JP2002103405A - 光学素子の成形方法及び成形金型 - Google Patents

光学素子の成形方法及び成形金型

Info

Publication number
JP2002103405A
JP2002103405A JP2000304693A JP2000304693A JP2002103405A JP 2002103405 A JP2002103405 A JP 2002103405A JP 2000304693 A JP2000304693 A JP 2000304693A JP 2000304693 A JP2000304693 A JP 2000304693A JP 2002103405 A JP2002103405 A JP 2002103405A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical element
molding
optical
temperature
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000304693A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Kodama
卓弥 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2000304693A priority Critical patent/JP2002103405A/ja
Publication of JP2002103405A publication Critical patent/JP2002103405A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、良質な面精度の光学素子を成形で
きる光学素子の成形金型を提供する。 【解決手段】 射出注入される溶融樹脂を、内部にて成
形保圧し、冷却して所望の形状の成形品である光学素子
を得る光学素子1の成形金型において、光学素子1の光
学面(a)乃至(d)を成形する複数の入子11乃至1
4と、光学素子ぬ1非光学面(f)を成形するスリーブ
19とを備え、前記スリーブ19側に成形時における成
形品の非光学面(f)若しくはその一部の温度を、光学
面(a)乃至(d)の温度よりも高くかつガラス転移点
よりも低くする電熱ヒータを設けたことを特徴とするも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学素子の成形方
法及び成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、様々な射出成形機や周辺装置の開
発により、プラスチック射出成形品であるプラスチック
レンズ等のような薄肉製品のハイサイクル成形等、様々
な高付加価値を持った成形技術が実現されてきており、
このようなプラスチックレンズの光学面の精度向上の手
段としては、特公平6−53375号公報に開示されて
いるように樹脂を再加熱溶融する成形方法や、特公平6
−51332号公報に開示されているように金型を再加
熱しながら更に樹脂を圧縮する射出圧縮成形方法等が挙
げられる。
【0003】プラスチックレンズ等のようなプラスチッ
ク光学素子の場合、光学面の歪みを抑えることが成形の
最大の課題である。光学面の歪みの主要因は、製品の冷
却速度の違いにより生じる内部の温度バラツキと成形時
の圧力分布に起因する。
【0004】特公平6−53375号公報、特公平6−
51332号公報に開示された成形方法では、圧力分布
が緩和できることから光学面の歪みを抑えることが可能
であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の成形方法では、光学面の形状精度を向上させることは
可能であるが、金型を再加熱し、再度冷却するため工程
が必要で、温度分布が小さくなるまで金型内部で十分徐
冷しなければならず、成形サイクルが長くなるという問
題をかかえていた。このように成形サイクルが長くなる
ことは量産性に欠け、製品コストが高騰してしまう原因
となる。
【0006】また、上述した成形方法では、プリズム等
のような厚肉のプラスチック光学素子の場合の表層部と
中心部付近の温度分布の不均衡による収縮差からおこる
面精度不良については何等考慮されていない。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、成形品の肉厚の大小を問わず、短い成形サイク
ルで良質な面精度の成形品を成形できる光学素子の成形
方法及び成形金型を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
溶融樹脂を金型内部に射出し、保圧、冷却して所望の形
状の光学素子を得る光学素子の成形方法において、光学
素子の非光学面若しくはその一部の温度を、光学面の温
度よりも高くかつガラス転移点よりも低くして成形する
工程と、成形した光学素子の光学面の温度をガラス転移
点以下に冷却した後、前記金型より取り出す工程とを含
むことを特徴とするものである。
【0009】この発明によれば、光学素子の非光学面若
しくはその一部の温度を、光学面の温度よりも高くかつ
ガラス転移点よりも低くして成形し、成形した光学素子
の光学面の温度をガラス転移点以下に冷却した後、金型
より取り出すものである。
【0010】成形品(光学素子)の冷却による温度変化
に伴う面精度不良は、成形品の表層部と中心部付近との
温度差によるものである。
【0011】つまり、金型から取り出された際に成形品
の表層部の温度より中心部付近の温度が高いために、中
心部付近が冷却固化されるに伴って表層部側を中心方向
に向かって引張ってしまうことによる。
【0012】表層部の弾性強度は、成形品材料(樹脂)
の温度と比例関係にあるため、表層部の温度が高い程固
化する部分の厚みが薄く強度が弱くなり、中心方向に引
張られ易く、ヒケが生じ易い。本発明のように成形品の
表層部の一部、即ち、非光学面若しくはその一部に局部
的に温度を高める部分を設けることにより、その部分が
特に中心方向に引張られることになり、成形品取り出し
後のヒケが起こりやすくなり、その分光字面の面変化が
小さくなる。これにより、短い成形サイクルによっても
良質な面精度の成形品である光学素子を得ることができ
る。
【0013】請求項2記載の発明は、成形された光学素
子を金型内部から取り出した後に、この光学素子の非光
学面若しくはその一部の温度を所定の時間ガラス転移点
よりも低く、かつ、光学面の温度よりも高温に保持した
後に冷却して成形品とすることを特徴とするものであ
る。
【0014】この発明によれば、成形された光学素子を
金型内部から取り出した後において、請求項1記載の発
明の場合と同様にして、非光学面若しくはその一部に局
部的に温度を高める部分を設けることにより、その部分
が特に中心方向に引張られることになり、この部分のヒ
ケが起こりやすくなり、その分光字面の面変化が小さく
なる。これにより、良質な面精度の光学素子を得ること
ができる。
【0015】請求項3記載の発明は、射出注入される溶
融樹脂を、内部にて成形保圧し、冷却して所望の形状の
成形品である光学素子を得る光学素子の成形金型におい
て、光学素子の光学面を成形する複数の入子と、光学素
子の非光学面を成形する入子又はスリーブとを備え、前
記非光学面を成形する入子又はスリーブ側に成形時にお
ける成形品の非光学面若しくはその一部の温度を、光学
面の温度よりも高くかつガラス転移点よりも低くする温
度調整手段を設けたことを特徴とするものである。
【0016】請求項3記載の発明によれば、前記非光学
面を成形する入子又はスリーブ側に成形時における成形
品の非光学面若しくはその一部の温度を、光学面の温度
よりも高くかつガラス転移点よりも低くする温度調整手
段を設けているので、成形品である光学素子の非光学面
若しくはその一部に局部的に温度を高める部分を設ける
ことができ、その部分が特に中心方向に引張られ、ヒケ
が起こりやすくなり、その分光字面の面変化が小さくな
る。これにより、良質な面精度の光学素子を成形できる
成形金型を提供することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。
【0018】(実施の形態1) (構成)本発明の実施の形態1では、図1に示すよう
に、4面の光学面(a)、(b)、(c)、(d)と、
2面の非光学面(e)、(f)を有する光学素子1を成
形するものとして以下の説明を行う。
【0019】前記光学素子1を成形する成形金型は、図
2、図3に示すように、非光学面(e)を形成する金型
固定側の入子18、非光学面(f)を形成する金型可動
側のスリーブ19の両方若しくは一方の内部に図示しな
いがヒータ又は断熱材を埋め込んでいる。
【0020】これにより、入子18又はスリーブ19の
方が、光学面(a)、(b)、(c)、(d)を形成す
る入子11、14、13、12よりもガラス転移点以下
で高くなるように設定するか若しくは冷却が遅れるよう
する。
【0021】本実施の形態1の成形方法においては、成
形金型内部に成形材料(樹脂)を射出し、保圧後、光学
面(a)、(b)、(c)、(d)がガラス転移点以下
に冷却されてから成形品を成形金型より取り出す。
【0022】また、成形品を成形金型から取り出した際
に、非光学面(e)、(f)をガラス転移点以下で加熱
するか、断熱材を接触させるかの手段によって、成形金
型外部で上述した場合と同様のことを行っても良い。
【0023】(作用)上記のように本実施の形態1によ
り成形された光学素子1の冷却状態を図4に示す。
【0024】この光学素子1の非光学面(e)、(f)
は、スリーブ19内のヒータで加熱又は断熱材による冷
却遅延で、光学面(a)、(b)、(c)、(d)の4
面(図4では光学面(b)及び(c)は省略)よりも温
度が高いため、非光学面(e)、(f)の冷却層(斜線
を付して示す)3は、光学面(a)、(d)の冷却層
(斜線を付して示す)4の厚さよりも薄くなっており、
また、中心部付近5は前記冷却層3及び冷却層4よりも
高温の状態である。
【0025】この状態で、成形金型から成形品の取り出
しを行うと、成形品の冷却が進行し、これに伴い収縮が
起こるが、中心部付近5の冷却進行による収縮力は、光
学面(a)、(b)、(c)、(d)の冷却層4よりも
薄い非光学面(e)、(f)の冷却層3を選択的に引張
るようになる。
【0026】これにより、従来例で述べたように光学面
(a)、(b)、(c)、(d)が中心方向に引張られ
る際の面形状の変化量が、非光学面(e)、(f)の変
化量に吸収される、つまり、非光学面(e)、(f)に
ヒケを誘発する形になる。その分、光学面(a)、
(b)、(c)、(d)の面精度が劣化することは無く
なる。
【0027】ここで、従来の光学素子の光学面における
成形金型からの取り出し後の形状変化(曲率がある面の
場合は曲率をキャンセルして平面換算)であるP−V値
と、凹凸変化の状態を図5に示し、本実施の形態1の光
学素子1の光学面(a)、(b)、(c)、(d)にお
ける成形金型からの取り出し後の形状変化(曲率がある
面の場合は曲率をキャンセルして平面換算)であるP−
V値と、凹凸変化の状態を図6に示す。
【0028】図5、図6の比較から明らかなように、本
実施の形態1の光学素子1の場合の方が、従来の光学素
子の場合よりもP−V値、凹凸変化とも少ないことが判
明した。
【0029】(効果)上述したように、本実施の形態1
の成形方法によれば、光学素子1の光学面(a)、
(b)、(c)、(d)の面形状変化が、図5、図6の
比較から明らかなように小さくなるため、これら光学面
(a)、(b)、(c)、(d)の面精度を従来の成形
方法の場合よりもよりも向上させることができる。
【0030】また、本実施の形態1の成形方法によれ
ば、成形サイクルを短縮しても光学面(a)、(b)、
(c)、(d)の温度よりも非光学面(e)、(f)の
温度が高いため、やはり非光学面(e)、(f)に対
し、光学面(a)、(b)、(c)、(d)の面形状変
化が小さく、単純に成形サイクルを短縮した場合に比べ
光学面(a)、(b)、(c)、(d)の面精度の向上
が見られる。また、本実施の形態1の成形方法によれ
ば、成形サイクルをより短縮することが可能となる。
尚、成形金型外部で成形品である光学素子1について上
述した場合と同様の温度差をつけた場合も同様である。
【0031】(実施の形態2)以下に、本発明の実施の
形態2を詳細に説明する。
【0032】図7、図8は、本発明の実施の形態2の成
形金型を示すものである。
【0033】本実施の形態2においても、図1に示すよ
うに光学面(a)、(b)、(c)、(d)の4面と、
2面の非光学面(e)、(f)を有する光学素子1を成
形するものとして以下の説明を行う。
【0034】図7に示すように、光学素子1の4面の光
学面(a)、(b)、(c)、(d)は、それそれが4
つの入子11、14、13、12から形成され、(a)
面を形成する入子12及び(c)面を形成する入子13
はスライド本体15に組み込まれ、光学面(d)を形成
する入子12はスライド本体16に、光学面(b)を形
成する入子18はスライド本体17にそれぞれ組み付け
られる。
【0035】非光学面(e)は、成形金型固定側の入子
18にて形成され、非光学面(f)は、前記入子11、
13、12、14がそれぞれが組み付けられたスライド
本体15、16、17が成形金型の開閉に連動して摺動
するように配置された成形金型可動側のスリーブ19に
て形成される。
【0036】非光学面(e)を形成する入子18は、冷
却工程後の成形金型閉時に光学素子1より離型され、入
子11、13、12、14は、それそれが組み込まれた
スライド本体15、16、17とともに摺動し、成形金
型閉時には前進、成形金型開時には後退して成形品が取
り出される状態になる。
【0037】この成形金型において、金型固定側の入子
18及び金型可動側のスリーブ19に光学面を形成する
入子11、13、12、14よりも熱伝導率の低い材質
であるジルコニアに無電解PNiメッキを施したものを
用いる。
【0038】射出成形の際には成形材料としてポリオレ
フィン系材脂を用い、265℃で加熱溶融する。
【0039】成形金型温度は、131℃とし、射出、保
圧及び冷却を行った。成形品中心部付近がガラス転移点
まで冷却されるまでの時間は理論計算上約150秒であ
るため、成形サイクル開始後150秒で成形金型を開き
成形品を成形金型内部より取り出した。
【0040】十分な冷却時間経過後、各光学面(a)、
(b)、(c)、(d)の面精度測定を行ったところ、
いずれの光学面(a)、(b)、(c)、(d)も面の
山と谷の最大差を表わすP−V値は約0.7μmであ
り、干渉縞の様子からクセ等は確認されなかった。
【0041】(実施の形態3)実施の形態3において
は、上述した実施の形態2の成形金型において、図9に
示すように、入子18、スリーブ19には、入子11、
13、12、14と同じ材質のものを使用し、入子1
8、スリーブ19の後方に外部コントローラにて温度コ
ントロールされる温度調整手段である電熱ヒータ20を
埋設し、更に断熱材21で周囲を覆い電熱ヒータ20の
熱が成形金型に伝導しないようにし、成形品の非光学面
(e)、(f)を形成する部位のみが加熱されるように
した。
【0042】使用樹脂、樹脂温度、成形金型温度は実施
の形態2と同様であるが、電熱ヒータ20による加熱温
度を樹脂材料のガラス転移点よりも1℃低く設定した。
【0043】射出、保圧、冷却後、実施の形態2の場合
と同様、成形サイクル開始後150秒で成形品を成形金
型から取り出し、十分冷却後面精度測定を行ったとこ
ろ、実施の形態2の成形方法の際と同様の結果が得られ
た。
【0044】(実施の形態4)実施の形態1の成形金型
において、前記入子18、スリーブ19には入子11、
12、13、14と同じ材質のものを使用した。
【0045】成形サイクル開始150秒後、成形金型か
ら取り出した成形品の非光学面(e)(f)を、外部コ
ントローラにて温度コントロールされる図11に示す電
熱ヒータ22を埋設した金属ブロック23で保持し、成
形金型と同温度で2分30秒保持させ、その後金属ブロ
ック23での保持を開放、自然放冷した。
【0046】十分冷却後、面精度測定を行ったところ、
実施の形態2、実施の形態3の成形方法の場合と同様の
結果が得られた。
【0047】(比較例1)実施の形態3の成形金型にお
いて、同様の射出成形条件で成形を行った。成形サイク
ル開始150秒後に成形金型より成形品を取り出し、十
分冷却後面精度測定を行ったところ各光学面にはヒケが
発生しており、P−V値を測定するに至らなかった。
【0048】(比較例2)比較例1と同様に射出成形を
行い、実施の形態2乃至4の場合と同様なレベルの面精
度が得られるように成形サイクルを伸ばしたところ、成
形金型内部に280秒保持後、取り出し、自然放冷しな
ければならないことが明らかになった。
【0049】上述した本実施の形態1乃至4及び比較例
1、2の説明から明かなように、成形金型内部又は外部
で、非光学面の表面温度を光学面の表面温度よりも高く
保つことで、中心部付近5の冷却収縮が、表層固化部の
厚さが大きい光学面よりも、表層固化部の厚さが薄い非
光学面がより多くの影響を受け、成形品取り出し後のヒ
ケが起こりやすくなり、その分光字面の面変化が小さく
なる。
【0050】このことは、非光学面(e)(f)のP−
V値を3次元測定器を用いて測定した場合、実施の形態
1乃至4の成形方法による光学素子1では約2μm、比
較例1及び2の成形方法による光学素子では約1μmで
あることからも裏付けられる。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、より短い
成形サイクルで従来の成形品と同じ面精度レベルの光学
素子を得ることが可能となり、成形品の製造コストダウ
ンに寄与することが可能な光学素子の成形方法を提供で
きる。また、本発明によれば、成形サイクルを従来例並
みとした場合は、より面精度の良い光学素子を得ること
が可能であり、製品の高精度化に寄与することが可能な
光学素子の成形方法を提供できる。
【0052】請求項2記載の発明によれば、成形された
光学素子を金型内部から取り出した後において、非光学
面若しくはその一部に局部的に中心方向に引張りヒケを
生させ、その分光字面の面変化をが小さくし、これによ
り、良質な面精度の光学素子を得ることができる光学素
子の成形方法を提供できる。
【0053】請求項3記載の発明によれば、非光学面を
成形する入子又はスリーブ側に前記温度調整手段を設け
ることによって、良質な面精度の光学素子を成形できる
成形金型を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の光学素子を示す斜視図
である。
【図2】本発明の実施の形態1の光学素子を成形する成
形金型(可動側)を示す平面図である。
【図3】本発明の実施の形態1の光学素子を成形する成
形金型(固定側)を示す平面図である。
【図4】本発明の実施の形態1の光学素子の冷却状態の
説明図である。
【図5】従来例の光学素子の取出後の経過時間に対する
P−V値及び凹凸変化を示すグラフである。
【図6】本発明の実施の形態1の光学素子の取出後の経
過時間に対するP−V値及び凹凸変化を示すグラフであ
る。
【図7】本発明の実施の形態2の光学素子を成形する成
形金型(可動側)を示す平面図である。
【図8】本発明の実施の形態2の光学素子を成形する成
形金型(固定側)を示す平面図である。
【図9】本発明の実施の形態3の光学素子を成形する成
形金型(可動側)を示す平面図である。
【図10】本発明の実施の形態3の光学素子を成形する
成形金型(固定側)を示す平面図である。
【図11】本発明の実施の形態4の電熱ヒータを埋設し
た金属ブロックを示す断面図である。
【符号の説明】
1 光学素子 3 冷却層 4 冷却層 5 中心部付近 11 入子 12 入子 13 入子 14 入子 15 スライド本体 16 スライド本体 17 スライド本体 18 入子 19 スリーブ 20 電熱ヒータ 21 断熱材 22 電熱ヒータ 23 金属ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29L 11:00 B29L 11:00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融樹脂を金型内部に射出し、保圧、冷
    却して所望の形状の光学素子を得る光学素子の成形方法
    において、 光学素子の非光学面若しくはその一部の温度を、光学面
    の温度よりも高くかつガラス転移点よりも低くして成形
    する工程と、 成形した光学素子の光学面の温度をガラス転移点以下に
    冷却した後、前記金型より取り出す工程と、 を含むことを特徴とする光学素子の射出成形方法。
  2. 【請求項2】 成形された光学素子を金型内部から取り
    出した後に、この光学素子の非光学面若しくはその一部
    の温度を所定の時間ガラス転移点よりも低く、かつ、光
    学面の温度よりも高温に保持した後に冷却して成形品と
    することを特徴とする射出成形方法。
  3. 【請求項3】 射出注入される溶融樹脂を、内部にて成
    形保圧し、冷却して所望の形状の成形品である光学素子
    を得る光学素子の成形金型において、 光学素子の光学面を成形する複数の入子と、 光学素子の非光学面を成形する入子又はスリーブとを備
    え、 前記非光学面を成形する入子又はスリーブ側に成形時に
    おける成形品の非光学面若しくはその一部の温度を、光
    学面の温度よりも高くかつガラス転移点よりも低くする
    温度調整手段を設けたこと、 を特徴とする光学素子の成形金型。
JP2000304693A 2000-10-04 2000-10-04 光学素子の成形方法及び成形金型 Withdrawn JP2002103405A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000304693A JP2002103405A (ja) 2000-10-04 2000-10-04 光学素子の成形方法及び成形金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000304693A JP2002103405A (ja) 2000-10-04 2000-10-04 光学素子の成形方法及び成形金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002103405A true JP2002103405A (ja) 2002-04-09

Family

ID=18785695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000304693A Withdrawn JP2002103405A (ja) 2000-10-04 2000-10-04 光学素子の成形方法及び成形金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002103405A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010082838A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Konica Minolta Opto Inc レンズ製造方法
WO2013146871A1 (ja) * 2012-03-30 2013-10-03 コニカミノルタ株式会社 熱可塑性樹脂製品の製造方法及び装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010082838A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Konica Minolta Opto Inc レンズ製造方法
WO2013146871A1 (ja) * 2012-03-30 2013-10-03 コニカミノルタ株式会社 熱可塑性樹脂製品の製造方法及び装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001113580A (ja) 射出成形装置
JPH0134132B2 (ja)
JP2009255468A (ja) 2色成形用金型及び2色成形方法
JP2002103405A (ja) 光学素子の成形方法及び成形金型
JP2005511362A (ja) 熱可塑性合成材料製光学部品の射出成形方法
JP2000127175A (ja) 成形装置
JP2011121322A (ja) 射出成形方法
US20220105694A1 (en) Injection molding device and method for injection molding
JP2008230005A (ja) プラスチックレンズ成形方法およびレンズプリフォーム
JPH05124077A (ja) プラスチツク成形品の製造方法
EP2801473A1 (en) Method for molding a resin optical lens and the optical lens made thereby
JP3719757B2 (ja) 成形金型および成形方法
JPH0596576A (ja) 成形金型
JPH0421574B2 (ja)
JP3197981B2 (ja) 射出成形方法
JP4242621B2 (ja) プラスチック光学部品の射出成形方法
JP2005219280A (ja) 成形金型
JPH11114968A (ja) 樹脂成形装置
JPH0740404A (ja) プラスチック光学素子の射出成形方法
JPH03193322A (ja) プラスチックレンズの成形用金型
JP4039848B2 (ja) プラスチック光学部品の射出成形方法及び射出成形金型
JP2001062870A (ja) プラスチック成形用金型およびその成形方法
JP4574900B2 (ja) プラスチック光学素子の射出成形方法及び射出成形金型
JP2001232655A (ja) 樹脂成形品の成形方法及び成形用金型及び樹脂成形品
JPH09183146A (ja) 射出成形方法および射出成形用金型

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071204