JP2005219280A - 成形金型 - Google Patents
成形金型 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005219280A JP2005219280A JP2004027976A JP2004027976A JP2005219280A JP 2005219280 A JP2005219280 A JP 2005219280A JP 2004027976 A JP2004027976 A JP 2004027976A JP 2004027976 A JP2004027976 A JP 2004027976A JP 2005219280 A JP2005219280 A JP 2005219280A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- molding
- temperature
- induction heating
- molding surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims abstract description 107
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 49
- 230000006698 induction Effects 0.000 claims abstract description 40
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 12
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 7
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims 1
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000009529 body temperature measurement Methods 0.000 description 5
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 4
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 3
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000012768 molten material Substances 0.000 description 1
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
【解決手段】 開閉自在な一方の型1及び他方の型2と、一方の型1及び他方の型2の少なくとも一方を加熱する加熱手段13,14とを有し、一方の型1及び他方の型2の型閉めを行って、一方の型1及び他方の型2の成形面11a,12aに応じた形状の成形体を成形する成形金型において、誘導加熱コイル13,14を、一方の型1及び他方の型2の少なくとも一方に設けるとともに、誘導加熱コイル13,14による誘導磁界が、一方の型1の成形面11a及び/又は他方の型2の成形面12aと実質的に平行になるように、成形面11a,12aの近傍に配置した。
【選択図】 図1
Description
また、レンズや回析格子のような光学素子を成形する場合、精密加工を施した成形金型を用いることで、成形後において研削や研磨を必要としない技術も開発されるに至っている(例えば、特許文献1及び2参照)。
成形金型100は、開閉自在な可動型110及び固定型120と、可動型110及び固定型120のそれぞれに設けられ、材料Mを所定形状に成形するキャビティ130が形成された駒111及び駒121とを有している。
キャビティ130には、可動型110及び固定型120の当接面に沿って形成されたランナー131と、固定型120に貫通形成されたスプルー132とが連通していて、スプルー132及びランナー131を介して、溶融した材料がキャビティ130に射出供給されるようになっている。
この成形金型100においては、駒111及び駒121は、図示しないヒータ等によって一定温度に保たれている。
この場合、請求項3に記載するように、前記一方の型又は前記他方の型の温度を、所定のタイミングで上昇又は下降させるように、前記誘導加熱コイルの制御を行う制御装置を設けるとよい。
本発明においては、成形面の温度制御を容易に行うことが可能であるので、加圧後の冷却時における温度制御を行って、転写性のさらなる向上を図ることが可能である。
上記した本発明の成形金型は、あらゆる成形体の成形に適用が可能であるが、請求項5に記載するように、高い成形精度が要求されるレンズや回折格子等の光学素子の成形に最適である。
なお、以下の説明では、樹脂材料をキャビティに射出して所定形状の光学素子を成形する射出成形金型を例に挙げて説明するが、本発明は、ガラスや樹脂をプレスして所定形状の光学素子を成形するプレス成形金型にも適用が可能である。
固定型1の駒11及び可動型2の駒12には、駒11,12を横断する方向(図1の紙面に直交する方向に、貫通孔11b,12bが形成されている。貫通孔11b及び貫通孔12bは、それぞれ二段に形成され、一方(例えば図面上方)の貫通穴11b,12bを挿通した誘導加熱コイル13,14が、他方(例えば図面下方)の貫通穴11b,12bに挿入されて、全体として螺旋をなすようになっている。
なお、誘導加熱コイル13,14を設ける位置は、可能な限り成形面11a,12aに近いことが好ましいが、誘導加熱コイル13,14による誘導磁界の強さや、貫通穴11b,12bが成形体の成形精度に与える影響等を考慮して、成形金型ごとに設定するのが好ましい。
一方、図3に示す実施形態では、駒21,22の成形面21a,22aに沿って、貫通孔21b,22bの一部が湾曲するように形成されている。このようにすることで、成形面21a,22aの形状に近似した形態の誘導磁界を得ることができ、成形面を通過する誘導磁界の強さをより一層均一にして、温度分布のさらなる均一化を期待することができる。
次に、上記構成の本発明の成形金型における具体的な実施例を、図4〜図7を参照しながら説明する。
図4は、成形面11a及び成形面12aに設けた測温ポイントを示す図である。
この実施例では、縦寸法L1=25mm、横寸法L2=18mm、曲率半径25mmの凹状の成形面11aを有するレンズ駒11と、縦寸法L3=25mm、横寸法L4=18mm、曲率半径55mmの凹状の成形面12aを有する駒12とを準備し、各駒11,12に誘導加熱コイル13,14を二つ設けた。
また、図4に示すように、成形面11a,12aには、それぞれ五ヶ所に測温ポイント201〜205及び測温ポイント206〜210を設け、各測温ポイント201〜210に温度センサを埋設した。
図5は、誘導加熱コイル13,14による成形面11a,12aの温度制御グラフである。
型開き状態において、駒11,12は、ベース温度が約126℃に保たれるようにする。なお、固定型1及び可動型2は、ベース温度が常に120℃で一定に保たれるように温度を管理する。
また、予め設定された時間経過後のB点で、型閉めを行うように設定するとともに、このB点で、成形面11a,12aがピーク温度(約168℃)になるように制御する。
この後、成形面11a,12aの温度が、図5に示すような緩やかな曲線を描きながら下降するように、誘導加熱コイル13,14への加熱用電源の供給を制御する。そして、所定時間経過したC点で、型開きを行う。
図6の表及び図7のグラフに示すように、本発明においては、ベース温度126℃に対して、成形面11a,12aの温度分布は、125.7℃〜127.3℃の範囲内に収束し、ピーク温度168℃に対しては、152.4℃〜169.2℃の範囲内に収束した。これは、従来に比して、ばらつきの度合いが小さくなっている。したがって、本発明により、成形面11a,12aの温度のばらつきを均一にすることができるという効果を確認することができた。
例えば、上記の説明では固定型及び可動型の双方に駒を設け、この駒に誘導加熱コイルを設けるものとして説明したが、本発明は、駒を有しない成形金型においても適用が可能である。この場合は、成形面の近傍に、本発明と同様の誘導加熱コイルを設けるとよい。
2 可動型
11,12 駒
11a,12a 成形面
11b,12b 貫通孔
13,14 誘導加熱コイル
Claims (7)
- 開閉自在な一方の型及び他方の型と、前記一方の型及び前記他方の型の少なくとも一方を加熱する加熱手段とを有し、前記一方の型及び他方の型の型閉めを行って、前記一方の型及び前記他方の型の成形面に応じた形状の成形体を成形する成形金型において、
誘導加熱コイルを、前記一方の型及び前記他方の型の少なくとも一方に設けるとともに、前記誘導加熱コイルによる誘導磁界が、前記一方の型の前記成形面及び/又は前記他方の型の前記成形面と実質的に平行になるように、前記成形面の近傍に配置したことを特徴とする成形金型。 - 前記成形面が、前記一方の型又は前記他方の型に設けられた駒に形成されている場合において、前記誘導加熱コイルを前記駒に設けたことを特徴とする請求項1に記載の成形金型。
- 前記一方の型又は前記他方の型の温度を、所定のタイミングで上昇又は下降させるように、前記誘導加熱コイルの制御を行う制御装置を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の成形金型。
- 前記制御装置が、前記誘導加熱コイルの制御を行うとともに、前記一方の型又は前記他方の型の温度管理を行うことを特徴とする請求項3に記載の成形金型。
- 前記一方の型及び/又は前記他方の型に形成されたキャビティに前記材料を射出して、前記成形体を成形することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の成形金型。
- 型開き状態の前記一方の型及び前記他方の型の間に前記材料を供給した後、前記前記一方の型及び前記他方の型の型閉めを行い、前記材料を前記前記一方の型及び前記他方の型で加圧して前記成形体を成形することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の成形金型。
- 前記成形体が、光学素子であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の成形金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004027976A JP4416159B2 (ja) | 2004-02-04 | 2004-02-04 | 成形金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004027976A JP4416159B2 (ja) | 2004-02-04 | 2004-02-04 | 成形金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005219280A true JP2005219280A (ja) | 2005-08-18 |
JP4416159B2 JP4416159B2 (ja) | 2010-02-17 |
Family
ID=34995310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004027976A Expired - Fee Related JP4416159B2 (ja) | 2004-02-04 | 2004-02-04 | 成形金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4416159B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2431151A3 (en) * | 2010-09-17 | 2012-05-30 | Honda Motor Co., Ltd. | Molding apparatus and method |
JP2012214041A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-11-08 | Mitsubishi Chemicals Corp | 樹脂成形用電磁誘導加熱式金型装置を用いた樹脂成形体の製造方法 |
JP2012214040A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-11-08 | Mitsubishi Chemicals Corp | 樹脂成形用電磁誘導加熱式金型装置 |
JP2016185665A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | 第一高周波工業株式会社 | 加熱方法 |
JP2020044782A (ja) * | 2018-09-20 | 2020-03-26 | ブラザー工業株式会社 | 走査レンズの製造方法、金型および機能駒の製造方法 |
-
2004
- 2004-02-04 JP JP2004027976A patent/JP4416159B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2431151A3 (en) * | 2010-09-17 | 2012-05-30 | Honda Motor Co., Ltd. | Molding apparatus and method |
US20120292826A1 (en) * | 2010-09-17 | 2012-11-22 | Honda Motor Co., Ltd. | Molding apparatus and method |
US8808606B2 (en) * | 2010-09-17 | 2014-08-19 | Honda Motor Co., Ltd. | Molding apparatus and method |
JP2012214041A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-11-08 | Mitsubishi Chemicals Corp | 樹脂成形用電磁誘導加熱式金型装置を用いた樹脂成形体の製造方法 |
JP2012214040A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-11-08 | Mitsubishi Chemicals Corp | 樹脂成形用電磁誘導加熱式金型装置 |
JP2016185665A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | 第一高周波工業株式会社 | 加熱方法 |
JP2020044782A (ja) * | 2018-09-20 | 2020-03-26 | ブラザー工業株式会社 | 走査レンズの製造方法、金型および機能駒の製造方法 |
JP7159738B2 (ja) | 2018-09-20 | 2022-10-25 | ブラザー工業株式会社 | 走査レンズの製造方法、金型および機能駒の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4416159B2 (ja) | 2010-02-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100850308B1 (ko) | 합성 수지 성형용 금형 | |
JP4865734B2 (ja) | 射出成形機用金型装置 | |
JPH09234774A (ja) | プラスチックレンズの射出成形方法 | |
KR102131382B1 (ko) | 주조용 샌드 코어 성형 장치 및 주조용 샌드 코어 성형 방법 | |
JP5261283B2 (ja) | 合成樹脂成形用金型 | |
JP4416159B2 (ja) | 成形金型 | |
JP4227018B2 (ja) | 溶融したガラス溶融塊を非接触に成形するための方法及び装置 | |
JP4674241B2 (ja) | 成形金型の加熱方法並びに樹脂成形品の製造方法 | |
JPS6395919A (ja) | 射出成形装置 | |
JPH02102009A (ja) | 加圧成型用金型および加圧成型方法 | |
JP4265866B2 (ja) | プラスチック光学素子の製造方法、プラスチック光学素子製造装置及びプラスチック光学素子 | |
JP2828161B2 (ja) | プラスチック成形装置 | |
JP2004249640A (ja) | 高精度プラスチックス製光学部品用金型の冷却装置 | |
JPH02164730A (ja) | 光学素子成形方法 | |
JP7547261B2 (ja) | 溶融用ヒータ、および成形品の製造方法 | |
JPH0339208A (ja) | 成形装置および成形方法 | |
JP3964939B2 (ja) | 光学素子成形装置 | |
JP4358406B2 (ja) | 光学素子の成形装置及び成形方法 | |
JP3268003B2 (ja) | 金型のキャビティ表面の加熱方法および加熱装置 | |
Berlin et al. | Variothermal mold heating by infrared radiation–an interaction between material and technology | |
JPH09104048A (ja) | 金型の加熱装置、加熱冷却装置及びその方法 | |
JP3910713B2 (ja) | 光学素子成形型の加熱方法とその装置 | |
JPH0248498B2 (ja) | Kogakubuhinnoseikeisochi | |
JP2002103405A (ja) | 光学素子の成形方法及び成形金型 | |
JP4232305B2 (ja) | 精密ガラス光学素子の製造方法およびその方法を用いた精密ガラス光学素子の製造装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070125 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20070814 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20070814 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090424 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090714 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090912 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091118 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091120 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4416159 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151204 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |