なオンオフパターンを検出する位置である。この位置に出荷時の指針を設定することにより、原点検索処理の時間が最も短い。
図18は、図1に示した電波修正時計の動作を説明するためのフローチャートである。
ステップST201において、制御回路14は、例えば、初期変数や初期動作等の初期設定を行う。
ステップST202において、制御回路14は、モード設定スイッチSW122から出力される信号S122を基に、アラームモードであるか否かを判別する。例えば、制御回路14は、モード設定スイッチSW122がオフ状態を示す信号S122が入力された場合には、アラームモードであると判別し、後述するステップST203のアラームモード処理を行う。
一方、ステップST202において、制御回路14は、モード設定スイッチSW122がオン状態を示す信号122が入力された場合には、通常モードであると判別し、ステップST204の処理に進む。
ステップST204において、制御回路14は、通常モード時には、内部時計1401による時刻情報に基づいて、通常の運針ステップを行わせる駆動信号CTL1,CTL2を秒針用モータ121,時分針用モータ131に出力して、時針m1、分針m2、および秒針m3に現時刻表示を行わせる。
ステップST205において、制御回路14は、例えば時刻修正を行う、予め設定された所定時間、例えば2時50分であるか否かを判別し、所定時間でない場合には、ステップST202の処理に戻る。
一方、ステップST205において、制御回路14は、所定時間であると判別した場合には、長波受信回路110に標準時刻電波信号を受信させ(ST206)、長波受信回路110から出力された信号S11に基づいて、内部時計1401が計時する時刻情報を修正する(ST207)。
ステップST208において、制御回路14は、内部時計1401による時刻情報に基づいて、指針による現時刻表示を修正する。例えば、指針の位置検出を行った後、内部時計1401による時刻情報に基づいて、現時刻を示す位置にまで指針を移動させるように駆動パルスを印加し、ステップST202の処理に戻る。
図19は、図18に示したアラームモード時の処理を説明するためのフローチャートである。図18に示したステップST203の処理を以下、詳細に説明する。
ステップST301において、アラームモード時には、制御回路14は、アラーム時刻を表示を行う目安針を、時針m1、分針m2、または秒針m3のいずれかの指針から選択する。例えば本実施形態では制御回路14は、時針m1と分針m2を目安針として選択する。
また、制御回路14は、目安針として選択されない残りの指針、秒針m3をアラームモード時の現時刻を表示させる指針として設定する。
また、制御回路14は、ローレベルのドライブ信号DR3をアラームモード表示部19に出力して、発光素子190を発光させてアラームモードであることを表示する。
ステップST302において、制御回路14は、上述した指針の位置検出を行う。
ステップST303において、制御回路14は、設定されたアラーム時刻と、選択した目安針、時針m1および分針m2の輪列構成に応じた駆動パルス信号CTL2を時分針用モータ131に出力して、例えば図6(B)に示すように、時針m1および分針m2にアラーム時刻表示を行わせる。
ステップST304において、制御回路14は、アラーム時刻修正を行うか否かを判別する。具体的には、制御回路14は、第1および第2アラーム時刻修正スイッチSW123,SW124が操作されたか否かを判別する。アラーム時刻修正を行わない場合にはステップST306の処理に進む。
アラーム時刻修正を行うと判別した場合、つまり、スイッチSW123,SW124が操作されたと判別した場合には、制御回路14は、スイッチSW123,SW124からの信号S123,S124に応じてアラーム時刻の修正、設定を行う。詳細には、制御回路14は、スイッチSW123から信号S123が入力された場合には、設定されたアラーム時刻を所定時間、例えば10分だけ進めてアラーム時刻を設定し、スイッチSW124から信号S124が入力された場合には、例えば設定されたアラーム時刻を所定時間、例えば10分だけ遅らせてアラーム時刻を設定する。
制御回路14は、駆動パルス信号CTL2を時分針用モータ131に印加して、本実施形態の目安針である時針m1および分針m2を、修正されたアラーム時刻を表示するように駆動し、ステップST306の処理に進む。
ステップST306において、制御回路14は、選択した目安針以外の指針に、現時刻表示の機能を割り当てる。
本実施形態では制御回路14は、秒針m3に現時刻表示の機能を割り当てる。
ステップST307において、制御回路14は、内部時計1401による時刻情報と、現時刻表示機能に応じた駆動パルス信号CTL1を秒針用モータ121に出力し、例えば図6(B)に示すように、秒針m3に現時刻表示を行わせる。
本実施形態では、図6(B)に示すように、第1目盛り211と秒針m3により現時刻表示を行う。
ステップST308において、制御回路14は、内部時計1401による時刻情報に基づいて、設定されたアラーム時刻か否かを判別し、アラーム時刻でない場合には、ステップST307の処理に戻る。
一方、ステップST308の判別において、アラーム時刻であると判別した場合には、制御回路14は、発音部20に、アラーム時刻である旨を示すアラーム音を発音させることで報知を行う(ST309)。この報知は報知音スイッチSW125が操作されるか、アラームモードが解除されるまで行われる。
ステップST310において、制御回路14は、アラームモードが解除されたか否かを判別する。
具体的には、制御回路14は、モード設定スイッチSW122が操作されて、通常モードに設定されたことを示す信号S122が入力された場合には、ハイレベルのドライブ信号DR3をアラームモード表示部19に出力して、図6(A)に示すように、発光素子190を発光させない。
また、制御回路14は、各指針を通常の機能に設定し(ST311)、上述したように指針の位置検出を行い(ST312)、各指針を内部時計による時刻情報に基づいて、駆動パルス信号CTL1,CTL2を秒針用モータ121,時分針用モータ131に出力して、図6(A)に示すように、時針m1、分針m2、または秒針m3それぞれに現時刻表示を行わせる(ST313)。そして図18に示すステップST202の処理に戻る。
以上説明したように、本実施形態では、内部時計1401と、輪列122〜123を介して秒針m3を駆動する秒針用モータ121と、輪列132〜136を介して時針m1および分針m2を駆動する時分針用モータ131と、通常モード時には、内部時計1401による時刻情報に基づいて、秒針m1を輪列122〜123を介して駆動させる駆動信号CTL1を秒針用モータ121に出力し、時針m1および分針m2を輪列132〜136を介して駆動させる駆動信号CTL2を時分針用モータ131に印加して時針m1、分針m2、および秒針m3により現時刻表示を行わせ、アラームモード時には、時針m1および分針m2をアラーム時刻表示のための指針として選択し、選択した指針を駆動する時分針用モータ131に輪列132〜136に応じた駆動信号CTL2を印加して、設定されたアラーム時刻を示す位置にまで駆動させ、残りの指針である秒針m3を現時刻表示を行うために指針として、秒針用モータ121に、内部時計1401による時刻情報と輪列122〜123に基づいて駆動信号CTL1を印加して現時刻表示、例えば時表示を行わせる制御回路14とを設けたので、複雑な機構を設けることなく、目安精度が高精度なアラーム時計を提供することができる。
また、制御回路14は、各モードに応じて指針を選択することにより、詳細には通常モードおよびアラームモードそれぞれで、指針を、文字板201の第1目盛り211および第2目盛り212に合わせるように駆動信号を各モータに印加することで、通常モードおよびアラームモードでも、現時刻やアラーム時刻を最適に表示することができる。
また、この形態に限られるものではない。例えば制御回路14は、各指針を連続運針させる駆動パルス信号を各モータに印加させて、各指針に時刻表示を行わせてもよい。
制御回路14は、アラームモード時には、アラームモード表示部19を発光させ、通常モード時には発光を行わないので、ユーザは、アラームモード時には、アラームモード表示部19が発光してるのを確認してアラームモードであることを確認し、秒針m3がアラーム時刻であり、時針m1および分針m2が示す時刻から現時刻を簡単に把握することができる。
図20は、本発明の第2実施形態に係る電波修正時計の正面図である。
第2実施形態に係る電波修正時計1は、第1実施形態との相違点は、アラームモード時に、秒針m3をアラーム時刻表示のための指針、目安針として選択し、その他の指針である時針m1および分針m2に現時刻表示を行わせる点である。
また、第1目盛り211の外側に第2目盛り212が形成されている。
本実施形態では上述したようにアラームモード時には1針(秒針m3)によりアラーム時刻表示(アラーム時刻の時表示)を行う際には、秒針が第2目盛り212を示す位置がアラーム時刻に相当する。
他の構成は同様であるので相違点のみ説明し、同一の構成および動作に関しては説明を省略する。
具体的には、本実施形態に係る制御回路14は、アラームモード時には、秒針m3を、アラーム時刻表示のための指針として選択し、設定されたアラーム時刻、例えば図20に示すように5時30分に設定し、その他の指針である時針m1および分針m2に、現時刻表示を行わせる。
具体的には、制御回路14は、設定されたアラーム時刻および秒針m3を駆動する第1の輪列に応じた駆動信号CTL1を、秒針用モータ121に出力する。
本実施形態では、通常モード時およびアラームモード時において、時分針用モータ131、時針m1および分針m2は、現時刻表示を行ったままであるので、第1実施形態のように煩雑な処理を行う必要がない。
図21は、本発明の第3実施形態に係る電波修正時計の正面図である。図22は、本発明の第3実施形態に係る電波修正時計の指針駆動系の要部の断面図である。
第3実施形態に係る電波修正時計は、第1実施形態との大きな相違点は、第1のモータ121が分針m2および秒針m3を駆動し、第2のモータ131が時針m1を駆動する点である。
また、制御回路14は、アラームモード時には、時針m1をアラーム時刻表示のための指針として選択し、選択した時針m1を駆動する駆動モータ131に輪列に応じた駆動信号CTL2を印加して設定されたアラーム時刻を示す位置にまで駆動させる。
また、制御回路14は、アラームモード時には、その他の指針、秒針m3および分針m2を駆動する駆動モータ121に、内部時計1401による時刻情報および輪列に基づいて駆動信号CTL1を印加して現時刻表示を行わせる。
次に、電波修正時計のムーブメントおよび指針位置検出系の具体的な構成について、図22に関連付けて第1実施形態との相違点のみ説明する。
時計本体100は、図22に示すように、互いに対向して接続されて輪郭を形成する下ケース111、上ケース112、ならびに、下ケース111および上ケース112で形成される空間内において下ケース111と連結した状態で配置される中板113を有する。
時計本体100は、互いに対向して接続されて輪郭を形成する第2ケースとしての下ケース111および第1ケースとしての上ケース112と、この下ケース111および上ケース112で形成される空間内のほぼ中央部において下ケース111と連結した状態で配置される中板113とを備えており、空間内の下ケース111、中板113、上ケース112の所定の位置に対して、第1駆動系(秒分針駆動系)320、第2駆動系(時針駆動系)330、光検出センサ140等が固定あるいは軸支されている。
第1駆動系320は、図22に示すように、略コ字状のステータ321a、このステータ321aの一方側の脚片に巻回された駆動コイル、このステータ121aの他方の磁極間において回動自在に配置されたロータ321cにより構成された秒分針用モータ121と、ロータ321cのピニオン321dに大径歯車322aが噛合した第1の5番車322と、この第1の5番車322の小径歯車322bに大径歯車123aが噛合した秒針車123と、この秒針車123の小径歯車123bに大径歯車324aが噛合した3番車324と、この3番車324の小径歯車324bに大径歯車134aが噛合した分針車134により構成されている。
ここで、秒分針用モータ121は、ステータ321aが中板113に載置して固定され、ロータ321cが中板113と上ケース112とに軸支されており、制御回路14の出力制御信号CTL1に基づいて、その回転方向、回転角度、および回転速度が制御される。
第2駆動系330は、図22に示すように、略コ字状のステータ331a、このステータ331aの一方側の脚片に巻回された駆動コイル、このステータ331aの他方の磁極間において回動自在に配置されたロータ331cにより構成された時針用モータ131とロータ331cのピニオン331dに大径歯車332aが噛合した第2の5番車332と、この第2の5番車332の小径歯車332bに大径歯車333aが噛合した中間車(日の裏車)333と、この中間車(日の裏車)333の小径歯車333bに大径歯車136aが噛合した時針車136とにより構成されている。
ここで、時針用モータ131は、ステータ331aが中板113に載置して固定され、ロータ331cが中板113と上ケース112とに軸支されており、制御回路14の出力制御信号に基づいて、その回転方向、回転角度、および回転速度が制御される。
上記構成の電波修正時計の動作を第1,第2実施形態との相違点のみ簡単に説明する。
制御回路14は、通常モード時には、内部時計1401による時刻情報に基づいて、秒分針用モータ121および時針用モータ131に、上述した輪列を介して秒針m3、分針m2、時針m1に現時刻表示を行わせる駆動信号CTL1,CTL2を印加する。
制御回路14は、アラームモード時には、時針m1をアラーム時刻表示のための指針として選択し、図21に示すように、選択した時針m1を駆動する駆動モータ131に輪列に応じた駆動信号CTL2を印加して設定されたアラーム時刻を示す位置にまで駆動させ、その他の指針、秒針m3および分針m2を駆動する駆動モータ121に、内部時計1401による時刻情報および輪列に基づいて駆動信号CTL1を印加して図21に示すように、秒針m3を現時刻の分表示、分針m2に現時刻の時表示を行わせる。つまり図21に示す電波修正時計では、アラーム時刻が5時30分、現在時刻が10時30分である。
以上説明したように、本実施形態では、制御回路14は、アラームモード時には、時針m1がアラーム時刻表示のための指針であり、秒針m3を現時刻の分表示、分針m2に現時刻の時表示を行わせるので、モードや輪列構成に応じてそれぞれの指針を駆動する駆動信号を出力することで、複雑な機構を設けることなく、目安精度が高精度なアラーム時計を提供することができる。
また、上述した実施形態に限られるものではない。例えばアラームモード時には、秒針m3、および分針m2をアラーム時刻表示用の指針として選択してもよい。その際には、時針m1を現時刻表示のための指針とする。こうすることで時針m1は通常モード時およびアラームモード時で現時刻表示を行うので、煩雑な処理を行う必要がなくなる。
図23は、本発明の第4実施形態に係る電波修正時計の正面図である。図24は、本発明の第4実施形態に係る電波修正時計の指針駆動系の要部の構成図である。図25は、図24に示した指針駆動系の断面図である。
本実施形態に係る電波修正時計は、図23〜図25に示すように、指針として時針m1および分針m2を有し、指針それぞれは第1のモータおよび第2のモータにより輪列を介して駆動される。
通常モード時には時針m1および分針m2により現時刻表示を行う。一方、アラームモード時には、例えば制御回路14は、指針のうち時針m1をアラーム時刻表示用の指針として選択し、残りの指針である分針m2を現時刻表示として選択する。
詳細には、制御回路14は、アラームモード時には、例えば図23に示すように、時針m1をアラーム時刻を示す指針として選択し、選択した時針m1が設定されたアラーム時刻、例えば5時30分となるように、時針m1を駆動するモータに駆動パルス信号を印加する。
また、制御回路14は、アラームモード時には、分針m2には現時刻表示、例えば時表示を行なわせる。例えば現時刻が10時30分の場合には、図23に示すように分針m2が第1目盛りにおいて時表示を行うように駆動パルス信号を、分針m2を駆動する駆動モータに印加する。
以下、図24,25を参照しながらムーブメントの構成を、第1〜第3実施形態との相違点を中心に説明する。
本実施形態では、分針駆動系420は、図24,25に示すように、略コ字状のステータ121a、このステータ121aの一方側の脚片に巻回された駆動コイル121b、このステータ121aの他方の磁極間において回動自在に配置されたロータ121cにより構成された分針用モータ121と、ロータ121cのピニオン121c’に大径歯車422aが噛合した第1の中間車としての第1の4番車422と、この第1の4番車422の小径歯車422bに噛合した第1の3番車323と、第1の3番車323の小径歯車323bに噛合した分針車124とにより構成されている。ここで、分針用モータ121は、ステータ121aが中板113と上ケース112とに軸支されており、制御回路の出力制御信号CTL1に基づいて、その回転方向、回転角度および回転速度が制御される。
第1の4番車422は、下ケース111および上ケース112に回動自在に軸支され、その大径歯車422aが分針用モータ121のロータ121c(ピニオン121c’)と噛合してロータ121cの回転速度を所定速度に減速させる。この第1の4番車422には透孔が形成されている。この透孔は光検出センサ140の検出光を通過させる。
第1の3番車423は、下ケース111および上ケース112に回動自在に軸支され、その大径歯車423aが第1の4番車422の小径歯車422bに噛合して、第1の4番車422の回転速度を所定速度に減速させる。
分針車124は、中央部に分針パイプ124pが、側面視にて略T字形状をなすように形成されている。そして、分針パイプ124pの一端部が中板113に回動自在に軸支され、他端側の軸部は時針車134の時針パイプ134pの内部に回動自在に挿通されている。また、分針パイプ124pは、下ケース111を貫通して時計の文字板側に突出しており、その先端には分針m2が取り付けられている。
また、分針車124には、回転により時針車134、第2の3番車433と重なる領域において周方向に長尺な3この円弧状透孔が形成されている。
時針駆動系530は、図24,25に示すように、略コ字状のステータ131a、このステータ131aの一方側の脚片に巻回された駆動コイル131b、このステータ131aの他方の磁極間において回動自在に配置されたロータ131cにより構成された時針用モータ131と、ロータ131cのピニオン131c’に大径歯車532aが噛合した中間車としての第2の4番車532と、この第2の4番車532の小径歯車532bに噛合した第2の3番車533と、第2の3番車533の小径歯車533bに大径歯車134が噛合した時針車134とにより構成されている。ここで時針用モータ131は、ステータ131aが中板113に載置して固定され、ロータ131cが中板113と上ケース112とに軸支されており、制御回路14の出力信号CTL2に基づいて、その回転方向、回転角度および回転速度が制御される。
第2の4番車432は、下ケース111および上ケース112に回動自在に軸支され、その大径歯車532aが時針用モータ131のロータ131(ピニオン131c’)と噛合して、ロータ131cの回転速度を所定速度に減速させる。この第2の4番車432には、透孔が形成されている。この透孔は光検出センサ140の検出光を通過させる。
第2の3番車533は、下ケース111および上ケース112に回動自在に軸支され、その大径歯車533aが第2の4番車532の小径歯車532に噛合して、第2の4番車532の回転速度を所定速度に減速させる。この第2の3番車533には、円形状をなす透孔が形成されている。
時針車134は、その中央部に円筒上の時針パイプ134pがいったい的に取り付けられており、この時針パイプ134pの内部に前述の分針パイプ124pが挿通されている。そして、時針パイプ134pは、下ケース111に形成された軸受け孔に挿通されて回動自在に軸支されており、また、その先端側は下ケース111を貫通して時計の文字板側に突出しており、その先端には時針m1が取り付けられている。
また、時針車134には、透孔が形成されている。この透孔は検出光を通過させる。
その他の構成は、第1〜4実施形態と略同様であるので説明を省略する。
上記構成の電波修正時計の動作は、通常モード時には制御回路14は、分針用モータ121,時針用モータ131を駆動して、時針m1および分針m2により現時刻表示を行う。
一方、アラームモード時には、制御回路14は、指針のうち時針m1をアラーム時刻表示用の指針として選択し、残りの指針である分針m2を現時刻表示として選択し、具体的には、例えば図23に示すように、時針m1をアラーム時刻を示す指針として選択し、選択した時針m1が設定されたアラーム時刻、例えば5時30分となるように、時針m1を駆動するモータに駆動パルス信号を印加する。
また、制御回路14は、分針m2には現時刻表示、例えば現時刻が10時30分の場合には、図23に示すように分針m2が第1目盛りにおいて時表示を行うように駆動パルス信号を、分針m2を駆動する駆動モータに印加する。
以上説明したように、本実施形態では、アラームモード時には、分針m2および時針m1のうち、いずれかの指針、例えば時針m1をアラーム時刻表示用の指針として選択し、その他の指針、分針m2を現時刻表示用の指針として選択し、それぞれの指針に割当てたの機能に応じた駆動パルス信号を、各モータ121,131に印加するので、第1実施形態と比べて簡単な構成で、目安精度が高精度なアラーム時計を提供することができる。
また、例えば制御回路14は、アラームモード時には、分針m2および時針m1のうち、いずれかの指針、分針m2をアラーム時刻表示用の指針として選択し、その他の指針、時針m1を現時刻表示用の指針として選択し、それぞれの指針に割当てた機能に応じた駆動パルス信号を、各モータ121,131に印加した場合には、時針m1が通常モード時およびアラームモード時で同じ現時刻表示なので、ユーザにとってよりわかりやすい時刻表示および目安表示を行うことができる。
図26は、本発明に係る電波修正時計の第5実施形態の機能ブロック図である。図27は、本発明の第5実施形態に係る電波修正時計の指針駆動系の要部の構成図である。図28は図27に示した電波修正時計の時針車、分針車、および秒針車の側面図である。
本実施形態に係る電波修正時計は、第1〜第4実施形態との大きな相違点として、図26〜図28に示すように、秒針m3、分針m2、および時針m1それぞれを独立に駆動する、秒針用モータ621、分針用モータ631、時針用モータ641を有する点である。
また、秒針m3、分針m2、時針m1を駆動させるための輪列が形成されている。
制御回路14は、秒針用モータ621、分針用モータ631、時針用モータ641それぞれに輪列に応じた駆動パルス信号CTL1,CTL2,CTL3を印加することにより、通常モード時およびアラームモード時に応じた指針駆動を行う。
本実施形態では、制御回路14は、例えばアラームモード時には、時針m1をアラーム時刻を表示するための目安針として選択し、その他の指針、分針m2,秒針m3を現時刻表示のための指針としての機能を割り当てる。
具体的には、制御回路14は、アラームモード時には、時針m1をアラーム時刻を表示するための目安針として選択し、輪列に応じて、時針m1がアラーム時刻表示を行うように、駆動パルス信号CTL3を、時針用モータ141に出力する。
制御回路14は、例えばアラームモード時には、秒針m3を現時刻表示の分表示、分針m2を現時刻表示の時表示としての機能を割り当て、それに応じた駆動パルス信号を、輪列に応じてモータ621,631に印加する。
以下、輪列の構成を図27,28を参照しながら簡単に説明する。
秒針用モータ621の駆動軸には、図27に示すように、略コ字状のステータ621a、このステータ621aの一方側の脚片に巻回された駆動コイル621b、このステータ621aの他方の磁極間において回動自在に配置されたロータ621cにより構成された秒針用モータ621と、ロータ621cのピニオン621dに大径歯車622aが噛合した第1の5番車622と、この第1の5番車622の小径歯車622bに大径歯車623aが噛合した第1の4番車623と、この第1の4番車623の小径歯車623bに大径歯車624aが噛合した第1の3番車624と、この第1の3番車624の小径歯車624bに噛合した秒針車625により構成されている。
分針用モータ631の駆動軸には、図27に示すように、略コ字状のステータ631a、このステータ621aの一方側の脚片に巻回された駆動コイル631b、このステータ631aの他方の磁極間において回動自在に配置されたロータ631cにより構成された分針用モータ631と、ロータ631cのピニオン631dに大径歯車632aが噛合した第2の5番車632と、この第2の5番車632の小径歯車632bに大径歯車633aが噛合した第2の4番車633と、この第2の4番車633の小径歯車633bに大径歯車634aが噛合した第2の3番車634と、この第2の3番車634の小径歯車634bに噛合した分針車635により構成されている。
時針用モータ641の駆動軸には、図27に示すように、略コ字状のステータ641a、このステータ641aの一方側の脚片に巻回された駆動コイル641b、このステータ641aの他方の磁極間において回動自在に配置されたロータ641cにより構成された時針用モータ641と、ロータ641cのピニオン641dに大径歯車642aが噛合した第3の5番車642と、この第3の5番車642の小径歯車642bに大径歯車643aが噛合した第3の4番車643と、この第3の4番車643の小径歯車643bに大径歯車644aが噛合した第3の3番車644と、この第3の3番車644の小径歯車644bに噛合した時針車645により構成されている。
上記時針車645、分針車635、秒針車625とは、図28に示すように、同心円状に且つ互いに平行になるように、下から上に順次配置されており、最上部の秒針車625の上方には光センサ部140、発光素子142,受光素子144が配置されている。
本実施形態では、図28に示すように同軸状に配置され、重ね合った状態で、秒針車625には、発光素子142から出力された光を通過させる透孔6251が設けられ、分針車625の同様な位置には、上記透孔6351よりもはるかに周方向に幅広の透孔6351が設けられており、更に時針車645の同様な位置には、上記透孔6351と同等な大きさの反射部6451が設けられている。
更に、分針車635には、その透孔6351と同じ半径で反射部6352が設けられており、この反射部6352は、透孔6351の径方向の幅と同じ幅に形成されている。
光検出センサ140の下方に秒針車625の透孔6251が位置し、この透孔6251の下方に分針車6351の反射部6352が位置すると、光検出センサ140には反射光が検出される。また、光検出センサ140の下方に秒針車625の透孔6251が位置し、且つ、この透孔6251の下方に分針車6351の透孔6351が位置し、更に、時針車645の反射部6451が位置すると、光検出センサ部140には、反射光が検出される。
上記透孔6251,6351や反射部6451は,時針m1や分針m2や秒針m3の帰零位置(例えば12時00分00秒)に対応して、重なり合うように設けられている。
制御回路14は、上述した光検出センサ140による光の検出パターンにより、指針の位置検出を行う。
以上の構成の電波修正時計の動作を、第1〜4実施形態との相違点を簡単に説明する。同じ動作については説明を省略する。
通常モード時には、制御回路14は、秒針用モータ621、分針用モータ631、時針用モータ641それぞれに輪列に応じた駆動パルス信号CTL1,CTL2,CTL3を印加して、時針m1、分針m2、秒針m3を通常運針させる。
アラームモード時には、制御回路14は、例えば時針m1をアラーム時刻を表示するための目安針として選択し、その他の指針、秒針m3を現時刻表示の分表示、分針m2を現時刻表示の時表示としての機能を割り当て、その機能と輪列に応じた駆動パルス信号をモータ621,631に印加する。
以上説明したように、本実施形態では3個の指針、時針m1、分針m2、および秒針m3それぞれを独立に駆動する駆動モータ621,631,641を設け、通常モードおよびアラームモード、指針それぞれに割り当てられた機能、および輪列に応じた駆動パルスを駆動モータに印加することで、第1〜4実施形態と比べて1つの駆動モータが2つの指針を駆動していないので、指針それぞれに自由に機能を割り当てることができる。
例えば、上述した例に限られるものではなく、例えばアラームモード時には、時針m1,分針m2,秒針m3のいずれかの指針、1個または2個の指針をアラーム時刻を表示するための目安針として選択し、その他の指針を現時刻表示としての機能を割り当て、割り当てた機能に応じた駆動信号を各駆動モータに印加してもよい。
なお、本発明は本実施形態に限られるものではなく、任意好適な種々の変更が可能である。
第1実施形態では、第2目盛り212を用いなかったが、この形態に限られるものではない。例えば第2目盛り212を設けて、制御回路14は、アラームモード時には、10分毎に5パルスの駆動信号CTL1を秒針用モータ121に印加することで、第2目盛りの1目盛りを10分として現時刻を表示してもよい。
また、制御回路14は、各目盛りの位置に合うように各指針を駆動させてもよいし、連続的に指針を駆動してもよい。
また、本実施形態では、制御回路14は、位置検出処理を行った後に、通常モードおよびアラームモードそれぞれに応じた指針位置に各指針を駆動させるように駆動パルス信号を各モータに印加したが、この形態に限られるものではない。
例えば制御回路14は、初期状態で各指針位置を示す情報を設定し、その状態から各駆動モータに印加した駆動パルス信号のパルス数を記憶することで指針位置を把握してもよい。こうすることで、制御回路14は、各モード切替時や、指針による表示時刻の時刻修正時に位置検出処理を行う必要がなくなり、また、光検出センサ部140や、輪列に透孔を設ける必要がなくなり、より簡単な構造で本発明を実現することができる。
また、通常モード時のステップや、アラームモード時の指針の運針や輪列は、上述した形態に限られるものではない。各モードそれぞれにおいて、制御回路14は、指針をステップ運針や、連続運針、その他、所定単位時間の間に停止している時間と動いている時間やタイミングを任意に変えた運針を行ってもよい。
また、上述した制御回路14の処理の順番は上述した形態に限られるものではない。
また、上述した実施形態では、制御回路14は通常モード時に標準時刻電波信号に基づいて時刻修正を行ったが、この形態に限られるものではない。例えば制御回路14は、アラームモード時に標準電波受信系11で受信した標準時刻電波信号に基づいて、時刻修正を行ってもよい。
本発明に係る電波修正時計の第1実施形態の機能ブロック図である。 図1に示した電波修正時計の構成図である。 図2に示した電波修正時計の断面図である。 本発明に係る制御回路における電波受信状態を説明するための図である。 標準時刻電波信号の時刻コードの一例を示している。(a)は毎時15,45分以外のフォーマット、(b)は毎時15分,45分のフォーマットを示す。 図1に示した電波修正時計の正面図である。(A)は、通常モード時の指針による現時刻表示を示す図、(B)は、アラームモード時の指針によるアラーム時刻表示と現時刻表示を示す図である。 電波修正時計の一部である秒針を駆動する第1駆動系を示す平面図である。 電波修正時計の一部である分針および時針を駆動する第2駆動系を示す平面図である。 秒針を駆動する第1駆動系の一部をなす第1の5番車を示す平面図である。 秒針を駆動する第1駆動系の一部をなす秒針車を示す平面図である。 秒針を駆動する第1駆動系の一部をなす秒針車の他の例を示す平面図である。 分針および時針を駆動する第2駆動系の一部をなす3番車を示す平面図である。 分針および時針を駆動する第2駆動系の一部をなす分針車を示す平面図である。 分針および時針を駆動する第2駆動系の一部をなす時針車を示す平面図である。 分針パイプおよび時針パイプの先端部を示す端面図である。 図1に示した電波修正時計の指針位置検出処理の動作を示すフローチャートである。 図1に示した電波修正時計の検出光の出力パターンを説明するための図である。 図1に示した電波修正時計の動作を説明するためのフローチャートである。 図18に示したアラームモード時の処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る電波修正時計の正面図である。 本発明の第3実施形態に係る電波修正時計の正面図である。 本発明の第3実施形態に係る電波修正時計の指針駆動系の要部の断面図である。 本発明の第4実施形態に係る電波修正時計の正面図である。 本発明の第4実施形態に係る電波修正時計の指針駆動系の要部の構成図である。 図24に示した電波修正時計の指針駆動系の断面図である。 本発明に係る電波修正時計の第5実施形態の機能ブロック図である。 本発明の第5実施形態に係る電波修正時計の指針駆動系の要部の構成図である。 図27に示した電波修正時計の時針車、分針車、および秒針車の側面図である。
符号の説明
1…電波修正時計、11…電波受信系、12…スイッチ群、13…発振回路、14…制御回路、15…ドライブ回路、16…発光素子、17…バッファ回路、18…ドライブ回路、19…アラームモード表示部、20…発音部(報知手段)、100…時計本体部(機械機構:ムーブメント)、111…下ケース、112…上ケース、113…中板、120…第1駆動系、121…第1のモータ、122…第1の5番車、123…秒針車、124…分針車、126…6番車、127…7番車、130…第2駆動系、131…第2のモータ、132…第2の5番車、133…3番車、134…分針車、135…日の裏車、136…時針車、140…光検出センサ、142…発光素子、143…回路基板、144…受光素子、150…手動修正系、151…手動修正軸、1401…内部時計、1402…メモリ、SW121…時刻修正スイッチ、SW122…モード設定スイッチ、SW123…第1アラーム時刻修正スイッチ(up)、SW124…第2アラーム時刻修正スイッチ(down)、SW125…報知音スイッチ。

Claims (5)

  1. 内部時計と、
    第1の指針を第1の輪列を介して駆動する第1の駆動モータと、
    第2の指針を第2の輪列を介して駆動する第2の駆動モータと、
    通常モード時には、前記内部時計による時刻情報に基づいて、前記第1の指針を駆動させる駆動信号を前記第1の駆動モータに出力し、前記第2の指針を駆動させる駆動信号を前記第2の駆動モータに印加して前記第1および第2の指針により現時刻表示を行わせ、アラームモード時には、前記第1および第2の指針のうちいずれかの指針をアラーム時刻表示のための指針として選択し、前記選択した指針を駆動する駆動モータに前記輪列に応じた駆動信号を印加して設定されたアラーム時刻を示す位置にまで駆動させ、前記選択された指針以外の指針を駆動する駆動モータに、前記内部時計による時刻情報および前記輪列に応じた駆動信号を印加して現時刻表示を行わせる制御手段と
    を有するアラーム時計。
  2. 前記制御手段は、少なくとも前記通常モード時およびアラームモード時のいずれかにおいて、少なくとも前記第1および第2の指針のいずれかの指針が文字板の目盛り位置と一致するように駆動させる駆動信号を前記輪列に基づいて前記第1および第2の駆動モータに印加する
    請求項1に記載のアラーム時計。
  3. 標準時刻電波信号を受信する標準電波受信手段を有し、
    前記制御手段は、前記標準電波受信手段が受信した標準時刻電波信号に基づいて前記内部時計による時刻情報を修正し、当該時刻情報に応じた駆動信号を前記第1および第2の駆動モータに印加して前記指針による表示時刻を修正する
    請求項1または請求項2に記載のアラーム時計。
  4. 前記アラームモード時には、アラームモードである旨を表示するアラームモード表示手段を有する
    請求項1から請求項3のいずれか一に記載のアラーム時計。
  5. 前記制御手段は、前記内部時計による時刻情報が前記設定されたアラーム時刻となったときに報知手段にアラーム時刻となった旨を報知させる
    請求項1から請求項4のいずれか一に記載のアラーム時計。
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JP2011122842A (ja) * 2009-12-08 2011-06-23 Rhythm Watch Co Ltd 目覚し時計
JP2011203096A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Rhythm Watch Co Ltd 目覚し時計

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