JP2005229591A - VoIPシステム及び無線端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線区間の輻輳による通話不具合を解決し無線LANを用いた運用性を高めたVoIPシステムを提供する。
【解決手段】無線LANを利用しエンドポイント相互が通話可能なVoIPシステムにおいて、エンドポイントEP1〜3の有する識別情報を記録すると共に、上記識別情報を基に上記エンドポイントEP1〜3の接続、通話状態を管理するためのSIPサーバ11と、SIPサーバ11に上記識別情報を通知するエンドポイントEP1〜3と、エンドポイントEP1〜3を上記無線LANにより接続するためのアクセスポイントAP1、AP2とを備えて構成され、SIPサーバ11は健全な通話を維持するためにエンドポイントEP1〜3の通話状態を確認し記録して、同一のアクセスポイントAP1、AP2下の通話数を制限するVoIPシステム1である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線LANを用いたVoIP(Voice over Internet Protocol)システムに係り、特にSIPサーバを用いた通話管理に関するものである。
従来のPHS(Personal Handy Phone:パーソナルハンディフォン)などによる無線通話システムは、回線交換方式で通話を実現している。
このため、PHS基地局(無線アンテナ)当たりの同時にできる通話数は決まっている。PHS基地局の許容最大数一杯で通話している多数のPHS端末がある場合には、たとえそのPHS基地局のサービスエリア内に他のPHS端末があっても、他のPHS端末は通話しようとしてもPHS基地局から通話中(BUSY)の通知があり通話することができない。
従って、通話できないPHS端末は他のPHS基地局へアクセスすることが必要となる。但し、このように他のPHS基地局にアクセスするケースであっても、通話中のPHS端末には特に影響は出ない。
一方、無線LANを利用した無線端末(以下、エンドポイントという。)による無線通話システムは、パケット交換方式で通話を実現している。このパケット交換方式による通話のため、一つのアクセスポイント当たりに接続可能なエンドポイント最大数は、理論的に256台と決まっている。したがって、このような無線LANによるパケット通信を利用したIP電話システム(VoIPシステム)では、一つのアクセスポイント当たりに接続できるエンドポイント数は最大256台となる。
但し、このような無線LANの環境においてVoIPシステム用エンドポイントを動作させるには、常時一定以上の通信帯域がVoIP用エンドポイント毎に必要になるため、この条件を満たす範囲内でVoIP用エンドポイントを動作させる必要がある。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、次のものがある。
特開2003−284144号公報
無線LANによる運用においては、エンドポイントである一定数の通信(通話)が行われた場合に必要な通信帯域を確保できずに通信(以下、通信と記した場合には通話も含むものとする。)に支障が発生していた。
すなわち、無線LANは、IEEE 802.11により標準化されており、通信方式として、CSMA−CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)が採用されている。無線LANではコリジョン(同じ回線を流れる信号の衝突)を検出できないため、このCSMA−CAでは、各エンドポイントが一定時間以上継続して通信路が空いていることを確認してからデータを送信用にしている。このため、通話台数が増加するに従い、音声パケット間隔が大きくなり、これが音質の揺らぎ、途切れなどにつながってしまう。
このような形で具体的に発生する通信障害は、アクセスポイント及びエンドポイントの通信方式や性能にも大きく依存している。したがって、アクセスポイント一台当たりに接続されているエンドポイントの数が論理的制限の256台より少ない場合であっても、通信台数の増大に伴いこのような通信障害は発生することになる。
正常に通信できる数を越えてVoIPエンドポイントの通信が開始された場合には、最後に通信を始めたVoIPエンドポイントに限らず、既に通信を行っているVoIPエンドポイントにも支障が出る。
この通信障害を回避するためには、前述のPHS方式のように後からアクセスするPHS端末のみが接続できないようにすることも必要である。
アクセスポイント当たりの接続数(サービスエリア内のエンドポイント数)を制限することも可能であるが、通話していないエンドポイントを含めて制限数以内に抑えることは、通話数を直接制限していないため通話数に余裕がある場合に過剰な制限をしていることになる。したがって、このような接続数の制限は極めてアクセスポイント当たりの使用効率が悪くなり、アクセスポイントの配置上の効率が悪くなることに繋がる。
このため、通信中のエンドポイント数を制限数以内に抑える機構(手段)が必要になるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、1アクセスポイントの通話台数増加などに起因する無線区間の輻輳による通話不具合を解決し、運用性を高めた無線LANを用いたVoIPシステムを提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために創案されたものであり、第1の発明は、無線LANを利用した無線端末同士が通話可能なVoIPシステムにおいて、上記無線端末の有する識別情報を記録すると共に、上記識別情報を基に上記無線端末の接続、通話状態を管理するSIPサーバと、該SIPサーバに上記識別情報を通知する無線端末と、該無線端末を上記無線LANにより接続するためのアクセスポイントとを備えて構成され、上記SIPサーバは上記無線端末の通話状態を確認し記録して、同一の上記アクセスポイント下の通話数を制限するVoIPシステムである。
第2の発明は、上記識別情報が、上記無線端末が使用しているアクセスポイントの識別ID及び上記無線端末の個別識別情報であるVoIPシステムである。
第3の発明は、上記識別情報及び上記通話状態が、上記SIPサーバの管理テーブルに記録され、該管理テーブルは、上記アクセスポイントのBSSIDを記録する欄、上記無線端末のIPアドレスを記録する欄、上記無線端末の有する上記SIPサーバの識別子を記録する欄、上記無線端末の通話状態を記録する欄からなるVoIPシステムである。
上記管理テーブルは、無線端末のMACアドレスを記録する欄を有しても良い。
第4の発明は、上記無線端末が、上記アクセスポイントに接続した場合、若しくは他の上記アクセスポイントに接続を変更した場合に、上記識別情報をSIPサーバに通知するVoIPシステムである。
第5の発明は、アクセスポイントのBSSIDを通知するためのヘッダフィールドが追加されているRegisterメッセージにより、上記識別情報が上記無線端末から上記SIPサーバに通知されるVoIPシステムである。
また、本発明は、無線LANを利用したVoIPシステムに用いられる無線端末であって、自身の個別識別情報と接続しているアクセスポイントの識別IDとを、無線端末の接続、通話状態を管理するSIPサーバに通知する機能を備えたものである。
さらに、本発明は、Registerメッセージに上記アクセスポイントのBSSIDを示すヘッダフィールドを追加し、上記Registerメッセージを上記SIPサーバに送信する機能を備えているVoIPシステムである。
本発明によれば、1アクセスポイントの通話台数増加などに起因する無線区間の輻輳による通話不具合を解決し、運用性を高めた無線LANを用いたVoIPシステムを得られる。
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面にしたがって説明する。
図1は、本発明に係るVoIPシステムの一例を示すシステム構成図である。
図示したように、VoIPシステム1は、種々のサーバ、エンドポイントで代表される端末等が接続されて構成されるIP網15と、IP網15に接続され端末を管理するSIPサーバ11と、IP網15に接続されているネットワーク接続機器12と、ネットワーク接続機器12に接続されているアクセスポイントAP1、AP2と、アクセスポイントAP1、AP2に無線LANで接続されているエンドポイントEP1〜3とを備えて構成される。
VoIPシステム1は、IP網15を経由しつつネットワーク接続機器12、アクセスポイントAP1、AP2を介して接続されたエンドポイントEP1〜3間で音声情報及びデータ等を送受信するマルチメディアネットワークシステムである。
SIPサーバ11は、接続されているIP網15のマルチメディアセッションの確立、維持、変更、削除、終了を行うためのSIP(Session Initiation Protocol:セッション初期化プロトコル)により、VoIPシステム1の制御を行う管理サーバである。
SIPサーバ11は、アクセスポイントAP1、AP2に接続されているエンドポイントEP1〜3の接続状態、通話(通信)状態を管理する。
SIPサーバ11は、エンドポイントEP1〜3を管理するためのエンドポイント管理テーブルを有している。
エンドポイント管理テーブルに記録される情報は、エンドポイントEP1〜3の発する識別情報、及びエンドポイントEP1〜3の通話状態(呼の状態)である。
このエンドポイントEP1〜3の発する識別情報は、エンドポイントEP1〜3がどのアクセスポイントAP1、AP2に接続されているかという接続状態を示している。
IP網15は、IP(Internet Protocol:インターネットプロトコル)によって制御され、データ、音声を伝送するネットワークである。IP網15には、SIPサーバ11、ネットワーク接続機器12等が接続される。
ネットワーク接続機器12は、端末等をIP網15に接続するための機器であり、図示しないスイッチングハブ、ルータ、WANケーブル、LANケーブル等で構成されている。ネットワーク接続機器12には、SIPサーバ11などの種々のサーバ、アクセスポイントAP1、AP2、エンドポイントEP1〜3などの端末が接続されている。
エンドポイントEP1〜3は、無線LAN機能を実装しておりアクセスポイントAP1、AP2と無線LAN接続できる移動可能な端末であり、SIPサーバ11への通知機能を実装するIP電話装置である。
すなわちエンドポイントEP1〜3は、アクセスポイントAP1、AP2に無線LANにより接続されており、エンドポイントEP1〜3相互(若しくは、エンドポイントEP1〜3と図示しない他の端末、エンドポイントとの間)がデータ、音声を送受信し、双方向通話可能なVoIPシステムの通話端末となっている。
エンドポイントEP1〜3は、エンドポイントEP1〜3相互若しくは図示しない他のエンドポイントとの通話を開始した時に、通話開始をSIPサーバ11に通知する。また、エンドポイントEP1〜3は、エンドポイントEP1〜3相互若しくは図示しない他のエンドポイントとの通話を終了した時に、通話終了をSIPサーバ11に通知する。
次に、VoIPシステム1の作用について説明する。
図示したようにエンドポイントEP1〜3は、アクセスポイントAP1、AP2を介して無線LANにより接続される。無線LANで接続されたエンドポイントEP1〜3は、アクセスポイントAP1、AP2を介してエンドポイントEP1〜3相互若しくは図示しない他のエンドポイントとの間でデータ、音声を送受信する。
ここで、エンドポイントEP1〜3は、何れかのアクセスポイントAP1、AP2に接続され、アクセスポイントAP1、AP2を介してデータ、音声を送受信するが、エンドポイントEP1〜3が互いに別のアクセスポイントAP1、AP2の無線LAN接続されている場合には、アクセスポイントAP1、AP2はネットワーク接続機器12を介してデータ、音声の送受信を行う。すなわち、各々のエンドポイントEP1〜3は、何れかのアクセスポイントAP1、AP2配下にあり、SIPサーバ11の管理下におかれる。
ここで、アクセスポイントAP1、AP2配下、若しくはアクセスポイントAP1、AP2下とは、エンドポイントEP1〜3が何れかのアクセスポイントAP1、AP2に無線LAN接続されている状態を意味している。
このエンドポイントEP1〜3とアクセスポイントAP1、AP2との接続が確立したときに回線の使用開始が可能となり、エンドポイントEP1〜3は、エンドポイントEP1〜3の有する識別情報をアクセスポイントAP1、AP2、ネットワーク接続機器12、IP網15を介してSIPサーバ11に通知する。
エンドポイントEP1〜3がSIPサーバ11に通知する識別情報は、エンドポイントEP1〜3が使用しているアクセスポイントAP1、AP2のBSSID(Basic Service Set Identifier)、すなわちアクセスポイントAP1、AP2のMACアドレス、並びに上記エンドポイントEP1〜3の個別識別情報である。
エンドポイントEP1〜3から発せられた識別情報の通知を受けたSIPサーバ11は、受けた識別情報をSIPサーバ11が有しているエンドポイント管理テーブルに記録する。
具体的な識別情報は、エンドポイントEP1〜3の個別識別情報であるIPアドレス、SIP−ID、及びアクセスポイントAP1、AP2のBSSID(MACアドレス)である。
SIPサーバ11は各エンドポイントEP1〜3からの通知情報に基づき、例えば表1に示すような形式のエンドポイント管理テーブルを作成し、各エンドポイントEP1〜3の接続状態や通話状態の管理を行う。
表1は、エンドポイントEP1〜3がSIPサーバ11に通知した識別情報を記録したエンドポイント管理テーブルを示す。
Figure 2005229591
エンドポイント管理テーブルは、左から次に説明する各欄から成り立っている。
AP ID(AP BSSID)の欄は、各ネットワーク接続機器12に接続されているアクセスポイントAP1、AP2のBSSID(MACアドレス)を示す。これにより、各エンドポイントEP1〜3がどのアクセスポイントAP1、AP2に接続されているかをSIPサーバ11が認識することができる。
EP IPアドレスの欄は、各エンドポイントEP1〜3のIPアドレスを示す。EP SIP−IDの欄は、各エンドポイントEP1〜3が有しているSIPサーバの識別子(ID)を示す。エンドポイントの呼の状態の欄は、エンドポイントEP1〜3が通話中か通話していないかを示している。図2、3においては、エンドポイント管理テーブル中のエンドポイントの呼の状態の欄に通話中の場合には○印で、通話していないの場合には×印で表してある。
エンドポイントEP1〜3の通話状態(呼の状態)は、エンドポイントEP1〜3の通話開始、通話終了のSIPサーバ11への通知によって認識、記録する他、SIPサーバ11の定期的な管理によりエンドポイントEP1〜3の通話状態を把握することで行ってもよい。
なお、管理テーブルには、上記項目に加えてEP ID(EP MAC)の欄を設けてもよい。このEP IDは、各アクセスポイントAP1、AP2に接続されているエンドポイントEP1〜3の各MACアドレスを示すものである。
また、エンドポイントの接続数、通話状態数の管理を容易にするためにエンドポイント管理テーブルはAP ID毎にソートした形式にして管理する方が良い。
図1のVoIPシステム1におけるエンドポイント管理テーブルをVoIPシステム1の構成図の下部に示している。
図から分かるように、アクセスポイントAP1にはエンドポイントEP1、EP2が無線LANにより接続されている。この接続状態がエンドポイント管理テーブルの上の欄に示されている。エンドポイント管理テーブルを左から見て行くとAP ID(AP BSSID)の欄では、アクセスポイントAP1のAP ID(AP BSSID)がAP1であることが分かる。その右のEP IPアドレスの欄では、このアクセスポイントAP1に接続されているエンドポイントEP1、2のEP IPアドレスがそれぞれIP1、IP2と記録されている。次のEP SIP−IDの欄では、エンドポイントEP1、2のEP SIP−IDが、S1、S2と記録されている。
同様にエンドポイント管理テーブルの下欄を見ると、アクセスポイントAP2にはエンドポイントEP3が無線LANにより接続されていることが分かる。エンドポイント管理テーブルを左から見て行くと、AP ID(AP BSSID)の欄ではアクセスポイントAP2のAP ID(AP BSSID)がAP2で、EP IPアドレスの欄ではこのアクセスポイントAP2に接続されているエンドポイントEP3のEP IPアドレスがIP3、EP SIP−IDの欄ではエンドポイントEP3のEP SIP−IDがS3とそれぞれ記録されている。
このようにエンドポイントEP1〜3は、アクセスポイントAP1、AP2の使用開始(Associate)時に、SIPサーバ11にエンドポイントEP1〜3が有している識別情報を通知する。
また、エンドポイントEP1〜3は使用するアクセスポイントAP1、AP2が変更になった場合にもエンドポイントEP1〜3は新たな識別情報をSIPサーバ11に送付し、SIPサーバ11はエンドポイントEP1〜3の通知に応じてエンドポイント管理テーブルの記録内容を変更する。
エンドポイントEP1〜3の情報通知先は、SIPサーバ11としてVoIP通話の呼を管理する装置が考えられる。また、通知先はSIPサーバ11直接でない場合も考えられる。この場合には、通知先システムと呼を管理するSIPサーバ11との間で、互いに通知された識別情報を交換するとよい。
SIPサーバ11は、エンドポイントEP1〜3の通話状態を併せて管理することによりアクセスポイントAP1、AP2配下のエンドポイントEP1〜3の通話の混み具合も把握できる。
新たな通話要求がVoIPのエンドポイントEP1〜3からあった場合には、SIPサーバ11の有するエンドポイント管理テーブルの記録内容を参照し、エンドポイントEP1〜3が使用しているアクセスポイントAP1、AP2の通話中であるエンドポイント数を確認し、制限数を超過する場合には通話要求を許否(BUSY)する。
図2にエンドポイントから新たな通話要求があったにもかかわらず通話制限により通話できないネットワークの接続状態の一部、及びその時のSIPサーバ11のエンドポイント管理テーブルの記録内容を示す。
図示したように、仮に無線LANによりエンドポイントEP5がアクセスポイントAP1に接続されているとする。アクセスポイントAP1は、ネットワーク接続機器12、IP網15(図1参照)等を介してSIPサーバ11に接続されている。
ここで、アクセスポイントAP1の通話許容数(通話制限数)は3通話以内とし、既にアクセスポイントAP1にはエンドポイントEP1、2、4〜6が接続されており、この内エンドポイントEP1、2、4が通話しているものとする。
また、アクセスポイントAP2の通話許容数は3通話以内とし、既にアクセスポイントAP2にはエンドポイントEP3が接続されているが通話はしていないものとする。
SIPサーバ11はこの接続状態及び通話状態をSIPサーバ11が有しているエンドポイント管理テーブルに記録しており、これを図2の下部に示す。エンドポイント管理テーブルは表1と同様の項目構成となっており、各アクセスポイントAP1、2に接続されているエンドポイントEP1〜6の接続状態及び各エンドポイントEP1〜6の通話状態が分かる。
例えば、アクセスポイントAP1にはエンドポイントEP4が無線LANにより接続されている。この接続状態がエンドポイント管理テーブルの上の欄に示されている。
エンドポイント管理テーブルを左から見て行くと、AP ID(AP BSSID)の欄ではアクセスポイントAP1のAP ID(AP BSSID)がAP1、EP IPアドレスの欄ではエンドポイントEP4のEP IPアドレスがIP4、EP SIP−IDの欄ではエンドポイントEP4のEP SIP−IDがS4とそれぞれ記録されている。エンドポイントの呼の状態の欄を見ると、エンドポイントEP4は通話中(○印で示してある。)であることが分かる。同様に、エンドポイントEP1、2が通話していることが、エンドポイント管理テーブルのエンドポイントの呼の状態の欄から分かる。
この時に、図2に示すようにアクセスポイントAP1に接続されているエンドポイントEP5から通話要求(INVITE:セッションの確立要求)があったとする。通話要求を受けたアクセスポイントAP1は、SIPサーバ11に対してエンドポイントEP5から発せられた通話要求の中継を行う。
エンドポイントEP5からの通話要求をアクセスポイントAP1を経由して受けたSIPサーバ11は、有しているエンドポイント管理テーブルの記録内容を確認する。このとき、エンドポイント管理テーブル(図2参照)は、既に説明したようにエンドポイントEP1、2、4が既に通話中であることを示している。したがって、エンドポイントEP5の新たな通話要求はアクセスポイントAP1から見て、4つ目の呼の要求となり通話制限数を越えることになり、SIPサーバ11はエンドポイントEP5の通話要求を拒否する必要がある。
このエンドポイント管理テーブル記録内容を基にして、SIPサーバ11はエンドポイントEP5からの通話要求(問い合わせ)に対して通話中(BUSY)の回答を行う。このようなSIPサーバ11の管理による運用制限により、通話要求を行ったエンドポイントEP5は通話することができない。
既に説明しているようにもうひとつのアクセスポイントAP2は、接続されている端末がエンドポイントEP3のみで、このエンドポイントEP3は通話していないため、アクセスポイントAP2の通話許容数には未だ余裕があることが分かっている。
そこで、エンドポイントEP5は、SIPサーバ11の指示若しくはエンドポイントEP5の更なる要求により、無線LAN通信が充分可能である他のアクセスポイントであるアクセスポイントAP2に接続変更してもよい。
図3に運用制限後にアクセスポイントへの接続を変更したネットワークの接続状態の一部、及びその時のSIPサーバ11のエンドポイント管理テーブルの記録内容を示す。
エンドポイントEP5は、アクセスポイントAP1からアクセスポイントAP2に無線LANによる接続を変更している。この接続の変更は、エンドポイントEP5からSIPサーバ11に通知されSIPサーバ11のエンドポイント管理テーブルに記録される。
このエンドポイント管理テーブルの記録内容を図3の下部に示す。テーブルの最も下欄の記録内容から分かるように、エンドポイントEP5は、アクセスポイントAP2に無線LAN接続され、AP ID(AP BSSID)の欄ではアクセスポイントAP2のAP ID(AP BSSID)がAP2で、EP IPアドレスの欄ではエンドポイントEP5のEP IPアドレスがIP5b、EP SIP−IDの欄ではエンドポイントEP5のEP SIP−IDがS5とそれぞれ記録されている。
このエンドポイントEP5がアクセスポイントAP2に無線LAN接続された状態では、エンドポイントEP3、5は共に通話していない。これは、エンドポイント管理テーブルのエンドポイントの呼の状態の欄の記録内容で分かり、エンドポイントEP3、5共に×印が記録されており、通話せずを意味している。したがって、アクセスポイントAP2は、通話制限数に未だ余裕がある。
図示したように、アクセスポイントAP2に接続されているエンドポイントEP5から通話要求(INVITE)があったとする。通話要求は、エンドポイントEP5から発せられアクセスポイントAP2を経由して、SIPサーバ11に伝送される。
アクセスポイントAP2からエンドポイントEP5の通話要求(問い合わせ)を受けたSIPサーバ11は、有しているエンドポイント管理テーブルの記録内容を確認する。このとき、エンドポイント管理テーブルの記録内容によれば、既に説明したようにエンドポイントEP3、5はアクセスポイントAP2に接続されているが、エンドポイントEP3は通話していない。したがって、エンドポイントEP5の新たな通話要求(INVITE)はアクセスポイントAP2から見て、アクセスポイントAP2の通話制限数内(3通話以内)であり、SIPサーバ11はエンドポイントEP5の通話要求を許可することができる。
このエンドポイント管理テーブル記録内容を基にして、SIPサーバ11はエンドポイントEP5からの通話要求(問い合わせ)に対してエンドポイントEP5の通話を許可し、相手側電話(図示しない他のエンドポイント)の呼び出し(RING)を行う。
この呼び出し(RING)に相手側電話が応じ通話が始まると、SIPサーバ11の有するエンドポイント管理テーブルのエンドポイントの呼の状態の欄の記録が×印から○印に変わり、通話が終わるまで通話中を示す○印が記録される。
エンドポイントEP5の相手側電話との通話が終了したら、当然エンドポイントの呼の状態の欄の記録が○印から×印に変わる。
また、SIPサーバ11は、アクセスポイントAP1、AP2配下のエンドポイントEP1〜6からの通話要求のみならず、アクセスポイントAP1、AP2配下のエンドポイントEP1〜6に対する他のエンドポイント(端末)からの通話要求についても、通話数の制限を行う。
図4は、エンドポイントEP1〜EP6とアクセスポイントAP1、AP2とが図2に示す通話状態にある場合において、エンドポイントEP3からエンドポイントEP5に対して通話要求があった場合を示している。
エンドポイントEP3から通話要求が送信された場合には、SIPサーバ11は、まずエンドポイントEP3が接続されているアクセスポイントAP2のエンドポイント管理テーブルを参照し、アクセスポイントAP2の通話数と事前に設定されたアクセスポイントAP2あたりの通話制限数(この場合では3と設定)とを比較する。今回の場合、アクセスポイントAP2の通話数は通話制限以下であるので、さらに、通話要求をされているエンドポイントEP5が接続されているアクセスポイントAP1の通話数を参照し、アクセスポイントAP1の通話数と事前に設定されたアクセスポイントAP1あたりの通話制限数(この場合では3と設定)とを比較する。この結果、アクセスポイントAP1では通話数が通話制限を越えているので、エンドポイントEP3からの通話要求に対して、通話開始を拒否する応答(Busy)をSIPサーバ11からEP3に送信する。
このようにSIPサーバ11による運用制限管理により、通話制限数に既に達しているアクセスポイントAP1の通話の混雑を悪化させることがなく、また通話数の増大による他のエンドポイントEP1〜6の通話障害を生じることがなくなる。
また、アクセスポイントAP1の状態により通話を制限されたエンドポイントEP5は、SIPサーバ11の指示若しくはエンドポイントEP5の要求により他のアクセスポイントAP2に無線LAN接続変更をした上、未だ余裕のあるアクセスポイントAP2を介してSIPサーバ11から通話の許可を受けることができ、他の端末(エンドポイントEP1〜4、6、若しくは図示しない他の端末)と通話することができる。
このため、VoIPシステム1は、アクセスポイントAP1の通信帯域を充分確保することができると共に、エンドポイントEP5の健全な通話も確保することができる。
エンドポイントEP5が、アクセスポイントAP2への通信切替が行えない場合、則ちSIPサーバ11がエンドポイントEP5に対してアクセスポイントAP2への切替指示機能を持たない場合、またはエンドポイントEP5が何らかの理由でSIPサーバ11の指示によりアクセスポイントAP2への切替ができない場合がある。
これらの場合については、エンドポイントEP5の通話要求は、SIPサーバ11からエンドポイントEP5に対してのBUSYの通知により、拒否される。この場合には、エンドポイントEP5は、エンドポイントEP5を使用(所持)している人間が能動的にアクセスポイントAP2配下に移動して、SIPサーバ11に対して通話要求を行うことにより、通話が可能となる。
更にアクセスポイントAP1配下で問題なく通話できているエンドポイントEP5が、何らかの理由で使用している人間と共に能動的にアクセスポイントAP2下に移動した場合を想定する。この場合に、アクセスポイントAP2が既に通話制限数一杯の通話状態であったとする。このとき、エンドポイントEP5がアクセスポイントAP1からアクセスポイントAP2へ移動したという通知を受けたSIPサーバ11は、アクセスポイントAP2の通話制限数を越えるという理由から、エンドポイントEP5が通話中であっても通話を中断(BYE)することができる。
更にはSIPサーバ11に通知する識別情報を利用し、これらの識別情報を他のシステムに通知することで、各エンドポイントEP1〜6の個別識別情報をSIPサーバ11若しくは他のシステムがエンドポイントEP1〜6の位置情報(すなわち、どのアクセスポイントAP1、AP2の配下にあるかを指す。)として使用することができ、VoIPシステム以外の用途で、エンドポイントEP1〜6の情報を利用することも可能となる。
次に、エンドポイントによるAP IDの取得方法について説明する。
図5に示されるように、エンドポイントは、アクセスポイントと通信を確立するときに、IEEE802.11の接続手順に従いアクセスポイントに対して検出要求や接続要求を行う。アクセスポイントは、この要求に対して検出要求応答及び接続要求応答をエンドポイントに送信する。これら検出要求応答及び接続要求応答などのアクセスポイントからのデータには、アクセスポイントのBSSID(MACアドレス)が含まれており、これにより、エンドポイントはアクセスポイントのBSSIDを取得することがきる。
次に、エンドポイントがアクセスポイントのBSSIDを通知する方法について説明する。
エンドポイントは、通常の運用では、SIPサーバに対して初期登録時及び登録後には定期的にRegisterメッセージを送信しているため、これを利用してBSSIDを通知する。また、エンドポイントが接続するアクセスポイントを切り替えた場合には、切り替え後、即時にRegisterメッセージを送信し、新規に接続したアクセスポイントのBSSIDを通知する。
具体的なBSSIDの通知方法は、Registerメッセージに、ヘッダ名「802.11-BSSID」を付加し、「802.11-BSSID:AP ID」の形式で記述する。このAP ID部分にアクセスポイントのBSSIDをセットして送信する。さらに、これに加えてエンドポイントのMACアドレスも一緒に通知する場合には、epmacパラメータにより情報を付加する。
すなわち、Registerメッセージはテキストファイルから成り、複数のヘッダフィールド(例えば「To」「From」「Contact」など)から構成されているが、通知機能を実現するために、新たに802.11-BSSIDというヘッダフィールドを追加する。さらに、エンドポイントのMACアドレスも通知する場合には、epmacというヘッダフィールド内で使用される付加パラメータを追加する。
追加するRegisterメッセージのヘッダフィールドの具体例としては、「802.11-BSSID:xx.xx.xx.xx.xx.xx ; epmac=yy.yy.yy.yy.yy.yy」という形式がある。
なお、上記Registerメッセージを用いて通知する方法のほかにも、通話を開始するINVITEメッセージやセッションの更新につかうINVITEメッセージ、また通話を切断するBYEメッセージなどのヘッダに付加して通知する方法も可能である。
次に、エンドポイントからアクセスポイントのIDの通知を受けたときの処理方法について説明する。
図6では、エンドポイントEP5は、アクセスポイントAP1に接続されており、SIPサーバ11に対し接続要求を行う。ここでは、SIPサーバ11がエンドポイントEP1〜6のMACアドレスも管理する場合のRegisterメッセージ及びエンドポイント管理テーブルを示しており、Registerメッセージには、ヘッダフィールド802.11-BSSIDにアクセスポイントAP1のBSSIDが、epmacパラメータにエンドポイントEP5のMACアドレス情報が付加されている。
SIPサーバ11は、エンドポイントEP5からアクセスポイントAP1のAP IDの通知を受けた場合には、エンドポイント管理テーブルにエンドポイントEP5と接続しているアクセスポイントAP1との情報を関連付けて記録する。SIPサーバ11は、受けたRegisterメッセージの処理がOKであれば、200(OK)の応答をエンドポイントEP5に送信する。この200番の応答は、Registerメッセージそのものの処理がOKという意味であり、追加したヘッダに対応している処理も当然OKということとなる。
記録されたエンドポイントの情報は、Registerの有効期限(RegisterメッセージのContactヘッダのExpireパラメータの値により指定される)以内に更新されない場合には、登録が抹消される。
以上の説明では、識別情報はエンドポイントEP1〜6がSIPサーバ11に通知しているが、この代わりにアクセスポイントAP1、AP2、上位のネットワーク接続機器12、図示しないLANスイッチ等が代行してSIPサーバ11に識別情報を通知する方法でも、SIPサーバ11による同様の接続管理、通話数制限が可能である。
端末(エンドポイントEP1〜6)にSIPサーバ11への通知機能を実装できない場合には、エンドポイントEP1〜6に代わってアクセスポイントAP1、AP2から自アクセスポイントAP1、AP2配下のエンドポイントEP1〜6の情報を識別して通知する機能をアクセスポイントAP1、AP2に実装することで、通話数の制限ができる。
SIPサーバ11への通知方法として、アクセスポイントAP1、AP2はSIPメッセージのひとつの形式であるNOTIFYメッセージを用いて通知することができる。NOTIFYメッセージのヘッダフィールドに、AP-IDを追加したり、EPパラメータを追加することで、アクセスポイントAP1、AP2は、自分のBSSIDと接続しているエンドポイントEP1〜6の識別情報とをSIPサーバ11に通知できる。アクセスポイントには、通常複数のエンドポイントが接続されているので、EP=A,B,C・・・(A,B,CはエンドポイントのMACアドレス)といった形式で複数同時に通知すると良い。
アクセスポイントAP1、AP2は、接続されているエンドポイントの情報が変化した場合にも、SIPサーバにエンドポイントのリスト情報を送信する。
なお、SIPメッセージ以外にも、アクセスポイントとSIPサーバ間の整合性がとれるメッセージであれば、SIPサーバへの通知として用いることができる。
アクセスポイントAP1、AP2により識別情報をSIPサーバ11に通知した場合と同様に、ネットワーク接続機器12からも識別情報をSIPサーバ11に通知することができる。ネットワーク接続機器12は、ポートに接続されているアクセスポイントのAP ID(AP BSSID)と当該アクセスポイントに接続しているエンドポイントの識別情報とをSIPサーバ11通知する。
また、ネットワーク接続機器12は、アクセスポイントAP1、AP2が接続されているポートに登録されているエンドポイントEP1〜6の情報が変化した場合にも、SIPサーバ11にエンドポイントEP1〜6のリスト情報を送信する。
なお、何れの場合にも、アクセスポイントAP1、AP2やネットワーク接続機器12は、エンドポイントEP1〜6が持つIPアドレスやSIP−ID等について、通信データの一部から解読・解釈する機能を備えている必要がある。
以上説明したように、VoIPシステムはアクセスポイント毎に接続されているエンドポイントを管理し、アクセスポイント当たりの通話数を把握した上で通話制限することで健全な通話を維持することが可能である。
また、この通話制限により通話できないエンドポイントが通話要求を行った際に、通話制限数に達していない他のアクセスポイントへの無線LAN接続変更を行い通話要求を行ったエンドポイントの通話を確保することができる。
これらのVoIPシステムのエンドポイントの接続状態及び通話状態をSIPサーバが管理し、管理するための各エンドポイントの識別情報は各エンドポイントからアクセスポイントへの接続時及び接続変更時にSIPサーバに通知される。
SIPサーバは、通知された各識別情報をエンドポイント管理テーブルに記録し、上に述べたVoIPシステムの管理に使用することができる。
このように本発明のVoIPシステムは、従来問題となっていたアクセスポイント毎の通話数増大による通話(通信)障害を解消し、各アクセスポイントにおいて充分な通話帯域を確保している。
VoIPシステムは、必要に応じて接続されているエンドポイントの接続されるアクセスポイントを変更することにより、アクセスポイント毎に充分な通話帯域の確保を行うと共に、各エンドポイントの通話要求(若しくは、他の図示しない端末(エンドポイント)からの通話要求)に応じてエンドポイントの通話を確保できる優れた効果を発揮する。
本発明は、エンタプライズ内のワイヤレスVoIPシステム構築時に利用可能である。副次的には、各エンドポイント所有者の位置管理システムにも応用できる。
エンドポイント情報通知機能の概要を示すブロック図である。 運用制限を行っているネットワークの状態を示すブロック図、及びその時のSIPサーバのエンドポイント管理テーブルの記録内容である。 運用制限後にエンドポイントの接続を変更したネットワークの状態を示すブロック図、及びその時のSIPサーバのエンドポイント管理テーブルの記録内容である。 運用制限を行っているネットワークの状態を示すブロック図である。 エンドポイントによるAP IDの取得方法を示す図である。 エンドポイントからAP BSSIDの通知を受けたときの処理方法について説明する図である。
符号の説明
1 VoIP(Voice over Internet Protocol)システム
11 SIP(Session Initiation Protocol)サーバ
12 ネットワーク接続機器
AP1、AP2 アクセスポイント
EP1〜3 エンドポイント(端末)
15 IP(Internet Protocol)網

Claims (8)

  1. 無線LANを利用した無線端末同士が通話可能なVoIPシステムにおいて、上記無線端末の有する識別情報を記録すると共に、上記識別情報を基に上記無線端末の接続、通話状態を管理するSIPサーバと、該SIPサーバに上記識別情報を通知する無線端末と、該無線端末を上記無線LANにより接続するためのアクセスポイントとを備えて構成され、上記SIPサーバは上記無線端末の通話状態を確認し記録して、同一の上記アクセスポイント下の通話数を制限することを特徴とするVoIPシステム。
  2. 上記識別情報は、上記無線端末が使用しているアクセスポイントの識別ID及び上記無線端末の個別識別情報である請求項1記載のVoIPシステム。
  3. 上記識別情報及び上記通話状態は、上記SIPサーバの管理テーブルに記録され、該管理テーブルは、上記アクセスポイントのBSSIDを記録する欄、上記無線端末のIPアドレスを記録する欄、上記無線端末の有する上記SIPサーバの識別子を記録する欄、上記無線端末の通話状態を記録する欄からなる請求項1または2記載のVoIPシステム。
  4. 上記管理テーブルが、無線端末のMACアドレスを記録する欄を有する請求項3記載のVoIPシステム
  5. 上記無線端末が、上記アクセスポイントに接続した場合、若しくは他の上記アクセスポイントに接続を変更した場合に、上記識別情報をSIPサーバに通知する請求項1〜4何れか記載のVoIPシステム。
  6. アクセスポイントのBSSIDを通知するためのヘッダフィールドが追加されているRegisterメッセージにより、上記識別情報が上記無線端末から上記SIPサーバに通知される請求項1〜5何れか記載のVoIPシステム。
  7. 無線LANを利用したVoIPシステムに用いられる無線端末であって、自身の個別識別情報と接続しているアクセスポイントの識別IDとを、無線端末の接続、通話状態を管理するSIPサーバに通知する機能を備えたことを特徴とする無線端末。
  8. Registerメッセージに上記アクセスポイントのBSSIDを示すヘッダフィールドを追加し、上記Registerメッセージを上記SIPサーバに送信する機能を備えたことを特徴とする請求項7記載の無線端末。
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