JP2000271115A - 医用x線装置 - Google Patents

医用x線装置

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JP2000271115A
JP2000271115A JP11079863A JP7986399A JP2000271115A JP 2000271115 A JP2000271115 A JP 2000271115A JP 11079863 A JP11079863 A JP 11079863A JP 7986399 A JP7986399 A JP 7986399A JP 2000271115 A JP2000271115 A JP 2000271115A
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Tsutomu Suzuki
力 鈴木
Hidemichi Yamamoto
栄道 山本
Takaaki Furubiki
孝明 古曳
Hiroshi Takagi
博 高木
Kenji Hatano
顕治 羽田野
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Hitachi Medical Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】X線を被検者に放射するX線管とX線像を受像
する装置を支持する装置が回転。移動時に被検者が動い
ても支持装置への接触、衝突等を防止して被検者の安全
性の向上を図る医用X線装置。 【解決手段】被検者を載置するテーブル装置と、被検者
に対しX線を照射するX線源と、被検者を挟みX線源と
対向配置され被検者からの透過X線を検出する受像装置
と、X線源と受像装置を支持する支持装置とを備えた医
用X線装置に、被検者の周囲を覆うカバーを設ける。カ
バーを着脱もしくはスライド移動できる手段を設け、カ
バーをカテーテル操作等の領域から退避する。カバーの
装着位置と非装着位置を検出するセンサを設け、支持装
置の回転、移動時にカバーが非装着位置にある場合に
は、支持装置の回転、移動動作を禁止する。カバーに
は、アクリル、ポリカーボネート等のような光透過性の
高い材質を用い、術者が被検者の様子をカバーの外側か
ら監視できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、医用X線装置に係
り、特にX線を被検者に照射するX線源と前記被検者の
X線像を撮像する受像装置とを支持する支持装置が回転
あるいは移動時に前記被検者が動いても前記支持装置へ
の接触、衝突等を防止して前記被検者の安全性の向上を
図ることができる医用X線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線透視撮影台や循環器X線検査装置等
の医用X線透視撮影装置は、診断の分野においては欠か
せないものとなっているが、最近は診断のみならず治療
にも使われるようになってきた。この治療は、X線透視
下において先端にさまざまな器具を取り付けたカテーテ
ルを被検者の血管や臓器に挿入して行なうものであっ
て、従来、開腹手術をせざるを得なかった治療に対し
て、被検者に与える苦痛を少なくでき、かつ安価に治療
ができるという大きなメリットを持つため、急速に普及
している。
【0003】このような治療方法は、IVR(Interven
tional Radiology)と呼ばれている。このIVRで
は、三次元的な対象部位の位置や形状を把握できるよう
にすることが望ましい。そのため、三次元画像はX線断
層撮像装置(以下「X線CT装置」と記す)で取得して
対象部位の位置や形状を把握しておき、この三次元画像
に基づいてX線発生系とX線検出系をC字形アームで支
持した循環器X線診断装置(文献“医歯薬出版株式会
社:医用放射線科学講座13、放射線診断機器工学、15
6頁の図4−7”に記載)を用いて被検者に対して様々な
角度からX線を照射し、これによって得られるX線透視
画像を参照して治療を行う。
【0004】上記、この種の循環器X線診断装置は文献
“医歯薬出版株式会社:医用放射線科学講座13、放射
線診断機器工学、156頁の図4−7”に記載されている。
上記文献の図4−7の(a)の床置C字形アームは、被
検者の体軸方向、すなわち被検者の頭部側もしくは足部
側からC字形アームを該被検者に差し込むタイプで、主
として、被検者の頭部から胸部にかけての診断あるいは
治療に好適であり、上記文献の図4−7(b)の天井吊
りC字形アームは、被検者の体軸と垂直をなす方向、す
なわち被検者の側面側からC字形アームを該被検者に差
し込むタイプで、被検者の胸部から足部にかけての診断
あるいは治療に好適である。これらのC字形アームは、
いろいろな方向からの透視、撮影ができるように、アー
ムの回転、スライド移動等の各種の回転、移動動作を行
って二次元X線像を得て、X線CT装置と組み合わせて
診断、治療を行っていた。
【0005】これに対して、被検者の三次元X線像とX
線透視による二次元X線像を同じ装置で生成し、診断と
治療を行う装置が特願平10―306238に提案され
ている。この装置は、支持部材の一端にX線源であるX
線管を設け、他端に受像装置を設けて、これらを回転動
作させる手段を有し、回転中心部分に空間を形成し、被
検者の全周方向からのX線像を取得できるようにしたも
のであり、被検者の透視画像のみならず三次元的X線像
(任意断層面の像や立体的X線像。以下、コーンビーム
CT像と呼ぶ)を生成するX線像生成手段を備えたもの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記に説明した従来の
医用X線装置は、被検者の周囲をX線源及び受像装置が
回転、移動するので、この回転、移動する領域に被検者
が動いて該被検者の頭部、腕、足等が入ると、該被検者
が前記X線管や受像装置に接触、衝突するすることが懸
念される。これを解決する一つの方法として、前記被検
者の頭部や腕が動かないように、該被検者を載置するテ
ーブル装置に該被検者をベルト等で強固に固定すれば良
いが、被検者に与える負担が大きくなり好ましくない。
【0007】また、医用X線装置全般にわたる重要な課
題としてX線画像の画質の向上がある。特に、上記三次
元的X線画像を取得する場合、X線源と受像手段が被検
者の周りを1回転する間に取得したデータを利用するの
で、その1回転する間に被検者が動くと、この動きによ
るアーチファクトが生じて画質が低下する。画質の低下
を防ぐためには、上記回転動作をより高速にすれば良い
が、被検者の安全性や恐怖感という点から限界がある。
このように、従来の装置は上記の点への配慮に欠けてい
た。
【0008】そこで、本発明の目的は、X線を被検者に
照射するX線源であるX線管と前記被検者のX線像を撮
像する受像装置とを支持する支持装置が回転あるいは移
動時に、前記被検者が動いても前記支持装置への接触、
衝突等を防止して、前記被検者の安全性の向上を図るこ
とができる医用X線装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、被検者を載
置するテーブル装置と、該被検者に対しX線を照射する
X線源と、該被検者を挟み前記X線源と対向配置され該
被検者からの透過X線を検出しこれを電気信号に変換す
る受像装置と、前記X線源と受像装置を支持する支持装
置とを備えた医用X線装置において、前記被検者の周囲
を覆うカバーを設けることによって達成される。このよ
うに、被検者の周囲を覆うカバーを設けることによっ
て、前記X線源と受像装置とを支持する支持装置が回転
あるいは移動時に、前記被検者が動いても前記支持装置
への接触、衝突等を防止できる。
【0010】前記被検者の周囲を覆うカバーは、前記テ
ーブル装置と前記支持装置のいずれか一方に取り付けて
も、あるいは天井から吊り下げる方法でも、床に直接設
置する方法でも良い。また、前記カバーは、カテーテル
挿入時等の操作時に該操作の邪魔にならないようにする
ために、前記テーブル装置や支持装置に前記カバーを着
脱もしくはスライド移動できる手段を設けて、前記カバ
ーをカテーテル操作等の領域から退避するようにする。
この退避に関しては、前記天井から吊り下げる方法の方
が前記カバーの退避スペースを必要としないので、装置
が小型になるという利点がある。
【0011】また、前記カバーの装着位置と非装着位置
を検出するセンサを設け、前記支持装置の回転、移動時
に前記カバーが非装着位置にある場合には、前記支持装
置の回転、移動動作を禁止する。これによって、前記カ
バーが被検者の周囲に装着されている時にのみ前記支持
装置が回転、移動するので、被検者が前記支持装置に接
触するということはなくなる。また、前記カバーには、
アクリル、ポリカーボネート等のような光透過性の高い
材質を用いて構成し、術者が被検者の様子を該カバーの
外から監視できるようにする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、発明の実
施の形態(実施例)とともに図面を参照して詳細に説明
する。なお、発明の実施の形態を説明するための全図に
おいて、同一機能を有するものは同一符合を付け、その
繰り返しの説明は省略する。
【0013】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1の医用X線装置の概略構成を説明するための斜視図
である。この実施例は、特願平10―306238号の
X線装置に被検者の周囲を覆うカバー210を設けたも
のである。
【0014】テーブル装置107は、被検者(図示省
略)を載置する天板108を備え、床面に設置される。
X線照射手段であるX線管105は第一のアーム103
により、X線受像装置106(この受像装置は、被検者
の透過X線を電気信号に変換するイメージインテンシフ
ァイアーやテレビカメラ,CCD(電荷結合素子)等か
ら構成されるもの、あるいは近年着目されているフラッ
トパネルX線検出器を用いたもの)は第二のアーム10
4により、床面に立設したスタンド101にこのスタン
ド101から突出して支持され、天板108を挟んでL
1軸の周りを360°回転できるようになっている。2
10は、被検者の周囲を覆うように配置する円筒上カバ
ーである。なお、102は前記X線管105と前記受像
装置106をテーブル装置107に載置された被検者
(図示省略)の周りを回転させる回転リング、115は
前記テーブル装置107を昇降される昇降部である。
【0015】以下、詳細を図2を用いて説明する。図2
(a)は本発明の実施例を示す図1の正面図、図2
(b)は図2(a)のB−B断面図である。これらの図
において、前記スタンド101は、床面に固定されたフ
レーム201と、回転リング102と、この回転リング
102をL1軸周りに回転自在に支持するベアリング2
02と、回転リング102に回転駆動力を伝達するベル
ト203と、駆動プーリ204と、アクチュエータであ
るモータ205と、これらを覆うカバー206で構成さ
れる。X線管105は、上記カバー206から突出し前
記回転リング102に一端を固定された第一のアーム1
03により支持される。また、受像装置106は、上記
カバー206から突出し前記回転リング102に一端を
固定された第二のアーム104により支持される。これ
によりモータ205を駆動すると、回転リング102は
回転するようになり、X線管105と受像装置106
は、天板108に寝載する被検者(図示略)の周りを3
60°回転する。113,114は、第一のアームの側
面に設けた障害物検出センサである。(このセンサはX
線管105の側面に設けても良い)。また、111,1
12は第二のアーム104の側面に設けた障害物検出セ
ンサである(このセンサは受像装置106の側面に設け
ても良い)。これらセンサは、光や超音波や静電容量の
変化を捉えて障害物を検出する方式が好適であり、後述
する制御装置によって、X線管105や受像装置106
が術者や介添え者、またΙVRに付随する造影剤注入器
等に接触するのを防止するために、回転リングの動作を
停止する信号を発するものである。
【0016】また、前記図1の109,110は、マッ
トスイッチ(建造物の自動ドアの開閉スイッチとして一
般的に用いられるタイプのものが、好適である)であ
り、X線管105や受像手段106が動作する場合、そ
の側に術者や介添え者が立ち入るのを防止するためであ
る。これらの動作は後述する。210は被検者の周囲を
覆う円筒状カバーである。
【0017】この円筒状カバー210は、X線吸収係数
が低いものが良いのは言うまでもない。また、被検者が
前記カバー210の外側を見たり、あるいは術者が被検
者の様子を監視することができるように透明(半透明で
も良い)な材質が好適である。例えば、アクリル、ポリ
カーボネートが上げられる。この円筒状カバー210
は、複数段のレール211,213及びスタンド101
のカバー206(フレーム201でも良い)により支持
される。このように、円筒状カバー210は、複数段の
レール211,213により支持されることにより、被
検者がテーブル装置から乗り降りする場合や、X線管1
05と受像装置106を回転させずに手技をするような
場合は、スタンド101に収納することを可能にするた
めである。なお、図2(C)の断面D―Dにて示すよう
に円筒状カバー210の下部213a,213bを切り
欠いておくことにより、テーブル装置107の天板10
8を単独で下降(矢印C:テーブル装置の詳細な構造は
説明省略)させることができるので使い勝手が良くな
る。218は円筒状カバーの装着検出センサであり、円
筒状カバーが被検者を覆う位置(セット位置)に移動し
た時に動作するようになっている。
【0018】次に本発明の制御装置について図3を用い
て説明する。術者が323の操作手段に対し透視画像と
コーンビームCT画像のどちらを選択するかを指示す
る。この指示により、透視画像の機能を選択した場合は
切り換え器307により受像手段106の出力は画像処
理装置300に入力され、コーンビームCT画像の機能
を選択した場合は切り換え器307により受像手段10
6の出力は画像処理装置310に入力される。先ず、透
視画像の機能を選択した場合は、画像処理装置300を
用い処理される。X線管105から放射されたX線は、
被検者(図示省略)を透過して受像装置106に入射
し、アナログ信号に変換される。このアナログ信号はA
/D変換器301でディジタル信号に変換され、画像処
理手段302に送られる。画像処理手段302は送られ
てきたディジタル画像信号に対して、コントラスト,ガ
ンマ特性変換等の画像処理を行い、これらをフレームメ
モリ303に記憶すると共に階調処理をする表示階調処
理手段304に送る。表示階調処理部304において階
調処理が済んだディジタル画像信号は、D/A変換器30
5によりアナログ信号に変換され、ディスプレイ306
に被検者の透視画像が表示される。
【0019】次に、術者が操作手段323に対しコーン
ビームCT画像の機能を選択した場合は、被検者の三次
元画像を得るために、画像処理装置310を用いる。X
線管105から放射されたX線は、被検者(図示省略)
を透過して受像手段106に入射し、この出力電気信号
をディジタル信号に変換すると共に記憶するデータ収集
手段311に送る。このデータ収集手段311からの画
像データは前処理手段312にて対数変換、ゲイン補
正、オフセット補正等の前処理を行い、この前処理手段
からのデータを受け、コンボルバ313にて前投影方向
のX線吸収データを積和演算し、さらに逆投影手段31
4にて積和演算した後のデータを後述のイメージメモリ
315に対して逆投影して重ね合わせ断層像を再構成す
る。イメージメモリ315では逆投影手段314で再構
成された断層像を記憶し、画像変換手段316で前記イ
メージメモリ上に再構成された断層像に関するデータに
ついて所望の範囲のCT値を設定するようにして、被検
者の立体像(もしくは任意断層像)をディスプレイに表
示するようになっている。
【0020】なお、上記透視画像とコーンビームCT画
像の切り換えは、操作手段323のスイッチで術者が選
択し、システムコントローラ322を介して切り換え器
307で切り換える。このシステムコントローラ322
は、X線管105のX線制御を行うX線制御手段321
と、図2に示したモータ205とこのモータ205のモ
ータ制御手段324の制御も行う。また、システムコン
トローラ322には前記障害物検出センサ111,11
2,113,114、マットスイッチ109,110、
円筒状カバー210の装着検出センサ218が接続され
ている。
【0021】以下、図4を用いて、これらセンサの動作
を説明する。コーンビームCT画像を撮影するために術
者が操作手段323のスイッチを入れると、システムコ
ントローラ322は、障害物検出センサ111,11
2,113,114の出力を取り込み、該センサで障害
物を検出した場合は、回転リング102の動作を停止す
る。前記センサ111,112,113,114が障害
物を検出していない場合は、システムコントローラ32
2にマットスイッチ109,110の出力を取り込み、
これらのマットスイッチ109,110が障害物を検出
している場合は、回転リング102の動作を停止する。
前記マットスイッチ109,110が障害物を検出して
いない場合は、円筒状カバー210の装着検出センサ2
18の出力をシステムコントローラ322に取り込み、
その動作状態を判断する。円筒状カバー210が撮影時
のセット位置にセットされていない場合は、回転リング
102の回転動作は行わさせない。円筒状カバー210
が撮影時のセット位置にセットされている場合は、モー
タ制御手段324に回転リング102が所定の回転数で
回転するようにシステムコントローラ322が指示す
る。回転リング102が360°回転し、撮影が終了す
ると、回転リング102の回転を停止させる制御指令を
モータ制御手段324にシステムコントローラ322か
ら出力する。
【0022】(実施の形態2)図1の実施例では、回転
リング102が回転してX線管105、受像装置106
が被検者に接触するのを防止するためのカバーに円筒状
のカバー210を設けた例について説明したが、これは
円筒状のものに限定するものではなく、例えば図5に示
す方形状のカバー220でも良い。この図5の実施例の
方形状のカバーの場合は製作しやすいという利点があ
る。このように、本発明はカバーの形状にこだわるもの
ではなく、要は、回転リング102が回転してX線管1
05、受像装置106が被検者に接触するのを防止でき
るものであれば、どのような形状のカバーでも良い。
【0023】(実施の形態3)図6は本発明の実施の形
態3の医用X線装置の概略構成を説明するための斜視図
である。この実施例は、文献“医歯薬出版株式会社:医
用放射線科学講座13、放射線診断機器工学、156頁の
図4−7”に記載されている床置C字形アーム装置に接触
防止用の防護カバー230を設けた例である。
【0024】この図6の床置C字形アーム装置は、円弧
状のC字形アーム601の一端にX線源であるX線管6
02が取り付けられ、他端には受像装置603がX線管
602と対向配置するように取り付けられている。床面
に固定された基台604には、その一端が回転可能に支
持されたホルダと称される支持アーム605が取り付け
られ、この支持アーム605の他端は前記C字形アーム
601にホルダと称されるスライド機構にスライド可能
に取り付けられている。この循環器X線診断装置は、C
字形アーム601の欠落側すなわちX線管602と受像
装置603とからなる撮像系が取り付けられている側か
ら天板606に設定された被検体607を挟み込むよう
にして、被検体607の撮像を行う構成である。
【0025】この装置で、上記Cアーム601が回転あ
るいは移動中に被検者607が動いた場合に、X線管6
02や受像装置603が被検者に接触することが考えら
れるので、これを防止するために円筒状カバー230を
設けたものである。この例においても、カバー230の
形状は円筒状にこだわるものではなく、X線管602、
受像装置603が被検者に接触するのを防止できるもの
であれば、どのような形状のカバーでも良い。
【0026】(実施の形態4)循環器X線検査装置は、
図6の床置C字形アーム装置の外にも種々のものがあ
り、これらの装置にも本発明の被検者の周囲を覆うカバ
ーが適用できることは言うまでもなく、例えば、文献
“医歯薬出版株式会社:医用放射線科学講座13、放射
線診断機器工学、156頁の図4−7”に記載されている天
井吊りC字形アーム装置にも上記と同様に適用できる。
また、透視撮影台とC字形アーム装置との組み合わせた
システムやX線CT装置とC字形アーム装置との組み合
わせたシステム等、X線管と受像手段が回転、移動し
て、これらが被検者に接触することが考えられる場合に
も、本発明のカバーが適用できる。
【0027】以上の実施例においては、カバーをテーブ
ル装置に取り付ける例について説明した。このカバー
は、X線管と受像装置を支持する支持装置に取り付けて
も良いが、循環器X線検査装置に用いる場合は、テーブ
ル装置に取り付ける方がカバーを支持しやすいという利
点がある。また、天井から吊り下げる方法でも良く、こ
の方法では、カバーを取り付けるスペースが不要になる
ので、装置を小型化できるという利点がある。なお、床
に直接設置する方法もあるが、この場合はカバーを床に
設置する手段が必要となる。以上の実施例によれば、X
線管と受像手段を高速で回転、移動させても被検者の安
全性を確保できる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、被検者は防護カバーに
保護されるので、X線管とX線受像装置が回転、移動す
る領域に被検者は頭部、腕、足を出すことは無くなる。
これにより、被検者の安全性は確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のX線装置の概略構成を
説明するための斜視図である。
【図2】実施の形態1の回転機構の概略構成を説明する
ための図である。
【図3】実施の形態1のX線装置の制御部および画像処
理部の機能ブロック構成を説明するための図である。
【図4】実施の形態1のX線装置における撮像系回転動
作時の動作を説明するための動作フローである。
【図5】本発明の実施の形態2のX線装置の概略構成を
説明するための斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態3のX線装置の概略構成を
説明するための斜視図である。
【符号の説明】
101 スタンド 102 回転リング 105 X線管 106 受像装置 108 天板 201 フレーム 205 モータ 210,220,230 カバー 218 カバー装着検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 博 東京都千代田区内神田一丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内 (72)発明者 羽田野 顕治 東京都千代田区内神田一丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内 Fターム(参考) 2H013 CZ00 4C093 AA05 AA11 CA33 EB02 EB12 EC16 EC24 EC28 EC33 EC51 ED30

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検者を載置するテーブル装置と、該被
    検者に対しX線を照射するX線源と、該被検者を挟み該
    X線源と対向位置され該被検者からの透過X線を検出し
    これを電気信号に変換する受像装置と、前記X線源と受
    像装置を支持する支持装置とを備えた医用X線装置にお
    いて、前記被検者の周囲を覆うカバーを設けたこを特徴
    とする医用X線装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002219118A (ja) * 2000-11-22 2002-08-06 Shimadzu Corp X線透視撮影装置
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