JP2005226534A - 動弁制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】動弁(吸・排気弁)の作動状態(バルブタイミング,バルブリフト量等)を変更する動弁制御装置において、作動状態を変更する機構部の摩耗を防止する。
【解決手段】可変バルブタイミング機構のストッパで規制される機構上の最遅角位置及び最進角位置の内側にオフセットした位置を、制御上の最遅角位置及び最進角位置として設定し、カム角センサで検出される機構上の最遅角位置を基準とした検出バルブ位相角(回転位相検出値)をオフセット分で補正した値を制御用バルブ位相角として制御に用いる構成とした。
【選択図】 図19

Description

本発明は、内燃機関の動弁(吸・排気バルブ)のバルブタイミング、リフト量等を変化させる動弁制御装置に関する。
従来、可変バルブタイミング機構としてクランクシャフトに対する回転位相を変化させることで、動弁のバルブタイミングを変化させる構成のものが知られている(特許文献1参照)。
この種の可変バルブタイミング機構では、バルブスプリングの付勢力に抗して動弁を開弁するときとバルブスプリングの付勢力によって閉弁とするときとで逆向きに交互に生じるトルク(交番トルク)がカムシャフトを介して、前記回転位相を変化させる機構部に作用し、該機構部の回転位相変化により相対動する部品同士が前記交番トルクによって振動する。これにより、前記部品同士の隙間(回転摺動部)に潤滑油膜が形成され、該油膜によって機構部の潤滑及び摩耗保護が行われる。
特開平7−26917号公報
また、この種の可変バルブタイミング機構では一般に、動作範囲(回転位相の変更範囲)を制限し、また、動作位置の基準点とするためストッパ構造が設けられているが、運転中にストッパに当接すると、前記交番トルクを入力したときに、ストッパ方向への振動が規制され、前記潤滑油膜の形成が難しくなり、被潤滑部やストッパが摩耗するなどの不具合を生じる可能性がある。
また、動弁のリフト量を変化させる可変バルブリフト機構においても、該機構の制御軸部材が前記交番トルクにより振動し、被潤滑部の偏摩耗を生じたり、前記制御軸部材の回動範囲を制限するストッパが摩耗を生じたりするなどの不具合が生じる可能性がある。
本発明は、このような課題に着目してなされたもので、可変動弁機構を適切に制御することにより、動作の規制による偏摩耗を防止することを目的とする。
このため、請求項1に係る発明は、内燃機関の動弁の作動状態を変更させる機構の動作範囲を、ストッパ構造により規制しつつ、前記動弁の作動状態を制御する動弁制御装置であって、前記動弁の作動状態を変更する制御範囲を、該作動状態を変更させる機構の動作範囲の内側に狭めて設定する構成とした。
このようにすれば、動弁の作動範囲を変更させる機構の制御範囲が、該機構の動作範囲の内側に狭めて設定されるので、前記ストッパ構造で規制される位置に制御されることがなく、動弁開閉動作で入力される交番トルクによる機構の振動が制限されないので、該機構の潤滑油膜が良好に形成され被潤滑部の偏摩耗、ストッパの摩耗などの不具合を防止できる。
また、請求項2に係る発明は、前記動弁の作動状態を変更させる機構の前記ストッパ構造によって規制される機構上の限界位置を基準位置として動弁の作動状態を検出し、前記機構上の限界位置に対して所定量オフセットした作動状態を制御上の基準位置として設定する構成とした。
このようにすれば、制御上の基準位置をストッパ構造で制限される機構上の基準位置からオフセットすることで、制御範囲をストッパに当接しない範囲に設定することができる。
また、請求項3に係る発明は、前記機構上の限界位置を基準位置とする作動状態検出値を、前記所定量のオフセットで補正して前記制御上の基準位置に対する作動状態検出値を算出し、該補正した制御上の基準位置に対する作動状態検出値を、制御に使用する構成とした。
制御上の基準位置に対する動弁の作動状態と機構上の基準位置に対する作動状態との間には、オフセット分のずれを生じる。そこで、機構上の基準位置に対する作動状態をオフセット分で補正した作動状態を制御時の作動状態検出値として用いることにより、適正に制御することができる。
図1は、実施形態における車両用内燃機関の構成図である。
この図1において、内燃機関101の吸気管102には、スロットルモータ103aでスロットルバルブ103bを開閉駆動する電子制御スロットル104が介装され、該電子制御スロットル104及び吸気バルブ105を介して、燃焼室106内に空気が吸入される。
燃焼排気は燃焼室106から排気バルブ107を介して排出され、フロント触媒108及びリア触媒109で浄化された後、大気中に放出される。
前記排気バルブ107は、排気側カムシャフト110に軸支されたカム111によって一定のリフト量及び作動角(開から閉までのクランク角)を保って開閉駆動されるが、吸気バルブ105は、可変バルブリフト機構112によってリフト量及び作動角が連続的に変えられるようになっている。なお、リフト量と作動角とは、一方の特性が決まれば他方の特性も決まるように同時に変えられる。
同じく吸気側には、前記クランクシャフトと吸気側カムシャフトとの回転位相差を連続的に可変制御して、吸気バルブ105のバルブタイミング(弁開閉タイミング)を進遅角する機構で構成される可変バルブタイミング機構201及び該吸気側カムシャフトの回転位置を検出するための吸気側カム角センサ202が吸気側カムシャフトの両端部に設けられる。カム角センサ202は、吸気カムシャフト134の所定の回転位置に同期して信号を出力し、該信号出力時にクランク角センサで検出されるクランク角位置に基づいてクランクシャフトに対するカムシャフトの回転位置を検出する構成のものの他、クランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位置(回転位相)を任意のタイミングで直接検出するセンサであってもよい。上記のように、吸気バルブ105の異なる作動特性であるリフト量(作動角)とバルブタイミングとをそれぞれ変更する複数の可変動弁機構として、可変バルブリフト機構112と可変バルブタイミング機構201とを備える。
前記可変バルブタイミング機構201は、クランクシャフト120に対する吸気側カムシャフト134の回転位相を変化させることで、吸気バルブ105のバルブタイミングを変化させる機構であり、本実施形態では、後述するようなスパイラルラジアルリンク式の可変バルブタイミング機構を採用する。
尚、本実施形態では吸気バルブ105側にのみ可変バルブタイミング機構201を備える構成としたが、吸気バルブ105側に代えて、又は、吸気バルブ105側と共に、排気バルブ107側に可変バルブタイミング機構を備える構成であっても良い。
また、各気筒の吸気ポート130には、電磁式の燃料噴射弁131が設けられ、該燃料噴射弁131は、エンジンコントロールユニット(ECU)114からの噴射パルス信号によって開弁駆動されると、所定圧力に調整された燃料を吸気バルブ105に向けて噴射する。
マイクロコンピュータを内蔵する前記ECU114には、各種センサからの検出信号が入力され、該検出信号に基づく演算処理によって、前記電子制御スロットル104,可変バルブタイミング機構201及び燃料噴射弁131を制御する。
前記各種センサとしては、アクセル開度を検出するアクセル開度センサAPS116、機関101の吸入空気量Qを検出するエアフローメータ115、クランクシャフト120からクランク角180°毎の基準クランク角信号REF(基準回転位置信号)と単位クランク角度毎の単位角度信号POSを取り出すクランク角センサ117、スロットルバルブ103bの開度TVOを検出するスロットルセンサ118、機関101の冷却水温度を検出する水温センサ119、吸気側カムシャフト134からカム角90°(クランク角180°)毎のカム信号CAM(基準回転位置信号)を取り出すカム角センサ202が設けられている。
尚、前記基準クランク角信号REFの周期、又は、単位時間当たりの単位角度信号POSの発生数に基づいて、ECU114において機関回転速度Neが算出される。
図2〜図4は、前記可変バルブリフト機構112の構造を詳細に示すものである。
図2〜図4に示す可変バルブリフト機構は、一対の吸気バルブ105,105と、シリンダヘッド11のカムシャフト受14に回転自在に支持された中空状のカムシャフト13(駆動軸)と、該カムシャフト13に軸支された回転カムである2つの偏心カム15,15(駆動カム)と、前記カムシャフト13の上方位置に同じカムシャフト受14に回転自在に支持された制御軸16と、該制御軸16に制御カム17を介して揺動自在に支持された一対のロッカアーム18,18と、各吸気バルブ105,105の上端部にバルブリフター19,19を介して配置された一対のそれぞれ独立した揺動カム20,20とを備えている。
前記偏心カム15,15とロッカアーム18,18とは、リンクアーム25,25によって連係され、ロッカアーム18,18と揺動カム20,20とは、リンク部材26,26によって連係されている。
上記ロッカアーム18,18,リンクアーム25,25,リンク部材26,26が伝達機構を構成する。
前記偏心カム15は、図5に示すように、略リング状を呈し、小径なカム本体15aと、該カム本体15aの外端面に一体に設けられたフランジ部15bとからなり、内部軸方向にカムシャフト挿通孔15cが貫通形成されていると共に、カム本体15aの軸心Xがカムシャフト13の軸心Yから所定量だけ偏心している。
また、前記一対の偏心カム15は、カムシャフト13に対し前記バルブリフター19に干渉しない両外側にカムシャフト挿通孔15cを介して圧入固定されていると共に、カム本体15aの外周面15dが同一のカムプロフィールに形成されている。
前記ロッカアーム18は、図4に示すように、略クランク状に屈曲形成され、中央の基部18aが制御カム17に回転自存に支持されている。
また、基部18aの外端部に突設された一端部18bには、リンクアーム25の先端部と連結するピン21が圧入されるピン孔18dが貫通形成されている一方、基部18aの内端部に突設された他端部18cには、各リンク部材26の後述する一端部26aと連結するピン28が圧入されるピン孔18eが形成されている。
前記制御カム17は、円筒状を呈し、制御軸16外周に固定されていると共に、図2に示すように軸心P1位置が制御軸16の軸心P2からαだけ偏心している。
前記揺動カム20は、図2及び図6,図7に示すように略横U字形状を呈し、略円環状の基端部22にカムシャフト13が嵌挿されて回転自在に支持される支持孔22aが貫通形成されていると共に、ロッカアーム18の他端部18c側に位置する端部23にピン孔23aが貫通形成されている。
また、揺動カム20の下面には、基端部22側の基円面24aと該基円面24aから端部23端縁側に円弧状に延びるカム面24bとが形成されており、該基円面24aとカム面24bとが、揺動カム20の揺動位置に応じて各バルブリフター19の上面所定位置に当接するようになっている。
即ち、図8に示すバルブリフト特性からみると、図2に示すように基円面24aの所定角度範囲θ1がベースサークル区間になり、カム面24bの前記ベースサークル区間θ1から所定角度範囲θ2が所謂ランプ区間となり、更に、カム面24bのランプ区間θ2から所定角度範囲θ3がリフト区間になるように設定されている。
また、前記リンクアーム25は、円環状の基部25aと、該基部25aの外周面所定位置に突設された突出端25bとを備え、基部25aの中央位置には、前記偏心カム15のカム本体15aの外周面に回転自在に嵌合する嵌合穴25cが形成されている一方、突出端25bには、前記ピン21が回転自在に挿通するピン孔25dが貫通形成されている。
更に、前記リンク部材26は、所定長さの直線状に形成され、円形状の両端部26a,26bには前記ロッカアーム18の他端部18cと揺動カム20の端部23の各ピン孔18d,23aに圧入した各ピン28,29の端部が回転自在に挿通するピン挿通孔26c,26dが貫通形成されている。
尚、各ピン21,28,29の一端部には、リンクアーム25やリンク部材26の軸方向の移動を規制するスナップリング30,31,32が設けられている。
上記構成において、制御軸16の軸心P2と制御カム17の軸心P1との位置関係によって、図6,7に示すように、リフト量が変化することになり、前記制御軸16を回転駆動させることで、制御カム17の軸心P1に対する制御軸16の軸心P2の位置を変化させる。
前記制御軸16は、図10に示すような構成により、DCサーボモータ(アクチュエータ)121によってストッパで規定される最小角度位置と最大角度位置との間の所定回転角度範囲内で回転駆動されるようになっており、前記制御軸16の作動角を前記アクチュエータ121で変化させることで、吸気バルブ105のリフト量及び作動角が連続的に変化する(図9参照)。
図10において、DCサーボモータ121は、その回転軸が制御軸16と平行になるように配置され、回転軸の先端には、かさ歯車122が軸支されている。
一方、前記制御軸16の先端に一対のステー123a,123bが固定され、一対のステー123a,123bの先端部を連結する制御軸16と平行な軸周りに、ナット124が揺動可能に支持される。
前記ナット124に噛み合わされるネジ棒125の先端には、前記かさ歯車122に噛み合わされるかさ歯車126が軸支されており、DCサーボモータ121の回転によってネジ棒125が回転し、該ネジ棒125に噛み合うナット124の位置が、ネジ棒125の軸方向に変位することで、制御軸16が回転されるようになっている。
ここで、ナット124の位置をかさ歯車126に近づける方向が、リフト量が小さくなる方向で、逆に、ナット124の位置をかさ歯車126から遠ざける方向が、リフト量が大きくなる方向となっている。
前記制御軸16の先端には、図10に示すように、制御軸16の回転角を検出するホールIC式の回転角センサ127が設けられており、該回転角センサ127で検出される実際の回転角が目標回転角に一致するように、前記コントロールユニット114が前記DCサーボモータ121をフィードバック制御する。ここで、制御軸16の回転角制御によってリフト量と作動角とは同時に変えられるので、回転角センサ127は吸気バルブ105の作動角を検出すると同時にリフト量を検出するセンサである。
次に、前記可変バルブタイミング機構(VTC)201の構成を、図11〜図18に基づいて説明する。図11に示すように、前記吸気側のカムシャフト134と、このカムシャフト134の前端部に必要に応じて相対回動できるように組み付けられ、チェーン(図示せず)を介してクランクシャフト120に連係されるタイミングスプロケット302を外周に有する駆動リンク303(駆動回転体)と、この駆動リング3とカムシャフト134の前方側(図11中左側)に配置されて、両者303,301の組付角を操作する組付角操作機構304と、この組付角操作機構304のさらに前方側に配置されて、同機構304を駆動する操作力付与手段305と、内燃機関の図外のシリンダヘッドとヘッドカバーの前面に跨って取り付けられて組付角操作機構304と操作力付与手段305の前面と周域を覆う図外のVTCカバーと、を備えている。
駆動リング303は、段差状の挿通孔306を備えた短軸円筒状に形成され、この挿通孔306部分が、カムシャフト134の前端部に結合された従動軸部材307(従動回転体)に回転可能に組み付けられている。そして、駆動リング303の前面(カムシャフト134と逆側の面)には、図12に示すように、対面する平行な側壁を有する3個の径方向溝308(径方向ガイド)が駆動リング303のほぼ半径方向に沿うように形成されている。
また、従動軸部材307は、図11に示すように、カムシャフト134の前端部に突き合される基部側外周に拡径部が形成されると共に、その拡径部よりも前方側の外周面に放射状に突出する三つのレバー309が一体に形成され、軸芯部を貫通するボルト310によってカムシャフト134に結合されている。各レバー309には、リンク311の基端がピン312によって軸支連結され、各リンク311の先端には前記各径方向溝308に摺動自由に係合する円柱状の突出部313が一体に形成されている。
各リンク311は、突出部313が対応する径方向溝308に係合した状態において、ピン312を介して従動軸部材307に連結されているため、リンク311の先端側が外力を受けて径方向溝308に沿って変位すると、駆動リング303と従動軸部材307とはリンク311の作用によって突出部313の変位に応じた方向及び角度だけ相対回動する。
また、各リンク311の先端部には、軸方向前方側に開口する収容穴314が形成され、この収容穴314に、後述する渦巻き溝315(渦巻き状ガイド)に係合する球面突起316aを有する係合ピン316(転動部材)と、この係合ピン316を前方側(渦巻き溝315側)に付勢するコイルばね317とが収容されている。なお、この実施形態においては、リンク311の先端の突出部313と係合ピン316、コイルばね317等とによって径方向に変位可能な可動案内部が構成されている。
一方、従動軸部材307のレバー309の突設位置よりも前方側には、円板状のフランジ壁318aを有する中間回転体318が軸受331を介して回転自在に支持されている。この中間回転体318のフランジ壁318aの後面側には断面半円状の前述の渦巻き溝315が形成され、この渦巻き溝315に、前記各リンク311の先端の係合ピン316が転動自在に案内係合されている。渦巻き溝315の渦巻きは、駆動リング303の回転方向に沿って次第に縮径するように形成されている。したがって、各リンク311先端の係合ピン316が渦巻き溝315に係合した状態において、中間回転体318が駆動リング303に対して遅れ方向に相対回転すると、リンク311の先端部は径方向溝308に案内されつつ、渦巻き溝315の渦巻き形状に誘導されて半径方向内側に移動し、逆に、中間回転体318が進み方向に相対変位すると、半径方向外側に移動する。
この実施形態の組付角操作機構304は、以上説明した駆動リング303の径方向溝308、リンク311、突出部313、係合ピン316、レバー309、中間回転体318、渦巻き溝315等によって構成されている。この組付角操作機構304は、操作力付与手段305から中間回転体318にカムシャフト134に対する相対的な回動操作力が入力されると、その操作力が渦巻き溝315と係合ピン316の係合部を通してリンク311の先端を径方向に変位させ、このときリンク311とレバー309の作用によって駆動リンク303と従動軸部材307に相対的な回動力を伝達する。
一方、操作力付与手段305は、中間回転体318を駆動リング303の回転方向に付勢するゼンマイばね319と、中間回転体318を駆動リング303の回転方向と逆方向に付勢すべく制動機構であるヒステリシスブレーキ320と、を備えてなり、内燃機関の運転状態に応じてヒステリシスブレーキ320の制動力を適宜制御することにより、中間回転体318を駆動リング303に対して相対回動させ、或は、この両者の回動位置を維持するようになっている。
ゼンマイばね319は、駆動リング303に一体に取り付けられた円筒部材321にその外周端部が結合される一方で、内周端部が中間回転体318の円筒状の基部に結合され、全体が中間回転体318のフランジ壁318aの前方側スペースに配置されている。
一方、ヒステリシスブレーキ320は、中間回転体318の前端部にリテーナプレート322を介して取り付けられた有底円筒状のヒステリシスリング323と、非回転部材である図外のVTCカバーに回転を規制した状態で取り付けられた磁界制御手段としての電磁コイル324と、電磁コイル324の磁気を誘導する磁気誘導部材であるコイルヨーク325と、を備え、電磁コイル324が機関の運転状態に応じて前記ECU114によって通電制御されるようになっている。
ヒステリシスリング323は、図15に示すように、外部の磁界の変化に対して位相遅れをもって磁束力が変化する特性(磁気的ヒステリシス特性)を持つヒステリシス材(半硬質材)によって形成され、外周側の円筒壁323a部分が前記コイルヨーク325によって制動作用を受けるようになっている。
コイルヨーク325は、電磁コイル324を取り囲むように全体が略円筒形状に形成され、その内周面が軸受328を介して従動軸部材307の先端部に回転可能に支持されている。そして、コイルヨーク325の後部面側(中間回転体318側)には磁気入出部分が円筒状の隙間をもって向かい合うように周面状の一対の対向面326,327が形成されている。
また、図13に示すように、コイルヨーク325の両対向面326,327には夫々円周方向に沿って複数の凹凸が連続して形成され、これら凹凸のうちの凸部326a,327aが磁極(磁界発生部)を成すようになっている。
そして、一方の対向面326の凸部326aと他方の対向面327の凸部327aは円周方向に交互に配置され、対向面326,327相互の近接する凸部326a,327aがすべて円周方向にずれている。したがって、両対向面326,327の近接する凸部326a,327a間には、電磁コイル24の励磁によって図16に示すような円周方向に傾きをもった向きの磁界が発生する。そして、両対向面326,327間の隙間には前記ヒステリシスリング323の円筒壁323aが非接触状態で介装されている。
ここで、このヒステリシスブレーキ320の作動原理を図17によって説明する。なお、図17(a)はヒステリシスリング323(ヒステリシス材)に最初に磁界をかけた状態を示し、図17(b)は上記(a)の状態からヒステリシスリング323を変位(回転)させた状態を示す。
図17(a)の状態においては、コイルヨーク325の対向面326,327間の磁界の向き(対向面27の凸部327aから他方の対向面326の凸部327aに向かう磁界の向き)に沿うようにヒステリシスリング323内に磁束の流れが生じる。
この状態からヒステリシスリング323が図17(b)に示すように外力Fを受けて移動すると、外部磁界内をヒステリシスリング323が変位することとなるため、このときヒステリシスリング323の内部の磁束は位相遅れをもち、ヒステリシスリング323の内部の磁束の向きは対向面326,327間の磁界の向きに対してずれる(傾斜する)こととなる。したがって、対向面327の凸部327aからヒステリシスリング323に入る磁束の流れ(磁力線)と、ヒステリシスリング323から他方の対向面326の凸部326aに向かう磁束の流れ(磁力線)が歪められ、このとき、この磁束の流れの歪みを矯正するような引き合い力が対向面326,327とヒステリシスリング323の間に作用し、その引き合い力がヒステリシスリング323を制動する抗力F’として働く。
このヒステリシスブレーキ320は、以上のようにヒステリシスリング323が対向面326,327間の磁界内を変位するときに、ヒステリシスリング323の内部の磁束の向きと磁界の向きのずれによって制動力を発生するものであるが、その制動力は、ヒステリシスリング323の回転速度(対向面326,327とヒステリシスリング323の相対速度)に関係なく、磁界の強さ、即ち、電磁コイル324の励磁電流の大きさに略比例した一定の値となる。
図18は、夫々この実施形態のヒステリシスブレーキ320における回転速度と制動トルクの関係を、励磁電流をa〜d(a<b<c<d)に変えて調べた試験結果である。この試験結果から明らかなように、ヒステリシスブレーキ320は渦電流を用いたブレーキのように回転速度の影響を何等受けることがなく、常に励磁電流値に応じた制動力を得ることができる。
本実施形態に係る可変バルブタイミング機構(VTC)201は以上のような構成となっており、ヒステリシスブレーキ320の電磁コイル324の励磁をオフにすると、ゼンマイばね319の付勢力によって中間回転体318が駆動リング303に対して機関回転方向に最大限回転し、係合ピン316が渦巻き溝315の外周側端面315aに突き当たる位置で規制され、この位置がVTC201の機構上で変更し得る回転位相の最遅角位置となる(図12参照)。
この状態から電磁コイル324の励磁をオンとすると、ゼンマイばね319の力に抗する制動力が中間回転体318に付与されて、中間回転体318が駆動リング303に対して逆方向に回転し、それによってリンク311の先端の係合ピン316が渦巻き溝315に誘導されてリンク311の先端部が径方向溝308に沿って変位し、リンク11の作用によって駆動リング303と従動軸部材307の組付角が進角側に変更される。そして、前記電磁コイル324の励磁電流を増大して制動力を増大していくと、ついには係合ピン316が渦巻き溝315の内周側端面315bに突き当たる位置で規制され、この位置がVTC201の機構上で変更し得る回転位相の最進角位置となる(図14参照)。
この状態から電磁コイル324の励磁電流を減少して制動力を減少するとゼンマイばね319の付勢力によって中間回転体318が正方向に戻り回転し、渦巻き溝315による係合ピン316の誘導によってリンク311が上記と逆方向に揺動し駆動リング303と従動軸部材307の組付角が遅角側に変更される。
このように、このVTC201によって可変される(クランクシャフト120に対するカムシャフト134の)回転位相は、電磁コイル324の励磁電流値を制御してヒステリシスブレーキ320の制動力を制御することによって任意の位相に変更し、ゼンマイばね319の力とヒステリシスブレーキ320の制動力のバランスによってその位相を保持することができる。
ここで、従来は、上記のように係合ピンがストッパとして機能する渦巻き溝の各端面に突き当たる機構上の最遅角位置と最進角位置を、そのまま制御上の最遅角位置と最進角位置としてVTC機構上の動作範囲(回転位相変更範囲)と制御範囲とを一致させていた[図19(a)参照]。
しかし、かかる従来の構成では、既述のように、運転中に最遅角位置または最進角位置に制御されて係合ピンがストッパとして機能する渦巻き溝の端面に突き当たると、バルブ開閉反力に伴う交番トルクを入力したときに、VTCの回転位相を変更する機構部の振動が規制されて潤滑油膜の形成が難しくなり、衝突部分等に偏摩耗などの不具合を生じる可能性がある。
そこで、本発明では、VTC機構上の動作範囲(回転位相変更範囲)の内側に制御範囲を設定する構成とする。具体的には、図19(b)に示すように、(a)に示す従来と同一の制御範囲を確保し、機構上の動作範囲を制御範囲の外側に拡大して設定するように、渦巻き溝315のストッパとして機能する端面315a,315bを、それぞれ従来より渦巻き溝の端部を延長した位置に形成する。なお、最終的に制御されるのは吸気バルブ(または排気バルブ)の位相であるので、以下(及び図19)では、適宜、回転位相=バルブ位相角として記載する。
そして、上記のようにして形成された端面315a,315bに係合ピン316が突き当たる機構上の最遅角位置と最進角位置に対し、それぞれ内側に所定量オフセットした位置を、制御上の最遅角位置と最進角位置として設定し、運転中は、該制御上の最遅角位置と最進角位置との間の範囲に制御される。特に、本実施形態のように吸気バルブのバルブタイミングを制御するVTC201の場合は、始動時に最遅角位置に制御されるので、制御上の最遅角位置を制御上の基準位置として設定し、該制御上の基準位置に対する進角量を目標値として設定する。なお、排気バルブのバルブタイミングを制御するVTCの場合は、始動時に最進角位置に制御されるので、制御上の最進角位置を制御上の基準位置として設定し、該制御上の基準位置に対する遅角量を目標値として設定するのがよい。このようにすれば、始動後、一方向(吸気バルブ制御では進角方向、排気バルブ制御では遅角方向)のみに目標値を設定すればよく、仕様(プログラム)の変更も不要となり、簡易で信頼性の高い制御性能を維持できる。
ただし、前記カム角センサ202によって検出される回転位相は、係合ピン316が端面315aに突き当たる機構上の最遅角位置を基準として検出されるので、この検出された回転位相をそのまま制御に用いると、制御上の最遅角位置を基準とする回転位相との間に前記オフセット分のずれを生じ、正常な制御を行えない。
そこで、機構上の最遅角位置を基準とした回転位相検出値(検出バルブ位相角)を前記オフセット分で補正して制御上の最遅角位置を基準とした回転位相検出値を算出し、この補正した回転位相検出値を制御用実バルブ位相角として用いる。
以上まとめると以下のようになる。
検出バルブ位相角=|実バルブ位置−機構上の最遅角位置|
制御用実バルブ位相角=|検出バルブ位相角−オフセット分|
図20は、前記VTC201による吸気バルブのバルブタイミング制御の基本フローを示す。
ステップ1では、機関運転状態(回転速度,負荷,水温等)に基づいて、吸気バルブの目標バルブ位相角を設定する。
ステップ2では、カム角センサ202の検出値を読み込み、前記補正処理を行って制御用の実バルブ位相角を算出する。
ステップ3では、前記目標バルブ位相角と前記実バルブ位相角との偏差Δθを算出する。
ステップ4では、前記偏差Δθに基づいて、PID制御等によりVTC201の操作量つまり電磁コイル324の励磁電流Iを算出する。
ステップ5では、前記励磁電流Iに応じた制御信号を電磁コイル324に出力する。
これにより、電磁コイル324が駆動されて励磁電流Iが流れ、ゼンマイばね319の付勢力とバランスする制動力により実バルブ位相角(バルブタイミング)が目標バルブ位相角に収束する。なお、運転停止時は、電磁コイル324の通電が遮断されて機構上の最遅角位置にあるが、始動時に制御上の最遅角位置が目標バルブ位相角として設定され、速やかに制御上の最遅角位置まで制御される。
このようにすれば、運転時の制御範囲が、ストッパ構造で規制される機構上の動作範囲の内側に設定されるので、ストッパに突き当たる位置で制御されることがない。したがって、カムシャフト134がバルブスプリングの付勢力に抗して吸気バルブ105を開弁するときとバルブスプリングの付勢力によって閉弁とするときとで逆向きに生じる交番トルクが、カムシャフト134を介して、VTC201の回転位相差を変化させる機構部に作用すると、該機構部は制御された位相に対し、ゼンマイばね319の付勢力に応じた方向への動きと、該付勢力に抗した逆方向への動きとが可能であるので両方向に振動する。このため、回転位相を変更するため相対動する部品同士、具体的には、レバー309とリンク311とのピン312による連結部の隙間(回転摺動部:被潤滑部)、リンク311と係合ピン316との連結部の隙間(回転摺動部:被潤滑部)等に、前記交番トルクによる両方向の振動によって良好な潤滑油膜が形成されて良好な潤滑が行われ、これら被潤滑部の偏摩耗の不具合を防止できる。また、前記ストッパ(端面315a,315b)の摩耗も防止できる。
なお、高精度な制御性能を維持するためには、ストッパで規制される機構上の基準位置(実施形態では最遅角位置)を学習して補正するのがよい。例えば、始動直後、低回転で短時間の学習を行えば、回転摺動部の面圧も小さいので偏摩耗を生じることなく学習できる。
また、上記実施形態では、機構上の基準位置に対する回転位相検出値をオフセット分で補正して制御用として用いる回転位相検出値(実バルブ位相角)を算出する構成としたが、機構上の基準位置に対する回転位相検出値をそのまま用いて制御上の基準位置を制御するようにしてもよい。すなわち、機構上の基準位置(吸気バルブ制御では最遅角位置、排気バルブ制御では最大進角位置)に対し、オフセット分(吸気バルブ制御では進角量、排気バルブ制御では遅角量)加算した値が、制御上の基準位置における目標バルブ位相角となり、通常運転時(非学習時)の目標バルブ位相角は、さらに所望の位相角分(吸気バルブ制御では進角量、排気バルブ制御では遅角量)加算して設定する構成とすればよい。
また、本発明は、バルブリフト量及び作動角を変更する可変バルブリフト機構112にも適用できる。図10において、制御軸16の端部に連結されたステー123bには、ストッパ16aが固定され、図示しない他方のストッパ(シリンダヘッドと可変バルブリフト機構201が収納されるアクチュエータケースとの間に挟まれて、該ケースをシリンダヘッドに取り付けるためのプレート部材に固定)とで、制御軸16の動作範囲を規制するストッパ構造が構成される。そして、現状では、バルブリフト量及び作動角が最大または最小付近に制御されるとき、前記交番トルクの入力によって制御軸16が振動し、被潤滑部の偏摩耗を生じ、また、前記ストッパ相互が接触(衝突)を繰り返しストッパの摩耗を生じるという課題がある。
そこで、可変バルブタイミング機構の場合と同様、バルブリフト量及び作動角の制御範囲を、可変バルブリフト機構(制御軸16)の動作範囲の内側に設定する構成とすることにより、ストッパ付近での制御を防止して被潤滑部の偏摩耗やストッパの摩耗を防止する。なお、この場合も、制御範囲を確保するため、ストッパで制限する動作範囲を従来より大きめに設定する。
具体的な実施形態としては、前記VTC201に適用した実施形態を示す図19,図20において、遅角側をバルブリフト量及び作動角の小側、進角側をバルブリフト量及び作動角の大側に置き換え、バルブ位相角(バルブ位置)をバルブリフト量及び作動角と置き換えればよい。
更に、上記実施形態から把握し得る請求項以外の技術思想について、以下にその効果と共に記載する。
(イ)請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の動弁制御装置において、
動弁として吸気バルブのバルブタイミングを変更する可変バルブタイミング機構では、前記制御上の基準位置を吸気バルブのバルブタイミングの最遅角位置に設定し、動弁として排気バルブのバルブタイミングを変更する可変バルブタイミング機構では、前記制御上の基準位置をバルブタイミングの最進角位置に設定したことを特徴とする。
このようにすれば、通常始動時に、吸気バルブのバルブタイミングを変更する可変バルブタイミング機構では最遅角位置に設定され、排気バルブのバルブタイミングを変更する可変バルブタイミング機構では最進角位置に設定されるので、これらを制御上の基準位置とすることで始動後、一方向(前者では進角方向、後者では遅角方向)のみに目標値を設定すればよく、仕様(プログラム)の変更も不要となり、簡易で信頼性の高い制御性能を維持できる。
(ロ)請求項1〜請求項3または上記(イ)のいずれか1つに記載の動弁制御装置において、
可変バルブタイミング機構がクランクシャフトに同期して回転するカムスプロケットと、カムシャフトと、の間に、双方を相対回転させることによって前記回転位相を変更する組付け角操作機構を備えて構成されることを特徴とする。
(ハ)上記(ロ)に記載の動弁制御装置において、
前記組付け角操作機構が、駆動回転体と従動回転体のいずれか一方に設けられた径方向ガイドと、このガイドに対峙する面に渦巻き状ガイドを有する中間回転体と、前記2つのガイドに変位可能に案内結合される可動案内部と、前記駆動回転体と従動回転体のいずれか他方の回転中心から離間した部位と前記可動案内部とを揺動可能に結合したリンクを備えた構造であることを特徴とする。
このようにすれば、(ロ)または(ハ)のように構成された可変バルブタイミング機構に本発明を適用して、回転位相を変更する機構の偏摩耗を防止することができる。
本発明に係る動弁制御装置を備えた内燃機関のシステム構成図。 可変バルブリフト機構を示す断面図(図3のA−A断面図)。 上記可変バルブリフト機構の側面図。 上記可変バルブリフト機構の平面図。 上記可変バルブリフト機構に使用される偏心カムを示す斜視図。 上記可変バルブリフト機構の低リフト時の作用を示す断面図(図3のB−B断面図)。 上記可変バルブリフト機構の高リフト時の作用を示す断面図(図3のB−B断面図)。 上記可変バルブリフト機構における揺動カムの基端面とカム面に対応したバルブリフト特性図。 上記可変バルブリフト機構のバルブタイミングとバルブリフトの特性図。 上記可変バルブリフト機構における制御軸の回転駆動機構を示す斜視図。 可変バルブタイミング機構を示す断面図。 図11のA−A線に沿う断面図。 図11のB−B線に沿う断面図。 上記可変バルブタイミング機構の作動状態を示す図12と同様の断面図。 ヒステリシス材の磁束密度−磁界特性を示すグラフ。 図13の部分拡大断面図。 図16の部品を直線状に展開した模式図であり、初期状態(a)とヒステリシスリングが回転したとき(b)の磁束の流れを示す図。 上記可変バルブタイミング機構のブレーキトルク−回転速度特性(a)と従来技術のブレーキトルク−回転速度特性(b)を示すグラフ。 本発明の実施形態における各種の設定を、従来の設定と比較して示した図。 本発明の実施形態におけるバルブタイミング制御のフローチャート。
符号の説明
101…内燃機関、105…吸気バルブ、112…可変バルブリフト機構、114…エンジンコントロールユニット、117…クランク角センサ、120…クランクシャフト、134…カムシャフト、201…可変バルブタイミング機構、202…カム角センサ、315a,b…渦巻き溝の先端(ストッパ)、16a…ストッパ

Claims (3)

  1. 内燃機関の動弁の作動状態を変更させる機構の動作範囲を、ストッパ構造により規制しつつ、前記動弁の作動状態を制御する動弁制御装置であって、前記動弁の作動状態を変更する制御範囲を、該作動状態を変更させる機構の動作範囲の内側に狭めて設定したことを特徴とする動弁制御装置。
  2. 前記動弁の作動状態を変更させる機構の前記ストッパ構造によって規制される機構上の限界位置を基準位置として動弁の作動状態を検出し、前記機構上の限界位置に対して所定量オフセットした作動状態を制御上の基準位置として設定することを特徴とする請求項1に記載の動弁制御装置。
  3. 前記機構上の限界位置を基準位置とする作動状態検出値を、前記所定量のオフセットで補正して前記制御上の基準位置に対する作動状態検出値を算出し、該補正した制御上の基準位置に対する作動状態検出値を、制御に使用することを特徴とする請求項2に記載の動弁制御装置。
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