JP2005224506A - 保温装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器に収容された食材の温度の不均一性を改善できるとともに、食材の乾燥劣化を抑制することができる保温装置を提供する。
【解決手段】保温装置1は、水を収容する蒸気発生室24と、前記蒸気発生室24に収容された水を加熱する熱源4と、前記熱源4によって水が加熱されることにより発生する蒸気を、食材容器7の加熱用と食材容器7に収容された食材16への吹き付け用とに振り分ける蒸気振り分け機構32、33と、前記蒸気振り分け機構により食材16への吹き付け用に振り分けられた蒸気を、吹き付け位置へと導く蒸気導出部材9とを備えている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば、レストランやホテル等においてバイキング形式の食事やビュッフェ形式のパーティ等を行う場合に、調理済み等の食材を収容した皿等の容器を加熱して食材を保温するのに用いられる保温装置に関する。
この種の保温装置として、従来より、熱源として固形燃料やアルコールランプ、あるいはヒータを用いて、調理済み食材を収容した陶器製や金属製の容器を直接加熱して食材を保温する形式のものが知られている。
しかしながら、熱源として固形燃料やアルコールランプを用いた保温装置では、食材容器が局部的に加熱されるため、容器に収容された食材の温度が不均一になるのみならず、食材が乾燥して劣化しやすくなり、このため一定時間経過すると味覚的にも外観的にも一定品質を維持するのが難しいという欠点があった。また、ヒータを用いた場合にも、食材が乾燥して劣化しやすくなるという欠点については、同じであった。
なお、容器に収容された食材の温度の不均一性を改善するため、金属製の受け皿部材の上に食材容器を載置して熱源により受け皿部材を加熱し、受け皿部材の温度上昇により食材容器を伝熱加熱して食材を保温することや、受け皿部材に水を張りこの水の中に食材容器を配置することにより、食材容器を伝熱加熱して保温することが行われている。
しかし、容器に収容された食材の温度の不均一性はある程度改善されるものの、食材の乾燥劣化については解消することができなかった。
この発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたものであって、容器に収容された食材の温度の不均一性を改善できるとともに、食材の乾燥劣化を抑制することができる保温装置の提供を課題とする。
上気課題を解決するために、この発明は、以下の手段を提供する。
(1)水を収容する蒸気発生室と、前記蒸気発生室に収容された水を加熱する熱源と、前記熱源によって水が加熱されることにより発生する蒸気を、食材容器の加熱用と食材容器に収容された食材への吹き付け用とに振り分ける蒸気振り分け機構と、前記蒸気振り分け機構により前記食材への吹き付け用に振り分けられた蒸気を、吹き付け位置へと導く蒸気導出部材と、を備えたことを特徴とする保温装置。
(2)前記蒸気振り分け機構によって振り分けられる食材容器の加熱用蒸気と食材への吹き付け用蒸気との振り分け割合を可変操作する操作部が設けられている前項1に記載の保温装置。
(3)前記蒸気振り分け機構は、蒸気発生室の水量を仕切る仕切り部材を備え、この仕切り部材の仕切り位置を移動させることにより振り分け割合を可変にする前項2に記載の保温装置。
(4)前記食材容器は、金属製受け皿部材とこの受け皿部材に載置される軟質の伝熱緩衝材とを介して、前記保温用蒸気によって加熱される前項1〜3のいずれかに記載の保温装置。
(5)前記食材容器は、その下面に前記保温用蒸気を直接接触されることによって加熱される前項1〜3のいずれかに記載の保温装置。
前項(1)に係る発明によれば、発生した蒸気が蒸気振り分け機構により食材容器加熱用と食材への吹き付け用に振り分けられるから、食材容器が蒸気によって加熱されるとともに、食材への吹き付け用蒸気は蒸気導出部材によって吹き付け位置へと導かれ、この位置で食材へ吹き付けられる。従って、食材は上下から加熱保温される結果、食材保温温度の均一化を図ることができるとともに、蒸気の吹き付けによる水分供給によって、食材の乾燥劣化を抑制でき、その結果、時間が経過しても出来上がりと同様の味覚、外観状態を保持することができる。
しかも、食材への蒸気の吹き付け状態を外部から視認できるから、看者に保温感、新鮮味を感じさせることができるというデモンストレーション効果もある。
前項(2)に係る発明によれば、蒸気振り分け機構によって振り分けられる食材容器の加熱用蒸気と食材への吹き付け用蒸気との振り分け割合を、操作部によって可変操作可能であるから、食材の種類などに応じて好適な保温状態を確保することができる。即ち、食材には水分の多いもの、少ないもの、乾き易いもの、乾きにくいもの等があり、振り分け割合を調整することにより、食材にとって最適な温度、湿度を長時間にわたって確保維持することができる。
前項(3)に係る発明によれば、蒸気振り分け機構は、蒸気発生室の水量を仕切る仕切り部材を備え、この仕切り部材の仕切り位置を移動させることにより振り分け割合を可変にするから、蒸気振り分け機構を簡単な構成で実現することができる。
前項(4)に係る発明によれば、食材容器は、金属製受け皿部材とこの受け皿部材に載置される軟質の伝熱緩衝材とを介して、前記保温用蒸気によって加熱されるから、受け皿部材と伝熱緩衝材とが密着しかつ緩衝材と食材容器とが密着し、従って受け皿部材からの熱を効率よく食材容器に伝達することができる。また、受け皿部材によって保温装置の蒸気加熱部が遮蔽されるから、見栄えも良い。
前項(5)に係る発明によれば、前記食材容器は、その下面に前記保温用蒸気を直接接触されることによって加熱されるから、熱効率が向上する。
以下、この発明の一実施形態を説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る保温装置を上下に分離して示す斜視図、図2は平面図、図3は食材を収容した皿状の容器を加熱し保温している状態の側面図、図4は同じく正面図、図5は図2のV−V線断面図、図6は図4のVI−VI線断面図である。
これらの図において1は保温装置、2は上面が開口した底付箱形の装置本体であり、この装置本体2は樹脂などの材料によって横断面において長方形状を有する有底筒状に形成されている。また、装置本体2は、上下に分離可能な下側の本体基部21と上側の枠部材22とを有している。
前記枠部材22は、前記本体基部21の上縁部に取り外し可能に載置されるものであり、本体基部21の上縁部に内嵌めされるように、枠部材22の下縁部は全周に亘って縮径方向に若干絞られている。
前記装置本体1の内部空間は、第1〜第3の仕切部材31〜33によって仕切られている。
第1の仕切部材31は、垂直状態に配置された板材からなり、装置本体2の長さ方向(図2の左右方向)の一側部に近い位置において、図6から理解されるように、内部空間を左右2つに仕切っている。そして、前記一側部側の小さい空間がフロート室23となされ、他方の大きい空間が蒸気発生室24となされている。
そして、蒸気発生室24の下方位置において、本体基部21の底壁には、図5に示すように、面ヒータ等からなる熱源としてのヒータ4が内蔵されている。このヒータ4には、本体基部21から外部に導出された電源コード5が接続され、この電源コード5から電力供給を受けてヒータ4が発熱することにより、蒸気発生室24に収容された水が加熱され蒸気が発生するものとなされている。
前記第1の仕切部材31の上端は装置本体2の上端(枠部材22の上端)に合致し、下端は本体基部21の底面近くまで延びている。この第1の仕切部材31は、幅方向の両端折曲部31aを前記枠部材22に強制的にはめ込まれることによって固定されている。なお、接着剤、溶接、一体成形等の方法によって固定されても良い。
この第1の仕切部材31は、第2の仕切部材32を支持する役割も兼ねるものである。即ち、第1の仕切部材31の幅方向中央部には、上端から下方に向かって高さ方向の途中の位置まで切り込まれたスリット状の支持溝部31bが形成されている。この支持溝部31bの幅は、第2の仕切部材32の板厚よりもやや大きく設定されている。
前記第2の仕切部材32は、垂直状態に配置された板材からなり、前記装置本体2の幅方向(図2の上下方向)において、図2及び図5に示すように蒸気発生室24を前後に仕切っている。そして、仕切られた蒸気発生室24のうち、後側(図2の上側、図5の左側)が食材容器加熱用の蒸気発生室24a(以下、加熱用蒸気発生室という)となされ、前側(図2の下側、図5の右側)が食材容器に収容された食材への吹き付け用の蒸気発生室24b(以下、吹き付け用蒸気発生室という)となされている。
前記第2の仕切部材32におけるフロート室23側の端部は前記第1の仕切部材31の支持溝部31bに嵌まり込み、反対側の端部は装置本体2の他方側の内面近くに達している。これによって第2の仕切部材32は図2に白抜き矢印で示すように、支持溝部31bとの嵌合部分を中心として反対側の端部が、装置本体2の前後方向(幅方向)の一方の内面近くから他方の内面近くに到る回動範囲内で、前後方向に回動可能となされている。
この第2の仕切部材32の端部の回動を妨げないように、回動端部と対向する装置本体2の端部側壁の形状は、第2の仕切部材32の端部の回動軌跡に沿って横断面円弧状に形成されており、これにより第2の仕切部材32の回動端部は、装置本体2の円弧状壁部25の内面の僅かに内側位置を通過しつつ、スムーズに回動可能となされている。
前記第2の仕切部材32の前記回動を外部から操作するための操作つまみ6が設けられている。即ち、前記装置本体2の円弧状壁部25の上端部には、円弧状壁部25の厚み方向を貫通するスリット状のスライド溝26が、円弧状壁部25の円弧形状に沿って周方向に形成されている。そして、スライド溝26を貫通して配置された連結軸32bの一端が、前記第2の仕切部材32に連結され、他端が操作つまみ6に連結されている。従って、操作つまみ6を把持しスライド溝26に沿って移動させることにより、前記第2の仕切部材32の回動位置を調節できるようになっている。
前記第2の仕切部材32を回動させてその位置を調節するのは、容器加熱用蒸気の発生量と食材吹き付け用蒸気の発生量とをバランスを取りながら可変調整するためである。つまり、蒸気発生室24に所定量の水を供給した状態で、第2の仕切部材32の回動位置を変えると、容器加熱用蒸気発生室24aと吹き付け用蒸気発生室24bとにおける水の総量が変化し、このため、ヒータ4により水を加熱したときに発生する蒸気量のバランスが、両蒸気発生室24a、24bで変わり、ひいては容器加熱用の蒸気量(熱量)と食材吹き付け用の蒸気量(熱量)とを、食材の種類等に応じて調整することができる。
前記第2の仕切部材32の上端は、装置本体2(枠部材22)の上端位置よりも退入しており、この退入した第2の仕切部材32の上端面に接する位置で、蒸気発生室24の上方を覆うように、板状の前記第3の仕切部材33が水平状配置に設けられている。第2の仕切部材32の上端退入によって、第3の仕切部材33の上面も装置本体2(枠部材22)の上端から退入しており、これにより図1及び図5に示すように、第3の仕切部材33の上方に、装置本体2の上端部周壁で囲まれ上面が開口した容器加熱用蒸気充填室27が形成されている。
前記第3の仕切部材33の一部は、前記容器加熱用蒸気発生室24aの上方において切り欠かれており、このため容器加熱用蒸気発生室24aの上方に開口部28が設けられるとともに、この開口部28を除いて蒸気発生室24の横断面形状にほぼ合致した形状を、前記第3の仕切部材33は有している。
前記第3の仕切部材33は、単に第2の仕切部材32の上端部に載せただけの取り付け状態としても良いし、周端部を装置本体2の枠部材22の内面に接着剤、溶接等で固定しても良い。
前記第2の仕切部材32及び第3の仕切部材33は、ヒータ4によって水が加熱されることにより発生する蒸気を、食材容器加熱用と食材吹き付け用とに振り分ける蒸気振り分け機構を構成する。
即ち、第2の仕切部材32で仕切られた吹き付け用蒸気発生室24bは、図5に示すように、その上方が第3の仕切部材33で閉塞された閉鎖空間となっている。この空間に連通するように、装置本体2の枠部材22には、枠部材22を厚さ方向に貫通する筒状のジョイント部材8が取り付けられている。また、ジョイント部材8の外側端部には、断熱構造のステンレス管9aの端部が連結されるとともに、ステンレス管9aの端部にはシリコンチューブ等からなるホース9bの一端が連結されている。これらステンレス管9a及びホース9bは、蒸気導出部材9として機能するものであり、これにより吹き付け用蒸気発生室24bに発生した蒸気が、ジョイント部材8、ステンレス管9a及びホース9bを介して食材への吹き付け位置まで導出されるものとなされている。なお、蒸気導出部材9の全部をステンレス管9aあるいはホース9bで形成しても良く、蒸気導出部材9の構成はこの実施形態に限定されることはない。
一方、第2の仕切部材32で仕切られた容器加熱用蒸気発生室24aは、その上方に第3の仕切部材33が存在するものの、開口部28が形成されているため、加熱用蒸気発生室24aで発生した蒸気は前記開口部28を通って第3の仕切部材33の上方の加熱用蒸気充填室27に導かれ、加熱用蒸気充填室27の上方にセットされる食材容器7を加熱する。
このようにして、蒸気発生室24で発生した蒸気が、食材容器加熱用と食材吹き付け用とに振り分けられることになる。
なお、この実施形態では、前記円弧状壁部25のスライド溝26から蒸気が保温装置1外へ逃げるのを防止するため、図示は省略したが、操作つまみ6のスライド移動を許容しうる態様で、スライド溝26の内部あるいはその周辺にゴムなどのシール材が設けられている。
前記フロート室23において、装置本体2の枠部材22には、給水バルブ10が枠部材22を厚さ方向に貫通して取り付けられており、この給水バルブ10の外側端部には給水管11が連結され、この給水管11及び給水バルブ10を介して、フロート室23に水が供給されるものとなされている。フロート室23に給水された水は、第1の仕切部材31と装置本体2の底面との間の隙間から蒸気発生室24にも流入し、適量の水が蒸気発生室24に収容されることになる。
なお、蒸気発生室24に収容される水の量を自動調節するため、フロート室23の給水バルブ10には、公知構成の水位調節装置12が取り付けられ、水位の上昇下降に伴うフロート12aの上下動に応じて、給水バルブ10が自動的に開放されあるいは閉塞されるようになっている。
後述するように、保温装置1の上端開口部には金属製の受け皿部材14が載せられるが、この受け皿部材14の端部には、上下に長い支持部材18の下端部が着脱自在に取り付けられるとともに、支持部材18の上端部には、前記ホース9bの蒸気吹き出し口9cを隠して見栄え良くするための化粧体13が取り付けられている。そして、前記ホース9bの先端の蒸気吹き出し口9cが化粧体13の下側に位置するように、ホース9bが支持部材18によって支持されている。なお、ホース9bの蒸気吹き出し口9cからの液垂れによる水滴が、受け皿部材14の上に載置される食材容器17内に落下せず受け皿部材14に落下するように、ホース9bの蒸気吹き出し口9cの位置が設定されている。
前記化粧体13の形態は特に限定されることはないが、食材近傍に配置されるものであることから、イメージの良い外観形態にデザインされることが望ましく、例えば、貝、魚、藻、野菜、果実等の形状に似せることや、金メッキを施すこと等が推奨される。
また、この実施形態では、ホース9bからの蒸気を複数方向に噴出させるために、図示は省略したが、ホース9bの蒸気吹き出し口9cが複数個に分岐している。また、ホース9bの取り付け角度を変更できるようにして、ホース9bの蒸気吹き出し口9cの向きを調整できるようにしてもよい。
次に、図示実施形態に係る保温装置の使用方法を説明する。
まず、給水管11及び給水バルブ10を介してフロート室23に給水する。フロート室23に供給された水17は、蒸気発生室24にも流入する。一定水位に達すると、水位調節装置12の作動により給水バルブ10が閉じ給水が停止される。なお、給水量は、蒸気発生室24において第2の仕切部材32の下部が水17の中に浸漬され、水面と第3の仕切部材33との間に空間が存在するように、設定されている。
一方、保温装置1の上端開口部には、金属製の受け皿部材14を載せ、この受け皿部材14に熱伝導性の良い軟質性の緩衝材15を介して、調理済み食材16が収容された陶器製または金属製の皿状容器7を載せる。緩衝材15を存在させるのは、受け皿部材14のに食材容器7を直接載せると、受け皿部材14と食材容器7との密着性が悪いことから、受け皿部材14から食材容器7への熱伝導性が悪く、効率的な加熱ひいては食材16の効率的な保温を行えないからであり、熱伝導性の良い緩衝材15を介在させ、この緩衝材15と受け皿部材14及び食材容器7を密着させることによって良好な伝熱性を確保することができる。勿論、受け皿部材14に食材容器7を直接載せても良いのはいうまでもない。
この状態で、ヒータ4に通電して蒸気発生室24の水を加熱する。この加熱により蒸気が発生するが、蒸気発生室24のうち、加熱用蒸気発生室24aで発生した蒸気は第3部材33に設けられた開口部28を介して加熱用蒸気充填室27へ導かれ、加熱用蒸気充填室27の上方に存在する受け皿部材14に接触して、この受け皿部材14を加熱する。受け皿部材14の熱は緩衝材15を介して食材容器7へと伝達され、食材容器7は所定温度に加熱され、食材16は例えば40〜60℃程度の温度に保温される。
一方、吹き付け用蒸気発生室24bで発生した蒸気は、蒸気導出部材9によって吹き付け位置へと導かれ、ホース9bの蒸気吹き出し口9cから食材16へ吹き付けられ、食材16はこの蒸気によっても保温されかつ保湿される。
そして、操作つまみ6により、第2の仕切部材32を所定位置まで回動させて、加熱用蒸気の発生量と吹き付け用蒸気の発生量とのバランスを、食材の種類に併せて調整する。つまり、第2の仕切部材32の位置調整によって、加熱用蒸気発生室24aで発生した蒸気量と吹き付け用蒸気発生室24bで発生した蒸気量とがバランス調整され、ひいては食材容器7の加熱熱量と食材16への吹き付け熱量とがバランス調整され、食材は好適な保温保湿状態に保持される。
以上、この発明の一実施形態を説明したが、この発明は上記実施形態に限定されることはなく、各種の変形が可能である。例えば、加熱用蒸気発生室24aで発生した蒸気量と吹き付け用蒸気発生室24bで発生した蒸気量とを、第2の仕切部材32の仕切位置を可変にすることにより調整可能としたが、加熱用蒸気発生室24aと吹き付け用蒸気発生室24bの仕切位置は固定しておき、各蒸気発生室で発生した蒸気を独立に可変調整する構成としても良い。
また、受け皿部材14及び緩衝材15を介して食材容器7を加熱保温する構成を示したが、図7に示すように、受け皿部材14の中央部に開口14aを設け、この開口14aに食材容器7の底面が配置されるように食材容器7を受け皿部材14にセットすることにより、開口14aを介して蒸気が食材容器7に接触するようにしても良い。また、受け皿部材14を設けることなく、食材容器7を直接に保温装置1にセットしても良い。
この発明の一実施形態に係る保温装置を上下に分離して示す斜視図である。 保温装置の平面図である。 食材容器を加熱し保温している状態の側面図である。 同じく正面図である。 図2のV−V線断面図である。 図4のVI−VI線断面図である。 食材容器を加熱し保温する場合の他の使用例を示す側断面図である。
符号の簡単な説明
1 保温装置
2 装置本体
24 蒸気発生室
24a 容器加熱用蒸気発生室
24b 吹き付け用蒸気発生室
27 加熱用蒸気充填室
31 第1の仕切室
32 第2の仕切室(蒸気振り分け機構)
33 第3の仕切室(蒸気振り分け機構)
4 ヒータ(熱源)
6 操作つまみ
7 食材容器
9 蒸気導出部材
14 受け皿部材
15 緩衝材
16 食材

Claims (5)

  1. 水を収容する蒸気発生室と、
    前記蒸気発生室に収容された水を加熱する熱源と、
    前記熱源によって水が加熱されることにより発生する蒸気を、食材容器の加熱用と食材容器に収容された食材への吹き付け用とに振り分ける蒸気振り分け機構と、
    前記蒸気振り分け機構により前記食材への吹き付け用に振り分けられた蒸気を、吹き付け位置へと導く蒸気導出部材と、
    を備えたことを特徴とする保温装置。
  2. 前記蒸気振り分け機構によって振り分けられる食材容器の加熱用蒸気と食材への吹き付け用蒸気との振り分け割合を可変操作する操作部が設けられている請求項1に記載の保温装置。
  3. 前記蒸気振り分け機構は、蒸気発生室の水量を仕切る仕切り部材を備え、この仕切り部材の仕切り位置を移動させることにより振り分け割合を可変にする請求項2に記載の保温装置。
  4. 前記食材容器は、金属製受け皿部材とこの受け皿部材に載置される軟質の伝熱緩衝材とを介して、前記保温用蒸気によって加熱される請求項1〜3のいずれかに記載の保温装置。
  5. 前記食材容器は、その下面に前記保温用蒸気を直接接触されることによって加熱される請求項1〜3のいずれかに記載の保温装置。
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