JP2005225906A - 潤滑油組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】ポリオルガノシロキサンを含み、しかも潤滑性、特に鋼−鋼間の潤滑性に優れた潤滑油組成物を提供する。
【解決手段】ポリオルガノシロキサン(A)および下記式1:
X2 nR(X1Rf)m (式1)
(式1中、X2はハロゲン原子を表す。X1はそれぞれ独立に酸素原子または硫黄原子を表し、Rfはそれぞれ独立に炭素数1〜8のポリフルオロアルキル基を表す。Rは芳香族基を表す。nおよびmはそれぞれが1以上であり、かつn+mがRで表される芳香族基の最大置換可能数以下の整数を表す。)
で表される含フッ素芳香族系化合物(B)を含有する組成物を潤滑油組成物とする。
【選択図】なし
【解決手段】ポリオルガノシロキサン(A)および下記式1:
X2 nR(X1Rf)m (式1)
(式1中、X2はハロゲン原子を表す。X1はそれぞれ独立に酸素原子または硫黄原子を表し、Rfはそれぞれ独立に炭素数1〜8のポリフルオロアルキル基を表す。Rは芳香族基を表す。nおよびmはそれぞれが1以上であり、かつn+mがRで表される芳香族基の最大置換可能数以下の整数を表す。)
で表される含フッ素芳香族系化合物(B)を含有する組成物を潤滑油組成物とする。
【選択図】なし
Description
本発明は、ポリオルガノシロキサンおよび特定の含フッ素芳香族系化合物を含み、優れた潤滑性および優れた温度粘度特性を有する潤滑油組成物に関するものである。
油圧ポンプ等の密閉系で用いられる潤滑油は、鉱油系、合成油系、または水系潤滑油に概略分類される。このうち、主な合成油系潤滑油としては、ポリオレフィン系、脂肪酸エステル系、グリコール系、エーテル系、リン酸エステル系、ポリオルガノシロキサン系、およびフッ素化ポリエーテル等の潤滑油が挙げられる。
なかでも、ポリオルガノシロキサン系潤滑油は、耐熱性、耐寒性、耐酸化性、耐薬品性、および温度粘度特性等に優れるため、有用な潤滑油として種々の分野に利用されてきたが、この潤滑油は鋼−鋼間の潤滑性が充分でないために、通常の作動液としての用途に用いることは困難だった。
一般に、潤滑油の潤滑性改善を目的として、極圧性添加剤や摩耗防止剤等の潤滑性改良材を潤滑油に添加することが行われるが、ポリオルガノシロキサン系潤滑油はこれら潤滑性改良剤の添加による潤滑性改善効果が得られにくく、さらなる潤滑性向上が求められている。潤滑性が向上されたポリオルガノシロキサン系潤滑油として、メチルフェニルポリシロキサンにポリフルオロアルキル基含有芳香族系化合物を添加した潤滑油組成物が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−168471号公報
油圧ポンプ等に用いるための潤滑油としては、上述したポリフルオロアルキル基含有芳香族系化合物を添加したポリオルガノシロキサン系潤滑油よりもさらに優れた潤滑性を有する潤滑油が求められている。また、上記特許文献1記載の潤滑油に用いられるポリオルガノシロキサンはメチルフェニルポリシロキサンに限定されており、さらに上記特許文献1記載のポリフルオロアルキル基含有芳香族系化合物はジメチルポリシロキサンに対する溶解性が低く、汎用性および粘度温度特性に優れるジメチルポリシロキサンに添加して用いることは困難であった。
本発明は、ポリオルガノシロキサン系潤滑油への溶解性が良好であり、ポリオルガノシロキサン系潤滑油に添加することによって、潤滑油の潤滑性、特に鋼−鋼間の潤滑性や温度粘度特性をさらに改善することができる添加剤、およびこの添加剤を含むポリオルガノシロキサン系潤滑油組成物を提供しようとするものである。
本発明の潤滑油組成物は、ポリオルガノシロキサン(A)および下記式1:
X2 nR(X1Rf)m (式1)
(式1中、X2はハロゲン原子を表す。X1はそれぞれ独立に酸素原子または硫黄原子を表し、Rfはそれぞれ独立に炭素数1〜8のポリフルオロアルキル基を表す。Rは芳香族基を表す。nおよびmはそれぞれが1以上であり、かつn+mがRで表される芳香族基の最大置換可能数以下の整数を表す。)
で表される含フッ素芳香族系化合物(B)を含有することを特徴とするものである。
X2 nR(X1Rf)m (式1)
(式1中、X2はハロゲン原子を表す。X1はそれぞれ独立に酸素原子または硫黄原子を表し、Rfはそれぞれ独立に炭素数1〜8のポリフルオロアルキル基を表す。Rは芳香族基を表す。nおよびmはそれぞれが1以上であり、かつn+mがRで表される芳香族基の最大置換可能数以下の整数を表す。)
で表される含フッ素芳香族系化合物(B)を含有することを特徴とするものである。
また、上記潤滑油組成物においては、Rで表される前記芳香族基が、X2またはX1Rfで表される基以外の置換基をさらに1つ以上有することができる。
上記潤滑油組成物において、Rで表される前記芳香族基が、X2またはX1Rfで表される基以外の置換基をさらに1つ以上有する場合は、X2およびX1Rf以外の前記置換基が、メチル基、アミノ基、およびフェニル基から独立して選ばれた基であることが好ましい。
本発明の潤滑油組成物は、上記Rで表される芳香族基が、ベンゼン基またはナフタレン基であることが好ましい。
本発明の潤滑油組成物は、前記ポリオルガノシロキサン(A)100質量部に対し、前記含フッ素芳香族系化合物(B)0.1〜15質量部を含むことが好ましい。
本発明の潤滑油組成物は、40℃における動粘度が0.5〜50000mm2/sであることが好ましい。
上記潤滑油組成物は、好ましくは作動油である。また、上記潤滑油組成物は、好ましくは、グリース、コンプレッサー油、圧延油、またはギヤー油である。
上記含フッ素系化合物(B)はポリオルガノシロキサン(A)に対する優れた溶解性を有し、ポリオルガノシロキサン(A)に含フッ素芳香族系化合物(B)を添加して得られる潤滑油組成物は高い潤滑性を有し、かつ優れた温度粘度特性を有する。これらの優れた特性により、本発明の潤滑油組成物は作動油、グリース、コンプレッサー油、圧延油、およびギアー油等の用途に用いる潤滑油組成物として極めて好ましい。
本発明の潤滑油組成物は、ポリオルガノシロキサン(A)、および上記式1で表される含フッ素芳香族系化合物(B)を含み、さらに所望により他の添加剤を添加することができる。以下、これらの各成分について説明する。なお、本明細書における動粘度とは、JIS K−2283に準拠して測定した値である。
(潤滑油組成物)
(ポリオルガノシロキサン(A))
本発明におけるポリオルガノシロキサン(A)は、下記式2:
R1−(SiR2R3O)n−R1 (式2)
で表されるものが好ましい。
(ポリオルガノシロキサン(A))
本発明におけるポリオルガノシロキサン(A)は、下記式2:
R1−(SiR2R3O)n−R1 (式2)
で表されるものが好ましい。
以下式2中のR1、R2、R3、およびR4の内容を説明するが、これらの基について以下に説明する内容は、本発明に用いることができる代表的なポリオルガノシロキサンを説明するためものであり、以下に説明した基以外の基を含むポリオルガノシロキサンであっても、潤滑剤として好ましい特性を有するものであれば、本発明のポリオルガノシロキサン(A)として用いることができ、本発明に用いるポリオルガノシロキサンの構造は以下に示すものに限定されない。
上記式2中、R1は、メチル基、水酸基、またはアミノ基を表し、式2中の2つのR1は同じでも異なっていてもよい。式2中、R2およびR3は、炭素数1〜18のアルキル基、フェニル基、および−R4X3で表される基からなる群からそれぞれ独立して選ばれる基を表す。
さらに上記R4は、アルキレン基、例えばエチレン基またはプロピレン基などを表し、上記X3は炭素数が2〜4のアルコキシル基、ポリフルオロカーボン基、水酸基、エポキシ基、アミノ基、カルボキシル基、メチルスチリル基、またはアルキルカルボニルオキシ基を表す。
さらに上記R2およびR3はそれぞれ独立して、メチル基、フェニル基、または上記X3で表される官能基を含むアルキル基から選ばれる基であることが好ましく、製造の容易さからメチル基であることが特に好ましい。また、ポリオルガノシロキサン(A)中の全てのR2およびR3は、それぞれ独立して好ましい基を選択することができる。R2およびR3を選択する場合の好ましい具体例としては、全てのR2およびR3がメチル基である場合や、R2またはR3としてメチル基とともにメチル基以外のアルキル基、フェニル基、および上記X3で表される官能基を含むアルキル基からなる群から選ばれる基を含む場合を挙げることができる。
本発明に用いるポリオルガノシロキサン(A)は25℃における動粘度が2〜1000000mm2/sであることが好ましく、10〜50000mm2/sであることがより好ましく、20〜10000mm2/sであることがさらに好ましく、20〜1000mm2/sであることが特に好ましい。ポリオルガノシロキサン(A)の25℃動粘度が2mm2/s未満の場合はこれを用いた潤滑油の粘度が所望の粘度に達しない場合があり、また25℃における動粘度が1000000mm2/sを超える場合は、これを用いた潤滑油の粘度が高くなり実用的範囲を超える場合がある。ただし、後述するようにポリオルガノシロキサン(A)が潤滑油としての使用温度において固体または高粘度であっても、含フッ素芳香族系化合物(B)と混合することにより潤滑油として好ましい動粘度に調節することができれば、本発明の潤滑油組成物に用いることができる。
本発明の潤滑油組成物の粘度温度特性を好ましい特性にするには、ポリオルガノシロキサン(A)として、ポリジメチルシロキサンおよび/またはポリジメチルシロキサンのメチル基の一部が他の官能基で置換されたものを用いることが好ましく、ポリジメチルシロキサンおよび/またはフェニルメチルポリシロキサンを用いることがさらに好ましい。ポリジメチルシロキサンのメチル基の一部が他の置換基で置換された化合物の一種または二種以上を本発明の潤滑油組成物に用いる場合、ポリオルガノシロキサン(A)中のR2およびR3の合計質量に対してメチル基の質量が50%以上であることが好ましく、90%以上であることが好ましい。特にポリオルガノシロキサン(A)として、R2およびR3がメチル基以外の官能基を含まないポリジメチルシロキサンのみを用いることが特に好ましい。
(含フッ素芳香族系化合物)
次に本発明に用いる含フッ素芳香族系化合物(B)について説明する。本発明における含フッ素芳香族系化合物(B)は、下記の式1:
X2 nR(X1Rf)m (式1)
で表される。
次に本発明に用いる含フッ素芳香族系化合物(B)について説明する。本発明における含フッ素芳香族系化合物(B)は、下記の式1:
X2 nR(X1Rf)m (式1)
で表される。
ここで、上記式1中、Rは芳香族基を表す。Rとしてはベンゼン基、ナフタレン基、およびアントラセン基などが例示でき、ベンゼン基およびナフタレン基が好ましく、特にベンゼン基が好ましい。また上記式1中、nおよびmはそれぞれが1以上であり、かつn+mが前記Rで表される芳香族基の最大置換可能数以下の整数を表す。前記最大置換可能数とは、その芳香環に結合可能な置換基の最大数をいい、例えば、芳香族基がベンゼン基の場合は6であり、芳香族基がナフタレン基の場合は8であり、ナフタレン基の場合は10である。また、n=1〜4であることが好ましい。また、m=1〜2であることが好ましく、m=1であることが特に好ましい。
上記式1中、X2はハロゲン原子、具体的には塩素、フッ素、臭素およびヨウ素から選ばれる原子を表し、特に塩素原子であることが好ましい。上記nが2以上の整数の場合は、X2としてそれぞれ独立に好ましいハロゲン原子を選択することができる。また、上記式1中、X1は、酸素原子または硫黄原子を表し、Rfは炭素数1〜8のポリフルオロアルキル基を表す。上記mが2以上の整数の場合は、各X1および各Rfはそれぞれ独立に好ましい基を選択することができる。
上記Rfで表されるポリフルオロアルキル基とは、アルキル基の水素原子のうちの少なくとも一部がフッ素原子で置換された基をいい、前記水素原子のうちの少なくとも一部がフッ素原子とともに他のハロゲン原子で置換された基も含む。Rfの炭素原子の数は1〜8であり、2〜8であることがさらに好ましく、2〜4であることが特に好ましい。Rfの炭素原子の数を8以下にすることによって、含フッ素芳香族系化合物(B)とポリオルガノシロキサン(A)との相溶性を向上できるとともに、得られる潤滑油組成物の潤滑性を高くすることができる。さらにポリオルガノシロキサン(A)と含フッ素芳香族化合物との相溶性を良好にするために、Rfの炭素原子数(C)とRfのフッ素原子の数(F)の比は、C/F=1/1〜1/2であることが好ましい。X1Rfとして特に好ましい基としては、−OCF2CF2H、−SCF2CF2H、および−OCFClCFClHが挙げられる。
上記式1中のRは、X2およびX1Rf以外の置換基をさらに有していても有していなくてもよい。この場合、X2およびX1Rf以外の置換基としては、1級、2級および3級アミノ基、水酸基、フェニル基、メトキシ基およびエトキシ基等のアルコキシル基、アルキルアミド基、メチル基およびエチル基等のアルキル基、ニトロ基、アセトニトリル基、カルボキシル基、ならびにスルホン基などが例示できる。式1のRがX2およびX1Rf以外の置換基を有していないことが特に好ましい。
また、上記式1で表される含フッ素芳香族系化合物(B)においては、芳香族基Rに対する各種置換基の置換位置によって多くの異性体が存在しうるが、本発明においてはどのような異性体を用いることもでき、特に制限を受けるものではない。
上述したように、含フッ素芳香族系化合物(B)がX2としてハロゲン原子を置換基に有することにより、この化合物(B)とポリオルガノシロキサン(A)を混合して得られる潤滑油組成物の潤滑性が向上する効果が得られる。X2が塩素原子である場合に最も高い潤滑性向上効果が得られる。また、含フッ素芳香族系化合物(B)がX1R1を有することにより、この化合物(B)とポリオルガノシロキサン(A)の相溶性が向上するとともに、得られる潤滑油組成物の潤滑性が向上する効果が得られる。
上記式1で表される含フッ素芳香族系化合物(B)の具体例としては、3,5−ジクロロ−4−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)アニリン、1−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)−2,6−ジクロロベンゼン、1−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)−3−メチル−4−クロロベンゼン、1−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)−2,4,6−トリクロロベンゼン、1−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)−2,4−ジクロロナフタレン;1,4−ビス(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼン;1−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)−2,6−ジブロモベンゼン;および、1−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)−4−ヨードベンゼンが挙げられるが、本発明はこられに限定されない。
(潤滑油組成物)
次にポリオルガノシロキサン(A)および含フッ素芳香族系化合物(B)を含む潤滑油組成物について説明する。
本発明の潤滑油組成物は、ポリオルガノシロキサン(A)に含フッ素芳香族系化合物(B)を添加混合し、さらに所望により他の添加剤を添加して製造することができる。
次にポリオルガノシロキサン(A)および含フッ素芳香族系化合物(B)を含む潤滑油組成物について説明する。
本発明の潤滑油組成物は、ポリオルガノシロキサン(A)に含フッ素芳香族系化合物(B)を添加混合し、さらに所望により他の添加剤を添加して製造することができる。
本発明の潤滑油組成物は、ポリオルガノシロキサン(A)100質量部に対して含フッ素芳香族系化合物(B)0.1〜15質量部を含むことが好ましく、1〜10質量部を含むことが特に好ましい。ポリオルガノシロキサン(A)100質量部に対する含フッ素芳香族系化合物(B)の添加量が0.1質量部未満の場合は良好な潤滑性が得られない場合があり、また添加量が15質量部を越える場合には、温度変化にともなう粘度変化が大きくなる場合、すなわち粘度の温度依存性が大きい場合がある。本発明において原料として用いるポリオルガノシロキサン(A)および含フッ素芳香族系化合物(B)は、常温で液体であることが好ましいが、それ自身が常温で固体または高粘度であっても、混合物である潤滑油組成物として好ましい状態を実現できれば使用することができる。例えば、ポリオルガノシロキサン(A)、または上記式1で表される含フッ素芳香族系化合物(B)は、それらが室温で固体であっても、ポリオルガノシロキサン(A)と含フッ素芳香族系化合物(B)を含む潤滑油組成物がオイル状もしくはグリース状であれば本発明の潤滑油の原料として用いることができる。
本発明の潤滑油組成物の40℃における動粘度は、0.5〜50000mm2/sであることが好ましく、5〜10000mm2/sであることがより好ましく、10〜1000mm2/sであることが特に好ましい。潤滑油組成物の粘度が低すぎる場合は、充分な潤滑性が得られないために好ましくない。一方、潤滑油組成物の粘度が高すぎる場合は、摺動部のトルクが高くなるため好ましくない。ポリオルガノシロキサン(A)の化学構造および分子量、含フッ素芳香族系化合物(B)の化学構造、組成物を構成する(A)および(B)の組成比、ならびにその他の添加剤の種類および添加量等を適宜選択および調節等することにより、得られる潤滑油組成物の動粘度を好ましい値にすることができる。
(その他の添加剤)
本発明の潤滑油組成物には、所望により各種添加剤を用いることができる。添加剤としては、アルキルベンゾイミダゾール系金属防食剤;固体潤滑剤、例えば二硫化モリブデン等;金属封鎖剤、例えばリン酸塩、炭酸塩、ホウ酸塩、ケイ酸塩などの無機塩;なども用途に応じて添加してよい。他に例えば、酸化防止剤、例えばジブチルヒドロキシトルエン等;油性向上剤、例えばオレイン酸等;極圧剤;清浄分散剤;粘度指数向上剤;流動点降下剤;および、消泡剤などを混合して使用することもできる。
本発明の潤滑油組成物には、所望により各種添加剤を用いることができる。添加剤としては、アルキルベンゾイミダゾール系金属防食剤;固体潤滑剤、例えば二硫化モリブデン等;金属封鎖剤、例えばリン酸塩、炭酸塩、ホウ酸塩、ケイ酸塩などの無機塩;なども用途に応じて添加してよい。他に例えば、酸化防止剤、例えばジブチルヒドロキシトルエン等;油性向上剤、例えばオレイン酸等;極圧剤;清浄分散剤;粘度指数向上剤;流動点降下剤;および、消泡剤などを混合して使用することもできる。
本発明の潤滑油組成物は、ポリオルガノシロキサン(A)の特徴である耐熱耐酸化性、耐薬品性、低温特性、粘度温度特性、剪断抵抗性、電気特性、および撥水性等の各種特性、ならびに式1で表される含フッ素芳香族系化合物(B)の特徴である高潤滑性、耐熱耐酸化性、低吸湿性、電気絶縁性、および撥水性等の各種特性を合わせて有する潤滑油組成物となり得る。
(潤滑油組成物の用途)
本発明の潤滑油組成物は、コンプレッサー油、圧延油、ギアー油、作動油、トラクションドライブ油、エンジン油、グリース用基油、ブレーキ油や磁気記録材料用潤滑油として用いる潤滑油として好ましい。また、上記以外の用途として、樹脂等の表面改質剤、離型剤、電気粘性流体用および磁性流体用の基油、ならびに消泡剤を挙げることが出来るが、これらに限定されるものではない。
本発明の潤滑油組成物は、コンプレッサー油、圧延油、ギアー油、作動油、トラクションドライブ油、エンジン油、グリース用基油、ブレーキ油や磁気記録材料用潤滑油として用いる潤滑油として好ましい。また、上記以外の用途として、樹脂等の表面改質剤、離型剤、電気粘性流体用および磁性流体用の基油、ならびに消泡剤を挙げることが出来るが、これらに限定されるものではない。
以下に本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
〔含フッ素芳香族系化合物(B)の製造例1〕
容量1リットルの高圧用オートクレーブを反応容器として用いた。3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシアニリン178.02gと95%KOH14.0gを反応容器内に投入し、反応容器を密閉した。そして窒素置換して、反応容器内の酸素濃度が0.1%(質量%、以下同じ)以下になったことを確認してから、反応容器内温を60℃まで昇温後、テトラフルオロエチレン100gを約10時間かけて反応容器内に加えて反応させた。反応終了後、KOHを濾過により除去し、目的物である3,5−ジクロロ−4−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)アニリン266.9g(収率96%)を得た。
〔含フッ素芳香族系化合物(B)の製造例1〕
容量1リットルの高圧用オートクレーブを反応容器として用いた。3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシアニリン178.02gと95%KOH14.0gを反応容器内に投入し、反応容器を密閉した。そして窒素置換して、反応容器内の酸素濃度が0.1%(質量%、以下同じ)以下になったことを確認してから、反応容器内温を60℃まで昇温後、テトラフルオロエチレン100gを約10時間かけて反応容器内に加えて反応させた。反応終了後、KOHを濾過により除去し、目的物である3,5−ジクロロ−4−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)アニリン266.9g(収率96%)を得た。
〔含フッ素芳香族系化合物(B)の製造例2〕
容量1リットルの高圧用オートクレーブを反応容器として用いた。2,4,6−トリクロロフェノール197.5gと95%KOH14.0gを反応容器内に投入し、反応容器を密閉した。そして窒素置換して、反応容器内の酸素濃度が0.1%以下になったことを確認してから、反応容器内温を60℃まで昇温後、テトラフルオロエチレン100gを約10時間かけて反応容器内に加えて反応させた。反応終了後、KOHを濾過により除去し、目的物である1−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)−2,4,6−トリクロロベンゼン282.6g(収率95%)を得た。
容量1リットルの高圧用オートクレーブを反応容器として用いた。2,4,6−トリクロロフェノール197.5gと95%KOH14.0gを反応容器内に投入し、反応容器を密閉した。そして窒素置換して、反応容器内の酸素濃度が0.1%以下になったことを確認してから、反応容器内温を60℃まで昇温後、テトラフルオロエチレン100gを約10時間かけて反応容器内に加えて反応させた。反応終了後、KOHを濾過により除去し、目的物である1−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)−2,4,6−トリクロロベンゼン282.6g(収率95%)を得た。
〔含フッ素芳香族系化合物(B)の製造例3〕
容量1リットルの高圧用オートクレーブを反応容器として用いた。2,6−ジクロロフェノール164gと95%KOH14.0gを反応容器内に投入し、反応容器を密閉した。そして窒素置換して、反応容器内の酸素濃度が0.1%以下になったことを確認してから、反応容器内温を60℃まで昇温後、テトラフルオロエチレン100gを約10時間かけて反応容器内に加えて反応させた。反応終了後、KOHを濾過により除去し、目的物である1−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)−2,6−ジクロロベンゼン251g(収率95%)を得た。
容量1リットルの高圧用オートクレーブを反応容器として用いた。2,6−ジクロロフェノール164gと95%KOH14.0gを反応容器内に投入し、反応容器を密閉した。そして窒素置換して、反応容器内の酸素濃度が0.1%以下になったことを確認してから、反応容器内温を60℃まで昇温後、テトラフルオロエチレン100gを約10時間かけて反応容器内に加えて反応させた。反応終了後、KOHを濾過により除去し、目的物である1−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)−2,6−ジクロロベンゼン251g(収率95%)を得た。
〔含フッ素芳香族系化合物(B)の製造例4〕
容量1リットルの高圧用オートクレーブを反応容器として用いた。テトラフルオロヒドロキノン182gと95%KOH14.0gを反応容器内に投入し、反応容器を密閉した。そして窒素置換し、反応容器内の酸素濃度が0.1%以下になったことを確認してから、反応容器内温を60℃まで昇温後、テトラフルオロエチレン200gを約10時間かけて反応容器内に加えて反応させた。反応終了後、KOHを濾過により除去し、目的物である1,4−ビス(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼン262g(収率93%)を得た。
容量1リットルの高圧用オートクレーブを反応容器として用いた。テトラフルオロヒドロキノン182gと95%KOH14.0gを反応容器内に投入し、反応容器を密閉した。そして窒素置換し、反応容器内の酸素濃度が0.1%以下になったことを確認してから、反応容器内温を60℃まで昇温後、テトラフルオロエチレン200gを約10時間かけて反応容器内に加えて反応させた。反応終了後、KOHを濾過により除去し、目的物である1,4−ビス(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)−2,3,5,6−テトラフルオロベンゼン262g(収率93%)を得た。
〔含フッ素芳香族系化合物(B)の製造例5〕
容量1リットルの高圧用オートクレーブを反応容器として用いた。2,6−ジブロモフェノール253gと95%KOH14.0gを反応容器内に投入し、反応容器を密閉した。そして窒素置換して、反応容器内の酸素濃度が0.1%以下になったことを確認してから、反応容器内温を60℃まで昇温後、テトラフルオロエチレン100gを約10時間かけて反応容器内に加えて反応させた。反応終了後、KOHを濾過により除去し、目的物である1−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)−2,6−ジブロモベンゼン340g(収率96%)を得た。
容量1リットルの高圧用オートクレーブを反応容器として用いた。2,6−ジブロモフェノール253gと95%KOH14.0gを反応容器内に投入し、反応容器を密閉した。そして窒素置換して、反応容器内の酸素濃度が0.1%以下になったことを確認してから、反応容器内温を60℃まで昇温後、テトラフルオロエチレン100gを約10時間かけて反応容器内に加えて反応させた。反応終了後、KOHを濾過により除去し、目的物である1−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)−2,6−ジブロモベンゼン340g(収率96%)を得た。
〔含フッ素芳香族系化合物(B)の製造例6〕
容量1リットルの高圧用オートクレーブを反応容器として用いた。2,4−ジクロロ−1−ナフトール173gと95%KOH14.0gを反応容器内に投入し、反応容器を密閉した。そして窒素置換して、反応容器内の酸素濃度が0.1%以下になったことを確認してから、反応容器内温を60℃まで昇温後、テトラフルオロエチレン100gを約10時間かけて反応容器内に加えて反応させた。反応終了後、KOHを濾過により除去し、目的物である1−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)−2,4−ジクロロナフタレン265g(収率97%)を得た。
容量1リットルの高圧用オートクレーブを反応容器として用いた。2,4−ジクロロ−1−ナフトール173gと95%KOH14.0gを反応容器内に投入し、反応容器を密閉した。そして窒素置換して、反応容器内の酸素濃度が0.1%以下になったことを確認してから、反応容器内温を60℃まで昇温後、テトラフルオロエチレン100gを約10時間かけて反応容器内に加えて反応させた。反応終了後、KOHを濾過により除去し、目的物である1−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)−2,4−ジクロロナフタレン265g(収率97%)を得た。
〔含フッ素芳香族系化合物(B)の製造例7〕
容量1リットルの高圧用オートクレーブを反応容器として用いた。4−クロロ−3−メチルフェノール142.5gと95%KOH14.0gを反応容器内に投入し、反応容器を密閉した。そして窒素置換して、反応容器内の酸素濃度が0.1%以下になったことを確認してから、反応容器内温を60℃まで昇温後、テトラフルオロエチレン100gを約10時間かけて反応容器内に加えて反応させた。反応終了後、KOHを濾過により除去し、目的物である1−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)−3−メチル−4−クロロベンゼン233g(収率96%)を得た。
容量1リットルの高圧用オートクレーブを反応容器として用いた。4−クロロ−3−メチルフェノール142.5gと95%KOH14.0gを反応容器内に投入し、反応容器を密閉した。そして窒素置換して、反応容器内の酸素濃度が0.1%以下になったことを確認してから、反応容器内温を60℃まで昇温後、テトラフルオロエチレン100gを約10時間かけて反応容器内に加えて反応させた。反応終了後、KOHを濾過により除去し、目的物である1−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)−3−メチル−4−クロロベンゼン233g(収率96%)を得た。
〔含フッ素芳香族系化合物(B)の製造例8〕
容量1リットルの高圧用オートクレーブを反応容器として用いた。2,6−ジクロロベンゼンチオール179gと95%KOH14.0gを反応容器内に投入し、反応容器を密閉した。そして窒素置換して、反応容器内の酸素濃度が0.1%以下になったことを確認してから、反応容器内温を60℃まで昇温後、テトラフルオロエチレン100gを約10時間かけて反応容器内に加えて反応させた。反応終了後、KOHを濾過により除去し、目的物である1−(1,1,2,2−テトラフルオロエチルチオ)−2,6−ジクロロベンゼン270g(収率97%)を得た。
容量1リットルの高圧用オートクレーブを反応容器として用いた。2,6−ジクロロベンゼンチオール179gと95%KOH14.0gを反応容器内に投入し、反応容器を密閉した。そして窒素置換して、反応容器内の酸素濃度が0.1%以下になったことを確認してから、反応容器内温を60℃まで昇温後、テトラフルオロエチレン100gを約10時間かけて反応容器内に加えて反応させた。反応終了後、KOHを濾過により除去し、目的物である1−(1,1,2,2−テトラフルオロエチルチオ)−2,6−ジクロロベンゼン270g(収率97%)を得た。
〔含フッ素芳香族系化合物(B)の製造例9〕
容量1リットルの高圧用オートクレーブを反応容器として用いた。4−ヨードフェノール220gと95%KOH14.0gを反応容器内に投入し、反応容器を密閉した。そして窒素置換して、反応容器内の酸素濃度が0.1%以下になったことを確認してから、反応容器内温を60℃まで昇温後、テトラフルオロエチレン100gを約10時間かけて反応容器内に加えて反応させた。反応終了後、KOHを濾過により除去し、目的物である1−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)−4−ヨードベンゼン305g(収率95%)を得た。
容量1リットルの高圧用オートクレーブを反応容器として用いた。4−ヨードフェノール220gと95%KOH14.0gを反応容器内に投入し、反応容器を密閉した。そして窒素置換して、反応容器内の酸素濃度が0.1%以下になったことを確認してから、反応容器内温を60℃まで昇温後、テトラフルオロエチレン100gを約10時間かけて反応容器内に加えて反応させた。反応終了後、KOHを濾過により除去し、目的物である1−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)−4−ヨードベンゼン305g(収率95%)を得た。
上記製造例1〜9で製造した含フッ素芳香族系化合物(B)を用いて以下の実施例記載の潤滑油組成物を調製した。
〔潤滑油組成物の実施例1〜14および比較例1〜5〕
表1に示した配合比(質量部比)で、ポリオルガノシロキサン(商品名:東レシリコーンSH200シリーズ:ジメチルポリシロキサン、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製)(A)に対して、製造例1〜9で製造した含フッ素芳香族系化合物(B)または公知の潤滑性向上剤(C)を添加して潤滑油組成物を調製した。ここで用いたポリオルガノシロキサンは具体的には以下のとおりである:東レシリコーンSH200−50(25℃動粘度 50mm2/s、40℃動粘度 37mm2/s);東レシリコーンSH200−100(25℃動粘度 100mm2/s、40℃動粘度 77mm2/s);および東レシリコーンSH200−1000(25℃動粘度 1000mm2/s、40℃動粘度 670mm2/s)。公知の潤滑性向上剤としては、1,2,3−トリクロロベンゼン、塩素化パラフィン、4−クロロフェノール、または1−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)−3−メチルベンゼンを用いた。なお、比較例1は(B)および(C)のいずれも含まない。
〔潤滑油組成物の実施例1〜14および比較例1〜5〕
表1に示した配合比(質量部比)で、ポリオルガノシロキサン(商品名:東レシリコーンSH200シリーズ:ジメチルポリシロキサン、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製)(A)に対して、製造例1〜9で製造した含フッ素芳香族系化合物(B)または公知の潤滑性向上剤(C)を添加して潤滑油組成物を調製した。ここで用いたポリオルガノシロキサンは具体的には以下のとおりである:東レシリコーンSH200−50(25℃動粘度 50mm2/s、40℃動粘度 37mm2/s);東レシリコーンSH200−100(25℃動粘度 100mm2/s、40℃動粘度 77mm2/s);および東レシリコーンSH200−1000(25℃動粘度 1000mm2/s、40℃動粘度 670mm2/s)。公知の潤滑性向上剤としては、1,2,3−トリクロロベンゼン、塩素化パラフィン、4−クロロフェノール、または1−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)−3−メチルベンゼンを用いた。なお、比較例1は(B)および(C)のいずれも含まない。
〔潤滑油組成物の評価〕
上記のように調製した潤滑油組成物は、肉眼による状態観察を行い、常温における性状を「潤滑油組成物の状態」として表1に示した。また、潤滑油組成物の潤滑性を試験するため、ASTM D−2783に準拠してシェル四球試験を行った。その試験条件としては、荷重が980N、回転数が毎分600回転、および試験時間が30分である。得られた試験結果は磨耗痕(単位:mm)として表1に示した。
上記のように調製した潤滑油組成物は、肉眼による状態観察を行い、常温における性状を「潤滑油組成物の状態」として表1に示した。また、潤滑油組成物の潤滑性を試験するため、ASTM D−2783に準拠してシェル四球試験を行った。その試験条件としては、荷重が980N、回転数が毎分600回転、および試験時間が30分である。得られた試験結果は磨耗痕(単位:mm)として表1に示した。
表1に示したように、実施例1〜16では磨耗痕が0.35〜0.47mmであるのに対して、比較例1〜5では磨耗痕が0.53〜0.56mmと大きく、本発明の潤滑油組成物は極めて優れた潤滑性を有することがわかる。
本発明の潤滑油組成物は優れた潤滑性を有し、コンプレッサー油、圧延油、ギアー油、作動油、トラクションドライブ油、エンジン油、グリース用基油等に用いることができる。特に鋼−鋼間における潤滑性が要求される分野に用いる潤滑油組成物として極めて好ましい。
Claims (8)
- ポリオルガノシロキサン(A)および下記式1:
X2 nR(X1Rf)m (式1)
(式1中、X2はハロゲン原子を表す。X1はそれぞれ独立に酸素原子または硫黄原子を表し、Rfはそれぞれ独立に炭素数1〜8のポリフルオロアルキル基を表す。Rは芳香族基を表す。nおよびmはそれぞれが1以上であり、かつn+mがRで表される芳香族基の最大置換可能数以下の整数を表す。)
で表される含フッ素芳香族系化合物(B)を含有することを特徴とする潤滑油組成物。 - Rで表される前記芳香族基が、X2またはX1Rfで表される基以外の置換基をさらに1つ以上有することを特徴とする請求項1記載の潤滑油組成物。
- X2およびX1Rf以外の前記置換基が、メチル基、アミノ基、およびフェニル基から独立して選ばれた基であることを特徴とする請求項2に記載の潤滑油組成物。
- Rで表される前記芳香族基が、ベンゼン基またはナフタレン基であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の潤滑油組成物。
- 前記ポリオルガノシロキサン(A)100質量部に対し、前記含フッ素芳香族系化合物(B)0.1〜15質量部を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の潤滑油組成物。
- 40℃における前記潤滑油組成物の動粘度が0.5〜50000mm2/sであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の潤滑油組成物。
- 前記潤滑油組成物が作動油であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の潤滑油組成物。
- 前記潤滑油組成物が、グリース、コンプレッサー油、圧延油、またはギヤー油であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の潤滑油組成物。
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JP2012017392A (ja) * | 2010-07-07 | 2012-01-26 | Bridgestone Corp | 熱可塑性エラストマー組成物及びその成形体 |
WO2020116189A1 (ja) * | 2018-12-05 | 2020-06-11 | ダイキン工業株式会社 | 熱伝達組成物 |
CN114381139A (zh) * | 2020-10-16 | 2022-04-22 | 广州盛色科技有限公司 | 一种长耐候微胶囊型光致变色颜料及其油墨的制备 |
-
2004
- 2004-02-10 JP JP2004033268A patent/JP2005225906A/ja active Pending
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