JP2007053711A - Ip電話端末の呼接続方法とその転送方法及びサーバ装置 - Google Patents

Ip電話端末の呼接続方法とその転送方法及びサーバ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ピアツーピア技術をベースにしたIP電話システムにおいて、発信元の電話端末からのコール要求を発信先の電話端末に割り振って両者の通話を可能にする。
【解決手段】 ACDサーバ装置30が、ユーザによって指定されたIP電話端末群の中から発信先候補となるオペレータ電話端末20を特定し、特定した発信先候補のオペレータ電話端末20に問い合わせて通話の可否を確認してから、そのオペレータ電話端末20のIP電話番号をユーザ電話端末10に通知する。ユーザ電話端末10は、通知されたIP電話番号に基づいてピアツーピアでオペレータ電話端末20に対して発信を行い、オペレータ電話端末20がこの発信に自動応答することで、これらのIP電話端末間で呼が接続される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、IP(Internet Protocol)電話端末を用いて通話を行うための技術に関する。
IPネットワーク上で音声通話を実現する技術として、VoIP(Voice over Internet Protocol)がよく知られている。この種のIP電話サービスは、個人使用のみならず商用に用いられることも多く、例えば特許文献1には、一般ユーザからの大量の問い合わせなどに対応するコールセンタにIP電話サービスを適用したシステムが提案されている。
ところで、近年になって、スカイプ・テクノロジー社が開発したSkype(登録商標)と呼ばれるIP電話サービスが注目されている。VoIPなどの従来のIP電話サービスでは、例えばSIP(Session Initiation Protocol)サーバなどの管理サーバが発信先を特定したり呼び出しを行うといった各種処理を集中的に行うようになっているから、その管理サーバに対する負荷が増大してしまうという問題がある。これに対し、Skype(登録商標)では、ピアツーピア(Peer to Peer)技術をベースにしているので、基本的にはIP電話端末同士で直接的に呼を接続することができ、上記のような管理サーバは不要となる。このような技術的な相違により、Skype(登録商標)は料金、音質、機能及び設備といった面で従来のIP電話サービスよりも有利とされている。
特開2005−94569号公報
一般にコールセンタでは、一般ユーザの電話端末(以下、ユーザ電話端末という)からコールセンタの代表電話番号宛てにコール要求が送られてくると、そのコール要求を、コールセンタにおいて複数のオペレータがそれぞれ操作する電話端末(以下、オペレータ電話端末という)のうちのいずれかに割り振るようになっている。従来のIP電話サービスでは前述したような管理サーバが存在しているから、特許文献1に記載されているようにVoIPをコールセンタに適用する場合には、その管理サーバが上記のようなコールセンタ宛のコール要求をそれぞれのオペレータ電話端末に割り振るようにすればよい。
これに対し、Skype(登録商標)では、ピアツーピア技術をベースにしているため、ユーザ電話端末が発信先となるオペレータ電話端末を自ら指定して呼を接続しなければならない。しかし、ユーザ電話端末が複数のオペレータ電話端末のうちの1つを指定して呼を接続しようとしても、そのオペレータ電話端末のオペレータが通話中であったり離席中であったりすると呼を接続できなくなってしまう。コールセンタはユーザからの問い合わせに迅速に対応する役割を担っているから、上記のように呼を接続できなくなるような事態はコールセンタにとって望ましくない。また、コールセンタにおいては、或るオペレータ電話端末にいったん割り振った呼接続を別のオペレータ電話端末に再度割り振るといった“電話の転送”が頻繁に発生する。Skype(登録商標)によってこのような電話の転送を行う場合には、ユーザ電話端末或いは転送先のオペレータ電話端末から通話相手を呼び出すための操作が必要となり非常に煩雑である。つまり、ピアツーピア技術をベースにしたIP電話サービスは、多数のユーザ電話端末からのコール要求に対応しなければならないコールセンタのような設備には本質的に不向きであると言える。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ピアツーピア技術をベースにしたIP電話システムにおいて、発信元の電話端末からのコール要求を発信先の電話端末に割り振って両者の通話を可能にすることにある。
上記課題を達成するために、本発明は、発信元のIP(Internet Protocol)電話端末と発信先のIP電話端末とがIPネットワークを介してピアツーピアで呼を接続する方法であって、発信元のIP電話端末が、自身に割り当てられたIP電話番号と、所定の基準でグルーピングされたIP電話端末群に固有のグループIDとを、サーバ装置に通知するステップと、前記サーバ装置が、通知されたグループIDによって特定されるIP電話端末群の中から、発信先候補となるIP電話端末を特定するステップと、前記サーバ装置が、特定した発信先候補のIP電話端末に対して、通話が可能か否かを問い合わせるステップと、前記発信先候補のIP電話端末が、前記サーバ装置からの問い合わせに応答するステップと、前記サーバ装置が、前記発信先候補のIP電話端末からの応答に基づいて通話が可能であると判断した場合には、そのIP電話端末のIP電話番号を、前記発信元のIP電話端末に通知するステップと、前記発信元のIP電話端末が、前記サーバ装置から通知されたIP電話番号に基づいて、前記発信先のIP電話端末に対して発信を行うステップと、前記発信先のIP電話端末が前記発信元のIP電話端末からの発信に応答することで、これらのIP電話端末間で呼を接続するステップとを備えることを特徴とするIP電話端末の呼接続方法を提供する。
また、本発明は、発信元のIP電話端末からIPネットワークを経由するピアツーピアの呼接続を、転送元のIP電話端末から転送先のIP電話端末へと転送する方法であって、前記転送元のIP電話端末が、前記発信元のIP電話端末と呼を接続している間に、自身に割り当てられたIP電話番号をサーバ装置に通知するステップと、前記サーバ装置が、通知されたIP電話番号に基づいて、前記転送元のIP電話端末が属するIP電話端末群を判別し、判別したIP電話端末群の中から転送先候補となるIP電話端末を特定するステップと、前記サーバ装置が、特定した転送先候補のIP電話端末に対して、通話が可能か否かを問い合わせるステップと、前記転送先候補のIP電話端末が、前記サーバ装置からの問い合わせに応答するステップと、前記サーバ装置が、前記転送先候補のIP電話端末からの応答に基づいて通話が可能であると判断した場合には、そのIP電話端末のIP電話番号を、前記発信元のIP電話端末に通知するステップと、前記発信元のIP電話端末が、前記サーバ装置から通知されたIP電話番号に基づいて、前記転送先のIP電話端末に対して発信を行うステップと、前記転送先のIP電話端末が、前記発信元のIP電話端末からの発信に応答することで、これらのIP電話端末間で呼を接続するステップとを備えることを特徴とするIP電話端末の呼接続転送方法を提供する。
次に本発明を実施するための最良の形態について説明する。
(1)構成
図1は、実施形態に係るIP電話システムの全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、このIP電話システムは、ユーザが操作する複数(図1では2つ)のIP電話端末10a,10bと、コールセンタ21のオペレータが操作する複数(図1では2つ)のIP電話端末20a,20bと、ASP(Application Service Provider)事業者によって運営されるACD(Automated Call Distribution)サーバ装置30とを備えている。コールセンタは複数あり(図1では2つのコールセンタ21,22)、これらのコールセンタ21,22内のIP電話端末は、互いにLAN(Local Area Network)によって接続されるとともに、このLANを介して、IPネットワークであるインターネット40に接続されている。また、IP電話端末10a,10bと、ACDサーバ装置30は、それぞれ図示せぬルータなどの装置を介してインターネット40に接続されている。
IP電話端末10a,10bとIP電話端末20a,20bは、例えば汎用のパーソナルコンピュータに専用のIP電話ソフトウェア(例えばSkype:登録商標)や、ACDサーバ装置30と通信を行うための通信ソフトウェアがインストールされたものである。これらのIP電話端末10a,10bとIP電話端末20a,20bは、互いにインターネット40経由でピアツーピア(Peer to Peer)の呼接続を行って話者同士の通話を実現させる。なお、以下の説明においては、IP電話端末10a,10bを「ユーザ電話端末10」と総称し、IP電話端末20a,20bを「オペレータ電話端末20」と総称する。
ACDサーバ装置30は、ユーザ電話端末10からコールセンタ21,22に対するコール要求を、そのコールセンタ21,22内のオペレータ電話端末20に割り振り、ユーザ電話端末10とオペレータ電話端末20との間で呼を接続させる役割を担う。図2は、ACDサーバ装置30の構成を示すブロック図である。図2に示すように、ACDサーバ装置30は、制御部31と通信部32と記憶部33とを備えている。制御部31は、例えばCPUなどの演算装置とか、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの各種メモリを備えている。制御部31の演算装置は、これらのメモリや記憶部33に記憶されている制御プログラムを読み出して実行することにより、ACDサーバ装置30の各部を制御する。通信部32は、インターネット40に接続するための接続インタフェースや通信制御回路を備えており、インターネット40を介してユーザ電話端末10やオペレータ電話端末20と通信を行う。記憶部33は、例えばハードディスクなどの大容量の記憶装置である。この記憶部33には、上述した制御プログラムが記憶されているほか、オペレータ電話端末20の属性や稼働状況を管理するための管理テーブル331が記憶されている。
ここで、図3は、管理テーブル331の内容の一例を表す図である。この管理テーブル331には、各々のコールセンタ単位でグルーピングされたIP電話端末群に固有のグループIDと、各々のIP電話端末群に含まれるIP電話端末(オペレータ電話端末20)のIP電話番号と、そのIP電話端末に割り当てられたエージェントID及びパスワードと、IP電話端末のステータス(稼働状況)とが対応付けられて記述されている。IP電話端末(オペレータ電話端末20)のIP電話番号は、例えば「skypeアドレス」と呼ばれるものであり、通話の際にそれぞれのIP電話端末(オペレータ電話端末20)の識別子として機能する情報である。エージェントID及びパスワードもそれぞれのオペレータ電話端末20に割り当てられた情報であるが、このエージェントID及びパスワードはオペレータ電話端末20がシステムにログインする際の認証処理に用いられる。ステータスは、オペレータ電話端末20がシステムにログインした状態(つまり着信待機状態)か、ユーザ電話端末10との通話状態か、或いは、システムからログアウトした状態(つまり離席状態)か、といったそれぞれの稼働状況を表している。図3では、例えばグループID「G01」がコールセンタ21内のIP電話端末群(IP電話端末20a,20b)に割り当てられたものであり、IP電話端末20aのIP電話番号が「abcdefg」であり、そのステータスが「着信待機状態」であり、そのエージェントIDが「A001」であり、そのパスワードが「×××」である場合を例示している。
(2)動作
次に、図4乃至図5を参照しつつ、上記のIP電話システムの動作を説明する。
図4において、例えばオペレータ電話端末20aでステータスの変更があった場合(ステップS1)、オペレータ電話端末20aはそのステータスの変更内容をACDサーバ装置30に通知する(ステップS2)。ACDサーバ装置30は、その通知に応じて管理テーブル331上のステータスを更新する(ステップS3)。例えばオペレータ電話端末20aにエージェントID及びパスワードが入力されてシステムへのログインが行われた場合には、ACDサーバ装置30は管理テーブル331上のステータスを「着信待機状態」に更新する。また、オペレータ電話端末20aがユーザ電話端末10と通話を開始した場合には、ACDサーバ装置30は管理テーブル331上のステータスを「通話状態」に更新する。また、オペレータ電話端末20aがシステムからログアウトした場合には、ACDサーバ装置30は管理テーブル331上のステータスを「離席状態」に更新する。このように、オペレータ電話端末20でステータスの変更がある度に、ACDサーバ装置30によって管理テーブル331上のステータス更新が繰り返されるようになっている。
さて、ユーザ電話端末10aにおいてユーザがコールセンタ21へのコール要求を指示する操作を行うと、ユーザ電話端末10aはこの操作を受け付け(ステップS4)、コール要求をACDサーバ装置30に送信する(ステップS5)。このコール要求には、ユーザ電話端末10aのIP電話番号(発信元ID電話番号)と、コールセンタ21を指定するグループIDが含まれている。より具体的に説明すると、例えばユーザ電話端末20aに表示されているHTMLページにコールセンタ21への連絡を意味するソフトボタンを設けておき、ユーザがこのソフトボタンを選択すると、ユーザ電話端末10aがコール要求をACDサーバ装置30に送信する、といった具合である。このとき、上記のソフトボタンにグループIDをHTMLタグで関連づけておけば、ユーザ端末から送信されるコール要求にグループIDを含めることが可能となる。
ACDサーバ装置30は、受信したコール要求に含まれるグループIDに基づいて管理テーブル331を検索して、そのグループIDが示すコールセンタ(IP電話端末群)を特定する。さらに、ACDサーバ装置30は、そのIP電話端末群の中から、発信先候補となるオペレータ電話端末20を特定する(ステップS6)。具体的には、ACDサーバ装置30は、特定したIP電話端末群においてステータスが「着信待機状態」となっているオペレータ電話端末20を1つ特定すればよい。そして、ACDサーバ装置30は、特定した発信先候補のオペレータ電話端末(ここではオペレータ電話端末20aとする)に対して、ユーザとの通話が可能か否かを問い合わせる(ステップS7)。この問い合わせには、コールセンタ21のグループIDと、ユーザ電話端末10aのIP電話番号(発信元ID電話番号)とが含まれている。この問い合わせに応じて、発信先候補のオペレータ電話端末20aにおいては、コール要求があった旨が表示部にポップアップ表示されるなどしてオペレータに伝えられる。さらに、オペレータ電話端末20aは、ACDサーバ装置30から受信した発信元IP電話番号に基づいて、オペレータIP電話端末20とユーザ電話端末10aとの過去の通話履歴やユーザの属性などをデータベース検索し、その検索結果を表示部にポップアップ表示するようにしてもよい。このため、図1で図示は省略しているが、コールセンタ21内には、発信元IP電話番号とその発信元IP電話番号のユーザ電話端末10aの通話履歴及びユーザの属性とを対応付けたデータベースが設けられていることが望ましい。
そして、オペレータが通話を行う旨の操作を行うと、オペレータ電話端末20aはこの操作を受け付け(ステップS8)、ACDサーバ装置30に対して通話可能の旨の応答を返す(ステップS9)。この応答には、オペレータ電話端末20aのIP電話番号が発信先ID電話番号として含まれている。ACDサーバ装置30は、オペレータ電話端末20aからの応答に基づいて通話が可能であると判断すると、そのオペレータ電話端末20aから通知された発信先IP電話番号をユーザ電話端末10aに通知する(ステップS10)。ユーザ電話端末10aは、ACDサーバ装置30から通知された発信先IP電話番号に基づいて、オペレータ電話端末20aに対して発信を行う(ステップS11)。オペレータ電話端末20aがユーザ電話端末10aからの発信に自動応答することで(ステップS12)、両電話端末間の呼が接続され、通話が可能になる(ステップS13)。
次に、上記のようにして確立したユーザ電話端末10aとオペレータ電話端末20aとの間の呼接続を、別のオペレータ電話端末20bへと転送する動作について説明する。
まず、転送元のオペレータ電話端末20aが、ユーザ電話端末10aと呼接続している間に(ステップS21)、オペレータ電話端末20aのオペレータが、オペレータ電話端末20bに対して呼接続を転送する操作を行う。オペレータ電話端末20aは、この操作を受け付け(ステップS22)、ACDサーバ装置30に対して転送要求を送信する(ステップS23)。この転送要求には、転送先のオペレータ電話端末20bのIP電話番号(転送先IP電話番号)が含まれている。ACDサーバ装置30は、受信した転送要求に含まれるIP電話番号に基づいて管理テーブル331を検索し、そのIP電話番号が含まれるグループ(IP電話端末群)を特定する。さらに、ACDサーバ装置30は、特定したIP電話端末群において、転送先として指定されたオペレータ電話端末20bのステータスを確認する(ステップS24)。このときオペレータ電話端末20bのステータスが「着信待機状態」となっていれば、ACDサーバ装置30は、オペレータ電話端末20bに対して、通話が可能か否かを問い合わせる(ステップS25)。ここで、もしステータスが着信待機状態になっていなければ、ACDサーバ装置30は、着信待機状態になっている別のオペレータ電話端末20の中から転送先候補を決定し、そのオペレータ電話端末20に転送(通話)可能かどうかを問い合わせればよい。
オペレータ電話端末20bにおいては、転送要求があった旨が表示部にポップアップ表示されるなどしてオペレータに伝えられる。オペレータが転送を受ける旨の操作を行うと、オペレータ電話端末はこの操作を受け付け(ステップS26)、ACDサーバ装置30に対して転送(通話)可能の旨の応答を返す(ステップS27)。この応答には、オペレータ電話端末20bのIP電話番号が転送先ID電話番号として含まれている。
ACDサーバ装置30は、オペレータ電話端末20bからの応答に基づいて転送(通話)が可能であると判断すると、そのオペレータ電話端末20bから通知された転送先電話番号をユーザ電話端末10aに通知する(ステップS28)。ユーザ電話端末10aは、この通知に応じて、まず転送元のオペレータ電話端末20aとの呼接続を切断し(ステップS29)、その切断の旨をACDサーバ装置30に通知する。次に、ユーザ電話端末10aは、ACDサーバ装置30から通知された転送先IP電話番号に基づいて、オペレータ電話端末20bに対して発信を行う(ステップS30)。オペレータ電話端末20bがユーザ電話端末10からの発信に自動応答することで(ステップS31)、両電話端末間の呼が接続され、通話が可能になる(ステップS32)。
以上の実施形態によれば、ACDサーバ装置30が、ユーザによって指定されたIP電話端末群の中から発信先候補となるオペレータ電話端末20を特定し、特定した発信先候補のオペレータ電話端末20に問い合わせて通話の可否を確認してから、そのオペレータ電話端末20のIP電話番号をユーザ電話端末10に通知する。ユーザ電話端末10は、通知されたIP電話番号に基づいてピアツーピアでオペレータ電話端末20に対して発信を行い、オペレータ電話端末20がこの発信に自動応答することで、これらのIP電話端末間で呼が接続される。
また、転送の際には、ACDサーバ装置30が、転送先候補となるオペレータ電話端末20に問い合わせて転送(通話)の可否を確認してから、そのオペレータ電話端末20のIP電話番号をユーザ電話端末10に通知する。ユーザ電話端末10は、転送元のオペレータ電話端末20との呼接続を切断してから、通知されたIP電話番号に基づいてピアツーピアで転送先のオペレータ電話端末20に対して発信を行う。転送先のオペレータ電話端末20がこの発信に応答することで、これらのIP電話端末間で呼が接続される。これにより、実質的に呼接続の転送が実現されることになる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、次のような変形が可能である。
本発明に用いられるIP電話端末は、デスクトップ型コンピュータ装置などの固定型のIP電話端末に限らず、例えば携帯電話機や、無線によるデータ通信が可能なPDAなどの移動型のIP電話端末であってもよい。
オペレータ電話端末をグルーピングする基準は、コールセンタ単位でなくてもよく、システム設計者が選択した所定の基準を用いればよい。例えば、1つのコールセンタを複数のオペレータ電話端末群で構成してもよいし、複数のコールセンタ内のオペレータIP電話端末を束ねて1つのオペレータ電話端末群にグルーピングしてもよい。
上述した実施形態では、ユーザ電話端末10からのコール要求時にそのユーザ電話端末10自身のIP電話番号をACDサーバ装置30に通知するようにしていた(図4のステップS5)。これにより発信元IP電話端末のIP電話番号がACDサーバ装置30を経由してオペレータIP電話端末20に通知されることになり、この発信元IP電話番号に基づいてユーザ電話端末10aの通話履歴やユーザの属性などをオペレータIP電話端末20に表示することが可能になる。また、予めコールセンタ21,22に登録した発信元IP電話番号からのコール要求だけを受け付けるといったことも可能となる。しかし、これを実現するためには、ユーザ電話端末10から自身のIP電話番号をACDサーバ装置30に通知するべく、ユーザ電話端末のコンピュータ環境に依存するプログラムが必要になる。このような手間を省きたい場合には、ユーザ電話端末10からのコール要求時に発信元IP電話番号をACDサーバ装置30に通知しないようにしてもよい。どちらの仕組みを採用するかはシステム設計者の任意である。
上述した実施形態では、ACDサーバ装置30が、着信待機状態である複数のオペレータ電話端末20に対して、通話が可能か否かを順番に問い合わせるようになっていた(図4のステップS7,図5のステップS24)。しかし、このような方法以外にも、ステータスが着信待機状態となっている複数のオペレータ電話端末20に対して、ACDサーバ装置30から一斉に問い合わせを行い、この問い合わせに対して最初に通話可能の旨を応答してきたオペレータ電話端末20を発信先電話端末として特定し、そのIP電話番号をユーザ電話端末10に通知するようにしてもよい。
図5に示した呼接続の転送シーケンスにおいて、ユーザ電話端末10aは、まず転送元のオペレータ電話端末20aとの呼接続を切断し、その次に、転送先のオペレータ電話端末20bとの呼接続処理に移行していた(図5のステップS28〜S32)。しかし必ずしもこの手順に限定されるわけではなく、ユーザ電話端末10aは、まず転送先のオペレータ電話端末20bとの呼接続を実行してから、転送元のオペレータ電話端末20aとの呼接続を切断するようにしてもよい。なお、ユーザ電話端末10aがオペレータ電話端末20bとの呼接続を実行してからオペレータ電話端末20aとの呼接続を切断するまでの間、2つの呼接続が同時に存在することになるが、IP電話端末10,20a20bのIP電話ソフトウェアがこのような呼接続の形態を許容しているのであれば、特に問題はない。
また、ユーザ電話端末10aと転送元のオペレータ電話端末20aとの間の呼接続を切断する処理は、ユーザ電話端末10aからの要求に応じて実行されるようになっていたが(図5のステップS28)、これに限らず、オペレータ電話端末20aから切断を要求するようにしてもよい。
なお、呼接続を転送する必要が生じた場合、転送元のオペレータ電話端末20aのオペレータは、ユーザ電話端末10との呼接続をいったん保留状態にしてから、転送先のオペレータ電話端末20bに電話(IP電話)をかけ、それまでのユーザとの通話内容などを伝えて呼接続の転送を口頭で依頼してから、オペレータ電話端末20aからACDサーバ装置30に対して転送要求を送信するようにしてもよい。
また、ACDサーバ装置30において実行される制御プログラムは、磁気テープ、磁気ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、光記録媒体、光磁気記録媒体、CD(Compact Disk)−ROM、DVD(Digital Versatile Disk)、RAMなどの記録媒体に記録した状態で提供し得る。
本発明の実施形態に係るシステムの全体構成を示すブロック図である。 同実施形態におけるACDサーバ装置の構成を示すブロック図である。 同実施形態におけるACDサーバ装置が記憶している管理テーブルの内容を示す図である。 同実施形態におけるシステム全体の動作例を示すシーケンス図である。 同実施形態におけるシステム全体の動作例を示すシーケンス図である。
符号の説明
10a,10b,20a,20b・・・IP電話端末、30・・・ACDサーバ装置、40・・・インターネット。

Claims (4)

  1. 発信元のIP(Internet Protocol)電話端末と発信先のIP電話端末とがIPネットワークを介してピアツーピアで呼を接続する方法であって、
    発信元のIP電話端末が、所定の基準でグルーピングされたIP電話端末群に固有のグループIDをサーバ装置に通知するステップと、
    前記サーバ装置が、通知されたグループIDによって特定されるIP電話端末群の中から、発信先候補となるIP電話端末を特定するステップと、
    前記サーバ装置が、特定した発信先候補のIP電話端末に対して、通話が可能か否かを問い合わせるステップと、
    前記発信先候補のIP電話端末が、前記サーバ装置からの問い合わせに応答するステップと、
    前記サーバ装置が、前記発信先候補のIP電話端末からの応答に基づいて通話が可能であると判断した場合には、そのIP電話端末のIP電話番号を、前記発信元のIP電話端末に通知するステップと、
    前記発信元のIP電話端末が、前記サーバ装置から通知されたIP電話番号に基づいて、前記発信先のIP電話端末に対して発信を行うステップと、
    前記発信先のIP電話端末が前記発信元のIP電話端末からの発信に応答することで、これらのIP電話端末間で呼を接続するステップと
    を備えることを特徴とするIP電話端末の呼接続方法。
  2. 発信元のIP電話端末からIPネットワークを経由するピアツーピアの呼接続を、転送元のIP電話端末から転送先のIP電話端末へと転送する方法であって、
    前記転送元のIP電話端末が、前記発信元のIP電話端末と呼を接続している間に、転送先候補となるIP電話端末のIP電話番号をサーバ装置に通知するステップと、
    前記サーバ装置が、通知されたIP電話番号に基づいて転送先候補のIP電話端末に通話が可能か否かを問い合わせるステップと、
    前記転送先候補のIP電話端末が、前記サーバ装置からの問い合わせに応答するステップと、
    前記サーバ装置が、前記転送先候補のIP電話端末からの応答に基づいて通話が可能であると判断した場合には、そのIP電話端末のIP電話番号を、前記発信元のIP電話端末に通知するステップと、
    前記発信元のIP電話端末が、前記サーバ装置から通知されたIP電話番号に基づいて、転送先のIP電話端末に対して発信を行うステップと、
    前記転送先のIP電話端末が、前記発信元のIP電話端末からの発信に応答することで、これらのIP電話端末間で呼を接続するステップと
    を備えることを特徴とするIP電話端末の呼接続転送方法。
  3. 発信元のIP電話端末と発信先のIP電話端末とをIPネットワークを介してピアツーピアで呼接続するためのサーバ装置であって、
    前記IP電話端末と通信を行う通信手段と、
    所定の基準でグルーピングされたIP電話端末群に固有のグループIDと、各々のIP電話端末群に含まれるIP電話端末のIP電話番号とを対応付けて記憶した記憶手段と、
    前記通信手段が、前記発信元のIP電話端末からグループIDを受信すると、前記記憶手段の記憶内容を参照して、受信したグループIDのIP電話端末群の中から発信先候補となるIP電話端末を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された発信先候補のIP電話端末に対して、通話が可能か否かを前記通信手段を用いて問い合わせる問い合わせ手段と、
    前記発信先候補のIP電話端末からの応答に基づいて通話が可能であると判断した場合には、そのIP電話端末のIP電話番号を前記通信手段によって前記発信元のIP電話端末に通知する通知手段と
    を備えることを特徴とするサーバ装置。
  4. 発信元のIP電話端末からIPネットワークを経由するピアツーピアの呼接続を、転送元のIP電話端末から転送先のIP電話端末へと転送するためのサーバ装置であって、
    前記IP電話端末と通信を行う通信手段と、
    所定の基準でグルーピングされたIP電話端末群に含まれるIP電話端末のIP電話番号を記憶した記憶手段と、
    前記通信手段が、前記転送元のIP電話端末からIP電話番号を受信すると、受信したIP電話番号に基づいて、転送先候補となるIP電話端末に通話が可能か否かを前記通信手段を用いて問い合わせる問い合わせ手段と、
    前記転送先候補のIP電話端末からの応答に基づいて通話が可能であると判断した場合には、そのIP電話端末のIP電話番号を前記通信手段によって前記発信元のIP電話端末に通知する通知手段と
    を備えることを特徴とするサーバ装置。
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