JP2005218542A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技領域に打ち出された遊技球の詰まりを自動的に解消する。
【解決手段】 遊技を行った際に、遊技領域に打ち出される遊技球15の総数N1と、入賞した遊技球15の総数N2と、アウト口で回収された遊技球15の総数N3とをそれぞれ計数する。遊技球15の打ち出しが終了して、基準経過時間T1経過すると、入賞した遊技球15の総数N2と、アウト口で回収された遊技球の総数N3とを加算して、遊技を行った際に回収された遊技球15の総数Mを算出する。そして、打ち出された遊技球15の総数N1と回収された遊技球15の総数Mとを比較する。この比較において、N1>Mとなる場合に、遊技盤20を構成する板状部材41と、装飾用シート46との間に設けられた圧電素子45に対して所定周期で給電を行って、遊技盤面20aを振動させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるパチンコ機等の弾球遊技機に関するものである。
遊技場に設置されるパチンコ機は、パチンコ機に設けられた操作ハンドルを操作すると、パチンコ機内部に設けられた発射装置が駆動して遊技球を遊技領域に向けて打ち出すようになっている。遊技領域には、様々な障害物が設けられており、例えば流下する遊技球の流下方向を変化させるための障害釘や風車や、入賞チャッカー、スタートチャッカー及びアタッカ等の入賞領域を備えた構造物や、所定の図柄(識別情報)を変動表示し得る変動表示装置等の構造物が配置されている。
例えば障害釘は遊技領域内に多数設けられており、遊技領域を流下する遊技球は、これら障害釘に何度も弾かれながら流下したり、障害釘に案内された後に遊技球を受け入れ可能な上記入賞領域のいずれかに入賞するか、アウト口にて回収されることになる。遊技者は、遊技球が障害釘によってその流下方向を変化させながら流下する様子や、障害釘に案内されて構造物の入賞領域に入賞する様子を観察することによって、パチンコ機での遊技を楽しむことになる。
しかしながら、上記障害釘は遊技領域に多数設けられているため、遊技領域に向けて多くの遊技球が打ち出された場合には、障害釘によって弾かれながら流下する複数個の遊技球が障害釘と障害釘との間に挟まって(詰まって)しまうという問題がある。このような複数の遊技球による詰まりが発生してしまった場合、遊技場の店員によって詰まりの原因となる複数の遊技球を取り除いてもらわない限り遊技を中断させることになるため、遊技者の遊技に対する興趣を低減させるものとなりやすい。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、障害物に起因する複数の遊技球による詰まりを遊技場の店員を呼ばなくても自動的に解消することができるようにした弾球遊技機を提供することを目的とする。
本発明の弾球遊技機は、遊技の際に打ち出された遊技球が、障害物を備えた遊技盤面上の遊技領域を流下する弾球遊技機において、前記遊技領域で流下させた前記遊技球の詰まりを検出する検出装置と、少なくとも前記遊技盤面を振動させる振動装置と、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記振動装置を駆動制御する駆動制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、前記検出装置は、前記遊技領域に打ち出された遊技球を検出する打出球検出センサと、前記遊技領域から回収される遊技球を検出する回収球検出センサと、前記打出球検出センサによって検出された遊技球の数をカウントする打出球計数手段と、前記回収球検出センサによって検出された遊技球の数をカウントする回収球計数手段と、前記打出球数計数手段でカウントされた数と前記回収球計数手段でカウントされた数とを比較する比較判定手段とを備え、前記比較判定手段の判定結果において、前記打出球数計数手段でカウントされた数が前記回収球計数手段でカウントされた数よりも大きいときに、前記駆動制御手段は前記振動装置を駆動制御することが好ましい。
また、前記比較判定手段は、前記遊技球の打ち出しが停止されてから、少なくとも遊技球が遊技領域内を流下する時間経過した後に、前記打出球数計数手段でカウントされた数と前記回収球計数手段でカウントされた数との比較を実行することが好ましい。
また、前記比較判定手段における判定で、前記回収球計数手段でカウントされた数が前記打出球数計数手段でカウントされた数よりも大きくなる場合に、前記比較判定手段から出力される異常信号に応答して警報を発する警報装置を備えたことが好ましい。
本発明の弾球遊技機は、遊技の際に打ち出された遊技球が、障害物を備えた遊技盤面上の遊技領域を流下する弾球遊技機において、前記遊技領域で流下させた前記遊技球の詰まりを検出する検出装置と、少なくとも前記遊技盤面を振動させる振動装置と、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記振動装置を駆動制御する駆動制御手段とを備えたので、遊技媒体の詰まりが発生した場合には、遊技媒体の詰まりを自動的に解消することができる。
また、前記検出装置は、前記遊技領域に打ち出された遊技球を検出する打出球検出センサと、前記遊技領域から回収される遊技球を検出する回収球検出センサと、前記打出球検出センサによって検出された遊技球の数をカウントする打出球計数手段と、前記回収球検出センサによって検出された遊技球の数をカウントする回収球計数手段と、前記打出球数計数手段でカウントされた数と前記回収球計数手段でカウントされた数とを比較する比較判定手段とを備え、前記比較判定手段の判定結果において、前記打出球数計数手段でカウントされた数が前記回収球計数手段でカウントされた数よりも大きいときに、前記駆動制御手段は前記振動装置を駆動制御するから、打ち出された遊技媒体の数と、回収された遊技媒体の数とを比較することによって、確実に遊技媒体の詰まりの発生を検出することができる。また、このような構成とすることで、遊技媒体の詰まりの発生を検出した場合には、遊技媒体の詰まりを自動的に解消することができる。
また、前記比較判定手段は、前記遊技球の打ち出しが停止されてから、少なくとも遊技球が遊技領域内を流下する時間経過した後に、前記打出球数計数手段でカウントされた数と前記回収球計数手段でカウントされた数との比較を実行するから、例えば遊技媒体の詰まりによって遊技が中断されたのか、或いは遊技者の意図によって遊技を中断させたのかを確実に判定することができる。
また、前記比較判定手段における判定で、前記回収球計数手段でカウントされた数が前記打出球数計数手段でカウントされた数よりも大きくなる場合に、前記比較判定手段から出力される異常信号に応答して警報を発する警報装置を備えたから、弾球遊技機において、例えば遊技領域の前面に設けられた前面枠を開けて構造物に設けられた入賞領域に遊技媒体を入賞させる等の不正な行為を発見できる。
図1に、本発明を用いたパチンコ機の正面図を示す。パチンコ機2は、基体となる本体部材(図示せず)に、上部扉4及び下部扉5からなる2枚の前面扉6が本体部材に対して回動自在となるように、図示しないヒンジ部を介して組み付けられる。上部扉4の中央には開口4aが設けられており、この開口4aは上部扉4の裏側に取り付けられるガラス7等の透光性を有する部材により遮蔽される。なお、上部扉4が閉じている状態では、遊技の際に遊技領域(図2参照)を流下する遊技球(遊技媒体)15(図3参照)や、遊技領域に設けられた構造物は、上記開口4aを遮蔽するガラス7を介して視認される。なお、符号8は、本体部材3を遊技場等に固定するための固定枠である。
下部扉5には、供給皿10、操作ハンドル11等が設けられる。供給皿10には、遊技を開始する際に遊技球15が供給される他に、遊技領域を流下する遊技球15が、構造物に設けられた入賞領域のいずれかに入賞したことを受けて払い出される賞球としての遊技球15が受容される。操作ハンドル11は、遊技を行う際に操作される。この操作ハンドル11を操作すると、内部に設けられた打出し用ボリューム(図4参照)の出力値が変化し、発射装置81(図4参照)における遊技球15の打ち出し強さが変化する。
図2は、パチンコ機2に設けられる遊技盤の構成を示す正面図である。この遊技盤20には、規則的な遊技球15の流れを妨げる様々な障害物が設けられており、具体的には、障害釘21が、遊技性や遊技盤20の構成等を考慮した上で適宜の位置に多数設けられている。また、これら障害釘21が配置されていない遊技盤面20a上に、風車22が設けられる他に、通過チャッカー23、スタートチャッカー24、入賞チャッカー25、アタッカ26等の入賞領域を備えた構造物や、センター役物27と呼ばれる構造物が設けられる。これら構造物や、障害釘21を囲うようにしてガイドレール30が設けられており、このガイドレール30で囲まれた領域が遊技を行う領域、所謂遊技領域31となる。なお、このガイドレール30は、上述した構造物を囲うように設けられる遊技領域形成部30aと、遊技領域形成部30aの外側に設けられ、発射装置81から打ち出された遊技球15を遊技領域31に向けて案内する案内通路32を遊技領域形成部30aとともに形成する案内通路形成部30bとから構成される。なお、遊技領域31に打ち出された遊技球15は、上記障害釘21や風車に弾かれる、或いは障害釘21によって案内されながら遊技領域31を流下し、上記入賞領域のいずれかに入賞するか、アウト口33にて回収される。
ガイドレール30によって形成される案内通路32と遊技領域31との境界には、弾性を有する板状の逆流防止片35が設けられている。この逆流防止片35は、打ち出された遊技球15が当接すると、打ち出された遊技球15によって弾性変形して遊技球15を遊技領域31へと導出した後に、その弾性力によって案内通路32と遊技領域31とを塞ぐ位置に復帰する。
この逆流防止片35の近傍、且つ遊技領域31側には、遊技領域31に打ち出された遊技球15を検知する打出し球検知センサ40が設けられている。この打ち出し球検知センサ40は、例えば透光部と、受光部とを備えた透過型の光センサから構成される。なお、この打ち出し球検知センサ40は、逆流防止片35の近傍で、且つその可動範囲外に設けられることが好ましい。
図3に示すように、遊技盤20は、例えばベニア等の木材からなる1つの板状部材41が基盤として設けられ、この板状部材41一面に板状の圧電素子(振動装置)45が固着される。この圧電素子45は、遊技盤20として組み付けられたときに、上述した障害釘21が打ち付けられる箇所や構造物が設けられる箇所に該当する部分に開口45aが設けられている。この圧電素子45は、例えばピエゾ素子等が用いられる。周知のように、ピエゾ素子は、電荷を与えることで素子自体が伸張する性質を有している。この性質を利用して圧電素子45に電荷を供給することで、圧電素子45が図3中実線で示す位置から図3中二点差線で示す位置まで伸張する。また、圧電素子45への電荷の供給を停止すると、図3中二点差線で示す位置から図3中実線で示す位置へと収縮する。この動作を周期的に行うことによって、遊技盤面20aが振動する。なお、符号46は、装飾用シートであり、この装飾用シート46は、パチンコ機2のコンセプトに合わせたキャラクター画像等が印刷されている。この装飾用シート46を圧電素子45が固着された板状部材41に貼り付けた後に、装飾用シート46側から障害釘21を打ち付けたり、上記構造物やガイドレール30を組み付けることで、遊技盤20が完成する。
図4に示すように、パチンコ機2の基本的動作は、遊技制御部50によって管制される。遊技制御部50は、CPU51、ROM52及びRAM53の他に、発射制御装置54、払出制御装置55、及び可動物制御装置56を備えている。なお、以下では、「大当たり」状態へ移行するか否かの抽選等の遊技制御に関する箇所については省略する。
ROM52には、遊技制御プログラム及び乱数生成処理プログラムの制御プログラムの他に、打出し球カウントプログラム(打出球計数手段)60、入賞球カウントプログラム(回収球計数手段)61、アウト球カウントプログラム(回収球計数手段)62、計時プログラム63、比較判定プログラム(比較判定手段)64、駆動制御プログラム(駆動制御手段)65等が所定の領域に記憶されている。これらプログラムは、CPU51によって読み出された後に実行される。なお、これらプログラムのうち、打出し球カウントプログラム60、入賞球カウントプログラム61、アウト球カウントプログラム62は、後述する発射制御装置54から発射開始信号がCPUに出力されることによって、CPU51で実行される。
打出し球カウントプログラム60は、遊技領域31へと打ち出された遊技球15の総数を計数するプログラムである。CPU51で、打出し球カウントプログラムが実行されると、打出し球検知センサ40からの打出球検知信号が入力されるたびに、その検知信号の数を計数していく。なお、遊技球15を1球検知すると、打出し検知センサ40は1個の打出球検知信号を出力するようになっているから、遊技球15の打ち出しが終了した時点での計数値N1が、遊技領域31へと打ち出された遊技球15の総数となる。なお、遊技球15の打ち出しが終了すると、CPU51は、計数値N1を、RAM53に一時記憶する。
入賞球カウントプログラム61は、スタートチャッカー24、入賞チャッカー25及びアタッカ26に入賞した遊技球15の総数を計数するプログラムである。スタートチャッカー24の入賞領域には始動入賞球検知センサ70が、入賞チャッカー25の入賞領域には通常入賞球検知センサ71が、アタッカ26の入賞領域には、アタッカ入賞球検知センサ72がそれぞれ設けられており、これら検知センサからの入賞球検知信号がCPU51に入力されるたびに、その検知信号の数を計数していく。そして、遊技球15の打ち出しが終了してから基準経過時間T1が経過した時の計数値N2が、上記入賞領域に入賞した遊技球15の総数となる。この計数値N2は、RAM53に一時記憶される。
アウト球カウントプログラム62は、アウト口33によって回収された遊技球15の総数を計数するプログラムである。詳細は図示しないが、アウト口33には、アウト球検知センサ73が設けられており、このアウト球検知センサ73からのアウト球検知信号がCPU51に入力されるたびに、その検知信号の数を計数していく。そして、遊技球15の打ち出しが終了してから基準経過時間T1が経過した時の計数値N3が、アウト口33へと回収された遊技球15の総数となる。この計数値N3は、RAM53に一時記憶される。
計時プログラム63は、遊技球15の打ち出しが終了(或いは一時中断)されると、CPU51によって実行され、遊技球15の打ち出しが終了してからの経過時間を計測する。なお、ROM52には、例えば遊技球15が打ち出されてからアウト口33に回収されるまでの時間が基準経過時間T1として予め記憶されており、この計時プログラム63による計測時間Tが基準経過時間T1に到達すると、CPU51は比較判定プログラム64を読み出す。なお、基準経過時間T1は、予め実験等によって得られたデータから決定し、ROM52にさせておくことが好ましい。
比較判定プログラム64は、遊技領域31に打ち出された遊技球15の総数と、入賞領域に入賞した遊技球15及びアウト口へと回収された遊技球15の総数とを比較するプログラムである。このプログラムは、後述する発射制御装置54からの発射停止信号を受けて読み出される。このプログラムが実行されると、まず、入賞領域へと入賞した遊技球15の計数値N2と、アウト口33へと回収された遊技球15の計数値N3とが加算される。この加算された計数値Mが、遊技を行って回収された遊技球15の総数となる。そして、遊技領域31に打ち出された遊技球15の計数値N1と、加算された計数値Mとの比較を行う。
例えば、遊技領域31に打ち出された遊技球15の計数値N1と、加算された計数値Mとが等しい場合(N1=M)には、遊技領域31を流下、又は遊技領域で詰まっている遊技球15がないと判定する。一方、遊技領域31に打ち出された遊技球15の計数値N1が加算された計数値Mよりも大きい場合(N1>M)には、遊技領域31を流下する、或いは遊技領域31の内部で詰まっている遊技球15があると判定し、CPU51は後述する駆動制御プログラム65を実行する。
さらに、遊技領域31に打ち出された遊技球15の計数値N1よりも、加算された計数値Mが大きい場合(N1<M)には、不正な行為が行われたと判断し、例えば後述するスピーカ(警報装置)98によって警報音の再生を行ったり、遊技に関わる制御を停止する。
駆動制御プログラム65は、比較判定プログラム64が実行され、遊技領域31に打ち出された遊技球15の計数値N1が加算された計数値Mよりも大きい場合(N1>M)と判定されたときに読み出される。CPU51は、この駆動制御プログラム65に基づいて、圧電素子45に対して所定周期で電荷を供給するように給電を行う。これにより、圧電素子45が伸張、及び収縮を繰り返すので、遊技盤面20aが振動する。
RAM53は、ワーキングエリアとなっており、毎回の遊技ごとに利用されるデータなどの一時的保管や書き換えなどに用いられる。また、上述した計数値N1,N2,N3や加算値Mを一時記憶する。
発射制御装置54は、操作ハンドル11が操作されたことに応答して、発射装置81を作動させる。打出し用ボリューム82は、操作ハンドル11の操作量によって、その出力値が変化する。この打出し用ボリューム82からの出力を受けて、発射制御装置54は、打出し用ボリューム82の出力値に応じた打ち出し強さとなるように発射装置81の制御を行う。なお、操作ハンドル11には、遊技者による操作を検知する検知センサ83が設けられている。この検知センサ83は、遊技者が直接手で触った場合に、発射制御装置54に検知信号を出力する。この検知信号を受けない限りは、遊技者が操作ハンドル11を操作しても(つまり、遊技者が間接的に操作ハンドル11を操作しても)発射装置81が駆動しないようになっている。また、この検知信号の出力が中断されると、発射制御装置54は、発射装置81の駆動を停止するように制御するとともに、CPU51に向けて発射停止信号を出力する。
払出制御装置55は、スタートチャッカー24、入賞チャッカー25、若しくはアタッカ26のいずれかの入賞領域に遊技球15が入賞した場合に作動する。そして、払出制御装置55は払出装置85を作動させて、入賞に合わせた所定個数の遊技球15を賞球として供給皿10へと払い出す。
可動物制御装置56は、センター役物27に設けられた図柄制御装置95における図柄の変動表示後に停止表示された図柄が、3個の同一の図柄となる場合に、アタッカ26の作動制御を行う。
遊技制御部50には、上述した始動入賞球検知センサ70、通過球検知センサ71、通常入賞球検知センサ71、アタッカ入賞球検知センサ72、アウト球検知センサ73からの信号が入力される。そして、これら入力された信号に基づいて図柄制御装置90、ランプ制御装置91及び音声制御装置92に対して信号が出力される。
図柄制御装置90は、遊技制御部50からの図柄変動信号を受けて、図柄表示装置95における図柄の変動表示及び停止表示時の図柄の表示制御を行う。遊技制御部50において予め変動パターンが決められているから、この変動パターンが終了するタイミングで、遊技制御部50から図柄確認信号が図柄制御装置90に出力されると、図柄制御装置90は、実際に停止表示された図柄と、遊技制御部50で決定された図柄とが一致しているかの確認を行う。
ランプ制御装置91は、遊技の際の演出として、前面扉6に設けられた枠扉側電飾96や、遊技盤4に設けられた盤面側電飾97の発光制御を行う。
音声制御装置92は、遊技制御部50からの出力信号を受けて、パチンコ機2の本体部材や前面扉6に設けられたスピーカ98等の出力制御を行う。
次に、本実施形態の作用について図5のフローチャートを基に説明する。遊技者が供給皿11に遊技球15を供給し、操作ハンドル11を操作すると、操作ハンドル11に設けられた検知センサ83によって遊技者の手が触れたことが検知される。この検知信号が発射制御装置54に入力されると、発射制御装置54はCPU51に向けて発射開始信号を出力する。これを受けてCPU51は、ROM52から打出し球カウントプログラム60,入賞球カウントプログラム61,アウト球カウントプログラム62を読み出して、これらプログラムを実行する。
遊技者が操作ハンドル11を所定量操作すると、発射装置81が駆動して遊技球15の打ち出しが開始される。遊技者は、遊技者自身の意図する打ち出し強さとなるように、操作ハンドル11の操作量を調整して遊技球15の打ち出しを行う。発射装置11によって打ち出された遊技球15は、案内通路32を通過し、逆流防止片35に当接する。逆流防止片35は、当接した遊技球の勢いによって排出方向に弾性変形するので、遊技球15が、案内通路32から遊技領域31へと確実に導出されることになる。遊技領域31へと導出された遊技球15は、打出し球検知センサ40によって検知され、打出球検知信号がCPU51に出力される。CPU51は、入力された発射開始信号を受けて、打出し球カウントプログラム60を実行しているから、打出球検知信号が入力されるたびに、これら検知信号の数を計数していく。そして、その計数値N1をRAM53に一時記憶する。
遊技領域31に打ち出された遊技球15は、障害釘21や風車22等に弾かれながら遊技領域31を流下していく。この遊技球15が流下していく過程で、遊技盤20に設けられたスタートチャッカー24、入賞チャッカー25或いはアタッカ26のいずれかの入賞領域に入賞して遊技球15が回収されると、それぞれの入賞領域に設けられた検知センサにより遊技球15が検知され、入賞球検知信号がCPU51に入力される。CPU51は入賞球カウントプログラム61を実行しているから、入賞球検知信号が入力されるたびに、これら検知信号の数を計数していく。そして、その計数値N2をRAM53に一時記憶する。また、入賞領域に遊技球15が入賞すると、CPU51はROM52から入賞に対する払出し個数を読み出して、払出制御装置55に出力する。払出制御部55は、払出装置85を駆動させて、遊技球15の払い出しを行う。これにより、供給皿10に、入賞に対する個数の遊技球15が払い出される。
一方、遊技領域31を流下する遊技球15がアウト口33に回収されると、アウト口33に設けられたアウト球検知センサ73によって検知される。アウト球検知センサ73からのアウト球検知信号はCPU51に出力される。CPUは、アウト球カウントプログラムを実行しているから、アウト球検知信号が入力されると、アウト口33に回収された遊技球の数を計数していく。そして、その計数値N3をRAM53に一時記憶する。
遊技者が操作ハンドル11の操作を終了させ、操作ハンドル11から手を離すと、検知センサ83からの検知信号の出力が停止されるから、発射制御装置54はCPU51に向けて発射停止信号を出力する。これを受けて、CPU51はROM52から計時プログラム63を読み出して、経過時間Tの計測を開始する。この経過時間Tが基準経過時間T1に到達すると、CPU51は、比較判定プログラム64を読み出して実行する。RAM53には、遊技領域31へと打ち出された遊技球15の計数値N1、入賞した遊技球15の計数値N2、アウト口33に回収された遊技球15の計数値N3とが記憶されているから、これら計数値を読み出した後に、入賞した遊技球15の計数値N2と、アウト口33に回収された遊技球の計数値N3とを加算することによって遊技を行った際に回収された遊技球15の総数Mを算出する。そして、打ち出された遊技球15の計数値N1と、回収された遊技球15の総数Mとの比較を行う。なお、計時プログラム63の読み出し時期を、発射停止信号の出力された後の打出球検知センサ40の検知後としてもよい。
なお、基準経過時間T1は、遊技領域31に打ち出されてから入賞領域のいずれかに入賞するまでの時間や、アウト口に回収されるまでの時間のうちの最長時間よりも長く設定されているから、基準経過時間T1経過すると、遊技領域31を流下する遊技球15は、入賞領域のいずれかに入賞しているか、或いはアウト口33へと回収されている。この場合、打ち出された遊技球15の計数値N1と、回収された遊技球15の総数Mとを比較すると、N1=Mとなる。この場合、CPU51は、RAM53に記憶された計数値N1,N2,N3及び加算値Mをリセットする。
しかしながら、図6に示すように、遊技領域31の内部で、遊技球15同士が障害釘21に引掛かり、詰まってしまった場合には、打ち出された遊技球15の計数値N1と、回収された遊技球15の総数Mとを比較すると、N1>Mとなる。比較判定プログラム64によって、N1>Mと判定された場合には、CPU51は駆動制御プログラム65を読み出して、圧電素子45に対して所定周期で電荷を与えるように給電を行う。
圧電素子45に対して周期的な電荷の供給を行うと、圧電素子45が図3中実線から図3中二点差線の間で振動するので、遊技盤面20aが振動することになる。遊技盤面20aの振動は、障害釘21に詰まった遊技球15に伝播し、遊技球15が遊技盤面20aとガラス7の内側面との間で振動する。この振動によって、遊技球15の詰まりが解消され、詰まっていた遊技球15が遊技領域31を流下する。これら遊技球15は、上記入賞領域のいずれかに入賞するか、アウト口33によって回収される。なお、詰まった遊技球15を回収することによって、遊技領域31に打ち出された遊技球15の計数値N1と、回収された遊技球の総数MがN1=Mとなるので、CPU51は、圧電素子45への給電を停止する。これにより、遊技領域31の内部で遊技球15の詰まりが発生した場合には、遊技者は操作ハンドル11から手を離すだけで、所定時間後に自動的に遊技球15の詰まりを解消することができる。なお、打ち出された遊技球15の計数値N1と、回収された遊技球15の総数MがN1=Mとなり、圧電素子45への給電が終了すると、CPU51はRAM53に記憶された計数値N1,N2,N3及び加算値Mをリセットする。
一方、打ち出された遊技球15の計数値N1と、回収された遊技球15の総数Mとを比較して、N1<Mとなる場合には、操作ハンドル11の操作を中断してから基準経過時間T1が経過するまでの間に、例えば上部扉4を開けて、遊技領域31へと遊技球15を入賞させるなどの不正な行為が行われたと判定する。この場合、CPU51は、音声制御装置92を駆動して、スピーカ98における警報音の再生を行ったり、ランプ制御装置91を駆動して、枠扉側電飾96や、盤面側電飾97を発光させたりする。また、図示はしないが、パチンコ機2は遊技場のホストコンピュータと接続されているから、ホストコンピュータに対して異常信号を出力するようにしてもよい。なお、遊技場の店員が、この状態を発見した場合には、パチンコ機2に例えばリセットボタンがある場合には、リセットボタンを押圧しながらパチンコ機2の主電源を入れ直すことで、RAM53に一時記憶されたデータをリセットする。
本実施形態では、遊技領域に打ち出された遊技球の総数N1と、遊技を行って回収された遊技球の総数Mとを比較して、N1>Mとなる場合に、振動装置である圧電素子に周期的に給電を行って遊技盤面上を振動させるようにしたが、これに限定する必要はなく、詰まり状態によって遊技盤面の振動させるか否かを判定するようにしてもよい。例えば、詰まり状態には、後から遊技領域に打ち出される遊技球によって自然に解消される軽度の詰まりと、後から遊技領域に打ち出される遊技球に影響されない(自然に解消されない)重度の詰まりとがある。例えば重度の詰まりが発生した場合にのみ遊技盤面を振動させる場合には、軽度の詰まりにおける遊技球の個数をαとすると、遊技を行って回収された遊技球の総数Mに上記αを加算して、遊技領域に打ち出された遊技球の総数N1と比較を行う。そして、N1>M+αとなる場合に、詰まりがあると判断し、圧電素子によって遊技盤面を振動させるようにする。
本実施形態では、振動装置として圧電素子を取り上げたが、これに限定する必要はなく、例えばモータやソレノイド等を用いた振動装置をパチンコ機に組み込んで、遊技盤を振動させたり、パチンコ機自体を振動させるようにしてもよい。また、遊技領域の構成で詰まりやすいと思われる障害釘の配設部分や、入賞チャッカー等の入賞装置の近傍に検知センサを設けて、この検知センサの検知に基づいて振動を発生させるようにしてもよい。また、本発明において、遊技球が詰まったことをもって振動を発生させるだけでなく、詰まりを未然に防ぐために、遊技領域に打ち出された遊技球に対する回収率が低くなったら振動を発生させるようにしてもよい。
本発明のパチンコ機を示す正面図である。 遊技盤の構成を示す正面図である。 障害釘及び遊技盤の構成を示す断面図である。 パチンコ機の電気的構成を示す機能ブロック図である。 遊技の際の流れを示すフローチャートである。 遊技盤面において、遊技球の詰まりが発生した状態を示す正面図である。
符号の説明
2 パチンコ機
15 遊技球
20 遊技盤
20a 遊技盤面
21 障害釘
40 打出球検知センサ
45 圧電素子(振動装置)
51 CPU
52 ROM
53 RAM
60 打出し球カウントプログラム(打出球計数手段)
61 入賞球カウントプログラム(回収球計数手段)
62 アウト球カウントプログラム(回収球計数手段)
63 比較判定プログラム(比較判定手段)
65 駆動制御プログラム(駆動制御手段)
98 スピーカ(警報装置)

Claims (4)

  1. 遊技の際に打ち出された遊技球が、障害物を備えた遊技盤面上の遊技領域を流下する弾球遊技機において、
    前記遊技領域で流下させた前記遊技球の詰まりを検出する検出装置と、少なくとも前記遊技盤面を振動させる振動装置と、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記振動装置を駆動制御する駆動制御手段とを備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記検出装置は、前記遊技領域に打ち出された遊技球を検出する打出球検出センサと、前記遊技領域から回収される遊技球を検出する回収球検出センサと、前記打出球検出センサによって検出された遊技球の数をカウントする打出球計数手段と、前記回収球検出センサによって検出された遊技球の数をカウントする回収球計数手段と、前記打出球数計数手段でカウントされた数と前記回収球計数手段でカウントされた数とを比較する比較判定手段とを備え、
    前記比較判定手段の判定結果において、前記打出球数計数手段でカウントされた数が前記回収球計数手段でカウントされた数よりも大きいときに、前記駆動制御手段は前記振動装置を駆動制御することを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 前記比較判定手段は、前記遊技球の打ち出しが停止されてから、少なくとも遊技球が遊技領域内を流下して回収されるまでの時間となる基準時間が経過した後に、前記打出球数計数手段でカウントされた数と前記回収球計数手段でカウントされた数との比較を実行することを特徴とする請求項2記載の弾球遊技機。
  4. 前記比較判定手段における判定で、前記回収球計数手段でカウントされた数が前記打出球数計数手段でカウントされた数よりも大きくなる場合に、前記比較判定手段から出力される異常信号に応答して警報を発する警報装置を備えたことを特徴とする請求項2又は3記載の弾球遊技機。
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