JP2005227230A - 流量計 - Google Patents

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Abstract

【課題】 計量表示部収容室に滞留する流体を流出口側に排出させることによって、計測流量の大小にかかわらず、羽根車の軸受部の回転摩擦抵抗の低減化を図ることのできる流量計を提供する。
【解決手段】 ハウジング部50は、上方に計量表示部53を収容する計量表示部収容室502を形成し、下方に導出流路6を形成する隔壁503を有している。隔壁503には、計量表示部収容室502と導出流路6とを連通する貫通孔503aが形成されている。これによって、流入口21Fから流入した水が流出口21Rから流出することに伴って、流出口21R側と流入口21F側との間には流出口21R側が負圧となるような圧力差を生じ、導入流路4から計量表示部収容室502に流入する水が貫通孔503aを介して導出流路6へ排出されることになる。
【選択図】 図2

Description

この発明は水道メータ等の流量計に関し、特に縦型ウォルトマン式流量計に代表される縦型軸流羽根車式流量計に関する。
縦型ウォルトマン式流量計では、特許文献1に示すように、水道メータの1次側(上流側)の流入口より横向きに流入した水(被計量流体)は、ストレーナを通過した後下ケースの下部へと入り、その後上昇して整流器を通り、羽根車にぼぼ軸方向から当たる。羽根車は自身の回転軸に対して角度のある捻れた複数枚の板羽根を有し、その板羽根にほぼ軸方向から水が当たることにより、その水流の力で羽根車が回転する。その回転数が機械的又は電気的に取り出されることにより流量が測定されて、それが上ケースの計量表示部に表示され、羽根車を通過した水は流出口から下流に流れる。
実公平6−17050号公報
特許文献1に示す計量表示部では、羽根車の軸方向に沿う上向き流路を流れる被計量流体の水によって、羽根車の回転軸及びそのピボット軸受(軸受部)を潤滑し、羽根車の回転摩擦抵抗の低減を図っている。ところが、計量表示部収容室に潤滑用の水が滞留すると、収容室内の空気が潤滑用の水に混入し、軸受部に水・空気境界層が発生して回転摩擦抵抗を増大させることが知られている。特に、縦型ウォルトマン式流量計では、流量小の領域において、潤滑用の水量も減少するので性能が低下しやすい。そこで、従来より、回転摩擦抵抗の増大に伴う性能低下を防止するために、計量表示部収容室を負圧に維持するための吸引式エア抜き機構とそのその駆動のための動力を要し、流量計の小型化を阻害していた。
本発明の課題は、計量表示部収容室に滞留する流体を流出口側に排出させることによって、計測流量の大小にかかわらず、羽根車の軸受部の回転摩擦抵抗の低減化を図ることのできる流量計を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の流量計は、
流入口と流出口とを有し、それら流入口と流出口とをつなぐ方向に対して交差する縦方向に沿って流体の流量を計測する羽根車の回転軸を配置するとともに、前記流入口から横向きに流入する流体の流れを前記羽根車の軸方向に沿う上向きに変えてその羽根車に向かわせる導入流路と、前記羽根車の中心部から流体を放射状に流出させ前記流出口に排出するための導出流路とが形成され、前記羽根車の回転に基づいて計量表示部を作動させる縦型軸流羽根車式の流量計において、
上方に前記計量表示部を収容する計量表示部収容室を形成するとともに下方に前記導出流路を形成する隔壁を有するハウジング部を備え、
その隔壁には前記計量表示部収容室と導出流路とを連通する貫通孔が形成されることを特徴とする。
これによって、流入口から流入した流体が流出口から流出することに伴って、流出口側と流入口側との間には流出口側が負圧となるような圧力差を生じ、導入流路から計量表示部収容室に流入する流体が貫通孔を介して導出流路へ排出されることになる。したがって、計量表示部収容室に滞留する流体を貫通孔を介して流出口側(導出流路)に排出させることによって、計測流量の大小にかかわらず、羽根車の軸受部(回転軸・ピボット軸受)の回転摩擦抵抗を低減化することができる。よって、特に流量小の領域において、器差(流量計の計量許容公差)の急激な落ち込みを防止し、広範囲にわたって安定した計測性能を維持することが可能となる。しかも、吸引式エア抜き機構やその駆動のための動力を要しないので、流量計の小型化を図ることができる。
その際、貫通孔を介して導出流路へ排出される流体とともに、計量表示部収容室内に滞留する空気を吸引排出可能としたので、羽根車の軸受部での流体・空気境界層の発生と、これに伴う回転摩擦抵抗の増大を防止することができる。
また、導出流路には、羽根車の中心部から流体を周方向に均一化して放射状に流出させるための複数の出口側整流部を配設することが望ましい。これによって、羽根車を回転させた後の流体を周方向において均一に流出(排出)させることができ、導出流路での渦の発生を抑えることができる。特に、流量小の領域で現れやすい周方向の不釣合いに基づく器差のピーク(値)を低下させることが可能となる。
その際、出口側整流部を、中心部から外周縁まで連続的な半径方向の仕切壁として形成される複数の主整流部と、主整流部間に形成され中心部と外周縁との間を部分的又は断続的な半径方向の仕切壁として形成される補助整流部と、を含むように構成することができる。主整流部間に形成される複数の補助整流部によって、中心部側から外周縁側へ流体の通過する断面積を急変(急拡大)させずに徐々にかつ周方向において均等に拡大させることができる。これによって、流出口(導出流路)側での周方向の流れの乱れを抑制し渦の発生を抑えることができ、器差のピーク(値)を下げることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例を参照しつつ説明する。以下の例は、例えば水道メータに適用され、その場合の被計量流体は水である。
まず図1は、本発明を実施可能な縦型ウォルトマン式流量計(縦型軸流羽根車式流量計)を水道メータとして使用した場合の一般構造を表わしている。図1に示すように、一般にこの種の水道メータ1は、水道管路(図示せず)に接続される真鍮製等のケーシング2と、塵埃等の異物を捕集・分離するためにケーシング2の入口側に取り付けられた円筒状のストレーナ3と、水道管路を流れる水量を計測するためにケーシング2内に収容・保持された計量本体部5とを備えている。
具体的には、ケーシング2は、水道管路に直接接続される流入口21Fと流出口21Rとを有する下ケース21と、その下ケース21の上方開口部に螺合される上ケース22とからなる。流入口21F及び流出口21Rの中心をつなぐ管路中心線O1の近傍において、その管路中心線O1と平行な内側フランジ21fが、下ケース21の内面側に膨出する形態で一体成形により形成されている。ストレーナ3は、その流入側端部(開口部32)が下ケース21の流入口21Fに挿入・保持される一方、その流出側端面(無孔底面)が下ケース21の壁面と内側フランジ21fとを接続する延長壁21eで受止・保持され、その軸線は管路中心線O1と一致させてある。ストレーナ3の筒状部31は多数の通過孔31aからなる網目状に形成され、開口部32から流入した被計量流体の水は筒状部31の通過孔31aを通り外部へ流出する。また、計量本体部5は、流入側の計量室501及び流出側の計量表示部収容室502を有するハウジング部50と、計量室501の流入側においてハウジング部50に固定・保持された整流器51と、計量室501内で水量に応じた速さで回転する羽根車52と、羽根車52の回転数を機械的又は電気的に取り出して表示するための計量表示部53とを含んで構成されている。
さらに詳細には、整流器51は、羽根車52に向かう流れの断面中心部に位置するボス部515と、外周部に位置する環状のリム部517と、ボス部515とリム部517とを放射状に連結する複数のアーム部516とを有している。整流器51のリム部517のさらに外側には、下ケース21の内側フランジ21fに係合・保持するために、環状のフランジ部518が一体的に膨出形成されている。また、羽根車52は、回転軸52aの軸線O2が管路中心線O1と交差(例えば直交)する縦方向に配置され、被計量流体の水が回転軸52aに沿って流れる軸流式で構成されている。なお、摩擦による抵抗を減らして水量の計測精度を高めるために、回転軸52aをピボット軸受52cで受けるとともに、これらの軸受部分に被計量流体の水を流通・浸漬させてある。
このような水道メータ1は概略以下の手順でセッティングされる。まず、羽根車52を計量室501に、計量表示部53を計量表示部収容室502にそれぞれ収容した状態でハウジング部50と整流器51とを組み立てる。次に、組み立てられた計量本体部5を下ケース21の上方開口部から挿入して、整流器51のフランジ部518を下ケース21の内側フランジ21fで受止・保持させた後、下ケース21の上方開口部に上ケース22を螺合する。これとは別に、ストレーナ3を、その軸線が管路中心線O1と一致するようにして下ケース21の流入口21Fに取り付ける。
被計量流体の水は水道メータ1内を次のように流れ、水量が計測・表示される。下ケース21の流入口21Fから流入した水は、管路中心線O1に沿って流出口21R側に流れる横向き流路4Hと、その後に流れの向きを回転軸52aの軸線O2方向に変え羽根車52に向かう上向き流路4Vとからなる導入流路4を流れる。そして、横向き流路4Hには水から塵埃等の異物を捕集・分離するためにストレーナ3が配置され、一方、上向き流路4Vには計量室501(羽根車52)に流入する水の流れを整流するために整流器51が配置されている。導入流路4から計量室501に流入した水は回転軸52aに沿って流れ、螺旋状にねじれた複数の羽根52bに当たって羽根車52(回転軸52a)を回転させる。計量室501を通過した水は、羽根車52の中心部から羽根52bに沿って放射状に流出して下ケース21の流出口21Rへ至る導出流路6を流れる。
このとき、羽根車52の回転数が計量室501を通過する水量に比例する性質を利用して、計量表示部53に水量(体積流量)が表示される。また、計量室501内の水の一部は、流入口21Fと流出口21Rとの圧力差(流入口21F側が流出口21R側より大)により、回転軸52a等を伝わって計量表示部収容室502に入り込み、これらの軸受部等を浸漬・潤滑して回転軸52a等の回転時の摩擦抵抗を減少させる。
なお、以下の説明では、図1(b)に示すように、管路中心線O1の方向(又はそれと平行な方向)を前後方向とし、流入口21F側を前方側、流出口21R側を後方側と呼ぶ。また、軸線O2の方向(又はそれと平行な方向)を上下方向(縦方向)とし、計量表示部53の位置する側を上方側、整流器51の位置する側を下方側と呼ぶ。さらに、図1(a)に示すように、水道メータ1を上方側から見たとき、管路中心線O1と直交する方向(又はそれと平行な方向)を左右方向と呼ぶ場合がある。そして、図1と機能を共通にする部分には同一符号を付して説明を省略する場合がある。
次に、図2は、基本となる図1に本発明を実施した水道メータの正面断面図を示す。図2の水道メータ1において、円筒状のストレーナ3が、その軸線を管路中心線O1と一致させて、導入流路4の横向き流路4Hに沿って配置されている。このストレーナ3は、周面に流体の通過孔31aが多数網目状に形成された筒状部31と、その筒状部31の流入側(入口側)に形成された開口部32と、その筒状部32の流出側(出口側)の内部に流入側(入口側)に向かって凸となる凸曲面(凸状曲底面)を有する蓋部33(底部)とを有している。また、ストレーナ3の後方に位置する整流器51の前端部には、流入側に向かって凸となる凸曲面を有する膨出部511(導入部)が一体形成されている。この膨出部511は、ストレーナ3の下流域(後方領域)での渦の発生を抑制するために、導入流路4の横向き流路4H及び上向き流路4Vに面する形態で、ストレーナ3の蓋部33に近接して配置されている。
図3の斜視断面図に示すように、ストレーナ3の蓋部33はドーム状無孔曲面(ドーム状無孔曲底面)にて形成されている。そして、ドーム状無孔曲面(ドーム状無孔曲底面)は、その最大突出高さHが筒状部31の軸直交断面半径Rよりも大に設定されている。したがって、入口側の開口部32から流入した水は、蓋部33からの流出を阻止されるとともにドーム状の曲面(曲底面)に沿ってガイドされ、筒状部31の通過孔31aからスムーズに流出する。これによって、導入流路4での流体抵抗(圧力損失)の変動が小さくなり、器差がフラットになる。なお、蓋部33のドーム状の曲面(曲底面)の裏側(後方側)には、軸線(管路中心線O1)方向に沿って複数の補強リブ33aが設けられている。これによって、下ケース21の流入口21Fと延長壁21eとで挟み込んで保持する際に、ストレーナ3が軸線方向に潰れる(座屈変形する)のを防いでいる。
図2に戻り、ストレーナ3と膨出部51とは次のような位置関係となるように配置されている。
(1)膨出部51は、横向き流路4Hの流れ方向から見たとき、ストレーナ3の蓋部33とほぼ重合するように配置され、筒状部31の通過孔31aから流出する水が膨出部51でガイドされて導入流路4を形成する。
(2)膨出部51は、横向き流路4Hの流れ方向から見たとき、ストレーナ3(蓋部33)の下半部に対応する半円形状に形成され、筒状部31の通過孔31aから流出する水が膨出部51でガイドされて導入流路4を形成する。
(3)蓋部33のドーム状の曲面(曲底面)は軸線(管路中心線O1)に対して対称に突出し、上記(1)(2)の関係において周方向に対する方向性を有しない。
このようにストレーナ3と膨出部51とを配置することにより、筒状部31の通過孔31aから流出した水は、その軸線(管路中心線O1)に対して放射状に均等に拡散しやすくなり、導入流路4の断面において流量が均等化された状態で膨出部51でガイドされる。したがって、乱れの少ない導入流路4が形成されやすくなる。また、蓋部33の曲面(曲底面)には周方向の方向性がないため、ストレーナ3を下ケース21にセッティングする際に、軸線を中心とした周方向の取付角度位置を特定する必要がなく、設計・製造上の負担が少なくなる。
図4(及び図5)に示すように、整流器51のボス部515の下部には、羽根車52への導入流路4を二分するために、横向き流路4Hから上向き流路4Vへの曲がりに対応して導入流路4の左右方向全幅にわたって湾曲形状を有する分流板512(分流部)の基部が設置されている。この分流板512は、横向き流路4Hにおいて上側と下側とに、かつ上向き流路4Vにおいて前方側と後方側とに、導入流路4をそれぞれ二分するものであり、計量室501へ流入する導入流路4の水量を二等分して、回転軸52aに対して対称に整流し、羽根車52の羽根52bに均等に水を当てる機能を有する。このように、分流板512を設けることにより羽根車52での不釣合い回転力の発生を防ぎ、器差のピークが緩和(ないし解消)される。
さらに、図2において、分流板512の先端(下端)と下ケース21の内面(上縁)との間隔S(隙間)を調整可能とするために、分流板512が羽根車52(回転軸52a)の軸線O2方向に移動可能とされている。具体的には、ボス部515内に設けたねじ等の締結部材512aにより、分流板512の上下位置調節が行われる。したがって、都市毎に異なるケーシング2(下ケース21)の断面形状に合わせて分流板512の上下位置を調節し間隔Sを調整すれば、器差のピークをほぼ解消でき、安定した計測性能が長期にわたり維持される。
なお、図4のように、羽根車52の回転軸線O2が、整流器51の中心を通り、かつ分流板512の基部(望ましくは、ボス部515の下部との取付部)を通る場合には、締結部材512aの調節量=間隔Sの変化量に設定できるので間隔Sの調整が容易であり、間隔Sの変化に伴う整流器51の整流作用の変動を最小限に抑えられる。その際、分流板512の表裏両面とも、横向き流路4H及び上向き流路4Vに沿ってそれぞれ平滑面に形成すれば、分流板512は二分された導入流路4の整流機能を最大限に発揮できる。
図4において、整流器51には、横向き流路4Hから上向き流路4Vへの曲がりに対応させて、横向き流路4Hの終端位置に規制板513(規制部)が配置されている。この規制板513は、水の流れ方向を横向き流路4Hから上向き流路4Vへ規制案内する機能、及び横向き流路4Hの背後(後方側)に位置する滞留領域Rと導入流路4との間での渦の発生を抑制する機能とを備えている。ここで、滞留領域Rとは、横向き流路4Hの背後(後方側)において、下ケース21(ケーシング2)に沿って形成される、水流を生じない淀み領域をいう。このような規制板513を設けることによって、導入流路4(特に横向き流路4H)から滞留領域Rへの流入が抑制され、それに伴って両者間での渦の発生が減少するので、導入流路4を流れる水の流体抵抗(圧力損失)の変動が小さくなり、器差のフラット性が保たれる。
図5に示すように、規制板513は、整流器51のリム部517(図4参照)の下部において後部側の半周(180°)にわたって一体的に取り付けられ、横向き流路4Hの背後(後方側)に向かって凸となる凸曲面(半円筒面)を形成している。導入流路4(横向き流路4H)と滞留領域Rとの区画が広範囲に設定でき、滞留領域Rが導入流路4から隔離された状態に保たれるので、渦が一層発生しにくくなる。また、規制板513には、下ケース21(ケーシング2)の内面に突設された補強リブ21r(図9参照)に対応して切欠513aが形成されている。これによって、補強リブ21rを有するような下ケース21にも用いることができ、より多くの仕様に適用できる。
なお、図2に示すように、規制板513を設ける目的からすれば、規制板513の先端(下端)と下ケース21の内面(上縁)との間隔S’(隙間)=0とすることが最も望ましい。しかし、上記の通り都市毎に異なるケーシング2(下ケース21)の断面形状に合わせるため、また鋳物製のケーシング2の寸法精度に対応するため、適宜の間隔を予め設定しておくのが現実的である。
図2において、整流器51には、分流板512(分流部)とボス部515と整流板514(整流部)とがそれぞれ一体的に取り付けられている。このうち、分流板512は、既述の通り、横向き流路4Hにおいて上側と下側とに、かつ上向き流路4Vにおいて前方側と後方側とに、羽根車52(計量室501)への導入流路4をそれぞれ二分するものである。ボス部は羽根車52への上向き流路4V断面の中心部に位置している。
図4に示すように、整流板514F,514Rは、分流板512によって分割された2つの上向き流路4VF,4VR毎にボス部515から半径方向外側に向かって設けられている。そして、羽根車52(回転軸52a)の軸線O2方向に沿う両整流板514F,514Rの長さLF,LRは、各々の上向き流路4VF,4VR内での流体圧力が高い部分ほど短く形成されている。
具体的には、羽根車52(回転軸52a)の軸線O2方向に沿う各整流板514F,514Rの長さLF,LRは、上向き流路4VF,4VRの前方側で長く後方側で短くなるように、二段階に異ならせて形成されている。すなわち、前方側上向き流路4VFにおいて、流体圧力は前方側で低く後方側で高いので、整流板514Fの前方側(前半部)の長さをLF1、整流板514Fの後方側(後半部)の長さをLF2としたとき、LF1>LF2と表わされる。また、後方側上向き流路4VRにおいても、流体圧力は同様に前方側で低く後方側で高いので、整流板514Rの前方側(前半部)の長さをLR1、整流板514Rの後方側(後半部)の長さをLR2としたとき、LR1>LR2と表わされる。
各上向き流路4VF,4VRにおいて流体圧力が相対的に高い前方側(前半部)では、流速が相対的に速いので、軸線O2方向に沿う整流板514F,514Rの長さを短くしても、流れの方向(ベクトル)は変動しにくい(乱れにくい)。他方、上向き流路4VF,4VRにおいて流体圧力が相対的に低い後方側(後半部)では、流速が相対的に遅いので、軸線O2方向に沿う整流板514F,514Rの長さを長くしないと、流れの方向(ベクトル)は変動しやすい(乱れやすい)。そこで、上記の通り、上向き流路4VF,4VRにおける流体圧力の高低に応じて軸線O2方向に沿う整流板514F,514Rの長さを調整する。
これによって、上向き流路4V断面上の羽根車52の回転軸52aに対して対称に整流作用を及ぼし、羽根車52に不釣合い回転力を生じさせないようにして、器差のピークを抑えている。しかも、このような整流板514F,514Rと、羽根車52(計量室501)への導入流路4を二分するために配置された分流板512とを、整流器51に備えているので、器差のピークをほぼ解消することも可能となる。なお、軸線O2方向に沿う整流板514F,514Rの長さは、上向き流路4VF,4VRにおける流体圧力の高低に応じて連続的に異ならせてもよい。
また、図5のように上向き流路4Vの流れ方向から見ると、分流板512と整流板514とは直交状に配置されている。つまり、分流板512は、上向き流路4Vを左右方向に縦断する形で配置され、2つの整流板514F,514Rは、2つの上向き流路4VF,4VRをそれぞれ前後方向に横断する形で一直線状に配置されている。このように、分流板512によって上向き流路4Vが前後方向に二分割され、分割された上向き流路4VF,4VRのそれぞれを2つの整流板514F,514Rで左右方向に再分割(等分割)するので、羽根車52の回転軸52aに対して90度間隔で対称に整流作用を及ぼすことができる。
さらに、図4に示すように、分流板512は、既述の通り、軸線O2方向に移動可能にボス部515に取り付けられている。一方、2つの整流板514F,514Rは、それぞれ移動不能にボス部515に取り付けられている。したがって、都市毎に異なる下ケース21(ケーシング2)の形状に合わせて分流板512を移動調節した際にも、514F,514Rと羽根車52との位置関係は変わらないので整流機能に変動を生じない。
なお、実際には、2つの整流板514F,514Rは、ボス部515とリム部517とを放射状に連結する複数(例えば4本)のアーム部516,516,…,516のうち前後方向に一直線状をなす2本のアーム部516,516のみを軸線O2方向に延長することによって形成される。このように2本のアーム部516,516と2つの整流板514F,514Rとを兼用することによって、整流器51の強度低下を防ぎ、整流板514F,514Rと整流器51との一体成形が容易になる。
次に、図4に示すように、ハウジング部50は、上方に計量表示部53を収容する計量表示部収容室502を形成し、下方に導出流路6を形成する隔壁503を有している。そして、隔壁503には計量表示部収容室502と導出流路6とを連通する貫通孔503aが形成されている。これによって、流入口21Fから流入した水が流出口21Rから流出することに伴って、流出口21R側と流入口21F側との間には流出口21R側が負圧となるような圧力差を生じ、導入流路4から計量表示部収容室502に流入する水が貫通孔503aを介して導出流路6へ排出されることになる。
したがって、計量表示部収容室502に滞留する水を貫通孔503aを介して流出口21R側(導出流路6)に排出することによって、計測流量の大小にかかわらず、羽根車52の軸受部(回転軸52a・ピボット軸受52c)の回転摩擦抵抗を低減できる。特に、流量小の領域において器差の急激な落ち込みが防止され、広範囲にわたって安定した計測性能を維持できる。
このとき、貫通孔503aを介して導出流路6へ排出される水とともに、計量表示部収容室502内に滞留する空気の一部も吸引排出される。これによって、羽根車52の軸受部(回転軸52a・ピボット軸受52c)での水・空気境界層の発生と、これに伴う回転摩擦抵抗の増大が防止される。
さらに、図4(及び図5)に示すように、導出流路6には、羽根車52の中心部から水を周方向に均一化して放射状に流出させるための複数(例えば16個)の出口側整流板504(出口側整流部)が配設されている。これによって、羽根車52を回転させた後の水を周方向において均一に流出(排出)させることができ、導出流路6での渦の発生を抑えることができる。特に、流量小の領域で現れやすい周方向の不釣合いに基づく器差のピークが緩和(ないし解消)される。
その際、出口側整流板504は、図6に示すように、中心部から外周縁まで連続的(全体的)な半径方向の仕切壁として形成される複数(例えば4個)の主整流板504a(主整流部)を有している。主整流板504a間には、ハウジング部50の隔壁503側から複数(例えば4個)の副整流板503b(副整流部)と複数(例えば8個)の補助整流板503c(補助整流部)とが突出形成されている。具体的には、副整流板503bは、主整流板504aと同様、中心部から外周縁まで連続的(全体的)な半径方向の仕切壁として形成される一方、補助整流板503cは、中心部と外周縁との間を部分的な半径方向の仕切壁として形成される。その結果、ハウジング部50の隔壁503には、主整流板504a(又は副整流板503b)と補助整流板503cとが周方向に交互に配置される。主整流板504a(又は副整流板503b)間に形成される補助整流板503cによって、中心部側から外周縁側へ水の通過する断面積を急変(急拡大)させずに徐々にかつ周方向において均等に拡大させることができる。これによって、流出口21R(導出流路6)側での周方向の流れの乱れが抑制され、渦の発生が抑えられ、器差のピークが緩和(ないし解消)される。
次に、図7は分流板を移動調節する他の例、図8及び図9はその変形例を示す。図8の水道メータ200では、図2で説明した分流板512(分流部)と規制板513(規制部)とが、羽根車52(回転軸52a)の軸線O2方向に同時に移動調節できるように変更してある。具体的には、整流器251のフランジ部518と分流板512及び規制板513との間に調節プレート519b(間隔調節部材)を介装することにより、分流板512及び規制板513を羽根車52(回転軸52a)の軸線O2方向に移動調節する。それによって、分流板512及び規制板513の先端(下端)と下ケース221(ケーシング202)の内面(上縁)との間隔を調整可能としてある。分流板512と規制板513とを軸線O2方向に同時に移動可能とすることで、器差のピークが緩和(ないし解消)されるとともに、器差のフラット性が保たれる。
図7〜図9の水道メータ100,200,300に示すように、軸線O2を中心として後方側に半円形状に広がる水平状の連結板519aに、中心部では分流板512の基部が一体的に取り付けられ、後方縁部に沿って規制板513の基部が一体的に取り付けられている。この連結板519aは、その後端部においてねじ等の締結部材519cにより整流器151,251,351のフランジ部518に固定される。フランジ部518と連結板519aとの間に所定枚数又は所定厚さの調節プレート519bを挟持・固定することによって、分流板512及び規制板513の上下位置調節が行われる。
ここでは、異なる断面形状の下ケース121,221,321(ケーシング102,202,302)に応じて調節プレート519bの枚数を調整(例えば、図7で0枚、図8で1枚、図9で2枚)して、分流板512及び規制板513の上下位置調節が行われる。挟み込む調節プレート519bの枚数及び/又は厚さを変更することで分流板512及び規制板513の先端(下端)と下ケース121,221,321の内面(上縁)との間隔を容易に調整できるので、都市毎に異なるケーシング形状に迅速に対応することができる。なお、図9のように下ケース321の内面に突設された補強リブ21rには、規制板513の切欠513a(図5参照)を嵌め合わせることで対応する。
なお、図7〜図9において図2と共通する機能を有する部分には同一符号を付して説明を省略する。
ところで、図10及び図11は、本発明を実施した水道メータ1と、従来のものとの性能比較を行ったものである。図10の「本発明メータ」とは、図2に示すように、「計量表示部収容室502と導出流路6とを隔てる隔壁503に両者を連通する貫通孔503aが形成された水道メータ1」である。図10から明らかなように、本発明メータでは、流量小の領域において器差の急激な落ち込みがなく、広範囲にわたって安定した計測性能を示している。これは、計測流量の大小にかかわらず、羽根車52の軸受部(回転軸52a・ピボット軸受52c)の回転摩擦抵抗が低減したためと考えられる。
また、図11の「本発明メータ」とは、図10で用いられた構造に、図6に示すような「中心部から外周縁まで半径方向の仕切壁として形成される主整流板504aと、中心部と外周縁との間を部分的な半径方向の仕切壁として形成される副整流板504bとが周方向に交互に配置された出口側整流板504を備えた水道メータ1」を付加した構造である。図11から明らかなように、本発明メータでは器差のピークが大幅に緩和されて安定した計測性能を示している。これは、副整流板504bによって、中心部側から外周縁側へ水の通過する断面積が徐々に拡大し、渦の発生が抑えられたためと考えられる。
以上の説明では、管路中心線O1が水平配置で、羽根車52(回転軸52a)の軸線O2が垂直配置となるものとして縦型ウォルトマン式流量計の実施例を説明した。もちろん図2の配置で流量計が設置され、固定されるのが一般的ではあるが、図2に示した水道メータ1(縦型ウォルトマン式流量計)において、管路中心線O1が垂直等の上下配置になるように90度等の角度範囲で倒立させた姿勢で設置・固定される場合もある。図7〜図9についても同様である。前記説明における上下・縦横・前後、あるいは水平・垂直等の表現は、説明を簡単にするための便宜上のもので、発明の本質を限定するものではない。
本発明を実施可能な水道メータの一般構造を示す平面図及び正面断面図。 本発明を実施した水道メータの正面断面図。 ストレーナの斜視断面図。 計量本体部の正面断面図。 図4の斜視図。 出口側整流板の配置を示す説明図。 分流板を移動調節する他の例を示す正面断面図。 図7の第一変形例を示す正面断面図。 図7の第二変形例を示す正面断面図。 本発明の実施による効果を示す第一のグラフ。 本発明の実施による効果を示す第二のグラフ。
符号の説明
1 水道メータ(縦型ウォルトマン式流量計;縦型軸流羽根車式流量計;流量計)
2 ケーシング
21 下ケース
21F 流入口
21R 流出口
3 ストレーナ
31 筒状部
32 開口部
33 蓋部(底部)
4 導入流路
4H 横向き流路
4V 上向き流路
5 計量本体部
50 ハウジング部
501 計量室
502 計量表示部収容室
503 隔壁
503a 貫通孔
504 出口側整流板(出口側整流部)
51 整流器
511 膨出部(導入部)
512 分流板(分流部)
513 規制板(規制部)
514 整流板(整流部)
515 ボス部
52 羽根車
53 計量表示部
6 導出流路

Claims (5)

  1. 流入口と流出口とを有し、それら流入口と流出口とをつなぐ方向に対して交差する縦方向に沿って流体の流量を計測する羽根車の回転軸を配置するとともに、前記流入口から横向きに流入する流体の流れを前記羽根車の軸方向に沿う上向きに変えてその羽根車に向かわせる導入流路と、前記羽根車の中心部から流体を放射状に流出させ前記流出口に排出するための導出流路とが形成され、前記羽根車の回転に基づいて計量表示部を作動させる縦型軸流羽根車式の流量計において、
    上方に前記計量表示部を収容する計量表示部収容室を形成するとともに下方に前記導出流路を形成する隔壁を有するハウジング部を備え、
    その隔壁には前記計量表示部収容室と導出流路とを連通する貫通孔が形成されることを特徴とする流量計。
  2. 前記流入口から流入した流体が前記流出口から流出することに伴って、前記流出口側と流入口側との間には流出口側が負圧となるような圧力差を生じ、
    前記導入流路から計量表示部収容室に流入する流体が前記貫通孔を介して前記導出流路へ排出される請求項1に記載の流量計。
  3. 前記貫通孔を介して前記導出流路へ排出される流体とともに、前記計量表示部収容室内に滞留する空気を吸引排出可能とした請求項2に記載の流量計。
  4. 前記導出流路には、前記羽根車の中心部から流体を周方向に均一化して放射状に流出させるための複数の出口側整流部が配設されている請求項1ないし3のいずれか一項に記載の流量計。
  5. 前記出口側整流部は、中心部から外周縁まで連続的な半径方向の仕切壁として形成される複数の主整流部と、それら主整流部間に形成され中心部と外周縁との間を部分的又は断続的な半径方向の仕切壁として形成される複数の補助整流部と、を含む請求項4に記載の流量計。
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