JP2005231136A - フレキソ印刷機 - Google Patents
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Abstract
【課題】版胴の印刷領域以外のエリアで圧胴との間で被印刷媒体の搬送力を向上させたフレキソ印刷機を提供する。
【解決手段】版胴3の樹脂凸版8が形成された印刷領域P外で、カードKを圧胴4との間で挟持して搬送する搬送用凸部9が周方向に形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】版胴3の樹脂凸版8が形成された印刷領域P外で、カードKを圧胴4との間で挟持して搬送する搬送用凸部9が周方向に形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、フレキソ印刷機に関する。
従来、枚葉紙、プラスチックカード等の被印刷媒体に文字、図形、記号等のインキ像を印刷する印刷方式には様々な方式が採用されている。中でも大量の被印刷媒体に効率良くインキ像を印刷するオフセット印刷方式が用いられている。オフセット印刷機は、版胴からブランケット胴に転写されたインキ像を、ブランケット胴と圧胴とのニップ部へ搬送された被印刷媒体に印刷するようになっている。この印刷方式では、被印刷媒体に平滑性が求められること、インキ厚を例えば10μm以上の厚く盛った印刷ができないなどの課題がある。
これに対して、フレキソ印刷方式は、液状インキを蓄えたインキパンよりインキフォンテンローラで汲み上げ、アニロックスローラにより樹脂凸版が形成された版胴にインキが塗布されて形成されたインキ像が、版胴と圧胴とのニップ部に搬送された被印刷媒体に印刷されるようになっている。このフレキソ印刷方式によれば、樹脂凸版を用いているので枚葉紙、フィルム、布、不織布などの平滑性が低い被印刷媒体にも印刷できること、版胴に供給するインキ量は金属製のシリンダー周面にレーザー彫刻などにより同じ大きさ、同じ深さのセル(凹部)が一定の密度で刻設されたアニロックスローラにより調整できるので、インキが厚塗り印刷できる。
図5(a)(b)において、フレキソ印刷機は、版胴51にアニロックスローラ52が近接(付圧が入る)し、版胴51の印刷領域に設けられた樹脂凸版53にインキが塗布されてインキ像が形成される。このインキ像が版胴51に近接(印圧が入る)した圧胴54とのニップ部へ搬送されたカードKなどの被印刷媒体に転写されるようになっている。
このため、樹脂凸版53と圧胴54とがニップ部を形成している間しか搬送力を生じないので、カードKが版胴51と圧胴54とのニップ部を通過する前後にわたってカードKを搬送する手段を別途設ける必要があった。たとえば、図6において、図示しない搬送チェーン、搬送ベルト等に設けられた咥え爪55を用いてカードKを版胴51と圧胴54とのニップ部の上流側から下流側まで引っ張る必要があった。よって、印刷機の構成が複雑化大型化するうえに、咥え爪55により挟持する必要があるため、破損せずしかも咥え性の良い被印刷媒体、即ち平滑性や紙厚のあるものに限定されるため、フレキソ印刷の特徴を生かせないという課題がある。
本発明は上述した課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、版胴の印刷領域以外のエリアで圧胴との間で被印刷媒体の搬送力を向上させたフレキソ印刷機を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、次の構成を備える。
樹脂凸版が設けられた版胴にインキを供給して形成されたインキ像を、版胴と圧胴とのニップ部へ搬送された被印刷媒体へ印刷するフレキソ印刷機において、版胴の樹脂凸版が形成された印刷領域外で、被印刷媒体を圧胴との間で挟持して搬送する搬送用凸部が周方向に形成されていることを特徴とする。
また、インキを蓄えるインキ壷にローラ面を臨ませて回転するアニロックスローラを接離動させて版胴へインキを供給することを特徴とする。
樹脂凸版が設けられた版胴にインキを供給して形成されたインキ像を、版胴と圧胴とのニップ部へ搬送された被印刷媒体へ印刷するフレキソ印刷機において、版胴の樹脂凸版が形成された印刷領域外で、被印刷媒体を圧胴との間で挟持して搬送する搬送用凸部が周方向に形成されていることを特徴とする。
また、インキを蓄えるインキ壷にローラ面を臨ませて回転するアニロックスローラを接離動させて版胴へインキを供給することを特徴とする。
上述したフレキソ印刷機を用いれば、版胴の樹脂凸版が形成された印刷領域外で、被印刷媒体を圧胴との間で挟持して搬送する搬送用凸部が周方向に形成されているので、被印刷媒体を版胴と圧胴とのニップ部へ送り込むだけで、印刷領域に設けられた樹脂凸版の位置に関係なく搬送用凸部と圧胴とに挟持されて下流側へ搬送できる。よって被印刷媒体を搬送するための専用の搬送機構は不要であり、装置構成が簡略化できる。
また、インキ壷にローラ面を臨ませて回転するアニロックスローラを接離動させて版胴へ直接インキを供給することで、厚塗り印刷が行えるうえにインキ供給が最短で行えるので装置を小型化できる。
また、インキ壷にローラ面を臨ませて回転するアニロックスローラを接離動させて版胴へ直接インキを供給することで、厚塗り印刷が行えるうえにインキ供給が最短で行えるので装置を小型化できる。
以下、本発明に係るフレキソ印刷機の最良の実施形態について添付図面とともに詳細に説明する。本実施形態は、一例として水性インキ、溶剤インキ、UVインキなどの速乾性インキを用いて紙カード、プラスチックカードなどの被印刷媒体に印刷を行うフレキソ印刷機について説明する。
先ず、図1及び図2を参照してフレキソ印刷機の概略構成について説明する。
図2において、インキ壷1からアニロックスローラ2へUV硬化型のスクラッチインキが塗布される。アニロックスローラ2は、金属製のシリンダーの周面にレーザー彫刻などによりセル(凹部)が一定の深さと密度で形成されている。このセルの数と深さで樹脂凸版へ供給されるインキの量が調整される。アニロックスローラ2へ塗布されたインキはブレードによりセル以外のローラ面に付着したインキが掻き落とされて供給されるようになっている。本実施例は、インキ壷1にアニロックスローラ2のローラ面を臨ませて回転させて、該アニロックスローラ2から版胴3へ直接インキを供給するようになっている。これにより厚塗り印刷が行えるうえに、インキ供給が最短で行えるので装置を小型化できる。そして、版胴3に形成されたインキ像は、圧胴4とのニップへ送り込まれた被印刷媒体であるカードKへ転写される。
図2において、インキ壷1からアニロックスローラ2へUV硬化型のスクラッチインキが塗布される。アニロックスローラ2は、金属製のシリンダーの周面にレーザー彫刻などによりセル(凹部)が一定の深さと密度で形成されている。このセルの数と深さで樹脂凸版へ供給されるインキの量が調整される。アニロックスローラ2へ塗布されたインキはブレードによりセル以外のローラ面に付着したインキが掻き落とされて供給されるようになっている。本実施例は、インキ壷1にアニロックスローラ2のローラ面を臨ませて回転させて、該アニロックスローラ2から版胴3へ直接インキを供給するようになっている。これにより厚塗り印刷が行えるうえに、インキ供給が最短で行えるので装置を小型化できる。そして、版胴3に形成されたインキ像は、圧胴4とのニップへ送り込まれた被印刷媒体であるカードKへ転写される。
印刷が開始されるとアニロックスローラ2が版胴3へ近接し(付圧が入る)、装置稼動中はアニロックスローラ2が版胴3へ近接したままで、装置の稼動が停止する際にアニロックスローラ2が版胴3より離間する(付圧を解除する)ようになっている。また圧胴4は、カードKが搬送される際に版胴3へ近接し(印圧が入る)、カードKが通過すると圧胴4が版胴3より離間する(印圧を解除する)ようになっている。
カードKはカード供給装置5に積載収容されており、印刷が開始されると1枚ずつ分離して供給され、カード送り装置6により版胴4と圧胴5とのニップ部へインキ像とタイミングを合わせて送り込まれる。印刷後のカードKは排出部7へ排出される。
次に、図1を参照して、版胴3の構成について詳述する。金属製のシリンダーよりなる版胴3の印刷領域Pには、樹脂凸版(感光性樹脂やゴムなど)8が周方向へ設けられている。また、版胴3の樹脂凸版8が形成された印刷領域P外で、カードKを圧胴4との間で挟圧して搬送する搬送用凸部(感光性樹脂やゴムなど)9が周方向に形成されている。この搬送用凸部9は、印刷領域Pの両側に設けられているが片側のみであっても良い。
アニロックスローラ2に付圧が入るとローラ面へ塗布されたインキは、版胴3の樹脂凸版8に塗布されてインキ像が形成される。このインキ像が印刷領域Pにおいて、印圧が入って樹脂凸版8と圧胴4とでカードKが挟み込まれる際に転写される。
図3(a)〜(c)において、カードKの先端が版胴3と圧胴4のニップ部に送り込まれると、搬送用凸部9と圧胴4とで挟持されて搬送される(図3(a)(b)参照)。このとき、版胴3の印刷領域Pに設けられた樹脂凸版8はカードKに当接していない(図3(c)参照)。
図4(a)〜(c)において、樹脂凸版8がカード面に到達すると(図4(c)参照)、カードKは、印刷領域Pで樹脂凸版8と圧胴4、印刷領域P外で搬送用凸部9と圧胴4とで各々挟持されて搬送される(図4(a)(b)参照)。そして、樹脂凸版8がカード面より離れても、カードKは印刷領域P外で搬送用凸部9と圧胴4とで挟持されているので、版胴3と圧胴4とのニップ部を通過して排出部7へ排出される。
上述したフレキソ印刷機は、スクラッチインキ用いた印刷機について説明したが、通常のモノクロインキ或いはカラーインキを用いて被印刷媒体に印刷する印刷機であっても良い。また、フレキソ印刷機をオフセット印刷機やUV乾燥機と組み合わせてインライン化が容易であり、装置の設置面積を取らないのでレイアウト設計の自由度が高い。
1 インキ壷
2 アニロックスローラ
3 版胴
4 圧胴
5 カード供給装置
6 カード送り装置
7 排出部
8 樹脂凸版
9 搬送用凸部
2 アニロックスローラ
3 版胴
4 圧胴
5 カード供給装置
6 カード送り装置
7 排出部
8 樹脂凸版
9 搬送用凸部
Claims (2)
- 樹脂凸版が設けられた版胴にインキを供給して形成されたインキ像を、版胴と圧胴とのニップ部へ搬送された被印刷媒体へ印刷するフレキソ印刷機において、
版胴の樹脂凸版が形成された印刷領域外で、被印刷媒体を圧胴との間で挟持して搬送する搬送用凸部が周方向に形成されていることを特徴とするフレキソ印刷機。 - インキを蓄えるインキ壷にローラ面を臨ませて回転するアニロックスローラを接離動させて版胴へインキを供給することを特徴とする請求項1記載のフレキソ印刷機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004041652A JP2005231136A (ja) | 2004-02-18 | 2004-02-18 | フレキソ印刷機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004041652A JP2005231136A (ja) | 2004-02-18 | 2004-02-18 | フレキソ印刷機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005231136A true JP2005231136A (ja) | 2005-09-02 |
Family
ID=35014577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004041652A Pending JP2005231136A (ja) | 2004-02-18 | 2004-02-18 | フレキソ印刷機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005231136A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106827850A (zh) * | 2017-01-20 | 2017-06-13 | 湖南福瑞印刷有限公司 | 一种光变防伪墨胶印用树脂版 |
JP2017154335A (ja) * | 2016-03-01 | 2017-09-07 | 株式会社Isowa | 段ボールシート印刷装置 |
-
2004
- 2004-02-18 JP JP2004041652A patent/JP2005231136A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017154335A (ja) * | 2016-03-01 | 2017-09-07 | 株式会社Isowa | 段ボールシート印刷装置 |
CN106827850A (zh) * | 2017-01-20 | 2017-06-13 | 湖南福瑞印刷有限公司 | 一种光变防伪墨胶印用树脂版 |
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