JP2005232764A - サッシ窓 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レール部30およびレール間上面部材32の上端が略同一高さ位置に設けられているので、下枠12上面をフラットに形成することができ、バリアフリー対応のサッシ窓とすることができる。レール間上面部材32を風止板40の両側で分割して位置決めすることで、レール間上面部材32を伝わって雨水が室内側に浸入するおそれがなく、かつ風止板40で下枠内部空間125を仕切ることで雨水の浸入を確実に防止でき、止水性能を十分に確保することができる。さらに、レール部30を下枠長手方向の途中位置で分割する必要がないので、戸車がガタつかず障子を円滑に案内することができる。
【選択図】 図8
Description
特許文献1に記載された掃出し窓の下枠は、下枠上面を略水平(フラット)にする障子スライド用上面部材を備えて構成され、この障子スライド用上面部材が障子の戸車を案内するガイドレールとして機能するようになっている。従って、下枠上面がほぼフラットで段差が小さくなっているため、居住者や車いすは下枠上をスムーズに通過することができる。
そして、障子の召合せ部下方である障子スライド用上面部材の下枠長手方向略中央上面には、排水口が設けられている。そして、障子の召合せ框下端または障子スライド用上面部材には、排水口の左右両側において障子下端と障子スライド用上面部材の上面との間を塞ぐ止水ブロックが設けられ、この止水ブロックにより室内側への雨水等の浸入が防止されている。
また、レール間上面部材またはレール側方上面部材の下枠長手方向中央側端部を気密部材に当接させる、すなわち、これらの上面部材を気密部材の両側で分割することで、これらの上面部材を伝わって雨水が室内側に浸入するおそれがなく、かつ下枠内部空間を仕切るとともに障子に当接する突出片部を備えた気密部材によって雨水の浸入を確実に防止でき、止水性能を十分に確保することができる。
また、レール間上面部材またはレール側方上面部材を取り外すことで、レール部を取り外すことなくレール部間の空間、またはレール部の室内側または室外側の空間の清掃ができるので、清掃時に障子が脱落するおそれもなく、清掃作業を安心して実行することができる。
さらに、レール間上面部材またはレール側方上面部材の下枠長手方向中央側端部を気密部材の位置決め部に当接させるだけで、これらの上面部材を下枠の所定位置に容易に取り付けることができる。
このような構成によれば、下枠に設けた横気密材と障子の垂下片とを当接させることで気密ラインが形成され、下枠の気密、水密性能が確保できるとともに、横気密材の上端がレール部、およびレール間上面部材(またはレール側方上面部材)の上端と略同一高さ位置に設けられるので、下枠上面のフラット感をより一層向上させることができる。
このような構成によれば、気密部材に形成された排水孔が、突出片部の下枠長手方向左右両側のうちの室外空間側に設けられている場合は、障子の召合せ部下方から室内側に浸入しようとする雨水が突出片部で阻止され、この雨水を排水孔から下枠内部空間に落下させて排水することができる。
また、気密部材に形成された排水孔が、突出片部の下枠長手方向左右両側のうちの室内空間側に設けられている場合は、突出片部を越えてきた雨水を排水孔から下枠内部空間に落下させて排水することができる。
このような構成によれば、気密部材には、突出片部の下枠長手方向左右両側、すなわち、突出片部に対して下枠長手方向の両側である室外側および室内側に第1および第2の排水孔が設けられることで、障子の召合せ部下方から室内側に浸入しようとする雨水が突出片部で阻止され、この雨水を第1の排水孔から室外側の下枠内部空間に落下させて排水することができる。
さらに、万一、気密部材の突出片部を越えて雨水が室内側に浸入した場合でも、この雨水を気密部材の第2の排水孔から室内側の下枠内部空間に落下させて排水することができる。一方、従来の止水構造では、排水口および止水ブロックを越えて室内側に雨水が浸入した場合には、この雨水を排出する手段がなく、雨水が障子スライド用上面部材の上面を伝わって室内空間に入り込んでしまう。これに対して、本発明の気密部材であれば、万一の場合でも、室内空間への雨水の浸入を防止することができ、止水性能をより高めることができる。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係るサッシ窓である引違い窓10が設けられた建物の一部を示す断面図である。図2、図3は、引違い窓10を示す縦断面図、および横断面図である。
図4、5において、下枠12は、建物に固定される下枠本体124と、障子15の戸車174を案内する室内側および室外側のレール部30(30A,30B)と、障子15に当接する室内側および室外側の横気密材31(31A,31B)と、室内外の各レール部30A,30B間に着脱自在に設けられたレール間上面部材32と、室内側レール部30Aよりも室内側に着脱自在に設けられた室内側上面部材33と、室外側レール部30Bよりも室外側に着脱自在に設けられた室外側上面部材としての網戸レール34とを備えて構成されている。また、下枠12の室内側には、当該下枠12を室内の床材に固定するための固定部材であるアングル材35が下枠本体124の室内部材121に対して着脱自在に設けられている。
そして、レール部30の上面には、上方に突出した戸車案内部301が形成されており、この戸車案内部301の上端は、横気密材31の上面よりも上方に設けられている。また、網戸レール34の上面には、網戸20の戸車を案内する網戸案内部としてのガイド溝341が形成されている。
また、レール間上面部材32、室内側上面部材33、および網戸レール34の上面は、略水平に形成されるとともに、室内外のレール部30A,30B、横気密材31A,31B、およびアングル材35と略同一高さ位置に設けられている。つまり、下枠本体124には、室内側から室外側に向かって、アングル材35、室内側上面部材33、室内側レール部30A、室内側横気密材31A、レール間上面部材32、室外側レール部30B、室外側横気密材31B、および網戸レール34の順に取り付けられており、これらの上面が略フラットに形成されている。
また、室内側上面部材33、室内側レール部30A、および室内側横気密材31Aは、互いに隙間なく接触して取り付けられ、レール間上面部材32、室外側レール部30B、および室外側横気密材31Bは、互いに隙間なく接触して取り付けられている。
また、網戸レール34は、断面略コ字形のアルミ押出形材製であって、下枠12の長手方向略全長に渡る長さ寸法を有して一体に形成され、その両端部が下枠本体124の室外部材122にビス止め固定されている。なお、網戸レール34は、下枠本体124に固定された別部品に対してビス止め固定することで下枠本体124に固定してもよい。
そして、障子15を閉じた際にその上面が室内側空間に表出する(位置する)レール間上面部材32A,32Bは、角形中空形状の樹脂押出形材製のレール間上面部材本体部321と、このレール間上面部材本体部321の両端に取り付けられた取手部322とを有して形成されている。
一方、障子15を閉じた際にその上面が室外側空間に表出する(位置する)レール間上面部材32C,32Dは、角形中空形状のアルミ押出形材製のレール間上面部材本体部321と、このレール間上面部材本体部321の両端に取り付けられた取手部322とを有して形成されている。
取手部322は、樹脂製であって、レール間上面部材32を着脱する際に手で掴むための凹み部322Aを有している。
なお、樹脂押出形材製のレール間上面部材32A,32Bは、アルミ製の支持部材36とビス等で連結することで温度変化や経年変化等によって生じる樹脂特有の伸びや縮を抑えることができるとともに、レール間上面部材32A,32Bの上方からかかる荷重を支持部材36で支えるように構成されている。
また、アルミ押出形材製のレール間上面部材32C,32Dは、レール間上面部材32A,32Bと同様に、支持部材36を介して下枠本体124に取り付けてもよいし、レール間上面部材32C,32Dと支持部材36とを一体的に形成してもよい。
図6は、下枠12を示す平面図である。図7は、下枠12を室外側から見た斜視図である。図8は、下枠12の中央部分を断面して示す斜視図である。図9は、下枠12および室外側の障子15Bを示す縦断面図である。図10は、室外側の障子15Bと風止板40との関係を示す室内側から見た側面図である。図11は、室外側の障子15Bの縦框18Bを下方から見た斜視図である。図12〜図14は、風止板40を示す平面図、側面図、断面図、および斜視図である。図15〜図17は、縦框18Bに設けられた摺動部材50を示す側面図、底面図、および斜視図である。
また、風止板40の突出片部43は、弾性変形可能なヒレ状に形成されており、その室内側端部には、スリットによって複数に分割された第1および第2の副突出片部43A,43Bが形成されている。突出片部43の上端は、図8〜10に示すように、下枠12の上面、つまりレール間上面部材32の上端よりも上方に突出して設けられており、室外側の障子15Bに当接するようになっている。また、第1副突出片部43Aの上端は、図9に示すように、室内側横気密材31Aの下側に位置し、室内側の障子15Aの垂下片175(不図示)に摺接するようになっている。そして、突出片部43の室内側側面と第1副突出片部43Aの上端と室内側横気密材31Aの室外側側面(ヒレ状部分)とで囲まれて形成された空間(スリット)に、室内側の障子15Aの垂下片175が挿入されることで、この垂下片175がこれらの部分と隙間なく摺接される。さらに、第2副突出片部43Bの上端は、曲線状に形成されており、室内側の気密材保持部121Cの下面に沿って密接するようになっている。また、風止板40の下方延出部45は、下枠本体124の傾斜面部126や外側面部127に沿った形状に形成されている。以上のように、風止板40は、下枠12の各部に密接することで、召合せ部23下方における下枠内部空間125を、図10に示すように、左右の室内側空間125Aと室外側空間125Bとに仕切ることができるようになっている。
摺動部材50は、図11、15〜17に示すように、本体部51と、縦框18Bに挿入される2つの挿入部52,53と、縦框18Bの見込み側面(図11中、右側の側面)に露出して設けられた前面部54と、この前面部54に突出して設けられた戸当り部55と、本体部51から下方に突出して設けられた垂下片である摺動片部56と、本体部51の室内側側面および底面に設けられた2つの突出片部57,58とを備えて構成されている。また、摺動部材50の本体部51底面には、凹溝状のモヘア取付部59が形成されており、このモヘア取付部59には、図10,11に示すように、モヘア59Aが取り付けられている。そして、このモヘア59Aは、室外側の障子15Bを開閉操作した際に、室外側レール部30B、室外側横気密材31B、およびレール間上面部材32C,32Dの上面に摺接する。
つまり、障子15A,15Bを閉じた状態では、室外側レール部30B、室外側横気密材31B、およびレール間上面部材32C,32Dの上面が室外空間に表出する(位置する)ことから、これらの上面にはゴミや砂等が溜まることがあるが、このモヘア59Aがこれらの上面に摺接して埃や砂等を除去したり、埃や砂等によって室外側レール部30Bや戸車174に傷が付くことを防止したりできるようになっている。
なお、室外側の障子15Bを閉じた状態では、後述する風止板40の第1排水孔44Aよりも図10中、右側の位置で室外側の障子15Bと下枠12との間をモヘア59Aが塞ぐことで、第1排水孔44A内に埃や砂等が入りにくくなっている。
また、摺動部材50の摺動片部56は、図9、10に示すように、下框17の垂下片175に連続し、室外側横気密材31Bと網戸レール34との隙間に挿入され、この摺動片部56の室内側側面に室外側横気密材31Bが当接するようになっている。摺動片部56の端部には面取り部56Aが形成されており、縦框18Bに摺動部材50を取り付けた状態で障子15Bを搬送したり窓枠14に着脱したりする際に、摺動片部56の端部がぶつかりにくくなって破損しにくくなっている。なお、面取り部56Aの形態は任意であり、適宜な傾斜を有して直線状に形成されていてもよい。
すなわち、図9、10に示すように、障子15を閉じた状態で、風止板40の突出片部43と摺動部材50の突出片部58とが当接し、摺動部材50の突出片部57が室内側の障子15Aの縦框18A(不図示)室外側側面に当接し、かつ室内側の障子15A下端の垂下片175(不図示)が風止板40の突出片部43および第1副突出片部43Aに当接することで、室内外の障子15A,15B、および下枠12相互間の隙間が塞がれ、室内外の空間が遮断されることになる。これにより、下枠12および室内外の障子15A,15Bにおける水平方向の気密ラインと、召合せ部23における鉛直方向の気密ラインとが形成される。
また、風止板40の突出片部43の下枠長手方向左右両側(図10の左右両側)に設けられた排水孔44のうち、一方(図10の右側)の排水孔44は、下枠内部空間125の室外側空間125Bに連通された第1排水孔44Aであり、他方(図10の左側)の排水孔44は、下枠内部空間125の室内側空間125Aに連通された第2排水孔44Bとなっている。
(1)すなわち、下枠12に取り付けた室内外の各レール部30A,30B、室内外の各横気密材31A,31B、レール間上面部材32、室内側上面部材33、および網戸レール34の上端が略同一高さ位置に設けられているので、下枠12の上面をフラットに形成することができ下枠12の上面を足で踏んだ際の違和感や、車いすで通過する際のがたつき等を減少させて、バリアフリー対応可能な引違い窓10を構成することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るサッシ窓である片引き窓60について、図18、19に基づいて説明する。図18は、片引き窓60の下枠62を示す縦断面図である。図19は、下枠62および障子15を示す縦断面図である。
片引き窓60は、前記第1実施形態と同様の窓枠内側に1つの障子15が開閉自在に支持された外動タイプの片引き窓である。つまり、図示しない固定面材である固定障子が窓枠室内側に固定され、この固定障子の室外側に障子15が支持されている。なお、この第2実施形態では、外動タイプの片引き窓のみについて説明するが、固定障子の室内側に障子15が開閉自在に支持された内動タイプの片引き窓でも構わない。
下枠62は、前記第1実施形態と同様に、室内部材621、室外部材622、および断熱部材623を有する下枠本体624を有している。そして、下枠本体624の室内部材621には、室内側側壁部621Aと室内側凹溝部621Dとが形成され、室外部材622には、室外側側壁部622Aと室外側凹溝部622Dとが形成されている。また、室内側側壁部621Aの上端には、アングル材75が係合され、このアングル材75により下枠本体624が室内床に固定されている。すなわち、本実施形態の下枠本体624は、前記第1実施形態の引違い窓10における下枠本体124と共通化されている。
レール側方上面部材72は、前記第1実施形態のレール間上面部材32と同様の部材であって、その両端には、取手部(不図示)が取り付けられている。
また、室内側上面部材73は、断面略T字形のアルミ押出形材製(または樹脂押出形材製)であって、前記第1実施形態において室内側レール部30Aが支持されていたレール支持部121Bに係合され、室内側凹溝部621D上方を覆って取り付けられている。
すなわち、図19に示すように、障子15を閉じた状態で、風止板40の突出片部43と摺動部材50の突出片部58とが当接し、風止板40の突出片部43が固定面材の縦骨に当接することで、障子15、縦骨、および下枠62相互間の隙間が塞がれ、室内外の空間が遮断されることになる。これにより、下枠62および障子15における水平方向の気密ラインが形成される。また、障子15の縦気密材185および摺動部材50の突出片部57が縦骨の室外側側面に当接することで、鉛直方向の気密ラインが形成される。
そして、このような気密、水密構造によって、前記第1実施形態と同様に、雨水が排水され、室内空間に浸入しないようになっている。
(14)また、前記第1実施形態の引違い窓10と下枠本体124,624が共通化されているので、その上部に取り付けるレール部30,70や横気密材31,71、各上面部材32,33,34,72,73,74等の構成を変更するだけで、下枠本体124,624の構造を変更する必要がなく、引違い形式や片引き形式等のサッシ窓の形式に関わらず、共通の下枠本体124,624が利用でき、部品点数を削減することができる。
例えば、前記第1実施形態の引違い窓10における下枠12では、室内側レール部30Aよりも室内側に室内側上面部材33を取り付け、室外側レール部30Bよりも室外側に室外側上面部材としての網戸レール34を取り付けたが、これら室内外の上面部材を省略してもよい。この際、室内側においては、例えば、アングル材35の一部を室外側に延長したり、室内側レール部30Aの一部を室内側に延長したりすることで、室内側凹溝部121Dの上方を覆うようにしてもよい。また、室外側においては、下枠本体124の室外側側壁部122Aによって網戸20を開閉可能に支持してもよいし、室外側側壁部122Aの一部を室内側に延長して網戸レールを形成してもよい。これと同様に、前記第2実施形態の室内側および室外側の上面部材73,74を省略し、下枠本体624の一部に各上面部材が一体化されたように形成してもよい。
また、前記各実施形態では、レール部30,70を下枠本体124,624に対して着脱可能に取り付けたが、これに限らず、レール部を下枠本体に一体に形成してもよい。また、レール部30,70は、上方に突出した凸状の戸車案内部301を有して形成されていたが、これに限らず、上面を凹ませた凹状の戸車案内部を有するレール部30,70を採用してもよい。
また、前記実施形態では、レール部30,70の室外側に隣接して横気密材31,71を取り付け、横気密材31,71の室外側に障子15の垂下片175および摺動部材50の摺動片部56を挿入する隙間を設けたが、このような構成に限定されない。すなわち、レール部30,70の室内側に隣接して横気密材31,71を取り付け、横気密材31,71の室内側に沿って隙間を形成してもよい。この際、障子15の垂下片や摺動部材50の摺動片部を障子の室内側側面下端に形成しておき、この垂下片や摺動片部を横気密材31,71に沿った隙間に挿入し、垂下片や摺動片部の室外側側面に横気密材31,71が当接するようにすれば、気密ラインを形成することができる。
さらに、前記各実施形態では、網戸レール34,74が下枠12,62の長手方向略全長に渡る長さ寸法を有していたが、これに限らず、網戸レール34,74を二分割以上に分割してもよい。このようにすれば、窓枠14から網戸20を外すことなく網戸レールを下枠本体124,624から取り外すことができるようになる。
また、前記各実施形態では、下枠12,62の室内側に下枠本体124,624と別体のアングル材35,75が設けられていたが、アングル材を下枠本体124,624に一体に形成してもよい。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (5)
- 上枠、下枠、および左右の縦枠を有する窓枠と、この窓枠内側に開閉自在に支持された室内側および室外側の引違い形式の障子とを備えたサッシ窓であって、
前記下枠は、前記障子の戸車を案内する室内側および室外側のレール部と、これら室内外の各レール部間に着脱自在に設けられたレール間上面部材と、前記室内外の障子の召合せ部下方に設けられ、前記各レール部間の下枠内部空間を仕切る気密部材とを備え、
前記各レール部およびレール間上面部材の各々の上端は、略同一高さ位置に設けられ、
前記気密部材には、前記レール間上面部材の上端よりも上方に突出して前記障子に当接する突出片部と、前記レール間上面部材の下枠長手方向中央側端部に当接してレール間上面部材を位置決めする位置決め部とが設けられているサッシ窓。 - 上枠、下枠、および左右の縦枠を有する窓枠と、この窓枠に固定された固定面材と、この固定面材の室外側または室内側で開閉自在に前記窓枠内側に支持された片引き形式の障子とを備えたサッシ窓であって、
前記下枠は、前記障子の戸車を案内するレール部と、前記レール部の室内側または室外側に着脱自在に設けられたレール側方上面部材と、前記固定面材および障子の召合せ部下方に設けられ、前記レール部の室内側または室外側の下枠内部空間を仕切る気密部材とを備え、
前記レール部およびレール側方上面部材の各々の上端は、略同一高さ位置に設けられ、
前記気密部材には、前記レール側方上面部材の上端よりも上方に突出して前記障子に当接する突出片部と、前記レール側方上面部材の下枠長手方向中央側端部に当接してレール側方上面部材を位置決めする位置決め部とが設けられているサッシ窓。 - 前記障子の室外側下端縁には、前記レール部の上端よりも下方まで垂下された垂下片が設けられ、この垂下片の室内側側面には、前記レール部の室外側に沿って設けられた横気密材が当接されており、
前記横気密材およびレール部の上端は、略同一高さ位置に設けられている請求項1または請求項2に記載のサッシ窓。 - 前記気密部材には、前記突出片部の下枠長手方向左右両側のうちの少なくとも一方側に、前記下枠内部空間に連通された排水孔が設けられている請求項1から請求項3のいずれかに記載のサッシ窓。
- 前記気密部材には、前記突出片部の下枠長手方向左右両側に、当該気密部材で仕切られた下枠内部空間のうち室外側の空間に連通された第1の排水孔と、当該下枠内部空間のうち室内側の空間に連通された第2の排水孔とが設けられている請求項1から請求項4のいずれかに記載のサッシ窓。
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