JP2005226330A - 浸水防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】洪水時に地下空間や建物の開口部分からの浸水を阻止し、かつ構造が簡単で動力が不要の浸水防止装置を提供する。
【解決手段】開口部分1に側壁部22と底壁部21を有する袋状の防水シート部材20を取り付け、側壁部の上縁の周長Ltを取り付け高さHの2倍と開口部分幅Wとの和より長くし、開口部分の溝12内に収納可能とし、また側壁部と底壁部の接合部の周長LbをLtより長くして下膨れ状の袋状とし、浸水時には浸水してくる水の水圧により自動的に側壁部が立ち上がって浸水を阻止するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、地下街、地下鉄、地下駐車場、地下室等の地下空間の出入口等の開口部、建物の出入口、その他少なくとも床部および両側部で囲まれた開口部分からの浸水を防止する浸水防止装置に関する。さらに特定すれば本発明は、通常時は床部および両側部に沿って折り畳み収納されている防水シート部材を浸水時には浸水してくる水の水圧により展開させて浸水を防止する装置に関する。
従来から、大雨、洪水等の際に地下空間への浸水を防止するための各種の装置が開発されている。これらの浸水防止装置の一形式として、防水板が起倒する形式のものがある。このものは、通常時は踏み板として床面に倒伏状態にある防水板が、洪水時には起立して開口部分を覆い、この開口部分からの浸水を防止するものである。しかしこの防水板は通常時は踏み板として作用するので、通過する車両の重量を支える必要があり、また歩行用としても上に化粧タイルなどを貼り付ける必要があり、その重量が大きくなり、起立させるために大きな動力を必要とする。
この動力としては、油圧、電動機等があるが、構造が複雑で高価となり、また保守等を必要とし、その設置、保守の費用が大きくなる。また、このようなものは、防水板の起立の動力や浸水の検知などに電力を必要とするので、洪水時に停電すると作動不能となる等の問題がある。
また、この動力としてフロートの浮力を利用するものもある。このようなものは、構造が簡単で動力も不用であり、また保守もあまり必要としない。しかし、上記のように重量の大きな防水板を起立させるには、大形のフロートを必要とし、装置全体が大形化する。このためこのような防水装置を設置する場合に、床面を大きく掘削する必要があり、設置工事の費用が大きくなる等の不具合がある。
また、この防水装置の別の形式として、開口部を防水シートで覆い、浸水を防止する形式のものがある。このようなものは、構造が簡単で、装置を小形とすることができるが、収納状態の防水シートを展開して開口部を覆う作動が複雑であり、手作業で展開するものが多い、また、床面下に防水シートを収納し、この防水シートを上に引き上げて展開するものもあるが、このようなものは、開口部の両側壁部に対して引き上げられる防水シートの両縁部を水圧による荷重に耐えるように案内しかつ水密を維持する機構を必要とし、またこの防水シートを引き上げる機構も必要なため、結局構造が複雑となってしまう。
また、この他に、通常時には折り畳み状態にある袋体を高圧ガス等により膨張させて浸水を防止するものもある。しかし、このようなものも、構造が複雑となり、また高圧ガス容器の圧力点検などの保守作業も必要である。
上述したような浸水防止装置は、長い期間にわたり作動せずに待機状態を維持していなければならない。このため、いざ洪水という場合に作動しないということがあり、できれば保守作業に頼らずに機能を維持できることが好ましい。
本発明は、以上の事情に基いてなされたもので、構造が簡単でかつ小形であり、また電力等の外部の動力を必要とせず、装置の製造コストや設置コストが少なくてすみ、さらに本質的に可動部分がなく、材料の劣化の点検以外の保守作業を必要としない浸水防止装置を提供するものである。
請求項1に記載の本発明の浸水防止装置は、浸水を防止すべき開口部分の両側部および床部に取付られ可撓性のシート状材料から形成された防水シート部材を備えており、この防水シート部材は側壁部および底壁部を有する袋状をなし、この防水シート部材の側壁部の両側縁部は上記の開口部分の両側部に水密を維持して取付られ、また上記の防水シート部材の底壁部の前縁部は上記の開口部分の床部を横断してこの床部に水密を維持して取付られており、上記の防水シート部材の側壁部の上縁の周長をLt、側壁部と上記の底壁部との接合部の周長をLb、上記の側壁部が上記の開口部の両側部に取付けられている部分の高さをH、上記の開口部の幅をWとした場合に、
Lt≧2H+W (1)
Lb>Lt (2)
としたものである。
この防水シート部材の側壁部の上縁部の周長はLtは上記の(1)式の関係、すなわち開口部の幅Wと両側部への取付高さHの2倍との和より大きい。よって、この側壁部および底壁部を上下方向および奥手前方向に折り畳むと、この折り畳んだ防水シート部材の幅方向の長さは、この開口部の幅Wとこの側壁部の取付高さくの2倍との和より長くなる。よって、この折り畳んだ側壁部および底壁部は、通常時はこの開口部の床部と両側部に形成された収納溝内に収納でき、この開口部の通過の妨げにはならない。
また、洪水等の際には、この折り畳んだ袋状の防水シート部材の内部に水が流入する。この場合に、この防水シート部材の側壁部はその上縁部の周長Ltより下縁部すなわち底壁部との接合部の周長Lbの方が長いので、この防水シート部材は下膨れ形の袋状をなし、側壁部は上にすぼまった形状をなしている。このため、この袋状の防水シート部材の内部に水が流入すると、水圧により側壁部が上に押し上げられ、この防水シート部材は開口部から奥側に湾曲した袋状に展開する。また、水位が上昇すれば、その分だけ側壁部の上縁部が上に押し上げられて展開してゆくので、この側壁部の取付高さHまで水位が上昇しても開口部からの浸水を防止することができる。
この防水装置は、上述の如く構造が簡単で装置も小形にでき、また作動の際には外部の動力は不要であるから、停電等により作動不能となることがない。また、浸水防止の機能部品としては防水シート部材のみであり、また可動部分が無いので、本質的にこの防水シート材料の破れや劣化の点検のみですみ、保守コストが低く、また信頼性も高い。
また請求項2に記載の本発明の浸水防止装置は、前記の防水シート部材の側壁部の上縁部分には、浸水初期にこの側壁部の上縁部を上昇させるフロート部材が取り付けられていることを特徴とするものである。したがって、浸水の初期段階で、このフロート部材が浮き上がり、防水シート部材の側壁部の上縁部分が持ち上げられ、この袋状の防水シート部材内に確実に水が流入し、この防水シート部材を確実に展開させることができる。
また、請求項3に記載の本発明の浸水防止装置は、前記の防水シート部材の側壁部は外側壁部と内側壁部との二重の側壁部を有しており、外側壁部の下縁部は前記の底壁部の周縁部と接合されており、またこの外側壁部の両前縁部は前記の開口部分の両側部に水密を維持して取り付けられており、この外側壁部と上記の内側壁部の上縁部は一体的に連続しており、またこの内側壁部の下縁部は可撓性かつ防水性のシート状材料からなる上壁部の周縁部に接合されており、上記の外側壁部と内側壁部の上縁が前記の側壁部の上縁部の周長Ltに対応しており、この防水シート部材は上記の外側壁部と内側壁部とが重ねられ、また上記の底壁部と上記の上壁部とが重ねられた状態で折り畳まれて前記の収容溝内に収納されており、またこの収容溝の上開口部を覆う踏板フロート部材が設けられ、この踏板フロート部材はこの収容溝上を通過する車両または歩行者の荷重に耐えるとともに水に浮く浮力を有しており、この踏板フロート部材は上下に移動自在に案内されており、前記の上壁部の前縁部はこの踏板フロート部材に接合されていることを特徴とするものである。
したがって、この防水シート部材は二重の袋状をなしており、浸水の際には上記の踏板フロート部材が浮き上がることにより、この二重の袋状の防水シート内に水が浸入し、この防水シート部材を展開する。したがって、この防水シート部材の展開が確実である。また、上壁部材があるので、この防水シート部材が展開して浸水を阻止している場合に、この防水シート部材内の水が側壁部を乗り越えることが確実に防止され、また防水シート部材内の水が見えないので使用者に安心感を与えることができる。
また、請求項4に記載の本発明の浸水防止装置は、前記の踏板フロート部材の両側部には、柱部材がそれぞれ上方に向けて突設されており、この柱部材には前記の内側壁部の前縁部がその下から1/2H以下の部分が水密を維持して取り付けられており、また前記の上壁部の前縁部は前記の踏板フロート部材に水密を維持して取り付けられている。したがって、浸水の初期において、上記の踏板フロート部材の浮き上がりが不十分な場合でも、左右の隅部から防水シート部材の上壁部の上に水が侵入することを防止することができる。
また、請求項5に記載の本発明の浸水防止装置は、前記の外側壁部および内側壁部は奥方にゆくに従って高さの減少する形状をなし、防水シート部材が展開した状態ではこれら外側壁部、内側壁部および前記上壁部の一部で側壁部が構成されるものである。したがって、この防水シート部材の構造が簡単であり、製造が容易であるとともに、使用する防水シート材料の量が少なくてすみ、この防水シートをより小さく折り畳むことができるので、これを収納する溝部の寸法を小さくすることができる。
請求項1に記載の本発明の浸水防止装置は、通常時はこの開口部の床部と両側部に形成された収納溝内にコンパクトに収納でき、洪水等の際には、この折り畳んだ袋状の防水シート部材の内部に水が流入して自動的に展開する。よって、この防水装置は構造が簡単で装置も小形にでき、また作動の際には外部の動力は不要であるから、停電等により作動不能となることがない。また、浸水防止の機能部品としては防水シート部材のみであり、また可動部分が無いので、本質的にこの防水シート材料の破れや劣化の点検のみですみ、保守コストが低く、また信頼性も高い。
また請求項2に記載の本発明の浸水防止装置は、浸水の初期段階でフロート部材が浮き上がり、防水シート部材の側壁部の上縁部分が持ち上げられ、この袋状の防水シート部材内に確実に水が流入し、この防水シート部材を確実に展開させることができる。
また、請求項3に記載の本発明の浸水防止装置は、防水シート部材が二重の袋状をなしており、浸水の際には踏板フロート部材が浮き上がることにより、この二重の袋状の防水シート内に水が浸入し、この防水シート部材を展開する。したがって、この防水シート部材の展開が確実である。また、上壁部材があるので、この防水シート部材が展開して浸水を阻止している場合に、この防水シート部材内の水が側壁部を乗り越えることが確実に防止され、また防水シート部材内の水が見えないので使用者に安心感を与えることができる。
また、請求項4に記載の本発明の浸水防止装置は、浸水の初期において、上記の踏板フロート部材の浮き上がりが不十分な場合でも、左右の隅部から防水シート部材の上壁部の上に水が侵入することを防止することができる。
また、請求項5に記載の本発明の浸水防止装置は、防水シート部材の構造が簡単であり、製造が容易であるとともに、使用する防水シート材料の量が少なくてすみ、この防水シートをより小さく折り畳むことができるので、これを収納する溝部の寸法を小さくすることができる。
以下、図を参照して本発明の実施形態を説明する。図1ないし図4には本発明の第1の実施形態を示す。なお、この第1の実施形態のものは、実際の浸水防止装置としては簡略型のものであるが、本発明の原理をより簡単に説明するために、第1の実施形態として説明する。
図中の1は、地下駐車場や地下室等の地下空間への出入口すなわち開口部分である。この開口部分1は、床面すなわち床部2および両側壁等の両側部3とを備えている。そして、この開口部分1には、本発明の第1の実施形態の浸水防止装置10が取り付けられている。11はその本体部であり、断面が略コ字状の溝状をなす底溝部材12と側溝部材13とから構成されている。そしてこれらの底溝部材12と側溝部材13は開口部1の床部2および両側部3に水密を維持して埋め込まれ、防水シート部材を収納する収納溝が形成される。
そして、この本体部11の底溝部材12および側溝部材13内には、折り畳み状態の防水シート部材20が収納されている。この防水シート部材20は、可撓性かつ防水性のシート状材料、たとえば防水被覆を施した合成繊維の織布等で形成され、その展開状態が図1に示すような形状に形成されている。すなわち、この防水シート部材20は、略半円形の底壁部21と側壁部22とから構成され、略半円形あるいは弓形の袋状をなしている。この底壁部21の周縁部と側壁部22の下縁部とは接合されており、接合部23を形成している。
このような防水シート部材20の各部の寸法は、この側壁部22の上縁部の周長をLt、下縁部すなわち底壁部21との接合部23の周長をLbとし、また開口部分1の幅をW、側壁部22の両前縁部24と開口部1分の両側部3との取り付け部分の高さをHとした場合に、
Lt≧2H+W (1)
Lb>Lt (2)
となるように設定されている。
そして、この防水シート部材20の底壁部21の前縁部25は上記の本体部11の底溝部材12内にその全幅Wにわたって水密を維持して取り付けられ、また側壁部22の両前縁部24は側溝部材13内にその取り付け高さHの部分まで水密を維持して取り付けられている。
また、この防水シート部材20の側壁部22の上縁部には、複数のフロート部材30が取り付けられている。これらのフロート部材30は、上記の底溝部材13内に収容可能な寸法に形成され、比較的短い長さのものが互いに間隙を空けて取り付けられており、この側壁部22の可撓性を損なわないように構成されている。なお、これらのフロート部材30は、浮力を与えるものであるので、当然ながら側壁部22の手前側すなわち洪水等の際の浸水側に取り付けられている。
また、この実施形態では、これらのフロート部材30の上には、蓋部材31が取り付けられている。この蓋部材31は、上記の防水シート部材20およびフロート部材30が上記の底溝部材13内に収納されている場合に、この底溝部材13の上開口部を覆い、車両や歩行者の通行を可能としている。なお、上記のフロート部材30は、上記の蓋部材31とともに水に浮遊するに十分な浮力を有している。
この第1の実施形態の浸水防止装置は、通常時には、図3および図4に示すように、上記の防水シート部材20は、その底壁部21および側壁部22を上下方向および奥−手前方向に畳んだ状態で上記の底溝部材12および側溝部材13内に収容されている。この場合に、底壁部21は、これを畳んで底溝部材12内にそのまま収容される。また、側壁部22は、前述した(1)式の寸法を有しているので、上下に折り畳んだ場合に幅方向に開口部分1の幅Wすなわち底溝部材12の幅Wと側溝部材13の取り付け高さHの2倍の和の寸法を有している。すなわち、この防水シート部材20のうち、底溝部材12から最も離れている部分すなわち側壁部22の上縁部の周長が両側溝部材13および底溝部材12に沿うに十分な寸法を有しているので、この防水シート部材20全体は底溝部材12および両側の側溝部材13内に折り畳み収容される。また、上記のフロート部材30も底溝部材12内に収容される。また、この状態では、底溝部材12および側溝部材13の開口面は、蓋部材31によって覆われている。
このような通常時には、底溝部材12の開口面が蓋部材31によって覆われているのでこの上を車両や歩行者が自由に通行でき、また防水シート部材20が保護される。
そして、洪水等の場合には、床面を流れて来た水は底溝部材12内に流入する。そして、この底溝部材12内に水が溜まると、上記のフロート部材30がその浮力によって蓋部材31とともに浮き上がり、防水シート部材の側壁部22の上縁部を引き上げる。これにより、水はこの袋状の防水シート部材20内に流入する。
この流入した水の圧力により、最初に底壁部21および側壁部22の下部が床面に沿って奥方に展開される。この場合に、この防水シート部材20は、前述した(2)式の形状に形成されており、下膨れの袋状をなしている。したがって、水位が上昇するにつれ、この側壁部22は図1および図2に示すように水圧により押し上げられ、水位とともに立ち上がる。なお、この実施形態の場合には、上記のフロート部材30の浮力によってもこの側壁部22の上縁部は引き上げられる。この状態では、側壁部22には水圧による水平方向の分力Fhと、上方向の分力Fvとが作用する。水平方向の分力Fhは、この側壁部22を円弧状態に展開し、この側壁部22の前縁部24と側溝部材13との取り付け部によって支持される。一方で、上方向の分力Fvは、上述のようにこの側壁部22を上方向に押し上げ、底壁部21に作用する水圧による荷重Fbにより支持される。よって、この側壁部22は上方に立ち上がった伸展状態に維持され、その上縁部を水が乗り越えることはない。この状態は、水位がHの高さまで上昇するまで続き、この浸水防止装置は、Hの高さまでの浸水を遮断し、開口部分1から地下空間への浸水を防止する。
一般に可撓堰、すなわち川底を横断して可撓性のシート材料からなる袋状体を設置し、この袋状体を水圧などで膨らませて内部の水圧により水を堰き止めるものは、内部の圧力が低い場合には、中央部が下方にV字状に折れ曲がって水を堰き止められなくなる、いわゆるVノッチ等と称される現象が生じる。しかし、この実施形態のものは、前記のように常に側壁部22全体が水圧によって押し上げられているので、このような現象を生じることがなく、確実に水を堰き止めて水の浸入を防止する。前述の(2)式は、このような作用を生じさせるための条件である。
上述の如き実施形態のものは、浸水した水の水圧により、防水シート部材20が自動的に展開し、また水位の上昇に伴って側壁部22が自動的に立ち上がるので、可動部分のある複雑な機構や動力を必要とせず、その信頼性が高い。また、防水シート部材20は小さく折り畳んで収納できるので、底溝部材12や側溝部材13の寸法も小さくてすみ、施工も容易である。また複雑な機構や動力装置等も必要としないので、製造コストも低くなる。さらに保守点検もこの防水シート部材20の材料の劣化の点検だけですみ、保守が容易である。
なお、この実施形態において、開口部分の間口が大きく、装置が大形の場合には、底溝部材12や側溝部材13に別に蓋部材を開閉自在に設け、浸水時にはフロート部材の浮力によってこれら蓋部材を開放して防水シート部材20を展開するようにしてもよい。
また、図5ないし図7には本発明の第2の実施形態を示す。この実施形態のものは、防水シート部材の展開をより確実とし、またまた浸水した水がこの防水シート部材を乗り越えることを確実に防止するものである。なお、この第2の実施形態において、前記の第1の実施形態と対応する部分には同じ符号を付してその説明を省略する。
この実施形態では、防水シート部材20aの側壁部は外側壁部22aと内側壁部22bの二重の側壁部から構成されている。これらの外側壁部22aと、内側壁部22bの上縁部は、互いに重ねて接合されているか、または一枚のシート状材料を上縁部の部分で折り返して外側壁部22aと内側壁22bとに形成したもので、これら外側壁部22aと内側壁部22bの上縁部は、実質的に一体化されたものである。そして、上記の外側壁部22aの下縁部は前記の第1の実施形態と同様に底壁部21の周縁部に水密を維持して接合されており、また両前縁部24は、前述のHの高さの範囲にわたって両側の側溝部材13内に水密を維持して取り付けられている。また、上記の底壁部21の前縁部25は前記の第1の実施形態と同様に底溝部材12内に水密を維持して取り付けられている。なお、この実施形態では、上記の外側壁部22aと底壁部21の寸法関係は前述の第1の実施形態の場合と同様である。
また、この実施形態では、上記の底壁部21と略同一の形状をなす上壁部40が設けられており、この上壁部40も可撓性および防水性のシート状材料で形成されている。そして、上記の内側壁部22bの下縁部は、この上壁部40の周縁部に接合されている。
また、この実施形態では、踏板フロート部材41が設けられている。この踏板フロート部材41は、少なくとも開口部1の全幅、すなわち底溝部材12の長さに対応する長さを有している。そして、この踏板フロート部材41はフロート部材42と、その上面に取り付けられた踏板部材43とを備えている。そして、このフロート部材42は、上記の底溝部材12内に収容可能な寸法に形成され、また踏板部材43はこの底溝部材12の上面開口を覆い、この上を車両や歩行者が通過できるようになっている。なお、このフロート部材42が底溝部材12内に収容された場合に、前記の防水シート部材20aが折り畳んで収納可能な収納空間が形成される。また、このフロート部材42は踏板部材43とともに浮遊するに十分な浮力を有している。
また、この踏板フロート部材41の両端部は、上記の側溝部材13内まで延長され、この側溝部材13内に設けられた案内部材45によって上下に移動自在に案内されている。また、この踏板フロート部材41の両端部には一対の柱部材46が上方に向けて立設されている。そして、上記の内側壁部22bの両前縁部は、下からH/2の高さ以下の部分にわたってこの柱部材46にそれぞれ水密を維持して取り付けられている。
このような実施形態のものは、防水シート部材20aが底壁部21、外側壁部22a、内側壁部22b、上壁部40とで完全な二重の袋状をなしている。したがって、浸水の場合に、底溝部材12内に侵入した水により踏板フロート部材41が浮き上がることにより、上壁部40が持ち上げられ、この二重袋状の防水シート部材20aの内部に水が侵入し、この防水シート部材20aを確実に展開する。したがって、この防水シート部材20aが展開する前に、水が外側壁部22aの上縁部を乗り越えて開口部内に侵入するのを確実に防止する。また、この実施形態では、踏板フロート部材41の両端部の柱部46に内側壁部22bの下部分が水密を維持して取り付けられているので、万一浸水初期にこの踏板フロート部材41が十分に浮揚しない場合でも、両側隅部から内側壁部22bや上壁部40の上に水が乗り越えるようなことがない。
この実施形態では、防水シート部材20aが完全な二重の袋状であり、展開して浸水を阻止している状態ではこの防水シート部材20aの上面が上壁部40により覆われており、この防水シート部材20a内の水が側壁部を乗り越えて開口部内に侵入することが確実に防止される。また、この防水シート部材20aの内部に流入した水が見えないので、使用者に不安感を与えることがない。なお、この実施形態において、水位が浸水防止高さすなわちHの高さまで上昇しても、内側壁部22bおよび上壁部40には水圧が作用せず、これらは緩んだ状態にあるので、踏板フロート部材41には水圧に起因する荷重は一切作用しない。よって、この踏板フロート部材41の両端部を上下に移動自在に案内する案内部材45は荷重を支持する必要はなく、また、この踏板フロート部材41は水圧による荷重に耐える曲げ強度を必要としない。よって、これらは簡単な構造ですみ、引っ掛かり等の作動不良が生じる可能性が少ない。
また、図8ないし図12には本発明の第3の実施形態を示す。この実施形態のものは、上記の第2の実施形態における防水シート部材20aの構造を簡単とし、また折り畳んだ場合の容積を小さくしたものである。すなわち、上記の第2の実施形態のものは、その防水シート部材20aが二重構造をなしているので、これを折り畳んだ場合にその容積が大きくなる点を改善したものである。
この第3の実施形態では、防水シート部材20bの外側壁部22cおよび内側壁部22dは、奥方にゆくに従って高さの減少する2枚の略三角形の形状をなしている。そして、展開状態では、上壁部は底壁部20に対して傾斜するので、この上壁部40aは、その外周の形状が楕円形状をなしている。なお、上記の点以外は、この第3の実施形態は前記の第2の実施形態と略同様である。
この実施形態のものは、浸水が生じた場合には、前記の第2の実施形態と同様に踏板フロート部材41が浮遊上昇し、二重袋状の防水シート部材20b内に水が流入し、その水圧でこの防水シート部材20bが図10に示すように展開される。この場合に、この防水シート部材20bの奥方では、外側壁部22cおよび内側壁部22dの高さが低いので、水位が上昇すると、上壁部40aの一部が水を堰き止める側壁部の一部として作用する。
この場合、前記の(2)式すなわち側壁部が水圧によって押し上げられ、水圧による水平方向の分力が側壁部と側溝部材との取り付け部で支持され、また上向きの分力によって側壁部が上方に立ち上げられて伸展状態に維持される条件における側壁部の「上縁部の周長Lt」は、この外側壁部22c、内側壁部22d、および上壁部40aの一部で構成される側壁部が水面と接する部分の周長である。図11および図12には、この防水シート部材20bが仮に一杯に上方に展開した状態を模式的に示す側面図および平面図を示し、説明を容易にするために外側壁部22cおよび内側壁部22dは一曲面上に並ぶように展開されているが、もちろん実際の浸水防止装置ではこのようには展開せず、内側壁部22dおよび上壁部40aは弛んだ状態にあることは前述の通りである。である。これらの図において、水面が接する部分の周長、すなわちこれら図に示すa−b−c−dが上記の周長Ltであり、これが(2)式を満足すれば、前述したような側壁部の立ち上がり状態を維持できる。したがって、本明細書において、展開状態で水を堰き止める作用をなす「側壁部」が複数の部分で構成されるようなものでは、この(2)式のLtは上記のような周長とする。
なお、図から明らかなように、この実施形態においてはa−b−c−dで表される周長Ltは、任意の高さ位置において常にLbより小さく、よって(2)式は常に満足される。また、水位がHの位置まで上昇しても、水面上の上壁部40a等には水圧は作用せず、これらは緩んだ状態にあるので、第2の実施形態の場合と同様に、踏板フロート部材41には水圧に起因する荷重は作用しない。
この実施形態のものは、防水シート部材20bの構造が簡単であり、また使用する防水シート材料の面積も少なくてすみ、この防水シート部材20bを折り畳んだ場合の収納容積を小さくでき、またコストも低減する。なお、その他の特徴は前記の第2の実施形態の場合と同様である。
なお、本発明は上記の実施形態には限定されない。たとえば、前述の各実施形態では、理解を容易にするために防水シート部材の側壁部、底壁部等の各部分を別体のシート部材から構成してこれを接合するようにしたが、これらの部分は縫製上一体のものでもよい。また、防水シート部材を収容する溝部の構造やフロート部材の構造も必ずしも上記の実施形態には限定されない。また比重が水の比重より小さい浮遊性のシート部材で防水シート部材の側壁部を形成すれば、このフロートを省略することも可能である。
本発明の第1の実施形態の浸水防止装置の展開状態の斜視図。 図1の2−2線に沿う断面図。 第1の実施形態の浸水防止装置の折り畳み状態の斜視図。 図3の4−4線に沿う断面図。 本発明の第2の実施形態の鹿水防止装置の斜視図。 図5の6−6線に沿う断面図。 展開状態における図6に相当する断面図。 本発明の第3の実施形態の鹿水防止装置の斜視図。 図8の9−9線に沿う断面図。 展開状態における図9に相当する断面図。 展開状態の防水シート部材を模式的に示す側面図。 展開状態の防水シート部材を模式的に示す平面図。
符号の説明
1 開口部分
10 浸水防止装置
12 底溝部材
13 側溝部材
20 防水シート部材
21 底壁部
22 側壁部
30 フロート部材
20a 防水シート部材
22a 外側壁部
22b 内側壁部
40 上壁部
41 踏板フロート部材
46 柱部材
20b 防水シート部材
22c 外側壁部
22d 内側壁部
40a 上壁部

Claims (5)

  1. 浸水を防止すべき開口部分の両側部および床部に取付られ可撓性かつ防水性のシート状材料から形成された防水シート部材を備え、この防水シート部材は少なくとも側壁部および底壁部を有する袋状をなし、この防水シート部材の側壁部の両前縁部は上記の開口部分の両側部に水密を維持して取付られ、また上記の防水シート部材の底壁部の前縁部は上記の開口部分の床部を横断してこの床部に水密を維持して取付られており、上記の防水シート部材の側壁部の上縁部の周長をLt、側壁部と上記の底壁部との接合部の周長をLb、上記の側壁部が上記の開口部の両側部に取付けられている部分の高さをH、上記の開口部の幅をWとした場合に、
    Lt≧2H+W (1)
    Lb>Lt (2)
    とし、通常時は上記の開口部の床部および両側部に形成された収容溝内に折り畳み収納され、また浸水時には侵入してくる水の圧力により展開することを特徴とする浸水防止装置。
  2. 前記の防水シート部材の側壁部の上縁部分には、浸水初期にこの側壁部の上縁を上昇させるフロート部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1の浸水防止装置。
  3. 前記の防水シート部材の側壁部は外側壁部と内側壁部との二重の側壁部を有しており、外側壁部の下縁部は前記の底壁部の周縁部と接合されており、またこの外側壁部の両前縁部は前記の開口部分の両側部に水密を維持して取り付けられており、この外側壁部と上記の内側壁部の上縁部は一体的に連続しており、またこの内側壁部の下縁部は可撓性かつ防水性のシート状材料からなる上壁部の周縁部に接合されており、上記の外側壁部と内側壁部の上縁が前記の側壁部の上縁部の周長Ltに対応しており、この防水シート部材は上記の外側壁部と内側壁部とが重ねられ、また上記の底壁部と上記の上壁部とが重ねられた状態で折り畳まれて前記の収容溝内に収納されており、またこの収容溝の上開口部を覆う踏板フロート部材が設けられ、この踏板フロート部材はこの収容溝上を通過する車両または歩行者の荷重に耐えるとともに水に浮く浮力を有しており、この踏板フロート部材は上下に移動自在に案内されており、前記の上壁部の前縁部はこの踏板フロート部材に接合されていることを特徴とする請求項2の浸水防止装置。
  4. 前記の踏板フロート部材の両側部には、柱部材がそれぞれ上方に向けて突設されており、この柱部材には前記の内側壁部の前縁部がその下から1/2H以下の部分が水密を維持して取り付けられており、また前記の上壁部の前縁部は前記の踏板フロート部材に水密を維持して取り付けられていることを特徴とする請求項3の浸水防止装置。
  5. 前記の外側壁部および内側壁部は奥方にゆくに従って高さの減少する形状をなし、防水シート部材が展開した状態ではこれら外側壁部、内側壁部および前記上壁部の一部で側壁部が構成されることを特徴とする請求項3の浸水防止装置。
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