JPH10168471A - 潤滑油組成物 - Google Patents

潤滑油組成物

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JPH10168471A
JPH10168471A JP11007397A JP11007397A JPH10168471A JP H10168471 A JPH10168471 A JP H10168471A JP 11007397 A JP11007397 A JP 11007397A JP 11007397 A JP11007397 A JP 11007397A JP H10168471 A JPH10168471 A JP H10168471A
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JP
Japan
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silicone oil
weight
compound
general formula
oil
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11007397A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Murata
博 村田
Kenichi Sanechika
健一 実近
Masanori Ikeda
池田  正紀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 芳香核を含有するシリコーンオイル
(A)と下記の一般式[I]で表される含フッ素芳香族
化合物(B)とからなる潤滑油組成物。 R(XRf)n [I] [但し、XはOまたはS原子を示し、Rはn価の芳香族
基を示す。nは1〜4の整数を表す。Rfはフッ素原子
含有基を示し、Rf中のフッ素原子の数/炭素原子の数
の比は0.6〜3.0である。nが2以上の場合には、
複数の種類のXRf基より構成されていても良い。] 【効果】 シリコーンオイルの欠点である潤滑性を著し
く改善し、かつ、高い耐熱耐酸化性、耐薬品性および優
れた低温特性、粘度温度特性、剪断抵抗性、電気特性を
満足する潤滑剤を提供できた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、含フッ素芳香族化
合物を含有する潤滑油組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコーンオイルは、耐熱耐酸化性や耐
薬品性、低温特性、粘度温度特性、剪断抵抗性、電気特
性等に優れるため、非常に有用なオイルとして種々の分
野で利用されている。しかしながら、シリコーンオイル
は潤滑性が悪いため、潤滑油としては限られた用途しか
使用できなかった。また、シリコーンオイルでは、極圧
添加剤や摩耗防止剤などの潤滑性改良剤が効きにくいた
め、潤滑性の改良が困難であった。
【0003】一方、特開平5−86382号公報および
特開平7−145100号公報には、次の一般式[I]
で表される含フッ素芳香族化合物とシリコーンオイルか
らなる組成物が潤滑油として有用であると記載されてい
る。 R(XRf)n [I] [但し、XはOまたはS原子。Rは炭素数6〜60個の
n価の芳香族基を示す。nは1〜4の整数を表す。Rf
はフルオロカーボン基、またはその部分置換体を表し、
Rf中の炭素原子の数は1〜25の範囲であり、かつ、
Rf中のフッ素原子の数/炭素原子の数の比は0.6〜
3.0である。なお、nが2以上の場合には、一般式
[I]で表される化合物は複数の種類のXRf基より構
成されていても良い。]
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、シリコーン
オイルの潤滑性能を著しく向上させた潤滑油組成物の提
供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記一般
式[l]で表される含フッ素芳香族化合物のシリコーン
オイルへの添加効果を最大限に発現する条件について鋭
意検討した。その結果、本発明者らは、一定量以上の芳
香核を含有したシリコーンオイルに一般式[l]で表さ
れる含フッ素芳香族化合物を添加した場合に、特に著し
い潤滑性改良効果を示すことを見出し、本発明を完成す
るに至った。
【0006】すなわち、本発明は、芳香核を少なくとも
5重量%含有するシリコーンオイル(A)と下記の一般
式[I]で表される含フッ素芳香族化合物(B)からな
り、該(B)成分を0.1〜99重量%含有し、かつ4
0℃での動粘度が0.5〜50000cStの範囲であ
ることを特徴とする潤滑油組成物に関する。 R(XRf)n [I] [但し、XはOまたはS原子。Rは炭素数6〜60個の
n価の芳香族基を示す。nは1〜4の整数を表す。Rf
はフルオロカーボン基、またはその部分置換体を表し、
Rf中の炭素原子の数は1〜25の範囲であり、かつ、
Rf中のフッ素原子の数/炭素原子の数の比は0.6〜
3.0である。なお、nが2以上の場合には、一般式
[I]で表される化合物は複数の種類のXRf基より構
成されていても良い。]
【0007】以下、本発明をさらに詳しく説明する。基
油として用いるシリコーンオイル(A)は、芳香核含有
量が少なくとも5重量%、好ましくは5〜86.5重量
%、さらに好ましくは10〜86.5重量%、特に好ま
しくは20〜86.5重量%の範囲のものである。芳香
核含有量が5重量%未満の場合には、目的とする良好な
潤滑特性が得られず、一方、86.5重量%を越えるシ
リコーンオイルは工業的に入手することが困難である。
シリコーンオイル(A)に含有される芳香核は、主とし
てフェニル基を示すが、フェニレン基、ビフェニル基、
ナフタレン基、アントラセン基等の芳香環であっても良
い。
【0008】具体的な例としては、フェニルシリコーン
オイル、メチルフェニルシリコーンオイルおよびこれら
の末端あるいはメチル基を各種官能基にて置換したもの
などが挙げられる。また、これらを単独または適当な割
合で混合して用いることが出来る。導入できる各種官能
基としては、例えば、水酸基、メルカプト基、カルボキ
シル基、アミノ基、エポキシ基、アルコキシ基、含ハロ
ゲンアルキル基などが挙げられる。ここに挙げたものは
あくまで代表例であって、実際に導入出来る官能基はこ
の限りではない。
【0009】また、上記のシリコーンオイル(A)と、
芳香核含有率が5%未満のシリコーンオイルを混合して
用いることもできる。この場合、シリコーンオイルの全
オイル重量に対する芳香核含有量は少なくとも5重量
%、好ましくは5〜86.5重量%、さらに好ましくは
10〜86.5重量%、特に好ましくは20〜86.5
重量%の範囲である。芳香核含有量が5重量%未満の場
合には、目的とする良好な潤滑特性が得られず、一方、
86.5重量%を越えるものは工業的に入手することが
困難である。
【0010】本発明の一般式[I]で表される含フッ素
芳香族系化合物(B)は、特開平5−86382号公報
および特開平7−145100号公報に開示されている
一般式[I]の含フッ素芳香族化合物と全く同等であ
り、例えば、以下の化合物を例示することが出来る。
【0011】
【化1】
【0012】本発明の一般式[I]で表される含フッ素
芳香族系化合物(B)は、特開平5−86382号公報
および特開平7−145100号公報に開示されている
一般式[I]の含フッ素芳香族化合物を、単独でまたは
複数の種類を混合して使用することが出来る。本発明に
おいて、一般式[I]で表される含フッ素芳香族化合物
(B)と上記シリコーンオイル(A)との混合割合は、
(B)成分が0.1〜99重量%、好ましくは1〜90
重量%、さらに好ましくは1〜50重量%の範囲であ
る。混合割合が0.1重量%未満の場合には、目的とす
る良好な潤滑特性が得られず、一方、混合割合が99重
量%を越える場合には、シリコーンオイルの有する優れ
た特性、例えば低温特性を活かすことが出来なくなる。
【0013】本発明のシリコーンオイル(A)および一
般式[I]で表される含フッ素芳香族系化合物(B)そ
れぞれの粘度に特に制約はない。例えば、シリコーンオ
イル(A)、あるいは一般式[I]で表される含フッ素
芳香族系化合物(B)が室温で固体であっても、シリコ
ーンオイル(A)と一般式[I]で表される含フッ素芳
香族系化合物(B)からなる潤滑油組成物がオイル状も
しくはグリース状であれば使用することが出来る。通
常、潤滑油組成物の40℃での動粘度は0.5〜500
00cStの範囲のものが好ましく、より好ましくは2
〜5000cSt、さらに好ましくは5〜1000cS
tのものが使用される。粘度があまり低すぎると充分な
潤滑性が得られず好ましくない。一方、粘度があまり高
くなりすぎると摺動部のトルクが高くなりすぎるため好
ましくない。
【0014】また、上記の潤滑油組成物に、他の添加
剤、例えば、腐食防止剤、酸化防止剤、油性向上剤、極
圧剤、清浄分散剤、粘度指数向上剤、流動点降下剤、消
泡剤などを混合して使用することもできる。さらに、増
稠剤を加えることによりグリースとしても使用できる。
また、本発明の潤滑油組成物はシリコーンオイル(A)
の特徴である耐熱耐酸化性、耐薬品製、低温特性、粘度
温度特性、剪断抵抗性、電気特性と一般式[I]で表さ
れる含フッ素芳香族系化合物(B)の特徴である高潤滑
性、耐熱耐酸化性、低吸湿性、電気絶縁性、いずれの特
性をも満足する潤滑剤となり得る。
【0015】したがって、本発明の潤滑油組成物は、コ
ンプレッサー油、圧延油、ギアー油、作動油、トラクシ
ョンドライブ油、エンジン油、グリース用基油や磁気記
録材料用潤滑油として有用である。また、それ以外の用
途として、ポリマー等の表面改質剤、離型剤、相溶化剤
や電気粘性流体や磁性流体用の基油を挙げることが出来
るが、これらに限定されるものではない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例などにより
更に具体的に説明するが、本発明の範囲はこれら実施例
などにより何ら限定されるものではない。 (参考反応例1)2−ナフトール25.0gと水酸化カ
リウム3.9gを、ジメチルスルホキシド55mlに溶
解させる。この溶液にヘキサフルオロプロペン三量体1
55.9gを加えた後、90℃で21時間撹拌した。室
温に戻してヘキサフルオロプロペン三量体層を分液し、
蒸留水で5回洗浄後、乾燥し溶媒等を除去することによ
り黄色透明のオイルを得る。単蒸留後[b.p.=10
5℃(0.1mmHg)]、黄色固体の化合物[S−
1]を74g得た(収率64%)。赤外線吸収スペクト
ル分析、質量分析(m/e=574(M+ ))よりこの
化合物[S−1]が以下の構造を有する化合物であるこ
とを確認した。
【0017】
【化2】
【0018】(参考反応例2)2−ナフトールの代わり
に、4−フェノキシフェノールを用いる以外は、参考反
応例1と全く同様にして、融点20℃の無色固体の化合
物[S−2]を58g得た(収率63%)。赤外線吸収
スペクトル分析、質量分析(m/e=616(M+ ))
よりこの化合物[S−2]が以下の構造を有する化合物
であることを確認した。
【0019】
【化3】
【0020】(参考反応例3)2,2’−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)オクタン100.0gと水酸化カリ
ウム7.3gを、ジメチルスルホキシド500mlに溶
解させる。この溶液を2l容量のオートクレーブに入れ
た。系内を脱気後、窒素ガスで常圧に戻し、反応容器を
60℃に加温し、テトラフルオロエチレンを導入し反応
を開始した。系内圧(ゲージ圧)が3〜4kg/cm2
に保たれるようにテトラフルオロエチレンを供給し、約
2時間反応させた。反応後の溶液からジメチルスルホキ
シドを減圧にて除去した後、蒸留水にて5回洗浄する。
乾燥後、単蒸留し[b.p.=200℃(0.1mmH
g)]、無色透明のオイル状の化合物[S−3]を15
2g得た(収率91%)。赤外線吸収スペクトル分析、
質量分析(m/e=498(M+ ))よりこの化合物
[S−3]が以下の構造を有する化合物であることを確
認した。40℃での動粘度は112cStであった。
【0021】
【化4】
【0022】(参考反応例4)α,α’−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)エチルベンゼン116gとトリエチ
ルアミン8.1gおよび純水28.8gをN,N’−ジ
メチルホルムアミド300mlに溶解させる。この溶液
を1l四つ口フラスコに入れ、湯浴にて40℃に加熱し
た後、撹拌しながらヘキサフルオロプロペンを徐々に吹
き込む。ガスクロマトグラフィーにて反応追跡した結
果、約3時間で反応は完結した。反応後の溶液からトリ
エチルアミンおよびN,N’−ジメチルホルムアミドを
減圧にて除去した後、トルエン200mlを加えて溶液
にし蒸留水にて5回洗浄する。トルエンおよび水を減圧
にて除去・乾燥した後、単蒸留し[b.p.=185℃
(0.1mmHg)]、次の構造を有する薄黄色透明の
オイル状の化合物[S−4]を216g得た。
【0023】
【化5】
【0024】赤外線吸収スペクトル分析、ガスクロマト
グラフィー分析、質量分析よりオイル[S−4]は以下
の構造を有する化合物の混合物であることを確認した。
【化6】
【化7】
【0025】
【化8】
【0026】[S−4]中の各成分の組成比はガスクロ
マトグラフィー面積比で、[S−4A]/[S−4B]
/[S−4C]=73/25/2であった。ガスクロマ
トグラフィーの相対モル感度をすべて1として計算した
ところ、収率は92%であった。さらに、F19−NMR
スペクトル分析を行い、化合物[S−4B]にはペンタ
フルオロプロペニル基の構造異性体により、シス体とト
ランス体があること、また化合物[S−4C]には同様
にシス−シス体、シス−トランス体、トランス−トラン
ス体があることを確認した。化合物[S−4]の40℃
での動粘度は376cStであった。
【0027】(参考反応例5)α,α’−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)エチルベンゼンの代わりに、2,
2’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンを用い
る以外は、参考反応例4と全く同様にして、無色透明の
オイル状の化合物[S−5]を253g得た(収率94
%)。赤外線吸収スペクトル分析、ガスクロマトグラフ
ィー分析、質量分析(m/e=528、508、488
(M+ ))よりこの化合物[S−5]が以下の構造を有
する化合物の混合物であることを確認した。
【0028】
【化9】
【0029】(実施例1)メチルフェニルシリコーンオ
イルとして、芳香核を約40重量%含有するKF−54
(信越化学工業株式会社製;商品名)、一般式[I]の
含フッ素芳香族系化合物として[S−1]をそれぞれ混
合して調製した混合オイルの潤滑特性を調べた。 <潤滑特性試験>神鋼造機株式会社製ファレックス型摩
擦試験機を用いて、予め秤量しておいたジャーナルピン
(F−1500−52)およびVブロック(F−150
0−51)を取り付け、オイルを入れた受け皿にテスト
ピースを浸し油温を60℃にする。ジャーナルピンを2
90rpmにて回転させ、20lb加重した状態にて5
分間慣らし運転した後に、50lbまで昇圧しその荷重
にて1時間荷重し続ける。その後テストピースを再秤量
し、荷重前後のテストピースの重量変化を測定し摩耗量
とする。上記の方法で、本発明に用いられる各種混合オ
イルの摩耗量を測定した結果を表1に示す。
【0030】(実施例2)前述のメチルフェニルシリコ
ーンオイルと、一般式[I]の含フッ素芳香族系化合物
として[S−2]を混合して調製した混合オイルの摩耗
量を、実施例1と同様にして測定した結果を実施例1と
共に表1に示す。 (実施例3)前述のメチルフェニルシリコーンオイル
と、一般式[I]の含フッ素芳香族系化合物として[S
−3]を混合して調製した混合オイルの摩耗量を、実施
例1と同様にして測定した結果を実施例1と共に表1に
示す。
【0031】(実施例4)前述のメチルフェニルシリコ
ーンオイルと、一般式[I]の含フッ素芳香族系化合物
として[S−4]を混合して調製した混合オイルの摩耗
量を、実施例1と同様にして測定した結果を実施例1と
共に表1に示す。 (実施例5)前述のメチルフェニルシリコーンオイル
と、一般式[I]の含フッ素芳香族系化合物として[S
−5]を混合して調製した混合オイルの摩耗量を、実施
例1と同様にして測定した結果を実施例1と共に表1に
示す。
【0032】(実施例6)メチルフェニルシリコーンオ
イルとして、芳香核を約71重量%含有するSH705
(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製)、一
般式[I]の含フッ素芳香族系化合物として[S−1]
をそれぞれ混合して調製した混合オイルの摩耗量を、実
施例1と同様にして測定した結果を実施例1と共に表1
に示す。
【0033】(比較例1)前述のメチルフェニルシリコ
ーンオイル単独での摩耗量を、実施例1と同様にして測
定した結果を実施例1と共に表1に示す。 (比較例2)前述のメチルフェニルシリコーンオイル
に、極圧添加剤としてトリクレジルホスフェート(TC
P)を添加し、その摩耗量を実施例1と同様にして測定
した結果を実施例1と共に表1に示す。
【0034】(比較例3)芳香核を全く含まないジメチ
ルシリコーンオイルKF−96−100cSt(信越化
学工業株式会社製)に、一般式[I]の含フッ素芳香族
系化合物として前述の[S−1]を添加した場合の摩耗
量を実施例1と同様にして測定した結果を実施例1と共
に表1に示す。 (比較例4)前述のジメチルシリコーンオイル単独での
摩耗量を、実施例1と同様にして測定した結果を実施例
1と共に表1に示す。
【0035】
【表1】 以上の結果より、芳香核を含有するシリコーンオイル
と、一般式[I]で示される含フッ素芳香族系化合物と
から成る潤滑油組成物は、潤滑性が著しく向上している
ことがわかる。
【0036】
【発明の効果】本発明の潤滑油組成物により、シリコー
ンオイルの欠点である潤滑性を著しく改善し、かつ、高
い耐熱耐酸化性、耐薬品性および優れた低温特性、粘度
温度特性、剪断抵抗性、電気特性を満足する潤滑剤を提
供できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香核を少なくとも5重量%含有するシ
    リコーンオイル(A)と下記の一般式[I]で表される
    含フッ素芳香族化合物(B)からなり、該(B)成分を
    0.1〜99重量%含有し、かつ40℃での動粘度が
    0.5〜50000cStの範囲であることを特徴とす
    る潤滑油組成物。 R(XRf)n [I] [但し、XはOまたはS原子。Rは炭素数6〜60個の
    n価の芳香族基を示す。nは1〜4の整数を表す。Rf
    はフルオロカーボン基、またはその部分置換体を表し、
    Rf中の炭素原子の数は1〜25の範囲であり、かつ、
    Rf中のフッ素原子の数/炭素原子の数の比は0.6〜
    3.0である。なお、nが2以上の場合には、一般式
    [I]で表される化合物は複数の種類のXRf基より構
    成されていても良い。]
JP11007397A 1996-10-07 1997-04-14 潤滑油組成物 Withdrawn JPH10168471A (ja)

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JP8-282906 1996-10-07
JP28290696 1996-10-07
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008248791A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Toyota Motor Corp 密封型ラッシュアジャスタ
JP2008309009A (ja) * 2007-06-12 2008-12-25 Toyota Motor Corp 密封型ラッシュアジャスタ

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JP2008248791A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Toyota Motor Corp 密封型ラッシュアジャスタ
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