JP2005231614A - 収納装置およびキャブ - Google Patents

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Abstract

【課題】ボックス本体の開口部に対してボックスカバーを容易に脱着できる収納装置を提供する。
【解決手段】ボックス本体31の開口部32にボックスカバー33を軸体41により開閉自在に取付ける。ボックス本体31の開口部32に傾斜面42を設ける。軸体41は、ボックスカバー33内に固定筒部51を介してスプリング52を内蔵し、このスプリング52により可動軸部53をボックスカバー33から突出する方向に付勢する。この可動軸部53の突出側の先端部に軸端頭部55を嵌着して設け、この軸端頭部55を傾斜面42に沿って押込みながらボックス本体31の係合穴48に嵌合させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、蓋体を有する収納装置およびこの収納装置を備えたキャブに関するものである。
油圧ショベルなどの建設機械に搭載されたキャブ内には収納装置が設けられ、この収納装置は、ボックス本体の開口部に、ヒンジを介して、カバーまたは蓋が開閉自在に軸支されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開平8−92999号公報(第2頁、図1−2) 特開2000−64355号公報(第5−6頁、図5−8)
これらのカバーまたは蓋は、ヒンジによりボックス本体に取付けられ、容易には取外せないようになっている。このため、これらのカバーまたは蓋が不要の場合や、再度必要の場合は、ヒンジのねじを脱着して、カバーまたは蓋を取外したり取付けることが可能ではあるが、そのような場合は工具が必要であり、作業性が劣り、外観デザインも良くない問題がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、ボックス本体の開口部に対して蓋体を容易に脱着できる収納装置およびこの収納装置を備えたキャブを提供することを目的とするものである。
請求項1記載の発明は、開口部を有するボックス本体と、このボックス本体の開口部に開閉自在に設けられた蓋体と、この蓋体およびボックス本体のいずれか一方に設けられ蓋体の基端部をボックス本体に回動自在に軸支するとともに伸長方向に付勢された伸縮可能な軸体と、蓋体およびボックス本体の他方に設けられ軸体と係合する係合部とを具備した収納装置であり、そして、軸体を伸長方向の付勢力に抗して収縮させながら係合部に対し係脱させることで、ボックス本体の開口部に対する蓋体の脱着作業が工具不要で容易になり、必要に応じて蓋体のない収納装置を提供する。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の収納装置における係合部が、ボックス本体に設けられた係合穴であり、軸体は、蓋体の軸支基端部に内蔵された固定筒部と、この固定筒部に内蔵されたスプリングと、このスプリングとともに固定筒部内に摺動自在に嵌合されスプリングにより蓋体から突出する方向に付勢された可動軸部と、この可動軸部の突出側の先端に設けられボックス本体の係合穴に嵌合された軸端頭部とを具備したものであり、そして、蓋体の軸支基端部内の固定筒部に内蔵されたスプリングの付勢力により、可動軸部の軸端頭部をボックス本体の係合穴に嵌合するので、ボックス本体の開口部に対する蓋体の取付が容易になるとともに、スプリングの付勢力による強い締付力により、蓋体の開き状態を保持する。また、スプリングおよび可動軸部を設けた固定筒部が、蓋体の軸支基端部に内蔵されたので、外観デザインがシンプルになる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の収納装置における固定筒部が、蓋体の軸支基端部の一側端面から他側端面にわたって嵌着され一端部および他端部に開口が設けられるとともに一端部の開口に形成された係止部を有し、可動軸部は、固定筒部の一端部の開口より突出してボックス本体の一方の係合穴に嵌合可能な小径軸部を有するとともに固定筒部内に摺動自在に嵌合されて係止部により係止された大径軸部を有し、スプリングは、可動軸部より内側にて固定筒部内に嵌着されたコイル状のスプリングであり、このスプリングを圧縮する状態で固定筒部内に嵌着され固定されたスプリング受けストッパと、可動軸部とは反対側に位置する固定筒部の他端部内に嵌着され固定された軸部分を有するとともにこの他端部より突出されボックス本体の他方の係合穴に嵌合可能な軸部分を有する固定軸部とを具備したものであり、そして、固定筒部内に、可動軸部、スプリング、スプリング受けストッパおよび固定軸部を組込んで一体化したので、この固定筒部を、蓋体の軸支基端部の一側端面から他側端面にわたって嵌着することで、可動軸部、スプリング、スプリング受けストッパおよび固定軸部の蓋体への組込みが容易になるとともに、固定筒部を貫通させた蓋体の軸支基端部の強度も向上し、蓋体の脱落防止につながる。また、固定筒部の一端部の開口より可動軸部の小径軸部を突出させるとともに固定筒部内に摺動自在に嵌合された可動軸部の大径軸部を一端部の開口の係止部により係止したので、可動軸部の脱落が確実に防止される。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の収納装置において、可動軸部の大径軸部を係止する係止部が、固定筒部の一端部の開口を絞り加工して形成され、可動軸部、スプリング、スプリング受けストッパおよび固定軸部は、固定筒部の他端部の開口より固定筒部内に挿入され、スプリング受けストッパおよび固定軸部は、固定筒部の一部のかしめにより固定筒部に固定されたものであり、そして、固定筒部の一端部の開口に絞り加工して形成された係止部により、他端部の開口より固定筒部内に挿入された可動軸部の大径軸部を係止し、同様に他端部の開口より固定筒部内にスプリング、スプリング受けストッパおよび固定軸部を挿入して、スプリング受けストッパおよび固定軸部を、固定筒部の一部のかしめにより固定筒部に固定したので、固定筒部内への可動軸部、スプリング、スプリング受けストッパおよび固定軸部の組込み作業が容易になり、また、かしめ位置を調整することで、スプリングの長さおよび反発力を容易に調整することが可能である。
請求項5記載の発明は、請求項2乃至4のいずれか記載の収納装置における軸端頭部が、指先にて可動軸部を押込操作可能な操作部を有するものであり、そして、軸端頭部の操作部をスプリングに抗して指先にて押圧することで、可動軸部を押込操作可能であるから、可動軸部を直接押圧操作するスペースがない場所でも、ボックス本体に対する可動軸部の脱着操作を容易に行なうことが可能となる。
請求項6記載の発明は、請求項3乃至5のいずれか記載の収納装置において、蓋体の軸支基端部の一側端面および他側端面にねじにより固定され蓋体の軸支基端部に嵌着された固定筒部の一端部および他端部を両側から押え係止する押え固定板を具備したものであり、そして、蓋体の軸支基端部に嵌着された固定筒部の一端部および他端部を、蓋体の軸支基端部の一側端面および他側端面にねじによりそれぞれ固定された押え固定板により両側から押え係止することで、固定筒部の固定が容易になる。
請求項7記載の発明は、請求項2乃至6のいずれか記載の収納装置におけるボックス本体が、軸体と嵌合する係合穴から開口縁に向って拡開された傾斜面を有するものであり、そして、ボックス本体の傾斜面に沿って開口縁より係合穴に向って蓋体を押込むだけで、スプリングにより蓋体から突出した軸体の可動軸部をスプリングの付勢力に抗して押戻しながらボックス本体の係合穴に嵌入できるので、軸体を操作しなくても、ボックス本体に対する蓋体の容易な取付が可能となる。
請求項8記載の発明は、請求項1乃至7のいずれか記載の収納装置における蓋体が、ボックス本体に軸支された基端側の一方蓋部と、この一方蓋部の先端側に折畳み可能に設けられた他方蓋部と、一方蓋部と他方蓋部とを回動自在に結合するヒンジ部とを具備したものであり、そして、ボックス本体の開口部を開ける際に、蓋体の一方蓋部と他方蓋部とをヒンジ部を介して折畳むので、蓋体の開閉に必要なスペースが少なくなり、省スペース化が可能となる。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の収納装置において、蓋体の一方蓋部と他方蓋部との折畳み時に接合する接合面に取付けられ一方蓋部と他方蓋部とを吸着させるマグネットを具備したものであり、そして、ボックス本体の開口部を開けたときの蓋体の一方蓋部と他方蓋部との折畳み時の接合面をマグネットで吸着してその磁力で固定することで、開いた蓋体が自重により閉じることを防止するとともに、ボックス本体の開口部を閉じるときは一方蓋部に対し他方蓋部をマグネットの磁力に抗して開くことで、マグネットの吸着力を解除する。
請求項10載の発明は、キャブ本体と、このキャブ本体の内部に設けられた後傾可能な背もたれ体を有する運転席と、この運転席の背もたれ体の後方に配置された請求項1乃至9のいずれか記載の収納装置とを具備し、この収納装置は、ボックス本体の開口部に運転席の背もたれ体の一部を挿入可能に設けられたキャブであり、そして、運転席とその後方に配置された収納装置との間に十分なスペースを確保できないキャブ内においても、運転席の背もたれ体の後傾時に、ボックス本体の開口部に運転席の背もたれ体の一部を挿入して、この背もたれ体の後傾角度を十分にとることで、運転席のオペレータにリクライニングシートによる休息を提供する。
請求項1記載の発明によれば、軸体を伸長方向の付勢力に抗して収縮させながら係合部に対し係脱させることで、ボックス本体の開口部に対して蓋体を工具不要で容易に脱着作業でき、必要に応じて蓋体のない収納装置を提供できる。
請求項2記載の発明によれば、蓋体の軸支基端部内の固定筒部に内蔵されたスプリングの付勢力により、可動軸部の軸端頭部をボックス本体の係合穴に嵌合するので、ボックス本体の開口部に蓋体を容易に取付けることができるとともに、スプリングの付勢力による強い締付力が可能となり、蓋体の開き状態を保持できる。また、スプリングおよび可動軸部を設けた固定筒部が蓋体の軸支基端部に内蔵されたので、外観デザインをシンプルにできる。
請求項3記載の発明によれば、固定筒部内に、可動軸部、スプリング、スプリング受けストッパおよび固定軸部を組込んで一体化したので、この固定筒部を、蓋体の軸支基端部の一側端面から他側端面にわたって嵌着することで、可動軸部、スプリング、スプリング受けストッパおよび固定軸部の蓋体への組込みを容易にできるとともに、固定筒部を貫通させた蓋体の軸支基端部の強度を向上でき、蓋体の脱落防止も図れる。また、固定筒部の一端部の開口より可動軸部の小径軸部を突出させるとともに固定筒部内に摺動自在に嵌合された可動軸部の大径軸部を一端部の開口の係止部により係止したので、可動軸部の脱落を確実に防止できる。
請求項4記載の発明によれば、固定筒部の一端部の開口に絞り加工して形成された係止部により、他端部の開口より固定筒部内に挿入された可動軸部の大径軸部を係止し、同様に他端部の開口より固定筒部内にスプリング、スプリング受けストッパおよび固定軸部を挿入して、スプリング受けストッパおよび固定軸部を、固定筒部の一部のかしめにより固定筒部に固定したので、固定筒部内への可動軸部、スプリング、スプリング受けストッパおよび固定軸部の組込み作業を容易にでき、また、かしめ位置を調整することで、スプリングの長さおよび反発力を容易に調整することができる。
請求項5記載の発明によれば、軸端頭部の操作部をスプリングに抗して指先にて押圧することで、可動軸部を押込操作可能であるから、可動軸部を直接押圧操作するスペースがない場所でも、ボックス本体に対する可動軸部の脱着操作を容易に行なうことができる。
請求項6記載の発明によれば、蓋体の軸支基端部に嵌着された固定筒部の一端部および他端部を、蓋体の軸支基端部の一側端面および他側端面にねじによりそれぞれ固定された押え固定板により両側から押え係止することで、固定筒部の固定を容易にできる。
請求項7記載の発明によれば、ボックス本体の傾斜面に沿って開口縁より係合穴に向って蓋体を押込むだけで、スプリングにより蓋体から突出した軸体の可動軸部をスプリングの付勢力に抗して押戻しながらボックス本体の係合穴に嵌入できるので、軸体を操作しなくても、ボックス本体に対し蓋体を容易に取付けることができる。
請求項8記載の発明によれば、ボックス本体の開口部を開ける際に、蓋体の一方蓋部と他方蓋部とをヒンジ部を介して折畳むので、蓋体の開閉に必要なスペースを少なくでき、省スペース化を図れる。
請求項9記載の発明によれば、蓋体の一方蓋部と他方蓋部との折畳み時の接合面をマグネットで吸着させることにより、ボックス本体の開口部を開けたときの一方蓋部と他方蓋部とを磁力で固定でき、開いた蓋体が自重により閉じることを防止できるとともに、ボックス本体の開口部を閉じるときは一方蓋部に対し他方蓋部をマグネットの磁力に抗して開くことで、マグネットの吸着力を容易に解除できる。
請求項10記載の発明によれば、運転席とその後方に配置された収納装置との間に十分なスペースを確保できないキャブ内においても、運転席の背もたれ体の後傾時に、ボックス本体の開口部に運転席の背もたれ体の一部を挿入することで、この背もたれ体の後傾角度を十分にとることができるので、運転席のオペレータにリクライニングシートによる休息を提供できる。
以下、本発明を、図1乃至図3に示された収納装置の一実施の形態、図4乃至図6に示されたキャブの一実施の形態、図7乃至図9に示された収納装置の他の実施の形態を参照しながら詳細に説明する。
図4は、作業機械としての油圧ショベルを示し、下部走行体11に旋回軸受部12を介して機体としての上部旋回体13が旋回可能に設けられ、この上部旋回体13の一部としての前部一側上にキャブ14が搭載され、このキャブ14内に運転席、操作レバーなどが設置されている。また、上部旋回体13の前部他側上には、掘削作業などをするための作業装置15が搭載され、また、上部旋回体13の後部上には、エンジンおよびこのエンジンにより駆動される油圧ポンプなどの動力装置が搭載され、動力装置カバー16により覆われている。
図5は、キャブ14の内部を示し、このキャブ14は、キャブ本体21の内部に、後傾可能な背もたれ体22を有する運転席23が設けられ、この運転席23の背もたれ体22の後方に収納装置24が配置され、この収納装置24の上部には、空調風を吹出すための吹出口25が設置されている。さらに、運転席23の左右両側部には操作レバー26が、前方には操作ペダル・レバー27、空調風を吹出すための吹出口を有するワイパモータカバー28およびモニタ29などがそれぞれ配置されている。
収納装置24は、ボックス本体31の開口部32に蓋体としてのボックスカバー33が開閉自在に設けられた所謂ランチボックスであり、ボックスカバー33は、図6に示されるようにボックス本体31の開口部32から取外し可能に設けられたもので、このボックス本体31の開口部32は、図5に示されるように運転席23の背もたれ体22の一部すなわちヘッドレスト部22hが挿入可能の位置、形状および大きさに設けられている。
図6に示されるように、収納装置24の下側には空調用のエアコンユニット本体34が設置され、ボックス本体31の背面側および上部には、このエアコンユニット本体34から吐出された空調風を吹出口25に供給するためのダクト部35が樹脂などで一体に成形されている。
次に、図1(a)は収納装置24を示し、そのボックス本体31の開口部32は、前面から上部にわたって設けられ、この開口部32の上部にボックスカバー33の基端部が、軸体41により開閉自在に軸支されている。ボックス本体31の開口部32には厚み部分が形成され、この厚み部分には、外面側より内面側が狭まるように傾斜面42が付けられているので、この開口部32の傾斜面42にて、閉じられたボックスカバー33が係止される。
さらに、ボックスカバー33は、ボックス本体31に軸支された基端側の一方蓋部43と、この一方蓋部43の先端側に折畳み可能に設けられた他方蓋部44とが、ヒンジ部45により回動自在に結合されたものである。ヒンジ部45は、一方蓋部43および他方蓋部44と一体に樹脂成形されている。
ボックスカバー33の一方蓋部43と他方蓋部44との折畳み時に接合する接合面には、一方蓋部43と他方蓋部44とを吸着させるマグネット46が取付けられている。このマグネット46は、少なくとも他方蓋部44の先端部に取付けられ、この他方蓋部44のマグネット46と対応する一方蓋部43の基端部にはマグネットまたは鉄片が取付けられている。
同様に、ボックスカバー33を閉じたときに他方蓋部44の先端が接合するボックス本体31の下部の開口縁にも、マグネットまたは鉄片47が取付けられている。
このボックスカバー33をボックス本体31に回動自在に軸支する軸体41は、図1(b)に示されるように伸縮可能で伸長方向に付勢されたものである。一方、ボックス本体31には、軸体41と係合する係合部としての係合穴48と、この係合穴48から開口縁に向って拡開された前記傾斜面42とが設けられている。
図2(a)、(b)および図3(a)、(b)に示されるように、軸体41は、ボックスカバー33の軸支基端部に固定筒部51が内蔵され、この固定筒部51にコイル状のスプリング52が内蔵されているとともに固定筒部51内に可動軸部53が摺動自在に嵌合されて、スプリング52によりボックスカバー33から突出する方向に付勢され、この可動軸部53の突出側の先端部54に軸端頭部55が嵌着して設けられ、この軸端頭部55が、図1(b)に示されるようにボックス本体31の係合穴48に嵌合される。
固定筒部51の開口側には、取付穴56aを有する取付フランジ56と一体成形された筒部57が嵌着されて一体化されている。この取付フランジ56の筒部57は、可動軸部53に一体に設けられたスプリング嵌着筒部58を係止するストッパとしても機能し、図3(a)に示されるように軸端頭部55の突出量を規制している。
このような構造の軸体41は、ボックスカバー33の左右両側部のうち少なくとも一側に設置し、ボックスカバー33の片側のみにこの伸縮型の軸体41を設置する場合は、ボックスカバー33の反対側には非伸縮型の軸体、例えば通常のピンを用いても良い。
次に、図1乃至図6に示された実施の形態の作用を説明する。
軸体41を伸長方向の付勢力に抗して収縮させることで、ボックス本体31の開口部32に対するボックスカバー33の脱着を容易にし、必要に応じて図6に示されるようにボックスカバー33のない収納装置24を提供する。
特に、図1(b)に示されるようにボックス本体31の傾斜面42に沿って開口縁より係合穴48に向ってボックスカバー33の一方蓋部43を押込むだけで、スプリング52によりボックスカバー33から突出した軸体41の可動軸部53の軸端頭部55をスプリング52の付勢力に抗して押戻しながらボックス本体31の係合穴48に嵌入できるので、軸体41を操作しなくてもワンタッチで、ボックス本体31に対するボックスカバー33の容易な取付が可能となる。
一方、図6に示されるようにボックスカバー33を取外すときは、ボックスカバー33をボックス本体31の一側に位置する係合穴48に向けて移動させることで、この係合穴48に嵌着された軸体41をスプリング52に抗して圧縮しながら、ボックス本体31の他側に位置する係合穴(図示せず)から反対側の軸体(図示せず)を外すことにより、ボックスカバー33の簡単な取外が可能となる。
このように、軸体41は、ボックスカバー33内の固定筒部51に内蔵されたスプリング52の付勢力により、可動軸部53の軸端頭部55をボックス本体31の係合穴48に嵌合するので、ボックス本体31の開口部32に対するボックスカバー33の取付性が向上するとともに、ボックス本体31に取付けられたボックスカバー33を開けたときは、スプリング52の付勢力による強い締付力で生じた係合穴48・軸端頭部55間の摩擦力により、ボックスカバー33の開き状態を保持することができる。
さらに、図1(a)に示されるようにボックス本体31の開口部32を開ける際は、ボックスカバー33の一方蓋部43と他方蓋部44とをヒンジ部45を介して2つ折りに折畳むので、ボックスカバー33の開閉に必要なスペースが少なくなり、省スペース化を図れる。
ボックス本体31の開口部32を開けた状態では、ボックスカバー33の一方蓋部43と他方蓋部44との折畳み時の接合面をマグネット46で吸着してその磁力で固定することで、開いたボックスカバー33が自重により下降して閉じることを防止する。
一方、図5に示されるようにボックス本体31の開口部32を閉じるときは、一方蓋部43に対し他方蓋部44をマグネット46の磁力に抗して開くことで、マグネット46の吸着力を解除するとともに、他方蓋部44をボックス本体31の下部の開口縁まで降ろしたときに、この他方蓋部44に取付けられたマグネット46を、ボックス本体31の下部の開口縁に設けられたマグネットまたは鉄片47に吸着させることで、閉じた状態を保持する。
また、図5に示されるように運転席23とその後方に配置された収納装置24との間に十分なスペースを確保できないキャブ内においても、図6に示されるようにボックス本体31からボックスカバー33を取外すことにより、運転席23の背もたれ体22を後傾させたときに、ボックス本体31の開口部32内に運転席23の背もたれ体22の一部を挿入することができ、このようにすれば、この背もたれ体22の後傾角度を十分にとることができるので、運転席23のオペレータにリクライニングシートによる休息を提供できる。
次に、図1乃至図6に示された実施の形態の効果を説明する。
軸体41を伸長方向の付勢力に抗して収縮させることで、ボックス本体31の開口部32に対してボックスカバー33を工具不要で容易に脱着作業でき、必要に応じてボックスカバー33のない収納装置24を提供できる。
ボックスカバー33内の固定筒部51に内蔵されたスプリング52の付勢力により、可動軸部53の軸端頭部55をボックス本体31の係合穴48に嵌合するので、ボックス本体31の開口部32にボックスカバー33を容易に取付けることができるとともに、スプリング52の付勢力による強い締付力により、ボックスカバー33の開き状態を保持できる。また、スプリング52および可動軸部53を設けた固定筒部51が、ボックスカバー33の軸支基端部に内蔵されたので、外観デザインをシンプルにできる。
ボックス本体31の傾斜面42に沿って開口縁より係合穴48に向ってボックスカバー33を押込むだけで、スプリング52によりボックスカバー33から突出した軸体41の可動軸部53の軸端頭部55をスプリング52の付勢力に抗して押戻しながらボックス本体31の係合穴48に嵌入できるので、軸体41を操作しなくても、ボックス本体31に対しボックスカバー33を容易に取付けることができる。
ボックス本体31の開口部32を開ける際に、ボックスカバー33の一方蓋部43と他方蓋部44とをヒンジ部45を介して折畳むので、ボックスカバー33の開閉に必要なスペースを少なくでき、省スペース化を図れる。
ボックスカバー33の一方蓋部43と他方蓋部44との折畳み時の接合面をマグネット46で吸着させることにより、ボックス本体31の開口部32を開けたときの一方蓋部43と他方蓋部44とを磁力で固定でき、開いたボックスカバー33が自重により閉じることを防止できるとともに、ボックス本体31の開口部32を閉じるときは一方蓋部43に対し他方蓋部44をマグネット46の磁力に抗して開くことで、マグネット46の吸着力を容易に解除できる。
運転席23とその後方に配置された収納装置24との間に十分なスペースを確保できないキャブ内においても、運転席23の背もたれ体22の後傾時に、ボックス本体31の開口部32に運転席23の背もたれ体22の一部を挿入することで、この背もたれ体22の後傾角度を十分にとることができるので、運転席23のオペレータにリクライニングシートによる休息を提供できる。
なお、図1乃至図3に示された実施の形態では、ボックスカバー33に軸体41を取付けるとともに、ボックス本体31に軸体41と係合する係合穴48を設けたが、逆に、ボックス本体31側に軸体41を取付けるとともに、ボックスカバー33側に係合部としての係合穴48を設けるようにしても良い。
次に、本発明に係る収納装置の他の実施の形態を、図7乃至図9を参照しながら説明する。なお、この他の実施の形態において、図1乃至図3に示された実施の形態と同様の部分には、同一符号を付して、その説明を省略する場合もある。
図7に示されるように、ボックス本体31の開口部32には、蓋体としてのボックスカバー33の基端部から側方へ突出され伸長方向に付勢された伸縮可能な軸体41と、ボックス本体31に設けられた係合部としての係合穴48との係合構造により、ボックスカバー33の基端部が回動自在に軸支され、ボックス本体31の開口部32にボックスカバー33が開閉自在に設けられている。
図8に示されるように、軸体41は、ボックスカバー33の軸支基端部に内蔵された金属パイプ製の固定筒部51と、この固定筒部51に内蔵されたコイル状のスプリング52と、このスプリング52とともに固定筒部51内に摺動自在に嵌合されスプリング52によりボックスカバー33から突出する方向に付勢された可動軸部53と、この可動軸部53の突出側の先端部に設けられボックス本体31の係合穴48に嵌合される軸端頭部55とを備えている。
この軸端頭部55は、先細テーパ状に形成されたテーパ状部61より径方向に、指先にて可動軸部53を押込操作可能な操作部62が一体に突出成形されたものである。
図9に示されるように、固定筒部51は、ボックスカバー33の軸支基端部の一側端面に一体成形されたボス部63から他側端面に一体成形されたボス部64にわたって嵌着され、この固定筒部51の一端部および他端部には開口65,66が設けられるとともに、一端部の開口としての右端部の開口65に形成された係止部67を有する。この係止部67は、固定筒部51の右端部の開口65をプレス装置などで絞り加工して形成されている。
可動軸部53は、固定筒部51の他端部の開口としての左端部の開口66より固定筒部51内に挿入され、固定筒部51の右端部の開口65より突出してボックス本体31の一方の係合穴48aに軸端頭部55を介し嵌合可能な小径軸部68を有するとともに、固定筒部51内に摺動自在に嵌合されて係止部67により係止された大径軸部69を有する。
コイル状のスプリング52も、固定筒部51の左端部の開口66より固定筒部51内に挿入され、可動軸部53の大径軸部69より内側にて固定筒部51内に嵌着されている。
さらに、固定筒部51の左端部の開口66より固定筒部51内に挿入されたスプリング受けストッパ71が、スプリング52を圧縮する状態で固定筒部51内に嵌着され、固定筒部51の一部のかしめにより固定筒部51に固定されている。
すなわち、スプリング受けストッパ71の中央部外周面には周溝72が設けられ、固定筒部51の一部に外周側から加えられたかしめ力により内側へ膨出変形された環状の内凸部73が、この周溝72と係合されている。このスプリング受けストッパ71のかしめ固定位置は、スプリング52の長さ、強さなどに応じて調整する。
可動軸部53とは反対側に位置する固定筒部51の他端部内には固定軸部74が嵌着されている。この固定軸部74は、固定筒部51内に嵌着して固定された軸部分75を有するとともに、固定筒部51の他端部より突出されボックス本体31の他方の係合穴48bに嵌合可能な軸部分76を有する。
この固定軸部74にも、スプリング受けストッパ71と同様の周溝77が複数設けられ、固定筒部51の一部に外周側から加えられたかしめ力により内側へ膨出変形された環状の内凸部78が、この周溝77と係合されて、固定軸部74が固定筒部51と一体化されている。固定筒部51内に嵌着して固定された軸部分75のかしめ固定位置を調整することで、この固定軸部74が固定筒部51の他端部より突出される軸部分の長さを調整する。
ボックスカバー33の軸支基端部の一側端面および他側端面にねじ81により固定された押え固定板82により、ボックスカバー33の軸支基端部に嵌着された固定筒部51の一端部および他端部を両側から押え係止する。
次に、この図7乃至図9に示された実施の形態の作用を説明する。
固定筒部51の左端部の開口66より固定筒部51内に挿入された可動軸部53の小径軸部68を固定筒部51の右端部の開口65より突出させるとともに、この右端部の開口65に絞り加工して形成された係止部67により、固定筒部51内に摺動自在に嵌合された可動軸部53の大径軸部69を係止し、同様に、左端部の開口66より固定筒部51内にスプリング52およびスプリング受けストッパ71を挿入して、スプリング受けストッパ71を、固定筒部51の一部のかしめにより固定筒部51に固定し、さらに、固定軸部74を固定筒部51内に挿入して、固定筒部51の一部のかしめにより固定筒部51に固定する。
さらに、この固定筒部51をボックスカバー33の軸支基端部の一側端面に一体成形されたボス部63から他側端面に一体成形されたボス部64にわたって嵌着し、この固定筒部51の一端部および他端部を、ボックスカバー33の軸支基端部の一側端面および他側端面にねじ81によりそれぞれ固定された押え固定板82により両側から押え係止することで、ボックスカバー33に固定筒部51を固定する。これにより、ボックスカバー33の軸支基端部内に、固定筒部51を介して、可動軸部53、スプリング52、スプリング受けストッパ71および固定軸部74を一体的に組込む。
さらに、可動軸部53の小径軸部68の先端部に軸端頭部55を嵌着し、この軸端頭部55の操作部62をスプリング52に抗して指先にて押圧することで、可動軸部53を押込操作しながら、ボックス本体31の係合穴48bに固定軸部74の軸部分76を嵌合するとともに、係合穴48aに可動軸部53の軸端頭部55のテーパ状部61を係合する。
ボックス本体31からボックスカバー33を取外すときも、軸端頭部55の操作部62をスプリング52に抗して指先にて押圧することで、可動軸部53を押込操作しながら、ボックス本体31の係合穴48aから軸端頭部55のテーパ状部61を抜き出すようにしながらボックスカバー33を取外す。
次に、この図7乃至図9に示された実施の形態の効果を説明する。
固定筒部51内に、可動軸部53、スプリング52、スプリング受けストッパ71および固定軸部74を組込んで一体化したので、この固定筒部51を、ボックスカバー33の軸支基端部の一側端面から他側端面にわたって嵌着することで、可動軸部53、スプリング52、スプリング受けストッパ71および固定軸部74のボックスカバー33への組込みを容易にできるとともに、構造的に固定筒部51を貫通させたボックスカバー33の軸支基端部の強度を向上でき、ボックスカバー33の脱落防止も図れる。
スプリング52、可動軸部53、スプリング受けストッパ71および固定軸部74を設けた固定筒部51が、ボックスカバー33の軸支基端部に内蔵されたので、外観デザインをシンプルにできる。
固定筒部51の右端部の開口65より可動軸部53の小径軸部68を突出させるとともに固定筒部51内に摺動自在に嵌合された可動軸部53の大径軸部69を右端部の開口65の係止部67により係止したので、可動軸部53の脱落を確実に防止できる。
固定筒部51の右端部の開口65に絞り加工して形成された係止部67により、左端部の開口66より固定筒部51内に挿入された可動軸部53の大径軸部69を係止し、同様に左端部の開口66より固定筒部51内にスプリング52、スプリング受けストッパ71および固定軸部74を挿入して、スプリング受けストッパ71および固定軸部74を、固定筒部51の一部のかしめにより固定筒部51に固定したので、固定筒部51内への可動軸部53、スプリング52、スプリング受けストッパ71および固定軸部74の組込み作業を容易にでき、また、かしめ位置を調整することで、スプリング52の長さおよび反発力を容易に調整することができる。
軸端頭部55の操作部62をスプリング52に抗して指先にて押圧することで、可動軸部53を押込操作可能であるから、可動軸部53を直接押圧操作するスペースがない場所でも、ボックス本体31に対する可動軸部53の脱着操作を容易に行なうことができる。
すなわち、ボックス本体31の開口部32に対してボックスカバー33を工具不要で容易に脱着作業でき、必要に応じてボックスカバー33のない収納装置を提供できる。
ボックスカバー33の軸支基端部に嵌着された固定筒部51の一端部および他端部を、ボックスカバー33の軸支基端部の一側端面および他側端面にねじ81によりそれぞれ固定された押え固定板82により両側から押え係止することで、固定筒部51の固定を容易にできる。
なお、本発明は、油圧ショベルのキャブおよびキャブ内の収納装置に限定されるものではなく、ローダ、ブルドーザ、油圧クレーンなどの他の作業機械のキャブおよびキャブ内の収納装置にも適用できる。
(a)は本発明に係る収納装置の一実施の形態を示す斜視図、(b)はその軸体の作用を示す拡大図である。 (a)は同上収納装置におけるボックスカバーの軸体取付部分を示す軸体収縮状態の斜視図、(b)はその軸体伸長状態の斜視図である。 (a)は同上収納装置における軸体を示す斜視図、(b)はその軸体の分解斜視図である。 本発明に係るキャブを備えた油圧ショベルの側面図である。 同上キャブの内部を示す斜視図である。 同上キャブ内の収納装置のボックスカバーを取外した状態を示す斜視図である。 本発明に係る収納装置の他の実施の形態を示す斜視図である。 同上収納装置におけるボックスカバーの軸体取付部分を破断した斜視図である。 同上収納装置における軸体を示す断面図である。
符号の説明
14 キャブ
21 キャブ本体
22 背もたれ体
23 運転席
24 収納装置
31 ボックス本体
32 開口部
33 蓋体としてのボックスカバー
41 軸体
42 傾斜面
43 一方蓋部
44 他方蓋部
45 ヒンジ部
46 マグネット
48 係合部としての係合穴
48a 一方の係合穴
48b 他方の係合穴
51 固定筒部
52 スプリング
53 可動軸部
55 軸端頭部
62 操作部
65 一端部の開口としての右端部の開口
66 他端部の開口としての左端部の開口
67 係止部
68 小径軸部
69 大径軸部
71 スプリング受けストッパ
74 固定軸部
75,76 軸部分
81 ねじ
82 押え固定板

Claims (10)

  1. 開口部を有するボックス本体と、
    このボックス本体の開口部に開閉自在に設けられた蓋体と、
    この蓋体およびボックス本体のいずれか一方に設けられ蓋体の基端部をボックス本体に回動自在に軸支するとともに伸長方向に付勢された伸縮可能な軸体と、
    蓋体およびボックス本体の他方に設けられ軸体と係合する係合部と
    を具備したことを特徴とする収納装置。
  2. 係合部は、ボックス本体に設けられた係合穴であり、
    軸体は、
    蓋体の軸支基端部に内蔵された固定筒部と、
    この固定筒部に内蔵されたスプリングと、
    このスプリングとともに固定筒部内に摺動自在に嵌合されスプリングにより蓋体から突出する方向に付勢された可動軸部と、
    この可動軸部の突出側の先端に設けられボックス本体の係合穴に嵌合された軸端頭部と
    を具備したことを特徴とする請求項1記載の収納装置。
  3. 固定筒部は、蓋体の軸支基端部の一側端面から他側端面にわたって嵌着され一端部および他端部に開口が設けられるとともに一端部の開口に形成された係止部を有し、
    可動軸部は、固定筒部の一端部の開口より突出してボックス本体の一方の係合穴に嵌合可能な小径軸部を有するとともに固定筒部内に摺動自在に嵌合されて係止部により係止された大径軸部を有し、
    スプリングは、可動軸部より内側にて固定筒部内に嵌着されたコイル状のスプリングであり、
    このスプリングを圧縮する状態で固定筒部内に嵌着され固定されたスプリング受けストッパと、
    可動軸部とは反対側に位置する固定筒部の他端部内に嵌着され固定された軸部分を有するとともにこの他端部より突出されボックス本体の他方の係合穴に嵌合可能な軸部分を有する固定軸部と
    を具備したことを特徴とする請求項2記載の収納装置。
  4. 可動軸部の大径軸部を係止する係止部は、固定筒部の一端部の開口を絞り加工して形成され、
    可動軸部、スプリング、スプリング受けストッパおよび固定軸部は、固定筒部の他端部の開口より固定筒部内に挿入され、
    スプリング受けストッパおよび固定軸部は、固定筒部の一部のかしめにより固定筒部に固定された
    ことを特徴とする請求項3記載の収納装置。
  5. 軸端頭部は、指先にて可動軸部を押込操作可能な操作部を有する
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか記載の収納装置。
  6. 蓋体の軸支基端部の一側端面および他側端面にねじにより固定され蓋体の軸支基端部に嵌着された固定筒部の一端部および他端部を両側から押え係止する押え固定板
    を具備したことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか記載の収納装置。
  7. ボックス本体は、
    軸体と嵌合する係合穴から開口縁に向って拡開された傾斜面を有する
    ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか記載の収納装置。
  8. 蓋体は、
    ボックス本体に軸支された基端側の一方蓋部と、
    この一方蓋部の先端側に折畳み可能に設けられた他方蓋部と、
    一方蓋部と他方蓋部とを回動自在に結合するヒンジ部と
    を具備したことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか記載の収納装置。
  9. 蓋体の一方蓋部と他方蓋部との折畳み時に接合する接合面に取付けられ一方蓋部と他方蓋部とを吸着させるマグネット
    を具備したことを特徴とする請求項8記載の収納装置。
  10. キャブ本体と、
    このキャブ本体の内部に設けられた後傾可能な背もたれ体を有する運転席と、
    この運転席の背もたれ体の後方に配置された請求項1乃至9のいずれか記載の収納装置とを具備し、
    この収納装置は、ボックス本体の開口部に運転席の背もたれ体の一部を挿入可能に設けられた
    ことを特徴とするキャブ。
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