JP2005218927A - 廃棄物処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型化せず、簡単な構成で、ランニングコストを抑えることができ、生ごみ等の廃棄物の投入時に投入口から立ちのぼる臭気が、周囲へ拡散するのを防止することが可能となる衛生的で使い勝手の良い廃棄物処理装置を提供する。
【解決手段】廃棄物を投入する投入口21を備えた廃棄物処理装置であって、前記投入口21を開閉する蓋20と、前記投入口21と前記蓋20との間にあって、前記投入口21を覆う開閉可能な複数のシャッタ板31からなるシャッタと、前記蓋に設けられ該蓋を閉じると前記シャッタ板31を閉塞方向に付勢する付勢手段と、を有する構成とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、生ごみ投入時に投入口から立ちのぼる臭気が、廃棄物処理装置の周囲へ拡散することを防止できる廃棄物処理装置に関するものである。
近年、生ごみ等の廃棄物処理手段として、微生物の力を利用した廃棄物処理装置が知られている。この廃棄物処理装置は、処理槽内に廃棄物を分解処理させるため微生物を含む基材が充填してあり、投入蓋を開いて処理槽に設けた投入口から廃棄物を処理槽内に投入し、基材中に生息する微生物の働きで廃棄物を分解処理するようになっている。
これによると、廃棄物が上記した微生物の働きによる分解によって、水分(水蒸気)と炭酸ガスになり、排気装置により廃棄物処理装置外へ排気ガスとして排出されるが、その排気ガス中には、水蒸気や炭酸ガスと供に、投入された廃棄物の臭気や、廃棄物が微生物分解されることに伴う臭気を含んでおり、それらの臭気は一般に悪臭であり、廃棄物処理装置の投入口から新たに生ごみ等の廃棄物を投入する際等において、投入口からの臭気を拡散させ周辺環境を悪化させる等の問題を有していた。
そのため、例えば、特許文献1のように生ごみ投入口の上方にエアーカーテンを形成するための空気を送風するファンを設け、このエアーカーテンによって臭気の拡散を防止するようにした廃棄物処理装置が提案されている。
特開2002−320946号公報
しかしながら、上記従来例における特許文献1のものでは、上記の廃棄物処理装置は、前述したように生ごみ投入口の上方にエアーカーテンを形成するための空気を送風するファンを設けることが必要なため、送風するファンの気流の強さや気流を形成するメカ構成が複雑で、またエアーカーテンの気流形成部を設けるスペースも必要となり、廃棄物処理装置が大型化してコストアップとなる上に、送風ファンへの電力供給によるランニングコストがアップする等の問題を有していた。また、廃棄物処理装置としては上記のような処理装置だけではなく、廃棄物を収納可能な収納槽として構成し、これを例えば空き缶や空き瓶等の廃棄物や庭木の剪定枝や刈り取った草などの一時的な収納場所として使用する場合等において、収納した廃棄物からの臭気等を収納槽の周囲へ拡散することを、簡単な構成で防止できるようにしたものが、これまでのところなかった。
そこで、本発明は、上記課題を解決し、大型化せず、簡単な構成で、ランニングコストを抑えることができ、生ごみ等の廃棄物の投入時に投入口から立ちのぼる臭気が、周囲へ拡散するのを防止することが可能となる衛生的で使い勝手の良い廃棄物処理装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、以下のように構成した廃棄物処理装置を提供するものである。
すなわち、本発明の廃棄物処理装置は、廃棄物を投入する投入口を備えた廃棄物処理装置であって、前記投入口を開閉する蓋と、前記投入口と前記蓋との間にあって、前記投入口を覆う開閉可能なシャッタと、前記蓋に設けられ、該蓋を閉じると前記シャッタ板を閉塞方向に付勢する付勢手段と、を有することを特徴としている。
また、本発明の廃棄物処理装置は、廃棄物が収納可能な収納槽として構成することができる。
また、本発明の廃棄物処理装置は、前記廃棄物を投入する投入口が廃棄物を収納・処理する処理槽に設けられ、該投入口から処理槽内に投入された廃棄物を混合・攪拌して処理する廃棄物処理装置として構成することができる。
また、本発明の廃棄物処理装置は、前記処理槽は前記投入口から投入された廃棄物を収容し処理生物を含む基材を用いて分解処理する処理槽であって、前記投入蓋の開閉を検知する投入蓋開閉検知手段と、前記処理槽内の混合物を加熱する加熱手段と、前記処理槽内に外気を取り入れる吸気口と、前記処理槽内の気体を排気する排気口と、微粉末の外部漏れを防止する着脱可能な除塵フィルタと、前記吸気口あるいは排気口と連通して前記処理槽内の通気を行う排気ファンと、を有する構成とすることができる。
また、本発明の廃棄物処理装置は、前記シャッタが、複数のシャッタ板からなり、該シャッタ板はその中心に設けた回動軸を支点に回動するように構成することができる。
また、本発明の廃棄物処理装置は、前記シャッタ板が、該シャッタ板が回動した時に前記撹拌手段と干渉しない長さに分割されているように構成することができる。
また、本発明の廃棄物処理装置は、前記シャッタ板を、抗菌性の樹脂あるいは抗菌性のステンレスで構成することができる。
また、本発明の廃棄物処理装置は、前記シャッタは、複数のシャッタ板を有するシャッタ部からなり、該シャッタ部は前記投入口に着脱可能に装着できるように構成することができる。その際、前記シャッタ部を、シャッタ枠と、該シャッタ枠に回動軸で支持された複数のシャッタ板によって構成することができる。
また、本発明の廃棄物処理装置は、前記付勢手段を、前記投入蓋の前記投入口と対向する面に取り付けたスポンジ、ゴムパッキン、板バネ、エアークッション等の弾性部材で構成することができる。
また、本発明の廃棄物処理装置は、前記付勢手段が、前記投入口と対向する面の前記投入蓋に取り付けた固定部材と、前記固定部材を支点として回動する付勢枠とを有し、前記固定部材と前記付勢枠の取り付け部にバネを設け、前記バネにより前記付勢枠を前記投入口側に付勢するように構成することができる。
本発明によれば、大型化せず、簡単な構成で、ランニングコストを抑えることができ、生ごみ等の廃棄物の投入時に投入口から立ちのぼる臭気が、周囲へ拡散するのを防止することが可能となる衛生的で使い勝手の良い廃棄物処理装置を実現することができる。
以下に、本発明の実施の形態における臭気の拡散を防止するシャッタを有する廃棄物処理装置について説明する。
図1は、本発明の実施の形態における廃棄物処理装置の外装部装着時の斜視図であり、図2は本発明の実施の形態における廃棄物処理装置の構成を示す斜視図であり、図3は図2のA視から見た廃棄物処理装置の断面図であり、図4は図2のB視から見た廃棄物処理装置の図である。
図2及び図3において、1は動力源の駆動モーター、2は駆動モーター1の出力軸先端に固定された小スプロケット、3は小スプロケット2とかみ合うチェーン、4はチェーン3とかみ合う大スプロケット、5は廃棄物を撹拌する撹拌部材としての撹拌羽根、6は撹拌羽根5を回転させる撹拌軸、7は撹拌軸6を支持する軸受けである。
また、8は廃棄物処理装置を覆う枠体としての外装部(枠体)、9は面状ヒーター、10は外装部8内に設けられ廃棄物を処理するための処理槽である。この処理槽10は、互いに対向して設けられた一対の側壁としての処理槽側板右13および処理槽側板左14と、この一対の側壁間に横設された槽部12とを有して構成される。処理槽10を加熱する加熱手段としての面状ヒーター9は、処理槽10の下部の槽部12に設けられる。更に、11は廃棄物を分解処理させるための基材である。
また、15は微生物への酸素の供給と分解処理で生成する水分と炭酸ガスの通気を行う排気ファン、16は処理槽10内へ外気を取り込む吸気口、17は処理槽10内で発生した炭酸ガス等を排出する排気口である。
また、22は全体を制御する制御部、23は通気口、24は処理槽10内から発生する粉塵を取り除く除塵フィルタ、25(25a、25b、25c)は処理槽10内の排気口と外気を連通する排気ダクト、26は処理槽10から発生する臭気を帯びた空気を触媒ヒーター26aにより加熱し、酸化触媒26bを用いて脱臭する脱臭手段としての脱臭部、27は脱臭部26の出口温度を検知する温度センサーである。
また、28は外装部8の上部に設けた外気の取り入れ口としての外気取り入れ口、30は外気取り入れ口から取り入れた外気の流れを強制的に作る通気ファン、29は廃棄物処理装置を覆う枠体としての外装部8の一部である底板である。
図1において、18は処理槽10の投入蓋20に取付けられたマグネット、19は投入蓋20に付けたマグネットを検知する投入蓋開閉検知センサー、20は投入蓋、21は廃棄物を投入するための投入口であり、31は投入口21を覆うように複数枚で構成されたシャッタ板であり、36は投入蓋20に設けられたシャッタ板を閉塞方向に付勢する付勢部材である。
次に、上述のように構成された廃棄物処理装置の作用および動作について、図2と図3を用いて説明する。
処理槽10は中央に撹拌軸6を有し、中に基材11が入っている。
基材11は、生分解し難い繊維素が主成分のおが屑でその一粒一粒が多孔質で吸水性と空隙を有し、かつ粒形が複雑で粒子間にも大きな空隙が形成されている。この空隙により処理生物への酸素が供給できることで、廃棄物の分解処理の効率が向上する。また、このときの混合物中の廃棄物を分解する処理生物は、好気性の微生物や菌である。
また、処理槽10の中の基材11は、おが屑以外のそば殻やもみ殼などであっても、空隙を保てて、処理生物への酸素を供給できることから、基材11として好適である。
あるいは、生ごみだけを廃棄物処理装置で処理した処理物を種の基材とした基材11を使用しても、既に処理生物が活性状態で生息あるいは休眠していることから、基材11として好適である。
運転中の廃棄物処理装置の投入蓋20を開けると、投入蓋20のマグネット18を検知していた投入蓋開閉検知センサー19は、投入蓋20が開かれたと判断し、撹拌状態の時は駆動モーター1が停止する。
ここで、投入蓋20に取り付けたマグネット18と投入蓋開閉検知センサー19とを備える投入蓋開閉検知手段は、処理槽10に取り付けた磁気に反応する磁気センサーで構成されているが、投入蓋20に突部を設け、その突部を処理槽10側に取り付けた光学センサーで検知しても良い。
また、投入蓋開閉検知センサー19は、本実施の形態においては、非接触式の磁気検知センサーを用いているが、機械式マイクロスイッチであってもよい。
また、投入蓋開閉検知センサー19の取り付け位置は、投入蓋20側あるいは処理槽10側あるいは投入蓋20と処理槽10のどちらか一方に検知センサーを取り付け、他方に検知部材を取り付けても可能である。
次に、廃棄物投入後の撹拌運転について説明する。
廃棄物投入後の駆動モーター1による撹拌運転は、例えば通常は30分周期の間に5分間だけ撹拌を行うが、廃棄物が投入された直後は、すぐに撹拌を開始し、例えば30分周期の間に10分間撹拌をすることで、投入された廃棄物を細かく破砕するとともに基材11とまんべんなく混合できる。
更に、撹拌は基材11と廃棄物の混合の効果以外にも、撹拌することで混合物の温度の一定化と、混合物中に含まれる水分を積極的に混合物の外部へ飛ばすことが可能となることで、混合物の含水率調整機能も有している。
また、投入された廃棄物は、24時間以内で分解処理できることから、廃棄物が24時間以上投入されないときは、撹拌サイクルを5分間撹拌の55分間停止にすることで、撹拌に要する駆動モーター1への電力供給を削減でき、省電力化が可能となる。
また、本実施の形態において、撹拌羽根5は、断面が3角形状であり、撹拌軸6に複数等間隔で取り付けられる構成であるが、撹拌軸6に平板状の撹拌羽根5を複数等間隔で取り付けても可能である。このほかにも撹拌軸6に棒状の撹拌棒を複数等間隔で取り付けても良い。
ここで処理槽10の断面形状は、基材11の全体が均一に軽い作用で撹拌されるように図2と図3に示すように、ほぼ半円以上の円弧部を有する略U字形状になっている。そして円弧部の円弧の中心と一致して水平方向に撹拌軸6が設けられている。この撹拌軸6には撹拌羽根5が複数枚等間隔で固定されている。
なお、本実施の形態では、処理槽10に撹拌軸6を横架させているが、撹拌軸6が処理槽10に鉛直方向に設けられても良い。
また、本実施の形態では、撹拌により水分と炭酸ガスが撹拌停止時以上に発生することから、排気ファン15の通気流量を増加し、吸気口16からの酸素の供給と同時に、分解で発生する水分と炭酸ガスを処理槽10の外部へと排出することで、処理槽10内の混合物が多湿気味になることを防止でき、混合物の含水率調整機能も果たすことができる。
また、このときの排気ファン15の取り付け位置は、本実施の形態では、排気口17に連通する脱臭部26を通過後、排気ダクト25内に排気ファン15を取り付けているが、吸気口16に排気ファン15を取り付けても同様の効果が得られる。
また、吸気口16に取り付ける排気ファン15は、処理槽10内に約40℃から約70℃に加熱した空気を送ることのできる熱風ファンでもよい。吸気口16に熱風ファンを取り付けることにより処理槽10内の気体の温度を上昇させることができる。処理槽10内の気体の温度が上昇することで気体に含まれる飽和水分量が増すことから、時間あたりの通気流量が同じであれば、短時間で混合物中の水分をより多く処理槽10から外へ出すことができる。吸気口16への熱風ファンの取り付けは、混合物が多湿気味になるときに混合物の含水率を調整する手段として有効である。
また、排気口17と連通する排気ダクト25内に排気ファン15を設け、かつ吸気口16に熱風ファンを設ける構成にすることでも上記と同様の効果が得られる。
このようにして、投入された廃棄物と基材11がまんべんなく混合されて分解処理が始まる。
さらに、本実施の形態では、基材状態測定センサー(図示せず)で測定した結果に応じて撹拌運転時間を制御することも可能である。例えば撹拌の間欠運転時間を通常は、30分周期の間に5分間撹拌していたのを、基材状態が乾燥気味の時は、30分周期の間に2分間とすることで必要充分な撹拌時間として撹拌過多により基材11が破砕されるのを防ぎ基材11の寿命を伸ばすことができる。
また、基材状態測定センサーで測定した結果に応じて、撹拌サイクルと排気流量を調整することで、基材と廃棄物の混合物の含水率を調整することが可能となる。処理槽10内が多湿気味になると、嫌気性の菌が増殖し、硫化水素等を発生し、臭気状態が悪臭となることから、基材11と廃棄物の混合物を含水率20%から60%の範囲内に調整することが望ましい。
また、水分が多くなると、撹拌に必要なトルクが大きくなり、動力に無理が生じたり、基材11が微粉化されているときは、水分を含むと粘土状になりやすい傾向がある。基材11が粘土状になると、分解効率が極端に低くなることから、このようなときには、全量または半分以上の基材11の交換が必要となる。
また、このときの基材状態測定手段である基材状態測定センサーは、1対の電極を直接処理槽10内の基材11に接触させ、1対の電極間に電圧を印加して、基材11間を流れる電流を測定し、基材11の含水率を測定する抵抗方式であるが、ヒーターとサーミスタを組み合わせた熱容量方式で有っても良い。
また、基材11と廃棄物の混合物は、投入される廃棄物である生ごみの種類により弱アルカリ性や弱酸性に変わることから、抵抗方式における、混合物に直接接触する電極を構成する材質は、耐酸性、耐アルカリ性に優れたステンレス材を使用すると良い。本実施例では、汎用性があり、価格の安いステンレス材のネジを電極として使用している。
次に、廃棄物投入が中断したり、投入量が低下したときには、撹拌等によって基材11が乾燥しすぎるときがある。このときには、基材11中の微生物が乾燥によって活性化が鈍り処理効率が低くなるばかりではなく、基材11が微粉化したときには飛散したりして、周囲を汚すという欠点がある。また、このとき微粉末に混入している菌も飛散することから、安全衛生上好ましくない。
このようなとき、排気口17に設けた除塵フィルタ24により微粉末を外部に出さないようにすることで上記欠点を補うことができる。
また、除塵フィルタ24は排気口17に機械的に係合または蝶ネジやパチン錠で固定されていることで、器具を使用しないで人手にて取り外すことができる。除塵フィルタ24を取り外せることで、除塵フィルタ24にとりついた基材の微粉末を容易に清掃することが可能である。
更に、処理槽10から発生する臭気を帯びた空気は、脱臭部26で触媒ヒーターにより加熱され、酸化触媒を用いて脱臭されて排気ダクト25を通して処理機外へ排気される。
以上のような本実施の形態の廃棄物処理装置において、その特徴的構成である投入口21のシャッタ板31と付勢手段である付勢部材36について説明する。なお、ここでは生ごみの処理装置である廃棄物処理装置について説明するが、廃棄物処理装置としては上記のような処理装置だけではなく、廃棄物を収納可能な収納槽として構成し、これを例えば空き缶や空き瓶等の廃棄物や庭木の剪定枝や刈り取った草などの一時的な収納場所として使用する場合等において、収納した廃棄物からの臭気等を収納槽の周囲へ拡散することを防止できるようにしたものでも良い。
本実施の形態では図1または図2をB視から見た廃棄物処理装置の構成を示す図4のように、生ごみの投入口21を覆う形で、回動軸32の支点34で回転する複数のシャッタ板31と、このシャッタ板31を閉塞方向に付勢する投入蓋20に設けられた付勢部材36を備えた構成とする。
このような構成にすることで、投入蓋20を開けた際、複数のシャッタ板31によって投入口21が覆われることによって、処理槽10内の気体の立ちのぼりによる臭気の周囲への拡散を防止することができる。
また、生ごみをシャッタ31の上に、運搬してきた容器から空けることで、シャッタ31は生ごみの自重により回転し、シャッタ31の上の生ごみが処理槽10内へと落下し、生ごみを処理槽10内に投入させることができる。
この生ごみを処理槽10内への投入に際し、廃棄物処理装置のシャッタと撹拌羽根の関係を示す図5のように、シャッタ板31が回動して垂直になった時、回転する撹拌羽根5の先端とは、隙間aを持った構成が可能となるシャッタ板31の分割数とすることで、撹拌羽根5との干渉を防止することができる。シャッタ板31の分割数は、投入口21の大きさと、撹拌羽根5の先端から投入口21までの間隔と、隙間aで一義的に決めることができる。
本実施の形態では、撹拌羽根5の先端に処理物が掻き上げられることを想定し、間隔aを20mmとしている。撹拌羽根5の先端と投入口21までの間隔が63mmの時、シャッタ板31の回転半径は43mm以下となる。よって、投入口21が520mmの時、シャッタ板31は6枚の複数構成が好適である。
また、図6または図7に示すように、シャッタ板31は、シャッタ板の中心に設けられた回動軸32と回動軸32の回転支点である支点34で構成され、生ごみがシャッタ板31の上にのせられることで、支点34を中心に回転して生ごみが処理槽内へと落下する。これにより、投入口21に取り付けられたシャッタ板31は、生ごみの自重により回転して開くことから、生ごみの荷重が無くなると開いた状態を維持するが、投入蓋20を閉じる時に、投入蓋20に取り付けた付勢部材36によりシャッタ板31は閉塞する方向に付勢され、このシャッタ板31により投入口21は閉塞される。
このように、次の生ごみ投入時に投入蓋20を開けた時にはシャッタ板31は閉塞状態になっており、処理槽内の臭気が立ちのぼることもなく、臭気の拡散や処理槽内が見える不快感を防止でき、廃棄物処理装置が衛生的に使用できて、使い勝手を向上させることができる。また、付勢部材36によりシャッタ板31が自動で閉じることから、人手を介してシャッタ板31を閉塞する必要がないことから、廃棄物処理装置の使い勝手が格段に向上する。
更に、シャッタ板31の材質を抗菌性の樹脂あるいは抗菌性のステンレスで構成することにより、シャッタ板31に付着した生ごみの腐敗を防止することができることから、より一層の衛生の向上を図ることができる。
以下に、本発明の実施例について説明する。
[実施例1]
図8は、本発明の実施例1におけるシャッタの構成を示す図である。
本実施例においては、複数のシャッタ板31をシャッタ枠38に設けたシャッタ部37を構成した。投入口21から着脱が可能なシャッタ部37は、シャッタ枠38に回動軸32で支持されたシャッタ板31を複数設けて、回転動作を可能としている。このように構成することで、投入口21に直接シャッタ板31を設けた時と同様の機能を果たすことができる。
また、シャッタ部37が投入口21から着脱可能なことから、処理槽10内の基材11や除塵フィルタ24のメンテナンス作業等が容易になる。
図9は、本実施例における投入蓋20を閉じた状態の図である。付勢部材36によりシャッタ板31は水平方向で投入口21を閉じる状態に付勢される。このように、次の生ごみ投入時に投入蓋20を開けた時にはシャッタ板31は閉塞状態になっており、処理槽内の臭気が立ちのぼることもなく、処理槽内の臭気が周囲に拡散することを防止できる。更に、生ごみ投入者に処理槽内が見える不快感を防止できることから、廃棄物処理装置が衛生的に使用できて、使い勝手が格段に向上する。
[実施例2]
図10〜図13は、本発明の実施例2におけるシャッタの付勢部材の種々の形態の部材を使用した構成を示す図である。
図10は付勢部材に板バネ45を使用した構成例である。
また、図11は、付勢部材に冷蔵庫のドアや自動車のドアに使われているパッキン46を使用した構成例である。
また、図12は付勢部材に緩衝材などに使用されるスポンジ47を使用した構成例である。
図13は付勢部材に緩衝材などに使用されるエアークッション48を使用した構成例である。
[実施例3]
図14は、本発明の実施例3におけるシャッタの付勢部材の別の構成例を示す図である。
本実施例においては、付勢部材として棒状の付勢枠39を構成し、この棒状の付勢枠39は固定部材40に取り付けられたバネ41により、投入蓋20を開いた時には、一定の角度になる位置まで投入蓋20から開いた位置にあるが、投入蓋20を閉じると付勢枠39と固定部材40の連結点である支点35を支点にして動作し、バネ41によりシャッタ板31を押さえつけ付勢する力が作用して、シャッタ板31を閉塞するように構成されている。
図15、図16は、本実施例の上記棒状の付勢枠39の形状の構成例を示す図である。
図15は棒状の付勢枠39をコ字形状とした構成例である。ここで、コ字形状付勢枠42は固定部材40とバネ41で構成されている。投入蓋20を閉じるとコ字形状付勢枠42と固定部材40の連結点である支点35を回転支点にして動作し、バネ41によりシャッタ板31を押さえつけ付勢する力が作用して、シャッタ板31を閉塞することができる。
図16は、棒状の付勢枠39をロ字形状とした構成例である。ロ字形状付勢枠43は固定部材40とバネ41で構成されている。投入蓋20を閉じるとロ字形状付勢枠43と固定部材40の連結点である支点35を回転支点にして動作し、バネ41により、シャッタ板31を押さえつけ付勢する力が作用して、シャッタ板31を閉塞することができる。ここでは、連結棒44によりロ字形状の終端部を連結して、ロ字形状を形成している。ロ字形状の終端部の連結は溶接でも可能である。溶接の場合は固定部材40とバネ41をロ字形状付勢枠43に組み込んだ後から溶接をする。このように連結棒44や溶接により終端部を連結することで付勢部材の剛性が向上する。
このように付勢部材は弾力性がある部材であれば、シャッタ板31を閉塞方向に倣わせ、投入口21を閉じることが可能となるから、以上の実施例に限らず弾力性を有する弾性部材であれば本発明の付勢部材としての使用が可能である。
本発明の実施の形態における廃棄物処理装置の外装部装着時の斜視図である。 本発明の実施の形態における廃棄物処理装置の構成を示す斜視図である。 図2のA視から見た廃棄物処理装置の断面図である。 図2のB視から見た廃棄物処理装置の図である。 本発明の実施の形態における廃棄物処理装置のシャッタと撹拌羽根の関係を示す図である。 本発明の実施の形態の廃棄物処理装置におけるシャッタ板の構成を示す図である。 本発明の実施の形態の廃棄物処理装置におけるシャッタ板の構成を示す側面図である。 本発明の実施例1におけるシャッタの構成を示す図である。 本発明の実施例1における投入蓋を閉じた状態を示す図である。 本発明の実施例2における付勢部材に板バネを使用した構成例を示す図である。 本発明の実施例2における付勢部材にパッキンを使用した構成例示す図である。 本発明の実施例2における付勢部材に緩衝材などに使用されるスポンジを使用した構成例を示す図である。 本発明の実施例2における付勢部材に緩衝材などに使用されるエアークッションを使用した構成例を示す図である。 本発明の実施例3におけるシャッタの付勢部材の別の構成例を示す図である。 本発明の実施例3における棒状の付勢枠としてコ字形状の付勢枠の構成例を示す図である。 本発明の実施例3における棒状の付勢枠としてロ字形状の付勢枠の構成例を示す図である。
符号の説明
1:駆動モーター
2:小スプロケット
3:チェーン
4:大スプロケット
5:撹拌羽根
6:撹拌軸
7:撹拌軸を支持する軸受け
8:外装部(枠体)
9:面状ヒーター(過熱手段)
10:処理槽
11:基材
12:槽部
13:処理槽側板右(側壁)
14:処理槽側板左(側壁)
15:排気ファン
16:吸気口
17:排気口
18:投入蓋に取り付けたマグネット
19:投入蓋開閉検知センサー
20:投入蓋
21:投入口
22:制御部
23:通気口
24:除塵フィルタ
25、25a、25b、25c:排気ダクト(管路)
26:脱臭部(脱臭手段)
26a:触媒ヒーター
26b:触媒
27:温度センサー
28:外気取り入れ口
29:底板
30:通気ファン
31:シャッタ板
32:回動軸
34:支点
35:支点
36:付勢部材
37:シャッタ部
38:シャッタ枠
39:付勢枠
40:固定部材
41:バネ
42:コ字形状付勢枠
43:ロ字形状付勢枠
44:連結棒
45:板バネ
46:パッキン
47:スポンジ
48:エアークッション
a:隙間

Claims (11)

  1. 廃棄物を投入する投入口を備えた廃棄物処理装置であって、
    前記投入口を開閉する蓋と、
    前記投入口と前記蓋との間にあって、前記投入口を覆う開閉可能なシャッタと、
    前記蓋に設けられ、該蓋を閉じると前記シャッタ板を閉塞方向に付勢する付勢手段と、
    を有することを特徴とする廃棄物処理装置。
  2. 前記廃棄物処理装置は、廃棄物が収納可能な収納槽として構成されていることを特徴とする請求項1に記載の廃棄物処理装置。
  3. 前記廃棄物処理装置は、前記廃棄物を投入する投入口が廃棄物を収納・処理する処理槽に設けられ、該投入口から処理槽内に投入された廃棄物を混合・攪拌して処理する廃棄物処理装置として構成されていることを特徴とする請求項1に記載の廃棄物処理装置。
  4. 前記処理槽は前記投入口から投入された廃棄物を収容し処理生物を含む基材を用いて分解処理する処理槽であって、前記投入蓋の開閉を検知する投入蓋開閉検知手段と、前記処理槽内の混合物を加熱する加熱手段と、前記処理槽内に外気を取り入れる吸気口と、前記処理槽内の気体を排気する排気口と、微粉末の外部漏れを防止する着脱可能な除塵フィルタと、前記吸気口あるいは排気口と連通して前記処理槽内の通気を行う排気ファンと、を有することを特徴とする請求項3に記載の廃棄物処理装置。
  5. 前記シャッタは、複数のシャッタ板からなり、該シャッタ板はその中心に設けた回動軸を支点に回動することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の廃棄物処理装置。
  6. 前記シャッタ板は、該シャッタ板が回動した時に前記撹拌手段と干渉しない長さに分割されていることを特徴とする請求項5に記載の廃棄物処理装置。
  7. 前記シャッタ板は、抗菌性の樹脂あるいは抗菌性のステンレスで構成されていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の廃棄物処理装置。
  8. 前記シャッタは、複数のシャッタ板を有するシャッタ部からなり、該シャッタ部は前記投入口に着脱可能に装着できる構成を備えていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の廃棄物処理装置。
  9. 前記シャッタ部は、シャッタ枠と、該シャッタ枠に回動軸で支持された複数のシャッタ板によって構成されていることを特徴とする請求項8に記載の廃棄物処理装置。
  10. 前記付勢手段は、前記投入蓋の前記投入口と対向する面に取り付けたスポンジ、ゴムパッキン、板バネ、エアークッション等の弾性部材であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の廃棄物処理装置。
  11. 前記付勢手段は、前記投入口と対向する面の前記投入蓋に取り付けた固定部材と、前記固定部材を支点として回動する付勢枠とを有し、前記固定部材と前記付勢枠の取り付け部にバネを設け、前記バネにより前記付勢枠を前記投入口側に付勢することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の廃棄物処理装置。
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