JP2005225415A - シートトラック - Google Patents

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Abstract

【課題】 係合音が小さなシートトラックを提供することを課題とする。
【解決手段】 複数のロック穴(被係合部)65が設けられたロアレール51と、ロアレール51に移動可能に係合するアッパレール57と、アッパレール57に移動可能に設けられ、ロック穴(被係合部)65と係脱可能な係合部を有するロックレバー手段62と、ロックレバー手段62を付勢するトーションスプリング(第1付勢手段)81と、アッパレール57に移動可能に設けられ、ロックレバー手段62の係合部がロック穴(被係合部)65より離脱する方向にロックレバー手段62を押圧可能な突起部(当接部)97を有するオープン手段90とを有するシートトラックにおいて、オープン手段90の突起部(当接部)97がロックレバー手段62に当接する方向に付勢するスプリング(第2付勢手段)99を設け、更に、スプリング99の付勢力をトーションスプリング81の付勢力より小さく設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、 フロア側に設けられ、その側面に複数の被係合部が設けられたロアレールと、
シートが設けられ、前記ロアレールに移動可能に係合するアッパレールと、
該アッパレールに移動可能に設けられ、前記被係合部と係脱可能な係合部を有するロックレバー手段と、
前記係合部が前記被係合部に係合する方向に前記ロックレバー手段を付勢する第1付勢手段と、
前記アッパレールに移動可能に設けられ、前記ロックレバー手段の係合部が前記被係合部より離脱する方向に前記ロックレバー手段を押圧可能な当接部を有するオープン手段と、
を有するシートトラックに関する。
シートを前後方向に移動させるシートトラックには、その移動を禁止するロック機構が設けられる。このロック機構としては、例えば、図12、図13に示すような構成のものがある。図において、フロア側に設けられるロアレール1には、その側面に複数の被係合部としてのロック穴3が形成されている。ロアレール1には、図示しないシートが設けられるアッパレール5が移動可能に係合している。このロアレール1とアッパレール5とからなるシートトラックは、シート下面の両サイドにそれぞれ設けられている。
アッパレール5には、ロックレバー手段7が設けられる。ロックレバー手段7は、アッパレール5に沿って回転可能に設けられたシャフト9と、このシャフト9に固着され、ロアレール1のロック穴3に係脱可能な係合部としてのロック歯11が形成されたロックレバー13と、シャフト9に巻回され、ロック歯11がロック穴3に係合する方向にロックレバー13を付勢する第1付勢手段としてのスプリング15とからなっている。
アッパレール5には、更に、オープン手段17が設けられる。このオープン手段17は、中間部がシャフト19を用いてアッパレール5に回転可能に設けられたオープンブラケット21と、オープンブラケット21に取り付けられるループハンドル23とからなる。オープンブラケット21の一方の回転端部側には、ロックレバー13のシャフト9の半径方向に伸びた被当接部13aに当接可能な当接部25が形成されている。オープンブラケット21の他方の回転端部側にループハンドル23の一方の端部側が接続され、このループハンドル23の他方の端部側は、他方のシートトラックのオープンブラケットに接続され、このループハンドル23を上方に持ち上げることにより、両方のシートトラックのオープンブラケット21を回転させ、ロックレバー13のロック歯11をロック穴3から離脱させることが可能となっている。
そして、トーションスプリング31により、オープンブラケット21はその当接部25がロックレバー13の被当接部13aより離れる方向に付勢されている(例えば、特許文献1参照。)。
次に、上記構成の作動を説明する。通常、スプリング15の付勢力により、ロックレバー13のロック歯11がロアレール1のロック穴3に係合し、アッパレール5のロアレール1に対する移動が禁止されるロック状態となっている。ここで、シート着座者がループハンドル23をトーションスプリング31の付勢力に抗して上方に持ち上げると、オープンブラケット21の当接部25がロックレバー13の被当接部13aをスプリング15の付勢力に抗して押し、ロックレバー13はそのロック歯11がロック穴3から離脱する方向に回転し、アッパレール5はロアレール1に対して移動可能となるロック解除状態となる。
所望に位置までアッパレール(シート)5を移動させた後、ループハンドル23を持ち上げている力を解除すると、オープンブラケット21の当接部25がロックレバー13の被当接部13aから離脱する方向に移動する。ロックレバー13もスプリング15の付勢力により、その被当接部13aがオープンブラケット21の当接部25を押しながら回転し、ロックレバー13のロック歯11がロアレール1のロック穴3に係合し、再びロック状態となる。
特開2001−171399号公報(第3頁−第4頁、図1、図2)
図12、図13に示すようなシートトラックにおいて、ループハンドル23を操作して、ロック解除状態とし、シートを移動させた後、再びロック状態とするために、ループハンドル23を持ち上げる操作を解除しても、ロックレバー13のロック歯11がロアレール1のロック穴3に係合するロック状態に復帰しない場合がある。すなわち、ロックレバー13のロック歯11が、ロック穴3とロック穴3との間のロアレール1の側面に当接する場合である。このような場合、シート着座者がアッパレール(シート)5をロアレール1に沿って移動させることによりロックレバー13のロック歯11がロアレール1の隣接するロック穴3に係合し、ロック状態となる。
しかし、ロックレバー13のロック歯11が、ロック穴3とロック穴3との間のロアレール1の側面に当接している状態では、オープンブラケット21はトーションスプリング31の付勢力により元位置に復帰してしまうので、オープンブラケット21の当接部25と、ロックレバー13の被当接部13aとの間には、隙間が発生する。そして、アッパレール(シート)5をロアレール1に沿って移動させて、ロックレバー13のロック歯11を隣接するロック穴3に係合させた場合、係合時に大きな係合音が発生する問題点がある。
これは、ロック状態からアンロック状態にする場合、ロック歯11が直接ロアレール1のロック穴3に係合する場合は、スプリング15の付勢力によりロックレバー13の被当接部13aがオープンブラケット21の当接部25を押しながら係合するので、スプリング15の付勢力は、オープンブラケット21、ループハンドル23、ロックレバー13、すなわち、ロックレバー手段7、オープン手段17を回転させるのに用いられる。一方、ロック歯11がロック穴3とロック穴3との間のロアレール1の側面に一旦当接した場合は、係合時スプリング15の付勢力はロックレバー13のみ、すなわち、ロックレバー手段のみを回転させるのに用いられる。従って、ロックレバー手段7(ロックレバー13)に大きな加速度が作用することで、係合音が大きくなると考えられる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、ロックレバー手段の係合部と、アッパレールの被係合部との係合時に、係合音が小さなシートトラックを提供することにある。
請求項1に係る発明は、フロア側に設けられ、その側面に複数の被係合部が設けられたロアレールと、シートが設けられ、前記ロアレールに移動可能に係合するアッパレールと、該アッパレールに移動可能に設けられ、前記被係合部と係脱可能な係合部を有するロックレバー手段と、前記係合部が前記被係合部に係合する方向に前記ロックレバー手段を付勢する第1付勢手段と、前記アッパレールに移動可能に設けられ、前記ロックレバー手段の係合部が前記被係合部より離脱する方向に前記ロックレバー手段を押圧可能な当接部を有するオープン手段と、を有するシートトラックにおいて、前記オープン手段の当接部が前記ロックレバー手段に当接する方向に付勢する第2付勢手段を設け、更に、前記第2付勢手段の付勢力を前記第1付勢手段の付勢力より小さく設定したことを特徴とするシートトラック。
通常、第2付勢手段の付勢力により、アッパレールに設けられたオープン手段の当接部は、アッパレールに設けられたロックレバー手段を押接し、ロックレバー手段はその係合部がロアレールの被係合部より離脱する方向に付勢されている。しかし、第1付勢手段の付勢力は第2付勢手段の付勢力より大きく設定されているので、ロックレバー手段の係合部は、ロアレールの複数の被係合部のうちのいずれかの被係合部に係合し、アッパレールのロアレールに対する移動は禁止されるロック状態となっている。
ここで、オープン手段に操作力を加え、オープン手段の当接部がロックレバー手段を更に押接すると、第1付勢手段の付勢力に抗してロックレバー手段の係合部はロアレールの被係合部より離脱して、アッパレールはロアレールに対して移動可能となるロック解除状態となる。
所望の位置までアッパレールを移動させた後、オープン手段への操作力を解除すると、第1付勢手段の付勢力によりロックレバー手段は、その係合部がロアレールの複数の被係合部のうちのいずれかの被係合部に係合すると供に、オープン手段は第2付勢手段の付勢力に抗して元位置まで復帰する。
請求項1に係る発明によれば、前記オープン手段の当接部が前記ロックレバー手段に当接する方向に付勢する第2付勢手段を設けたことにより、オープン手段の当接部は常にロックレバー手段に当接する。
従って、ロックレバー手段の係合部がロアレールの複数の被係合部間に一旦当接した後、ロアレールの被係合部に係合する場合でも、第1付勢手段の付勢力は、第2付勢手段の付勢力に抗してロックレバー手段とオープン手段とを移動させるのに用いられる。このため、ロックレバー手段に作用する加速度が小さくなり、ロックレバー手段の係合部とロアレールの被係合部との係合時の係合音が小さくなる。
図面を用いて本発明の形態例を説明する。最初に、本形態例のシートトラックの斜視図である図1を用いて全体構成を説明する。シートには通常2つのシートトラックが並設して設けられるが図1に示す構成はその一方のシートトラックを示している。
ロアレール51は、その前方下面に位置決めを行なうピン52を用いて取付けられるフロントブラケット53、その後方下面にピン54を用いて取付けられるリアブラケット55を介してフロアに設けられる。このロアレール51には、シートが設けられるアッパレール57が移動可能に係合している。アッパレール57の前方上面には、ピン56を用いてシート取付用のブラケット58が設けられ、後方上面にはシート取付け用のウエルドボルト60が設けられている。
ここで、アッパレール57に設けられるロックレバー手段62を説明する。アッパレール57の移動方向と平行にロッド59が配設されている。このロッド59は、軸本体部61と、軸本体部の一方の端部に折り曲げ加工により形成されたクランク部63とからなっている。
ロアレール51の側面には、被係合部としての複数のロック穴65が設けられている。ロッド59の軸本体部61には、ロアレール51のロック穴65に係合可能なロックレバー67が取付けられている
アッパレール57には、ロッド59の軸本体部61をその軸を中心に回転可能に支持する第1ブラケット71と第2ブラケット73とがピン72、ピン74を用いて取付けられている。
そして、ロッド59の軸本体部61がその軸を中心に回転することにより、ロックレバー67がロック穴65に係脱し、係合時にはロアレール51に対するアッパレール57の移動が禁止されるロック状態、離脱時にはアッパレール57の移動が許可されるロック解除状態となる。更に、一端部がアッパレール57に係止され、他端部がロックレバー67に係止されるトーションスプリング(第1付勢手段)81により、ロッド59はロックレバー67がロック穴65に係合する方向に付勢されている。
次に、アッパレール57に設けられるオープン手段90を説明する。本形態例では、第2ブラケット73には、ピン91を用いてオープンブラケット93が取付けられ、このオープンブラケット93はピン91を中心に回転可能となっている。このオープンブラケット93には、ループハンドル95の一方の端部側が取付けられている。更に、このループハンドル95の他方の端部側は、他方のシートトラックのオープンブラケットに取付けられている。更に、オープンブラケット93には、ロッド59のクランク部63に当接可能な突起部(当接部)97が形成されている。ループハンドル95の中間部分を上方向(図において矢印I方向)に引き上げると、オープンブラケット93がピン91を中心に回転し、その突起部97がロッド59のクランク部63を押し上げる。これによりロッド59の軸本体部61がその軸を中心に回転し、ロックレバー67がロック穴65より離脱し、ロック解除状態となるようになっている。又、中間部がピン91に巻回され、一方の端部がオープンブラケット93に係止され、他方の端部がアッパレール57に係止されたスプリング(第2付勢手段)99により、オープンブラケット93はその突起部(当接部)97がロッド59のクランク部63に当接する方向に付勢されている。そして、この第2付勢手段であるスプリング99の付勢力は、第1付勢手段であるトーションスプリング81の付勢力より小さく設定されている。
次に、図2〜図11を用いて各部の詳細な説明を行う。図2は形態例のシートトラックの側面図、図3は図2の上面図、図4は図2の切断線A−Aでの断面図、図5は図2の切断線B−Bでの断面図、図6は図2の切断線C−Cでの断面図、図7は図2の切断線D−Dでの断面図、図8は図2の切断線F−Fでの断面図、図9は図2の切断線G−Gでの断面図、図10は図2の切断線H−Hでの断面図、図11は図1の第2ブラケットとロッドとの取付を説明する図である。
図5〜図10に示すように、ロアレール51、アッパレール57は非対称の一様断面形状である。よって、図9を用いて説明し、他の図では必要か所以外の符号は省略する。図9に示すように、ロアレール51は、フロアと略平行に設けられた基底部112と、基底部112の一方の端部より折曲し、フロアから離れる方向に延出する第1側壁部113と、基底部112の他方の端部より折曲し、フロアから離れる方向に延出する第2側壁部115と、第1側壁部113の上方の端部から、基底部112方向に向かう第1垂下部117と、第2側壁部115の上方の端部から、基底部112方向に向かう第2垂下部119とからなっている。
アッパレール57は、フロアと略平行に設けられた天部212と、天部212の一方の端部より折曲し、ロアレール51の第1垂下部117と第2垂下部119との間の空間を介してロアレール51内へ延出する第1側壁部213と、天部212の他方の端部より折曲し、ロアレール51の第1垂下部117と第2垂下部119との間の空間を介してロアレール51内へ延出する第2側壁部215と、第1側壁部213の下方の端部より、略J字形をなし、第1剥離防止部として機能するロアレール51の第1側壁部113、第1垂下部117で形成される空間へ延出する第1跳上部(第1フランジ部)217と、第2側壁部215の下方の端部より、略J字形をなし、第2剥離防止部として機能するロアレール51の第2側壁部115、第2垂下部119で形成される空間へ延出する第2跳上部(第2フランジ部)219とからなっている。
又、図2、図3、図4に示すように、ロアレール51の前方の端部には、樹脂でなるプロテクタ251が、アッパレール57の前方の端部にも樹脂でなるプロテクタ253が取付けられている。
そして、図3、図5、図9に示すように、ロアレール51の第1側壁部113と、アッパレール57の第1跳上部217との間、ロアレール51の第2側壁部115と、アッパレール57の第2跳上部219との間には、一箇所あたり4つの鋼球301、鋼球301′が配置され、ロアレール51に対するアッパレール57のスムーズな移動をならしめている。4つの鋼球301、鋼球301′はリテーナ303、リテーナ303′でその間隔が保持されるようになっている。一方、図6に示すように、ロアレール51の基底部112には、ロアレール51内に突出するピン305が設けられている。又、図9に示すように、ピン54はロアレール51内に突出している。アッパレール57がロアレール51に対して移動すると、4つの鋼球301、リテーナ303、及び4つの鋼球301′、リテーナ303′も移動する。4つの鋼球301、リテーナ303は、リテーナ303がプロテクタ251とピン305とに当接する範囲内にその移動は規制されている。4つの鋼球301′、リテーナ303′は、リテーナ303′がピン305とピン54とに当接する範囲内にその移動は規制されている。
次に、図2、図3、図7、図8を用いて、第1ブラケット71回りを説明する。図2、図3に示すように、第1ブラケット71の両端には、それぞれ立壁部341、立壁部343が形成され、これら立壁部341、立壁部343にはロッド59の軸本体部61が挿通する穴341a、穴343aが形成されている。そして立壁部341と立壁部343との間にロックレバー67が配置され、ロックレバー67が取付けられたロッド59の軸方向の移動が禁止されている。
図3、図7に示すように、第1ブラケット71には、ロックレバー67に形成された係合部としての3つのロック歯351が挿通可能な3つの穴353が形成されている。又、図7に示すように、本形態例では、ロアレール51の第1側壁部113のロック穴65のみならず、第1垂下部117にも第1側壁部113のロック穴65に対向するロック穴66が形成されている。更に、アッパレール57の第1跳上部217、第1側壁部213には、第1ブラケット71の穴353に対向する穴355、穴357が形成されている。従って、ロック時には、ロックレバー67のロック歯351は、第1ブラケット71の穴353、ロアレール51の第1側壁部113のロック穴65、アッパレール57の第1跳上部217の穴355、ロアレール51の第1垂下部117のロック穴66、アッパレール57の第1側壁部213の穴357まで係合し、高ロック強度が得られるようになっている。以下、本明細書での「ロック歯351がロック穴65に係合」という記載は、「ロック歯351が、第1ブラケット71の穴353、ロアレール51の第1側壁部113のロック穴65、アッパレール57の第1跳上部217の穴355、ロアレール51の第1垂下部117のロック穴66、アッパレール57の第1側壁部213の穴357まで係合する状態」をいう。
又、図8に示すように、第1ブラケット71には、ロックレバー67に形成された穴361に遊嵌する突起363が形成されている。突起363が穴361に嵌合することにより、ロック状態の際、シートの前後方向のガタ押さえとして機能する。
更に、図2、図10に示すように、アッパレール57の後部の内壁面には、ピン401を用いてストッパプレート403が取付けられている。このストッパプレート403のアッパレール57の断面方向の壁面403a(図2参照)が、ピン305とピン54とに当接する範囲内でアッパレール57の移動範囲が規制されている。
次に、図2、図3、図5、図6を用いて、第2ブラケット73回りを説明する。これらの図に示すように、オープンブラケット93には、ループハンドル95を固定するためにスプリング371が設けられている。
又、図2、図3、図5に示すように、第2ブラケット73には、
オープンブラケット93と当接可能なストッパ部383が形成されている。このストッパ部383にオープンブラケット93が当接することにより、それ以上のオープンブラケット93の回転が禁止されることとなる。
さらに、前述したオープンブラケット93を付勢するスプリング99は、その一方の端部がアッパレール57側のストッパ部383に係止され、他方の端部がオープンブラケット93に係止されている。
そして、図1、図3、図11に示すように、ロッド59の軸本体部61の周面の下部が嵌合可能なV字形の溝が形成された第1軸受部411と、第1軸受部411とロッド59の軸本体部61の軸方向にロッド59のクランク部63が挿通可能な隙間としての穴415を介して設けられ、ロッド59の軸本体部61の周面の上部が嵌合可能なV字形の溝が形成された第2軸受部413が形成されている。ロッド59を組付ける際に、最初に第2ブラケット173をアッパレール57に取付けておく。次に、クランク部63が形成され、ロックレバー67が取付けられたロッド59と、このロッド59を回転可能に支持する第1ブラケット71とからなる組立体を取付けるが、この時、図10(a)に示すように、ロッド59のクランク部63を第2ブラケット173の第1軸受部411と、第2軸受部413との間の穴415に挿通させた後、図10(b)に示すように、クランク部63を先頭にロッド59をその軸方向に移動させることで、ロッド59は第2ブラケット173によって回転可能に支持される状態となる。そして、第1ブラケット71を取付ける。
次に、上記構成の作動を説明する。
通常、スプリング(第2付勢手段)99の付勢力により、アッパレール57に設けられたオープン手段90のオープンブラケット93の突起部(当接部)97は、アッパレール57に設けられたロックレバー手段62のロッド59のクランク部63を押接し、ロックレバー手段62のロックレバー67はそのロック歯(係合部)351がロアレール51のロック穴(被係合部)65より離脱する方向に付勢されている。しかし、トーションスプリング(第1付勢手段)81の付勢力はスプリング(第2付勢手段)99の付勢力より大きく設定されているので、ロックレバー手段62のロックレバー67のロック歯(係合部)351は、ロアレール51の複数のロック穴(被係合部)65のうちのいずれかのロック穴65に係合し、アッパレール57のロアレール51に対する移動は禁止されるロック状態となっている。
ここで、オープン手段90のループハンドル95の中間部分を上方向(図1において矢印I方向)に引き上げると、オープン手段90のオープンブラケット93の突起部(当接部)97がロックレバー手段62のロッド59のクランク部63を更に押接し、押し上げる。すると、トーションスプリング(第1付勢手段)81の付勢力に抗してロックレバー手段62のロックレバー67のロック歯(係合部)351はロアレール51のロック穴(被係合部)65より離脱して、アッパレール57はロアレール51に対して移動可能となるロック解除状態となる。
所望の位置までアッパレール57を移動させた後、オープン手段90への操作力を解除すると、トーションスプリング(第1付勢手段)81の付勢力によりロックレバー手段62は、そのロックレバー67のロック歯(係合部)351がロアレール51の複数のロック穴(被係合部)65のうちのいずれかのロック穴に係合すると供に、オープン手段90のオープンブラケット93、ループハンドル95はスプリング(第2付勢手段)99の付勢力に抗して元位置まで復帰する。
上記構成によれば、オープン手段90のオープンブラケット93の突起部(当接部)97がロックレバー手段62のロッド59のクランク部63に当接する方向に付勢するスプリング(第2付勢手段)99を設けたことにより、オープン手段90のオープンブラケット93の突起部(当接部)97は常にロックレバー手段62のロッド59のクランク部63に当接する。
従って、ロックレバー手段62のロックレバー67のロック歯(係合部)351がロアレール51の複数のロック穴65間の側面に一旦当接した後、ロアレール51のロック穴(被係合部)65に係合する場合でも、トーションスプリング(第1付勢手段)81の付勢力は、スプリング(第2付勢手段)99の付勢力に抗してロックレバー手段(ロックレバー67とロッド59)62とオープン手段(オープンブラケット93とループハンドル95)90とを移動させるのに用いられる。このため、ロックレバー手段62のロックレバー67に作用する加速度が小さくなり、ロックレバー手段62のロックレバー67のロック歯(係合部)351とロアレール51のロック穴(被係合部)65との係合時の係合音が小さくなる。
又、ロックレバー67のロック歯(係合部)351がロアレール51の複数のロック穴(被係合部)65のうちのいずれかのロック穴に係合した直後には、慣性により、オープン手段(ループハンドル95とオープンブラケット93)90は単独で振動し、その振動によりオープンブラケット93の突起部97がロックレバー手段62のロッド59のクランク部63をロック方向に押すことにより、ロック強度がさらに向上する。
本形態例のシートトラックの斜視図である。 形態例のシートトラックの側面図である。 図2の上面図である。 図2の切断線A−Aでの断面図である。 図2の切断線B−Bでの断面図である。 図2の切断線C−Cでの断面図である。 図2の切断線D−Dでの断面図である。 図2の切断線F−Fでの断面図である。 図2の切断線G−Gでの断面図である。 図2の切断線H−Hでの断面図である。 図1の第2ブラケットとロッドとの取付を説明する図である。 従来のシートトラックを説明する側面図である。 図12のアッパレールの斜視図である。
符号の説明
51 ロアレール
57 アッパレール
62 ロックレバー手段
65 ロック穴(被係合部)
81 トーションスプリング(第1付勢手段)
90 オープン手段
97 突起部(当接部)
99 スプリング(第2付勢手段)

Claims (1)

  1. フロア側に設けられ、その側面に複数の被係合部が設けられたロアレールと、
    シートが設けられ、前記ロアレールに移動可能に係合するアッパレールと、
    該アッパレールに移動可能に設けられ、前記被係合部と係脱可能な係合部を有するロックレバー手段と、
    前記係合部が前記被係合部に係合する方向に前記ロックレバー手段を付勢する第1付勢手段と、
    前記アッパレールに移動可能に設けられ、前記ロックレバー手段の係合部が前記被係合部より離脱する方向に前記ロックレバー手段を押圧可能な当接部を有するオープン手段と、
    を有するシートトラックにおいて、
    前記オープン手段の当接部が前記ロックレバー手段に当接する方向に付勢する第2付勢手段を設け、
    更に、前記第2付勢手段の付勢力を前記第1付勢手段の付勢力より小さく設定したことを特徴とするシートトラック。
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