JP2005232407A - 重荷重用空気入りタイヤ - Google Patents

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Hirofumi Aoki
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Abstract

【課題】 トレッドゴムにおける自己発熱性を抑制し、ヒステリシスロスを低下させ、トレッドパターンにおける深溝化を十分にすることができると共に耐摩耗性、耐偏摩耗性を更に改善した重荷重用空気入りタイヤを提供することにある。
【解決手段】 本発明の重荷重用空気入りタイヤは、天然ゴム及び/又は合成イソプレンゴム30〜80質量部、スチレン−ブタジエンゴムとブタジエンゴムとの合計が20〜70質量部からなるゴム成分100質量部に対して、カーボンブラックを40〜60質量部配合してなるゴム組成物であって、該スチレン−ブタジエンゴムが、Snを有すると共にスチレン成分を20〜45質量%の範囲で含み且つビニル量を30質量%以下とするスズ変性スチレン−ブタジエンゴムであるゴム組成物を、トレッドゴムに使用するものである。
【選択図】 なし

Description

本発明は、重荷重用空気入りタイヤに関するものであり、詳しくは、トレッドの耐摩耗性、耐偏摩耗性を改善し、且つ発熱性を改良してトレッドパターンの深溝化にも十分に対応しうる重荷重用空気入りタイヤに関するものである。
一般に、タイヤの摩耗ライフを改良する為には、トレッド面の主溝深さを深くすること、トレッド幅を広げること、トレッドゴム部の体積を増やすこと等が既知手法として知られている。しかしながら、トレッドの体積増加は発熱性の悪化が避けられない。また、溝深さを深くすることはトレッド部の揺動が増大し耐偏摩耗性の悪化を引き起こす。
発熱性の悪化を避けるためにトレッドに使用するゴム組成物中のカーボンをシリカに置換する手法がある。しかし、シリカの過剰な使用は耐摩耗性を悪化させるとされている(特許文献1を参照)。そこで、トレッドのゴム組成物としてゴム成分にスチレン−ブタジエンゴムを用い高密度ポリエチレンとシリカ及びシランカップリング剤とを組合せ添加することが提案されている(特許文献1を参照。)。スチレン−ブタジエンゴムはヒステリシスロスが増加するために使用され、耐偏摩耗性を改善するものであるとしている。しかしながら、このようなスチレン−ブタジエンゴムの大量使用は発熱性を悪化させる傾向にあるためその配合量に制約がある。
特開平11−59116号公報
従って、本発明は、斯かる実情に鑑み、トレッドゴムにおける自己発熱性を抑制し、ヒステリシスロスを低下させ、トレッドパターンにおける深溝化を十分にすることができると共に耐摩耗性、耐偏摩耗性を更に改善した重荷重用空気入りタイヤを提供することにある。
本発明者等は、前記の課題を解決するため、タイヤトレッド用のゴム組成物中に、ゴム成分としてSnを有するスチレン−ブタジエンゴム(スズ変性SBR)、特にスチレン成分の末端にSnを付加変性させたスズ変性SBRを配合すると、更には、このスズ変性SBRに加えて所定のヒドラジド化合物(BMH)を配合すると、そのゴムの自己発熱性を抑制しながらヒステリシスロスを低下させ、トレッドゴム自体の発熱性を良好にすることからトレッドパターンの深溝化のデメリットを克服することが可能であること、そして、、耐摩耗性、耐偏摩耗性が改善されることを見出し、本発明に至ったものである。
即ち、本発明は、以下の(1)乃至(6)の手段或いは構成を特徴するものである。
(1) 天然ゴム及び/又は合成イソプレンゴム30〜80質量部、スチレン−ブタジエンゴムとブタジエンゴムとの合計が20〜70質量部からなるゴム成分100質量部に対して、カーボンブラックを40〜60質量部配合してなるゴム組成物であって、該スチレン−ブタジエンゴムが、Snを有すると共にスチレン成分を20〜45質量%の範囲で含み且つビニル量を30質量%以下とするスズ変性スチレン−ブタジエンゴムであるゴム組成物を、トレッドゴムに使用する重荷重用空気入りタイヤ。
(2)上記のゴム成分中にスズ変性スチレン−ブタジエンゴムが20〜50質量%を含むゴム組成物を、トレッドゴムに使用する請求項1記載の重荷重用空気入りタイヤ。
(3)上記のスズ変性スチレン−ブタジエンゴムが、スチレンの重合開始末端又は重合活性末端の少なくとも一方の末端にSnを有するスズ変性スチレン−ブタジエンゴムからなるゴム組成物を、トレッドゴムに使用する請求項1又は2記載の重荷重用空気入りタイヤ。
(4)上記のゴム成分100質量部に対してヒドラジド化合物が0.3〜3.0質量部の範囲で含むゴム組成物を、トレッドゴムに使用する請求項1〜3の何れかに記載の重荷重用空気入りタイヤ。
(5)トレッドにおける最大溝の深さが24mm以上である請求項1〜4の何れかに記載の重荷重用空気入りタイヤ。
上記手段によれば、スズ変性SBRをゴム成分として加えることにより、トレッドゴムの自己発熱性を抑制しヒステリシスロスを低下することができる。このため、トレッドパターンの深溝化が可能となり、耐摩耗性、耐偏摩耗性を改善させ、タイヤの摩耗を改良することができる。また、これに加えて所定のヒドラジド化合物を配合すると、トレッドゴムの発熱性及び耐摩耗性の低下を更に抑制して弾性率の低下等を抑え、重荷重用空気入りタイヤの性能を更に向上させる。
以下に、本発明の実施の形態について詳しく説明する。
本発明の重荷重用空気入りタイヤは、天然ゴム及び/又は合成イソプレンゴム30〜80質量部、スチレン−ブタジエンゴムとブタジエンゴムとの合計が20〜70質量部からなるゴム成分100質量部に対して、カーボンブラックを40〜60質量部配合してなるゴム組成物であって、該スチレン−ブタジエンゴムが、Snを有すると共にスチレン成分を20〜45質量%の範囲で含み且つビニル量を30質量%以下とするスズ変性スチレン−ブタジエンゴムであるゴム組成物を使用するものである。
ゴム組成物において、スズ変性スチレン−ブタジエンゴムは、少なくとも20質量%以上、更に好ましくは25〜50質量%の範囲であり、その他のゴムはブタジエンゴムであることが好ましい。ブタジエン系ゴム中のスズ変性スチレン−ブタジエンゴムが上記範囲未満では、低発熱性及びヒステリシスロスを十分に向上させない。
ゴム組成物はゴム成分100質量部に対して、スズ変性スチレン−ブタジエンゴム及びブタジエンゴムの合計が20〜70質量部の範囲で含み、好ましくはスズ変性スチレン−ブタジエンゴムを25〜50質量部の範囲で含むことである。また、これら以外の天然ゴム及び/又は合成イソプレンゴムを80〜30質量部の範囲で配合することが好ましい。合成イソプレンゴムは、イソプレンモノマーの重合により得られたものであり、中でもシス1,4−結合が98%前後のタイプは、天然ゴムに極めて類似の分子構造を有するため、天然ゴムに近い基本的な特性を有している。
上記のスズ変性スチレン−ブタジエンゴム及びブタジエンゴムの合計が20質量部未満では、耐偏摩耗性を十分に向上させない。また、これらの合計が70質量部を超えると、ゴム全体の耐破壊特性を悪くする。
スズ変性スチレン−ブタジエンゴムは、溶液重合によって得られるスチレン−ブタジエン共重合体であって、スチレン成分が20〜45質量%の範囲で含まれ且つビニル量が30質量%以下にあり、スズは重合鎖中、スチレンの重合開始末端、重合活性末端の何れかに有していても良く、特に、スチレンの重合開始末端、又は重合活性末端の少なくとも一方の末端にSnを有する末端スズ変性スチレン−ブタジエンゴムであることが好ましい。
スズ変性スチレン−ブタジエンゴムは、例えば以下に示す重合開始剤を用いて製造することができる。
基本的には原料として1,3−ブタジエン及びスチレンを用いる。また、アルカリ金属化合物、好ましくはリチウム化合物を重合開始剤とし、溶液重合(アニオン重合)させることにより得る。そして、このような重合により、末端が重合活性末端であるスチレン−ブタジエン共重合体からなるベースポリマー(反応停止前の活性末端を有する共重合体)を得る。ベースポリマーの末端をスズ化合物で変性することにより、所望のスズ変性スチレン−ブタジエンゴムを得る。
また、重合開始剤としては、スズ原子を有するアルカリ金属化合物、好ましくはスズ原子を有するリチウム化合物を重合開始剤とすることができる。この場合、重合開始末端にもスズ原子が導入される。また、ポリマー鎖中にスズ原子を導入するものとしては、原料として1,3−ブタジエン及びスチレンに加えてスズ原子含有化合物(モノマー)を使用することができる。
ベースポリマーに使用する重合開始剤は、アルカリ金属化合物であるが、リチウム系化合物が良い。リチウム系化合物としては、通常のリチウム化合物だけでなく、上述したようにスズ原子を有するリチウム化合物、スズ原子及び窒素原子を有するリチウム化合物を使用しても良い。
リチウム化合物としては、例えばヒドロカルビルリチウム、リチウムアミド化合物などが用いられる。ヒドロカルビルリチウムでは、重合開始末端がヒドロカルビル基であるスチレン−ブタジエン共重合体のベースポリマーが得られる。また、リチウムアミド化合物では、重合開始末端に窒素含有基を有するベースポリマーが得られる。
ヒドロカルビルリチウムとしては、炭素数2〜20のヒドロカルビル基を有するものが良く、例えば、エチルリチウム、n−プロピルリチウム、イソプロピルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、t−ブチルリチウム、tert−オクチルリチウム、n−デシルリチウム、フェニルリチウム、2−ナフチルリチウム、2−ブチル−フェニルリチウム、4−フェニル−ブチルリチウム、シクロヘキシルリチウム、シクロペンチルリチウム、ジイソプロペニルベンゼンとブチルリチウムとの反応生成物などが挙げられる。
リチウムアミド化合物としては、例えばリチウムヘキサメチレンイミド,リチウムピロリジド,リチウムピペリジド,リチウムヘプタメチレンイミド,リチウムドデカメチレンイミド,リチウムジメチルアミド,リチウムジエチルアミド,リチウムジブチルアミド,リチウムジプロピルアミド,リチウムジヘプチルアミド,リチウムジヘキシルアミド,リチウムジオクチルアミド,リチウムビス−2−エチルヘキシルアミド,リチウムジデシルアミド, リチウム−N−メチルピペラジド,リチウムエチルプロピルアミド,リチウムエチルブチルアミド,リチウムメチルブチルアミド,リチウムエチルベンジルアミド,リチウムメチルフェネチルアミド等が挙げられる。
上述したように、その他のスズ原子を有するリチウム化合物としては、トリブチルスズリチウム,トリオクチルスズリチウムなどのトリオルガノスズリチウム化合物が挙げられる。スズ原子及び窒素原子を有するリチウム化合物としては、代表的なものとしてトリオルガノアミドスズリチウム(式が[R1(R2)N]3SnLiで、R1が水素、R2は炭素水素基。)とトリオルガノイミドスズリチウム(式が[R1(R2)N]3SnLiで、R1及び、R2は炭素水素基であって、R1とR2の末端は互いに結合していて良い。)とを挙げることができる。具体的には、トリピロリジドスズリチウム,トリヘキサメチレンイミドスズリチウム,トリジエチルアミドスズリチウム,及びトリ(ジプロピルアミド)スズリチウムなどがある。
また、原料として1,3−ブタジエン及びスチレンに加えてスズ原子含有化合物(モノマー)等を用いても良く、スズ原子含有化合物としては、2−トリブチルスタニル−1,3−ブタジエン、2−トリオクチルスタニル−1,3−ブタジエン、2−トリシクロヘキシルスタニル−1,3−ブタジエン、2−トリフェニルスタニル−1,3−ブタジエン、2−ジブチルフェニルスタニル−1,3−ブタジエン、2−ジフェニルオクチルスタニル−1,3−ブタジエン、m−ビニルベンジルトリブチルスズ,m−ビニルベンジルトリオクチルスズ,m−ビニルベンジルトリフェニルスズ,m−(1−フェニルビニル)ベンヂルトリブチルスズ、及びこれらのp体,m体/p体混合物などがある。
スズ変性スチレン−ブタジエンゴムは、上記のリチウム化合物を重合開始剤として用い、アニオン重合によるスチレン−ブタジエン共重合体の製造方法としては特に制限はなく、従来公知の方法を用いることができる。具体的には、反応に不活性な有機溶剤、例えば脂肪族,脂環族,芳香族炭化水素化合物などの炭化水素系溶剤中において、有機リチウム化合物を重合開始剤として、スチレンと1,3−ブタジエンをアニオン重合させることにより、目的のスチレン−ブタジエン共重合体が得られる。この重合反応における温度は、通常−80〜150℃、好ましくは−20〜100℃の範囲で選定される。重合反応は、発生圧力下で行うことができるが、通常は単量体を実質的に液相に保つ十分な圧力で操作することが望ましい。またより高い圧力を用いることができ、このような圧力は重合反応に関して不活性なガスで反応器を加圧する等の適当な方法で得られる。得られたベースポリマーにおける重合開始末端にヒドロカルビル基又は窒素含有基を有し、かつ他方の末端が重合活性である変性前のスチレン−ブタジエン共重合体の重合活性末端に、スズ化合物を反応させることにより、スズ変性スチレン−ブタジエン共重合体ゴムが得られる。
上記スズ化合物としては、例えば四塩化スズ,トリブチルスズクロリド,トリオクチルスズクロリド,ジオクチルスズジクロリド,ジブチルスズジクロリド,塩化トリフェニルスズなどが挙げられる。
スズ変性スチレン−ブタジエンゴムは、スチレン成分が20〜45質量%の範囲で含まれ且つビニル量が30質量%以下にあり、好ましくはスチレン成分が25〜35質量%の範囲である。
スズ変性スチレン−ブタジエンゴムのスチレン成分が20質量%未満では、トレッドゴムにおける耐偏摩耗性及び低発熱性の両効果が十分でない。またスチレン成分が45質量%を超えると、トレッドゴムにおける発熱性を悪化させる。
また、スズ変性スチレン−ブタジエンゴムに含まれるビニル量が30質量%を超えると、耐摩耗性が低下する。
本発明の重荷重用空気入りタイヤのゴム組成物にあっては、そのゴム成分100質量部に対してヒドラジド化合物を配合することが好ましい。ヒドラジド化合物は、加硫戻りによる過加硫に起因する弾性率の低下を抑え、耐摩耗性の低下を抑制する。ヒドラジド化合物は、0.3〜3.0質量部の範囲、更に好ましくは0.5〜2.0質量部の範囲で配合することが好ましい。
ヒドラジド化合物が0.3質量部未満では、ヒドラジド化合物による耐偏摩耗性及び発熱性の改善効果が十分でなく、3.0質量部を超えるとトレッドゴムにおける作業性に悪影響を与える。また、ヒドラジド化合物は以下に示すように一種用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記のヒドラジド化合物としては、
例えば、一般式:Z−A−CO−NHN=C(R3)R4・・・(I)で表される化合物を挙げることができる。
一般式(I)において、Aは、アリーレン基、二価のヒダントイン残基又は炭素数1〜18の飽和若しくは不飽和の二価の鎖状炭化水素基を示す。
アリーレン基は、二価の芳香族性複素環式基を包含する。ここで、アリーレン基としては、フェニレン基又はナフチレン基が好ましく、そしてその環上には、低級アルキル基や低級アルコキシル基などの適当な置換基を有していてもよい。
また、二価のヒダントイン残基は、その環上に、低級アルキル基や低級アルコキシル基などの適当な置換基を有していてもよい。
炭素数1〜18の飽和若しくは不飽和の二価の鎖状炭化水素基としては、炭素数1〜18のアルキレン基、炭素数2〜18のアルケニレン基が挙げられ、これらは直鎖状、分岐状のいずれであってもよい。このようなアルキレン基やアルケニレン基の例としては、メチレン基,エチレン基,プロピレン基,ブチレン基,ヘキシレン基,オクチレン基,デシレン基,ビニレン基,アリレン基,プロペニレン基,ブテニレン基,ヘキセニレン基,オクテニレン基,デセニレン基などが挙げられる。
Zは水素原子、ヒドロキシル基、アミノ基、
又は一般式基:−CO−NHN=C(R5)R6・・・(II)で表される基を挙げることができる。ここで、R3〜R6は、それぞれ水素原子又は炭素数1〜18のヒドロカルビル基を示し、それらはたがいに同一でも異なっていてもよく、またR3とR4、R5とR6はたがいに結合して環構造を形成していてもよい。
炭素数1〜18のヒドロカルビル基としては、炭素数1〜18の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基、炭素数2〜18の直鎖状若しくは分岐状のアルケニル基、炭素数3〜18のシクロアルキル基、炭素数6〜18のアリール基及び炭素数7〜18のアラルキル基を挙げることができる。シクロアルキル基、アリール基及びアラルキル基の環上には、低級アルキル基や低級アルコキシル基アミノ基、アルキル置換アミノ基、ヒドロキシル基などの適当な置換基を有していてもよい。
上記のアルキル基の例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基などがある。
アルケニル基の例としては、ビニル基、アリル基、プロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル基、オクテニル基、デセニル基などが、シクロアルキル基の例としては、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、メチルシクロヘキシル基などがある。
アリール基の例としては、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基、メチルナフチル基などが、アラルキル基の例としては、ベンジル基、フェネチル基、ナフチルメチル基などがある。
この一般式(I)で表される化合物の中で、Aがアリーレン基で、かつZがヒドロキシル基であるものが好ましく、特に、下記一般式(I−a)及び一般式(I−b)で表されるヒドラジド化合物が性能の点から好ましい。尚、式中のR3及びR4は前記と同じである。
Figure 2005232407
上記の一般式(I)で表されるヒドラジド化合物の例としては、1−ヒドロキシ−N’−(1−メチルエチリデン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド,1−ヒドロキシ−N’−(1−メチルプロピリデン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド,1−ヒドロキシ−N’−(1−メチルブチリデン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド,1−ヒドロキシ−N’−(1,3−ジメチルブチリデン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド,1−ヒドロキシ−N’−(2,6−ジメチル−4−ヘプチリデン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド,2−ヒドロキシ−N’−(1−メチルエチリデン)−3−ナフトエ酸ヒドラジド,2−ヒドロキシ−N’−(1−メチルプロピリデン)−3−ナフトエ酸ヒドラジド,2−ヒドロキシ−N’−(1−メチルブチリデン)−3−ナフトエ酸ヒドラジド,2−ヒドロキシ−N’−(1,3−ジメチルブチリデン)−3−ナフトエ酸ヒドラジド,2−ヒドロキシ−N’−(2,6−ジメチル−4−ヘプチリデン)−3−ナフトエ酸ヒドラジド,イソフタル酸ジ(1−メチルエチリデン)ヒドラジド,イソフタル酸ジ(1−メチルプロピリデン)ヒドラジド,イソフタル酸ジ(1−メチルブチリデン)ヒドラジド,イソフタル酸ジ(1,3−ジメチルブチリデン)ヒドラジド,イソフタル酸ジ(2,6−ジメチル−4−ヘプチリデン)ヒドラジド,イソニコチン酸(1−メチルエチリデン)ヒドラジド,イソニコチン酸(1−メチルプロピリデン)ヒドラジド,イソニコチン酸(1−メチルブチリデン)ヒドラジド,イソニコチン酸(2,6−ジメチル−4−ヘプチリデン)ヒドラジド,イソニコチン酸(1,3−ジメチルブチリデン)ヒドラジド,N’−(1−メチルエチリデン)−サリチル酸ヒドラジド,N’−(1−メチルプロピリデン)−サリチル酸ヒドラジド,N’−(1−メチルブチリデン)−サリチル酸ヒドラジド,N’−(1,3−ジメチルブチリデン)−サリチル酸ヒドラジド,N’−(2,6−ジメチル−4−ヘプチリデン)−サリチル酸ヒドラジド,N’−(1−メチルエチリデン)安息香酸ヒドラジド,N’−(1−メチルプロピリデン)安息香酸ヒドラジド,N’−(1,3−ジメチルブチリデン)安息香酸ヒドラジド,N’−(ベンジリデン)安息香酸ヒドラジド,N’−(4−ジメチルアミノフェニルメチレン)安息香酸ヒドラジド,N’−(4−メトキシフェニルメチレン)安息香酸ヒドラジド,N’−(4−ヒドロキシフェニルメチレン)安息香酸ヒドラジド,N’−(1−フェニルエチリデン)安息香酸ヒドラジド,N’−(ジフェニルメチレン)安息香酸ヒドラジド,N’−(1−(2,4−ジヒドロキシフェニル)ベンジリデン)安息香酸ヒドラジド,N’−(1−メチルエチリデン)1−ナフトエ酸ヒドラジド,N’−(1−メチルプロピリデン)1−ナフトエ酸ヒドラジド,N’−(1,3−ジメチルブチリデン)1−ナフトエ酸ヒドラジド,N’−(ベンジリデン)1−ナフトエ酸ヒドラジド,N’−(4−ジメチルアミノフェニルメチレン)1−ナフトエ酸ヒドラジド,N’−(4−メトキシフェニルメチレン)1−ナフトエ酸ヒドラジド,N’−(4−ヒドロキシフェニルメチレン)1−ナフトエ酸ヒドラジド,N’−(1−フェニルエチリデン)1−ナフトエ酸ヒドラジド,N’−(ジフェニルメチレン)1−ナフトエ酸ヒドラジド,N’−(1−(2,4−ジヒドロキシフェニル)ベンジリデン)1−ナフトエ酸ヒドラジド,N’−(1−メチルエチリデン)2−ナフトエ酸ヒドラジド,N’−(1−メチルプロピリデン)2−ナフトエ酸ヒドラジド,N’−(1,3−ジメチルブチリデン)2−ナフトエ酸ヒドラジド,N’−(ベンジリデン)2−ナフトエ酸ヒドラジド,N’−(4−ジメチルアミノフェニルメチレン)2−ナフトエ酸ヒドラジド,N’−(4−メトキシフェニルメチレン)2−ナフトエ酸ヒドラジド,N’−(4−ヒドロキシフェニルメチレン)2−ナフトエ酸ヒドラジド,N’−(1−フェニルエチリデン)2−ナフトエ酸ヒドラジド,N’−(ジフェニルメチレン)2−ナフトエ酸ヒドラジド,N’−(1−(2,4−ヒドロキシフェニル)ベンジリデン)2−ナフトエ酸ヒドラジド,N’−(1−メチルエチリデン)プロピオン酸ヒドラジド,N’−(1−メチルプロピリデン)プロピオン酸ヒドラジド,N’−(1,3−ジメチルブチリデン)プロピオン酸ヒドラジド,N’−(ベンジリデン)プロピオン酸ヒドラジド,N’−(4−ジメチルアミノフェニルメチレン)プロピオン酸ヒドラジド,N’−(4−メトキシフェニルメチレン)プロピオン酸ヒドラジド,N’−(4−ヒドロキシフェニルメチレン)プロピオン酸ヒドラジド,N’−(1−フェニルエチリデン)プロピオン酸ヒドラジド,N’−(ジフェニルメチレン)プロピオン酸ヒドラジド,N’−(1−(2,4−ヒドロキシフェニル)ベンジリデン)プロビオン酸ヒドラジド,N’−(1−メチルエチリデン)2−メチルプロピオン酸ヒドラジド,N’−(1−メチルプロピリデン)2−メチルプロピオン酸ヒドラジド,N’−(1,3−ジメチルブチリデン),2−メチルプロピオン酸ヒドラジド,N’−(ベンジリデン)2−メチルプロピオン酸ヒドラジド,N’−(4−ジメチルアミノフェニルメチレン)2−メチルプロピオン酸ヒドラジド,N’−(4−メトキシフェニルメチレン)2−メチルプロピオンヒドラジド,N’−(4−ヒドロキシフェニルメチレン)2−メチルプロピオン酸ヒドラジド,N’−(1−フェニルエチリデン)2−メチルプロピオン酸ヒドラジド,N’−(ジフェニルメチレン)2−メチルプロピオン酸ヒドラジド,N’−(1−(2,4−ジヒドロキシフェニル)ベンジリデン)2−メチルプロピオン酸ヒドラジド,N’−(1−メチルエチリデン)2,2−ジメチルンプロピオン酸ヒドラジド、N’−(1−メチルプロビリデン)2,2−ジメチルンプロピオン酸ヒドラジド、N’−(1,3−ジメチルブチリデン)2,2−ジメチルプロピオン酸ヒドラジド、N’−(ベンジリデン)2,2−ジメチルンプロピオン酸ヒドラジド、N’−(4−ジメチルアミノフェニルメチレン)2,2−ジメチルンプロピオン酸ヒドラジド、N’−(4−メトキシフェニルメチレン)2,2−ジメチルプロピオン酸ヒドラジド、N’−(4−ヒドロキシフェニルメチレン)2,2−ジメチルプロピオン酸ヒドラジド、N’−(1−フェニルエチリデン)2,2−ジメチルプロピオン酸ヒドラジド、N’−(ジフェニルメチレン)2,2−ジメチルプロピオン酸ヒドラジド、N’−(1−(2,4−ジヒドロキシフェニル)ベンジリデン)2,2−ジメチルプロピオン酸ヒドラジドなどを挙げることができる。
これらの中で好ましいヒドラジド化合物は、1−ヒドロキシ−N’−(1−メチルエチリデン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド,1−ヒドロキシ−N’−(1−メチルプロピリデン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド,1−ヒドロキシ−N’−(1−メチルブチリデン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド,1−ヒドロキシ−N’−(1,3−ジメチルブチリデン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド,1−ヒドロキシN’−(2,6−ジメチル−4−ヘプチリデン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド,2−ヒドロキシ−N’−(1−メチルエチリデン)−3−ナフトエ酸ヒドラジド,2−ヒドロキシ−N’−(1−メチルプロピリデン)−3−ナフトエ酸ヒドラジド,2−ヒドロキシ−N’−(1−メチルブチリデン)−3−ナフトエ酸ヒドラジド,2−ヒドロキシ−N’−(1,3−ジメチルブチリデン)−3−ナフトエ酸ヒドラジド,2−ヒドロキシ−N’−(2,6−ジメチル−4−ヘプチリデン)−3−ナフトエ酸ヒドラジド,イソフタル酸ジ(1−メチルエチリデン)ヒドラジド,イソフタル酸ジ(1−メチルプロピリデン)ヒドラジド,イソフタル酸ジ(1−メチルブチリデン)ヒドラジド,イソフタル酸ジ(1,3−ジメチルブチリデン)ヒドラジド,イソフタル酸ジ(2,6−ジメチル−4−ヘプチリデン)ヒドラジド,イソニコチン酸(1−メチルエチリデン)ヒドラジド,イソニコチン酸(1−メチルプロピリデン)ヒドラジド,イソニコチン酸(1−メチルブチリデン)ヒドラジド,イソニコチン酸(2,6−ジメチル−4−ヘプチリデン)ヒドラジド,イソニコチン酸(1,3−ジメチルブチリデン)ヒドラジド,N’−(1−メチルエチリデン)−サリチル酸ヒドラジド,N’−(1−メチルプロピリデン)−サリチル酸ヒドラジド,N’−(1−メチルブチリデン)−サリチル酸ヒドラジド,N’−(1,3−ジメチルブチリデン)−サリチル酸ヒドラジド,N’−(2,6−ジメチル−4−ヘプチリデン)−サリチル酸ヒドラジドなどである。
特に好ましいヒドラジド化合物は、前記一般式(I−a)及び(I−b)で表される化合物、具体的には2−ヒドロキシ−N’−(1−メチルエチリデン)−3−ナフトエ酸ヒドラジド,2−ヒドロキシ−N’−(1−メチルプロピリデン)−3−ナフトエ酸ヒドラジド,2−ヒドロキシ−N’−(1−メチルブチリデン)−3−ナフトエ酸ヒドラジド,2−ヒドロキシ−N’−(1,3−ジメチルブチリデン)−3−ナフトエ酸ヒドラジド,2−ヒドロキシ−N’−(2,6−ジメチル−4−ヘプチリデン)−3−ナフトエ酸ヒドラジド,N’−(1−メチルエチリデン)−サリチル酸ヒドラジド,N’−(1−メチルプロピリデン)−サリチル酸ヒドラジド,N’−(1−メチルブチリデン)−サリチル酸ヒドラジド,N’−(1,3−ジメチルブチリデン)−サリチル酸ヒドラジド,N’−(2,6−ジメチル−4−ヘプチリデン)−サリチル酸ヒドラジドである。
本発明の重荷重用空気入りタイヤのゴム組成物にあっては、上記のゴム成分100質量部に対してカーボンブラックが40〜60質量部の範囲で配合される。カーボンブラックの量が少なくなると、弾性率が低下する傾向がある。また、カーボンブラックの量が多くなると加硫ゴム組成物の発熱性が悪化する傾向にある。
上記のカーボンブラックは、通常ゴム業界で用いられるものから適宜選択することができ、例えば、SAF、SRF、GPF、FEF、HAF、ISAF等を挙げることができるが、中でもSAFが物性の面から好ましい。
本発明の重荷重用空気入りタイヤに用いられるゴム組成物は、上記のゴム成分及びカーボンブラックの他に、ゴム工業で通常使用されている種々の成分を含むことができる。例えば、種々の成分として、充填剤(例えば、シリカ等の補強性充填剤;並びに炭酸カルシウム及び炭酸カルシウムなどの無機充填剤);加硫促進剤;老化防止剤;酸化亜鉛;ステアリン酸;軟化剤;及びオゾン劣化防止剤等の添加剤を挙げることができる。なお、加硫促進剤として、M(2−メルカプトベンゾチアゾール)、DM(ジベンゾチアジルジスルフィド)及びCZ(N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド)等のチアゾール系加硫促進剤;TT(テトラメチルチウラムスルフィド)等のチウラム系加硫促進剤;並びにDPG(ジフェニルグアニジン)等のグアニジン系の加硫促進剤等を挙げることができる。
本発明の重荷重用空気入りタイヤは、上記のゴム組成物をトレッドゴムとして用い、通常の加硫条件に従って加硫成形することにより、製造することができる。
本発明の上記タイヤに充填される気体には、空気、又は窒素などの不活性なガスが用いられる。
以下に、本発明の実施例を説明するが、本発明は、これの実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1〜3及び比較例1及び2)
各実施例及び比較例のゴム組成物を下記表1に示し、下記表1の配合表に従ってバンバリーミキサーを使用して架橋前のゴム組成物を調製した。295/75R22.5の未加硫タイヤを作成し、加硫してトレッド部材に適用した。尚、トレッドパターンはブロックパターンとし、その主溝深さ(最大溝深さ)をそれぞれ表1に示した。
Figure 2005232407
表1中にの各注釈において、
*1のポリマー(I);#1500(乳化重合SBR)
*2のポリマー(II);スズ変性スチレン−ブタジエン
*3のBMH;2−ヒドロキシ−N’−(1,3−ジメチルブチリデン)−3−ナフタレン酸ヒドラジド
*4の加硫促進剤;CZ(N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド)
である。尚、ポリマー(II)は、以下の如く製造した。
<スズ変性スチレン−ブタジエンゴムの製造>
乾燥し、窒素置換された800mlの耐圧ガラス容器に、シクロヘキサン300g、1,3−ブタジエン単量体37.5g、スチレン単量体12.5g、カリウム−t−アミレート0.03mmol、THF2mmolを注入し、さらに二級アミンとしてヘキサメチレンイミン0.41mmolを加えた。これにn−ブチルリチウム(BuLi)0.45mmolを加えた後、50℃で2.5時間重合を行った。重合系は重合開始から終了まで、全く沈澱は見られず均一で透明であった。重合転化率はほぼ100%であった。
重合溶液の一部をサンプリングし、イソプロピルアルコールを加え、固形物を乾燥し、ゴム状共重合体を得た。この共重合体についてミクロ構造、分子量、及び分子量分布を測定した。この重合系にさらいに変性剤としてTTC(四塩化錫)の1Mシクロヘキサン溶液0.09mmolを加えた後にさらに30分間変性反応を行った。この後重合系にさらに2,6−ジ−ターシャリブチルパラクレゾール(BHT)のイソプロピルアルコール5%溶液0.5mlを加えて反応の停止を行いさらに常法に従い乾燥することによりポリマー(II)を得た。スチレン成分が25質量%、ビニル量が28質量%であった。
次ぎに、各実施例及び各比較例についてのタイヤの性能試験を行った。その結果を表2に示した。性能試験は、以下の発熱性の評価、耐偏摩耗性の評価、及び耐摩耗性の評価は以下のように評価した。
<発熱性の評価>
65km/hの速度・ステップロード条件のドラムシステムを実施し、タイヤトレッド内部の一定mmの深さの位置の温度を測定し、比較例1を対照値(コントロール)100として、各例を指数で表示した。指数の値が大きい程、低発熱性であることを示す。
<耐偏摩耗性の評価>
トラックのドライブ軸に装着し、10万km走行後の偏摩耗面積を測定し、その逆数を用いて比較例1を対照値(コントロール)100として、各例を指数で表示した。数値が大きい程、耐偏摩耗性が良好であることを示す。
<耐摩耗性の評価>
トラックのドライブ軸に装着、残溝5mmまでの走行距離を、比較例1を対照値(コントロール)100として、各例を指数で表示した。指数の値が大きい程、完摩耗までのライフが長いことを示す。
Figure 2005232407
総論的にみると、本発明範囲となる実施例1〜3は、比較例1のコントロールに比べて発熱性が抑えられ、耐偏摩耗性及び耐摩耗性に優れることが判る。また、比較例1と同様なゴム組成物を用いた比較例2のタイヤでは、溝深さを深くした結果、発熱性と耐偏摩耗性が著しく低下することが判る。これは、トレッドパターンの深溝化に対応できないことが判る。
本発明の重荷重用空気入りタイヤは、そのタイヤトレッドが深溝で有りながら耐偏摩耗性、耐摩耗性、及び操縦安定性を犠牲にすることなく、低発熱性を達成しており、産業上の利用価値が高い。

Claims (5)

  1. 天然ゴム及び/又は合成イソプレンゴム30〜80質量部、スチレン−ブタジエンゴムとブタジエンゴムとの合計が20〜70質量部からなるゴム成分100質量部に対して、カーボンブラックを40〜60質量部配合してなるゴム組成物であって、該スチレン−ブタジエンゴムが、Snを有すると共にスチレン成分を20〜45質量%の範囲で含み且つビニル量を30質量%以下とするスズ変性スチレン−ブタジエンゴムであるゴム組成物を、トレッドゴムに使用する重荷重用空気入りタイヤ。
  2. 上記のゴム成分中にスズ変性スチレン−ブタジエンゴムが20〜50質量%を含むゴム組成物を、トレッドゴムに使用する請求項1記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  3. 上記のスズ変性スチレン−ブタジエンゴムが、スチレンの重合開始末端又は重合活性末端の少なくとも一方の末端にSnを有するスズ変性スチレン−ブタジエンゴムからなるゴム組成物を、トレッドゴムに使用する請求項1又は2記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  4. 上記のゴム成分100質量部に対してヒドラジド化合物が0.3〜3.0質量部の範囲で含むゴム組成物を、トレッドゴムに使用する請求項1〜3の何れかに記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  5. トレッドにおける最大溝の深さが24mm以上である請求項1〜4の何れかに記載の重荷重用空気入りタイヤ。
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