JP2005218462A - X線診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 動きのある臓器のX線像をその臓器の動きに実時間で追従させることができるX線診断装置を提供する。
【解決手段】 被検者OにX線を照射するX線管1と、X線管1と対向配置され、二次元配列された複数のX線検出素子からなり、それらのX線検出素子により被検者Oの透過X線を電気信号に変換し、その電気信号を読み出すことにより前記透過X線の信号を検出するFPD3と、FPD3により検出された透過X線信号をX線像として表示する表示部11と、X線管1、FPD3のうち少なくともX線管1の位置情報を算出し、その算出された位置情報と読み出すX線検出素子を対応づけ、その対応づけられたX線検出素子から電気信号を読み出すことによりそれらのX線検出素子の透過X線信号をFPD3に検出させ、その検出された透過X線信号をX線像として表示部11に表示させる有効視野制御部9と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、半導体のX線検出素子を二次元配列した平面検出器(Flat Panel Detectorを以降省略して「FPD」とする)がX線検出器であるX線診断装置に係り、特
に広視野のFPDを用いて狭視野のX線像を効率的に得るX線診断装置に関する。
近年、X線診断装置はデジタル化が進んでいる。その要因は、X線像を検出する媒体が
、X線フィルムやアナログの光学像であるイメージインテンシファイアから、X線を直接デジタルの電気信号に変換可能なFPDへ代わりつつあるからである。
このようなFPDはX線フィルムに代わるものとして位置づけられるため、被検者の腹部、胸部、大腿部などの広範囲の部位が一度の撮影で得られるように、広視野のものが採用されている。
一方で、X線像は、腕、肩など上記部位と比較して狭視野で得るものもある。しかし、複数の視野のFPDを用意することは、装置の複雑化を招く点、X線像を得る際にFPDを取り替えなければならない煩雑さがある点を考えると現実的でない。
そこで、X線診断装置では広視野のFPDを取り付けて広視野も狭視野も共用してX線像を得ている。その一例は[特許文献1]に開示されている。
すなわち、被検者(被検体)にX線を照射するX線管と被検体透過X線を受像する撮像系とがCアームの端部に対向して取り付けられ、前記Cアームがそれの円弧中心の周りに回転可能に保持されてなるX線透視撮影装置であって、前記撮像系が、X線管と撮像系とが正対時のX線放射軸と直交する方向に移動可能に保持する保持機構を介して前記Cアームに取り付けられている。
特開2001-095790号公報
しかしながら、上記[特許文献1]は、FPDが保持機構によって機械的な動作を行うものである。このように、FPDが機械的動作を要するため、実時間計測が必要である計測、例えば心臓検査には、心臓の拍動に対し実時間に追従できないおそれがある。
また、上記[特許文献1]は、FPDが保持機構によって機械的な動作を行うため、FPDが被検者や天井、床、壁に接触するおそれがある。このような接触を回避するため、その接触防止に関する安全性の対策を講じなければならない。
本発明の目的は、動きのある臓器のX線像をその臓器の動きに実時間で追従させることができるX線診断装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明は以下のように構成される。
(1)被検者にX線を照射するX線源と、前記X線源と対向配置され、二次元配列された複数のX線検出素子からなり、それらのX線検出素子により前記被検者の透過X線を電気信号に変換し、その電気信号を読み出すことにより前記透過X線の信号を検出するX線検出器と、このX線検出器により検出された透過X線信号をX線像として表示する画像表示部と、を備えたX線診断装置において、前記X線源、前記X線検出器のうち少なくとも前記X線源の位置情報を算出し、この算出された各位置情報と読み出すX線検出素子を対応づけ、その対応づけられたX線検出素子から電気信号を読み出すことによりそれらのX線検出素子の透過X線信号を前記X線検出器に検出させ、その検出された透過X線信号をX線像として前記画像表示部に表示させる制御手段を備えたことを特徴とするものである。
これにより、前記制御手段が前記X線源、前記X線検出器のうち少なくとも前記X線源の位置情報を算出し、その算出された各位置情報と読み出すX線検出素子を対応づけ、その対応づけられたX線検出素子から電気信号を読み出すことによりそれらのX線検出素子の透過X線信号を前記X線検出器に検出させ、その検出された透過X線信号をX線像として前記画像表示部に表示させるので、前記算出された各位置情報と読み出すX線検出素子を対応づけ、その対応づけられたX線検出素子から電気信号を読み出すという電気的な動作が主体であるから、たとえば、心臓の拍動に対し実時間に追従可能である。
(2) 上記(1)に記載のX線診断装置は、さらに、前記X線源のX線照射側に配置され前記被検者に照射されるX線を遮蔽するX線絞りを備え、前記制御手段は、前記X線検出器を構成するX線検出素子のうちの読み出し不要なX線検出素子に入射されるX線を遮蔽するように前記X線絞りを挿入させることを含むものである。
これにより、前記制御手段が、前記X線検出器を構成するX線検出素子のうちの読み出し不要なX線検出素子に入射されるX線を遮蔽するように前記X線絞りを挿入させるので、前記狭視野の部位のX線像を得る際に被検者への無効被曝を防ぐことができるから、被検者に低被曝であるX線診断装置を提供できる。
(3)上記(1)、(2)の何れか1つに記載のX線診断装置は、さらに、前記X線源のX線照射側に配置され前記被検者に照射されるX線を減弱するX線補償フィルタと、前記X線検出器により検出された透過X線信号からハレーション信号が生じているX線検出素子の位置を検出するハレーション信号検出手段と、を備え、前記制御手段は、前記X線検出器を構成するX線検出素子のうち、前記ハレーション信号検出手段により検出されたハレーション信号が生じているX線検出素子に入射されるX線を減弱するように前記X線補償フィルタを挿入させることを含むものである。
これにより、前記制御手段が、前記X線検出器を構成するX線検出素子のうち、前記ハレーション信号検出手段により検出されたハレーション信号が生じているX線検出素子に入射されるX線を減弱するように前記X線補償フィルタを挿入させるので、X線透過厚の異なる部位(例えば胸部)などハレーションが起き易い部位でのハレーションを防止し、診断しやすいX線像を得ることができる。
(4)は上記(1)〜(3)の何れか一つを床に据置するX線診断装置 、(5)は上記(1)〜(3)の何れか一つを天井から吊り下げたX線診断装置、(6)は上記(1)〜(3)の何れか一つを移動台車に搭載されるX線診断装置を示している。
本発明によれば、動きのある臓器のX線像をその臓器の動きに実時間で追従させることができる。
本発明のX線診断装置の各実施形態について図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明のX線診断装置の第1の構成例を示す図、図2は図1の有効視野制御部の構成例と原理を示す図、図3は図1のX線管、FPDを傾けた位置で被検者にX線を照射する態様を示す図である。
本発明のX線診断装置は、床に設置するX線診断装置を第1の構成例とする。
本発明のX線診断装置は、X線管1と、X線管1と対向配置されるFPD3と、一端にX線管1が他端にFPD3が取り付けられたCアーム部4と、Cアーム部4を支持するために床上に立設される支柱5と、Cアーム部4と電気的に接続されるCアーム制御部6と、Cアーム制御部6と電気的に接続される操作器7と、FPD3、Cアーム制御部6及び絞り制御部8と電気的に接続される有効視野制御部9と、FPD3及び有効視野制御部9と電気的に接続される画像処理部10と、有効視野制御部9及び画像処理部10と電気的に接続される表示部11と、を有する。
X線管1は、X線を被検者Oに照射するX線源である。
FPD3は、被検者Oを挟んでX線管1と対向配置され被検者Oの透過X線を検出するものである。FPD3は、半導体でなるX線検出素子を2次元方向に配列して形成されるものである。
Cアーム部4は、X線管1とFPD3とが対向配置されるように支持するものである。
支柱5は、Cアーム部4を回転可能に支持するものである。この回転は、支柱5に支えられる支点を中心とする回転、Cアーム部4のアーム方向に沿った回転、等の種類がある。これらの各種回転は公知のモータ等の回転機構によって行われる。このような各種回転に関する技術は公知である。
Cアーム制御部6は、上記各種回転により被検者Oの所望部位にCアーム部4を位置決めするように制御するものである。上記各回転軸には、エンコーダなどの位置検出機構がそれぞれ設けられ、それぞれの回転軸に設けられたエンコーダは、回転軸の回転に伴った回転角度情報を信号として検出する。
この制御例は、次のとおりである。まず、Cアーム制御部6が各回転軸に設けられたエンコーダからの検出信号により現在の回転角度を認識する。次に、操作者はCアーム制御部6により認識された現在の回転角度から所望の回転角度までの変化量または所望回転角度の絶対量を操作器7に設定する。最後に、Cアーム制御部6が操作器7に設定された前記変化量又は前記絶対量と一致する回転分だけ前記回転機構により回転させる。
操作器7は、各種操作量を設定、入力するものである。この各種操作量は、例えば、X線管1へのX線発生条件、Cアーム制御部6への被検者の所望の部位にCアーム部4を合せるような制御量、画像処理部10で行う画像処理の条件などである。
有効視野制御部9は、画像処理部10からの出力であるX線画像と、操作器7に設定した関心領域と、上記エンコーダにより検出されたCアーム部4の回転角度と、X線管1とFPD3との間の距離(「SID」と略記する)に基づいてFPD3、画像処理部10、表示部11を制御するものである。有効視野制御部9の詳細な説明は図2を用いて後述する。
画像処理部10は、FPD3から出力された電気信号を診断に供するように画像処理し、その画像処理されたX線画像を出力する。この画像処理は、ガンマ変換、階調変換処理の他、画像の拡大、縮小、画像の上下、左右反転、ネガポジ反転等である。
表示部11は、画像処理部10から出力された電気信号を被検者OのX線画像として表
示する。
次に、有効視野制御手段9の詳細について、図2を用いて説明する。
有効視野制御手段9は、図2(a)に示されるように、各種入力パラメータにより制御量を算出し、その算出された制御量を各制御対象に出力するプロセッサ91を有している。各種入力パラメータは、例えば、画像処理部10から出力される画像を構成する画素の値(画素値)と、操作器7へ操作者が入力した関心領域と、Cアーム部4の各回転軸に取り付けられたエンコ―ダによる回転角度と、SIDなどがある。また、この実施形態での有効視野制御手段9の制御対象は、FPD3、画像処理部10、表示部11である。
有効視野制御手段9の各制御対象はプロセッサ91により次のように制御される。まず、表示部10は、被検者OのX線画像を表示する。次に、操作者は、被検者Oの診断目的の臓器を関心領域として選択し、その選択された関心領域を操作器7で設定する。次に、操作器7により設定された関心領域を操作器7から指示器制御部6を介して有効視野制御手段9へ伝達する。次に、プロセッサ91は、伝達された関心領域に基づいてFPD3のX線検出素子の読み出しチャンネルを演算する。次に、画像処理部10は、プロセッサ91に演算されたFPD3の読み出しチャンネルの領域が、例えば表示部3の画面に拡大表示するために、画像拡大処理を行う。最後に、表示部11は画像処理部10によって拡大処理された画像を表示する。
有効視野制御手段9の動作原理は、図2(b),図2(c)に示される。ここでは、被検体Oの中の臓器oと右方に変位した臓器o’があって、X線管1から照射されるX線が臓器o,o’をそれぞれ透過し、その臓器を透過したX線がFPD3上に投影される。
また、FPD3は、図2(c)に示されるように、例えば方眼状にX線検出素子が2次元配列されている。そして、FPD3の読み出し領域は、臓器o,o’として示される網掛領域である。つまり、臓器oのX線像を読み出したいときは、網掛領域oに対応づけられるFPD3のX線検出素子のチャンネルを読み出す。同様に、臓器o’のX線像を読み出したいときは、網掛領域o’に対応づけられるFPD3のX線検出素子のチャンネルを読み出す。
図3(a)に示すように、X線管1と被検者OとFPD3とが正面位置に配置されれば、FPD3は被検者Oの体表に近接させた状態で、臓器oの水平方向からのX線像を得ることができる。
ところで、臓器oは心臓であるとする。心臓の検査では冠状動脈がよく診断される。とりわけ、冠状動脈は3次元的にかつ複雑に走行する血管であるので、一方向からX線像では診断できないから、複数の異なる角度からのX線撮影が必要となる。
一方、FPD3と被検者Oの両者が近接された状態において、FPD3が回転をすれば、前記両者が接触するおそれがあるという問題がある。この接触の問題は、上記接触はFPD3を被検者Oに近接させた状態から両者の距離を離せば回避できる。
他方、両者の距離が離れ過ぎてしまえば、得られる心臓のX線像が小さなものとなって診断に供する画像とならないという問題がある。
前記一方の問題と他方の問題は背反するが、本発明はこれらの背反する問題を次の動作を行って解決するものである。
上記解決策は、図3(b),図3(c)を用いて説明する。図3(b)は、Cアーム部4を被検体Oに対して約20度傾けた場合を示している。まず、図3(a)の状態で、有効視野制御手段9は、被検者OのX線画像を得、表示部3にX線画像を表示し、その表示された画像の中から診断すべき臓器、例えば心臓を関心領域として選択する。次に、Cアーム部4は、図3(a)の状態から図3(b)の状態へ被検体Oに対して約20度傾けられる。次に、有効視野制御手段9は、前記設定された関心領域、Cアーム部4の傾き角度、SID等から、被検者Oの心臓とFPD3との間の距離が短くかつ、FPD3が被検者Oと接触しない位置でのFPD3のX線検出素子の読み出しチャンネルを算出する。次に、有効視野制御手段9は、前記算出されたFPD3の読出しチャンネルの電気信号をFPD3に読み出させるように制御する。つまり、図で説明すれば、図3(a)から図3(b)へ図面右方にFPD3の読み出し領域がずれることになる。これにより、被検者OとFPD3とは接触が回避できると共に、FPD3と被検者Oとの距離を短くすることが可能である。そして、FPD3と被検者Oとの距離を短くしたことは、診断に供する適正な大きさのX線像が得られることになる。次に、有効視野制御部9は、前記読み出された電気信号をX線像として表示部11に表示させる。
また、図3(c)は、Cアーム部4を被検体Oに対して約40度傾けた場合を示している。Cアーム部4は、図3(b)の状態から図3(c)の状態へ被検者Oに対してさらに約20度傾けられる。有効視野制御手段9は、Cアーム部4の傾き角度が20度のときと同様に、FPD3の検出素子の読み出しチャンネルを算出する。次に、有効視野制御手段9は、前記算出されたFPD3の読出しチャンネルの電気信号をFPD3に読み出させるように制御する。つまり、図で説明すれば、図3(b)から図3(c)へ図面右方にFPD3の読み出し領域がさらにずれることになる。これにより、被検者OとFPD3とは接触が回避できると共に、FPD3と被検者Oとの距離を短くすることが可能である。次に、有効視野制御部9は、このようにして読み出された電気信号をX線像として表示部11に表示させる。
このように、Cアーム部4を傾けてから表示部11に表示させるまでの一連の動作は、操作器7に術者によって設定されるCアーム部4の傾け角度により種々設定可能である。
従って、本実施形態は、FPD3のX線検出素子から電気信号を読み出すという動作により、迅速なデータ処理が可能となるので、心臓の拍動に対し実時間に追従可能である。
また、本実施形態は、FPD3が読み出し等の電気的な動作で実現できることから、FPD3が機械的な動作で生じた問題もなく、安全なX線診断装置が提供できる。
(第2の実施形態)
本実施形態では、X線管のみを傾けた位置で被検者にX線を照射し、その被検者の透過X線を検出する場合を説明する。この説明には、図1,図2,図4を用いる。図1,図2は、第1の実施形態で説明したものと同じであるので、共通する構成と動作の説明は省略する。
図4は図1のX線管を傾けた位置で被検者にX線を照射する様子を示す図である。
本実施形態では、X線管1を移動させてX線透視やX線撮影を行う動作について、図4を用いて説明する。
図4(a)には、X線管1と被検者OとFPD3とが正面位置に配置される例を示す。FPD3は、図示した配置であれば、被検者Oの体表ぎりぎりまで密着させることができる。このことは、第1の実施形態と同じである。
ところで、脳梗塞や心筋梗塞など急性疾患では、水平角度のみならず様々な角度のX線像を得たいという要求がある。この要求の対応の手法は、図4(b)図4(b)を用いて説明する。図4(b)は30度程度Cアーム部4を傾けた状態とし、それに伴いX線管1がCアーム部4に連動して傾くが、FPD3の位置は水平状態を保持している例を示す。つまり、FPD3は位置を変えずにX線管1のみが傾く。FPD3は水平位置を保持しているので、被検者Oと非接触の状態にある。そして、有効視野制御部9は、FPD3に投影されるX線照射領域を算出し、FPD3上のX線照射領域のX線検出素子により検出される電気信号を読み出し、この読み出された電気信号をX線像として表示部11に表示させる。
本実施形態で説明したように、FPD3のX線検出素子から電気信号を読み出すという動作により、迅速なデータ処理が可能となるので、心臓の拍動に対し実時間に追従可能である。
また、この実施形態は頭部血管造影などに適用でき、急性期の脳梗塞などの迅速な診断が必要とされる場合には特に有効である。
(第3の実施形態)
本実施形態は、被検者のX線被爆を低減することで被検者に優しいX線診断装置の例を図1〜図3,図5を用いて説明する。
図1〜図3は、第1の実施形態で説明したものと同じであるので、それらの説明において追加する箇所以外の説明を省略する。図5は、図1の可動絞り機構の構成例を示す図である。
本実施形態のX線診断装置は、第1の実施形態のX線診断装置の構成に、X線管1からX線が照射される方向に配置される可動絞り2と、可動絞り2及び有効視野制御部9と電気的に接続される絞り制御部8とが追加される。
可動絞り2は、被検者Oに無効X線が照射されないように臓器(関心領域)以外のX線を遮蔽する。絞り制御部8は、可動絞り2の絞り羽根に駆動力を与えるモータなどへ電気信号や電源を供給して、可動絞り2により形成される開口の大きさを制御する。有効視野制御部9は、Cアーム部4の回転角度などとSIDに基づいて可動絞り2の制御量を算出し、その算出された制御量を絞り制御部8に出力する。
可動絞り2は、図5(a)に示されるように、絞り羽21a,21bと、絞り羽根22a、22bと接触して配置される絞り羽根駆動部22a,22bと、可動絞り2の筐体内に配置されるランプ23と、ランプ23の光の照射方向に配置されるミラー24と、を有している。
絞り羽根21a,21bは、X線を遮蔽する鉛などからなる。絞り羽根駆動部22a,22bは、絞り制御部8から供給される電気信号や電源により絞り羽根21a、21bに取り付けられるモータなどを駆動する。そして、絞り羽根駆動部22a,22bは、絞り羽根21a、21bを移動して、それらが形成する開口の大きさを調整する。また、絞り羽根21c,21dは、絞り羽根21a、21bの配置方向に対して垂直方向に配置される。つまり、絞り羽根21a〜21dによって形成されるX線照射野は、2次元方向で形成されるものである。ランプ23とミラー24は、X線の照射野に相当する部分を被検者Oに投影して、術者が視覚的にX線照射野を認識できるようにしたものである。
有効視野制御部9は、関心領域とCアーム部4の回転角度とSIDに基づいて制御量をプロセッサ91で算出し、その算出された制御量を絞り制御部8に送る。そして、絞り制御部8は、有効視野制御部9によって送られた制御量に基づき絞り羽根21a〜21dを移動する。
具体的には、移動前の絞り羽根21a〜21dは、図5(b)に示されるように、配置されているとする。例えば、図3(b)のように、X線の照射野がFPD3に対し斜めに入射されるように移動すると、被検者Oの関心領域(臓器o)を外れたX線は被検者Oに対して無効被曝となる。そこで、絞り羽根21bは、有効視野制御部9によって送られた制御量より、図5(c)に示されるように、被検体Oに対して関心領域から外れたX線を覆い隠し、被検体Oへの無効被曝なくする。
本実施形態で説明したように、有効視野制御部9が、FPD3を構成するX線検出素子のうちの読み出し不要なX線検出素子に入射されるX線を遮蔽するように絞り羽根21a〜dを挿入させるので、絞り羽根21a〜dを挿入させることは、狭視野の部位のX線像を得る際に被検者への無効被曝を防ぐことができる。
(第4の実施形態)
本実施形態は、被検者のX線透過厚に起因するハレーションを防止するX線診断装置について、図1〜図3、図6を用いて説明する。
本実施形態において、図1〜図3を用いる説明は、第3の実施形態と同じであるので、追加される構成要素の説明のみを説明する。図6は、図5の可動絞り機構にフィルタ機構を有した構成例を示す図である。
本実施形態のX線診断装置は、第3の実施形態のX線診断装置の構成において、X線管1からX線が照射される方向に配置されるフィルタ機構を内蔵した可動絞り2と、可動絞り2及び有効視野制御部9と電気的に接続されるフィルタ制御部13が追加される。
可動絞り2は、被検者Oに無効X線が照射されないように関心領域以外のX線を遮蔽すると共に、関心領域内の画素に生じるハレーションを防止するためにそのハレーションが起きる領域にX線濃度補償フィルタを挿入してその領域のX線を減弱する。フィルタ制御部13は、フィルタ羽根25に駆動力を与えるモータなどへ電気信号や電源を供給して、フィルタ羽根25により形成される開口の大きさを制御する。有効視野制御部9は、画像処理部10からの画素と、関心領域とCアーム部4の回転角度などとSIDに基づいてフィルタ羽根25の制御量を算出し、その算出された制御量をフィルタ制御部13に出力する。
可動絞り2は、図6(a)に示されるように、フィルタ羽根25と、フィルタ駆動部を有している。フィルタ駆動部は、モータとその駆動力を伝播するギア、ワイヤなどの部材からなる公知のものである。
フィルタ羽根25a,25bは、X線を減弱するアルミニウム、銅等からなる。フィルタ羽根駆動部(図示しない)は、フィルタ制御部13から供給される電気信号や電源によりフィルタ羽根25a、25bに取り付けられるモータなどを駆動する。そして、フィルタ羽根駆動部は、フィルタ羽根25a,25bを移動させて、それらが形成する開口の大きさを調整する。また、フィルタ羽根25c,25dは、図6(b)に示すように、フィルタ羽根25a,25bが配置される方向に対して垂直方向に配置される。このため、各フィルタ羽根の挿入領域は2次元方向で形成されることになる。
有効視野制御部9は、関心領域内のハレーションが起きている画素に基づいてフィルタ羽根25a〜dの制御量をプロセッサ91で算出し、その算出された制御量をフィルタ制御部13に送る。そして、フィルタ制御部13は、送られた制御量に基づきフィルタ羽根25a〜dを移動する。
具体的には、図6(b)に示されるように、フィルタ羽根25a〜dが配置されているとする。仮に、図3(b)のように、X線がFPD3に斜めに入射されるように移動すると、被検者Oの臓器oが心臓であるとすると、その心臓を外れたX線は実効的にX線透過厚が薄い肺野を透過するおそれがある。そこで、その肺野部分は、フィルタ羽根25a〜dの位置を移動し、その移動されたフィルタ羽根25a〜dにより覆い隠される。
本実施形態で説明したように、有効視野制御部9が、ハレーション信号が生じているX線検出素子に入射されるX線を減弱するようにフィルタ羽根25a〜dを挿入させるので、表示部11にはハレーションのない診断しやすいX線像を表示することができる。
(第5の実施形態)
図7は本発明のX線診断装置の第2の構成例を示す図である。
ここでは、天井から吊り下げるX線診断装置を第2の構成例とする。
本実施形態は、第2の構成例のX線診断装置について、第1の実施形態から第4の実施形態までを行うものである。本実施形態は、第1の実施形態と共通する部分が多いので、その相違部分だけを説明する。
本実施形態のX線診断装置は、Cアーム部4を床上に支持するために立設される支柱5に代えて、天井から吊り下げる潜望鏡のような伸縮部を備えたテレスコピック支持部5aを有する。
テレスコピック支持部5aは、Cアーム部4を回転可能に支持する。
本実施形態では、上記第1〜第4の実施形態での効果を有するほか、例えば救急車で被検者を搬送するストレッチャーをそのまま寝台にできるので、緊急時の素早い対応が可能である。
(第6の実施形態)
図8は本発明のX線診断装置の第3の構成例を示す図である。
ここでは、移動型X線診断装置を第3の構成例とする。
本実施形態は、第3の構成例のX線診断装置について、第1の実施形態から第4の実施形態までを行うものである。本実施形態は、第1の実施形態と共通する部分が多いので、その相違部分だけを説明する。
本実施形態のX線診断装置は、Cアーム部4を床上に支持するために立設される支柱5に代えて、操作器6とCアーム制御部7を一つの筐体内に収容し、その筐体にCアーム部4を取り付けた移動台車5bを有する。
移動台車5bは、Cアーム部4を回転可能に支持する。
本実施形態では、上記第1〜第4の実施形態での効果を有するほか、移動台車で病室を回診できるので、移動が困難である被検者に対応可能である。
以上説明した各実施形態は、その要旨を逸脱しないかぎり、あらゆる組み合わせ、変形例も本発明の実施に含まれるものである。
また、X線を照射する技術、X線を検出する技術は、本特許出願の権利存続期間に、変遷があったとしても、X線照射、X線検出の機能があれば、本発明の実施に含まれるものである。
本発明のX線診断装置の第1の構成例を示す図。 図1の有効視野制御部の構成例と原理を示す図。 図1のX線管、FPDを傾けた位置で被検者にX線を照射する様子を示す図。 図1のX線管のみを傾けた位置で被検者にX線を照射する様子を示す図。 図1の可動絞り機構の構成例を示す図。 図5の可動絞り機構にフィルタ機構を有した構成例を示す図。 本発明のX線診断装置の第2の構成例を示す図。 本発明のX線診断装置の第3の構成例を示す図。
符号の説明
1…X線管、2…可動絞り、3…FPD、9…有効視野制御部、11…表示部

Claims (6)

  1. 被検者にX線を照射するX線源と、
    前記X線源と対向配置され、二次元配列された複数のX線検出素子からなり、それらのX線検出素子により前記被検者の透過X線を電気信号に変換し、その電気信号を読み出すことにより前記透過X線の信号を検出するX線検出器と、
    このX線検出器により検出された透過X線信号をX線像として表示する画像表示部と、
    を備えたX線診断装置において、
    前記X線源、前記X線検出器のうち少なくとも前記X線源の位置情報を算出し、この算出された位置情報と読み出すX線検出素子を対応づけ、その対応づけられたX線検出素子から電気信号を読み出すことによりそれらのX線検出素子の透過X線信号を前記X線検出器に検出させ、その検出された透過X線信号をX線像として前記画像表示部に表示させる制御手段を備えたことを特徴とするX線診断装置。
  2. 請求項1に記載のX線診断装置は、さらに
    前記X線源のX線照射側に配置され前記被検者に照射されるX線を遮蔽するX線絞りを備え、
    前記制御手段は、前記X線検出器を構成するX線検出素子のうちの読み出し不要なX線検出素子に入射されるX線を遮蔽するように前記X線絞りを挿入させることを含む。
  3. 請求項1又は2の何れか1項に記載のX線診断装置は、さらに、
    前記X線源のX線照射側に配置され前記被検者に照射されるX線を減弱するX線補償フィルタと、
    前記X線検出器により検出された透過X線信号からハレーション信号が生じているX線検出素子の位置を検出するハレーション信号検出手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記X線検出器を構成するX線検出素子のうち、前記ハレーション信号検出手段により検出されたハレーション信号が生じているX線検出素子に入射されるX線を減弱するように前記X線補償フィルタを挿入させることを含む。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のX線診断装置は、さらに
    前記X線源を一端に、前記X線検出器を他端に支持する支持器と、
    この支持器を支持する床上に立設される支柱と、
    前記支持器によって支持される前記X線源と前記X線検出器との間に前記被検者を配置する寝台と、
    前記支持器と前記寝台とを駆動させて前記被検者のX線像を得る位置へ移動する駆動手段と、を備え、
    前記制御部は、前記支持器と前記寝台にそれぞれ位置検出器を備え、それらの位置検出器から検出される位置に基づき前記X線源、前記X線検出器のうち少なくとも前記X線源の位置情報を算出することを含む。
  5. 請求項1〜3の何れか1項に記載のX線診断装置は、さらに
    前記X線源を一端に、前記X線検出器を他端に支持する支持器と、
    この支持器を支持する機能を有し、天井から床方向へ自在に伸ばせるテレスコピック支持部と、
    前記支持器によって支持される前記X線源と前記X線検出器との間に前記被検者を配置する寝台と、
    前記支持器と前記寝台とを駆動させて前記被検者のX線像を得る位置へ移動する駆動手段と、を備え、
    前記制御部は、前記支持器と前記寝台にそれぞれ位置検出器を備え、それらの位置検出器から検出される位置に基づき前記X線源、前記X線検出器のうち少なくとも前記X線源の位置情報を算出することを含む。
  6. 請求項1〜3の何れか1項に記載のX線診断装置は、さらに
    前記X線源を一端に、前記X線検出器を他端に支持する支持器と、
    この支持器を支持する支柱が立設される移動台車と、
    この移動台車を前記被検者が寝ている寝台に位置まで移動した後、前記支持器を駆動させて前記被検者のX線像を得る位置へ移動する駆動手段と、を備え、
    前記制御部は、前記支持器に位置検出器を備え、それらの位置検出器から検出される位置に基づき前記X線源、前記X線検出器のうち少なくとも前記X線源の位置情報を算出することを含む。
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