JP2005097963A - サッシ窓 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 サッシ窓1の下枠12に内レール18および外レール17を設ける。各レール17,18間の外障子側領域Aには樹脂製の第1立上部材70を下枠12に対して着脱可能に取り付け、内障子側領域Bには金属製の第2立上部材170を下枠12に対して着脱可能に取り付ける。各立上部材70,170の立上片部と、各レール17,18の上面を略同じ高さレベルとしてバリアフリー対応のサッシ窓1を構成する。内障子側領域Bに配置されて室外側に露出する第2立上部材170を金属製とすることで耐候性を向上できる。また、外障子側領域Aに設けられた室内側に露出する第1立上部材70を樹脂製とすることで断熱性能を向上できる。
【選択図】図3
Description
この特許文献1のサッシ窓では、内外のレール間に車椅子のキャスターが嵌ることを防止するため、レール間にレールの上端と略同じ高さレベルとなる突出部を下枠の略全長に渡って設けている。
この際、内外形材間に介在された断熱材を覆う合成樹脂製のカバー材に突出部を設けたり、内外形材の一方の形材の断熱材近傍に突出部を一体に形成し、この突出部を被覆材で覆うことで突出部を設けていた。
このため、例えば、突出部を合成樹脂材で形成した場合には、内障子側領域に設けられて屋外に露出する突出部は、太陽光、雨、風等の影響を受けて経時変化しやすいという問題がある。このため、耐候性に優れた樹脂材料を用いる必要があり、コストが向上するという問題もある。
一方、耐候性に優れた金属材を用いて突出部を構成することも考えられる。この場合、外障子側領域に設けられて室内に露出する突出部が金属製となるため、例えば、下枠を金属製の室内外部材と、これらを連結する断熱性の連結部材とで構成した場合、外気に触れる室外部材に前記突出部が取り付けられていると、外気温の影響を受ける突出部が室内空間に露出することになり、結露が発生したり、下枠の断熱性能が低下するという問題が発生する。
また、内障子側領域に配置されて室外側に露出する第2立上部材は、アルミ等の金属製であるため、室外側に露出されていても、経時変化することがなく、樹脂材を用いた場合のように経時劣化による強度低下等の問題も発生しない。その上、金属製であれば、樹脂材に比べて剛性が高いので、バルコニー等に出入りする部分に設けられるテラス戸の場合、第2立上部材に人や車椅子が載って荷重が加わっても、金属製の立上部材であればその荷重を十分に支持できる。さらに、サッシ窓を構成する窓枠の枠材や障子の框材の室外側は、通常アルミ等の金属材で構成されるため、室外側に露出する第2立上部材も、アルミ等の金属製とすれば、サッシ窓の外観と同じ色合わせができて、統一感のある優れた外観とすることができる。そのうえ、耐候性に優れた高価な樹脂を利用する必要がないため、コストを低減することができる。
さらに、断熱性能を向上させるために、窓枠の室内露出面に樹脂製の断熱材を取り付けている場合には、室内に露出する第1立上部材も同じ樹脂製とすることができ、サッシ窓の内観を統一感のある優れたものにできる。
また、支持片部は各レールよりも上面高さ位置が低くされ、突出部の上部側は各立上部材のみが配置されているので、仮に、突出部の上部に外部から力が加わっても、その力は立上部材のみに加わり、支持片部に加わることがない。従って、支持片部が変形することがなく、下枠の交換作業が不要になり補修コストも低減できる。なお、大きな力が加わった第1立上部材や第2立上部材は、例えば、支持片部から外れることでその力を吸収して各立上部材の破損を防止することもできる。また、仮に各立上部材が破損しても、各立上部材のみを交換すればよく、非常に低コストで補修できる。
また、立上部材が係合される水平面部および係合部は上下方向の高さ位置が異なるため、例えば、水平面部を室外側および室内側の両方に突出させ、係合部を室外側または室内側に突出させ、室外側端部、室内側端部および前記係合部の3カ所を立上部材に当接させて係合することもでき、立上部材の取付強度を向上することができる。
さらに、立上部材は立上部に対して着脱可能に取り付けられているので、この立上部材を取り外すことで、排水路に入り込んだ塵や埃等の排除も簡単になり、排水路を容易に清掃できる。
その上、立上部は、立上片の上端に設けられた水平面部を備えているので、前記立上部材を水平面部に載置することができる。従って、サッシ窓を出入りする際に、立上部材が踏まれても、立上部材に加わった荷重は水平面部の比較的広い面で支持される。このため、立上部材の一部に加重が集中することがないため、立上部材を樹脂等で形成しても立上部材の破損を防止することができる。
また、各立上部材の係合構造を共通化できるため、下枠の構造を室内側領域および室外側領域で共通化でき、下枠の成形も容易に行うことができる。
また、各立上部材の係合構造を共通化できるため、下枠の構造を室内側領域および室外側領域で共通化でき、下枠の成形も容易に行うことができる。
引違い窓においては、召合せ框部分と下枠との気密を確保するため、風止め部材を障子側あるいは窓枠側のいずれかに設けられるが、本発明のように、各レール間に突出部を有するサッシ窓において、障子側に設けた場合には、風止め部材に前記突出部に応じた切欠部を形成しなければならず、その分、気密性能が低下し易くなる。これに対し、下枠側に風止め部材を設ければ、気密性能を高めることができる。
このような構成によれば、前記被覆材を外障子に当接させることで、気密性を向上することができる。また、被覆材の表面に凹凸を形成することなどで、滑り止め機能を容易に付加でき、車椅子での移動などもスムーズに行うことができる。
金属製の第2立上部材の上面に樹脂製の被覆材を取り付けておけば、この被覆材の表面に凹凸を形成することなどで、滑り止め機能を容易に付加でき、車椅子での移動などもスムーズに行うことができる。
なお、本発明において、断熱材とは、少なくとも、金属製の室外部材、室内部材に比べて熱伝導率が低い材料を意味し、例えば、ウレタン樹脂や塩化ビニル樹脂等の熱伝導率が小さく、熱を通しにくい合成樹脂等である。
図1〜図2において、サッシ窓1は、引違い窓を構成するものであって、より詳しくは、バルコニー等に出入りする部分に設けられるテラス戸である。このサッシ窓1は、建物の開口部に取り付けられた窓枠10と、この窓枠10内に摺動可能に建て付けられた室外側の外障子20Aおよび室内側の内障子20Bとを備え、外障子20Aの室外側には網戸2が建て付けられるようになっている。
ここで、連結部材11C〜14Cは、溶融したウレタン樹脂等の合成樹脂を室外部材11A〜14A、室内部材11B〜14B間の対向するポケット部分に注入、硬化させることで形成されている。ただし、予め成型された硬質合成樹脂製の板状部材で連結部材を形成してもよく、このような板状部材は、室内外部材間にかしめ等によって取り付けられる。
下枠12の室外部材12Aおよび室内部材12Bには、それぞれ上方に突設した外レール17および内レール18が設けられている。外レール17では、外障子20Aの下部側の戸車が転動してガイドされ、内レール18では、内障子20Bの下部側の戸車が転動してガイドされる。
以下には、本実施形態での最も特徴的な構成を有する窓枠10の下枠12について、図3〜図6をも参照して詳説する。なお、図3は下枠12を示す分解斜視図、図4は下枠12を示す斜視図、図5は外障子側の縦断面図、図6は内障子側の縦断面図である。
一方、下枠12の室内側端部つまり室内部材12Bの室内側端部には室内の床板5上に取り付けられる被覆部51が設けられている。
そして、下枠12の各レール17,18、第1立上部材70、第2立上部材170、被覆部51の各上面の高さレベルは略同一とされ、上面に段差が生じないバリアフリータイプの下枠12とされている。
下枠12の室外部材12Aは、アルミ押出形材で構成され、外レール17、筒状部40、支持片部41、取付片43、ポケット部45、網戸レール46、水切部47等を備えている。
具体的には、筒状部40は、略角筒状に形成され、その室内側側面から下方には躯体への取付片43が延長形成されている。また、前記筒状部40の上面44の室外側端縁には前記外レール17が立設され、上面44から室内側に延長された部分には前記連結部材12Cが充填されるポケット部45が形成されている。そして、前記支持片部41は、上面44において前記外レール17およびポケット部45の間に立設されている。
また、前記外レール17の室外側には網戸2をガイドする網戸レール46が形成され、前記筒状部40の室外側には水切部47が形成されている。
さらに、ポケット部45の上面には、上方に突設されて連結部材用カバー材80が係合される突部48と、室外側に突設されて各立上部材70,170が係合される室内側係合部としての突片部49とが形成されている。
また、支持片部41の室内面から室内部材12Bの室外側端縁(内レール18の室外面)までの見込み寸法をL3とし、外レール17の室内面から支持片部41の室内面まで見込み寸法をL4とした場合、見込み寸法L3は、見込み寸法L4の9/10以上、11/10以下とされ、見込み寸法L4とほぼ同じ長さに設定されている。
さらに、前記支持片部41は、支持片部41から室外部材12Aの室内側端縁までの見込み寸法L2が、外レール17から室外部材12Aの室内側端縁までの見込み寸法L1の1/2以下でありかつ1/3以上となる位置に形成されている。
また、前記支持片部41は、支持片部41から内レール18までの見込み寸法L3が、外レール17から支持片部41まで見込み寸法L4とほぼ同じ長さ(寸法L4の±10%の範囲内)となる位置に形成されている。
これにより、前記支持片部41は、前記連結部材12Cが配置されたポケット部からある程度の距離(寸法L2)だけ離れて配置されているとともに内レール18および外レール17の略中間部に配置されることになる。
従って、上面44の上方の空間は、風止め部材60によって左右に区画され、各レール17,18間においては、閉鎖状態にある外障子20Aの室内側に位置する領域A、つまり図3において風止め部材60から外障子20Aが当接する縦枠13までの領域Aが、外障子20Aが閉鎖状態とされた位置に対応した外障子側領域Aとなる。一方、閉鎖状態にある内障子20Bの室外側に位置する領域B、つまり図3において風止め部材60から内障子20Bが当接する縦枠14までの領域Bが、内障子20Bが閉鎖状態とされた位置に対応した内障子側領域Bとなる。
ここで、前記上面44は室内側から室外側に向かって低くなるように傾斜され、水勾配が付けられている。そして、前記ポケット部45の高さ位置は、上面44の最も高い室内側よりも上方とされている。このため、前記ポケット部45に充填された前記連結部材12Cの上面レベルは、上面44よりも高い位置とされている。
さらに、筒状部50の下面には、躯体上面に当接する当接片53,54が下方に延長されて形成されており、室内側の当接片54からは室内側に向かって延出されて躯体上面にビスや釘などで固定される固定片55が形成されている。また、筒状部50の内周面には、縦枠13,14との接合用に用いられるビスホールが形成されている。
また、前記内レール18は、下半分と上半分とが室内外方向に偏心して一体成形されており、その中間部分の段部には、連結部材用カバー材80が係合される係合溝18Aが形成されている。
さらに、前記内レール18の室内面には、後述するレールカバー材90が係合される凹部18Bが形成されている。なお、前記被覆部51の室外面にも、レールカバー材90が係合される突部が突設されている。
第1立上部材70は、図5に示すように、硬質PVC等で構成され、軟質PVC等で構成されて第1立上部材70の上面に設けられた被覆材75と共に同時押出成形等によって製造された樹脂形材である。
第1立上部材70は、中空形状の立上片部72と、立上片部72の室内面から下方に延長された室内側係合片73と、立上片部72の室外面から下方に延長され、さらに室外側および上方へと略U字状に延長された室外側係合片74とを備えて構成されている。
被覆材75の室外側端縁は、立上片部72の上面から室外側に突出されており、外障子20Aの室内面に当接する気密材としても機能するように設定されている。また、被覆材75の上面には複数の突条部が形成され、車椅子の車輪等が載った場合にそのスリップを防止できるように構成されている。
第2立上部材170は、アルミ押出形材等で構成され、立上片部172と、立上片部172の室内面から下方に延長された室内側係合片173と、立上片部172の室外面から下方に延長され、さらに室外側および上方へと略U字状に延長された室外側係合片174とを備えて構成されている。
立上片部172には、その上面に開口しかつ各レール17,18に平行に形成された取付溝172Aが形成されている。そして、この取付溝172Aには被覆材175が取り付けられている。
被覆材175の上面には複数の突条部が形成され、車椅子の車輪等が載った場合にそのスリップを防止できるように構成されている。
この支持片部41上に載置されて取り付けられた第1立上部材70および第2立上部材170の各上面は、前記各レール17,18の上端と略同じ高さ位置とされている。これにより、各レール17,18間の溝部内の隙間寸法が小さくなり、車椅子などで移動する場合もスムーズに移動することができるバリアフリー対応のサッシ窓1とされている。
連結部材用カバー材80(80A,80B)は、ウレタン樹脂やAES(アクリロニトリルエチレンプロピレンゴムスチレン)樹脂等の合成樹脂で構成され、前記連結部材12Cの上面を被覆する被覆部81と、この被覆部81から上方に突設された連結部82と、連結部82の上部に連続して形成されて前記被覆部81と略平行に配置されたカバー部83とを備えて構成されている。
被覆部81およびカバー部83の上面は、室内側から室外側に向かって低くなるように傾斜されて水勾配が付けられている。また、カバー部83の室内側端縁には上方に向かって突出されて前記係合溝18Aに係合される突出部が形成されている。また、カバー部83の室外側端縁には下方に突出された水切部が形成されている。
連結部材用カバー材80は、連結部82の突出部が前記係合溝18Aに係合され、被覆部81が前記ポケット部45上面の突部48に当接され、被覆部81の室内側端部が係合溝57に係合されており、これらの3カ所が室外部材12A、室内部材12Bに当接係合されることで、がたつくことなく着脱可能に位置決め固定されている。
レールカバー材90は、底面部91、底面部91の室内側端縁から上方に突出された側壁部92、底面部91の室外側端縁から上方に突出された側壁部93を備えて上面側が開口されて断面略コ字状に形成されている。さらに、底面部91の下面には下方に突出した突部94を備えている。
そして、側壁部92が前記被覆部51の室外面に形成された突部に当接し、側壁部93が前記内レール18の凹部18Bに当接し、突部94が室内部材12Bの上面52に当接することで、レールカバー材90は室内部材12Bに対して3カ所で当接し、がたつくことなく着脱可能に位置決め固定されている。
閉鎖状態とされた外障子20A側(外障子側領域A)では、第1立上部材70の室外側係合片74に排水孔74Aが1つあるいは複数個形成されている。本実施形態では、図3に示すように、排水孔74Aは第1立上部材70の両端に各4個形成されている。
排水孔74Aは、下枠12の上面44において、外レール17、支持片部41、上面44、風止め部材60、縦枠13で区画形成される水溜空間22Aに連通されている。
また、第1立上部材70の室内側係合片73にも排水孔73Aが形成されている。この排水孔73Aは、下枠12の上面44において、支持片部41、ポケット部45、風止め部材60、縦枠13で区画形成される水溜空間26Aに連通されている。
水溜空間22Aは、外レール17に形成された排出口23Aを介して室外側と連通されている。排出口23Aは、外障子側領域Aにおいて1〜3カ所程度設ければよい。本実施形態では、排出口23Aは、外障子側領域Aの幅方向両端側、つまり縦枠13に近い部分と、風止め部材60に近い部分との2カ所に設けられている。
なお、排出口23Aには排出口カバー24が取り付けられ、排出口カバー24には排水弁24Aが形成されている。
また、水溜空間22Aおよび水溜空間26Aは、支持片部41に形成された排水口27Aを介して連通されている。排水口27Aは、外障子側領域Aにおいて1〜3カ所程度形成されている。本実施形態では、排出口23Aの形成位置に対応して2カ所設けられている。
また、第2立上部材170の室内側係合片173にも排水孔173Aが形成されている。この排水孔173Aは、下枠12の上面44において、支持片部41、ポケット部45、風止め部材60、縦枠14で区画形成される水溜空間26Bに連通されている。
水溜空間22Bは、外レール17に形成された排出口23Bを介して室外側と連通されている。排出口23Bも、内障子側領域Bにおいて1〜3カ所程度設ければよく、本実施形態では、排出口23Bは、内障子側領域Bの幅方向両端側、つまり縦枠14に近い部分と、風止め部材60に近い部分との2カ所に設けられている。
なお、排出口23Bには排出口23Aのような排出口カバー24は取り付けられていない。また、水溜空間22Bおよび水溜空間26Bは、支持片部41に形成された排水口27Bを介して連通されている。排水口27Bは、内障子側領域Bにおいて1〜3カ所程度形成され、本実施形態では排出口23Bの形成位置に対応して2カ所設けられている。
内レール18の外障子側領域Aに位置する部分には、排水口30が形成されている。排水口30は、連結部材用カバー材80Aの被覆部81、連結部82およびカバー部83で区画される空間内に連通され、さらに、連結部82に形成された排水口31を介して水溜空間26Aに連通されている。
ここで、前記排水口30、排水口31は、外障子側領域Aにおいて、1〜3カ所程度設けられており、各排水口30,31は下枠12の左右方向の位置がほぼ同じとなる位置に形成されている。
[外障子側領域Aにおける排水]
外障子20A等から浸入した雨水等が第1立上部材70の室外側係合片74に流れ込むと、その雨水は排水孔74Aを介して前記水溜空間22Aに流れ込んで溜まる。
水溜空間22Aに溜まった雨水等は、外レール17に形成された排出口23Aおよび排出口カバー24の排水弁24Aを介して室外側に排水される。この際、水溜空間22Aは、風止め部材60や外障子20Aによって外気と遮断されて室内側の空間とされているため、水溜空間22Aの圧力(内圧)は室外側の風圧力(外圧)と異なる。従って、風がサッシ窓1側に吹き付けて風圧が高まった場合(風圧力が正圧となった場合)等、水溜空間22Aに溜まった雨水等の水頭圧が外圧よりも小さい状態では、排水弁24Aは閉じられるため、風が水溜空間22Aに吹き込むことを防止している。
一方、風圧力が負圧となった場合等、水溜空間22Aに溜まった雨水等の水頭圧が外圧よりも大きくなれば、その圧力差で排水弁24Aが開いて水溜空間22A内の雨水が室外側に排水される。
水溜空間26Aに流れ込んだ雨水等は、支持片部41に形成された排水口27Aを介して前記水溜空間22Aに流れ込み、前述の通り、排出口23A、排水弁24Aを介して室外側に排水される。
内障子側領域Bにおいて内障子20Bの室外側に位置する第2立上部材170の室外側係合片174に流れ込んだ雨水等は、室外側係合片174の排水孔174Aを介して前記水溜空間22Bに流れ込む。
水溜空間22Bに流れ込んだ雨水等は、外レール17に形成された排出口23Bを介して室外側に排水される。ここで、水溜空間22Bは、内障子20Bの室外側に位置して外気と等圧な空間であるため、気圧差によって排出口23Bから雨水等が水溜空間22Bに吹き込むことはない。従って、排出口カバー24は取り付けられておらず、水溜空間22Bに流れ込んだ雨水等は、上面44の水勾配によって排出口23Bから順次排出される。
水溜空間26Bに流れ込んだ雨水等は、支持片部41に形成された排水口27Bを介して前記水溜空間22Bに流れ込み、前述の通り、排出口23Bを介して室外側に排水される。
また、内障子20Bの室内側に浸入し、レールカバー材90の上面に流れ落ちた雨水等は、レールカバー材90の排水口28を介して水溜空間29に流れ込む。水溜空間29に流れ込んだ雨水等は、内レール18に形成された排水口30、連結部材用カバー材80の被覆部81上、排水口31を介して水溜空間26Aに流れ込み、水溜空間26Aに流れ込んだ雨水は、前述の通り、排水口27A、水溜空間22A、排出口23A、排水弁24Aを介して室外側に排水される。
一方、清掃が終わった後等に各立上部材70,170を取り付けるには、室外側係合片74,174の室外側端縁を外レール17に係合し、室内側係合片73,173を突片部49に係合して取り付ければよい。
(1) 外レール17および内レール18間に支持片部41および各立上部材70,170を設け、各レール17,18および立上部材70,170の上端高さレベルを略同一としたので、下枠12の上面に段差などが無くなり、車椅子で移動する場合や子供、老人等が歩行する場合にスムーズに移動できるバリアフリー対応のサッシ窓1を構成できる。
また、下枠12の外障子側領域Aにおいて、第1立上部材70で被覆できない室内側露出面を第1連結部材用カバー材80A、レールカバー材90で被覆しているので、下枠12の断熱性能をより一層向上することができる。
さらに、各レール17,18間に設けられる突出部を、室外部材12Aと一体に形成されたアルミ製の支持片部41と合成樹脂製の第1立上部材70とで構成したので、前記突出部を合成樹脂製の部材のみで構成した場合に比べて突出部の剛性を向上できる。このため、車椅子に載った人等が第1立上部材70上を通過しても、その荷重を十分に支持することができる。
また、金属製の第2立上部材170は、樹脂製の第1立上部材70に比べてより剛性や強度を高くすることができ、第2立上部材170に人や車椅子が載って荷重が加わっても、その荷重を十分に支持できる上、傷つきにくくすることができる。特に、引違い窓においては、通常、内障子20Bを開閉して室内外を出入りすることが多いため、内障子20Bを開いた際に通過する第2立上部材170を金属製としておけば、繰り返し荷重が加わっても変形することもなく、長期間の利用が可能である。
さらに、室外側に露出する第2立上部材170を、サッシ窓1において室外側に露出する各枠11〜14の室外部材11A〜14Aと同じアルミ等の金属材で構成しているので、質感や色などを共通化でき、意匠的な統一感も得られ、窓枠10の外観を向上することもできる。そのうえ、第2立上部材170として耐候性に優れた高価な樹脂を利用する必要がないため、コストを低減することができる。
その上、各立上部材70,170の断面外形形状を略同一にし、室内側係合片73,173、室外側係合片74,174をそれぞれ形成しているので、下枠12への取付構造を共通化でき、下枠12の製造が容易になり、コストも低減できる。
同様に、第2立上部材170の上面には、突条部が形成された被覆材175が取り付けられているので、第2立上部材170においても車椅子等のスリップを防止でき、車椅子等をスムーズに移動させることができる。
特に、支持片部41は、前記連結部材12Cから離れて形成され、かつ、その高さ位置が各レール17,18よりも低く形成されているので、内レール18の上端と支持片部41の水平面部41Bとの間の開口寸法を非常に大きくすることができ、前記連結部材12Cの充填作業等を容易に行うことができる。
また、立上部材70,170が仮に破損したとしても、立上部材70,170は容易に交換できるので、低コストで補修できる。
さらに、支持片部41の上面を水平面部41Bで構成し、この水平面部41Bに立上部材70,170を載置しているので、立上部材70,170に加わった加重を水平面部41Bの広い面積で支持できる。このため、立上部材70,170の一部分に応力が集中することがなくなり、立上部材70,170の破損を防止することができる。
さらに、連結部材12Cの上面に防水テープなどを貼って防水処理を施した場合には、被覆部51の上面を越えないレベルまで雨水を溜めることもでき、水密性能をより高めることができる。
その上、水溜空間29に連通する排水口30,31は、内圧とされる外障子側領域A側のみに形成し、室外側と等圧の内障子側領域Bの水溜空間22B,26Bには連通されていないので、水溜空間29や排水口28から室内側に外気が吹き込むことを防止できる。
本実施形態は、図7,8に示すように、特に、支持片部41や立上部材70A,170Aの構成が前記第1実施形態と相違するが、他の構成は前記第1実施形態と同一または同様な構成であるため、説明を省略する。
第1立上部材70Aは、図7に示すように、前記第1立上部材70と同様に、硬質PVCやウレタン樹脂等の合成樹脂で構成され、中空形状の筒状部271と、筒状部271の室内面から下方に延長されて前記支持片部41の係合部41Cに係合された係止部272と、筒状部271から室外側に延長された水平面部273とを備えて構成されている。
水平面部273の室外端縁には下方に折曲された水切り部が形成され、水平面部273の下面には断面略L字状に形成されて前記支持片部41の水平面部41Bの室外側端縁が係合する係合部273Aが形成されている。
この立上部41に取り付けられた各立上部材70A,170Aの上面も、前記各レール17,18の上端と略同じ高さ位置とされている。これにより、各レール17,18間の溝部内の隙間寸法が小さくなり、車椅子などで移動する場合もスムーズに移動することができるバリアフリー対応のサッシ窓1とされている。
(17)各立上部材70A,170Aを支持片部41のみに係合し、ポケット部45部分や連結部材用カバー材80には係合させていないので、各立上部材70A,170Aと、連結部材用カバー材80間にそれらの全長に渡る大きな排水口25A,25Bを形成できる。このため、カバー材80の上面に達した雨水等が前記排水口25A,25Bから水溜空間26A、26Bにスムーズに流れ落ち、排水性を格段に向上できる。従って、カバー材80の上面に雨水等が滞留することも無く、雨水等が滞留しないことで内観視されないから、使用者が不安を覚える心配もない。
例えば、第1立上部材および第2立上部材の構成としては、前記第1実施形態のように、外レール17および室外部材12Aの室内側端部(ポケット部45)に係合されるものや、第2実施形態のように支持片部のみに係合されるものに限らず、下枠12への取付構造は適宜選択できる。例えば、各立上部材を支持片部のみに係合する構造としては、前記各立上部材を支持片部の水平面部の室内側端縁および室外側端縁のみに係合させて支持するものでもよく、その取付構造は適宜選択できる。
また、第1立上部材および第2立上部材は、支持片部41および突片部49の2カ所や、支持片部41および外レール17の2カ所に係合されるものでもよい。
さらに、前記実施形態では、下枠12に支持片部41を形成し、この支持片部41上に前記各立上部材70,170を載置して取り付けていたが、支持片部が形成されていない下枠12の上面44に載置して取り付けられるものでもよい。
要するに、第1立上部材および第2立上部材は、外障子側領域Aに配置される第1立上部材を樹脂製とし、内障子側領域Bに配置される第2立上部材を金属製とすればよく、その具体的な構造、形状、下枠12への取付構造は前記実施形態のものに限定されず、実施にあたって適宜設定すればよい。
同様に、第2立上部材170に取り付けられた被覆材175も必ずしも設ける必要はない。この場合も、必要に応じて、アルミなどの金属製の第2立上部材170の上面に、スリップ防止用の突条部を直接形成すればよい。
さらに、前記実施形態では、被覆材75の室外側端縁を外障子20Aに当接可能に構成して気密材として利用していたが、被覆材75を気密材として兼用しなくてもよい。例えば、レールに当接する気密材を障子側に取り付けてもよく、サッシ窓に用いられる一般的な気密構造を適宜採用すればよい。
同様に、支持片部41の形状なども前記実施形態のものに限らない。すなわち、支持片部は、各立上部材70,170とともに、突出部を構成し、立上部材に加わる荷重を、支持片部を介して室外部材12A、躯体へと伝達できるものであればよい。さらに、立上部材70,170を支持片部41に係合する場合には、水平面部41B等を設けてその係合が可能な構造とされていればよい。
さらに、連結部材用カバー材80やレールカバー材90の具体的な構造も前記実施形態のものに限らず、下枠12の構造などに応じて適宜設定すればよい。
また、縦枠や上枠も前記実施形態のような断熱形材を用いたものに限定されず、アルミ押出形材のみで構成されていてもよく、さらにアルミ押出形材と合成樹脂との複合材、アルミ押出形材と合成木との複合材、アルミ押出形材と天然木との複合材、あるいは合成樹脂単体などといった任意の形態の材料で構成可能である。さらに、障子の具体的構成も任意である。
Claims (8)
- 上枠、下枠および左右の縦枠で構成された窓枠と、この窓枠内に組み込まれた室内側の内障子および室外側の外障子とを備えたサッシ窓であって、
前記下枠には、内障子が案内される内レールおよび外障子が案内される外レールが設けられ、
各レール間において閉鎖状態にある外障子が存在する外障子側領域には、樹脂製の第1立上部材が前記下枠に対して着脱可能に取り付けられ、
各レール間において閉鎖状態にある内障子が存在する内障子側領域には、金属製の第2立上部材が前記下枠に対して着脱可能に取り付けられ、
第1立上部材および第2立上部材は、各レールに平行に形成された立上片部を備え、
前記内レール、外レールおよび各立上部材の立上片部の上面は略同じ高さレベルであるサッシ窓。 - 前記下枠の各レール間には、上面高さ位置が前記各レールの上面高さ位置よりも低く形成され、かつ、各レールに平行に形成された支持片部が下枠に対して一体に形成され、
前記第1立上部材および第2立上部材は、前記支持片部の上面に配置されて下枠に着脱可能に取り付けられている請求項1に記載のサッシ窓。 - 前記支持片部は、室外部材の上面から上方に突設された立上片と、この立上片の上端から延出された水平面部と、前記立上部の上下方向中間から水平方向に突設された係合部とを備えて構成され、
前記各立上部材は、前記水平面部および係合部に係合されて立上部に着脱可能に取り付けられている請求項2に記載のサッシ窓。 - 前記下枠の外レールの室内面および前記支持片部よりも室内側の位置には、それぞれ立上部材の室外側係合部および室内側係合部が形成され、
前記各立上部材は、前記立上片部と、立上片部から室外側に突出されて前記室外側係合部に係合された室外側係合片と、立上片部から室内側に突出されて前記室内側係合部に係合された室内側係合片とを備えて構成されている請求項1または請求項2に記載のサッシ窓。 - 前記支持片部は、閉鎖状態にある各障子の召合せ框の直下位置に対応した部分が切り欠かれており、この切欠部分には風止め部材が配置され、
前記第1立上部材は風止め部材に対して閉鎖状態にある外障子が存在する外障子側領域に配置され、
前記第2立上部材は風止め部材に対して閉鎖状態にある内障子が存在する内障子側領域に配置されている請求項1〜4のいずれかに記載のサッシ窓。 - 前記第1立上部材は、硬質樹脂材で形成され、前記立上片部の上面には前記硬質樹脂材よりも軟質な軟質樹脂材で形成された被覆材が一体に設けられ、この被覆材の室外側端縁は前記立上片部よりも室外側に突出されて外障子に当接可能に形成されている請求項1〜5のいずれかに記載のサッシ窓。
- 前記第2立上部材の立上片部には、立上片部上面に開口しかつ各レールに平行に形成された取付溝が形成され、この取付溝には立上片部の上面を被覆する樹脂製の被覆材が取り付けられている請求項1〜6のいずれかに記載のサッシ窓。
- 前記下枠は、金属製の室外部材および室内部材と、断熱材で構成されて前記室外部材および室内部材を連結する連結部材とを備えて構成され、
断熱材で構成されて前記連結部材の上面を被覆する連結部材用カバー材が前記下枠に取り付けられている請求項1〜7のいずれかに記載のサッシ窓。
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