JP2005016223A - 引出しのラッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラッチ装置を備えた引出しの開放操作の際に、把手がクランク軸からの操作反力を受けても円滑に操作ができるようした引出しのラッチ装置を提供すること。
【解決手段】引出し4の前面板6に枢設された左右方向を向くクランク軸14を回動させることでラッチ20の係脱を行なうようにする引出し4のラッチ装置において、前面板6の前方に突設した把手3は、この前面板6に前後方向に摺動支持された軸部材32に連結され、この軸部材32は、前面板6に固定されたガイド部材21に対し前後方向に摺接支持された連係部材35を介してクランク軸14に連動するように引出し4のラッチ装置を構成する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、引出しの前面板に枢設された左右方向を向くクランク軸を回動させることでラッチの係脱を行なうようにした引出しのラッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
キャビネット等に備えられている引出しのラッチ装置は、キャビネットを不用意に移動させたり、引出しが地震などの衝撃を受けて不用意に抜け出さないように、引出しにラッチ装置を設けることは一般に行われており、キャビネットの引出しの開放手段として、従来、使用者が手掛けレバーを掴み、手掛けレバーを回動させることで、クランク軸を回動させて、クランク軸と連動するラッチを外しながら手掛けレバーを手前に引くことで、引出しを開放させるものがある。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
特開平9−215541号公報(第3頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】
しかしながら、特許文献1にあっては、クランク軸を回動させるために、手掛けレバーを用いているために、使用者は下方から手をレバーに挿入し回動操作する必要があり、その後、引出しの開放のために前方に移動させるという2段操作が必要で、ラッチを外す操作と引出の移動操作の方向が不一致であることから、手先がうまく使えない老人等には不向きであった。
【0005】
このような要求に応えるために、ラッチを外す操作を前後方向にして引出しの移動操作の方向と一致させようとすると、把手の前後方向の動きをクランク軸の回動に変換しているために、把手がクランク軸からの操作反力を受け円滑な操作ができない恐れがあった。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、ラッチ装置を備えた引出しの開放操作の際に、把手がクランク軸からの操作反力を受けても円滑に操作ができるようした引出しのラッチ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を解決するために、本発明の引出しのラッチ装置は、引出しの前面板に枢設された左右方向を向くクランク軸を回動させることでラッチの係脱を行なうようにする引出しのラッチ装置において、前記前面板の前方に突設した把手は、該前面板に前後方向に摺動支持された軸部材に連結され、該軸部材は、前記前面板に固定されたガイド部材に対し前後方向に摺接支持された連係部材を介してクランク軸に連動していることを特徴としている。
この特徴によれば、連係部材が前面板に固定されたガイド部材に対し前後方向に摺接支持されているので、引出しの開閉操作の際に、把手による操作力がクランク軸にスムーズに伝達できるようになる。
【0008】
本発明の引出しのラッチ装置は、前記連係部材は、前記クランク軸と連係する係合片を有する断面視略チャンネル形とするとともに、前記ガイド部材は、前記連係部材のチャンネル面と摺接するガイド面を有していることが好ましい。
このようにすれば、連係部材のチャンネル面がガイド部材のガイド面と面同士で摺接しているので、連係部材がガイド部材に安定、且つ確実に摺動されるようになる。
【0009】
本発明の引出しのラッチ装置は、前記連係部材と前記ガイド部材との間に、前記連係部材を後方に弾性付勢する弾性部材を設けたことが好ましい。
このようにすれば、連係部材が後方に向けて付勢されることで、振動等の外力で簡単にラッチが外れることがなくなり、不用意に引出しが開くことを防ぐことができるようになる。
【0010】
本発明の引出しのラッチ装置は、前記軸部材を、前記前面板に設けられた軸受ブッシュにより前後方向摺動自在に支持し、該軸受ブッシュの内面は、後方側より前方側が広がるようにテーパーが形成されたことが好ましい。
このようにすれば、軸部材を軸受ブッシュ内で摺動させた際に、軸部材が軸受ブッシュの内面に接することで生じる摩擦抵抗を少なくできるようになり、軸部材のかじりを防止できるようになる。
【0011】
本発明の引出しのラッチ装置は、前記軸受ブッシュは、その前端が前記前面板より突設し、前記把手の前面板側の一部を覆うカバー部材が連接していることが好ましい。
このようにすれば、把手の移動に伴う軸部材の前後移動全域にわたって、軸部材と把手の軸部材連結側がカバー部材で覆われるので、軸部材の飛び出しを隠すことができ、且つ安全である。
【0012】
本発明の引出しのラッチ装置は、前記連係部材が、前記前面板の背面に固定されている背板に当接するようになっていることが好ましい。
このようにすれば、連結部材が背板に当接することで、連係部材の弾性部材の付勢による後方向への移動を止めることができるので、連係部材がガイド部材から外れることを防止できるようになる。
【0013】
本発明の引出しのラッチ装置は、前記クランク軸は回動支持された棒部と、前記連係部材と連動するクランク部から成り、前記棒部の中央部近傍が所定範囲の長さに亘り変位阻止部材により支持されていることが好ましい。
このようにすれば、棒部の撓みに基づく変位が阻止されるので、軸部材の前後方向の移動が棒部の正確な回動変位に変換されるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本発明の引出しのラッチ装置の適用されたキャビネットの正面図であり、図2は、ラッチ装置の分解組立図であり、図3(a)は、ラッチ装置がロックされた状態の把手を示す縦断側面図であり、図3(b)は、ラッチ装置のロックが解除された状態の把手を示す縦断側面図であり、図4(a)は、軸受ブッシュを示す部分断面図であり、図4(b)は、軸受ブッシュと軸部材を示す拡大部分断面図である。
【0015】
図1に示す符号1はキャビネットであり、このキャビネット1の下部に形成された前面開口2には、引出し4が収納されている。この引出し4は、前端に前面開口2を閉塞する前面板6を有し、この前面板6は、木材等の材質で構成されており、前面板6の中央には、把手3が前面板6から前方に突出して設けられている。
【0016】
図2の分解組立図に示すように、前面板6の背面には、金属製の背板8が固定されており、この背板8の内壁には、枢支具15が設けられている。この枢支具15には、ラッチ軸16が縦方向に回動可能に軸支されており、ラッチ軸16の上端には、内方に向けて横向きに折曲した係止部16aが形成されている。このラッチ軸16には、板状のラッチ20が枢支具15内で連結されて固定されており、このラッチ20が背板8の後方に挿通されている。
【0017】
ラッチ20の後端の外側面には、略矩形状の係止孔24が形成されており、このラッチ20の係止孔24に対応するように、前面開口2の内壁面には、平面視で略三角形状の係止爪25が取り付けられている。ラッチ20の内側面には、圧縮バネ22が設けられており、この圧縮バネ22によって、ラッチ20が常に係止爪25に向けて付勢されるようになっている。
【0018】
更に図2に示すように、前面板6と背板8との間に形成された空間内には、クランク軸14が左右方向を向いて配置されており、このクランク軸14の棒部14aが、背板8内壁の左右に配設された一対の軸受部12(一方のみ図示)に回動可能に支持されている。この棒部14aの中央部近傍には、略コ字形状をしたクランク部14bが固着されており、棒部14aの側端部は、下方に向けて折曲されて係止部14cが形成されている。
【0019】
クランク軸14の係止部14cは、ラッチ軸16の係止部16aの後方で互いに直交するように摺接状態で配置されている。また、前面板6の中央近傍には、左右一対の孔部26が形成されており、これらの孔部26には、合成樹脂等の材質で形成された軸受ブッシュ30が装着できるようになっている。
【0020】
クランク軸14の棒部14aの中央部近傍は、所定範囲の長さに亘り変位阻止部材としての棒受け部材13によって回動可能に支持されている。クランク軸14のクランク部14bには、連係部材35が配置されており、この連係部材35は、上下にチャンネル面35c、35dを有する断面視で略チャンネル形状をなし、クランク部14bと連係できる係合片35b有している。
【0021】
また、連係部材35の係合片35bには、連係部材35の長手方向に沿って凸条35eが形成されている。この凸条35eが連係部材35の係合片35bに形成されていることで、係合片35bの強度を向上させることができる。
【0022】
更に、前面板6の後面には、ガイド部材21が配置されており、このガイド部材21は、上下にガイド面21a、21bを有する断面視で略コ字形状をしており、ガイド部材21に形成された孔部21cに、ネジ23が挿通されることで、ガイド部材21が前面板6に固定されるようになっている。
【0023】
ラッチ装置を組み立てた際に、ガイド部材21は、連係部材35を挟み込むように配置されるので、連係部材35の上下のチャンネル面35c、35dが、ガイド部材21の上下のガイド面21a、21bに摺接されるようになる。
【0024】
また、前述した軸受ブッシュ30は、先端にカバー部材30aを有し、軸受ブッシュ30の後端には、爪部30bが形成されており、この爪部30bが、前面板6の孔部26の後端周縁に形成された段付き凹部26aに弾力的に係合することで、軸受ブッシュ30は、孔部26に挿嵌保持されるようになっている。これら軸受ブッシュ30の内部軸心には、後述する軸部材32を、前後方向に摺動自在に支持する軸受部30hが形成されている。
【0025】
ガイド部材21と連係部材35の間には、軸部材32が配置されており、この軸部材32は、図3(a)に示すように、軸部材32は後端にフランジ部32bが形成されると共に、内部軸心にはボルト挿通孔32aが穿設されている。
【0026】
図2に示すラッチ装置を組み立てる際には、先ず、弾性部材としての圧縮バネ34を軸部材32の外周に配置させた状態で、連係部材35の左右に形成された一対の孔部35aより挿通させた2本の取付ボルト36を、軸部材32のボルト挿通孔32aに挿通させる。その後、取付ボルト36を軸部材32と共に、ガイド部材21に形成された孔部21dと、軸受ブッシュ30の軸受部30hに挿通させて、取付ボルト36を把手3の両後端部のネジ穴3aにそれぞれ螺着させる。
【0027】
引出し4が前面開口2内に収容された状態では、前面開口2が前面板6により閉塞されており、ラッチ20の係止孔24が、圧縮バネ22の付勢によって、係止爪25に係合されていることで、引出し4が開かないようにロックされるようになっている。
【0028】
図3の(a)のラッチ装置の縦断側面図に示されるように、ラッチ装置がロックされた状態のときには、連係部材35とガイド部材21との間に配置された圧縮バネ34によって、連係部材35が後方に弾性付勢されており、その際に、連係部材35に固定された把手3は、連係部材35と共に後方に移動されるようになる。そのため、把手3の両後端部は、カバー部材30a内に収容されるようになっている。
【0029】
この状態においてクランク軸14のクランク部14bは、連係部材35の係合片35bに連係されており、クランク軸14の係止部14cは、垂直下方を向いた状態になり、これと直交するラッチ軸16の係止部16aと摺接されている。クランク軸14の棒部14aは、背板8に固定された棒受け部材13の凹部13aに回動可能に保持されている。
【0030】
連係部材35の形成されている凸条35eは、前面板6の背面に固定されている背板8に当接されるようになっており、そのため、連係部材35の圧縮バネ34の付勢による後方向への移動を係止することができるようになり、連係部材35が、ガイド部材21から外れることを防げるようになっている。
【0031】
また、この凸条35eが連係部材35に形成されていることにより、引出し4を閉める際に、把手3が押圧されたときの力が、背板8に加わるようになり、軸受ブッシュ30のカバー部材30aが、前面板6と把手3に挟まれることで生じる軸受ブッシュ30に加わる押圧力を小さくできるので、長年の使用による軸受ブッシュ30の破損が防止できるようになる。
【0032】
次に、ラッチ装置のロック解除操作に付き、図3(b)を参照して説明すると、把手3を圧縮バネ34の付勢力に抗して手前に引き出す操作により、連係部材35が前面板6側に引き寄せられる。このときクランク軸14のクランク部14bは、連係部材35の係合片35bによって所定角度回動するので、これと同時にクランク軸14の係止部14cも同じ方向に回動するようになる。
【0033】
クランク軸14の棒部14aは、背板8に固定された棒受け部材13の凹部13aに保持されているので、クランク軸14の棒部14aの撓みに基づく変位が阻止されるようになり、連係部材35に固定された軸部材32の前後方向の移動が、クランク軸14の棒部14aの正確な回動変位に変換させることができるようになる。
【0034】
また、連係部材35の上下のチャンネル面35c、35dが、ガイド部材21の上下のガイド面21a、21bと面同士で摺接されるようになり、連係部材35がガイド部材21に安定、且つ確実に摺動されるようになっている。
【0035】
そして、図2に示すように、この回動によってクランク軸14の係止部14cは、ラッチ軸16の係止部16aを前方に向けて水平回動させることで、板状のラッチ20が圧縮バネ22に抗して内方に回動されるようになる。そのため、ラッチ20の係止孔24は、係止爪25から離脱され、ラッチ20のロックが解除された状態となり、引出し4は把手3に手を掛けて開放操作を行うことで手前側に引き出すことができる。
【0036】
従って、本発明のラッチ装置によれば、把手3に連結した軸部材32を前方に移動するだけでラッチ20が自動的に外れるので、引出し4の開閉操作が楽であり、また、連係部材35が前面板6に固定されたガイド部材21に対し前後方向に摺接支持されているので、引出し4の開閉操作の際に、把手3による操作力がクランク軸14にスムーズに伝達できるようになっている。
【0037】
更に、把手3の移動に伴う軸部材32の前後移動全域にわたって、軸部材32と把手3の両後端部が、カバー部材30aで覆われるので、軸部材32の飛び出しを常に隠すことができ安全である。
【0038】
そして、連係部材35が、圧縮バネ34を介して後方に向けて弾性付勢されることで、振動等の外力で簡単にラッチ20が外れることがなくなり、不用意に引出し4が開くことを防ぐことができ、安全性を確保できる。
【0039】
軸受ブッシュ30について図4(a)の部分断面図を用いて詳述すると、この軸受ブッシュ30は、合成樹脂等の材質で構成されており、軸受ブッシュ30の前方側には、略矩形状のカバー部材30aが形成され、その後方側には、軸部材32を摺動支持する略円筒形状の軸受部30hが形成されている。そのため、軸受ブッシュ30を軸受け機能とカバー機能を兼ねた単一部品として取り扱うことができる。
【0040】
また、軸受ブッシュ30の後端部には、爪部30bが一体に形成されていることで、この爪部30bを前面板6の孔部26の後端周縁に形成された段付き凹部26aに、弾力的に係合させることで、軸受ブッシュ30を前面板6に容易に取り付けることができるようになっている。
【0041】
更に、軸受部30hの内面は、所定角度θの傾斜がつけられており、後方側より前方側が広がるようにテーパーが形成されている。そのため、図4(b)に示すように、軸部材32が軸受部30h内で前後方向に摺動されたときに、軸部材32が軸受部30hの内面に接することで生じる摩擦抵抗を少なくできるようになり、軸部材32のかじりを防止できるようになっている。
【0042】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0043】
例えば、上記実施例では、キャビネットの前面開口を閉塞する前面板を、引出しの例で説明したが、引出しに限らず開閉扉に対しても適用可能である。
【0044】
また、ガイド部材を前面板に固着させることに限らず、背板に固着させることでも、上記実施例と同様な効果を得ることができる。
【0045】
【発明の効果】
本発明は以下の効果を奏する。
【0046】
(a)請求項1に記載の発明によれば、連係部材が前面板に固定されたガイド部材に対し前後方向に摺接支持されているので、引出しの開閉操作の際に、把手による操作力がクランク軸にスムーズに伝達できるようになる。
【0047】
(b)請求項2に記載の発明によれば、連係部材のチャンネル面がガイド部材のガイド面と面同士で摺接しているので、連係部材がガイド部材に安定、且つ確実に摺動されるようになる。
【0048】
(c)請求項3に記載の発明によれば、連係部材が後方に向けて付勢されることで、振動等の外力で簡単にラッチが外れることがなくなり、不用意に引出しが開くことを防ぐことができるようになる。
【0049】
(d)請求項4に記載の発明によれば、軸部材を軸受ブッシュ内で摺動させた際に、軸部材が軸受ブッシュの内面に接することで生じる摩擦抵抗を少なくできるようになり、軸部材のかじりを防止できるようになる。
【0050】
(e)請求項5に記載の発明によれば、把手の移動に伴う軸部材の前後移動全域にわたって、軸部材と把手の軸部材連結側がカバー部材で覆われるので、軸部材の飛び出しを隠すことができ、且つ安全である。
【0051】
(f)請求項6に記載の発明によれば、連結部材が背板に当接することで、連係部材の弾性部材の付勢による後方向への移動を止めることができるので、連係部材がガイド部材から外れることを防止できるようになる。
【0052】
(g)請求項7に記載の発明によれば、棒部の撓みに基づく変位が阻止されるので、軸部材の前後方向の移動が棒部の正確な回動変位に変換されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の引出しのラッチ装置の適用されたキャビネットの正面図である。
【図2】ラッチ装置の分解組立図である。
【図3】(a)は、ラッチ装置がロックされた状態の把手を示す縦断側面図であり、(b)は、ラッチ装置のロックが解除された状態の把手を示す縦断側面図である。
【図4】(a)は、軸受ブッシュを示す部分断面図であり、(b)は、軸受ブッシュと軸部材を示す拡大部分断面図である。
【符号の説明】
1 キャビネット
2 前面開口
3 把手
3a ネジ穴
4 引出し
6 前面板
8 背板
12 軸受部
13 棒受け部材
13a 凹部
14 クランク軸
14a 棒部
14b クランク部
14c 係止部
15 枢支具
16 ラッチ軸
16a 係止部
20 ラッチ
21 ガイド部材
21a ガイド面
21b ガイド面
21c 孔部
21d 孔部
22 圧縮バネ
23 ネジ
24 係止孔
25 係止爪
26 孔部
26a 凹部
30 軸受ブッシュ
30a カバー部材
30b 爪部
30h 軸受部
32 軸部材
32a ボルト挿通孔
32b フランジ部
34 圧縮バネ
35 連係部材
35a 孔部
35b 係合片
35c チャンネル面
35d チャンネル面
35e 凸条
36 取付ボルト

Claims (7)

  1. 引出しの前面板に枢設された左右方向を向くクランク軸を回動させることでラッチの係脱を行なうようにする引出しのラッチ装置において、
    前記前面板の前方に突設した把手は、該前面板に前後方向に摺動支持された軸部材に連結され、該軸部材は、前記前面板に固定されたガイド部材に対し前後方向に摺接支持された連係部材を介してクランク軸に連動していることを特徴とする引出しのラッチ装置。
  2. 前記連係部材は、前記クランク軸と連係する係合片を有する断面視略チャンネル形とするとともに、前記ガイド部材は、前記連係部材のチャンネル面と摺接するガイド面を有している請求項1に記載の引出しのラッチ装置。
  3. 前記連係部材と前記ガイド部材との間に、前記連係部材を後方に弾性付勢する弾性部材を設けた請求項1または2に記載の引出しのラッチ装置。
  4. 前記軸部材を、前記前面板に設けられた軸受ブッシュにより前後方向摺動自在に支持し、該軸受ブッシュの内面は、後方側より前方側が広がるようにテーパーが形成された請求項1ないし3の何れかに記載の引出しのラッチ装置。
  5. 前記軸受ブッシュは、その前端が前記前面板より突設し、前記把手の前面板側の一部を覆うカバー部材が連接している請求項1ないし4の何れかに記載の引出しのラッチ装置。
  6. 前記連係部材が、前記前面板の背面に固定されている背板に当接するようになっている請求項1ないし5の何れかに記載の引出しのラッチ装置。
  7. 前記クランク軸は回動支持された棒部と、前記連係部材と連動するクランク部から成り、前記棒部の中央部近傍が所定範囲の長さに亘り変位阻止部材により支持されている請求項1ないし6の何れかに記載の引出しのラッチ装置。
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