JP2005221736A - 放射線画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】振動原因の条件にあわせて停止状態から送り駆動を開始する時の衝撃に起因する振動を制御し、読取り画像のムラの発生を防止する。
【解決手段】振動減衰手段による振動減衰率を調整する減衰率調整手段を設ける。減衰率調整手段は例えば、支持軸503に外嵌されて付勢板506に押圧部材510を介してその一端を押圧させる圧縮バネ511と、圧縮バネ511の他端を受け支持軸503の軸方向の位置が調整可能に支持軸503に外嵌された部材512とにより構成するか、又は、付勢板506の回動動作に一定の抵抗力を与えるエアー圧調整可能なエアーダンパー522により構成する。
【選択図】図5
【解決手段】振動減衰手段による振動減衰率を調整する減衰率調整手段を設ける。減衰率調整手段は例えば、支持軸503に外嵌されて付勢板506に押圧部材510を介してその一端を押圧させる圧縮バネ511と、圧縮バネ511の他端を受け支持軸503の軸方向の位置が調整可能に支持軸503に外嵌された部材512とにより構成するか、又は、付勢板506の回動動作に一定の抵抗力を与えるエアー圧調整可能なエアーダンパー522により構成する。
【選択図】図5
Description
本発明は、輝尽性蛍光体シートに蓄積された放射線画像情報を読み取る放射線画像読取装置に関する。
近年、医療診断用放射線画像を得るのに、従来の銀塩フィルムを用いるシステムに代えて、被写体を透過した放射線を蛍光体に吸収せしめ、しかる後この蛍光体を例えば光又は熱エネルギーで励起する事により、この蛍光体が蓄積している放射線エネルギーを蛍光として放射せしめ、この蛍光を検出して画像化するシステムが実用される様になった。
具体的には、例えば特許文献1及び特許文献2に記載される様に、支持体上に輝尽性蛍光体層を形成した輝尽性蛍光体シートを使用し、このシートの輝尽性蛍光体層に被写体を透過した放射線を当てて被写体各部の放射線透過量に対応する放射線エネルギーを蓄積させて潜像を形成し、しかる後にこの輝尽性蛍光体層を輝尽励起光で走査することによって各部の蓄積された放射線エネルギーを放射させてこれを光に変換し、この光の強弱をフォトマルチプライヤーなどの光電変換手段を介して画像信号に変換して、デジタル画像データとして放射線画像を得るものがある。
画像の可視化は、得られたデジタル画像データに基づいて銀塩フィルムに画像形成したり、CRT等の画像表示装置に出力したりして行われる。また、デジタル画像データは、半導体記憶装置、磁気記憶装置、光ディスク記憶装置等の画像記憶装置に格納され、その後必要に応じて画像記憶装置から読み出されて可視化されることがある。
具体的には、例えば特許文献1及び特許文献2に記載される様に、支持体上に輝尽性蛍光体層を形成した輝尽性蛍光体シートを使用し、このシートの輝尽性蛍光体層に被写体を透過した放射線を当てて被写体各部の放射線透過量に対応する放射線エネルギーを蓄積させて潜像を形成し、しかる後にこの輝尽性蛍光体層を輝尽励起光で走査することによって各部の蓄積された放射線エネルギーを放射させてこれを光に変換し、この光の強弱をフォトマルチプライヤーなどの光電変換手段を介して画像信号に変換して、デジタル画像データとして放射線画像を得るものがある。
画像の可視化は、得られたデジタル画像データに基づいて銀塩フィルムに画像形成したり、CRT等の画像表示装置に出力したりして行われる。また、デジタル画像データは、半導体記憶装置、磁気記憶装置、光ディスク記憶装置等の画像記憶装置に格納され、その後必要に応じて画像記憶装置から読み出されて可視化されることがある。
ところで輝尽性蛍光体シートを励起光で走査する場合、輝尽性蛍光体シートと励起光源とを、一定の速度で精密に相対移動させなくてはならない。特許文献3,4には、輝尽性蛍光体シートの副走査を、駆動プーリに掛け渡したベルトで該シートを保持する部材を上下させることで行い、ベルトの他端に釣り合いおもりを取り付けて位置決めや等速制御の精度を向上せしめ、ベルトの進行方向に対し略垂直方向にローラ(振動減衰手段)を押しつけて振動を抑え、副走査方向の送りムラに起因する画像ムラを抑える構成の放射線画像読取装置が記載されている。
特許文献4にあっては、振動減衰手段自体の振動を抑える手段をも設けて、副走査方向の送りムラに起因する画像ムラをより確実に抑えるようにした。
米国特許第3,859,527号公報
特開昭55−12144号公報
特開2002−278000号公報
特開2003−98609号公報
特許文献4にあっては、振動減衰手段自体の振動を抑える手段をも設けて、副走査方向の送りムラに起因する画像ムラをより確実に抑えるようにした。
しかし、以上の従来技術にあってもさらに次のような問題があった。
停止状態から送り駆動を開始する時には、急激な衝撃がスチールベルト及び振動減衰手段にかかるため、安定するまでに時間を要する。したがって、安定な画像読取り時の副走査を行うには画像読取に入る前に予備送り範囲をとるべきである。このようにする場合、画像読取り時の副走査範囲と予備送り範囲を合わせた可動範囲が大きくなりスペース効率が悪くなるが、予備送り範囲をとらずに送り駆動開始とともに画像読取を開始する場合や、十分な予備送り範囲がとれない場合には、画像読取り開始時に画像ムラが発生するという問題が生じる。
送り動作が安定するまでの時間は、搬送される物の重量、搬送装置の機械の状態や設置場所などの諸条件により変動する。どのような条件でも十分な予備送り範囲が取れるような装置を構成すると、さらに大きな可動範囲を構成しなければならずスペース効率がさらに悪くなるという問題がある。
停止状態から送り駆動を開始する時には、急激な衝撃がスチールベルト及び振動減衰手段にかかるため、安定するまでに時間を要する。したがって、安定な画像読取り時の副走査を行うには画像読取に入る前に予備送り範囲をとるべきである。このようにする場合、画像読取り時の副走査範囲と予備送り範囲を合わせた可動範囲が大きくなりスペース効率が悪くなるが、予備送り範囲をとらずに送り駆動開始とともに画像読取を開始する場合や、十分な予備送り範囲がとれない場合には、画像読取り開始時に画像ムラが発生するという問題が生じる。
送り動作が安定するまでの時間は、搬送される物の重量、搬送装置の機械の状態や設置場所などの諸条件により変動する。どのような条件でも十分な予備送り範囲が取れるような装置を構成すると、さらに大きな可動範囲を構成しなければならずスペース効率がさらに悪くなるという問題がある。
本発明は以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、振動原因の条件にあわせて停止状態から送り駆動を開始する時の衝撃に起因する振動を制御し、読取り画像のムラの発生を防止することを課題とする。
以上の課題を解決するための請求項1記載の発明は、輝尽性蛍光体シートを保持する保持部材と均衡部材とを連結部材を介して吊るし掛け、前記連結部材に動力を伝達して前記輝尽性蛍光体シートを副走査方向に移動させながら励起光にて主走査を行う放射線画像読取装置において
前記連結部材に接してその振動を減衰させる振動減衰手段と、
前記振動減衰手段による振動減衰率を調整する減衰率調整手段とを有することを特徴とする放射線画像読取装置である。
前記連結部材に接してその振動を減衰させる振動減衰手段と、
前記振動減衰手段による振動減衰率を調整する減衰率調整手段とを有することを特徴とする放射線画像読取装置である。
請求項2記載の発明は、輝尽性蛍光体シートを保持する保持部材と均衡部材とを連結部材を介して吊るし掛け、前記連結部材に動力を伝達して前記輝尽性蛍光体シートを副走査方向に移動させながら励起光にて主走査を行う放射線画像読取装置において、
部材を介して支持軸周りに回動自在に保持され、この回動動作方向に沿って前記連結部材側に負勢されるローラと、
前記支持軸に外嵌されて前記部材に直接又は間接にその一端を押圧させる圧縮バネと、
該圧縮バネの他端を受け前記支持軸方向の位置が調整可能に前記支持軸に外嵌された部材とを有することを特徴とする放射線画像読取装置である。
部材を介して支持軸周りに回動自在に保持され、この回動動作方向に沿って前記連結部材側に負勢されるローラと、
前記支持軸に外嵌されて前記部材に直接又は間接にその一端を押圧させる圧縮バネと、
該圧縮バネの他端を受け前記支持軸方向の位置が調整可能に前記支持軸に外嵌された部材とを有することを特徴とする放射線画像読取装置である。
請求項3記載の発明は、輝尽性蛍光体シートを保持する保持部材と均衡部材とを連結部材を介して吊るし掛け、前記連結部材に動力を伝達して前記輝尽性蛍光体シートを副走査方向に移動させながら励起光にて主走査を行う放射線画像読取装置において、
部材を介して支持軸周りに回動自在に保持され、この回動動作方向に沿って前記連結部材側に負勢されるローラと、
前記回動動作に一定の抵抗力を与えるエアー圧調整可能なエアーダンパーとを有することを特徴とする放射線画像読取装置である。
部材を介して支持軸周りに回動自在に保持され、この回動動作方向に沿って前記連結部材側に負勢されるローラと、
前記回動動作に一定の抵抗力を与えるエアー圧調整可能なエアーダンパーとを有することを特徴とする放射線画像読取装置である。
本発明によれば、振動原因の条件にあわせて振動減衰率を最適化し、短時間で送り動作を安定させることができる。これにより、停止状態から送り駆動を開始する時の衝撃に起因する振動を効果的に抑制し、読取り画像のムラの発生を防止することができるという効果がある。また、予備送り範囲を最小化しスペース効率を向上させることができるという効果がある。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明一実施形態に係る放射線画像読取装置の全体構成を示す概要図である。なお輝尽性蛍光体シートは通常カセッテと呼ばれるケースで保護されて使用される。
装置本体2は、本体部2aとカセッテ挿入排出部2bの2つのユニットから成り、カセッテ挿入排出部2bは、本体部2aから簡単に取り外し可能な構造になっていて、カセッテの挿入口3と、カセッテの排出口4が用意されている。また、本体部2aとカセッテ挿入排出部2bの間には防振ゴム73が配してあり、カセッテ挿入/排出時の振動が本体部2aへ伝わりにくい防振構造になっている。
装置本体2は、本体部2aとカセッテ挿入排出部2bの2つのユニットから成り、カセッテ挿入排出部2bは、本体部2aから簡単に取り外し可能な構造になっていて、カセッテの挿入口3と、カセッテの排出口4が用意されている。また、本体部2aとカセッテ挿入排出部2bの間には防振ゴム73が配してあり、カセッテ挿入/排出時の振動が本体部2aへ伝わりにくい防振構造になっている。
また、本体部2a内の副走査部50とカセッテ搬送手段40は、同一の基板71上に構築されている。この基板71と底板70の間に防振ゴム72を配置することで、カセッテ挿入排出部2bの振動を副走査部50に伝搬させない防振構造を実現している。
また、副走査部50の上端と図示しない装置フレームの間は、防振ゴム74が配してあり、副走査部50に対する防振構造を強化している。
このような防振構造により、本体部2aで輝尽性蛍光体シートから画像情報を読み取っている最中に、挿入口3へカセッテを挿入したり、排出口4からカセッテを取り出したり、装置本体2を振動させたりしても、読み取った画像情報に振動によるノイズが生じるのを防止することができる。
撮影済みのカセッテ1は矢印A1の方向で挿入口3へ挿入される。この時、輝尽性蛍光体シートの読み取り面が斜め下側を向くように挿入する。カセッテ1が挿入口3に挿入されると、カセッテ検出センサー(図示せず)によってカセッテ1の存在が認識され、挿入口3に配置されている幅寄せ手段47によって、カセッテが挿入口3のセンターへ幅寄せされる。
次に、挿入ローラー42の動作によりカセッテ1は点線aに沿って矢印A2の方向で装置本体2の中に取り込まれ、搬送手段40が、搬入されるカセッテ1を受け取る。昇降台402上のカセッテグリップ(図示せず)がカセッテ1の下端をキャッチすると、昇降台402は搬送手段40に沿って矢印A2の方向へカセッテ1を搬送し、所定の位置で停止する。
カセッテ1が搬送機構40によって装置本体2の内部に取り込まれると、搬送機構40は回転軸404を回転中心として点線aの位置から矢印A3の方向に点線Cの位置まで回転移動し、カセッテ1の裏面(磁性を有する)が、ラバーマグネット54に磁力で吸着される。
副走査部50は、副走査レール51、副走査可動部52a,52b、副走査移動板53、ラバーマグネット54より構成される。副走査移動板53は副走査可動部52a,52bに固定されており、後述する駆動部によって、副走査レール51上を上下に移動することができるように構成されている。副走査レール51としては搬送性能が高いリニアガイドやリニアベアリングガイドなどが使用できる。
カセッテ裏面がラバーマグネット54に吸着されると、図示しない機構によりカセッテ1のロックが解除され、輝尽性蛍光体シートを覆うフロント板が分離可能な状態となり、搬送機構40が矢印A6の方向へ回転移動して待避位置(例えば点線bの位置)で停止する。この操作により、輝尽性蛍光体シートを覆うフロント板を完全に分離する。
次いで、輝尽性蛍光体シートが矢印A4の方向(上方向)へ搬送(副走査)される。この副走査の動作中に、輝尽性蛍光体シートはレーザー走査ユニット61から射出されるレーザー光Bによって副走査方向と垂直な方向に主走査される。
レーザー光を輝尽励起光として、輝尽性蛍光体シートに蓄積された放射線エネルギーに比例した輝尽光(画像情報)が放出され、この輝尽光が光ガイド62を通って集光管63に集められる。集光管の端面にはフォトマルチプラーヤー等の光電変換素子が配してあり、集光された輝尽光を電気信号に変換する。電気信号に変換された輝尽光は、画像データとして所定の信号処理を施された後に、装置本体2から図示しない通信ケーブルを介して、操作端末や画像記憶装置、画像表示装置、ドライイメージャーなどの画像出力装置(何れも図示せず)へ出力される。
この実施形態で読取手段60は、レーザー走査ユニット61、光ガイド62、集光管63、光電変換素子等で構成されるが、他のの構成でも良い。画像データの取り込み開始時期は、カセッテ裏面の上端をセンサー90で検出することで決定されることが好ましい。センサー90は、カセッテが存在しないときは、レーザー光Bを受けて所定の強度を持つ信号を出力し続けるが、カセッテの上端がレーザー光Bを遮蔽する位置まで移動すると、センサー90から出力される電気信号の信号強度が低下するので、検出が可能となる。
画像情報の読取りが完了すると、輝尽性蛍光体シートは矢印A5の方向(下方向)へ搬送されて、消去手段64から消去光Cが照射され、輝尽性蛍光体シートに残存する画像情報を消去する。消去手段64で使用される消去ランプには、ハロゲンランプや高輝度蛍光灯、LEDアレイなどが使用できる。
カセッテ裏面が、ラバーマグネット54に受け渡された位置で停止すると、待避位置に待避していた搬送手段40が、再び点線cの位置まで回転移動し、輝尽性蛍光体シートをフロント板で覆い、搬送手段40は再び矢印A6の方向に点線bの位置まで回転移動して停止する。
昇降台402は搬送手段40に沿って排出口4の方向へカセッテ1を搬送し、カセッテ1を排出ローラー43へ受け渡す。排出ローラー43は、カセッテ1を受け取ると、カセッテ1が排出口4へ完全に排出されるまで排出動作を行う。カセッテ1が排出口4へ完全に排出されると、搬送機構40は、矢印A6の方向に点線aの位置まで回転移動して停止し、次のカセッテ1を受け取り可能な状態へと移行する。
図2は、特許文献3に記載された副走査部50における搬送機構を示す部分透視斜視図である。
プーリ459はカップリング452を介して、モータプーリ454とエンドレスべルト458で構成された減速機構450を構成して図示しないフレームに固定されたモータ453に接続されている。
副走査移動板53の上端には、一本のベルト440の一端が連結されており、ベルトの他の一端は、図示しないフレームに対して回転自在に取り付けられた従動プーリ470を介して、均衡部材460の上端に連結され、副走査移動板53が上方に移動すれば、均衡部材460は下方に移動するという様に、その移動方向は正反対となるように形成されている。ベルト440を駆動させる際、駆動プーリ459と、駆動プーリ459と対になっている駆動を持たないバックアップローラー451を設けても良い。
ベルト440としては、ヤング率が14.7N/mm2以上の材料で形成されていることが好ましく、金属ベルト、金属ワイヤー、樹脂ベルトなどを使用して、1個または複数個の組み合わせの構成で並列に掛けても良い。上記ベルトは、副走査方向の中心線上に1本、または前記中心線上に対して線対称位置に複数配置しても良い。
図3は、上記搬送機構の振動減衰手段を示す図である。従動プーリ470と均衡部材460の間に、ベルト440を、進行方向に対し略直角方向に押し付けるように、ローラ501および引っ張りバネ502が配置される。引っ張りバネ502により、絶えずローラ501はベルト440に押し付けられている。引っ張りバネ502の引っ張り力は、ベルト440の張力に合わせ、適宜、選択される。また、ベルト440の押し付け方向が、図と反対方向になる構成で配置しても良い。
次に、図4及び図5を参照して本発明に係る減衰率調整手段の第1実施形態につき説明する。図5は図4において矢印A方向から見た第1実施形態に係る部分図である。なお図3に示した形態と同様の機能を有するものは同じ符号を付してある。図の振動減衰手段200において、ローラ501は、引っ張りバネ502の引っ張り力により、支持軸503により回転可能に支持される付勢板506に付勢されてベルト440を進行方向に対して略垂直方向に押しつけて、ベルト440の振動を抑える構成となっている。
図5に示すように、第1実施形態の減衰率調整手段は、支持軸503に外嵌されて付勢板506に押圧部材510を介してその一端を押圧させる圧縮バネ511と、圧縮バネ511の他端を受け、支持軸503の軸方向の位置が調整可能に支持軸503に外嵌された部材512とを有する。例えば、支持軸503の部材512を嵌める部分に雄螺子を切り、部材512をナットとすることにより、部材512の軸方向の位置を調整可能にする。
圧縮バネ511の圧縮力が押圧部材510を介して付勢板506に負荷され、付勢板506の回転に対して一定の摩擦抵抗を与える。停止状態から送り駆動を開始する時のベルトからの衝撃によって付勢板506に微小な回転があると、押圧部材510と付勢板506との間の摩擦によって衝撃を吸収し振動状態を安定へと収束させる。
したがって、圧縮バネ511の圧縮力、すなわち、初期縮みの大きさにより振動状態が収束するまでの時間が異なる。
押圧部材510の材質としては、アルミニウム、ステンレス、樹脂材料等を用いればよい。
したがって、圧縮バネ511の圧縮力、すなわち、初期縮みの大きさにより振動状態が収束するまでの時間が異なる。
押圧部材510の材質としては、アルミニウム、ステンレス、樹脂材料等を用いればよい。
予め実験等によりベルト440からの衝撃の大きさを求めておき、これに対応して振動の収束時間を最小にする最適な圧縮バネ511の圧縮力ないし初期縮み量を求め、部材512の軸方向の位置を調整することにより、圧縮バネ511の初期縮みを調整する。通常は、0.1〜2Nの圧縮力になるように調整擦ればよい。0.1N以下では振動の収束時間が長くなり、2N以上では振動減衰ユニットの回動が渋くなる場合がある。
次に、図4及び図6を参照して本発明に係る減衰率調整手段の第2実施形態につき説明する。図6は図4において矢印A方向から見た第2実施形態に係る部分図である。なお図3に示した形態と同様の機能を有するものは同じ符号を付してある。第1実施形態と同様に、図の振動減衰手段200において、ローラ501は、引っ張りバネ502の引っ張り力により、支持軸503により回転可能に支持される付勢板506に付勢されてベルト440を進行方向に対して略垂直方向に押しつけて、ベルト440の振動を抑える構成となっている。
図6に示すように、第2実施形態の減衰率調整手段は、付勢板506の回動動作に一定の抵抗力を与えるエアー圧調整可能なエアーダンパー522を有する。
付勢板506に軸部材520を介してダンパー取り付け板521が回動自在に取り付けられる。ダンパー取り付け板521上にエアーダンパー522の固定端が固定される。エアーバンパー522のピストン軸にはフック523が付設されており、フック523が引掛軸524に引掛けられる。引掛軸524はフレームに固定される。
付勢板506に軸部材520を介してダンパー取り付け板521が回動自在に取り付けられる。ダンパー取り付け板521上にエアーダンパー522の固定端が固定される。エアーバンパー522のピストン軸にはフック523が付設されており、フック523が引掛軸524に引掛けられる。引掛軸524はフレームに固定される。
付勢板506が回動するとエアーダンパー522のシリンダ部がピストン軸に対し動くようになっており、エアーダンパー522のエアー圧によって付勢板506の回転に対する一定の抵抗が与えられる。停止状態から送り駆動を開始する時のベルトからの衝撃によって付勢板506に微小な回転があると、エアーダンパー522によって衝撃を吸収し振動状態を安定へと収束させる。
したがって、エアーダンパー522のエアー圧の大きさにより振動状態が収束するまでの時間が異なる。予め実験等によりベルト440からの衝撃の大きさを求めておき、これに対応して振動の収束時間を最小にする最適なエアー圧を求め、エアーダンパー522のエアー圧を最適値に調整する。
したがって、エアーダンパー522のエアー圧の大きさにより振動状態が収束するまでの時間が異なる。予め実験等によりベルト440からの衝撃の大きさを求めておき、これに対応して振動の収束時間を最小にする最適なエアー圧を求め、エアーダンパー522のエアー圧を最適値に調整する。
上記第1実施形態にしても上記第2実施形態にしても、使用を経て振動の減衰度が悪くなっても、再調整することにより振動の収束時間を最小にすることができる。
上記実施形態にあっては、輝尽性蛍光体シートを保持する保持部材と均衡部材とを連結する連結部材をベルトとしたが、ワイヤー等の連結部材としてもよい。
200 振動減衰手段
440 ベルト
460 均衡部材
503 支持軸
506 付勢板
511 圧縮バネ
522 エアーダンパー
440 ベルト
460 均衡部材
503 支持軸
506 付勢板
511 圧縮バネ
522 エアーダンパー
Claims (3)
- 輝尽性蛍光体シートを保持する保持部材と均衡部材とを連結部材を介して吊るし掛け、前記連結部材に動力を伝達して前記輝尽性蛍光体シートを副走査方向に移動させながら励起光にて主走査を行う放射線画像読取装置において、
前記連結部材に接してその振動を減衰させる振動減衰手段と、
前記振動減衰手段による振動減衰率を調整する減衰率調整手段とを有することを特徴とする放射線画像読取装置。 - 輝尽性蛍光体シートを保持する保持部材と均衡部材とを連結部材を介して吊るし掛け、前記連結部材に動力を伝達して前記輝尽性蛍光体シートを副走査方向に移動させながら励起光にて主走査を行う放射線画像読取装置において、
部材を介して支持軸周りに回動自在に保持され、この回動動作方向に沿って前記連結部材側に負勢されるローラと、
前記支持軸に外嵌されて前記部材に直接又は間接にその一端を押圧させる圧縮バネと、
該圧縮バネの他端を受け前記支持軸方向の位置が調整可能に前記支持軸に外嵌された部材とを有することを特徴とする放射線画像読取装置。 - 輝尽性蛍光体シートを保持する保持部材と均衡部材とを連結部材を介して吊るし掛け、前記連結部材に動力を伝達して前記輝尽性蛍光体シートを副走査方向に移動させながら励起光にて主走査を行う放射線画像読取装置において、
部材を介して支持軸周りに回動自在に保持され、この回動動作方向に沿って前記連結部材側に負勢されるローラと、
前記回動動作に一定の抵抗力を与えるエアー圧調整可能なエアーダンパーとを有することを特徴とする放射線画像読取装置。
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